ハピネスチャージプリキュアwithダークライダー   作:ロックシード

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仮面ライダージオウを見て一言…。


これからの行く末が気になる!!


本編第14話がベースです!

それではどうぞ!


第8話 少年ヒーローと海の支配者

---side

 

 

大使館のテレビではプリキュアウィークリーが放送され、プリキュアハンター・ファントムに倒されたプリキュアについて報道していた。

 

 

美代『イギリス最強のプリキュアがまさかの敗北!その後もモスクワ、シドニー、ローマなど、世界各地で活躍するプリキュアが相次いで同じ強敵に破れてしまいました!その強敵はプリキュアハンターと名乗ったとの事ですが、その正体は未だに謎に包まれています!』

 

 

リ「許せませんわ!プリキュアハンター・ファントムめ!」

 

誠司「まさかこんなにプリキュアが倒されてたなんてな…。」

 

 

美代『世界が!プリキュアが!大ピンチです!』

 

 

ゆ「めぐみちゃんが無事で良かったよ。キュアフォーチュンも敵わなかったんでしょ?」

 

め「うん…。でも三人で戦ってなかったら、あたしやられてた…。」

 

ひめ「ええっ!?そんなにピンチだったの!?」

 

め「心配かけてごめんね。でも大丈夫!あたしとひめとゆうゆうと誠司の力を合わせれば!きっと…プリキュアハンターに…勝てる…と思う…。」

 

段々とその言葉から元気が無くなっていった。

 

 

ゆ「めぐみちゃん、大丈夫?」

 

ひめ「めぐみ、元気出してよ~」

 

 

め「プリキュアハンターは強すぎるよ…。ちょっとプリキュアの自信無くしちゃったかな…。」

 

 

ブルーはというと、暗い表情を浮かべていた。

 

 

め「神様、大丈夫?あたし達いつでも相談に乗るよ?」

 

ブルー「ありがとう、めぐみ。僕は大丈夫だよ。確かにファントムは強い。でも、それを心配して暗い気持ちになったりするのは良くないよ。幻影帝国の目的は、この世界を不幸にする事だ。だからこそ、こちらが明るく、楽しく、幸せでいる事が大切なんだよ。」

 

リ「流石ブルー様ですわ!心配しすぎて不幸になったら、それこそ相手の思う壺ですわ!」

 

 

め「暗くなってる場合じゃない!何か楽しい事しよう!」

 

 

ゆ「美味しい楽しい潮干狩りは?」

 

め「そうだ!明日は子供会の潮干狩り大会だった!」

 

 

ひめ「潮干狩り?」

 

め「海で貝を拾って、焼いて、皆でワイワイ食べるんだよ!」

 

ゆ「お醤油が焦げる香りが最高なのよ!」

 

ひめ「マジで!?行きたい!」

 

リ「美味しそうですわ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

 

『バスバスバスガイド!変わルンルン!』

 

 

めぐみが三枚のプリカードを重ね合わせてプリチェンミラーのトレイにセットし、ミラーボールを下から上へ回すと、バスガイドの姿に変わった。

 

 

め「皆~!おはっよう~!今日はあたしが、皆のバスガイドさんで~す!これからバスに乗るからね~!」

 

誠司「点呼取るぞ~。」

 

バスの前にはめぐみ達だけでは無く、子供達も多くいた。

 

 

誠司「なんだよその格好?」

 

め「旅行を盛り上げようと思って!」

 

 

真央「お兄ちゃん、まだ卓真が来てないよ?」

 

 

「俺はここにいるぞ!」

 

『?』

 

 

「疾風の如く駆け付けて!疾風の如く貝を取る!仮面タクマー!」

 

お面とベルトとマントを着けた少年…『卓真』がポーズを取って叫んだ。

 

め「お~!」

 

真央「またやってる…。」

 

 

えり「卓真君はヒーローに憧れてるの。」

 

め「そうなんだ。」

 

えり「最近はね、仮面ライダーに憧れてるんだって。」

 

 

ひめ(その正体、すぐ近くにいるんだけどね~…。)

 

ひめが誠司の方をチラッと見る。

 

誠司「?」

 

 

