ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第7章 初陣

1984年

 

東京、新宿副都心

 

薫「お兄ちゃん怖いよ!!」

 

龍之介「大丈夫だ・・・俺が付いている。」

 

警戒態勢の街の中を避難する都民に交じって親に連れられる幼い龍之介と薫。

 

国防軍の防衛ラインを易々と突破したゴジラは東京に上陸。

 

それに対し国防軍は、ハイパーレーザ―ビーム車で新宿副都心の中枢に誘き出し、スーパーX(首都防衛戦闘機)によるカドミウム弾攻撃が開始された。

 

龍之介の父「倒したぞ!!」

 

3発ものカドミウム弾攻撃を浴び、ゴジラは昏倒する。

 

龍之介「やったねとうちゃん!」

 

ゴジラを倒した事により、都民達が喜びの顔を表す。

 

しかし

 

ブー!

 

突然、都心に警報が鳴る。

 

アナウンサー『緊急連絡を申し上げます!』

 

龍之介の父「何だ!?」

 

アナウンサー『・・・ゴジラ非常緊急対策本部の発表によりますと・・・ソ連の衛星から核弾頭が誤って発射され・・・新宿上空で爆発する恐れがあります・・・』

 

今度は、ソ連の攻撃核衛星から核ミサイルが誤射され、ゴジラ目掛けて飛んでくるという緊急連絡だった。

 

都民『きゃ・・・!!』

 

都民達はパニックを起こす。

 

アナウンサー『付近の住民のかったは・・・係員の指示に従って至急非難してください!!・・・時間がありません、至急非難してください!!・・・避難場所は、地下鉄丸ノ内線、新宿駅ホームまたは、線路に・・・繰り返します!!・・・』

 

地下鉄や地下街に避難するよう指示が下る。

 

龍之介の母「貴方早く!」

 

龍之介の父「ああ、龍之介、薫!・・・逸れるな!」

 

龍之介「ん!」

 

薫「お母さん怖いよ~!!」

 

龍之介の母「大丈夫よ薫!」

 

龍之介と薫は、両親と一緒に急いで地下街に逃げるが、殆んどの都民が急いで地下街に逃げている為、入口が人で埋め尽くされていた。

 

龍之介の母「貴方!」

 

龍之介の父「最早神に祈るしかないのか!」

 

逃げ道を塞がれ最早絶体絶命の状況となった。

 

その時

 

龍之介の父「何だ!?」

 

上空でフラッシューが焚く。

 

『あっ!?』

 

誤射された核ミサイルが成層圏でアメリカの迎撃ミサイルに撃墜され核爆発を起こした。

 

龍之介の父「た・・助かったのか?」

 

これにより、新宿での核爆発は回避された。

 

だが

 

龍之介の母「貴方!?・・・あれは・・・何?」

 

龍之介の父「ああ・・・!?」

 

核爆発の影響か、突然、新宿の空は赤く染まる。

 

龍之介の父「何だ!?」

 

薫「お母さん!?」

 

更に電磁パルスが起き、辺りは停電し、スーパーXなどの武器が使用不能になった。

 

それに乗じて、今度は落雷が起き、ゴジラを蘇生してしまう。

 

龍之介の父「不味い!?逃げるぞ!!」

 

『うん!』

 

ゴジラが復活した以上、最早地下鉄に逃げる事はできないと考え市街を逃げる。

 

しかし、電磁パルスから復旧したスーパーXがゴジラに対して通常兵器(バルカン砲やロケット弾、ハイパーレーザ砲など)で応戦する。

 

その結果、辺りは火の海と廃墟と化した。

 

龍之介の母「もう、逃げる場所が無いわ!」

 

龍之介の父「諦めるな!兎に角逃げるんだ!!」

 

廃墟と化した街を龍之介と薫は、両親と一緒に逃げていた。

 

しかし

 

優勢を誇っていたスーパーXも堆に撃墜され、更に後ろからビルがゴジラによって倒され

 

龍之介の父「危ない!!」

 

龍之介の母「きゃ・・・!!」

 

龍之介と薫を庇い、両親は一瞬にビルの下敷きになった。

 

薫「お母さん!!お父さん!!」

 

ビルの下敷きから幸い龍之介と薫は助かったが、両親は助からなかった。

 

龍之介「薫、逃げるぞ!!」

 

薫「でも、お母さんとお父さんが!」

 

龍之介「無駄だ!!・・・もう・・・もう死んでるんだ!!」

 

龍之介は、泣き尽す薫を連れて逃げる。

 

2人の後ろから、ゴジラが吠えながら迫ってきた。

 

薫「お母さん!!・・・お父さん!!・・・いやぁ・・・・!!」

 

宗谷家、薫の部屋

 

薫「はっ!?」

 

余りの悪夢に魘されて目が覚める薫。

 

薫「はぁ・・・・はぁ・・・・夢・・・か・・・」

 

自分の胸に手を当てる。

 

薫「何でだろう?・・・今になって、あの出来事を思い出すなんて・・・」

 

薫は、何故今頃になって、15年前の悲劇を思い出したのか、自分でも分からなく、唯自分の胸に手を当てる。

 

薫「お母さん・・・お父さん・・・・会いたいよ・・・」

 

死んだ両親に会いたいと願う薫だった。

 

龍之介と薫が宗谷家にお世話になってから2日が経ち、龍之介達も、ようやくこの世界に馴染んできた。

 

3月25日

 

国土交通省、廊下

 

この日、龍之介は、美由紀と真霜と共に国土交通大臣の深町に呼ばれた。

 

龍之介「ようやく親玉登場か!」

 

美由紀「そう言えば、何故私まで呼ばれたのか?・・・普通なら徳吉参謀が呼ばれるのに・・・」

 

確かに普通なら参謀の功なのに、何故自分が呼ばれた事に疑問を抱く美由紀。

 

真霜「それは、私にも分らないわ!・・・唯、権藤中佐も連れてくる様にと言われたから・・・」

 

