ハピネスチャージプリキュアwithダークライダー   作:ロックシード

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投稿が遅くなって大っ変お待たせして申し訳ありませんでした!!

試験があったりモチベーションが上がらなかったりと、中々思い通りの文章が書けませんでした。


待っていてくれた皆様!申し訳ありません!!



第15話がベースです!

それではどうぞ!


第9話 母の日の潜入

誠司side

 

 

俺が家で本を読んでいる時の事だった。

 

 

誠司「ん?電話?」

 

突然、スマホが鳴り、画面を見てみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着信 神様」と書かれていた。

 

 

誠司「(神様?ブルーさんの事か?いや、ブルーさんだったらキュアラインにかけてくるはず…。まさか!?)はい、もしもし?」

 

 

神『おお、繋がった、繋がった。久しぶりじゃのう。誠司君。』

 

 

やっぱり、俺を転生させてくれた神様か…。でも今さら何の用だ?

 

 

神『実は君に用事があってのぅ。』

 

誠司「用事…ですか?」

 

神『うむ、君に新たにライダーの力を授けようとおもってのう。』

 

 

!新しいライダーの力!それはありがたい!でも…。

 

誠司「その力を貰っても俺には使い方は分かりませんよ?」

 

 

神『そう言うと思って、お前さんのスマホにいくつか動画を送ったぞ。』

 

えっ!?マジですか!?

 

 

神『動画を全部見終わったら、そっちに自動的に送る様にしたから、大切に使うんじゃぞ~。』

 

そう言うと神様は電話を切った。すると、いつの間にかスマホの動画の画面が開いていて、それを確認すると、いくつか確かに動画があった。

 

 

誠司「えっと、なになに…。ビルドの映画に…最終回!?」

 

えっ!?ビルド終わったの!?確かにもうそんな時期だけど!これは、確認しないとな…。

 

 

誠司「よっしゃぁ!今日は全部まとめて見てやらぁ!」

 

そう叫ぶと俺は動画を再生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後…。

 

 

 

 

誠司「良かった…。ビルドマジ良かった…。」

 

俺はマジ泣きしていた。だって、最後戦兎だけ独りになったと思ったら、万丈も居て独りじゃなかったんだもん!あんなの泣くしかないもん!

 

 

すると…。

 

 

誠司「うわ!?何だ!?」

 

突然、眩い光に包まれ、光が収まると、そこには、『仮面ライダーブラッド』の変身アイテムがあった。

 

 

誠司「この力…。ありがたく使わせてもらうぜ!」

 

俺は決意を新たにするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---side

 

 

め・真央「「お母さ~ん!」」

 

ある日、めぐみと真央が、箱を持ってリビングに現れた。

 

 

め「あのね、いつもありがとうね。はい、母の日のプレゼント!」

 

そう言って箱を手渡した。

 

 

かおり「わぁ~、ありがとう~!朝から頑張って焼いたケーキね!」

 

め「トッピング盛り盛りケーキだよ!」

 

かおり「なんか見てるだけでパワーが出て来ちゃうわ。ありがとうね、めぐみ。」

 

め「えへへへ……///」

 

 

そう言われて照れるめぐみ。しかし、頑張って作ったんだろうけど、ペロペロキャンディーを使うのはどうかと……

 

め「そんな事無いよ!」

 

かおり「?どうしたの?めぐみ?」

 

め「いや…なんか今バカにされた気が……。」

 

 

真央「私もお母さんに、じゃ~ん!真央特製のバナナケーキで~す!」

 

そう言ってケーキの入った箱を手渡した。

 

真央「明日の朝も早いでしょ?このケーキ食べて仕事に行くと良いよ。」

 

 

ひろ子「朝からケーキ?」

 

かおり「ひろ子~?真央ちゃんが一生懸命作ったなのよ?」

 

真央「そうだぞ~?大変だったんだから~。」

 

かおり「ごめんごめん。」

 

 

