転生してアイドルになった件(徐行更新中)   作:amedama

16 / 25
*おことわり*
この回はキャラの崩壊(特に氷川紗夜)が著しいので、キャラの脳内イメージを保ちたい方は即ブラウザバックをお勧めします。


あと、お酒関連の話も出てきますが、登場人物は未成年です。勿論飲みません。「つくる」とあるけどそれにとどまります。


番外編 桜木さんちの今日のごはん

さて、どうしようかな。

今日は家に一人。両親は業界団体のパーティーで11時まで帰ってこない。

つまり、私一人だけである。

こういうとき真っ先に考えることがひとつだけある。

 

 

 

 

・・・食事どうしよ。

 

 

 

「冷蔵庫は・・・うん、ある程度食材が揃ってる」

作りますか。でも、一人で食事ってのもなぁ。

 

・・・よし、呼ぶか。

と言うことで、適当に知り合いを呼ぶことにした。

 

 

~数分後~

「おじゃましま~す」

「遥ちゃん、こんばんは!」

「こんばんは、モカさん、ひまりさん」

まずこの2人がやって来た。因みにまだくる。

「遥ちゃんの家に来るの、これで2回目だね~」

「え!?モカ前に来たことあるの?」

「うん、前にパン屋でばったり会って、それでおじゃましたんだ~」

「それで一緒に家で遊んで、夕食も一緒に食べて」

「そのあと遥ちゃんのいえに泊まったんだ~」

「へえ~、そうだったんだ」

「ここで話すのもあれだし、リビングに行きましょうか」

「確かにそうだね、じゃあ、お邪魔します」

2人をあげて、リビングに向かう。

「おぉ~、広い!テレビも大きいし、スピーカーもたくさん!・・・あれ?あの奥の棚とカウンターは?」

「あれはミニバーです。父がお酒好きなので、ウォッカとかジンとか、ウイスキーとか焼酎とか、いろんなお酒がありますよ。ジュースやグラス、タンブラーにシェイカー・・・。父はカクテルを作るのが好きみたいで、いろいろ集めてるみたいです。あと、下にはワインセラーもありますよ」

「遥ちゃんも、ノンアルコールカクテル作れるんだって~。前来た時に作ってもらったカクテル、おいしかった~」

「あー、シャーリーテンプルですね。あ、そうだ。お2人ともカクテル飲みませんか?」

「いいの?じゃあ、お願いしよっかな」

早速カクテルを作りに取りかかった。

同じのにしておこう。

グラスの中に氷を入れ、そこにライムジュースとシュガーシロップを注ぐ。

その後、ジンジャーエールをグラスに注ぎ、バースプーンでステア。

ストローを添えると完成!

「サラトガ・クーラーです。どうぞ」

「ありがとう!いただきます」

「因みに、サラトガ・クーラーにウォッカを足すと、モスコミュールというカクテルになります。クーラーという語はついてませんが、モスコミュールもクーラーの一種になりますね。クーラーって言うのは、蒸留酒に酸味と甘味料を加えて炭酸飲料で割ったカクテルを指します」

「遥ちゃん・・・まさか・・・」

「はい、父が作れるカクテルは大抵私も作れますよ?」

「アイドルじゃなくて、バーテンダーの方が向いてるかもね~」

「私よりも、ずっと年上に見えそうな感じがしてきた・・・」

それはプラスの意味かな?マイナスの意味かな?

 

 

さて、気を取り直してキッチンに入った。

冷蔵庫には二人が来る前に用意していたものがある。あとはそれを焼くだけ。

トレーの上には予め形が整えられたパテがある。

そう、ハンバーグだ。しかし、ただのハンバーグではない。

この中には、カマンベール、パルメザン、モッツアレラ、ホワイトチェダーの4種類のチーズをミックスして作ったチーズフィリングが入っている。チーズINハンバーグだ。

まず、フライパンにサラダ油を入れて強火で熱する。そこにパテを入れて、表面を焼く。

表面に焼き色がついたら、鉄板に移して、200℃に予熱したオーブンで11分焼く。

その間に、フライパンにすりおろした玉ねぎ、砂糖、油、薄力粉、缶のデミグラスソース、トマトペースト、赤ワイン、醤油、トマトケチャップ、塩コショウ、お湯を入れてドミソースを作っておく。

今のうちに、カットステーキも作っておく。こっちも、あらかじめ牛肉をカットして、醤油ベースの調味液に漬け込んでいた。あとは焼くだけ。フライパンに油をひき、強火で焼いていく。

カットステーキが焼き終わるころ、ハンバーグも焼き終わった。

時計を見るとあと少しで6時半。そろそろ来るかな?