真霜も頭から?を出していた。

 

龍之介「まあ良いさ!・・・向こうが会いたいって、言うんだ・・・会わせてやろうじゃないか!・・・ついでに面も拝んでやる!」

 

それに対して、龍之介は深町の面を拝んでやると言い張る。

 

国土交通省、大臣室

 

真霜「失礼します!」

 

深町「入れ!」

 

3人は、大臣室に入る。

 

真霜「宗谷一等監督官参りました!!」

 

深町「おお、待ってたぞ宗谷監督官!」

 

真霜「山本准将及び権藤中佐をお連れしました!!」

 

深町「御苦労!・・・君が山本准将か?」

 

龍之介「そうだが・・・あんたが深町国交相か?」

 

深町「以下にも、私が国土交通大臣の深町吾郎!・・・そして君が・・・」

 

美由紀「私が権藤美由紀中佐ですが!」

 

深町「おお君が権藤中佐か!・・・ところで君に兄弟は、いるのかね?」

 

突然、深町は、美由紀の兄の事を尋ねる。

 

美由紀「ん・・・5年前は、いましたが・・・今は・・・何故その事を尋ねるんですか?」

 

何故、深町が、亡くなった美由紀の兄、権藤吾郎の事を聞くのか問うと

 

深町「いや・・・好みにちょっと聞きたかっただけだ。」

 

如何やら、自分の好みにちょっと聞きたかっただけの様だ。

 

美由紀「はぁ!?し、失礼な!」

 

深町の言葉に美由紀は激怒する。

 

龍之介(何が好みだ・・・年を考えろ!)

 

そんな深町に龍之介は呆れる。

 

真霜「それより深町国交相!・・・今日呼ばれた御用件は?」

 

それをさて置き、真霜は、早速、今日呼ばれた要件を問う。

 

深町「あっ、そうそう!」

 

深町は、仕切り直して

 

深町「山本准将!」

 

龍之介に呼ばれた要件を話す。

 

龍之介「ん!」

 

深町「准将には、一等監督官として・・・君や君の部隊を今から宗谷一等監督官が指揮するブルーマーメイドに組して貰う。」

 

真霜「えっ!?」

 

何と、深町からGフォース西部方面艦隊を真霜が指揮するブルーマーメイドに組する事を告げられた。

 

真霜「何故ですか深町国交相!?・・・普通なら・・・彼らは、ホワイトドルフィンに組するのでは?」

 

深町の言葉に驚いた真霜は、何故、自分が指揮するブルーマーメイドに龍之介達を組するのか問う。

 

真霜が言う様に普通ならホワイトドルフィンに組する筈なのだが

 

深町「残念ながら・・・ホワイトドルフィンでは、彼らの行き良いを抑える事はできない。」

 

深町は、ホワイトドルフィンでは、Gフォース西部方面艦隊の行き良いを抑える事はできないと考えていた。

 

真霜「それは、私達ブルーマーメイドも同じです!!・・・私は反対です!・・・彼らを私の指揮下に入れたら、どんな問題を起こすか!?」

 

真霜は、Gフォース西部方面艦隊を自分の指揮下に入れるのは反対だった。

 

何故なら、男性がいるGフォース西部方面艦隊をブルーマーメイドに入れたら、どんな問題を起こすか、分からないからだ。

 

それに真霜は、指揮官である龍之介の事が嫌いでもあったからだ。

 

深町「それは、君の個人的の問題で彼らには関係ない事だ!」

 

しかし深町は、個人的の問題と言って、真霜を説得する。

 

真霜「わ、私は別に・・・」

 

深町「それに彼らの部隊は男性だけじゃなく、女性も入っているではないか!・・・それなら、女性の花形でもあるブルーマーメイドに入れても問題は、起きないと思うが・・・」

 

深町の言う通り、龍之介のGフォース西部方面艦隊は、男女で構成されているので、女性の花形でもあるブルーマーメイドに入れても問題は起きないと確信していた。

 

真霜「ん・・・分かりました。」

 

深町の言葉を聞いて、真霜は、不服ながら龍之介達を組する事を認める。

 

龍之介「待って!」

 

だが、龍之介がそれに待ったを掛けた。

 

龍之介「何故、俺達の為に其処までしてくれるんだ・・・あんたは、一体何者なんだ!!」

 

龍之介は、何故そこまでしてくれるのか、しかも一体何者だと問うが

 

深町「それは、君が知る必要が無い事だよ山本准将!」

 

深町は、そう言って、龍之介に正体を明かさなかった。

 

龍之介「・・・・」

 

深町「話は以上だ!」

 

『失礼しました!!』

 

要件は済み、3人は大臣室を出る。

 

国土交通省、廊下

 

真霜「言っとくけど!・・・私の指揮下に入る以上、私に従う事!・・・良いわね!!」

 

真霜は、龍之介にそう言って、顔を丸くして行ってしまう。

 

龍之介「全く人を何だと思ってるんだよあいつは!・・・なあ中佐!」

 

龍之介は、真霜の態度に呆れ果て、美由紀に声を掛けるが

 

美由紀「ん・・・」

 

だが、美由紀は考え事をしていた。

 

龍之介「如何した中佐?」

 

美由紀「い、いえ・・・あの深町と言う人が、少し気になりまして・・・」

 

美由紀は、深町に疑問を抱いていた。

 

龍之介「それを言うなら、俺も奴の事が気になる・・・まるで俺達の事を知っている様だった。」

 

美由紀と同様に龍之介も深町に疑問を抱いていた。

 

美由紀「何者でしょうか?」

 

龍之介「それは分からないが、俺達を助けている以上、信用して良いだろう。」

 

美由紀「・・・・」

 

深町が何者なのかは分からないが、自分達を助けている以上、龍之介達は深町を信用する事にした。

 

そんな時

 

真霜「何してるの!?早く行くわよ!」

 

先に行った真霜が早く行くわよと龍之介と美由紀を呼ぶ。

 