誠司「俺からは月並みだけど、はい。」

 

そう言って誠司はカーネーションを手渡した。それについうるうるしてしまうひろ子ママ。

 

 

ひろ子「誠司も真央もサンキューね!二人共本当に良い子なんだから!もう親にそっくり!」

 

そう言って二人を抱き締めるひろ子ママ。その様子を暖かい目で見る愛乃親子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少しして、大使館では。

 

 

ひめ「は~い、ゆうこ。あ~ん。」

 

ゆ「あ~ん。」

 

ひめがゆうこにケーキをあ~んさせて食べさせる。

 

 

ゆ「美味しい~!…って、ひめちゃん、母の日のプレゼントのケーキ食べちゃうの?」

 

ひめ「うん。だってどうせお母様に渡せないじゃん。」

 

そう言いながら自分で作ったカップケーキを食べる。

 

 

ゆ「そっか。ひめちゃんのお母さんは、ブルースカイ王国にいるんだっけ…。」

 

ひめ「一人でこれ食べたら太っちゃうし、遠慮無く食べてよ。」

 

 

め・ゆ「「…うん。(コクッ)」」

 

するとめぐみとゆうこはアイコンタクトを取った。

 

 

ゆ「一つずつラッピングして~…」

 

め「このカゴに入れよう!」

 

ゆ「ラジャー!」

 

するとめぐみとゆうこがカップケーキをラッピングし、カゴに入れ始めた。

 

 

ひめ「何々?食べないの?」

 

 

め・ゆ「「じゃ~ん!」」

 

ゆ「だって、このケーキはひめちゃんのお母さんのだもん。」

 

め「うんうん。」

 

 

ひめ「え~っ?そう言わずに食べてよ~!」

 

 

め「ひめ、そのケーキ、ちゃんとお母さんに届けようよ!」

 

 

ひめ「え~~っ!?いやいやいや!そんなの無理だよ~!」

 

 

め「今日は年に一度の母の日!お母さんに感謝の気持ちを伝える日なんだよ!」

 

ゆ「せっかくレーズンが好きなお母さんの為に、美味しいドライケーキを作ったんでしょ?」

 

め「渡さないなんて駄目だよ!」

 

そう言ってドライケーキの入ったカゴを手渡す。

 

 

め「いつもは言わないけど、本当はお母さんに会いたいって思ってるんだよね?」

 

ひめ「えっ…。何で分かるの?」

 

 

め「分かるよ!友達だもん!」

 

ゆ「うん。」

 

 

ひめ「……私、お母様に会いたい!このケーキを渡したい!」

 

 

め「じゃあ皆で行こうよ!ブルースカイ王国へ!ひめのケーキをお届けデリバリー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リ「そんなの無理に決まってるでしょうが~!王妃様に会いに行く為にブルースカイ王国に行くだなんて!命からがら逃げて来たのをお忘れですの!?」

 

リボンの叫びがリビングに響いた。

 

 

ひめ「忘れて無いよ!…忘れる訳無いじゃん…。」

 

 

リ「今じゃブルースカイ王国は、幻影帝国に乗っ取られて、不幸の源…ひめが暮らしてたお城だって、クイーンミラージュが我が物顔で住み着いてるですわ。」

 

 

ひめ「分かってるよ~!」

 

リ「それに、会うって言ったって、王妃様は鏡の中ですわ!」

 

 

ひめ「でも、会いたいの…!このまま何年も会わなかったら私、お母様の顔も忘れちゃうよ…!たまにはお母様に会ったって良いじゃない!」

 

 

め「今日は何と言ったって、年に一度の母の日!こんなに美味しいケーキを作ったら、お母さんに届けないとね。」

 

ゆ「うん!」

 

 

誠司「こう言ってるんだ。俺も一緒に行くから、それなら良いだろ?」

 

 

リ「駄目ったら駄目!第一ブルー様だって許さないはずですわ!」

 

