あくいろ!   作:輪音

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金王屋

 

 

 

先日、マヨーネさん率いる仲魔たちやファントムサマナーたちが破壊したショッカーのアジト。

紀伊半島南端にあったそこは戦闘員養成施設を兼ねていたらしく、かなりの数の戦闘員及び戦闘員訓練生を捕獲したのだとか。

その捕獲された戦闘員の内、男性戦闘員は純粋に戦闘力を高めたいサマナーたちに引き取られた。

彼ら曰く、女なぞいらん! ということだとか。

実に漢(おとこ)らしいな。

その反面、女性と付き合ったことの無いサマナーたちには女性戦闘員が大人気で、男性戦闘員なぞ欲しくも無いとのことだ。

丸っきり正反対で興味深い。

オレのところにも何名か来る予定だったらしいが、船岩・エイミスといった幹部サマナーが人数を多く求めたのと(どちらも男性戦闘員ばかり)、独身男性サマナーたちが女性戦闘員を欲しいとマヨーネさんに直訴並びに懇願したため、オレの元には誰も来ないことと相成った。

再改造と戦闘員用強化服と再洗脳を担当したスリル博士は、あまりの多忙さに発狂寸前となったらしい。

なんで技術者を捕らえてこんかったんや! と怒鳴られたファントムサマナーは、ビビりまくったとか。

そもそもアジトには技術者が誰もいなかったそうだが、その余波でオレは彼の愚痴を散々に聞かされた。

まあ、致し方あるまい。

詫びるマヨーネさんに、気にしていないと言ったらホッとされる。

自己主張の強い人員が多いので、組織の調整はとても大変らしい。

まあ、そうなるな。

 

群馬県の某山中にあるのは、ファントムソサエティ及び提携組織と冒険者ギルド的な国際輸出商会が共同で抱える射撃場。

そこには、簡易宿泊施設並びに温泉も附随しているという。

二泊三日で射撃訓練してきてくださいと、マヨーネさんに言われた。

射撃教官も務められるマリーさんがいるのは大きいらしい。

サマナーのみならず、戦闘員たちにも射撃訓練を施すとか。

太っ腹だな。

マヨーネさん曰く、基幹戦力としての兵卒の地力を高めておくことが結局は組織の強さに繋がるのですとのこと。

幹部の育成も行いたいそうだが、自由人が多すぎて最小限の管理をするので手一杯だとか。

どの組織も中間管理職の育成で悩まされているのだ。

先日嘉屋さんから熱心に勧誘されたことを思い出す。

結局、テルス教の作戦では優先的に助力することを約束させられた。

ちなみに、メシア教からの勧誘は絶対断るようにと真顔で言われた。

特にユキノという女の子が、一見無防備のほわほわ娘で危険らしい。

 

「しかし、何故こんなに女の子の戦闘員が多いんですかね?」

「それはですね、ショッカーがエステティックサロンを複数経営していることに関係あります。」

「はい?」

「キレイになれる、というだけで女の子は案外簡単に騙されてしまうのです。人は内心騙されたいという願望があるのだ、という心理学の研究書もある程ですわ。キレイになれる全身マッサージがあると聞けば、女性担当者の前だと抵抗せずに脱ぎますし。ナノマシン配合の浸透系塗り薬も塗り放題。頭部への洗脳装置も着け放題。一日で簡単に即席戦闘員が出来ますわ。そこからが案外面倒なのですが、それにしてもおそろしいですわね。」

「え、ええ……。」

「例えば一回五〇〇〇円のコースを初回のお試し価格二〇〇〇円、高校生中学生は学生証提示で一五〇〇円と言われたら、もう女の子ホイホイ。疑うような子はそもそも相手にしていませんから、騙されやすい子を標的にしているとも言えます。そして、やさしいお姉さん系の相手なら、彼女たちは簡単に信じちゃいます。人を騙すって案外簡単なんですよ。必要だからと言えば学生証を簡単に見せますし、身の回りのことについてちょっと突っ込んだ質問をしても、相手を信用してしまえば大抵答えます。大都市の路地裏に店があれば、それは思春期の女の子が持つ冒険心をくすぐりますし、社会人ならば隠れ家的な安心感をもたらします。よく考えられていますわ。」

「それはそうですが……。」

「経営は大抵利益度外視ですが、他者と繋がりが深いなど社会的危険性の高い子は事前に除外出来ますし、家族と疎遠で人付き合いが稀薄な子の場合は相談に乗るふりをしてそのまま訓練施設に送り込んだり、まあいろいろ。実際、捜索届けは意外と思える程出ていませんわ。寒い時代だと思われませんか?」

