夢のチカラ Episode origin~Before the Animarle   作:みーぷ

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あくまでも固有名詞は作者が中学から書き進めているシリーズなので実名が多くでてしまっています。
また、1度「小説家になろう」に投稿したものですが、そちらの方が親にブロックされたので、こちらで再投稿という形になります。
まだまだ至らぬ点が多いですが、友達に読んで欲しくての投稿です。すみません。


Prolog 〜 第1章 未だ知らない物語

Prolog

 

「うわー、ついに4日後修学旅行だー!」

「そうだね…。早いもんだね」

どこかしんみりという声に先に声を上げた方があきれたように呟く。

「もう…迷子にならないか心配だよ」

すると後者が不満そうに反駁した。

「大丈夫でしょ。もう中3だよ?」

「根拠なさすぎ。方向音痴は直さなきゃいつまで経っても方向音痴だよ」

「なにそれひっどーい」

 

※ ※ ※

 

「――とか言った数時間後に熱で保健室でしょ?残念だったよね」

その発言に大して恨めしげに言葉を返す。

「もう!いちいち掘り返さなくていいでしょ!一番気にしてんのは自分なんだから。ほんとに萎えたよあれは…」

「ごめんごめん。お土産買ってきてあげたじゃん」

「何その仕方なくやりましたよ感。まったくもう…。

でもさ、あれは泣けたよ〜」

「あれ? 何それ。そんな感動するようなことあったっけ?」

「言ってなかったっけ?私の例のプーさんを誰かに…あれ?誰に…?」

「プーさんをどうしたんだよ。覚えてないんじゃこっちはもっと分からんて」

「いや、でも確かに渡して…?それで…」

「まぁ3年前のことだし、忘れてるんじゃない?」

「むぅ…そんな印象的じゃなかったってことなのかなぁ。絶対何かあったのに…納得いかない…」

 

――こうして歯車は回転を止めた。

 

 

始まりは獣宝国・アニマーレ。

最後に出会ったとある継承者の物語。

 

※※※

 

とある一室にて。

「あーっ!!もうユヅカどうにかしてよこれぇーっ!!」

「それを

私に聞きますか?知らないの知ってて聞いてますよね!?」

資料をみながら叫んだり騒いだり喚いたりしている2人がいた。

もちろん、机の上に山の様に積んである紙の束は彼女らに関係の無いものではあったが、

「社会勉強なんて要らないよ!

それよりさ、遊ぶべきだと思わない!?」

「仕方ないですよ。第1位継承権持ってるんですから。

はい、次の束です」

「鬼ーーっ!」

怒鳴りながらも朱印を押していく2人だった。

 

 

――時同じくして。

「あーっ!!もう美来どうにかしてよこれぇー!?」

「そ、それを私に聞く?美結の宿題でしょ、それ」

数学の過去問に悪戦苦闘していた。

「受験なんて要らないよ!

それよりさ、テニスしようよ。もうすぐ総体だよ?」

「仕方ないじゃん。期末テストあるんだから。

はい、次は社会」

「鬼だー!!」

 

奇しくもにたような状況になっている双方であった。

 

もちろん、まだお互いの事は知らない。

異界のゲートが開いたのは高校での出来事…と思っている一方に対して。

もう一方は、果たして。

 

※ ※ ※

 

「…もうこの段階に来てしまうと無駄が多すぎます。次の術は行使出来るんでしょう?」

「いや、そうなんだけどさ、実際にやるとなると法律が邪魔してね…。進言してくれないか?」

「私が!?無理に決まってるじゃないですか。ネネは姫で私はいそーろーなんです、所詮」

ユヅカが見つめる先には一巻の紙。

「とにかくこのことは他言無用で」

「了解です」

さっきまで置いてあったはずの紙は跡形もなく消えていた…。

 

「あのひめさ――」

「ネネ」

「…ネネ、例の人が法律変えろと…」

「無理だねー。扱い難しい上に使われたら世界が終わる」

「ですよね…。

わかりました、伝えておきます」

「てかそもそもさ、法律に反するから最後って言ったよね?今の4人で終わりでしょ?」

「そうですね…。一人は大部分覚えてしんどくなって逃げたそうですが。

とにかくこれで絶ちます」

「了解」

 

※ ※ ※

 

「うわぁーもーやだよー…」

「あと1ヶ月でしょ!我慢だ我慢…。うちもやだわ…」

受験まで残り1ヶ月を切り、誰も彼もがピリピリしているか疲労がたまっている頃。

「おい!このニュース知ってるか?」

「なんだよ時事なんて社会で出ないだろ?」

「そうだけどさ…。

世界各地で蒸発現象!すごくね?」

「誰?あんなバカっぽいこと言ってんの。皆イライラしてるのにさ」

「多分ささと源さんだよ…。いつものことじゃん」

「えーでも蒸発なんて理科の一部でしょ。牧高関係ないし」

「それなー。そんなのでないよね」

「三高だって」

「朝高だって」

「出たらどーするの?」

『…………』

黙り込む4人に、男子2人の声は自然と耳に入ってきた。

「蒸発っつっても植物じゃないぞ?リアルに人間――」

「うっそーん!」

「みやもお前黙ってろ、な?」

思いがけない話題に呆然とする。

「人間が蒸発する?」

いくら何でも、と首を振る美来。

「ありえるの?そんなことが」

「うーん…存在焼却とかならあるけど蒸発だなんて知らないな…ね、美結」

頷いてから、付け加える。

「でも誰かがそんな術作るってことも有り得るし」

――と美来が言ったのとほぼ同時にに。

「し、霜!?」

急激に床一面を覆い尽くす真っ白な氷粒子が現れ、

「時空穴!?」

玲音がいつも使っているような人が一人通れるサイズの穴が空中に姿を現した。

「この霜は…魔法? いや、美来っ!」

「違う、これはきっと都合の悪――」

 

『記憶ノ消去ヲ開始…完了』

 

突然の声に穴を凝視する2人。時空穴からは何も出てこなかった。

「今のは…自動反応系?」

「しかもイントネーション的に…アニマーレ?」

「いやそれよりも記憶消去って…あのささ達の会話…」

顔を見合わせ確信する。

これはアニマーレがらみの事件だと…。

 

※ ※ ※

 

「もう無理です、隠しきれませんよこの情報…」

半泣きでユヅカが見つめる先には人間界のテレビ。

「いっそのこと法律つくっちゃいましょうよぅ…。こんなの初めから生み出しちゃいけなかったんです 」

「いやでもこんな目的で使われるもは思わなかったし…」

「じゃああなたが責任取ってくださいよ!」

「落ち着けって」

「落ち着いていられますかこのあんぽんたんっ!

原子なんて化学だけにしとけば良かったんですよ。わざわざ魔法にしなくても…」

「そこはごめんって」

「こうなっては致し方ありません。元凶を突き止めますよ」

「了解」

 




まだまだ人物たちのいろいろなことがはっきりしてませんがご了承ください(*・ω・)*_ _)ペコリ
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