「
【ゲゲル】為に【リント】の街に降りてきて私は獲物を探した。
私の【ゲゲル】は5日で【リントの戦士】以外の強い【リント】を10人殺す事。あちらこちらにいる、あの白と黒の動く箱に乗る青い服の【リントの戦士】を殺せないのは残念だが【ゲゲル】は難しくなくては面白くない。
そう思い街を飛び回り見つけのがコイツだった。
【ゲゲル】には高得点が存在する。過去【クウガ】以外にも我々と戦った者や化物がいて、最大の敵の【クウガ】は殺せば最高の武勇を、他の戦士や化物を倒せば【ゲゲル】の高得点や【ガガル】や【武器】を先に作って貰えたりと美味しい獲物だ。
街で見かけた時は随分と弱そうな高得点だと思ったが・・・コイツはなんだ?
胸には真紅の蠢く目玉、関節部分と内側の血管部分には灰色に近い白い色の蠢き鼓動している管と塊が付いており、先ほど無かった真っ黒いしなびた触手が背中から2本生えている。
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私も一度高得点は殺したことはあるし、他の者の話を聞きそれなりの高得点の話を知っているがしかし・・・コイツ何なんだ!?
「・・・・来ないのか?」
何を言っているかわからないが先ほどの何かを狙う目では無く、アレは挑発する目だ。
(
先ほどまで逃げ回っていた者が私を挑発するなんて・・・許さん!
《さぁてぇ、目的はわかってるな?》
(ああ)
「ハッ!!」
《いいか?見えない攻撃じゃないんだ!目を瞑るなよ!》
【グロンギ】が牽制なのか黒い杭を3本飛ばしてくる。
それを【コア】の指示通りしっかりと見て・・・受け止める!
ガッン!!
「ン?」
俺は身体に這わしている灰色のプロテクターを動かして左腕に集中させ一本はそれで受け止め残りは躱す。そしてその受け止めた杭を物影に投げ右腕に集中していたプロテクターを全身に戻す。
《まずはなんとかなりそうだな》
(ああ。事前に受け止めれるか杭を弾いていてよかった)
飛んでくる杭を弾き威力偵察した所ギリギリ杭は受け止めれる事はわかっていたが・・・ここからが問題だ。
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一本でも受け止められた事に起こったようで【グロンギ】は数多くの杭を飛ばしてくる。
《おい!》
(わかってる!)
俺は少し屈みながら杭を躱しつつ、先ほど杭を投げた物影に向かい身を潜める。
「
【グロンギ】は俺を射殺そうと物影に隠れてるのも気にせず杭を何十本も飛ばし続ける。
(まだか!?そんなに持たないぞ!)
《わぁてるよ!クッソ!思ったよりキツいぞこれ!》
(はぁ!?お前が言い出したんだろうが!?)
《思ったよりってっつってんだろうがぁ!!なんとかするからお前は回避と回収に専念しろ!・・・ってあぶねぇ!?》
「え?っつあぁぁ!!」
【コア】と話していたら杭が遂に壁にしていた物を貫き俺の右腕を抉り取った。
「あぁぁぁ!!!痛ってぇえぇぇ!!?」
《おい!おい!!大丈夫だ!傷は浅ぇ!》
「あぁぁ!?浅いだぁぁ!?クッソ痛てぇよ!?」
傷口が暑くて、身体が震えて、痛くてどうしようもないく喚きたくなる。まさかこんなに痛いと思っていなかった。
《おい!しっかりしろ!!このままだと死んじまうぞ!!》
「あぁががああぁぁぁ!!」
更に杭が俺の脚を掠り、肉を抉り血が引き出る。
このまま横になっていたい。痛みにのたうち回っている間はなぜが痛みがマシになっている気がする。
《ちっ!クソが!》
「
「あ、ぐあぁ!」
急に腕の痛みだけだったのが腹部に強い衝撃と痛みを感じ、次は背中に痛みが走り上からパラパラと何かが落ちてくる。
どうやらいつの間にか来た【グロンギ】に腹部を蹴ら壁に激突したようだ。
「
「あぁ、ああぁぁぐぐぁぁ」
【グロンギ】が何か言っているが痛くて苦しくて吐きそうで辛くて限界だった。
なんで俺がこんな目に遭わなくてはいけないんだ?ふざけんなよ!と思う気持ちも痛みの前では無力だった。
「
「あ・・・」
【グロンギ】は倒れている俺を抉れている腕の肘の部分を足で思いっきり踏み潰した。その衝撃で建物が揺れ【グロンギ】の足の部分を見ると見慣れた俺の右腕は無く、そこには真っ赤な花が咲いた様な後が見えた。
「
「あ・・・ああああぁぁっぁぁぁ!!!!」
何かの喪失感と余りにも現実味のなさで俺の泣きながらもう片方の腕で無い腕を探す様に【グロンギ】の足を退かそうとする。その光景を見た【グロンギ】はため息を吐き、無事だった左腕を杭で貼り付けにする。
「ぐぁぁ!?・・ああぁ・・」
「
【グロンギ】は興味を無くしたのか俺を蹴り壁にめり込ませる。蹴りの衝撃で杭に刺さっていた左腕がぶちぶちと嫌な音を立てて引きちぎれた。血が吹き出て辺りを赤く染める。俺がただの人間だったら死んでいる量だ。
「・・ぁ・・・・ぁ・・」
「
その時。なぜかその言葉が耳にすっと入った。【リント】を10人殺す?【リント】?人間?俺も人間?俺と・・この苦しみ痛みを他の人に?そう思うと意識がカッ!と開けた。
ふざけるなよ?どうして痛みや苦しみを振りまける?どうして傷つけて平気なんだ?どうしてほっといてくれないんだ?