卓真「この星の平和は、俺が守る!」

 

真央「そんな事言っても、何かあるとすぐ逃げるじゃん。すぐ泣くし。」

 

 

卓真「そんな事無い!今まではまだ本気出して無かっただけで…!」

 

真央「嘘ばっかり。」

 

卓真「嘘じゃない!」

 

 

め「あのねぇ、実はあたしもヒーローなんだ。」

 

卓真「え!」

 

誠司「!?」

 

ひめ「ちょっとめぐみ!?」

 

 

め「ひめ、あたしは、実は…めぐみマンなんだ!」

 

ひめ「…え?ソウダッタノ?」

 

 

卓真「お姉ちゃん、本当にヒーローなのか!?」

 

め「いざとなれば、目からビーム出すよ!」

 

 

誠司(まあ、嘘は言ってないな。うん。)

 

 

め「めぐビーム!」

 

卓真「だったら俺は!スーパー卓真カノン!」

 

 

め「仮面タクマー凄~い!」

 

卓真「めぐみマンもな!」

 

 

ひめ「女子なのにマンなのか~…。」

 

誠司「気にしない方が良いぞ。」

 

 

真央「も~めぐみちゃん!卓真に合わせないでよ~!」

 

誠司「そろそろ出発の時間だぞー。皆ー、もうすぐ出発するからバスに乗ってー。」

 

 

め「あたし達も行こっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

め「美味しい海がいっぱいぱ~い♪ザックリザクザク潮干狩り~♪美味しく食べましょ海の幸~♪バスガイドの愛乃めぐみです!」

 

めぐみ達と子供を乗せたバスが海へと向かい、バスの中ではめぐみが歌を歌っていた。

 

 

め「潮干狩り大会へようこそ!盛り上がって行くよ~っ!」

 

『わ~~いっ!』

 

 

ひめ「テンション高っ!」

 

ゆ「可愛い~。」

 

 

真央「めぐみちゃん可愛い!」

 

 

卓真「うっ…は…吐きそう…。」

 

一方の卓真は、車酔いして吐きそうな状態となってた。

 

 

ひめ「大丈夫!?はい、エキケット袋!」

 

卓真「どうも…。」

 

 

ゆ「アメなめる?スッキリするよ。」

 

ひめがエキケット袋を取り出し、ゆうこはアメをあげた。

 

 

真央「卓真ったら、いっつもこうなんだから。」

 

卓真「面目無い…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてバスは会場の海に到着した。

 

 

め・ひめ・ゆ「「「海~っ!」」」

 

 

誠司「集合しろ~!」

 

ゆ「皆~!集まって~!」

 

 

め「皆~、準備はオッケーかな~?」

 

『は~い!』

 

 

卓真「バッチリだぜ!」

 

真央「さっきまでぐったりしてたくせに。」

 

 

ゆ「一番いっぱい取った人には、大森ごはん特製焼きおにぎり、ダイナマイト大盛り盛りをプレゼント!」

 

 

め「他にも美味しい参加賞をいっぱい用意してるから、お楽しみにね!」

 

 

誠司「後、俺達の見えない所に行ったらダメだからな~?」

 

 

ゆ「ではでは、潮干狩り大会…」

 

め・ゆ「「スタート!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

卓真「行っけ~!仮面タクマー!蛤ゲットアタッーク!」

 

 

卓真が意気込んで蛤を取りに向かうが、石に引っ掛かって転んでしまった。

 

 

ゆ「大丈夫?」

 

め「頑張れ!ヒーローは転んでも立ち上がるものだよ!」

 

 

卓真「おう!」

 

 

ゆ「はいタオル。」

 

卓真「ど、どうも…。」

 

 

め「頼りにしてるよ、仮面タクマー。」

 

卓真「…任せろ!相楽~!俺何か今日モテモテだ~!この調子で頑張るぞ~!」

 

 

真央「バッカじゃないの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆ「これは美味しい蛤のパワーを---」

 

ゆ・リ「「感じますわ~!」」

 

めぐみ達も潮干狩りを始めていた。

 

 

め「あたしはあっちで大量ゲットだ~っ!」

 

 

ひめ「これが蛤か~。」

 

ひめが蛤を手に取った瞬間…

 

 

 

ピシュ!

