この物語は春頃(3~5月)を想定しております。
人の往来も収まりを見せ、ひっそりと落ち着きを取り戻した郊外のとある路地裏。大量の配管が外壁を這い、ほの暗いその一帯を、夕まずめに差し掛かった緩い日差しが照らしている。
「やれやれ…。」
動きがあったと思ったら、生まれたてどうしで仲良く追いかけっこか。
「ん、最後の一個か…。」
ガサガサと簡素な包み紙に手を伸ばすと、ふっくらと可愛らしい鯛焼きを手に取る。
「あむっ…モグモグ…」
鯛焼きを頬張りつつ、下の方へと目をやる。空っぽになった包み紙を放り捨ててやったら、風に乗って勢い良く飛んでいった。
「よっと…。」
追いかけっこはもう終わり。次は何のごっこ遊びを教えてあげりゃいいのかねぇ。
「ちょっとちょっと。何やってんのさ、アンタ。」
「ハッ…!?」
駆け出す足がピタリと止まる。ヒヤリと冷たい刃が首元をとらえて、逃さない。
「見てわかんないの? ありゃ魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシード持ってるわけないじゃん。」
「…!?」
言葉の真意が理解出来てないようだった。意識を首元に払いながらも、きっちり逃げ仰せた使い魔の行方を気にして、
「…だって、あれほっといたら誰かが殺されるのよ?」
などと腑抜けた事を抜かす。
「だからさぁ、4、5人ばかり食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ。アンタ、卵産む前の鶏シメてどうすんのさ。」
あからさまな気だるさを見せつつ、ペン回しでもするかのようにクルクルッと槍を回しながら手元に戻す。
「な…!? 魔女に襲われる人たちを…あんた、見殺しにするって言うの?」
「アンタさぁ、何か大元から勘違いしてんじゃない?食物連鎖って知ってる?学校で習ったよねぇ。」
じわり、じわりと近づきながら、ちらっと脇にいるキュゥべえに視線を移す。一体どういうつもりなんだか。
「弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う…これが当たり前のルールでしょ。そういう強さの順番なんだから。」
「あんたは…!!」
せっかく先輩が有り難いお言葉を聞かせてやってるってのに。動揺と確実な畏怖が入り雑じった顔のくせして、一丁前にこっちを睨んでやがる。
「まさかとは思うけど。やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために…アイツと契約したわけじゃないよね?」
「だったら…何だって言うのよっ!!」
これだけ煽り散らせば、生意気な新人さんが沸点に達するには充分だったようで。ピッカピカのサーベルを思いっきり振りかざして来る。
「ちょっとさ、やめてくれない?」
槍の柄で簡単に受け止める。ため息混じりに軽く弾いた。
「くっ…!」
「遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカつくんだわ。」
ジャリッ…
鎖仕込みの槍の柄が数多に分かれる。鋭く回転を加えて、解き放つ。
「うわっ…がっ…か…!!」
正面から思いきり突いてやった。大きく後方へ吹き飛ぶと、ダンッ、ダンッと二回ほど跳ねて、だらんと転がって静かになった。
「ふん、トーシロが。ちっとは頭冷やせっての。」
破れた配管から水が噴き出してびしょ濡れになってやがる。ふふ、笑える。ずっとそこで寝てろ。
「…う…うぅ…。」
ぶるぶると体を震わせながら、美樹さやかは立ち上がる。思い人の癒しを祈り、契約とした彼女には無類の回復力が備わっていた。
「…おっかしいなぁ。全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど。」
「…あ…あんたなんかに…あんたみたいな奴に…!! 私は負けないっ…!!」
駆け出しのさやかにとって、まるで理解できない衝撃的な魔法少女との遭遇。こんな奴が自分と同じ存在などとは決して信じたくはなかった。
「言って聞かせてわからねえ、殴ってもわからねえバカとなりゃあ…後は殺しちゃうしかないよねぇ…。」
尻尾だけ残った鯛焼きを、ぽいっと口に放り込む。赤い髪をなびかせて、ニヤリと笑うと、キラリと光る八重歯。
「負けるもんかあああ!!!!」
刃の切っ先が互いにぶつかる。魔力の集中が電気を帯びた様にバチバチと音を立て、光に包まれる。
「…!!」
衝突した二人の魔力は膨れ上がり、大きく弾けた。その間の僅かな隙を捕らえる。鎖で羽交い締めにしたまま、一回、二回と、壁にぶち当ててから、わざわざ槍の柄の方で叩いてやった。
「フンッ…。」
「…私は…負け、ない…!」
負けられない、こんなところで。こんな奴に。ましてや魔女でもない、こんなふざけた魔法少女に…!!