「確かに、人間関係が稀薄な現代の隙間を巧妙に突いていますね。そのエステティックサロンなどは、今後潰すのですか?」

「潰しませんわよ。」

「えっ?」

「そのエステティックサロン群はそれぞれ個人事業主が経営していていずれも関連性が無く、普通の人間も複数雇っていて、合法的な仕事が通常業務です。表面的に違法性が見られないので、警察を動かしての検挙は不可能。組織的には一見ややこしく見えますが、一網打尽にならなくて済むのが最大の利点ですわね。精々、店長か副店長くらいがショッカーに洗脳された一般人か中級戦闘員。しかも、ブラックじゃなくて限りなくホワイトな業務内容。過去に何店か潰したことがありますけれども、中級戦闘員は逃走特化型改造人間ばかりで何度も何度も逃げられています。下手をすると、瞬間洗脳された一般人従業員や客などと戦闘になる危険すらある。雑居ビルの関係者全員が、事前に洗脳されている場合さえある。私も別に殺人快楽症ではないので、彼らを殺さずに済ませようとしたら苦戦し辟易しました。彼らとはいたちごっこになりますから、正直、お手上げですね。女性調査員が寝返った時さえありましたし、あの時は痛手でした。組織的に言うと、おいしいとこ取り出来るので実が熟すまで放置しようと考えているようです。酷い話ですが、これが現実です。」

「う~ん。」

「そして、ショッカーはここ数年教育困難校の高校経営も行い、ことごとく成功させています。」

「はい?」

「校長や一部の教師・生徒を洗脳し、不良生徒たちの更正に成功。彼らは地域の奉仕活動も率先して行い、弱きを助け強きをくじくことを体現。そうした先輩たちに憧れて入学する生徒も続出。入学試験は名前を書くだけですが、卒業時には普通の高校生に近い学力を得られるので、そうしたショッカー高校はいずれも人気校化。常時転校や編入学を受け入れているのも大きいです。校内の設備も充実化させ、将来に夢も希望も無い学生たちの光明になっているとか。イジメも無く、笑い声の溢れる学校。ある意味、高校の理想像ですわ。」

「話を聞くだけなら、とても素晴らしいですね。」

「ええ、勿論これらはすべて表の顔。裏では戦闘員の確保を行っています。ショッカー高校では大体、用務員が怪人だったりするようですね。素材の良し悪しが幹部候補生には必須ですから、候補生勧誘はまた別業務の模様です。また、生徒たちと肉体関係を持つ教師がけっこう多いようです。三〇代や四〇代の独身教師が次々に元生徒と結婚しているのも教育関係者たちの間では有名な話らしく、面接日には教員免許所有者が殺到するそうです。実際例として四〇代女性教師と二〇歳そこそこの元生徒の夫婦を見たこともありますが、独身時代から変わらぬ程のアツい営みを日夜なされているそうです。育児放棄された子供たちを引き取って、家族仲も円満とか。しかも、こうした例の枚挙に暇(いとま)がないそうですわ。大抵、防音完備の生徒指導室辺りが愛の巣になるそうですが。そういった広告塔を抜かりなく準備して実行する。昔ながらのやり方とは根本的に変貌している模様ですわ、あの秘密結社は。」

「……ええと、その……着眼点がすぐれていますね。」

「ええ、幹部の中には未改造の人間のままで知恵を搾る者がいるとか。おそらく、その彼だか彼女だかが考案しているのでしょう。末端の戦闘員から怪人幹部に至るまで刷新を図っているようですし、油断禁物ですわ。」

「その人が、もしも司馬懿とかいう名前だったら笑えますね。」

 

 

山奥に向かって出発。

夕方から高速道路に乗って、群馬県へと向かう。

フィアットに乗るのはいつもの仲魔たちとマリーさん。

途中のサービスエリアで夕食を摂ったり仮眠したりして下道へ下り、早朝の山中をくるぐる走ってようやく山奥の射撃場へ辿り着く。

途中に関所が有って、思わず笑ってしまった。

私有地なのでおかしくないのかもしれないが。

 

駐車場には、マイクロバスやミニバスなどがずいぶん置かれていた。

受付に行くと、戦闘員の姿をした者やサマナーなどがわんさかいる。

老講師たちは皆にこにこしていた。

たぶん、いい稼ぎになるのだろう。

 

女子戦闘員は高校生ぽい子から会社員みたいな子までいろいろいて、いずれも鼻息の荒いサマナーたちに密着されていた。

激しい戦闘で『彼女』を失ったサマナーはどうなるのだろうか?

