《どうだ?すっきりしたか?》
「ああ・・」
俺は風呂場で泣き叫び落ち着いたので鼻声でコアに返事をする。
《まあ、俺が言うのもなんだが元気出せよ。悲しい話はここまでだから、ここからは楽しい話をしようぜ》
(楽しい話?)
《ああ。そろそろ風邪引くから出ようぜ》
確かに風呂場で泣いていたから体が少し寒い。俺は熱めのシャワーを浴び体を温めてから風呂を出て身支度を済ませリビングに戻って来た。
《さあ!ここからはいい事を話すぜ。まず【ホラー】についてだ。【ホラー】の特性を持っていると言ったよな?じゃあその特性は?》
(えっと・・・人の強い負の感情【陰我】を餌にする?)
《そう!そうだ!お前は【ホラー】でもあるから【陰我】を吸収できる!それはそれだけ強くなれる!》
さっきからすごく話し辛い。なんだろ?誰も居ないのに頭の中で会話するのがこんなにも話辛いなんて思わなかった。
《お前・・・話聞けよな!?》
(ああ。ごめん。なんかすごい話辛くて・・そうだ)
俺はこないだ買った猫のストラップを机の上に置く。お腹の膨れた三毛猫が両前足で招き猫の手をしてるヤツだ。
「これでよし」
《よし。じゃぁねぇよ!?お前ふざけてんのかぁ!?ああ!?ふざけてねぇ!?》
「おう。結構まじめだからな。やっぱり話がしやすい」
《クソが!!せめてコレ変えろや!!》
「あ~他に無いわ」
《ファッキン!!》
(思ったより荒れてるなぁ・・)
傍から見れば猫のストラップに話しかける痛い俺だが話がしやすいしいいんだ。
《・・・はぁ・・・でお前は【陰我】を食べれる強くなるわかったか?》
「そんなにテンション下がる事か?」
《事だよ!!なんなんだ!?このマスコットは!?あぁ!!イライラする!!》
しばらく【コア】はぶつくさ言ってたが次第に元気が無くなっていって最終的に諦めたようだ。
《続き言うぞ》
「ああ。頼む」
《【アギト】は昔から人間にある能力で超能力だな。それも発現していてお前の今ある能力は【コミニュケイト】一種のテレパシーで相手の言葉がわかる》
「言葉?」
《外国人だろうが魔界語だろうがわかる。だがもちろん文字は読めんがな》
「すごく・・・微妙です」
《知ってた。まぁ無いよりマシだろ?一応上位まで覚醒できれば【アギト】になれるんだから・・・つっても、もしかしたら【ギルス】もありえるのか》
【ギルス】とは不完全な進化をした【アギト】で強さは【アギト】と同じだがデメリットのオンパレードだ。幻聴、老化現象、体への後遺症と扱いが酷い。
「そうか・・・【ギルス】はやだなぁ~あの人の扱いも相当酷くてキレそうだったし」
《わかる。幸せにしてやれよ!っと思った・・んん!話を戻すぞ?》
「はい」
《後は【オルフェノク】だな》
「じゃあ変身だな。いや~なに怪人になるんだろ?オクラ・・は嫌だな。せめてアルマジロならいいわ」
《・・・その事だがよ。無理なんだわ》
「へ?」
《変身》
「な、なんで?【オルフェノク】だよね?」
《お前の体を調べたんだが体は確かに【オルフェノク】なぜか変身因子が少なく変身できねぇな》
【コア】の話では【オルフェノク】は特別な因子を持って【オルフェノク】なんだがその因子はあるが変身できる因子では無い為ぶっちゃけ欠陥品。
もし寿命が短いなら寿命が短いだけの存在らしい。原作ヒロインかな?