ひめ「やだやだやだ!行くったら行く~!」

 

 

ブルー「言っておいで。」

 

一同『えっ!?』

 

そう言うとブルーは微笑んだ。

 

 

ひめ「やったぁ~!」

 

リ「ええ~っ!?」

 

 

こうしてブルーの許可を得て、ドライケーキを届ける為にブルースカイ王国に向かう事になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロスミラールーム

 

 

ブルー「ここはクロスミラールーム。この鏡は、世界のあらゆる所に通じている。」

 

 

すると、一つの鏡が光り出した。

 

ブルー「ブルースカイ王国へのミラーゲートを開けたよ。」

 

ひめ「ありがとう、神様。」

 

そして、その鏡にはブルースカイ王国が映っていた。

 

 

ひめ(お父様…お母様…。)

 

 

ブルー「一つ注意して欲しい。幻影帝国に支配された今のブルースカイ王国では、プリキュアの力はほとんど発揮出来ない。」

 

め・ひめ・ゆ「「「ええ~!?」」」

 

 

ブルー「もし敵に見つかったら、誠司君を除いて君達に勝ち目は無い。僕もここからフォローはするけど、くれぐれも捕まらないようにするんだよ。」

 

 

ひめ「分かったわ。」

 

め「行こう!皆!」

 

ひめ・ゆ「「うん!」」

 

 

誠司「ちょっと待ってくれ。」

 

め・ひめ・ゆ「「「?」」」

 

誠司「行く前に、一緒に連れて行く奴を紹介しとこうと思ってな。」

 

ひめ「一緒に連れて行く奴?」

 

 

誠司「ああ、来い。」

 

すると、何処からかコウモリ型モンスターを模したメカ…『アークキバット』が飛んで来た。

 

 

アーク『やった~僕の出番なんだね~。』

 

 

め「コウモリ?」

 

誠司「ああ、こいつはアークキバット。俺の仲間だ。」

 

め「へえ~!そうなんだ!あたしめぐみ!よろしくね!」

 

ひめ「あたしはひめ。白雪ひめよ。よろしく。」

 

ゆ「ゆうこで~す。アークちゃん、よろしくね。」

 

アーク『よろしく~。』

 

 

ブルー「それじゃあ誠司君、アークキバット、ひめ達の事を頼んだよ。」

 

誠司「分かりました。」

 

アーク『了解~。』

 

 

めぐみ達は、ミラーゲートを通ってブルースカイ王国へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ブルースカイ王国に到着して見たのは、丘の上で鏡に閉じ込められた人達だった。

 

 

ひめ「…ここが、ブルースカイ王国だよ。」

 

 

ゆ「人々が鏡に…話には聞いていたけど…」

 

誠司「これじゃあ、まるで墓標だな…。」

 

 

ひめ「活気があった町も、笑顔溢れる公園も、こんな悲しい姿に変わってしまったの…。私の大切な、お父様もお母様も…。」

 

 

め「酷い!酷過ぎるよ!何でこんな事するの!?」

 

 

リ「ぴかりが丘だって他人事では無いですわ!幻影帝国に乗っ取られたら、一夜にしてこうなってしまいますわ!」

 

 

め「えっ!?ぴかりが丘も!?」

 

 

ゆ「そうならないように、私達プリキュアと相楽君が頑張ってるじゃない!」

 

リ「その通りですわ!幻影帝国をのさばらせておく訳にはいかないですわ!」

 

め・ひめ「「うん!」」

 

 

すると、チョイアークの軍団が行進していた。

 

 

め「何あれ?」

 

リ「シッ!警備員ですわ。」

 

 

ゆ「何か、うじゃうじゃいるけど…。」

 

ひめ「まとめてやっつけるとか?」

 

め「よ~し!」

 

 

リ「待って下さいな!今日はプレゼントを届けに来た事をお忘れ無く。」

 

 

