自由な魔導師の日常   作:ナタク

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プロローグ

幻想郷。

 

人と人外が共存する世界。

 

妖怪、妖精、魔法などが当たり前の様に存在している。

 

日本の山奥に存在するとされる、結界で隔離された土地で、いわゆる「異世界」じゃなく、外の世界と陸続きに存在する世界だ。

 

共存すると言っても、妖怪が人を喰えば、その妖怪を退治する人間もいて共存とは言い難いが、それがこの世界の在り方だ。

 

この世界は妖怪の賢者と呼ばれる、一人の妖怪の力にて生まれた世界で、その賢者が作ったルールが存在する。

 

そのルールを破れば、この世界から追放されるか、最悪その賢者に亡き者にされるかだ。

 

この幻想郷には、博霊大結界と呼ばれる結界が覆っている。

 

管理人は代々の博麗の巫女が担当している。物理的な結界ではなく論理的な結界であり、それは思いを通さない壁と言う機能で存在し、同時に思いに影響を受ける。

 

基本的に強力に遮断・隔離されて、時折結界をまたいで人や物が結界の外から中に流れ込み、逆に中から外に出てしまうことが何度もあった。

 

神隠し。

 

それが主な実行犯は結界を弄ることが出来るのは妖怪の賢者ただ一人だげだ。結界を管理している博麗の巫女も結界を緩めたりし、幻想郷の中のものを外に出したりできるらしい。

 

幻想郷は元から隔離されてはいなく、多くの妖怪が暮らしていた土地に、それを退治する家業としていた人間がやって来て住み始めた辺鄙な土地だった。

 

いくら共存関係であっても、色々と問題は多々発生していた。

 

結界が張られた後は幻想郷を維持するために、人間と妖怪の間に数や勢力のバランスが必要になり、

 

そのため人間はこれ以上妖怪が減っても増えても困るため妖怪を完全に退治しなくなり、

 

妖怪もこれ以上幻想郷の人間が減っても増えても困るため幻想郷の人間を襲うことはほとんどなくなってしまい

 

その代償として幻想郷の妖怪たちは存在意義を失ったことに、気力が衰えていった。

 

そんな時、外の世界から吸血鬼達が現れ、気力を失いかけた妖怪達と共に、幻想郷を支配しようと企んで暴動を起こしたが、博霊の巫女や妖怪の賢者達が行動して難して、事が収まった。

 

そんなこんなで生まれた幻想郷にて自由気ままに過ごすのが普通になって来たのを感じる今日この頃。

 

おっと自己紹介が遅れたな。

 

俺はシンヤ。しがないただの魔導師で、

 

妖怪の賢者が起こした神隠しによって、この幻想の地に辿り着き、もう何年生きているかもわからなくなった旅人さ。

 

と言っても、自由気ままには過ごせないのがここの生活なんだなこれが。

 

 

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