 

 

 

ひめ「!?」

 

蛤が水を吐き、ひめの顔面に直撃した。

 

 

ひめ「水が出た~!」

 

ゆ「イキの良い証拠だよ~。」

 

 

卓真「よし!今こそ、ヒーローが活躍する時だ!ハマグリサーチ起動!」

 

 

卓真「ロックオン!」

 

 

卓真「ハマグリゲットストリーム!」

 

卓真は勢い良く走りながら熊手を動かす。

 

 

卓真「フィニッ~シュ!」

 

 

掬い上げた手の上には、たった一個しか乗ってなかった。

 

ひめ「少なっ!」

 

真央「ほーんとバカなんだから。」

 

 

め「貴重な一個だね。」

 

ゆ「きっと美味しいよ。」

 

 

卓真「よ~し!二人を仮面タクマー隊員にしてやろう!」

 

ゆ「ええ?いいの?」

 

め「光栄であります!」

 

 

卓真「めぐみマンとゆうこマンの入隊を許可する!」

 

 

卓真(ついに俺も隊長か~…。)

 

卓真「ヒーローって最高だ~!」

 

 

卓真「大量ゲット、スペシャルアタック!」

 

そう言って卓真は地道に貝を探し始めた。

 

 

ひめ「地道に頑張り始めた!」

 

ゆ「貝を取るにはそれが一番。」

 

 

め「隊長!自分も地道に頑張るであります!」

 

 

卓真「頼むぞめぐみマン!ヒメルダーも頑張れ!」

 

ひめ「えっ!?私はひめマンじゃないの!?」

 

何故か自分だけマン付けでは無く、本名も呼ばれた事にひめは驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

誠司「卓真の奴、楽しそうだな。」

 

真央「デレデレしちゃって、バッカみたい。」

 

 

誠司「そう言うなって。あいつは良い奴なんだ。いつも皆の役に立ちたいって思っててさ。」

 

 

真央「でも、失敗ばっかだよ?」

 

誠司「そうだな。でも、俺はあいつみたいな奴、嫌いじゃないぜ?」

 

 

 

 

 

 

 

ゆ「任務完了で~す!」

 

め「隊長のハマグリサーチのおかげで、大量ゲットできました!」

 

卓真「うむ!めぐみマンも頑張ったな!」

 

卓真のバケツの中には大量の蛤が入っていた。

 

 

ゆ「蛤って凄いよね~。」

 

め「凄い?」

 

卓真「どう言う事だ?ゆうこマン?」

 

 

ゆ「焼いて良し、煮て良し。小さいのに栄養満点で、皆の為に活躍している所。卓真隊長と同じですね。」

 

め「おおっ!確かに!隊長!凄いッス!」

 

 

卓真「よ~し!皆の為に、もっともっと頑張るぞ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、離れた場所にある灯台では、オレスキー達がいた。

 

 

オ「むむむ!いかん!いかんぞ!あの浜辺は危な~い!若いやる気が満ち満ちている!」

 

 

オ「ナマケルダ!」

 

ナ「はいはい。やる気が気に入らないのですね。」

 

 

オ「そうだ。やる気ある若い芽は---」

 

ホ「俺様の出世の妨げになるのよね?」

 

 

オ「お前達、分かってきた様だな、俺様の事が。」

 

 

ホ「ええ、メンド臭いって事がね。」

 

ナ「ホント、メンド臭いですぞ。」

 

 

オ「良い感じになってきたぞ。我らオレスキートリオは!」

 

ナ・ホ「「トリオ!?」」

 

 

オ「良し!やる気が出て来た~っ!」

 

オ「若い芽!摘むぞ~っ!」

 

オレスキーはそう叫び、灯台から飛び降りた。

 

 

ナ「一人で行っちゃいましたぞ。」

 

ホ「ホント、メンド臭い男。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠司「よいしょっと…!」

 

誠司は鍬で蛤を掘り出した。

 

 

子供達『うわ~!ありがとう!』

 

誠司「どういたしまして。ふぅ…そろそろ時間か…。」

 

 

誠司「よーし皆!後10分だ~!」

 

