ハピネスチャージプリキュアwithダークライダー   作:ロックシード

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誠司「仮面ライダーとしてプリキュアと共に戦う相楽誠司は夢の世界で全てのプリキュアと共闘した。」

め「先輩プリキュア達凄かったな~!また会いたいな~!」


ひめ「ねえ、タイトル見て思ったんだけど今回の話って13話がベースよね?12話はどうしたの?」

ゆ「何でも作者さんがライダーを出す場面がなくって諦めたそうよ。」


め「えっ!?それじゃあテスト回は!?あたしの頑張りは!?」

ゆ「無かった事になるね。」


め「そんな~!?ちょっと作者に抗議してくる!」

誠司「ちょっ!落ち着けめぐみ!あぁ~もう!どうなる第7話!」



第7話 狩人と裏切りの鬼

---side

 

 

 

 

 

エジプト。

 

 

???「はあっ!」

 

 

そこではエジプトのプリキュア…『キュアナイル』が何者かと戦っていた。

 

 

ナイル「ナイルストリーム!」

 

 

するとキュアナイルが水の柱を発射した。

 

 

 

???「ふんっ!」

 

だが相手が気張ると、水の柱を粉砕し、さらに伸ばした赤黒い光4本がナイルの四肢を拘束した。

 

 

ナイル「くっ…!あなたは一体!?」

 

 

 

???「我が名はファントム…。」

 

すると手先から光を発射し、キュアナイルを攻撃した。

 

 

ナイル「きゃあああああ!?」

 

 

すると、なんとキュアナイルは鏡に封じ込められ、プリチェンミラーと分離してしまった。

 

 

ファ「プリキュアハンターだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所。そこでは一人の巫女が舞っていた。

 

 

すると、上空から何者かが降りて来る。

 

 

 

それはブルーだった。

 

 

巫女『愛してるわ…神様…永遠に。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻影帝国の女王、クイーンミラージュはそこで目を覚ました。

 

 

ク「幸せは一瞬…愛は幻…。」

 

ディ「愛は、心を惑わす災い。」

 

 

ク「あなたに言われるまでも無いわ。ディープミラー。愛なんていらない。この世から消し去るまで。」

 

 

ファ「そのお望み、私が叶えます。」

 

そこへ、ファントムが現れた。

 

 

ファ「ミラージュ様。サハラ砂漠のプリキュア、キュアナイルを倒して参りました。」

 

ク「流石ね、私のファントム。」

 

ミラージュが右手を出すと、ファントムが口付けをした。

 

 

ホ「う~わ、キザ…。食えない男…。」

 

オ「おのれ~!プリキュアハンター!俺様より目立つとは許せん!」

 

ナ「次々とプリキュアを倒す働き者…気が合いそうにありませんぞ。」

 

 

ファ「ディープミラー。今最も手強いプリキュアは?」

 

ディ「ぴかりが丘にいるハピネスチャージプリキュアです。」

 

ファ「ぴかりが丘…。」

 

 

ディ「そして、邪魔者がもう一人。」

 

ファ「邪魔者…?」

 

 

ディ「仮面ライダー。その強さは、プリキュア達を遥かに上回ります。」

 

ファ「仮面ライダー…。」

 

 

オ「待てい!奴らは俺達の獲物だ!手柄の横取りは許さんぞ!」

 

ファ「何っ?」

 

 

ク「良いわ。ぴかりが丘のプリキュアとライダーは、あなた達三人に任せるわ。」

 

オ「おお!ミラージュ様!」

 

 

ク「でも、もし倒せなかったら、その時は…分かってるわよね?

 

 

オ「も、もちろんです!なっ?」

 

と、ナマケルダとホッシーワの二人に同意を求めるが…

 

 

オ「うん!?あっ!お前ら!」

 

いつの間にか二人ともオレスキーの後ろに隠れていた。

 

 

ク「ファントム、世界中のプリキュアを片付けてちょうだい。私のために。」

 

ファ「ハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大使館 リビング

 

 

『ドドドドレス!変わルンルン!』

 

 

めぐみ達は、おやつのケーキを食べて平和な一時を過ごしていた。

 

 

ひめはドレスプリカードを使って…

 

 

『姫!どこですか~!姫~!』

 

ひめ「は~い王子様ぁ!私はここよ~!」

 

『どうかご返事を!』

 

ひめ「イエス!アイムヒアナ~ウ!」

 

 

テレビを見ながらお姫様になりきっていた。

 

 

誠司「何でテレビ見るのにおしゃれする必要があるんだ…?」

 