龍之介「今行く!!・・・全く五月蠅い奴だな!・・・先が思いやられるよ!」

 

龍之介は呆れながら、真霜の元に向かう。

 

美由紀「フフフ」

 

そんな龍之介に美由紀は唯笑う。

 

こうして、龍之介達、Gフォース西部方面艦隊は、真霜が指揮するブルーマーメイドに組する事になった。

 

そして、この事は龍之介から幹部と隊員達に伝えられた。

 

隊員達は、最初は戸惑っていたが、結局、組する事に同意した。

 

まあ彼らにとっては、相手がゴジラから人間に変わっただけで、日本を守る義務は変わらない。

 

だからこそ同意したのであろう。

 

階級も

 

指揮官

 

山本龍之介一等保安監督官

 

参謀長

 

徳吉 功二等保安監督官

 

艦長組

 

権藤美由紀二等保安監督官

 

山本 薫二等保安監督官

 

小沢次郎二等保安監督官

 

 

副長組

 

八神はやて三等保安監督官

 

林 三郎三等保安監督官

 

岸田文夫三等保安監督官

 

 

航空隊組

 

スターズ隊

 

高町なのは一等保安監督正

 

ライトニング隊

 

フェイト・テスタロッサ一等保安監督正

 

 

になったが、隊員達には馴染めが薄い為、今までの階級で読んでいる。

 

3月28日

 

横須賀造船所、6号ドック

 

深町との対面から3日後、龍之介と薫、真霜、真冬、平賀、福内の6人の姿は、白鳳が入渠する横須賀造船所の6号ドックにあった。

 

この日、龍之介は、真霜達に技術提供をする為、対ゴジラ兵器であり、この世界のオーバーテクノロジーの塊である白鳳を訪れていた。

 

龍之介「おい、次郎!」

 

白鳳のドック付近に白鳳の艦長の次郎が立っていて、龍之介は声を掛ける。

 

次郎「あっ准将!?」

 

龍之介に気づき、次郎は声を交わす。

 

龍之介「如何だ調子は?」

 

龍之介は、白鳳の調子を尋ねると

 

次郎「ごくごく普通ですよ・・・」

 

如何やら正常の様だ。

 

龍之介「そうか・・・」

 

薫「次郎君!」

 

次郎「よう薫!・・・それに真霜さんに平賀さん、福内さんまで・・・」

 

次郎は、薫を喜ぶが

 

次郎「ん・・・」

 

真冬「ん!?」

 

次郎は、何故か真冬を睨み。

 

次郎「お前か・・・薫が言っていた宗谷真冬ってのは?」

 

真冬にガン飛ばす。

 

真冬「何だよ!・・・あたしに何か用か?」

 

それに対して、真冬も次郎に何か用かとガン付ける。

 

次郎「ああ大有りだよ!!」

 

真冬「何!?」

 

次郎「お前・・・風呂場で、薫の尻を触りやがったろ!」

 

薫「えっ!?」

 

次郎は、真冬が薫の尻をモミモミした事を問い詰めた。

 

如何やら次郎は、この前のお風呂の件の事を何所かで耳に下らしい。

 

『ええ・・・!?』

 

それを側で聞いていた平賀と福内は驚愕する。

 

次郎「准将から聞いたぞ!!・・・お前よくも俺の薫に・・・」

 

如何やら言ったのは龍之介の様だ。

 

薫「兄さん!次郎君に何て事言うのよ!!」

 

次郎の言葉に薫は、驚愕しながら言った龍之介を叱るが

 

龍之介「俺は、真実を言ったまでだが・・・」

 

と言って、龍之介は全く反省せず

 

薫「も~お・・・兄さんには、デリカシーが無いの?」

 

反省しない龍之介に薫がデリカシーが無いのかと問う。

 

龍之介「デリカシー?・・・食いもんか?」

 

と言って、食い物と勘違いする。

 

薫「・・・はぁ・・・」

 

真霜「呆れた!?」

 

それを聞いた薫と真霜は呆れる。

 

一方、次郎と真冬の方は

 

真冬「何だよ!・・・先から俺の俺のって!・・・お前は、薫の何なんだよ!?」

 

先から薫の事ばかり言うので、薫の何なのか問う。

 

次郎「聞いて驚くなよ!薫は、俺の女だ!!」

 

次郎は、真冬に薫が自分の女だと告げる。

 

真冬「えっ!?」

 

それを聞いた途端、真冬は驚き

 

『ええ・・・!!』

 

側に居た真霜達も驚愕する。

 

次郎「俺は、学生時代・・・ずっと薫と一緒だったが、そんな事は一度もした事ねんだぞ!!」

 

薫(次郎君・・・雅かそんな事を考えてたの・・・)

 

次郎が言う事に薫は顔を赤くした。

 

次郎「俺より先に良くも触りやがって・・・」

 

真冬「良いじゃねかよ!女同士のちょっとした触れ合い何だから!」

 

次郎「何が触れ合いだ!!そう言うのは、セクハラって言うんだよ!!」

 

ギャオ

 

ギャオ、ギャオ

 

2人の猛獣が争うとした時

 

『ピィ・・・!!』

 

『!?』

 

平賀「ケンカはいけません!」

 

平賀がフエを吹き2人の喧嘩を止める。

 

龍之介「良い加減にしろ2人共!宗谷監督官の目の前で見ともないぞ!!」

 

そして、龍之介も開き直って、2人の喧嘩を止める。

 

真霜(はぁ・・・最初に暴露した貴方がそれを言うかしら・・・)

 

開き直った龍之介に真霜は呆れる。

 

次郎「ふん、命拾いしたな!」

 

真冬「お前もな!」

 

2人は、睨みながらも喧嘩を止める。

 

龍之介「ほんじゃ、全員いるところで白鳳の説明を・・・次郎!」

 

次郎「はい!・・・じゃ耳の穴をかぽじて、よく聞きながら付いてきな!」

 

改めて龍之介は、真霜達を白鳳の艦内へと案内する。

 

