SAO フェイタルバレット   作:玄神

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15話 大会終了

「やあ、クレハくん達も生き残っていたんだ。

あの後、どうなったのか心配してたんだよ。」

大会終了後、心配そうな顔で話しかけて来たイツキ。

それに対して「嘘付け!」という表情で睨むシロ。

 

「あれ…?そっちのキミは誰だい?」

イツキがレイの存在に気付く。

 

「初めまして!わたしはアファシスの中でもとてもレアなType-Xです!」

レイがとても誇らしそうに自己紹介をする。

「これが…アファシス?」

それに対して驚くイツキ

「レイちゃんって名前です。」

 

「……まったく。なんで僕が落としたパンは、いつもバターを塗った方が下になるんだろう。」

「日頃の行いのせいかもしれませんね。」

残念そうに言うイツキに対して、シロが笑顔で心のうちを口にしていた。

少し驚いた表情をするイツキ。

「ちょっ…シロ!」

クレハが驚いてシロの肩を叩く。

 

「イツキさん…気にしないで下さい!この子、たまに本音をいっちゃうんで…!」

「それはフォローになってないよクレハ。」

「もーいいから、あんたは黙ってなさい!」

 

「…ハハッ。2人とも仲がいいんだね。マスターはクレハくん?」

「いいえ、自分です。」

「へぇ、ニュービーのキミがマスターなのか。その幸運を少し分けて欲しいよ。」

 

そこへキリトとアスナがやって来た。

「お帰り。ここで待っていれば来ると思ったんだ。」

「良かったら、一緒にお疲れさまパーティーをしないかなと思って。」

「仲間達とちょっとした打ち上げをするんだ。アファシスの話も聞きたいし、どうだろう?」

 

レイ、クレハ、シロ、…そしてイツキを見て

「あれ、キミはさっき戦った…」

「どうも。《光剣使い》キリトと戦えて光栄だったよ。

仲間はあっという間にやられたし、時間切れにならなければ僕も危うかった。

シロ、キミはキリトくんの友人なのかい?」

「いいえ、さっき彼から殺されかけた仲です」

嘘は言っていない。

 

「なるほど。アファシスを手に入れ、トッププレイヤーに興味を持たれる…。シロ、キミは今日世界一幸運な人だと思うよ。」

「たぶん、日頃の行いのおかげですよ。」

シロがまたも笑顔で毒を吐く。

 

「よかったら、イツキも来ないか」

「残念だけど、遠慮するよ。今日は付き合ってくれた仲間におごる約束をしているんだ。」

イツキの言葉に、少し心配そうに見るシロ。

その後イツキと別れたシロ達3人は、キリト達の打ち上げに参加することにした。

 

**********

キリト達に案内されて、ホームへ着いて行ったシロ、クレハ、レイの三人。

部屋に入ると、沢山の人がパーティーの開始を待っていた。

 

「「「おめでとうー!!」」」

 

一斉に優勝を果たしたキリト、アスナに向けて言葉が贈られる。

「パパ、ママ、おめでとうございます。」

「ありがとう。だけど、今日のお祝いは俺とアスナのじゃないんだ。」

キリトはシロとレイの方を向いて

「超レアなアファシスを手に入れた幸運なニュービーのお祝いさ。」

 

そこからシロ、レイ、クレハは自己紹介をみんなの前でした。

めずらしいアファシスについて話したり、質問されたり忙しいシロ。

途中でクラインが羨ましいなぁーと叫んで騒がしかったり。

 

**********

みんなが各々楽しんでいると、キリトがシロの側へやってきた。

「なぁ、シロ。ちょっと外に行ってみないか。」

「?」

不思議に思いつつ、キリトに着いて行くシロ。

 

2人が向かった先は展望台。

 

「急にパーティーに誘って悪かったな。騒々しくてびっくりしただろ。」

「そんなことないよ。とても楽しい。」

沢山の人に囲まれて楽しい時間を過ごすのはいつぶりだろう…とシロは思う。

「話は変わるんだけど…キミってさ、ソロタイプだろ?」

 

唐突なキリトの言葉。

確かにシロはALOの時からソロで暴れ回っていた。

「友達がいないわけでは、ないよ。」

「そりゃあ、昔の俺みたいにフレンドゼロとは違うだろうけど。なんなく近い雰囲気を感じたんだ。」

(キリトと私って似てるかな…?)

 

「キミがアファシスをかばった理由を聞いたとき、妙な親近感が沸いたというか…。」

「親近感?」

キリトは自身が効率重視タイプで、それでも体が先に動く時がある、と話す。

シロがアファシスをかばった時は損得勘定なしで「純粋にそうしたい」から出た行動だ。

この行動原理はシロ本人にしか分からないし、イツキみたいなタイプの人間は理解出来ないだろう。

 

それから仮想世界の話、GGOの話をして、

キリトとは最後に右手を差し出し、シロを歓迎してくれた。

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