リ「登場人物になりきるのですわ。最近ひめは恋愛ドラマにはまってるんですわ。」

 

誠司「午後の主婦か?」

 

 

ひめ「分かってな~い!将来の予行練習!いつ白馬に乗った王子様が迎えに来るかわからないのよ!」

 

誠司「流石に白馬は無いと思うが…。」

 

 

め「えっ?ひめも早く食べなよ。ケーキ美味しいよ。」

 

ゆ「王子様じゃお腹は膨れないんだなぁ~。」

 

 

ひめ「も~っ!あなた達お年頃の女の子として、大事なものが欠けてない!?」

 

 

『姫~!返事を~!』

 

ひめ「ハッ!マイ プリンス!」

 

 

『姫…あなたとはもうお会いできないのか…。』

 

 

そのセリフを聞いたブルーは悲しげな表情を浮かべた。

 

 

『あなたに…私の本当の気持ちをお伝えしたい…。』

 

 

そしてそのままブルーはリビングを後にした。

 

 

め「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロスミラールーム

 

 

空になったある箱の中を見て、何故かクイーンミラージュを思い浮かべたブルーは、箱を閉じた。

 

 

め「何ここ?綺麗…!」

 

するとブルーを追い掛けてきためぐみが、クロスミラールームの中に入って来た。

 

 

ブルー「めぐみ…。」

 

め「えへへ、ついて来ちゃった。ねぇ、この部屋何?鏡がいっぱいだね!」

 

 

ブルー「クロスミラールームだよ。ここにある鏡は、世界の色々な場所と繋がっているんだ。」

 

 

め「じゃあ、ここから世界中に行けるの?」

 

ブルー「そうだよ。」

 

め「すっご~い!」

 

 

め「ん?何その箱?」

 

ブルー「これはアクシアだよ。」

 

 

め「アクシアって、確か誠司が来た時に言ってた箱だよね?」

 

ブルー「そう。世界に災いを及ぼす者達を封印していた箱。これが開けられた事によって、幻影帝国との戦いが始まったんだ。いわば、不幸の源だよ。」

 

 

め「そうかな?キラキラ綺麗なだけじゃなくて、何か優しい感じ。私は愛を感じるよ。」

 

 

ブルー「愛…か。すまないめぐみ…しばらく一人にしてくれないかな?」

 

め「え、でも…」

 

 

ブルー「お願いだ…。」

 

め「う、うん…。」

 

ブルーの懇願を聞き、めぐみはクロスミラールームを出た。

 

 

ブルー(君達は、僕の様になってはいけない…。苦しませるのは、僕だけで十分なんだ…。)

 

ブルーは両手で持ったアクシアの箱を見て、心の中で呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

め「あれ?誠司?」

 

 

クロスミラールームから戻って来ためぐみは、ある場所へと向かおうと外に出た所、ドアの近くに座っていた誠司を見つけた。

 

 

め「どうしてここに?」

 

誠司「ドラマが終わっても白雪がうるさくてな…。逃げて来たんだよ。」

 

 

め「あはは…。で、ひめは?」

 

誠司「妄想の世界にトリップしてる。大森は聞き流してるみたいだぞ。もう帰るのか?」

 

め「ううん。ちょっと行きたい所があるの。」

 

 

め「そうだ!良かったら誠司も一緒に行こっ!」

 

誠司「あ、オイ!」

 

誠司の手首を掴み、走り出すめぐみ。

 

 

め「レッツゴー!」

 

そのまま二人は、ある場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぴかり神社

 

 

誠司「ぴかり神社?何でここに?」

 

め「ちょっとお願い事しようと思って。」

 

 

誠司「おいおい、身近に神が居るのに神頼みかよ。」

 

め「あっちの神様とこっちの神様は別だよ!」

 

誠司「何だよそれ?」

 

 

め「早くサイアークを倒せますように!」

 

小銭を賽銭箱に入れて手を二回叩き、願った。

 

 

誠司「そう言うのは、神頼みじゃなくて、自分で強くならなきゃ意味無いだろ。」

 

め「む~…良いじゃん別に…。」

 

めぐみが頬っぺたを膨らませて怒った。

 

 

誠司「だけど、その気持ちは俺も一緒だ。早くサイアークを倒して、この世界を救わなくちゃな。」

 

誠司も半ば呆れながらも、その願いは一緒だった。

 

め「もちろん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、謎の突風が起こった。

 

 

誠司「何だ!?」

 

 

突風が収まると、二人の前に、なんとファントムが現れた。

 

 

め「誰…?」

 

誠司「気を付けろめぐみ…!。アイツからヤバい力を感じる…!」

 

 

ファ「そこをどけ。死にたくなければな。」

 

するとファントムは、手にエネルギーを溜め、光線を放とうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォ「ファントム!」

 

だがそこへキュアフォーチュンが突如現れ、飛び蹴りを放った。

 

 

ファ「……」

 

ファントムは腕のガントレットで防ぎ、フォーチュンは距離を取って着地した。

 

 

誠司「キュアフォーチュン!?」

 

フォ(相楽君…!?)