ただし【オルフェノク】である為【オルフェノク】専用の変身ベルト【ライダーズギア】は使えるそうだ。
「い、意味ねぇ!?てかほぼデメリットじゃねぇか!?」
《だがほら!ベルトがあれば変身できるだろ?》
「まず手にいれれねぇよ!」
《生き返ったんだからいいじゃねぇか!てか俺に言われても困るわ!》
「そ、そうだな・・すまん・・」
《いや、こっちもすまねぇ。まぁ少しは人間より強くなってるしこれからもしかしたら変身できるようになるかもな》
「だったらいいね・・」
変身できない怪人なんて何の役にも立たない一般人じゃないか!
《さて、ここまではおまけでここからが本番だ。【ホラー】には【素体ホラー】という何の能力を持たないノーマルと特殊能力を持った【ホラー】がいる話はしたよな?仮にノーマルとネームドと呼ぶがお前はまだノーマルだ。言いたい事はわかるよな?》
「・・つまり俺はまだ強くなれる?」
《そうだ!俺達はまだまだ強くなれる!殺される?いやいや!相手を殺す位になぁ!でもまだ無理だ。だから力を蓄えようぜ!》
「あ~別に相手を殺すはいいかな・・・」
《はぁ!?何でだよ!?いや!!いい!思うな!聞きたくない!》
「言うけど、別に殺した程のヤツもいないしどちらかと言うと殺されたくないから強くなりたいかな?」
《はぁぁぁ!?お前【魔戒騎士】に殺されただろ!?なんとも思わないのか!?》
「そら思うけど風呂場で泣いたら思ったよりすっきりしちゃって・・」
《(こりゃやりすぎたな・・まあ仕方ねぇか・・)》
《まあ、強くなる事に異論はねぇんだろ?ならまずは強くなろうぜ?》
「そうだな」
《そんな、お優しいお前にはちょっと辛いだろうが【ホラー】を強くするのは【陰我】だ。それを喰らうしかねぇ、できるのか?》
「・・・それってさ・・・こんな事出来ない?」
《ん?ああ・・なるほど・・・そりゃ確かに出来そうだ。ちぃとばかし効率は悪そうだが》
「まあ、何事も安全に行こうよ」
《だな。とりあえずお前は早く店長に電話しな》
「うん」
俺は3日ぶりに仕事先に電話した。
世界が変わってどうなってたか不安だが俺はちゃんとその店で働いていた。
ちなみに無断欠勤で滅茶苦茶怒られた。普通のバイトだったらクビにしてるが普段からまじめに働いているからって心配していた方が大きいらしい。まじめに働いててよかった。
~~数日後~~
《ギャハハッハハ!!笑いが止まらねぇ!スゲーよ!めっちゃ【陰我】が喰えてる!》
(仕事中だから静かにしててくれる?)
《あ~あ。すまねぇ。
しっかしお前のアイディア最高だな!数日でこれほど【陰我】が喰えて【魔戒騎士】にも見つかり難いなんてここは最高の職場だ!既にネームドになった【アギト】【オルフェノク】の力は上がったし、いいこと尽くめだな!》
(あの~仕事中・・)
「あんた!聴いてるの!?」
「あ~すみません」
「この台壊れてるんじゃない!?どうして当たらないのよ!?」
今、俺は目の前のおばちゃんの機嫌を取っている。
ここは死ぬほど煩く光輝く有害なタバコの煙で曇っている店内。
店の中には機嫌が悪そうな人が埋め尽くし柄の悪い連中等が椅子に座り、遊戯台で遊ぶお店・・・・パチンコ屋だ。
実際パチンコ屋はそれなりに綺麗だが柄の悪い連中も多くいることも事実だし機嫌が悪い人も多いが・・・この店は特に多い。
それは何故かって?俺がいるからさ・・・