誠司が時計を見て、残り10分だと伝えた。

 

 

卓真「何っ!後10分!?」

 

め「隊長!後10分頑張りましょう!」

 

卓真「おう!」

 

 

真央「卓真!えりちゃんが大変なの!直ぐ来て!」

 

卓真「何っ!?」

 

 

卓真は、まだあまり取れていない、えりの分の貝を取るのを手伝い始めた。

 

 

ゆ「卓真君、偉いよね。皆の役に立とうと頑張ってる所。」

 

 

ひめ「隊長何してるの?」

 

ゆ「えりちゃんがまだ少ししか取れて無いから、真央ちゃんと手伝っているのよ。」

 

 

め「あたしも隊長を手伝いたい!」

 

ゆ「邪魔しちゃ駄目。ここは隊長に任せましょう。」

 

め「ええ~?」

 

 

ひめ「なるほど~。」

 

リ「なるほどですわ。」

 

ひめとリボンは納得した。

 

 

ゆ「めぐみマンは、好きとか嫌いとかに、もっと興味を持った方が良いかも。」

 

め「えっ?」

 

 

ゆ「さぁ、行きますよ、ヒメルダー、めぐみマン!お料理の準備をしなくては~!」

 

ひめ「わぁ~い!蛤ジュージュー!」

 

ひめとゆうこは調理の準備に向かった。

 

 

め「好きとか…嫌いとか…。」

 

 

め「…?なんでだろ…どうしてあの時の事が…?」

 

 

め「何で…誠司の顔が浮かんだんだろ…?」

 

初めて誠司が戦った時の事を思い出し、胸に違和感を感じためぐみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えり「わぁ~っ!いっぱい取れた!真央ちゃん!卓真君!ありがとう!」

 

卓真「良いって事よ!」

 

 

えり「でも、これじゃあ卓真君より私の方が多くなっちゃうよ?」

 

卓真「それで良いって。」

 

 

えり「そんなの悪いよ。このままじゃ私が一番になっちゃう。卓真君のバケツ、持ってくるね!」

 

 

 

 

 

オ「いか~ん!せっかく一番になれるのに、自ら譲るなど愚かなお子様よ!」

 

 

卓真「何者だ!」

 

オ「俺様登場~!」

 

海の中からまたしてもチョイアークに担がれた御輿の上に乗ったオレスキーが現れた。

 

 

卓真「相楽!えり!ここは仮面タクマーに任せて逃げろ!」

 

えり「でも…。」

 

真央「駄目だよ!卓真も一緒に鏡にされちゃうよ!」

 

二人を庇うようにして前に出た卓真が逃げるように促す。

 

 

オ「女子二人の前で格好付ける…。その様な羨ましい行為は、このオレスキー様だけが許されるのだ!」

 

 

真央「また私!?」

 

 

オ「鏡に映る未来よ!最悪に変えろ!」

 

 

オ「カモン!サイアーク!」

 

卓真達を鏡の中に閉じ込め、ハマグリサイアーク二体を誕生させた。

 

 

リ「!サイアークですわ!」

 

誠司「何でこんな所にまで…!」

 

 

オ「若い芽を摘め!潮干狩りを台無しにするのだ!」

 

 

ひめ「わっ!隊長!」

 

め「また真央ちゃんが!」

 

ゆ「隊長は二人を守ろうとしたんだね。」

 

 

め「皆!隊長達を助けよう!」

 

 

誠司(今回は海か。ならコイツの出番だな!)

 

 

『変わルンルン!』

 

 

め・ひめ・ゆ「「「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」」」

 

 

ラ「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」

 

プ「天空に舞う青き風!キュアプリンセス!」

 

ハ「大地に実る命の光!キュアハニー!」

 

 

ラ「ハピネス注入!」

 

プ・ハ「「幸せチャージ!」」

 

ラ・プ・ハ「「「ハピネスチャージプリキュア!」」」

 

 

三人がプリキュアに変身し、誠司は水色、青、赤のメダルがセットされた円形のバックル…『ポセイドンドライバー』を取り出して、腰に巻いた。

 

 

誠司「変身!」

 

 

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

 

 