白鳳、艦内

 

『はっ・・・!?』

 

白鳳の艦内を見て、真霜達は驚愕する。

 

白鳳の艦内は、普通の艦船とは、あまり違わないが最先端の技術で作られている事が分かる。

 

次郎「凄いだろ!・・・この白鳳は、対ゴジラ兵器として我Gフォースが開発した万能護衛艦だ!!」

 

真冬「万能護衛艦!?何だそりゃ?」

 

万能護衛艦の言葉に真冬は頭を?する。

 

次郎「お前、頭悪いな!」

 

真冬「何だと!!」

 

真霜「つまり水陸両用艦ね!」

 

龍之介「その通りだ・・・この艦は、水上だけでなく水中も潜れる・・・それだけじゃない空を飛ぶ事も可能だ。」

 

『空を飛ぶ!?・・・この艦が?』

 

白鳳が空を飛ぶ事に真霜達があり得ない顔をする。

 

龍之介「まあSF見たいで、普通なら艦が空を飛ぶ何て、あり得ない事だからな、驚くのも不思議じゃない!」

 

小型の乗り物が普通に空を飛ぶのは当たり前だが、白鳳見たいな大型の艦が空を飛ぶのは不可能だと平賀や福内は、そう思っていたんだろう。

 

しかし、後から重大な事に龍之介達は驚愕してしまう。

 

次郎「こいつの装甲は・・・」

 

続いて装甲の説明に入ろうとした時

 

慶介「超耐熱合金NT1で普通の耐熱版の数十倍の強さがある。」

 

次郎の後ろから慶介が現れ代わりに説明する。

 

真霜「貴方は?」

 

龍之介「ああ、紹介しよう!・・・白鳳の開発主任の矢野慶介・・・彼もGフォースだ!!」

 

慶介「矢野慶介です!どうぞよろしく!」

 

福内「民間人がですか?」

 

福内は、慶介を見て、軍人ではないのを見抜く。

 

薫「Gフォースは、ブルーマーメイドと同じ国際機関だから色んな国や軍人、民間人でも入れるんです。」

 

薫の言う通り、Gフォースは、ゴジラの脅威に対抗する為、国連が創設した部隊だから軍人だけではなく、技術者として民間人も入隊する事が可能である。

 

平賀「へ・・・向こうの世界も私達と同じ何だ・・・」

 

Gフォースとブルーマーメイドが同じだという事に納得する。

 

白鳳、機関室

 

龍之介達と真霜達は、白鳳の心臓部でもある機関室を訪れる。

 

慶介「此処が機関室です。」

 

『うわぁ・・・!?』

 

今まで見た事がない機関に真霜達は驚きを隠せなかった。

 

白鳳の機関室は、内部が密閉室になっており、更に自動化されている為、ある程度無人であった。

 

慶介「凄いでしょ!・・・この白鳳の機関は、レーザー核融合炉です。」

 

真冬「レーザー核融合!?何じゃそりゃ?」

 

レーザー核融合と言って、真霜達は分からなかったので

 

慶介「簡単に説明しましょう。」

 

慶介が簡単に説明する。

 

慶介「貴方達が良く目にしている太陽は知っていますよね?」

 

福内「太陽ですか?」

 

慶介「その太陽の中で4つの水素原子が融合して、1つのヘリウム4原子になる事を核融合と言います・・・このレーザー核融合もそれと同じです。」

 

福内「つまり・・・太陽を利用した機関ですね?」

 

慶介「ちょっと違うが、その通りです。」

 

福内「成程!」

 

慶介の簡単な説明に納得する。

 

慶介「因みに燃料は、重水素です。」

 

真霜「海水に含まれてる元素ですね。」

 

真冬「海水で動くのかよこの艦!?・・・良いな・・・こんな機関、うちの艦にも欲しいぞ!!」

 

海水で動くと聞いた真冬が自分の艦にも欲しいと言い張る。

 

慶介「お望みなら製造しましょうか?」

 

それを聞いた慶介は、真冬の要望に答える。

 

真冬「良いのか!?」

 

慶介が作ってくれると聞いて、真冬は喜ぶが

 

慶介「但し、厳重に密閉しとかないと放射能で髪の毛が抜けますよ!」

 

慶介が取扱いの決まりを言う。

 

真冬「か、髪が抜けるのか?」

 

髪の毛が抜けると聞いて、真冬の顔が真っ青になる。

 

慶介「ええ放射能で・・・」

 

真冬「えっ、遠慮しとくわ!」

 

流石に髪の毛が抜けると聞いたら嫌になり、真冬は遠慮した。

 

龍之介「次に行こう。」

 

龍之介達と真霜達は、機関室を後にし白鳳の中枢である艦橋に向かう。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「此処が艦橋だ。」

 

白鳳の艦橋の内部を見て真霜達は驚く。

 

白鳳の艦橋は、普通の艦の艦橋とは違い、前方に操縦席が2つと中央に艦長席があり、更に左右に補佐席がある。

 

前方に窓は無く、大きなモニター画面が3つ設置されていた。

 

恐らく外の映像は、このモニターに映し出される仕組みになっているのだろう。

 

龍之介「この白鳳には、対ゴジラ兵器としての武装が多く装備してある。」

 

龍之介は、補佐席のパネルを操作する。

 

するとモニターに白鳳の武装が映し出された。

 

龍之介「見たまえ!・・・艦首下にはハイパーレーザ砲2門、収納式ミサイルランチャーには、フルメタルミサイル20発が搭載されている・・・更には、補助兵器として50mmバルカン砲2門、魚雷発射管4門が搭載されている。」

 

パネルを操作しながら、真霜達に説明する。

 

パネルを見て、真霜は思った。

 

国土保全委員会の幹部達にとって、この白鳳が手に取る程欲しいだろうという事がよく分かる。

 

龍之介「そして、これが本艦の究極武装!・・・4式ハイパーメ―サー砲だ!!」

 