俺の【コア】への提案はパチンコ屋の客から【陰我】を少しづつ喰えないか?と言う話だった。
実際の【ホラー】にできるか知らんが俺は出来た。
ちなみに【魔戒騎士】の警戒に最大限の結界を割り振ってるので普通の【ホラー】の結界の数倍秘匿性が高い。
その分凄まじい量の力を使ってるが・・・まさかの終始+である。パチンコ屋怖えぇぇぇ・・
「ふん!まあいいわ!これを当てたら波が来るはずよ!!」
《いや。来ねぇだろ》
(来ないだろうね)
「はぁ・・」
俺は白熱するおばちゃんからそっと逃げ出して一息つく。
俺も元々パチンコを嗜む(月10万程)があの人らはどうやってそんな金を捻出しているんだろう?年金?貯蓄?生活保護?わからんが俺は週1回ですら月10万は溶けてたぞ?毎日朝から晩までいるおっさんやおばちゃんは一体幾ら使ってるんだよ・・・
《借金だろ?昨日違う奴だが明細が財布から見えたぞ?》
(マジかよ・・すげーな)
俺も相当負けたが借金はしなかったぞ。今はもうやめてるし。
真面目に働いたらアホらしくなった。
《しっかし本当にここは【ホラー】に取っていい環境だわ。欲望と負の【陰我】の渦がすげー》
(本当にな。俺でも感じる程に力が湧くし)
数日前まで普通の人間程度だったが今では車ぐらいなら持ち上げれそうだしな。
(しかし【コア】本当に【魔戒騎士】にはバレないのか?)
《ああ。大丈夫だ。この結界は相当力を入れてるのもあるが元は強くなった【アギト】の力を元にしたからな。もしバレるなら【アギト】の力を持った【魔戒騎士】だけだがそんなヤツはまずいねぇから大丈夫だ》
(本当かな~)
実際にバレてないし問題なく強くなってるからバレるまでこのままだろう。
客から【陰我】を喰ってるが死にはしない、ちょっと疲れるぐらいだ。
普通に【陰我】を喰う事で100手に入る所が俺のやり方だと0.5ぐらいしか入らない、でも一人からそれでもパチンコ屋はアホみたいに客が来るから実質毎日2000は手に入る。
普通の【ホラー】は毎日に100ぐらいや一回に2000らしい。
《ククク・・もっとだ!もっと欲望を吐き出せぇぇぇぇぇぇ!!》
まあ【コア】が結界にいるからって【ホラー】の力をスゲー使って客の理性のダガを外しまくってる理由もある。
だからこの店は最近めっちゃ出るけどめっちゃ飲まれると評判になった。
そら、使いまくればいつか出るよ・・・お店もわかってるみたいだしそれなりに頑張ってるから余計お金が回る。
客が使う→店が儲ける→店がそれなりに出す→客の中にすごく勝つ人間が出る→羨ましくてもっと使うのループ、からの出てるし客いるしで他の客も来る連鎖で凄く忙しい。
ちなみにお店がガッツリ勝ってますニッコリ。
《ひっひっひひ!もう、こんなに力が出るぜ!このままいけばいつか【黄金騎士】も【メシア】も倒せるぞ!》
「そいつらはわからんが無理だと思うよ?」
やっと仕事が終わり、タバコ臭い休憩所で一息つく。
【コア】は最近いい感じに天狗になってるがわかる気がする。
数日でこれだけ強くなったんだ。実際は知らんがこのまま数ヶ月頑張れば確かにあの【魔戒騎士】は余裕で倒せそうだ。
「お疲れ様です」
「ああ、お疲れ~」
同僚(年下)の子も休憩所に来たので【コア】との会話は心の中でやる。
《なんでコイツ同僚なのに敬語なんだ?》
(さあ?年下だからじゃない?)