「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよ、ウスノロッ!!」
「くっ…ぐあっ……!!」
闘志を燃やすさやかの一撃も、いま一歩届かない。往なされ、叩かれ、挫かれる。それでも彼女は立ち上がる。只ひたすらに、がむしゃらに立ち向かう事しか出来なかった。
「あ、あたしは……!!」
何も変わらぬ攻防を繰り返す。悲しいことに魔法少女としてもって生まれた才能が次第に仇となる。明らかにさやかの回復は追い付いていない。
「はぁ、こりゃぶつかり稽古じゃねぇんだよっ…!!」
「うっ…がっ…!!」
かわいがり、か。そんなもんじゃない。これはもう、なじり、弄ぶだけの只の暇潰し。泣いて謝りでもしてくれたら、慈悲深いアタシに免じて見逃してやってもいいけど、そんなこと。飽きもせず何度も何度も向かって来やがって。ずっと、そうしてぐったり蹲ってりゃあ良いのに。
「…もう、いいか。」
サーベルを杖がわりに何とか立ち上がろうとするさやかから距離を取る。無数に別れた鎖仕込みの槍の柄が、音を立てて連なると、やがて一本の長い槍となる。
「これで、終わりだよっ…!!」
ビシッ…!!
「そのくらいにしといてもらえるかしら、佐倉さん?」
やられたと思ったら目の前には可愛いリボン。何度も見た、優しいあの人の、可愛らしい黄色いリボンだった。槍の先端で左右に小さく揺れている。
「マ…マミ、さん…!!」
「美樹さん!大丈夫!? ごめん、ごめんね。」
「あ…あっはは、…情けない所…見られ、ちゃいましたねぇ。」
「そんなことないわ。もう喋らないで。おじいちゃん、ちょっと美樹さんを…。」
「うむ。」
「誰かと思えば…久しぶりだねぇ。」
「佐倉さん…。」
久々に相対したかと思えば、今までに見た事のない顔をして…。オマケに噂の球までご丁寧にぶら下げてら。あの変なじいさんお供に連れてまで。どうなってやがる。
「…今日はもう、このまま帰ってくれるかしら。じゃないと私、貴女に何をするかわからないわ…。」
「あらら、怖いねぇ。まぁいいさ、でもよぅこれなんとかしてくれないと、帰りたくても帰れなくてさぁ?」
縛り上げられた槍をチョンチョンと触る。それを見たマミは少し逡巡したようだったが、暫くするとスルスルとリボンをといた。
「はぁ…何だか白けちまったなぁ。そんなにこいつが大事なら、一緒にいてやりゃあ良かったのにさ。」
「………。」
「さぁて、お望み通り帰るとするよ。それでいいんだろう?」
もう少し会話になるかと思っていたが。俯いたまんまで何にも喋りゃしねぇ。困ったもんだよ全く…。
「あ、それがドラゴンボールってやつかい? 話は聞いてるよ。ふふ、そんなよくわかんねぇ紛い物にすがるなんて…ホントに可哀想な奴になっちまったなぁ…マミ。」
つまらない捨て台詞を吐いてから帰ることにする。ボコボコにしてやったアイツも案外ケロッとした顔で落ち着いてるみたいだし。何だかもう…色々、面白くねぇ。
「…じゃあな。」
「…取り消して。」
「あ? 何だって?」
小さくてよく聞こえなかった。振り返ると、ひどく狼狽したマミの姿が目に飛び込む。
「取り消してよ…!!」
「まぁまぁ、マミちゃん。少し落ち着くんじゃ。」
「でも、でも…!!」
意味がわからない。ただ単にバカにした所で、ここまでなるほどの奴じゃない。そこまであの変な玉にご熱心という事か、情けねぇ。
「心配しなくて良い。これは決して紛い物なんかじゃない。そうじゃろう?」
首飾りの三星球を武天老師がそっと握らせた。次第に落ち着きを取り戻していくマミ。
「……こんな、こんな訳の分からねぇ連中とつるんでやがるから、焼きが回っちまうんだよっ!!」
心底イヤな気分にさせてくれる。もう頭の中はぐっちゃぐちゃ。何だこれ、ふざけてんじゃねぇよ。
「…そうじゃの。確かにわしは訳のわからん老いぼれじゃよ。でもの、マミちゃんはそんな言われをするような子ではないぞよ。」
「うるせぇ!! 一体何様のつもりだ!…てめぇにアタシらの何が分かる!? てめぇらがマミを誑かしてんだろうがっ!!」
己の槍に全てを乗せて。一直線にぶっ放した。
ガギィィッ…!!!!