艦首の扉が開き、ハイパーメ―サー砲が姿を現した。

 

『ハイパーメ―サー砲?』

 

龍之介「言うなれば、強力な光学兵器だ!!」

 

真霜「つまりレーザーとかビーム砲より強力な兵器ね!」

 

龍之介「その通りだ!!」

 

福内「本当にSF見たいだわ!?」

 

平賀「凄いですね!?」

 

ハイパーメ―サー砲の話を聞いて、福内と平賀が興味を持つが

 

龍之介「しかし、使い方を誤れば・・・・これらの技術は世界を滅ぼす事もあるんだ。」

 

それに龍之介が2人に忠告する。

 

『あっ・・・!?』

 

龍之介の言葉を聞いた途端、2人は何も言えなくなる。

 

真霜「確かに貴方が言う様に、使い方を誤れば危ないわね・・・私達も気をつけといけないわね!」

 

龍之介「意外とあんたも正しい事を言うんだな・・・」

 

真霜「如何いう意味よ、それ・・・」

 

龍之介「別に・・・」

 

薫(今度は、こっちが喧嘩を始めった。)

 

次郎と真冬に続いて、今度は、龍之介と真霜が対立する。

 

一応の白鳳の技術説明は終わり、龍之介達と真霜達は、横須賀造船所を後にし、横須賀基地に戻る。

 

横須賀基地

 

横須賀基地に戻った龍之介達と真霜達は、今後の事を協議する為、停泊している空母大鳳に向かう。

 

平賀「!?」

 

タラップを上る途中、平賀が艦載機用エレベータで格納庫に下ろされる春乱に気づく。

 

平賀「あ、あの・・・」

 

薫「如何したんですか平賀さん?」

 

平賀「あれは何ですか?」

 

春乱に指を指す平賀。

 

龍之介「あれか?・・・あれは春乱だな!・・・整備に回されるところだろう。」

 

『シュンラン?』

 

龍之介「あれの名前だよ!・・・正式名称戦闘攻撃機FX3G春乱!」

 

『戦闘攻撃機?』

 

平賀は首を傾げ、福内、真霜、真冬も訳が分からない表情をしている。

 

平賀「何に使うんですか?」

 

平賀が何に使うのか問う。

 

龍之介「何って・・・あれも白鳳同様に空を飛んで戦う兵器だが!」

 

『あれも空を飛ぶ!?』

 

真霜達は春乱が先の白鳳同様に空を飛ぶ乗り物だと知り驚愕する。

 

平賀「あれも本当に空を飛ぶんですか?」

 

平賀が本当に空を飛ぶのか薫に詰め寄る。

 

薫「え、ええ・・・」

 

本当と答える薫。

 

龍之介「先から可笑しいぞ!!・・・何で驚くんだ!?・・・この世界にも航空機は、有るんだろ?」

 

航空機の事で真霜達が何を驚いているのか、普通ならこの世界にも航空機ぐらいは有るだろうと思ったが

 

真霜「山本監督官!」

 

龍之介「何だ?」

 

真霜「私が知る限りでは、この世界には航空機の様に空を飛ぶ乗り物はなく、有人で空を飛ぶ乗り物と言えば、飛行船か気球ぐらいしかないわ!」

 

真霜は、この世界に航空機が無い事を龍之介に話す。

 

龍之介「な、何!?・・・如何いう事だ!?」

 

真霜から航空機が無い事を聞いて、龍之介は驚愕し、何故航空機が無いか問う。

 

真霜「実はね!・・・100年前に空を飛ぼおと、色んな科学者が航空理論の発明に力を注いだけれど・・・結局失敗に終わて・・・結果、機械が空を飛ぶ事は科学的にできないと義務付けられたの!」

 

真霜が言うには、100年前に空を飛ぼおとライト兄弟などが挑んだが、いずれも失敗に終わり、結果、機械が空を飛ぶ事は科学的できないと義務付けられている。

 

恐らくこの世界で戦争がなかったのも人間が空を飛んで戦う事がなかったからだろう。

 

龍之介「つまり航空機も衛星も無いという事か・・・」

 

真霜の話を聞いて、この世界に航空機が無い事に納得する。

 

薫「だから、余り航空機らしいものが、其処ら辺を飛んでいなかったんだ。」

 

薫も辺りの空を見ても旅客機やヘリらしいものが飛んでいなかった事に気づく。

 

福内「山本准将!・・・あれも空を飛ぶ乗り物なら・・・私達を乗せて貰えませんか?」

 

福内が龍之介に春乱に乗せてくれと言うが

 

平賀「あっ、ずるいわよのりりん!?私も乗りたい!!」

 

真冬「2人だけずるいぞ!!あたしも乗せろ!!」

 

平賀や真冬も平賀同様、龍之介に春乱に乗せてくれと言う。

 

龍之介「駄目だ!!」

 

それに対して、龍之介は駄目だと告げる。

 

福内「えっ?」

 

平賀「如何してですか?」

 

真冬「何でだ!?」

 

何故駄目なのか、3人は、理由を問う。

 

龍之介「航空機が無いこの世界で、貴重な艦載機を失いたくない!・・・第一、お前ら見たいな素人が乗れる白物じゃない!!」

 

龍之介の言う通り、航空機が無いこの世界では補充が出来ないので、航空機を余り失いたくない。

 

それに龍之介達が使用している航空機は、素人が簡単に乗れる物ではない。

 

『そんな・・・』

 

航空機に乗れない事に3人は、ガッカリする。

 

次郎「そんなに航空機に乗りたいなら准将!ヘリに乗せたら如何でしょうか?」

 

ガッカリする3人に次郎がヘリコプターに乗せたらと龍之介に進言する。

 

『ヘリ?』

 

薫「ヘリなら、素人が乗っても大丈夫だと思うよ。」

 

次郎の進言に薫も賛成する。

 

次郎「如何です准将?・・・必要なら、なのはとフェイトにも一緒に乗ってもらたら如何でしょうか?」

 

