SAO フェイタルバレット   作:玄神

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28話 SBCフリューゲル攻略クリア

シロ達は、SBCフリューゲルのラスボスと戦い、無事に倒す事ができた。

 

「かなりの強敵だったね。」

「ああ。全く情報も無かったからな。正直なところ、よく倒せたと思う。」

「普通なら、何度か試しに戦って、敵の特徴や戦闘パターンを確認しますもんね。」

「でも、レイちゃんのお母さんを確実に助けるには、このチャンスは逃せなかったもの。ベストな選択だったと思うわ、シロ。」

アスナがシロを褒める。

「レイを悲しませたくなかったから。」

「…そうだな。アファシスにとっても、君にとっても、この戦いはゲームではなかったんだよな。」

キリトの言葉に、イツキが驚く。

「…ゲームでは、ない?」

 

その間にもレイは、マザークラヴィーアの修復にとりかかっている。

自己修繕プログラムが働いたのか、無事にマザークラヴィーアと会話ができた。

 

『私を助けて下さった皆さん。あなたがたにはお礼をさしあげます。

きっと今後の戦いに役立つでしょう。

そして、アファシスA290-00のマスターであるあなたには…。新たな力を授けましょう。』

 

シロはステータス画面を開く。

そこには、見たことの無いスキルが追加されていた。

 

『これからも、私の愛しい子をよろしくお願いします。』

 

こうして、SBCフリューゲルの攻略を無事に終えた。

 

********

「「クリアおめでとうー!」」

キリトのホームへ戻ったシロ達は、クエスト攻略クリアを祝う為にパーティーを開いていた。

「いっぱい用意したから、どんどん食べてね。」

 

テーブルの上を見ると、たくさんの料理と飲み物が並んでいる。

「みんなお祝いに駆けつけてきてるんだから、今日は寝落ちするまでパーティーよ!」

「やったぁー!」

リズベットとユウキがとても楽しそうにはしゃぐ。

 

 

部屋にいたメンバー達とひととおり会話したあと、イツキとまだ話してない事に気付く、シロ。

しかし、部屋を見渡しても彼の姿が見えない。

側を通ったツェリスカに、イツキのことを尋ねる。

「そういえば姿を見ないわね~。もしかしたら気まずいのかもしれないわね。」

「気まずい?どうして?」

「最後にあなたと真逆の判断をしていたから。あいつ、デリカシーはないくせにデリケートだから~。」

ツェリスカの言葉に、シロは確かにそうだね。と笑う。

 

 

当の本人であるイツキは、ホームをでたところで、バザルト・ジョーに捕まっていた。

「お前さん、いいのかよ。まだ打ち上げの途中だろ。」

「別に構わないさ。後で本人とゆっくり喋るつもりだ。」

 

そこへ、ツェリスカがホームから出てきて鉢合わせをした。

「あらあら~。めずらしい組み合わせね。」

「ツェリスカじゃねえか。SBCフリューゲルの最速攻略おめでとう。」

「あなたもお祝いに来てくれたのね。…イツキ、シロがあなたを探していたわよ。」

「…ふん。」

「拗ねてないで、お祝いしにいったら?」

「は?どうしてそんな言葉が出てくるのか、意味が分からないんだが。」

「最近のあなたはとても楽しそうだわ。GGOを始めたころみたいに。」

「ああ、おれ様もそう思うぜ。よっぽどSBCフリューゲル攻略がおもしろかったんだな。」

「…はぁ。最悪な気分なので失礼するよ。」

 

イツキが不機嫌に去って行って、バザルト・ジョーは不思議がる。

「どうしたんだ、あいつ?」

「…自分のおもちゃをとられて怒ってる子供みたいね。」

「…まぁいいんじゃねえか?人形みたいなツラより、今の仏頂面の方が100倍マシだぜ。」

 

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