誠司「二人共、もうブルーさんに言われた事を忘れたのか?ここではプリキュアの力が発揮出来ない。多分チョイアークもいつもより強いハズだ。」

 

アーク『下手に戦っても~、数で来られて負けるだけだよ~。』

 

 

リ「奴らとは戦わず、ひたすら隠れて隠れて隠れまくるですわ!」

 

 

め「隠れまくり?そうだ!こんな時はアレだよ!」

 

 

『にんにん忍者!変わルンルン!』

 

 

三人が三枚のプリカードを重ね合わせて、プリチェンミラーのトレイにセットし、ミラーボールを下から上へ回すと、三人の格好が忍者になった。

 

 

 

 

 

 

誠司「悪いけど、ここからは別行動だ。」

 

ひめ「えっ?どうして?」

 

 

誠司「俺は皆と違ってプリカードは持っていない。なら、出来る事は決まってるだろ?」

 

 

リ「まさか!自分から囮に……!?」

 

誠司「ああ。元からそのつもりで来た訳だし。」

 

 

め「一人じゃ危険だよ!」

 

誠司「心配すんな。アークキバットも居る。」

 

アーク『その通り~。』

 

 

誠司「それに俺はライダーだ。ライダーなら、ここで戦っても何の問題も無いハズ。俺が迎撃してる間に、城に向かってケーキを届けてくれ。届け終わったら、キュアラインにすぐに連絡してくれ。いいか?変身しても、戦うんじゃなくて、逃げる事を最優先にしろよ。もう一度言っておくぞ。逃げる事を最優先にしろよ。」

 

 

め「…分かった!」

 

誠司「じゃあまた後で合流しようぜ。」

 

 

そう言うと、誠司は右手を前にかざした。

 

 

誠司「…変身。」

 

アーク『じゃあ、行きますか~。どろ~ん、どろん。』

 

するとアークキバットが誠司の腰に出現したベルトのバックルに取り付いた。

 

 

アーク『へ~んし~ん。』

 

 

すると、誠司の体が浮遊し、アークキバットから金色の魔方陣が出現し、魔方陣に浮かぶ紋章を潜り抜けると、誠司の姿は変わっていた。

 

黄色の複眼の仮面の頭部には角が生えており、全身、漆黒に包まれた鎧の胸部には、力の暴発を防ぐ為の鎖…『カテナ』が巻かれていた。

 

しかし、何より目に付くのは、3mを越える巨体だった。

 

 

誠司は『仮面ライダーアーク』に変身した。

 

 

ひめ「デカっ!?」

 

め「うわ~!おっきい~!」

 

ゆ「ご飯何人分必要かなぁ~…。」

 

リ「そう言う問題じゃないと思いますわ…。」

 

 

すると、アークの巨体に気付き、チョイアーク達が集まって来た。

 

 

誠司「さあ!まとめてかかってこい!」

 

そう叫ぶと同時に、チョイアークの群れへと走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークが囮となっている隙に、めぐみ達は城へ向かった。アークが囮になっているおかげで、見つかる事無く、城が見える所まで来れた。

 

 

ひめ「あれが私のお城よ。」

 

ゆ「えっ?あのおっきいお城?」

 

め「凄い!一体何部屋あるんだろ?」

 

 

ひめ「大き過ぎるのも困るよ…。よく迷子になったもん。」

 

め・ゆ「「へぇ~…。」」

 

 

リ「ちょ、ちょっと皆さん!のんきな事言ってる場合じゃないですわ!あれを見るですわ!」

 

リボンが指差した先には、二体の騎士サイアークがいた。

 

 

ゆ「あんな所にサイアークが!」

 

ひめ「でも、お城へは、この広場を抜けるしかないんだよね。」

 

 

すると、突然騎士サイアークがどこかへ向かった。

 

 

ゆ「あら?サイアークが移動したわ。」

 

リ「きっと誠司の方へ向かったんですわ!」

 

 

め「今のうちに行こう!」

 

