《修羅の書》
~汝、体で戦う術を極めし時、尚もまた力を求めるか?
力が欲しいなら奪い取るか掴み取るか?~
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ゲーム開始から2週間、未だ最初のステージもクリアされない。
うちのメンバーは学園とさほど変わらない。SAOでは浮いているほど明るすぎる
ギルドだ。
無論、なんの変化もないとは言い切れない、周りの変化は特にない。
異常があるのは僕自身だ。2週間も「死」と隣り合わせのレベリングをしてきた
んだから自己責任だよね・・・・・・
周りも僕の変化に気付いて声をかけてくれたけど、僕は「大丈夫」としか返していない
「よし、今日は食材取りに行くぞ!」
僕らのギルドは、多分トップギルド(正式には3層までギルドと言えないけど)
でレベルもコルもだいぶ余裕がある。ボス攻略の話もないのでクエストの成功報酬
を楽しんでいる
「「「お~!」」」 「・・・・ぉ~!」
やばい眠い・・・・もうそろそろ倒れてもおかしくないよ。
「?大丈夫かアキヒサ」
「ん?ああ、今日はパンとミルクがいいな」
「お前大丈夫か?」
話も頭に入ってこず、何か話したかも自分ではわからない。覚えているのは
ガンと床に崩れ落ちた音と誰かが僕をさすってくれていること
「アキヒサ君、大丈夫ですか?」
ああ、天使の声が聞こえる。
「っコウタ、例のブツを」
「ラジャー」
「ミズキ、口を開けてもらえるように頼んでくれ」
「あ、はい。アキヒサ君お口を開けてもらえますか?」
・・・・・はい、天使様。僕はあなたの言うことなんでも聞きます。
やっとの思い出口をあけた僕に待っていたものは
「よーし、ミナミとヒデヨシは足をコウタは手を頼む」
「「「イェス!リーダー」」」
「3、2、1、投下!」
ドロッとした感触に何とも言えない匂いが口いっぱいに広がるそして
苦すぎず酸っぱすぎずの味わいが・・・・・・・・
「オ、オロロロロエエエエエエ」
腐った牛乳じゃないか!
「大丈夫か?アキヒサ」
ニコニコと満笑の笑みを浮かべたユウジが訪ねてくる。あ、こいつやり上がったな
しかし、僕は何をしてたんだ?
「うちの一番の使い手がこれじゃあ締まらない。仕方ない今日はオフだ」
半覚醒状態から意識がはっきりすること10分気づくとユウジと一緒に
まちを歩いていた。
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俺、坂本雄二(この世界ではユウジとなっているが)は横にいアキヒサ のことが気になって仕方ない。ちらりと見るとだいぶましな顔つきになっている
彼を見て、不思議に思うことがいくつかある。
一番気になるのは彼の剣筋だ。ソードスキルは使わない、のにかかわらず俺たちが
与えるダメージをはるかに凌駕している。本人に聞いても「あ、モンスターが・・・・」
と下手なうそでごまかして、事実はわからない。
しかし、今日はあの情報屋に来てもらっている、この前手に入ったアイテムの情報、
アキヒサの秘密この二つが分かるなら一石二鳥だ
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さっきからユウジの目線が気になる、きっと僕の行動を観察しているのだろう
そういう時のやつには裏がある。だけど僕を殺すことはないだろうから
大丈夫だろう。
急に立ち止まり、左のドアを勢いよく引く短く「入れ」と僕に言って先に部屋
に入る。
後になって考えてみると、この出来事で僕らの考えは変わっていったんだと思う
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僕が部屋に入ると二人の人がいた、一人はユウジもうひとりは・・・・
「アルゴ!久しぶり」
「オ、アキ坊カ、お久だナ」
「知り合いか?なら話は早い、アルゴまずはといっても俺の推測でしかないが
『体術』らしき名前のスキルがあるか教えてくれ」
その途端、急にアルゴの顔が険しくなる
「何処でその情報を・・・・・・?」
「迷宮区で拾ったものにそれっぽいことが書いてあってな、でその様子だと
何か知ってるだろ?」
「じゃあ約束シロ、どんなことがあってもオイラを恨まないってできるか?」
「俺は別に構わない」
「アキボーは?」
「僕も全然okだよ」
「なら、2層に着いてのお楽しみダ」
「なら、本題に入ろう」
え、今のが本題じゃなかったの?
「あれは、ありえるのか?」
「正直あれはオレッチもめを疑った、あまりにも速くそして強い、
キー坊もかなわないほどにな」
「そうか、結論は出たのか?」
「アレは、システムを誤魔化してるといったほうが早いナ、ソードスキル
となんの遜色もない速さでヒットしているため、スキルと同じダメージが
発生している、と思うゾ」
「・・・フォルス、偽りのソードスキル、か」
おお、カッコイイねそれ、今度から仮からF~と名付けよう
「悪かったな、俺はもう終わりだ」
コルを取り出しアルゴに渡しながらこっちを見てくる、まるで鬼の形相だ
「アキ坊は何かあるか?」
僕の欲しい情報ね、あ、あいつのことが気になるな
「キリトは大丈夫?」
「いいお兄さんだナ、キー坊元気に遊び回ってるゾ」
「そう、じゃあよかった、代金は・・・」
「特別でタダにしてやるヨ、いいものも撮れたしナ」
?いいものが撮れた、なんだろう
「また今度ナ」
彼女はそう言って部屋からいなくなった
帰り道、ユウジは話さなかった、話したくなかったが正解だろうか?
「ごめんユウジ・・・・」
「何か謝ることでもあったか?」
畜生、馬鹿にしてるな?
「・・・・なぜ、危険を冒してあんなことをした」
まさか・・・バレていたのか。ここは言い逃れはなしだね
「力が欲しかったからさ、みんなを守ることができるほど」
すべての問いにホントのことを言おう。
「お前が死んだら元も子もないだろうが!」
彼の言い分は正しい、リーダーとしてメンバーが死ぬことはあってはならないから
「けど、僕は死なないよ、帰るまで」
そう、死ねない、向こうに帰るまでは絶対に。
「ミズキとミナミどっちが好きなんだ」
「えーとそれは・・・・・ってええええええ!」
「正直になれよ、アキヒサ?どっちがいいんだ?え?」
楽しんでるな、コンチクショウ!
「ユウジはショウコひと「もう1杯いるか?」なんでもないです」
あんなもの飲める気がしない・・・・・・
「さあ、とっとと帰ろうぜ、もう遅いし」
「あの、お願いがあるんだけど・・・・・・」
「なんだ?言ってみろ?」
「今日のことはみんなに話さないでくれないか、いつかきっと話すから
みんなに迷惑かけたくないし・・・・」
「・・・・・なら俺にも教えてくれよなアレ、」
「出来るかどうかわからないよ?」
「ハハハ!やってみなくちゃわかんない、だろ。それと無茶するのはほどほどに
な?」
「・・・・・・・うん」
けど、強くならないといけないんだ・・・・・
その言葉が出ようとするのをこらえて彼のあとについていった
次は、ボス攻略会議です
皆さん、瑞希と美波どちらがいいですか?
僕はみずきの方が好きです