無限の剣を持つ男の異世界物語   作:ランホーク

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25話です


鬼畜

ハクヤサイド

 

 

朝11時。

 

「なんでよおおおお!!」

 

ギルドにアクアの叫び声が響き渡る

 

「アクアが何か叫んでるな」

 

とダクネスは何か飲みながら、

 

「どうしたんだろう?」

 

マリーは唐揚げ定食を食べながら、

 

「また何か気に食わない事であったのでしょう。」

 

めぐみんもキャベツ定食を食べながら

 

「あいつは一々叫ばないと気が済まないのか」

 

カズマはカウンターに頬杖を突きながら

 

「アクアだからな」

 

ソイホンはハンバーガーを食べながら、

 

「金欲しい~」

 

俺はギルドの天井を見ながらそんな願望を放つ。

 

「ソイホン。それ何バーガーですか?」

 

めぐみんがソイホンの食べている物が気になるのかめぐみんはキャベツ定食を食べながらソイホンにそう聞いた。

 

「レタスバーガー。肉は入ってない」

 

「美味しいですか?」

 

「マズイ」

 

不味いのかよ。

 

そして話が済んだのかトボトボこちらにアクアが歩いてくる。

 

「昨日のクエスト・・・壊した檻の修理費20万エリス・・・10万エリスしかもらえなかった・・・・」

 

俺の隣に座ったアクアがメニューを手に取り死んだような顔をしている。壊した檻の修理費って・・・あのミツルギ君が壊したやつか。

 

「あの男!!今度あったらただじゃおかないんだから!!」

 

「おいおい。そんな事を言うとフラグが・・・」

 

カズマがそう言いかけた時、

 

「探したぞ佐藤和馬!!!」

 

「「「「「「「?」」」」」」」

 

突然カズマの名を呼ぶ男の声がギルドに響く。

 

そしてそこにいたのはミツルギと取り巻きの二人の女の子。

 

「君の事はある盗賊の女の子から聞かしてもらったよ。佐藤和馬はパンツ脱がせ魔だってね!!この街では鬼畜のカズマだっていう異名までついているんだってね!!」

 

「おいその話し詳しく!!」

 

「だっはっはっはっはっは!!!!」

 

ヤバい!!腹がよじれる。鬼畜のカズマってなんだ!!?wwww

 

そして俺が笑っているとミツルギはアクアに近づきいきなり何か語りだした。

 

「アクア様。僕は必ず魔王を倒すと約束します。なので僕のパーティーに、」

 

「ゴットブローおおおおおおお!!」

 

「ごべええええええ!!」

 

アクアはミツルギの顔面にいきなりグーパンで殴りかかった。そしてその光景を見て俺とマリーは腹を抑えながらその場に転げまわった。

 

「ちょっとあんた!!あんたの所為で檻の修理費30万もかかったのよ!!修理代払いなさいよ!!」

 

ミツルギに跨り胸倉を掴んだアクアにミツルギは素直にお金を渡す。さっき20万って言ってなかった?

 

「すいませーん!!シュワシュワと唐揚げ定食くださーい!!」

 

ホクホク顔のアクアがカウンターで注文をし、そしてミツルギは立ち上がりカズマに声を掛ける。

 

「佐藤和馬。こんな事はむしが良いという事はわかっている。だけど頼む。グラムは返してくれないか。その代わりに店で一番いい剣を買ってあげるから」

 

しかし皆黙り込む。そして沈黙を破ったのはソイホンだった。

 

「なあミツルギ。気づかないか?こいつがすでにお前の剣を持っていない事に」

 

「え?」

 

ソイホンにそう言われカズマの事を凝視するミツルギ。

 

「サトウカズマ・・・僕の魔剣は・・・・」

 

「売った」

 

「ドチクショおおおおおおおお!!!」

 

「「きょうやああああああ!!!」」

 

ミツルギと取り巻き二人はそのままギルドから出て行った。

 

 

そして残された俺たち。

 

「あー思い出した。」

 

「どうしたんだソイホン?」

 

ソイホンが手を打ち何かを思い出したようだ。

 

「いやさ。私以前にナンパされた冒険者をボコボコにしたことあるじゃん。」

 

「うん。あったねそんなこと」

 

「それがあいつだ」

 

「マジか・・・・」

 






↑ 一話参照
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