次郎は、念の為になのはとフェイトも一緒に乗せては如何かと説得する。

 

龍之介「ん・・・あの2人が操縦するなら・・・許可してやっても良いぞ!」

 

それに対して、龍之介は、なのはとフェイトが操縦するなら、真冬達の乗機を許可すると告げる。

 

次郎「じゃ決まりだな!・・・お前ら喜べ!!・・・ヘリに乗れるぞ!!」

 

次郎は、ヘリに乗れる事を真冬達に告げる。

 

福内「ヘリも航空機の一種ですか?」

 

次郎「そりゃ、当たり前だろ!!」

 

『やった!!』

 

ヘリが航空機の一種だと聞いて、真冬達は、子供の様に喜ぶ。

 

龍之介「但し!・・・その時は、俺も同情する。」

 

龍之介は念の為、自らも乗機する事にした。

 

真冬「げ、お前も一緒かよ!?」

 

龍之介も一緒に乗る事に真冬は嫌な顔をする。

 

龍之介「何か不満か?」

 

それに対して、龍之介は、真冬を睨みつける。

 

真冬「べ、別に・・・」

 

龍之介に睨まれ真冬は何も言えなくなる。

 

そんな時

 

真霜「山本監督官!」

 

龍之介「何だ宗谷監督官?」

 

真霜「私も同乗させて欲しいんだけど・・・」

 

真霜が自分も乗せてほしいと頼みこんできた。

 

真霜も何だかんだ言って、本当は、空への未知なる体験をしてみたかったのだろうか

 

龍之介「乗るんだったら、お好きにどうぞ!」

 

それに対して、龍之介は、ふざけた言葉で真霜の乗機を許可する。

 

真霜(ん・・・何よこの馬鹿!)

 

そんな龍之介の態度に真霜は腹が立った。

 

空母大鳳、会議室

 

その後、会議室で、龍之介達が持つ兵器について、協議された。

 

先ず主砲や機銃、魚雷などの弾薬の補給については、ブルーマーメイドでの補給が可能だが、ミサイルやD-03など、更に航空機に関しては、海上安全整備局で協議してから生産される事に決まった。

 

それと合同演習については、ちかじか行う事も決まった。

 

会議終了後、龍之介が

 

龍之介「さて、そろそろ行くか!」

 

と言って、席を立ち何所かへ行こうとする。

 

平賀「何所に行くんですか?」

 

龍之介「何所って!?ヘリに乗るんじゃないのか、お前ら?」

 

平賀「!?」

 

龍之介「薫!・・・俺と次郎は、準備してくるから、先に甲板に行っといてくれ!」

 

薫「分かった。」

 

龍之介と次郎は更衣室に向かい、薫や真霜達は飛行甲板へと向かう。

 

空母大鳳、格納庫

 

飛行甲板に向かう途中、薫と真霜達は格納庫を通る。

 

『うわぁ・・・!?』

 

格納庫を見て、真霜達は驚愕する。

 

格納庫には、翼を折り畳んだ春乱やE2Gなどがずらりと置かれ、その機体を整備員達が整備をしていた。

 

薫と真霜達は、整備中の機体を突っ切りながら艦載機用エレベーターへと向かう。

 

格納庫を突っ切っていると

 

平賀「実かに見ると凄いですね!?」

 

平賀が実際に春乱を見て驚く。

 

福内「沢山あるけど!?・・・・一体どれだけ有るのかしら?」

 

福内が空母大鳳の艦載機がどれだけ有るかの疑問しすると

 

薫「全部で90機程積んでいますよ!」

 

薫が空母大鳳の艦載機総数を真霜達に告げる。

 

『9,90機!?』

 

真冬「そんなに有るのかよ!?」

 

90機と聞いて、真冬、平賀、福内の3人は驚愕する。

 

だが、真霜の方は

 

真霜「薫さん!」

 

薫「何でしょうか宗谷監督官?」

 

真霜「この機体で艦船を攻撃する事はできるの?」

 

と薫に空母大鳳の艦載機が艦船を攻撃できるのか問う。

 

薫「勿論できますよ!・・・この数なら・・・そう、2個艦隊ぐらいは、相手に出来ます!」

 

薫は、その通りと答え、ついでに2個艦隊ぐらいは相手に出来ると告げる。

 

『ええ・・・!?』

 

艦船が攻撃できるのと2個艦隊ぐらいは相手に出来ると聞いて、真冬達は驚愕するが

 

真霜「ん・・・」

 

それを聞いた真霜は、ある事を考える。

 

真霜(私達は、白鳳だけが脅威かと思っていたけど・・・この艦が積んでいる航空機も最大の脅威ね!・・・もしこれらを一気に相手にしたら、私達の主力部隊は一溜りも無かったかも・・・敵に回さなくて良かったわ・・・)

 

真霜は、今まで最大の脅威が白鳳だけかと思ったが、艦載機を見て、これらも脅威だと認識した。

 

もしこれらを一気に相手にしたらブルーマーメイドの主力部隊は全滅していただろうと想像し、敵に回さなくて良かったと真霜はホッとする。

 

整備中の機体を突っ切った薫と真霜達は、艦載機用エレベーターで飛行甲板に上がる。

 

空母大鳳、飛行甲板

 

真霜「広いわね・・・」

 

飛行甲板に上がった薫と真霜達は、空母大鳳の飛行甲板の広さを見て、ブルーマーメイドが採用されている飛行船母艦より広い事に驚く。

 

真冬「おい見ろよ!?・・・さっき見た機体が此処にもたくさん置いてあるぜ!!」

 

真冬が言う様に飛行甲板にも艦載機がずらりと並んでいた。

 

そんな時

 

平賀「あれは、何ですか?」

 

平賀が格納庫で見た事がない機体を指す。

 

その機体は、久しぶりに飛行甲板に上げた対戦車ヘリAH-1G コブラであった。

 

薫「あれがヘリです!」

 

薫は、ヘリだと答える

 

『あれが!?』

 

