SAO フェイタルバレット   作:玄神

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24話 クエスト失敗

SBCフリューゲルへ入る為に、向かったシロ、レイ、キリト、クレハ

アファシスを連れて行けば、フリューゲルの中へは入れる、はずだった。

 

ーーー結果的に、

強制イベントが発生し、シロ達がSBCフリューゲルへ入る事は叶わなかったのだ。

 

キリトとクレハが時間稼ぎをしてくれたおかげで、シロとレイは逃げてこられた。

しかし、残った2人が犠牲になる結果となってしまったのだ。

 

キリトのホームに戻ったシロ達は、何故フリューゲルに入れなかったのか話していた。

レイが暗い表情で謝り出したので、シロがフォローする。

 

「原因の究明も大事だけど、次の挑戦のことも考えようぜ。」

「そうだな。一度、街で情報収集してみようぜ。」

キリトとクラインが部屋の空気を変えてくれた。

 

「そうね。レイちゃんもあまり気にしちゃ…ってあれ?レイちゃんは?」

ユウキの側にいたはずのレイがいなくなっていた。

「変だなあ。さっきまでいたんだけど。」

 

まだ遠くには行ってはないと、シロは考えクレハ達にはホームで待っててもらうようにお願いした。

「1人で大丈夫かい。手を貸そうか?」

イツキが声をかけてくれた。

「ありがとう。でも、大丈夫。レイのマスターは私だから、私が迎えにいかなくちゃ。」

シロはそう言って、ホームを出て行った。

 

*******

ホームを出て、ツェリスカとデイジーに会った。

「あら、どうしたの~。この世の終わりみたいな顔をして。」

ツェリスカの指摘で、自分がどんな表情をしていたのか気付くシロ。

「今さら笑顔を作ってもダーメ。お姉さんに話してみなさい。」

 

シロはSBCフリューゲルのこと、レイが消えたことを話す。

「レイちゃんが家出?なんでなのかしら、フリューゲルには問題なく入れたわよ。」

「理由がわからなくて…。」

しかし、ツェリスカとデイジーの会話を聞いていくうちに、入れなかった原因に心当たりを思い出した、シロ。

「ストップ!そこから先はレイから聞きます!」

「はいはい。さっき、見覚えのある人影が展望台へ走って行ったわよ。早く迎えにいってあげなさい。」

「ツェリスカ…!本当に、ありがとう。今度お礼させて!」

走って展望台へ向かう。

 

 

*******

レイが1人、展望台に立っていた。

 

「レイ!」

「マスター…。見つかっちゃいましたか。」

レイはシロに背をむけたまま、言葉を続ける。

「多分、私は…ポンコツなのです。どこか故障しているかもしれません。」

「…。」

「私は失敗ばかりで、マスターの隣に立つ資格もありません。」

レイはNPCなのに、出てくる言葉は悲しい感情がこもっていて人間らしい。

役に立ちたい、それが出来ない、悔しい、歯がゆい…そんな思いがシロには伝わってきた。

 

「ごめんね、レイ。」

「どうして、マスターが謝るんですか!?」

「レイがこんなに頑張ってくれているのに、私が不甲斐ないせいで、辛い思いをさせてしまった。」

「マスターはとても優しくて、凄い人です…。」

「それは、レイが側にいてくれるから頑張れるんだよ。レイは、私から離れたい?」

「私は…マスターと一緒にいたいです。」

「私もレイと同じ。役に立つとか、立たないとかじゃなくて、レイだから側に居て欲しいと思うんだよ。」

「…!はい、私のマスターは目の前にいる、たった1人のマスターだけです。」

シロはレイの頭を撫でていると、急にレイが飛び上がった。

 

「ひとり…ひとりなんですよ、マスター!」

「急にどうしたの?」

「おやつじゃありませんでした。連れてきていい友達は1つ、までだったんです!」

「1つではなくて、1人だよ。」

「とにかく、思い出したのです。まず、フリューゲルに自由に出入りする為には登録が必要です。」

 

レイの言葉に希望が見えてきた。

 

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