 

 

ぐら「気配を辿って来てみれば、コイツはビンゴだったぜ!」

 

フォ「プリキュアハンター・ファントム!ここであったが百年目よ!」

 

 

ファ「俺を知っているのか?何者だ?」

 

フォ「私はキュアフォーチュン!あなたに大切な者を奪われた者よ!」

 

 

ファントムに立ち向かうが、片腕で防がれたり、かわされてしまう。

 

 

ファ「筋は悪くない。今までのプリキュよりはマシだ。」

 

 

フォ「フォーチュンスターバースト!」

 

スターバーストを放ってファントムに命中させる。

 

 

ファ「だが、俺を倒すには力が足りない。」

 

しかしこれも防がれて効いて無かった。

 

 

フォーチュンは上に跳んで翼を展開し、後ろを取って飛び蹴りを放つが、足首を掴まされて投げ飛ばされた。

 

 

更にファントムはエネルギー刃を放ち、フォーチュンの背中に直撃させた。

 

 

ダメージを受けたフォーチュンは落下し、地面に叩きつけられた。

 

 

ぐら「フォーチュン!」

 

誠司「おいおい、マジかよ…!」

 

 

め「そんな…あんなに強いフォーチュンでも敵わないなんて…!」

 

 

誠司「急いでひめ達に伝えるぞ!」

 

め「う、うん!」

 

急いで連絡を取ろうとする誠司達。しかし…。

 

 

誠司「しまった!キュアライン大使館に置きっぱなしだった!」

 

め「あたしも置いて来ちゃった!」

 

二人とも大使館にキュアラインを置きっぱなしにして来ていたのだ。

 

 

ファ「やはり夢とか愛など、下らない事で戦うプリキュアが、このファントムに敵う筈がない。」

 

フォ「プリキュアを馬鹿にしないで…!私は!大好きなあの人を助けるんだから!その為に、あなたを倒す!」

 

 

ファ「キュアフォーチュン、幸福の名を持つプリキュアよ。その程度の力で俺に挑んだ事を嘆きながら、消えろ。」

 

ファントムがフォーチュンに止めを刺そうとしたその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠司「そうは…させるかぁ!」

 

ファ「がっ…!」

 

後ろから来た誠司に気付かず、背中に飛び蹴りを受けた。

 

 

誠司「めぐみ!」

 

め「うん!やろう!」

 

 

めぐみがプリチェンミラーを、誠司は『黒い音叉』を取り出す。

 

 

『変わルンルン!』

 

 

め「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」

 

 

ラ「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」

 

 

めぐみがキュアラブリーに変身し、誠司は音叉を左足に当てる。すると不思議な音色が響き、額の前へ音叉を翳すと、額に鬼の紋章が浮かび上がった。

 

 

誠司「歌舞鬼。」

 

 

静かにそう呟くと、誠司の体が桜吹雪に包み込まれていく。

 

 

誠司「フゥゥゥゥゥゥ、ハァッ!」

 

 

やがて彼の気合いの入った声と歌舞伎役者のようなポーズと共に、周りの桜吹雪が取り払われ、誠司の姿は変わっていた。

 

 

左右非対称の角に、赤・緑・金色の派手な色をした姿へとなっていた。

 

 

誠司は『仮面ライダー歌舞鬼』に変身した。

 

 

ラ「凄~い!今度は鬼のライダーなんだ!」

 

 

フォ(え!?どう言う事!?)