その隙を逃さず、先へと進んだ。

 

 

リ「お城の入り口はすぐそこですわ!」

 

 

更に先へと進み、遂に城の入り口近くに到着するが、二体の騎士サイアークが見張っていた。

 

 

め「見て!サイアークが二体も!」

 

ゆ「さすがにここから離れる訳にはいかないだろうしね。」

 

 

リ「王妃様はお城の中にですし…困ったですわ…!」

 

 

ひめ「大丈夫大丈夫。」

 

め・ゆ・リ「「「えっ?」」」

 

ひめ「ここは任せて。」

 

 

ひめ「えいっ!」

 

ひめが城の壁を押すと、隠し通路が出て来た。

 

 

ひめ「こっちこっち。」

 

め・ゆ「「ええ~っ!?ここ~!?」」

 

 

ひめ「お母様の部屋への近道だよ。」

 

リ「何と!こんな隠し通路が!?全然知らなかったですわ~!」

 

ひめ「だって、皆が知ってたら隠し通路にならないじゃん。」

 

 

ひめ「子供の頃、こっそり抜け出す時に使ってたんだよね。」

 

リ「それも初耳ですわ~!」

 

 

め「子供の頃は楽々と通れたんだね~。」

 

ゆ「もう少し成長する前に来たかったかも。」

 

隠し通路を通りながら、そんなやり取りを行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、遂に目的地である王の間に到着した。

 

 

そこには、国王と王妃…ひめの父親と母親が鏡の中に閉じ込められていた。

 

 

ひめ「お父様…お母様…。」

 

両親を見たひめは、涙目になった。

 

 

め「ひめ、ひめはお母さんによく似てるね。」

 

ひめ「うん…。よく言われる。」

 

 

リ「ひめ、王妃様にケーキを…。」

 

ひめ「あ…。そうだった。」

 

 

母親が閉じ込められた鏡の前に、ケーキの入ったカゴを置いた。

 

 

ひめ「これ、母の日のプレゼント。卵も割れなかった私が、ケーキを作るなんてびっくりでしょ。お母様が大好きなレーズンを、たーっぷり入れたんだよ。」

 

 

そこに、めぐみのキュアラインに誠司から連絡が入った。

 

 

め「誠司からだ!」

 

誠司『お前ら、配達は終わったか?』

 

 

め「うん。今終わった所だよ。」

 

ゆ「これから出るわ。」

 

 

め「ちょっと待って。その前に、誠司にもひめの両親を見せてあげるね。」

 

誠司『手短かにな。』

 

 

めぐみはキュアラインをひめの両親の方に向けた。

 

め「これがひめのお母さんとお父さんで、ひめはお母さん似なんだよ。」

 

誠司『確かに似てるな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがそれも束の間、王の間に大量のチョイアークが現れた。

 

 

め「チョイアーク!」

 

誠司『どうした!』

 

 

め「ごめん!後で合流するから!」

 

そう言うと、通信を切り、プリチェンミラーを取り出した。

 

 

リ「急いでプリキュアに変身ですわ!」

 

 

『変わルンルン!』

 

 

め・ひめ・ゆ「「「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」」」

 

 

ラ「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」

 

プ「天空に舞う青き風!キュアプリンセス!」

 

ハ「大地に実る命の光!キュアハニー!」

 

 

ラ「ハピネス注入!」

 

プ・ハ「「幸せチャージ!」」

 

ラ・プ・ハ「「「ハピネスチャージプリキュア!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディ「城内にプリキュアが侵入した模様です。」

 

ク「またプリキュア?懲りないわね。どうせすぐやられるというのに。」

 

ディ「また、外ではサイアークとチョイアークの半数以上が巨大な仮面ライダーによって戦闘不能になっている模様です。これ以上倒されると、ブルースカイ王国にいる戦力の大半が無くなるでしょう。」

 

ク「たった一人になんてザマなの?残った者は全てこちらに来るように伝えなさい。」

 

