転生してアイドルになった件(徐行更新中) 作:amedama
なんか、最近すらすらと書くことが難しいんです・・・。
・・・では、どうぞ。
楠木翔太(くすのき しょうた)
東都放送ディレクター。
東都放送本社ビル
赤坂にある。30階建て。
土曜日 昼 東京赤坂
私は番組の打ち合わせ、リハーサル等があるため昼に東都放送の本社に来ていた。
この前のインタビューの時に、パスを貰っていたので、すんなり入れた。
打ち合わせまであと2時間はある。
お昼は11階のTclubというレストランで食べることにした。上郷さんのおすすめの所だ。
日替わり、肉料理、魚料理、麺のどれかを選べて、ドリンクバー、サラダバー付きで1000円。かなりお得だ。
肉料理を選択して、席で待つ。
注文直後にサラダを取ってきた。
「・・・美味しい」
うん、値段のわりに質が高そうだ。
チキンソテーもとても美味しかった。
食後に紅茶を飲んで、お店を後にした。
あと1時間。
社内を見て回ることにした。
見て回っていると、色んな施設がある。
診療所、仮眠室、シャワー室、カフェ、コンビニ。
福利厚生が充実しているようだ。
こういう職場で働いてみたかったりするんだよね~。
打ち合わせまで45分を切ったとき、タレントクロークを通って、楽屋に入る。
楽屋は洋風かつシンプルだが、よく見ると奥に畳が敷かれていた。
一人にはいささか広い、そんな感じがする。
物を置いて、衣装に着替えて、森田さんの楽屋に向かう。
ノックをして、ドアの奥から「どうぞ」と声がした。
「失礼します」
「桜木さん。今日はよろしく」
「はい、よろしくお願いします」
「はじめての音楽番組、緊張する?」
「そうですね。それに生放送ですから、ミスしちゃいけないですよね」
「そこまで緊張する必要はない。デビューミニライブと同じようにすれば大丈夫さ」
「そう言ってもらえてちょっと楽になりました。ありがとうございます」
「頑張ってね」
「はい、失礼しました」
このあとも他の出演者の人たちに挨拶回りをして、楽屋に戻る。
5分後、上郷さんが来た。
「ごめんよ、他の人の仕事が長引いちゃって」
「いいですよ。上郷さんが忙しいのはわかってます。それよりも、あと10分で打ち合わせですから、早く行きましょう」
そうして、打ち合わせが行われる会議室に向かった。
「おはようございます」
と、入室と同時に挨拶する。
「おはようございます。東都放送ディレクターの楠木と申します」
「346プロダクションアイドル事業部プロデューサーの上郷です。よろしくお願いします」
「桜木 遥です。よろしくお願いします」
「では、名札のあるところに座ってください、そろそろ会議が始まりますので」
暫くすると、会議が始まる。
まず、スタッフ、出演者の自己紹介から始まり、全体のおおまかな流れの説明と確認がされる。
今回は6組が出演し、私は4番目だと言う。
そして、私たちはスタジオへと向かう。
リハーサルは流れ確認して、そのなかでワンコーラス歌うそうだ。
私の番になる。
機材は問題ない。歌もしっかり歌えてる。
「問題は、・・・ないか」
問題無さそうなことを確認して、安堵した。
そして、リハーサルは無事終わり、楽屋に戻ろうとしたが、森田さんに呼び止められる。
「桜木さん、初めての歌番組、どうかな」
「すごく緊張します」
「本番のトークはこっちが適当に質問を振るから、それに答えてくれるかな」
「はい、わかりました」
「なるべくリラックスして、本番に臨んでね」
「ありがとうございます」
やっぱり森田さんはいい人だ。
・・・よし、本番頑張ろっ!
今回はここまでです。
次回をお楽しみに。