誠司がそう叫ぶと、ベルトから三つの紋章が浮かび上がり、それらが一つになると、誠司の体が吸い込まれ、誠司の姿が変わっていた。

 

 

サメを模した顔、クジラを模した青い鎧、オオカミウオを模した赤銅色の下半身、胸の部分にはサメ、クジラ、オオカミウオの紋章が三角形で描かれている。

 

 

誠司は『仮面ライダーポセイドン』に変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブリー・プリンセス・ハニー・ポセイドンの四人がチョイアークに立ち向かう。

 

 

ハ「ハニーバトン!クリスタルソング!ラ~~~♪」

 

ハニーがクリスタルソングを発動し、チョイアークの戦意を喪失させた。

 

 

プ「やっちゃうよ!プリンセス!爆弾ボンバー!」

 

プリンセスが逃げるチョイアークに爆弾ボンバーを放った。

 

 

ラ「あたしはフォームチェンジで行くよ!」

 

 

ラ「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」

 

 

ラ「チェリーフラメンコ!」

 

ラブリーが三枚のプリカードを重ね合わせてプリチェンミラーのトレイにセットし、ミラーボールを下から上へ回す。

 

するとラブリーの姿が変わり、チェリーフラメンコへフォームチェンジした。

 

 

ラ「プリキュア!パッションダイナマイト!オ・レ!」

 

フラメンコダンスを舞いながらラブプリブレスを叩き、パッションダイナマイトを放って、チョイアークを一掃した。

 

 

 

誠司「お前ら、命乞いはするなよ?時間の無駄だ!」

 

ポセイドンがそう叫ぶと、オオカミウオを模した槍…『ディーペストハープーン』ですれ違い様にチョイアークを斬り倒す。

 

 

誠司「ふんっ!」

 

そして、一体のチョイアークを掴んだと思うと…。

 

誠司「はぁっ!」

 

そのまま投げ飛ばし、投げ飛ばされたチョイアークは群がっていたチョイアークに激突し、まとめて海に落ちた。

 

 

 

 

オ「プリキュア!仮面ライダー!お前らも一番になりに来たのか?」

 

 

ラ「一番とか二番とか関係無い!」

 

ハ「私達は美味しい蛤を食べたいだけなんだから!」

 

プ「皆で集めた蛤を、楽しく美味しく分け合うのよ!」

 

 

オ「ふん!俺様が一番!蛤は全て俺様の物なのだ!行け!サイアーク!」

 

 

誠司「一体は俺がやる。お前達はもう一体を頼む。」

 

そう言うとポセイドンは、サイアークの足下にディーペストハープーンから水色のエネルギー刃を放ち、サイアークを吹っ飛ばして海に放り込んだ後、自分も海の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

プ「卓真隊長は、この第三の隊員、ヒメルダーが助ける!」

 

ハ「ゆうこマンも行きますよ!」

 

プリンセスとハニーが先行する。

 

 

プ「おりゃりゃりゃりゃりゃっ!」

 

プリンセスがサイアークに連続パンチを繰り出し、ハマグリサイアークが手に持った熊手をプリンセスに向けて振り下ろすが……。

 

 

ハ「ハニーテレポート!」

 

 

ハ「じゃじゃ~ん!」

 

ハニーが発動したハニーテレポートによってかわされた。

 

 

ラ「仮面タクマーのヒーロー魂は、この美しきプリキュアのヒーロー魂が受け取りました!」

 

 

ラ「ラブリー!ロサトンメルタ!」

 

大量のバラの花びらが竜巻を起こし、サイアーク達の視界を遮る。

 

 

オ「何も見えん!」

 

 

ハ「ハニースーパーソニックスパーク!」

 

その隙にハニーがマラカスモードのハニーバトンからスーパーソニックスパークを放ち、ダメージを与えた。

 

 

プ「飛ばすよカッター!プリンセスカッター!」

 

プリンセスがプリンセスカッターを放ち、更にダメージを与えた。

 

 

ラ「情熱の炎を受けて、美味しくなってね!」

 

 

ラ「ラブリー!ファイヤーフェスティバル!」

 

 

サイアークの周りに炎が放たれ、サイアークを焼いて行く。

 