拡声器を持った老講師の元締めから挨拶と注意事項を聞き、それぞれ射撃訓練を始める。

オレも、スイス製半自動式小銃とイタリア製中型半自動式拳銃並びにドイツ製大型半自動式拳銃を準備する。

.38スペシャルの弾頭が使えて強力な.38スーパーや口径が大きめの.40S&Wも検討してみたが、実際の銃撃戦でアメリカの法執行機関の構成員たちが放った弾薬の七、八割が目標に当たっていないと聞く。

銃社会に住み、普段銃を撃ち馴れている筈の専門家たちでさえ、実戦ではなかなか弾が当たらないのだ。

それに、弾の効果は当たりどころ次第だ。

大口径弾を数発喰らった相手が動き回ることもあれば、小口径弾を一発喰らって致命傷になることもある。

撃ちやすさ持ちやすさ携行しやすさなどを考慮し、主力拳銃弾は九ミリルガーとした。

 

半自動式小銃は滅多に壊れないかもしれないが二丁用意しており、交互に撃ってゆく。

ガツンガツンと肩に強い反動が来た。

 

仲魔たちは他のサマナーの従者や従魔や悪魔たちと交流会。

なにやらこしょこしょとお話し中。

こっちをちらちら見つつお話し中。

 

戦闘員たちへ支給された銃火器はソヴィエト祭だった。

まごうことなき旧ソ連だ。

ロシアという感じでない。

大量の自動小銃、短機関銃、拳銃。

狙撃銃や分隊支援火器の軽機関銃まである。

射撃場がいっぺんにゲリラの巣窟と化した。

この時点で警察に踏み込まれたらアウトだ。

嬉々として銃を撃ち出す面々。

ロシアあきんどらしいおっさんが両脇に美人を従え、流暢な日本語で売り込みをかけている。

ヤのつく仕事の人たちもびっくりだ。

ロシア美人に勧められ、オレも撃つ。

カラシニコフ、バラライカ、トカレフ、マカロフ、スチェッキン。

ドラグノフにRPD。

おそるべきは、午後になったらカラシニコフを全自動射撃出来る兵隊が続出したことだ。

今も世界各地で実用されているだけのことはある。

流石に軽機関銃のRPDや狙撃銃のドラグノフを使いこなせている兵卒は見当たらない。

拳銃のトカレフに安全装置が無く、そのことは大きな問題とされた。

『現場』でだけ薬室に弾丸を送り込み、射撃時以外は指を引き金に触れなければ大丈夫だ、とあきんどのおっさんは主張する。

戦闘員を率いる者全員、その意見を却下した。

オレもイカンと思う。

西側諸国とは全然違う思想の元に造られた兵器は、いろいろな面で独特だ。

短機関銃はどうかとも思ったが、大型弾倉に七一発詰められて弾幕を張れるのは頼もしいとの評価が成された。

カラシニコフで全自動射撃して的に当てるのは困難を伴うが、バラライカだと比較的制御しやすい。

だが、これが強化服を着た状態だとガラッと変わる。

戦闘員は強化服を着た状態で射撃すると、熟練の射手と化したかに見えた。

ロシア人たちが驚嘆している。

素の状態で撃てるようにした方がいいのではないかとも思ったが、自信を付けた方が能力も伸びることだろう。

マリーさんは手慣れた感じで指導している。

女の子戦闘員を中心に、熱心に教えている。

銃器の素人である筈の彼女たちが、夕方には一〇〇メートル先の的に当てるまでになっていた。

おそロシア。

 

夜、あちこちで愛の歌が聞こえて参った。

 

二日目には射撃の才を見せる戦闘員がちらほら現れ、彼らは狙撃銃の訓練を始めた。

スリル博士が改良した強化服は高性能なのだろう。

俺もエモニカスーツを着ようかと何回か思ったが、素の状態で撃ち慣れておいた方が楽だと思ってそのまま撃つ。

ロシア美人たちからあれこれ話しかけられるが、あきんどのおっさんは商談に夢中だしマリーさんは女の子戦闘員の指導でこちらに目が向かない。

よって、なにを言っているのかさっぱりわからない。

わからないが、体を密着してくるのでわかりやすい。

決定権の無い人物に蜂蜜罠作戦を行っても無駄骨だ。

そう思うのだが、彼女たちはハアハア言うばかりだ。

困ったなあ。

そんなところを撫でてはいけない。

おっさんがこっちに気づき、なにか強い言葉を放つ。

彼女たちはシュンとした顔で名残惜しそうに立ち去っていった。

 