《コイツ社員にもタメ口だぞ?》
(そういえばそうだね)
「お疲れ~」
「あ、お疲れ」
他にも後輩や先輩が戻ってきて休憩所が手狭になったので先に休んでいた俺は先に失礼することにした。
「じゃあ上がります。お疲れ様です」
「「「お疲れ様です」」」
俺はマスクにネックウォーマーにニット帽と完全防具で店を出る。
何故かって?一応【ホラー】には気配があるらしく【魔戒騎士】の持つ【魔導輪】と呼ばれる喋る指輪等に探知されるそうだ。
だが俺は人間でもあるおかげで相当、至近距離か【ホラー】の力を開放しないと気付かれないらしいが顔は覚えられている可能性があるため念の為に隠している。
一応冬だし体調不慮で休んでいた事にしていたので問題ない。
(街中でも外せないのは辛い・・)
《我慢しろ、どこにアイツがいるかわからんからな》
どうやら【魔戒騎士】はエリアで管理しているらしくあの俺を殺したヤツはこのエリアの【魔戒騎士】らしく出会うならあの【魔戒騎士】らしい。
(面倒だな)
《もう少しの辛抱だな。もう少し力が付いたらぶっ殺すか?》
(いや、それはいいです)
帰りは自転車なので駐輪所に行き自転車を取り帰る。
自転車はもちろん安全運転、人を引いたらアホらしいし面倒だ。
家まで後半分ぐらいまで来た。
この辺は住宅街と商店街の間で人が多くて走り難いので人にぶつからないようにゆっくり走る。
《あ~うざってぇ・・コイツら皆殺しにしてぇ・・》
(めっちゃ物騒なこと言ってる・・)
《あ!このクソババア!急に入るんじゃねぇ!引き殺すぞ!》
(気持ちわかるが伝わらないし諦めてくれ)
急に割り込んでくるおばちゃんからフラフラ動く学生を避けつつ帰り道を走る。
《あ~やっぱり力を貯めて全員ぶっ殺そうぜ?》
(いや~平和が一番ですわ)
《かぁぁ~!なんでだよ!気に食わないヤツもぶっ殺せるんだぜ?》
(特にいないかな)
《っけ!つまらねぇ・・・・!?避けろぉ!!!》
「っ!?」
【コア】と話していたら急に【コア】が急に叫んだ。
その事に驚きハンドルを切ると俺が進む場所に大きな黒い杭が飛んできて凄まじい音がして地面に刺さる。
「な!?」
《呆けるな!上だぁ!》
「!?」
上を見ると更に杭が飛んでくるのがわかる。
周囲の人にぶつからないように気を付けながら転がり、杭を躱しながら杭の飛んでくる方向から誰が飛ばしているのか確認する。
《来るぞ!》
【コア】のその声と共に辺りにドゴン!と音を粉塵が撒き散らされる。
粉塵の中心地には地面が大きく凹みひび割れた所に体中緑で黒い杭だらけの人型が立っていた。
「な、なんだ!?アイツ!?」
「
《コイツ・・【グロンギ】か!》
「【グロンギ】!?」
【グロンギ】とは【仮面ライダークウガ】で出てきた種族で【ゲゲル】と呼ばれるゲームをしている敵だ。
【ゲゲル】の内容は様々で1週間で人間を20人殺すや10日で30人戦士を殺す等、内容、人数等バラバラだ。
「
《クッソ!?よりにもよってズかよ!?》
【グロンギ】には階級がありそれによって強さが変わる。
一番上からン、ゴ、メ、ズ、べとなっている。一応強さ別と言っても過言は無いがもちろん多少前後する為ズでもメと同じレベルの奴もいる。
ちなみにこの階級を上げるのが【ゲゲル】だ。
「キャァァ!!」
「うわぁぁ!!化物だぁ!!」
「逃げろぉぉ!!」
【グロンギ】に気が付き近くにいた人が逃げ惑う。
俺もこの隙に逃げるぜ!
「
逃げようとした俺に向かって、【グロンギ】の身体が一部膨れ上がり黒い杭を7本程飛ばしてくる。
(そうやって飛んでくるんだ!?)
《馬鹿!!変なこと考えんな!》
上手いこと避け後ろの壁に黒い杭が刺さる。
コンクリートの壁を貫き杭の8割程めり込んでるので刺さると穴が開く。
《当たったらやべぇぞ!》
「わかってる!」
身体に力を入れるとリミッターが解除されるのがわかる。俺の体は【陰我】を取り込み、【ホラー】の力を強化しそれにより【アギト】【オルフェノク】の力も一緒に強化された。
《これは・・ずっと追いかけて来そうだな》
(なら【コア】アレを試すか?)