 

ラ「オ・レ!」

 

その叫びと共に炎の威力が増し、ハマグリサイアークの殻が開きそうになる。

 

 

オ「いか~ん!美味しく焼き上がってしまうではないか…!」

 

 

 

 

 

すると海の中からポセイドンの手によってダメージを受けまくったサイアークが投げ飛ばされた。

 

 

ハ「後は美味しくいただくだけね。」

 

誠司「それじゃあ、サイズもデカいし、切り分けますか!」

 

 

するとポセイドンはディーペストハープーンに水色のエネルギーを溜め、

 

誠司「はぁっ!」

 

一気に斬撃を放った。

 

 

斬撃が命中し、ハマグリサイアークは真っ二つになって、爆発した。

 

 

 

 

 

 

ハ「命の光を聖なる力へ!ハニーバトン!」

 

両端が光ったハニーバトンを振り回す。

 

 

ハ「プリキュア!スパークリングバトンアタック!」

 

 

ハ「イエーイ!」

 

ハニーバトンを頭上に挙げ、巨大な四つ葉のクローバー状のエネルギーを宇宙空間から敵の上に落とすスパークリングバトンアタックが命中した。

 

 

ハ「命よ!天に還れ!」

 

 

スパークリングバトンアタックが命中し、二体目のサイアークも浄化された。

 

 

鏡に閉じ込められていた卓真達も救われ、周りも全て元に戻った。

 

 

 

 

 

ハ「オレスキーさん、一緒に蛤食べましょう?」

 

オ「えっ?いいのか?」

 

 

オ「お、俺様に優しくしても無駄だぞ!その手は桑名の焼き蛤だ!」

 

オレスキーはギャグを言って退いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

えり「助けてくれてありがとう!」

 

真央「私なんて二回目だよ。」

 

 

プ「幻影帝国には気を付けるんだよ!」

 

真央~・えり「「うん!」」

 

 

誠司「卓真君、身を挺して二人を守ろうとしたその勇気、見事だったぞ。」

 

卓真「み、見てたのか?」

 

誠司「もちろん。」

 

 

ラ「仮面タクマー!格好良かったよ!」

 

プ「勇気あるじゃん!」

 

ハ「隊長、またね。」

 

誠司「その勇気、忘れるなよ。」

 

そう言うと、プリキュア三人は飛んで行き、ポセイドンは海に飛び込んだ。

 

 

卓真「プリキュアと仮面ライダー…!マジでスゲーよ…!やっぱりヒーローはああでなくちゃな!」

 

 

えり「卓真君も凄かったよ!幻影帝国に立ち向かったもん!」

 

真央「まあね。仮面タクマーって、子供っぽいって思ってたけど私、卓真の事見直した!」

 

 

卓真「俺、ヒーローとして皆を守って来たけど、いっつも上手く行かなくて…!そんな風に言ってみらうの初めてで…!俺、ヒーローやってて良かった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

め「隊長が真央ちゃんに認められて良かった。」

 

 

リ「これは、灼熱のサンバのパワーを感じるですわ~!」

 

リ「こちょこちょして下さいな…。」

 

 

リボンが鼻をくすぐられてくしゃみを出すと同時に、レポーターとハニー用のプリカード…『ココナッツサンバ』が出て来た。

 

 

ひめ「これは新しいフォームチェンジのカード!」

 

め「レア!?レアなの!?」

 

 

ゆ「ココナッツサンバか、どんな技を出そうかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、潮干狩りのクライマックスと言っても過言では無い、皆で取った貝を食べる時間が来た。

 

 

誠司「美味いなこれ。」

 

め「これはご飯何杯でもいけるよ~!」

 

 

ゆ「隊長、ご飯のお代わりいかがですか?」

 

卓真「頼むゆうこマン!」

 

 

誠司「大森!俺も頼む!」

 

真央「こっちにもお願いしま~す!」

 

ゆ「喜んで~!」

 

 

ひめ「潮干狩りって美味しい~!」

 

め「美味し過ぎて幸せハピネス!」

 

 

あまりの美味さに、ご飯が進むのであった。

 

 

 

続く!

 

 


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