ヘリだと聞いて、真冬達は、驚く。

 

平賀「あれは何をする物なんですか?」

 

平賀は、ヘリが何をするのか問う。

 

薫「あれは、ロケット弾などを搭載して戦車などを攻撃する事ができる対戦車ヘリです!!」

 

真冬「すげぇ~!」

 

戦車などを攻撃する事ができると聞いて、真冬は感心する。

 

福内「じゃ、私達が乗る機体ですか?」

 

福内は、AH-1Gがてっきり自分達が乗る機体だと思ったが

 

薫「残念ながら違います!・・・私達が乗るのは、あれです!」

 

薫は、違うと告げ、反対方向をに指を指す。

 

薫が指を指すところには、兵員輸送攻撃ヘリUH-1Gがあり、側では、いつでも出せる様にはやてとなのは、フェイトが準備をしていた。

 

薫「はやてちゃん!!なのはちゃん!!フェイトちゃん!!」

 

薫がはやてとなのは、フェイトに声を掛ける。

 

『あっ薫先輩!?』

 

薫に気づき3人は、薫の前に集まる。

 

薫「準備は、出来ている?」

 

なのは「もう準備バッチしです!」

 

フェイト「いつでも出られます。」

 

はやて「上々や!」

 

3人は、いつでも出せると薫に告げる。

 

『ああ・・・』

 

真霜達が3人を唖然と見る。

 

薫「あっ、真霜さん達には紹介していなかったですね!・・・此方は、うちの航空隊の高町なのは大尉とフェイト・テスタロッサ一大尉です。」

 

薫は、真霜達になのはとフェイトを紹介する。

 

なのは「第343空母航空団スターズ隊隊長の高町なのはです!」

 

フェイト「同じく第343空母航空団ライトニング隊隊長のフェイト・テスタロッサ一です!」

 

なのはとフェイトは自己紹介する。

 

真霜「私は、監督官の宗谷真霜です。」

 

平賀「平賀です。」

 

福内「福内です。」

 

真冬「あたしは、宗谷真冬だ!!」

 

真霜達もなのはとフェイトに自己紹介する。

 

薫「それとこっちが副長の八神はやて中佐!」

 

そして、最後に薫は、はやてを紹介する。

 

はやて「おおきに・・・私は、副長の八神はやてと言います!」

 

はやては、真霜達に自己紹介した後、4人の胸をジッと見る。

 

平賀「な、何ですか?」

 

はやて「あの・・・後で触って良いですか?」

 

はやては、後で4人の胸を揉もと思った。

 

『えっ!?』

 

はやての胸もみに真霜達は困惑する。

 

薫「はやてちゃん!セクハラは駄目だよ!!」

 

はやての胸もみを薫は止め様とする。

 

はやて「セクハラや無いもん!ちょっとした触れ合いや!」

 

福内(こんなところにも真冬さん見たいな人がいた何て!?)

 

福内は、はやてが真冬と同じ性格だと悟る。

 

龍之介「用意はできたか、高町隊長?」

 

後ろから飛行服を着た龍之介と次郎がやって来た。

 

なのは「はい准将!準備は万端です!!」

 

なのはは、龍之介に準備万端だと告げる。

 

龍之介「よし!じゃ行くこうか!」

 

龍之介は、UH-1Gに乗り込む。

 

真冬「やっと乗れるぞ!!」

 

真冬は、やっと乗れると喜ぶが

 

龍之介「残念ながら真冬!お前は居残りだ!!」

 

龍之介は、真冬に残る様告げる。

 

真冬「なっ、何故だ!?」

 

何故残らなければいけないのか理由を問う。

 

龍之介「お前が乗ると一番問題を起こすからだ!!」

 

龍之介は、乗っている時に真冬がなのはやフェイトのお尻を触るかもしれない。

 

そうなったら大事故に繋がるかもしれないと思い、あえて真冬には残って貰う事にしたのだ。

 

平賀(確かに!)

 

福内(それは、あり得るわね!)

 

龍之介の言い分に平賀と福内は納得する。

 

真冬「嫌だ!!・・・あたしも乗り~たい!!」

 

だがそれでも、駄々をこねる真冬。

 

龍之介「はぁ・・・仕方ない・・・」

 

それに対して、龍之介は、薫に顔で合図し

 

薫「真冬!・・・仕方がないから、私と一緒に留守番しましょう!・・・ねぇ、はやてちゃん!」

 

はやて「ん~!」

 

薫とはやては、真冬の両腕をがっちりホールドする。

 

真冬「お、おい薫!?それにお前!?・・・は、放せ!!」

 

『や~だよ!!』

 

薫とはやてにがっちりと腕をホールドされ連行される真冬。

 

真冬「ちきしょう!!・・・龍之介!・・・覚えてろよ・・・!!」

 

薫とはやてに連行され真冬は艦橋へと消える。

 

真霜「ああ・・・」

 

平賀「あの真冬姐さんが呆気なく連れて行かれるなんて!?」

 

福内「流石だわ!?」

 

真冬が連行されるのを見て、真霜達は唖然となる。

 

真冬が連行された後、真霜達は、UH-1Gに乗り込む。

 

UH-1G、機内

 

なのは「ローターオン!」

 

フェイト「スイッチオン!」

 

なのは「クリア!!」

 

上部のプロペラが勢いよく回転し始めた。

 

フェイト「離陸準備完了!」

 

操縦席のなのはと助手席のフェイトが離陸態勢を整える。

 

龍之介「しっかり捕まってろ!!離陸するぞ!!」

 

龍之介が真霜達にしっかり捕まる様に告げる。

 

『はい』

 

真霜「ん!」

 

真霜達は、未知なる体験にウキウキしながら、離陸に備え捕まる。

 

次郎がUH-1Gの搭乗扉を閉める。

 

龍之介「離陸!」

 

龍之介の号令のもと、UH-1Gは、空母大鳳の飛行甲板を離れ、空へと飛び上がった。

 