ディ「かしこまりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プ「たくさん来た!」

 

リ「さあ!早く!」

 

四人は外の方に出るが、外もチョイアークでいっぱいだった。

 

 

プ「うわぁ!?どうしよう…。」

 

ラ「降りよう!」

 

 

そう提案するラブリー。しかし、プリンセスは王妃達を見て名残惜しそうにしていた。

 

 

するとラブリーはプリンセスの両手を手に取った。

 

ラ「行こっ。」

 

プ「…うん。」

 

そして、ラブリー達は城の外に飛び降り、着地した。

 

 

ホ「あーら、ハピネスチャージプリキュアちゃんじゃない。わたくし達のお城にわざわざ来てくれるなんて、ご親切ねぇ。」

 

すると、目の前にはホッシーワが立っていた。

 

 

リ「きゃ~!見つかっちゃったですわ~!取り敢えず逃げて誠司と合流するですわ~!」

 

ラ「分かった!」

 

 

慌てて逃げようとするラブリーとハニー。しかし…

 

 

プ「ふざけないで!何が私達のお城よ!ここは私のお城よ!」

 

プリンセスがホッシーワの言った言葉に反応してしまった。

 

 

ホ「はぁ?あらやだ、よく見たら本当にこの国のプリンセスじゃない。プリンセスがキュアプリンセスの正体なんて、や~ね~単純過ぎて気付かなかったわ~。(棒)」

 

 

プ「あなた達最低よ!絶対に許さない!」

 

 

プ「愛と怒りの~!プリンセスボール!」

 

 

ホ「きゃ~!」

 

ホッシーワにプリンセスボールを放つが…

 

 

ホ「なんつって。」

 

簡単に弾き飛ばされた。

 

ホ「わたくし、ナ~イスレシーb」

 

 

???「ふん!」

 

ホ「はっ?」

 

 

すると、ホッシーワの近くにいた騎士サイアークの体を、アークトライデントが貫いた。

 

 

ホ「何!?どういう事!?」

 

誠司「こういう事だ。」

 

 

ホッシーワが周りを見ると、そこにはアークがいた。

 

 

先程のは、アークがサイアークに向けてアークトライデントを投げたのである。

 

 

ホ「仮面ライダー!?て言うかデカっ!?」

 

 

誠司「急いで戻るぞ!今回の目的はもう達成出来たはずだ!」

 

リ「何しているんですの!ここではプリキュアの力は大幅にパワーダウンしてますのよ!ブルー様に言われたのをお忘れですの!?」

 

 

プ「でも…お父様とお母様が…!」

 

リ「でももスモモもありませんわ~!とにかくここから脱出するですわ~!」

 

そう叫びながらプリンセスの髪を引っ張るリボン。

 

 

ホ「もうお嬢ちゃん達は袋のネズミよ。」

 

ナ「ここで始末すれば、出張の手間が省けて楽チンですぞ。」

 

すると、ナマケルダが現れた。

 

オ「クイーンミラージュ様の見ている所でプリキュアと仮面ライダーをやっつければ、俺様の評価もうなぎ登りだ!」

 

更にはオレスキーも現れた。

 

ホ「わたくしが先に見つけたのよ!」

 

すると三人は、口論を始めた。

 

 

ラ「とにかく今は、一緒に帰ろう。」

 

プ「うん…。」

 

誠司「奴らが口論してる間に、急ぐぞ。」

 

 

オ「俺様の地位を狙っているのか!」

 

ホ「俺様の地位なんて狙って無いわよ!」

 

 

ナ「どうでもいいですが、逃げましたぞ。プリキュアと仮面ライダー。」

 

ホッシーワとオレスキーが口論してる隙に、既にラブリー達は逃げていた。

 

 

オ「!?奴らを捕まえろ!」

 

四体のサイアークと大量のチョイアークが五人を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハ「プリンセス!しっかり走って!」

 

 