「
俺に背を向け外に出ようとしていた【グロンギ】が立ち止まり俺の方を見る。
俺は無い腕を必死に動かし頭で体を支え、膝を使い肩を壁に押し付けゆっくりと立ち上がる。
「
「ぃ・・か・・せ・・」
行かせたら・・・俺のように不幸になる人間が増える。痛みを苦しみを撒くコイツはここで止める!
「
【グロンギ】は俺の頭に向けて大きめの黒い杭を1本飛ばす。
俺は避けれる状態じゃなかった。諦めたくない。しかし本能でわかる。おの杭が刺されば死ぬ。
(すまねぇ【コア】・・・)
杭が俺に当たる直前に背中の触手が杭を弾く。
「
「コ、【コア】・・・?」
《ふぅ・・間に合ったかぁ・・・ったっく、あのまま死んだふりでもしてればよかったのによぅ・・・どうして立ったんだ?》
(えっと・・・許せなかったから?)
《お前やっぱアホだわ》
(酷い!)
「
【グロンギ】は更に数本俺に向かって杭を打ってくるがその全てを触手で弾き【グロンギ】に打ちか返す。
「
まさか打ち返されると思っていなかったのか【グロンギ】は驚きながら飛んで来た杭を対処する。
(どう?回収出来た?)
《当たり前だ。だからこうやってあの杭も弾けてるだろ?》
(そういえばそうだね)
「
【グロンギ】が正面から踏み込んで俺を殺そうと突撃してくるがそれも4本の触手を前に展開し弾き工場の外に放り出す。
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(じゃあいくか)
《おうよぉ!》
(
死に掛けていたアイツに止めを刺そうとしたら背中にあった触手に杭を弾かれあろう事か弾き返されただけで屈辱だったのに放り投げられるとは・・・更に触手の数が増えていた。
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少し前に神官に【リント】は追い詰めると強くなる者が居ると言われた事を思い出した。
工場から私を追って出てきた戦士に驚愕する。
先ほど潰し、引き千切った腕が不完全ながら元に戻っていた。
(まさか再生能力まで持っていたとは・・)
あの情けない姿はワザと見せたのか?私がアイツと戦う資格があるか試すために?
ありえる。引き千切れた腕を治す再生能力にあれほどの触手を温存する意味が無い。
(舐められたものだな!)
私はメのサポウだ!舐めるなよ!
【グロンギ】を追って工場を出て立ち止まる。
《クッククク・・・さぁって・・・第二ラウンドだぁ・・・いくぜぇぇ!!》
(ああ!)
腰に両手を置くと中央に漆黒の丸い宝石が入ったシルバーのベルトが出現する。そこに手を当てると凄まじい音と共に漆黒の宝石から七色の光が溢れる。
「《変身!!》」
不完全な腕と足には金色のラインが入った黒い皮膚の様な膜が張り、顔の下半分と間接や血管の辺りに先ほどより濃くなった灰色のプロテクターを張り巡らせ、胸には真紅に蠢き輝く眼球・・【コア】が周囲を威圧し、背中の触手は4本に増えまるで羽の様に揺らめく、最後に中心の宝石に赤、灰色、黒、白色の渦巻きが起きているベルトが輝く。
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《ククク・・やっこさん大分慌ててるなぁ~
「俺は人であり化け物であり、同時にそのどちらでもない・・・【仮面ライダー】・・・・【仮面ライダーカオス】だ!」
まだまだストックはありますが・・・まあいいでしょう。気分が乗ったら投稿します。