ツェリスカの助言もあり、《残影の荒野》と《砂に覆われた孤島》のフィールドボスを倒し、
レイのアファシスのパーツ探索は順調に進んで行った。
もうすぐSBCフリューゲルのアップデートが予定されている。
シロは乗り遅れない為にも、情報屋のアルゴのもとへ情報が無いか、聞きに来ていた。
「アファシスのパーツ集めに関するクエストは、一部のプレイヤーにしか起きてないナ。」
アルゴでも現在ある情報は信頼性が低いという。
「ここからは推測なんだガ…」
シロはアルゴの話を聞いて次の目的地、《オールドザウルス》へ向かった。
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メンバーはシロ、レイ、それとイツキ。
クレハは用事があるとかで、来れなかった。
3人は《オールドザウルス》のダンジョン内を歩いていた。
「ステータス異常、いくよ。」
「ありがとう、イツキ。」
やはり、トッププレイヤーと呼ばれるだけあってもの凄く頼りになる存在だ。
シロがイツキに話しかける。
「今日は付き合ってくれて、ありがとう。」
「シロとフィールドに出るのは楽しいから、礼を言うことでもないさ。」
「アルファルドの方は大丈夫なの?」
「パイソン君は戻ってこいとうるさいが、なんとかやってくれてるよ。」
「さすがパイソンさん…。スコードロンを作った時から、彼はいるの?」
「いや、彼は途中からスコードロンに入って来たプレイヤーだよ。」
シロはイツキの話を聞きながら、自分がパイソンと初対面な理由が分かった。
彼がアルファルドに来たときと、シロがGGOをやらなくなった時期と重なったのだろう。
「そういえば、昔シロに少し似たプレイヤーがいたんだ。」
イツキが思い出したように話し出した。
「似てるって、女の人?」
「いや、男だよ。彼はよく僕をからかってくるし、僕の意見ややり方に異議を唱えてくる男だった。周囲には居ないタイプだったから、逆に面白かったよ。」
「えっ私って、そんな性格だったかな。」
「君は自分の考えをきちんと持っていて、僕が思いつかないような見方をしている。」
「褒められてるみたいで、照れるよ。」
「褒めてるんだよ。…だから、僕の価値観に染まらない様、気をつけてね。」
「…?うん。」
イツキの言ってる意味がいまいち理解できなかったシロは頷く事しかできなかった。
「マスター!ボスの部屋を見つけましたよー!」
先を歩いていたレイがこちらに手を振りながら、教えてくれた。
扉の向こうはボスがいるみたいだ。
「アファシスが見つけたみたいだね。行こうか、シロ。」
「頑張らないとね。」