誠司「クソっ!もう追い付かれたか!」

 

そして直ぐに追い付かれてしまった。

 

 

誠司「コイツらを倒してから行くか!」

 

 

するとアークはアークキバットに鍵の描かれたフエッスル…『ウェイクアップフエッスル』を吹かせた。

 

アーク『wake up!』

 

すると、アークの胸のカテナが外れ、アークの胸にブラックホールが出現した。

 

 

ラ「えっ!?何あれ!?何あれ!?」

 

 

すると、何とサイアーク達を吸い込んでしまった。

 

 

ラ・プ・ハ「「「えっ?…ええええええ!?」」」

 

 

誠司「よし!行くぞ!」

 

ラ・プ・ハ「「「う…うん…。」」」

 

流石にこれは三人も驚くしかなかった。

 

 

 

 

すると、ラブリーのキュアラインに連絡が入った。

 

ブルー『直ぐ近くに帰るためのミラーゲートを開いた!早く脱出してくれ!」

 

 

誠司「よし!行くぞ!」

 

四人はすぐさまミラーゲートへと走り出した。

 

 

リ「あれですわ!」

 

 

誠司「お前ら!急げ!」

 

ラ「分かってるけど、力が入らないの!」

 

 

誠司「仕方ない!」

 

するとアークは三人は三人を抱き抱えた。

 

 

ラ「えっ!?誠司!?」

 

誠司「このまま行くぞ!」

 

 

そのままアークはミラーゲートへ飛び込んだ。

 

ブルースカイ王国から無事、脱出したのだった。

 

 

ブルー「良かった、無事だったみたいだね。」

 

誠司「ええ、お陰様で。」

 

 

クロスミラールームに戻った五人を見て、ブルーは安堵の表情を浮かべたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大使館。

 

 

ひめ「私じゃやっぱり、お母様やお父様、ブルースカイ王国も守れないのかな…。」

 

悲しげな表情を浮かべてひめはそう呟いた。

 

 

め「そんな事ないよ!あたしも誠司がいなかったら、チョイアークにも負けてたんだから!」

 

ゆ「幻影帝国の中でプリキュアの力が弱くなるなら、私達がもっと強くなろうよ!」

 

め「力が落ちるのなら、あたし達がその分だけ強くなればいいんだよ!」

 

ゆ「私もそう思うな。ゆっくり皆で強くなって行こうよ。焦らないでね。」

 

 

ひめ「そう…だよね。私達がもっと強くなればいいんだもんね。」

 

 

め「ひめにはあたし達がついてるんだから!」

 

リ「わたくしもついてるですわ!」

 

ブルー「僕もいるよ。」

 

誠司「俺もな。」

 

アーク『僕もいるよ~。』

 

 

ひめ「皆…ありがとう…!」

 

 

リ「でも、もう帰って来られないと思いましたわ。」

 

め「逃げまくって大変だったけど、無事にひめのケーキを届けられて良かったよ。」

 

 

リ「正直誠司がいなければ、ヒヤヒヤしてたかもしれませんわね。」

 

め「今回は誠司がいてくれたお陰で逃げ切れたもんね。」

 

 

め「一緒に強くなって、一緒にお母さんを助けようね!」

 

ひめ「うん!」

 

 

誠司「じゃあ、ビシバシとシゴこうか。リボンとの約束もあるし。」

 

笑顔で手をポキポキ鳴らせながらそう言う。

 

ひめ「お、お手柔らかに…。」

 

 

ひめ(私、強いプリキュアになって、必ず助けに行くから。待っててね。お母様。)

 

 

いつかきっと、両親を救い出す事を、改めて心に誓ったひめだった。

 

 

続く!




如何だったでしょうか!


お気に入り登録や感想お待ちしてます!


次回もお楽しみに!





※『アークキバットは喋らない』と言う指摘を受けましたが、本作ではレイキバットと同じように喋る設定にしました。ご了承ください。

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