月兎と月夜の晩に   作:shima_calm

2 / 4
あらすじ
空彩 隼(きさら しゅん)は朝起きると
自分の部屋ではなく森の中にいたのだ
そして黒い獣に襲われて死ぬ間際のところを
超絶美少女の鈴仙・優曇華院・イナバが
助けてくれたのだ
そして鈴仙が住んでいる永遠亭という病院で
隼は命を救われ恩返しとお金を払うために
その永遠亭で住み込みで働くことになった
一方その中でなにやら怪しげな影も……


出会いと賑やかし兎

「よぉし!今日から働けるようになったし!

頑張らないとな!」

隼は部屋の中で着替えをしながら張り切っていた

「隼さ〜ん起きてますか〜?

朝ごはんで……す……よ……」

鈴仙が起こしに来てくれた

そして部屋に入り目が合った

それまではよかった

しかしちょうど着替えをしているわけで…

「「うわぁー!!!」」

「ご、ごめんなさい!」

慌てて鈴仙は部屋を飛び出していった

それはもう脱兎のごとく

「・・・・・・

相変わらず可愛いな〜」

しばらく沈黙していたが

逃げていく鈴仙を見て和んでいた

 

逃げていった鈴仙は

台所に向かっていっていた

「うわぁ〜/////初めて男の人の裸見ちゃった/////

ちゃんと確認してから開けるべきだった/////

これからは気をつけないと/////」

 

__________________

 

「ふぅ〜着替え終わりっと

さて鈴仙ちゃん達のところへ行くか」

着替えを済ませた隼が部屋を出ようとした…

「オラァ!!」

ドンッ!!!

「ゴフッ!!??」

いきなり腹に大きなものがぶつかってきた

というより突進してきた

隼は派手に吹っ飛び後ろの壁に衝突した

「痛ってぇ!?なに!?急に何!?」

衝撃と驚きにより軽くパニックになっていた

俺は状況確認のため腹の部分を見ると

そこにはうさ耳の付いた少女が一人いた

「え?女の子?」

「にひ♪驚いた?驚いた?」

「え?うん驚いたけど…君は」

「にひひ〜♪ドッキリ大成功!

いやぁ〜満足満足♪

さてさて〜朝飯食いに行こ〜っと♪」

うさ耳少女は隼の言葉を遮り

そそくさとどこかへ行ってしまった

「な、なんだったんだ?

あんな子永遠亭にいたっけ?」

隼は呆気にとられていたが

すぐさま起き上がり鈴仙達の元へ向かった

 

__________________

 

「ってあれ!?」

リビングへ来た隼は目の前に

先程自分に突進してきた少女がいた

「ん?どうした少年よ

早く朝飯を食べようや♪」

「いやいやいやいや!?君だれ!?」

驚きつつうさ耳少女に質問しているところに

鈴仙がやってきた

「あっ/////隼さんおはようございます/////

先程はほんとに申しわ…/////」

「あっ鈴仙ちゃんちょうど良かった!

この子誰!?」

「ふぇ!?え…あ〜こいつは

因幡てゐと言ってうちで働いてる仲間の一人ですよ」

と,さも当然のように話し始めている

……が,隼には疑問があった

「いやいやいやいや!

この子少女だよ!?法律的にアウトでしょ!?」

隼の疑問点はそこであった

この少女因幡てゐという子は

完全に小学2,3年生くらいの身長で

他の部位を見てもどう見ても子供であった

だが、鈴仙はなにがなんだかわかっておらず

「え?法律?規則のようなものですか?」

「そうそう!だってこんな少女を

働かせるなんて犯罪だよ!?」

「やぁおはよう」

急に話に割って入ってきたのは

ここ永遠亭の主である永琳であった

「あっ永琳さんおはようございます」

「師匠おはようございます」

「おはようお師匠様!」

全員の朝の挨拶を終えて

隼は本題を永琳に問いかける

「そうだ永琳さん!

なんでここで少女が働いてるんですか?