《アレか・・いいねぇ!!そういう意味ではコイツは最高の餌だな!》
「ほら、着いてこい!」
俺はここから離れる為に高くジャンプして近くの家の屋根に降り、そこから屋根を飛び人気の少ない所へ向かう。
「
俺の後を【グロンギ】は追いかけてくる。時折俺に杭を飛ばしてきたが上手いこと避けるか手で弾き直撃を回避する。
(手ぇ痛ってぇぇ!?何で出来てんだよ!?鉄以上に硬いしザラザラしてるせいで摩擦で弾いてもダメージが入るとか・・・コイツ相当強くないか?)
《たぶんメの中でも中々の強さだろうな、流石にゴじゃあ無いな》
(丁度いいぐらいか?それともちょっとヤバイ?)
《怪しいな。戦闘の経験値が違うから普通に戦えば100回やって100回負けるな》
(普通にやれば負けるか・・)
《そうだ。普通にやればだ》
上手いことあそこまで誘導しなくては・・・タイムリミットはわからない。逃げるだけならいくらでも逃げるが俺のタイムリミットは【魔戒騎士】【ホラー】に見つかるまで。
相手にタイムリミットがあるかは知らんが確実に俺の方が短いだろう。
更に言うと俺はコイツに用が出来た。正確に言うとコイツの力だが・・・
《おい!そろそろだぞ!》
(オッケー)
「くっ!?」
俺は杭のせいでヨロけた振りをして目的地に比較的に近い路地に転がり落ちる。その後全力ではなく程々の速さで走る。
「
騙されるのに慣れてないのか、はた又強者の余裕なのか俺に着いて来てくれる【グロンギ】さんマジ感謝です。
「はぁはぁ」
《もう少しだ。そこの角を曲がれ》
(ああ)
マラソンとかすると来て頭がスっとすると言うかこう、クリアになる時がある。
俺は走りながら、ふと元の世界について考えていた。
「はあ・・・はあ・・・」
そういえばこうやって走ったのはいつ以来だろう?大人になってからは身体も動かさないし目的も無く働いていただけでダラダラしてたなぁとか。
出来ればこんなキツイ世界じゃなく女の子とイチャイチャ出来る世界に行きたいなぁとか思っていた。
《お~し。よく頑張ったな目的地到着だ》
俺は路地の先の廃工場の中へ壁や物を多少破壊しながら転がり入る。
中は埃が舞っており今ではこの工場には殆ど人は入って無いだろう。
「
「はぁ・・ああ・・・はぁ・・一旦・・逃げるのは・・・はぁ・やめだ・・」
壊れた壁から【グロンギ】が工場に入ってくる。背に夕日が照ってるせいかクッソ強そうに見える。
《実際クッソつぇぞ。覚悟はいいか?出来るだけサポートはするが動くのはお前だ》
(ああ)
《戦いの基本だが熱くなるなよ?冷静に動け》
(おう!)
俺は前もって準備をしていたレバーの【オブジェ】に力を注ぎ起動させる。
【オブジェ】とは【陰我】が自然と溜まりやすい物の事でこれを【ゲート】に魔界から【素体ホラー】が現世にやってくる。
起動した【オブジェ】は自動で下がり、工場全体に結界を張る。
この結界は仕事先と同じで【魔戒騎士】や【魔導輪】にされる事は無い。ただし、発動は別だ。結界の発動には流石に【ホラー】の力が出てしまうのでなるべく早くアイツをなんとかする事に変わりは無い。
「
《さぁ・・行くぜぇぇぇぇぇ!》
「はぁぁぁぁ!!」
俺は【コア】に力を注ぎ、全身に力を循環させ、血管から筋肉までしっかりとコーティングし自分を覆うイメージをする。
「《変身!!》」