 

何も知らないフォーチュンは、誠司がライダーに変身した事に驚いていた。

 

 

ファ「貴様もプリキュアだったのか。それに、貴様がライダーだったのか。」

 

誠司「お前は一体何者なんだ?」

 

 

ファ「俺はプリキュアハンター・ファントム。全てのプリキュアを狩る狩人だ。」

 

誠司「狩人?」

 

ファ「そうだ。俺はこれまでに数多くのプリキュアを倒して来た。貴様達も今、同じ運命を辿るだろう。俺の手によってな。」

 

 

誠司「そうはさせない!まずは奴を遠ざける!ラブリー!」

 

ラ「分かった!」

 

 

誠司は再び音叉を取り出す。

 

 

誠司「音叉剣!」

 

 

すると音叉が片刃の刀…『鳴刀 音叉剣』に変形した。

 

 

誠司「ハァッ!」

 

ラ「ラブリー!パンチングパンチ!」

 

 

歌舞鬼は音叉剣から真空刃を、ラブリーはパンチングパンチを一斉に放った。

 

 

三つの攻撃はかわされるも、距離を取らせる事には成功した。

 

 

 

 

 

 

 

ラ「大丈夫?」

 

フォ「余計な事しないで!あなた達の力なんか借りない!」

 

 

ラ「余計な事じゃないよ!同じプリキュアだもん!大好きな人を助ける為にプリキュアしてるんでしょ?あたしも大好きな人の為にプリキュアしてる!だから一緒に頑張ろっ!二人はプリキュアなんだから!ね?」

 

 

誠司「ラブリー、頑張るのは二人だけじゃ無いだろ?」

 

ラ「もちろん!」

 

 

ぐら「意地を張ってても、ファントムには勝てないぜ。」

 

フォ「ぐらさん…。」

 

ぐら「出来る事全部ぶつけなきゃ太刀打ち出来ない。奴はそう言う相手だぜ。」

 

誠司「その妖精の言う通りだ。一人で出来る事なんて、たかが知れてるしな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠司「行くぞ!」

 

ラ「押忍!」

 

フォ「行くわよ!」

 

ラブリー・フォーチュン・歌舞鬼の三人がファントムに立ち向かう。

 

 

ラブリーとフォーチュンが先行して攻撃を繰り出すが、ガントレットで防がれる。

 

 

ファ「ふん!三人になった所で、大して変わるものか!」

 

そう言うと、手から光弾を放った。

 

 

誠司「させるか!」

 

すると歌舞鬼は和風な傘…『鬼傘』を開いて、光弾を防いだ。

 

 

ファ「なっ…!?」

 

 

ラ「フォーチュン!」

 

ラブリーとフォーチュンが手を繋ぎ、ファントムに向かって突進する。

 

 

ラ・フォ「「はあああああぁぁぁぁっ!」」

 

エネルギーを纏った拳から、同時に一撃を放つ。

 

 

ファ「何っ…!?」

 

あまりのパワーに後退るファントム。

 

 

ラ「行けるよ!皆!」

 

フォ「そろそろ決めるわよ!」

 

 

 

 

誠司「まずは俺だ!」

 

 

音叉剣と鬼傘を仕舞った歌舞鬼は後ろ腰から先端が鬼の顔の様になったバチ…『音撃棒 烈翠』を取り出し、腰のバックルの『音撃鼓』から緑のエネルギーで作られた音撃鼓を目の前に浮かび上がらせ、音撃棒を握りしめて構える。

 

 

誠司「音撃打 業火絢爛!」

 

 

すると歌舞鬼は音撃棒 烈翠で目の前に浮かんだ音撃鼓を勢い良く叩き、叩かれた音撃鼓はファントムに放たれた。

 

 

ファ「ぐっ…!」

 

 

ラ「次はあたし達が!」

 

フォ「決める番よ!」

 

 

ラ「愛の光を聖なる力へ!ラブプリブレス!」

 

フォ「星の光を聖なる力へ!ラブプリブレス!」

 

左腕に付けられたラブプリブレスのダイヤルを回す。

 

 

ラ「プリキュア!ピンキーラブシュート!」

 

フォ「プリキュア!スターダストシュート!」

 

ラブプリブレスからハート型のエネルギー弾と星型のエネルギー弾を発生させ、パンチして相手に向けてピンキーラブシュートとスターダストシュートを放った。

 

 

ファントムに命中して決まったかと思いきや…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファントムの周りに黒いエネルギーが覆われ、ピンキーラブシュートとスターダストシュートを打ち破った。

 

 

フォ「そんな…!私達の技がかき消されるなんて…!」

 

 

ファ「まさかお前達ごときに、この剣を抜く事が来ようとはな…。」

 

ファントムが抜いたカットラスから強大なエネルギーが感じられた。

 

 

誠司(あの剣からとてつもない力を感じる…!あれが奴の本気か!)