少女を働かせるって犯罪にならないんですか?」

隼の言葉に一瞬永琳は疑問を抱いたが

すぐにそういうことかと理解した

「隼くん君のいた世界では

それは罰になることなのかもしれないが

ここではそういうものはないんだよ

それにその少女と言っているやつは

君よりも年上だぞ」

と永琳は説明してくれた

「え?……え!?年上!?」

「そうだこの世界は忘れられた者達が集まる世界

当然その中には鈴仙のような妖怪もいるし

魔法使いや巫女なんかもいる

君がこの前見たあの怪物みたいなものもな」

「は、はい」

「こういう特殊な者ばかりがいて

その中には死ぬことが出来ない不老不死の者もいる

もちろんその中には寿命がとても長い者もいる

私達はその中の一人ということだ

ちなみに鈴仙も私もそういう類の人間だ

鈴仙の実年齢は………」

「わー!わーーーーー!!!!!

それ言ったらダメです師匠!!!!」

話を遮るように鈴仙が永琳の口を塞いだ

「なるほど

そういうことだったのか

んで鈴仙ちゃんの実年齢って……」

「隼さん?それ以上この話に触れたら

どうなるかわかりますよね?

また傷口を開けたくはないでしょう?」

鈴仙からとてつもない殺気と狂気の目を向けられた

「は,はい…わかりました…」

「ならよろしい♪」

この時隼は決意した

(幻想郷の女性の年齢を聞くのはやめておこう

絶対死ぬことになる)

「さてさて話は終わったかい?

早く食べないとご飯が冷めるぞ?」

「ん?ってほんとだ!

これから仕事がたくさんあるのに!

早くしないと!隼さん早く食べましょ!」

「ほんとだ!よしエネルギー補給して

今日から頑張りますよろしくお願いします!」

 

__________________

 

朝飯を終えて隼と鈴仙は薬の整理をしていた

「すごい種類の薬だな

これ全部どうやって集めるの?」

「基本自力で採取ですかね

この幻想郷では色んな植物が生えていて

それぞれの場所に色んな環境があって

そこでしか取れない物もあるんですよ

すごく過酷な自然もあるので危険も伴いますが」

「へぇ〜改めて思うけど

幻想郷って危ないんだな

でも鈴仙ちゃんがそういうとこ行くのは

個人的にはやだな〜」

「へ?なんでです?」

「いくら強いと言っても女の子なわけだしね

もしものこととか怪我とかはしてほしくないよ

女の子は体を大事にしないと」

「~/////」

鈴仙は隼からの何気ない言葉に不意打ちを受け

照れてしまった

「ん?どうしたの?」

「い,いえ/////

そんなこと初めて言われたもので/////」

「そうなんだ

ならこれからは俺を頼ってよ♪

少しでも鈴仙ちゃんの助けになるよ!」

「はいありがとうございます♪

でも隼さんって弾幕とか使えないから

まずは体の検査が必要ですね

外来人の方でも体に魔力がある人がいるので

場合によっては私の助けになれないこともあるので

その時は諦めてくださいね?」

「お,おう!やっぱ幻想郷って言っても

そこは厳しいんだなw」

「まぁそうですね

さぁ早く終わらせましょ

師匠に怒られてしまいます」

「そうだな」

隼は幻想郷の過酷さと鈴仙の苦労を知り

自分が強くならないと思うのであった

 

一方その様子を覗いている者がいた

「(にしし!あいつら油断してるな♪

またイタズラしちゃお♪)」

 

__________________

 

朝の仕事が終わり昼食も終えて

今から昼の仕事だという時にてゐが

隼と鈴仙を引き止めていた

「あの〜てゐ?そこどいてくれないかな?

仕事に行けないんだけど」

「まぁまぁ♪ちょっとお二人さんに

見せたいものがあるんだよ♪」

「てゐ?またなにか企んでないでしょうね?」

鈴仙はなぜかてゐを警戒していた

「ん?なにかあるの?」

「あ〜隼さんは知りませんでしたね実は……」

「さぁさぁそんな事はいいとして

すぐに行かないと消えるから早く早く♪」

「あっちょっと!」

鈴仙の話を遮り隼の手を引っ張り

無理やり連れていくてゐに

隼は抵抗出来ずに流されるまま行ってしまった

「こら〜!てゐ〜!!」

「鈴仙も早く来ねぇと置いてくぞ〜♪」

いったいどこに連れていかれていくのか

隼は不安を抱きつつ行くのであった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。