最終日、ロシア人はおっさんだけだった。

 

 

射撃場から戻り、平崎市矢来銀座の外れにある金王屋(こんのうや)へと向かう。

江戸時代はこの界隈随一の古物商だった店も、今では煤けた面の多い骨董品店だ。

何故か金王院という寺に隣接して金王社という神社があり、この寺社仏閣の境内にその店がある。

嗚呼、ややこしい。

店主が宮司(ぐうじ)を兼ねているからだとか。

寺の方にはTさんと呼ばれる屈強の僧侶がいるそうで、関東有数の退魔師でもあるとか。

神社に祀られているのは、鑑真様と魔羅様とミシャグジ様と黄泉醜女(ヨモツシコメ)と玉藻前と四道将軍の一人である吉備津彦。

それに、秦野弘隆公と諏訪頼重公と村上義清公。

唐招提寺とも縁があり、格式はさほどでもないらしいがかなり古いそうで、明治の悪法たる廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の時にも生き残れたのは、その稀少性と名物宮司の尽力の賜だとか。

 

古墳時代には、岡山県の備中に拠点を置いていたらしい。

神社関係者たちは美しきイナルナ姫を奉じていたという。

製鉄の業にすぐれ、イナルナ姫の元へ強力な武具を供給していたとか。

大和朝廷との熾烈な呪術合戦の末に屈服して、編入された伝説もある。

律令制の頃は唐招提寺の関連寺社として奈良に拠点を置いていたが、平安時代、藤原氏によって讒言(ざんげん)されたために長野県の諏訪大社を頼った。

特に戦国時代の諏訪頼重公は、とても慈悲深く信仰心篤い方だったという。

武田氏の攻勢によって諏訪氏が滅び、その際に彼らは諏訪大社の関係者数名と共に北信の雄たる村上義清公を頼ったという。

公は大変情けに篤い方だったとか。

その村上義清公が亡くなった後、庇護を求めて関東へやって来た彼らは最初成田氏を頼り、かの小田原征伐の後はここ平崎市一帯を任された秦野氏を頼ったそうだ。

彼らを受け入れた秦野弘隆公は、勇猛にして懐広き方だったという。

まさに流転の歴史である。

江戸時代、諏訪の人々は関東地方を訪れた際に必ずこの神社へ参拝したのだとか。

今も、長野県の信仰心篤い人々がこの金王社を訪れるのだ。

 

ミルクホール新世界を過ぎて、金王屋に到着。

店に入ると、メイドがいた。

まごうことなき、と言いたいがなんだか妙だ。

 

「うぉまえは……ではなくて、お前様はこのパッとしねえ古びた店にわざわざ来てくださりやがりまして、まっことありがたく存じはべりまして御座りまする。」

 

ええと。

なんだか変な子だな。

 

「なんだい、あんた。なんか買ってくれるのかい?」

 

どこかとぼけた雰囲気の漂ってくる老店主が奥から出てきて、ニヤニヤ笑いながら俺を出迎えた。

店内には何故か信州の物産区画があり、信州名産菓子のみすゞ飴や林檎の果汁水や米などが販売されている。

 

「ほう、あんた、悪魔召喚師か。」

 

仲魔たちを見て、老店主は判断する。

 

「久々だよ。あんたみたいな『本物』がここへ来るのは。」

 

彼は懐かしそうな顔をした。

 

「悪魔召喚師が買うなら、こういったもんだな。」

 

彼は一旦奥に引っ込み、持ってきた漆塗りの匣(はこ)を俺の目の前に置く。

 

「こいつは禁凝符(きんぎょうふ)。相手の剣や拳や蹴りなどを跳ね返す呪符さ。そしてこっちは鎮怪符(ちんかいふ)。魔の術を弾き返す呪符だ。これは奉旨(ふえんじ)。あんたより弱い奴らを近づけないための呪符だよ。こいつは鎮心符。眠気覚ましになるし、混乱したり魅了されたりした時にも効果的だ。気絶の治療にも使える。二日酔い対策にも使えるぞ。こいつは牛黄丹。失われた体力を取り戻す。ハッスルした後にも使えるぞ。うはは。他にもいろんな呪符がこの中に入っているが、全部あんたの仕事にとっての必需品さね。長いことこれらは売れてないんでね、是非ともあんたに買い取ってもらいたい。勿論、勉強はするよ。だから、この匣ごと買ってくれ。」

