無限の剣を持つ男の異世界物語   作:ランホーク

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結構待たせてしまったので連投です!

9話です!


九割九分

 

ソイホンサイド

 

 

「「ズ、ずびばべんべびば」」

 

コジロウとハクヤはセラの所に戻り土下座で謝罪している。

 

きっと、『す、すみませんでした』だろう。あのあと暗黒の森で散々説教した後これでもかというほどに殴ったので口の中が傷だらけで上手く喋れないのだろう。

 

「い、いえ。ちゃんと修理代と代金をお支払いしてもらったので・・・あとこれからは絶対に店の中で暴れないと約束してくれればこれからも来てもらっても・・・」

 

セラは私に殴られた所為で顔がボコボコに腫れあがった二人を見て引きながらそう言う。出禁にしないなんてなんて心の優しい子なんだろう。

 

「本当にすまなかった。内のリーダーとバカが迷惑かけた」

 

「そ、ソイホン!バカとは私の事か!!」

 

「そうだよバカ。あとまだ頭下げてろ」

 

頭を上げたコジロウに私は後頭部を踏みつける事でもう一度コジロウのデコを地に付ける。

 

それを見てひきつった顔をするセラ。

 

そしてその後は店の中で暴れたお詫びとして本来の十倍の代金と店の修理費そして散らかしたものを二人に片付かせた後やっと解散になった。

 

そしてコジロウとは途中で別れて私はハクヤと二人きりでギルドに向かって歩く。もう時間帯も星がちらほらと見え始めるくらいになってしまった。私の説教が長かったのかな?

 

「ソイホン。確かに今回は俺とコジロウが全面的に悪いけどあんなに殴らなくても」

 

「日常のストレス発散も兼ねてだからさ。しょうがないのさ」

 

「そうか。それはしょうがな・・・え?」

 

「いまなんて「それよりハクヤ。今日ちょっと面白い事があったんだ」

 

 

 

ハクヤサイド

 

「へー、クリスにスティールを教えてもらった男の子がクリスのパンツをねえ」

 

「スティールでパンツを取るなんてあるのか?」

 

「まあ場合によってはあるよ。盗賊のスティールは相手の持ち物をランダムで奪うスキルだからね。一応下着も持ち物に含まれるからさ」

 

「それでもパンツを盗るって・・・」

 

まあ普通は相手の武器とかを盗るんだけどね。あ、そうだ。

 

「ソイホン。有り得ないと思うが世界には相手の身体能力やスキルを奪うって奴もいるんだぜ」

 

「身体能力とスキル!?」

 

有り得ないといった顔をするソイホン。まあ知らねーだろうな。そんな特殊能力を持ってる奴なんて極一部だからな。

 

「身体能力を奪う。つまり相手のパワー、スピード、体力、魔力それら全てを奪いさらにはそれを自分に上乗せをするという反則能力だ。」

 

絶句するソイホン。正直俺も初めて知った時は驚いたし同時に欲しいとも思ったさ。

 

「そんなのチートじゃないか」

 

「まあな。そしてスキルを奪うってのは。文字通り相手のスキルを奪い自分で使用するっていう能力だ。」

 

「相手のスキルを奪う・・・それは職業関係ないのか」

 

「ああ。アークウィザード。クルセイダー。アークプリースト。それに固有スキルやオリジナルスキルまでありとあらゆるスキルを奪う事が出来るんだ」

 

「クソ・・・欲しい」

 

「俺もだよ」

 

羨ましがっているソイホンはふと疑問を感じたのか顔を上げる。

 

「そういえば何故ハクヤはそんな能力を知ってるんだ?」

 

「何故ってそりゃあ・・・」

 

ソイホンの疑問に答えようとした時、

 

「ハクヤー!ソイホーン!」

 

「「ん?」」

 

俺とソイホンの名前を呼ぶ聞き慣れた声。

 

「もうどこに行ってたの!!」

 

プンスカと可愛く怒る金髪碧眼の超絶美少女。僕の仲間のマリーちゃんだ。

 

「まあちょっとな」

 

誤魔化す俺を見るソイホンはジト目になっている。そんな目で見ないで!!

 

「全く!!今日はキャベツの収穫日なんだよ!!二人共アナウンス聞いてなかったの?」

 

「「あ!そうだった!!」」

 

忘れてたああああ!!そうだった!!今日はキャベツの収穫日だった!!

 

「クソおおおお!!すっかり忘れてたああああ!!これも全部コジロウの所為だ!!」

 

「九割九分お前の所為だよ」

 

「ちくしょおおおおおおおお!!!」

 

 

俺の雄たけびは暗くなりつつなるアクセルの街中に響いたとさ。

 

 

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