 

 

ファ(一人のプリキュアは弱い。だが共に戦う事で力が何倍にもなる。そして仮面ライダー、一人でプリキュアを上回る力を持つ。やはりプリキュアもライダーも、一人残らず倒す!)

 

 

そう思い、また戦おうとするが…

 

 

ファ「ぐっ…!」(ダメージを受け過ぎたか…!)

 

これ以上戦うのは危険だと判断したファントムは、カットラスをホルスターに戻した。

 

 

誠司「?」

 

 

ファ「今日の所はここで退いてやる。貴様達は地球の神、ブルーを知っているな?」

 

ラ「あなた、神様の知り合いなの…?」

 

 

ファ「全てはミラージュ様の為、この手で全てのプリキュアとライダーを倒す。ブルーに伝えろ。全てに貴様にあるとな。」

 

そう言うとファントムは引き上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ「フォーチュン!イエーイ!」

 

ラブリーがフォーチュンと喜びを共に交わそうとするが避けられてしまう。

 

 

フォ「勘違いしないで。これは今回だけ。あなた達やキュアプリンセスと一緒に戦う気は無いわ。」

 

 

ラ「そっか…今日は力を貸してくれてありがとね!キュアフォーチュン!」

 

ぐら「こっちこそ礼を言うぜ!」

 

 

誠司「ところで、お前は一体どこでプリキュアの力を手に入れたんだ?」

 

ラ「もしかしてフォーチュンも愛の結晶を?」

 

 

フォ「違うわ。この力は、姉から譲り受けたものよ。」

 

誠司「姉?」

 

 

フォ「姉の名は、キュアテンダー。」

 

 

誠司「もしかしてお前、ファントムにやられた姉を取り戻す為にプリキュアになったのか?」

 

フォ「答える義理は無いわ。」

 

そう言い、フォーチュンとぐらさんは飛び去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ「危なかった~…」

 

誠司「あれでまだ本気じゃなかったからな…。プリキュアハンター・ファントムか…幻影帝国にも、あんなのが居たなんてな。」

 

そう言い、二人は変身を解除した。

 

 

誠司「世界中のプリキュアを倒してるって言っていたが、あの力を見ると本当かも知れない。気を引き締めないと、他のプリキュアと同じ目に遭うかもな…。」

 

 

め「そうだね!これからもっと気を引き締めて頑張らなくちゃ!打倒サイアークだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロスミラールーム

 

 

誠司「こんな場所があったんだな…。」

 

大使館に戻った二人はクロスミラールームに入る。

 

 

ブルー「どうしたんだいめぐみ?それに誠司君も?」

 

 

誠司「ブルーさん、あなたはファントムを知っていますか?」

 

ブルー「何故その名を君達が…?」

 

 

め「あたし達、さっきぴかり神社でファントムと戦ったの。フォーチュンと一緒に戦って、どうにかなったんだけど、凄く強かった…。」

 

 

誠司「それと、キュアフォーチュンは、姉のキュアテンダーから力を譲り受けたって言ってました。大切な人を奪われたって言ってたから、恐らくファントムに姉を奪われたんだと思います。」

 

 

め「ファントムは全ての元凶は神様にあるって言ってたけど、そんな事無いよね?…神様…?」

 

その話を聞いたブルーは悲しげな表情を浮かべ、拳を握りしめていた。

 

 

 

そして、黒髪に巫女服を纏いながら踊る女性の事を思い浮かべていた。

 

 

ブルー「いいや、確かにファントムの言う通り、全ての元凶で、不幸の源はきっと僕なのかも知れない。」

 

め「えっ…?」

 

 

ブルー「こうやって年頃の君達に戦わせて、僕は何も出来ない。まったく最低な神だね…僕は…。」

 

 

め「そんな事無いよ!神様のおかげでプリキュアになれたし、ひめとも友達になれたもん!神様は一人じゃないよ!あたし達がついてるから!だから、辛くなったらあたし達に相談して?」

 

誠司「俺達で良ければ、いつでも相談に乗りますよ。」

 

 

ブルー「ありがとう…!君たちがプリキュアで、仲間で本当に良かったよ…!」

 

めぐみ達に励まされ、仲間で本当に良かったと伝えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、その頃ひめ達は…

 

 

 

 

 

 

 

 

ひめ「王子様~!」

 

ゆ「むにゃ…もう食べられない…。」

 

 

 

まだ妄想の世界にトリップしてたり、腹いっぱいになって昼寝していたりしていた。

 

 

続く!

 

 





いかがだったでしょうか?


グリスの新フォームを見て一言…格好良すぎだろぅ…!

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