「オマケ次第ですね。」

「それならいいもんがある。これは花魁(おいらん)の毛、こっちはタエの毛。なんと、毛の主だった相手に擬態が出来るすぐれものだ。どっからどこまでもそっくりになれるのがびっくりのしろもんだ。持っていて損はない。こいつを付けてやろう。おお、そうじゃ、この周遊券も特別なオマケじゃ。持っていくがいい。」

「このエロじじい店主の好意を、ありがたく受けやがりくださいませ。」

 

メイドが澄ました顔で滅茶苦茶を言う。

そして、ニヤリと店主は笑った。

 

 






ファントムソサエティの愉快な人たちと関連組織と周辺組織その他(九話時点。未だ出ていない人物含む。順不同敬称略)

※都合によって、後々内容変更の可能性があります。予め、ご了承ください。


【表の顔】
現代の闇に蠢く悪霊怨霊悪魔などに対する霊的対策機関。
国の税金が大量投入されている疑惑あり。


【いっちゃん偉か人】
◎某政務次官(偉い人。褌[ふんどし]派)


【幹部】
◎鹿ノ倉(アリオンソフト代表取締役。次世代型電脳都市を完成させるため、鳥取県米子市天海区に出張中。ブリーフ派)

◎工場長(よくわからない人。鳥取県米子市天海区の工場でなにかしている。褌派)

◎エイミス(似非神父。たまに駅前で説法をしている。ボクサーパンツ派)

◎船岩(元拳闘家。四四口径の二丁拳銃が何気に自慢。ボクサーパンツ派)

◎マヨーネ(苦労人系中間管理職。イタリア推し。個人輸入業者でテスタロッサ商会代表取締役。イタリア大使館と繋がりがある)

◎クリシュナ(屈強のグルカ人傭兵。普段はネパール料理店で働いている。褌派)

◎宇良江(孤高の探偵。愛妻家で子煩悩。奥さんが美人。ブリーフ派)

◎キャロル・A(古典的コテコテ系ロックンローラー。たまに駅前や催し物などで演奏している。ブーメランパンツ派)


【若衆】
◎ファントムサマナー(ファントムソサエティに於ける一般構成員。ショッカー的に言うと怪人。大抵は黒いスーツ姿。正社員的立ち位置)

◎戦闘員(幹部やファントムサマナーの補助職。中級と下級、男性と女性の計四種類が存在。強化服で人の五倍の力が出せる。命令には忠実だが、その命じた内容を遂行出来るかどうかは別の話。派遣社員的立ち位置。男性戦闘員は全員ブリーフを支給されており、日常は男女共ジャージで過ごしている[男性は紺色、女性は小豆色]。女性用に体操服やメイド服などを着用させる者も存在する)


【田中】
ファントムサマナー。
複数のマネカタ女を仲魔にしている変わり種。
ブリーフ派。


【ヒリリ・キリリン】
オカルト雑誌『ララ・ムームー』編集長。
一応、取材記者。
煮ても焼いても喰えない、のらりくらりを基本とするぬらりひょん系情報屋。
デカラビアが大好きで、語りだすと長い。
自称、元勇者。
ブリーフ派。


【傭兵サマナー】
状況に応じて無所属系悪魔召喚師が臨時雇用される。代表格はナオミ。
国際輸出商会からは、スイス傭兵の如く構成員たちが派遣されている。


【港署署長】
風見鶏其の壱。
恐妻家。
実は絶倫。
複数の女子高校生と援助交際しているためか、最近の話題にも詳しい。
ボクサーパンツ派。


【平崎市市長】
風見鶏其の弐。
周囲を美人で固めている。
ブリーフ派。


【国際輸出商会】
輸出入業者兼人材派遣業者。
冒険者ギルドみたいな組織。
代表者は蕗藁(ふきわら)。


【シュワルツ・ランツェンレイター】
『帝国騎士』たちが在籍するクラン。
人材派遣業者其の弐で浪漫派の巣窟。


【マントラ本営】
『鬼遣い』たちが在籍するクラン。
人材派遣業者其の参でマスラオ系。
体育会系且つ筋肉信奉者達の巣窟。
藻戸一等陸佐御用達系筋肉達磨衆。


【嘉屋かほる】
新興宗教のテルス教幹部で広告塔。
彼女自身はミロク派で穏健派。
薬師六将の一人。
安底羅(あんちら)隊隊長。
勇ましく粋で頼り甲斐のある姐さん。
人脈が広く、交渉役を務めることも多い。