 

インターホンが鳴る。

「ひまりさんかモカさん、どちらか出てもらえますか?」

「じゃあ私が出るね。・・・あ、リサ先輩に紗夜さん!今開けますねー」

『その声は・・・ひまり?ひまりも来てたんだー』

「モカちゃんもいますよ~」

2人とも下に降りてった。

しばらくすると、リサさんと紗夜さんが加わって4人で上がってきた。紗夜さんがなんか怒ってるぽいように見えるのは気のせい?

「いや~お待たせ。これ、お土産ね。さっきまで、二子玉川にいて、人気のスイーツ店が近かったから、ケーキ買ってきたよ。後でみんなで食べよっ」

「えっ⁉そこって、結構並ぶんじゃ・・・」

「ええ。でも、今井さんがどうしてもと言うので、2人で並んで待ちました」

「ごめんって紗夜。まだ怒ってる?」

「大丈夫です、もう気にしてませんよ。何度も今井さんがファッション店に行くために何度か一人で待たされたりしたことなんかもう気にしてませんから」

「いや絶対根に持ってるよね⁉ほんとにごめんってば~次からはこんなことしないから」

「紗夜さん。リサさんも反省してますし、許してあげてください。そんな状態だと、ご飯もおいしくならないですから・・・そうだ、カクテル作りますから」

そういうと、紗夜さんがフッと笑って私に向かってこう言った。

「では、スクリュー・ドライバーで」

「紗夜さん未成年でしょう⁉」

「モスコミュール」

「それもお酒じゃないですか!」

「ボストン・クーラー」

「だからそれもお酒!」

「シンデレラ」

「だからそれも・・・、いやそれはノンアルコールだからいいのか」

直後、全員で大笑い。

「すみません、ついからかっちゃいました。もう気にしてませんし、いいですよ」

「紗夜~」

「ね~遥ちゃん。そろそろご飯にしよ~。モカちゃんお腹ペコペコだよ~」

「そうですね、もう出来上がってるので、ご飯にしましょうか」

 

それぞれにメイン、サラダ、ライスが行き渡る。

サラダは小鉢に入ってて、冷蔵庫の中にいくつか作られた状態でストックしている。

「ハンバーグとカットステーキか~。結構ボリューム多いね」

「食べてみてください」

「「「「いただきまーす」」」」

「ん・・・え?凄い、中からチーズが!」

「チーズINハンバーグですか。これは驚きました」

「おぉ~。チーズがとろけてる~」

「ん~!おいしい!ねぇねぇ遥ちゃん、どうやって作ったの?」

「レシピサイトに載ってたんです。面白そうだったので作ってみました」

そんな話をしていると、紗夜さんが突然鉄板をにらみ始めた。

「(・・・にんじん・・・)」

・・・あー、付け合わせのにんじん。以前K's tuneのオフィスににんじんしりしり(沖縄料理)を差し入れに持ってった時ににんじんが苦手だとか聞いたの忘れてた。なんで苦手なんだろね。

私は紗夜さんの近くに行きこう耳打ちした。さっきの仕返しだ。

「・・・にんじん食べなかったら、さっきのカクテルのボケのくだりブログとかSNSでばらしますからね?」

「くっ・・・」

紗夜さんは恐る恐るにんじんを口に運ぶ。

「あの紗夜が・・・にんじんを食べてる⁉」

紗夜さんのにんじん嫌いを最もよく知っているであろうリサさんも驚いている。

さて、私も食べよ。

 

 

 

 

食事のあとはみんなで食器を片付け、ノンアルコールカクテルを作って、ケーキを食べて解散した。

紗夜さんがにんじんを食べたから私は言わなかったが、後日バラエティでモカさんやリサさんが食事のことや紗夜さんのボケをばらしてしばらくファンサイトやSNSでネタにされたらしい。




参考にしたレシピ
ガスト公認!4種のチーズINハンバーグ再現レシピ|kurashiru



因みに作者はチーズが苦手ですが、このレシピが一番書きやすいと感じたので今回選びました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。