槍は鋭く老人の体を貫き、行く当てを無くして、外壁に突き刺さる。
マミの悲鳴が響く中、遅れてやってくる苦痛に老人の顔が歪む。
歪んだ顔は、途切れる悲鳴と共に、揺らいで、崩れ、そして、消えた。
「き、消えた…!?」
「おっかない子じゃのう、老人はもっと労らんといかんぞい。よっ…こらしょ、と。」
「なっ…!?」
倒れるマミを受け止め、簡単に背負う武天老師。平然とさやかの元へ向かう。
「マ、マミさん…!? えっ? あ、あの、武天老師様、お体は大丈夫なん、ですか?」
「なに、気を失のうとるだけじゃわい。大丈夫、よろしく頼むよ、さやかちゃん。」
「あっ…ええ、はい、良かった…。」
大丈夫。言葉通りの、ホントの大丈夫。よくわからないけど、これ以上に力強く感じる言葉も他に見当たらなかった。託された物言わぬ先輩の肩を寄せると、小さく、ありがとうと抱き締めた。
「なっ、何しやがった…!?」
「こりゃどうすりゃいいのかのう、修理代。とほほ…。」
地面から建物の外壁まで到達した大穴を見て嘆く武天老師。
「大事なものじゃろう、しっかり持っておかんと。ほれ。」
突き刺さった槍をひょいと掴んで、じわじわと後ずさる彼女に、ご丁寧にお返しする。
「て、てめぇは…!? なんで…」
「…お主も、似たような事が出来るのではないのかのぅ?」
「…!!」
「そんなに怯えることはない。お主も心の清い、よいこ、なのじゃろう? そうじゃ今度、筋斗雲に乗ってみるが良い。気持ちがよかろう、ほっほっほ。」
言葉がまともに出てこなかった。何なんだよ、このじいさんは。
「ふむ、こんなところかの。これで魔法少女も全員集合というわけじゃ。」
皆を一通り見渡すと、満足した様子で視線を移す武天老師。
「のぅ、ほむらちゃんや。」
「…ふふ、何でもお見通しって事ですね。」
物陰から、ひょっこり暁美ほむらが現れる。
「えっ…!? あ、あんた…!!」
「…!!」
「ほっほっほ、知っとることだけじゃよ。この前も言ったじゃろう。」
「ええ…私も、です…。」
ウゼぇ。超ウゼぇ。
「隠れとらんと、もっと早う出てくれば良かったのに、のう?」
「そうですね。まぁ出来れば、もっと颯爽と出てきたかったですけど、ふふっ。」
「ほっほっほ。」
「でも、お陰さまで…。」
超ムカつく。
「これ。」
「えっ…?」
「ほら、使いなさい。早く。」
「あ、あんた…怒ってない、の…?」
仕掛けたのはこちらの筈だった。やりたい放題の思うがままの筈だった。それが一つ、また一つと覆される。そりゃあ気分も悪いし、腹も立つ。その度、動揺すら隠しきれない何より自分に。それすらも奴等の思惑の内なのかと思うと、情けなさ過ぎて笑えりゃしない。
「そんな事はどうでも良いわ。だから早く。」
「え…いいよ、あ、あたしは…。」
「ああ、もう…!! 出しなさいっ。」
強引にグリーフシードを押し付けて穢れを取り除く。すっかり元通りの癒しの青色、さやかのソウルジェム。
「あ、ありがとう…。」
「何を言ってるの、元々これは貴女のモノでしょう。」
「えっ…!?」
「巴さんの何を見ていたのよ。全く、話にならないわね。」
感謝される事なんて何もない。何もしてあげてない。全ては見誤った自分の所為。
「ドラゴンボールの事は感謝してるわ。でも、あなたはもう、魔法少女になったの、なってしまったのよ…!! 頼むから…その事だけは理解して。」
「あ、…う、うん…。」
また何かしらの嫌みでも言われるものだと思っていた。実際、言われたみたいなものだけど。彼女らしくて良いと思う。それに引き換え、どうしようも無いのは自分の方だ。
「ふぅ。…巴さん、気持ち良さそうね。寝てる場合じゃないのに、ふふ。」
「……うん、そうだねぇ。」
素直じゃないというか不器用というか、とにかくへたっぴだなぁと。マミを見つめる、ほむらの温かい眼差し。そんな彼女の姿が嬉しかった。
「さて、と…」
くるりと振り向いた暁美ほむら。さらりと髪をかきあげて、ふわりと空気を纏うと、艶のある光沢を放ちながら元へと戻る。
「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵…貴女はどっちなの? 佐倉杏子。」
***
「全ての魔法少女が集まった、か…。」
「でも… か 神様…。」
「うむ…。」
***
「おかえりなさい。」
後ろに控えている珍しい客人を見つけると、優しく微笑んでブルマが迎え入れる。
「あ…こんばんは。」
「さ、あがって。」
「お、お邪魔しまーす。」
ほむらの家に来るのは初めての事。どうにもこうにも、そわそわしてしまう。
「おっす!」
そんな感覚も、ゆったりと湯呑みの中でくつろいでいる少年を見たとたん何処かへ吹き飛んでいった。
「あっはは、楽しそうだねぇ。」
「おお、さやかも入るか? でも、ちょっとこれ小せぇな。」
「悟空、ダメよ。この女にそんな度胸は無いわ。」
「?」
「あ、確かにあんたなら入っても…別に仲良し姉弟って感じよね。あたしだと…ちょっと、ねぇ?」
視線をほむらの顔から少しずつ下にスライドしながら、しれっと、さらっと、自らの体に触れてみる。
「フッ…」
「…何よ?」
「おい、そういやまどかはどこ行ったん…」
ドンッ…!!