【氷川】
テルス教過激派筆頭にして一見冷徹な男。
同教団の嘉屋とあまり仲はよくないが、彼女の考えや実力は理解している。
私兵集団を抱えており、心酔している若者たちの面倒を見ているおっさん。
捨苦羅隊隊長。
ブリーフ派。


【ユキノ】
メシア教司祭にして広告塔。
表看板の一人にして麗しき眼鏡っ子。
夢見る理想論者。
アークエンジェル、パワー、ドミニオンなどの天使系悪魔たちを主に仲魔としている。


【アマラ深界】
悪魔の働く料理店。
店主は元イタリア料理店経営者。彼は店を経営破綻させた後、マヨーネに拾われる。
ファントムソサエティ御用達店。
打ち合わせから飲み会まで幅広く利用されている。


【生体マクスウェル協会】
生体マグネタイトをその日の相場に応じて換金してくれる店で、逆もまた可。
怪しげな店主が特徴。
悪魔遣いたちにとっては生命線的な店なので、この辺は非戦闘区域とされる。


【王国屋】
電脳上で悪魔たちを管理する店。
一見愛らしいメッチーが大人気。
店主のロクスケは、その電脳体をしばしばメッチーに喰われている。


【サトミタケシ】
食料品なども販売している薬屋。
店舗毎に流れる宣伝曲が異なる。
三代目里見武司は最近現役高校生の美少女と婚約発表し、『リア充滅すべし!』とか『洗脳したんじゃないの?』とか『幾ら金を積んだんだ!?』とか『相手の弱味を一旦握り締めたら決して離さない。流石は里見家の馬鹿旦……いえ、若旦那ですね。』などと評されている。


【商人】
◎美濃柱(個人輸入業者。マヨーネと深い繋がりがある。B級食通)

◎マッコイ(金さえ積めばクレムリンでも持ってきてくれるらしい)

◎金王屋[こんのうや](矢来銀座に拠点を置くあきんど)


【藻戸一等陸佐】
陸幕二部の偉い人。
すぐに脱ぎたがる。
純然たる褌派。


【阿修羅会】
【新星会】
ヤのつく名前の人たちによって構成される組織。
前者には悪魔遣いがいる。


【秦野家】
江戸時代に平崎市一帯を治めていた武家の末裔。
元子爵。
当主はイナルナ姫の研究家で、娘の久美子はミス北山大学になるほどの美人。


【スリル博士】
天才科学者。
怪しげな関西弁を使う。
いわゆる博士ポジションの人。
主人公と仲がよい。
トランクス派。


【薬屋アヌーン】
危ない薬屋を経営している美人妖精。
最近、ある勇者候補生をゲットした。


【タカシ】
チンピラ。
意外と金回りがいい。
カツ丼マニア。
ボクサーパンツ派。


【諸岡金四郎】
熱血教師純情派。
通称、モロキン。
八十稲庭(やそいなにわ)市で教鞭を取り、日々熱心に倫理を説くモノノフ。
生徒思いなのだが、その思いが空回りすることもしばしば。
主人公の恩師。
最近の乱れた性や暴力的な電脳世界を大変憂えている。
前向きな生徒に対しては、親身で面倒見が非常によい。
ちゃらんぽらんな人間が大嫌いで、そうした生徒からは受けが悪い。
生徒指導室へ呼び出した学生に対しては厳しくも真剣に接し、お菓子もくれる。
ブリーフ派。


【主人公】
御立派様からヤりすぎ系の複数ご加護を頂戴した、中年系新人悪魔召喚師。
歩く生体マグネタイト生成器。
あらゆる女性に好意を持たれる存在。
御立派様曰く、誰でも簡単に口説き落とせるとか。
御立派様の誤算は、このおっさんが意外と古風で倫理的だったことにある。
高校時代は倫理学担当の熱血教師諸岡金四郎からよく目をかけられていた。
どうでもいいが、トランクス派。


【御立派様】
「ぬうっ! ワシのこの眼が間違っておったとでも言うのかっ!? あなここなうつけ者めっ! さっさとおなごたちとがんがんまぐおうてイカせにイカせ、どんどん嫁を増やせばよいものをっ! ワシの与えた権能をろくに使わぬとは何事ぞっ!」


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