両手で大事に抱えた大きなそれをテーブルの上に乗っけるブルマ。その破壊力は全てを黙らせる。
「う、う…ううん…!! ぷはぁ。」
ブルマのTシャツから、ぴょこっとまどかが顔を出す。
「まどかっ!!!!」
「あ、あはは。こんばんは、みんな。」
少し恥ずかしそうにしながら、テーブルの上に降り立つ。
「ははっ!そんなとこに隠れてたのか、やるなぁまどか。」
「あ、良いなぁ。それ私も欲しい。ちっちゃいまどかも可愛いねぇ、このっ!」
「…可愛い。」
「もう、からかわないでよぅ。」
ミクロバンドを装着して小さくなったまどか。ブルマが彼女の為に作成したのだった。
「どう? まどかちゃん。気持ちよかったでしょ。」
「あっ…うう、…ふわふわでした///」
「ま、マミちゃんには負けるかもしれないけど。私より年下なのにねぇ。凄いわホント。」
「あっ、そういえば悟空って何歳なの?」
湯呑み風呂から上がり、バスタオル替わりのハンカチで体を拭いている悟空を見ながら、さやかの素朴な質問が飛ぶ。
「そうね、気にしたこと無かったわ。」
「あ、確かに。」
悟空の年齢。とある懐かしさを感じながら、ブルマが笑う。
「ふふっ、孫くん。あんた今何歳だったっけ?」
「ん?オラのトシか? 13だ。」
じゅっ…じゅう、さんんん…!!!???
「そ、そんな…!? あ、あたし達と、ま、まさかの、お、同い年…!? 」
「ウ、ウソ。そんな事あるわけないわ…。」
「………ウェヒヒ…ヒッ!?」
とてつもない衝撃の事実が彼女達を襲う。
「え、だって、その、ねぇ。13だったらその…あの…も、もう、ちょっと…」
「ちょっと!? 貴女は一体何を言おうとしてるの!!! 大体その辺はそれこそ個人差ってものが…ある、んでしょう!? 」
「ぷっ、あっはっはっは…!!」
もうダメとブルマが腹を押さえて、今にも転がりそうだ。
「なんで、いっつもオラがトシ言うとこんな感じなんだ? よくわかんねぇ。」
ピッ…!!
「あっはは、はぁ。ちょっと、孫くん!大きくなるなら下に降りてからにしなさいよ。もう。」
ぐいーんと、元の大きさへと戻る悟空。小さなものから大きなものへ、小さなものでも、大きなもので。漂う謎の緊張感。小さなまどかの頭上には、それはそれは大きなお稲荷さんが。
キャアアアア…!!!!
***
バリッ…ボリボリ…
プシュッ……ゴクゴク…
「風見野には帰らないのかい?」
…ビリッ……ポキッ…。
ガサガサ……グシャッ、ブンッ…!!
「危ないなぁ。思い通りにならなかったからって、八つ当たりは止めてくれないかい、杏子。」
「ふん、アンタこそ途中で消えやがって、一体何してたのさ!?」
「僕は何もしていないよ。何も出来なかった、という方が正しいかな。」
「は?どういう意味だよ?」
「拘束されていたからね。」
「ハハッ、なんだそりゃ、アンタを捕まえて何しようって言うのさ。あんな時に、また新しい魔法少女候補を見つけたとでも言うつもりかい?」
「違うよ、君も今日会ったじゃないか。」
「はぁ?」
「彼女だよ、暁美ほむらさ。」
悟空とまどか達は同い年という事で良いですかね。誕生日的に。(まどか以外はわかりませんでした)中学2年だし、wikiには14歳ってなっていたので悟空が一歳下だと考えてたら、この話春だよな、と。あと、私はウェヒヒヒが好きなんです。不快に感じる方もおられるかも知れませんが、どうかお許し下さい。最後の最後まで無言にさせるか悩みました。
お話ストック全放出につき、次回はいつになるやら。正直な話、ストックではなく、今回の分まで其之八になる予定でした。長すぎたので分けた形です。やっと佐倉杏子を本格的に絡ませる所まで来ました。ちなみに最後にキュゥべえに投げつけたのはお菓子の空箱ですポッキーの。
最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想お待ちしております。ではまた次回。