福内「飛んだわ!?」

 

平賀「本当に飛べたんだ!?」

 

真霜「あっ!?」

 

UH-1Gが空を飛んだ事に真霜達は驚いていた。

 

3人は、UH-1Gが飛び上がるまで、UH-1Gが空を飛べるのか疑問視していたからだ。

 

フェイト「発進完了!」

 

なのは「准将!コースは如何いたしましょか?」

 

なのはがコースを如何するか問う。

 

龍之介「今日はデモンストレーションだから・・・お前に任せるよ!」

 

龍之介は、なのはに任せた。

 

なのは「分かりました。」

 

なのはは、外海辺りをぐるりと回るコースを通る。

 

福内「凄く速いわね・・・」

 

平賀「私達が使っている飛行船よりも速いし、小回りも効きますね!」

 

外海をぐるりと回っている中、平賀と福内がUH-1Gの性能に感心する。

 

次郎「そりゃそうだ!!・・・だが、春乱には負けるがな!」

 

平賀「そんなに速いんですか?」

 

次郎「そりゃ戦闘機だから、こいつは、それより下になる。」

 

『へ・・・・!?』

 

このUH-1Gの性能が春乱より下だという言葉に平賀と福内は驚く。

 

龍之介「こいつが有れば、ブルーマーメイドの活動範囲も大幅に広がると思うんじゃないのか宗谷監督官?」

 

真霜「そうね・・・」

 

龍之介「さっき見た艦載機も改造すれば小さい飛行甲板でも使用が可能だ。」

 

真霜「ん・・・」

 

真霜は、龍之介の言葉を聞いて、ある事を考える。

 

真霜(・・・将来的に・・・これらの航空機をブルーマーメイドに配備したいわ!)

 

真霜は、将来的に、このUH-1Gや春乱などの航空機をブルーマーメイドに配備を考えていた。

 

春乱などの航空機は、大型空母を作らないと運用できないが、さっき龍之介が言った様に改良すれば小さいブルーマーメイドの艦や飛行船母艦でも運用可能。

 

真霜(問題は・・・国土保全委員会に開発と生産を認めさせる事だけど・・・)

 

後は、国土保全委員会の幹部達を認めさせるだけだが

 

あの幹部達がそう簡単には認めないだろう。

 

真霜(何か前例があれば良いのだが・・・・何か良い例は無いだろうか・・・)

 

真霜が航空機の将来性を考えていると

 

次郎「准将!?」

 

次郎が何かを発見し、龍之介に報告する。

 

真霜「!?」

 

龍之介「如何した?」

 

何を見つけたのか問う。

 

次郎「前方に漂流船です。」

 

前方に漂流船を発見した。

 

龍之介「何!?」

 

『えっ!?』

 

それを聞いた龍之介は、次郎から双眼鏡を貰い前方を見る。

 

すると次郎の言う通り、前方に転覆している漁船らしきものが見えた。

 

次郎「如何しますか准将?」

 

次郎は、如何するのか龍之介に問う。

 

龍之介「如何するって・・・取り合えず行って見よう!・・・目標に接近しろ!」

 

龍之介は、なのはに目標に接近するよう命じる。

 

なのは「了解!」

 

UH-1Gは、目標へと接近する。

 

龍之介「お前らは、無線で付近の友軍艦に救援要請を連絡するんだ。」

 

次郎「了解!」

 

福内「は、はい!」

 

次郎と福内は急いで付近のブルーマーメイド艦に連絡を入れ、漁船が転覆している事や位置を急いで伝えた。

 

やがて、UH-1Gが目標の上に到着する。

 

真霜「はっ!?」

 

龍之介「こりゃ!?」

 

2人が見た物は

 

荒波によって、転覆した漁船の姿と、その上で何とか流されない様に船底に捕まる乗員の姿だった。

 

漁船の乗組員「な、何だあれは!?」

 

船底にしがみついている乗員達、ポカンとした顔でUH-1Gを見ている。

 

次郎「付近のブルーマーメイド艦に連絡しましたが・・・到着まで時間が掛かります!」

 

連絡を受け、付近のブルーマーメイド艦が急行していたが、到着まで時間が掛かる。

 

龍之介「そんなには待てない!今でも沈没寸前だ!!」

 

それまで漁船は、とても持たない。

 

直ぐにでも沈没寸前だ。

 

一度海に落されれば、落ちた人間を探すのは難しい。

 

ブルーマーメイドの到着は待ってはいられない。

 

龍之介「こうなったら俺達だけでやるしかない!」

 

真霜「えっ!?」

 

近くにいるのは、我々だけ

 

仕方がなく龍之介は、自分達で救助をする事にした。

 

真霜「本気なの!?・・・このヘリで本気で救助するの?」

 

真霜は、本気でUH-1Gで救助するのか問う。

 

龍之介「当たり前だ!!・・・こいつには、それなりの装備が常備されている!」

 

UH-1Gには、もしもの時に際して、いろんな装備が常備されている。

 

地上制射用の12.7mm機関銃やロケット砲、そして、救助用の救命フックや救命胴衣。

 

それらを装備している。

 

問題は誰が救助に行くかだ

 

龍之介「此処は俺が救助に向かう!・・・準備しろ!」

 

何と指揮官である龍之介が行くと言い出した。

 

次郎「何も准将が行かなくても、救助なら俺が行きます!!」

 

救助に向かう龍之介を次郎が代わりに行くと言って、止め様とするが

 

龍之介「生意気な事を言うな!!」

 

次郎「しかし!」

 

龍之介「良いから黙って、救助の準備しろ!!」

 

次郎「わ、分かりました。」

 

龍之介の勢いに負け次郎は準備をする。

 

龍之介「お前らも次郎を手伝え!!」

 

龍之介は、平賀と福内に次郎の手伝いを命じる。

 

『は、はい!』

 

龍之介に言われ、次郎を手伝う。

 

その状況を真霜は黙って見ていた。

 

やがて、準備が整うと、龍之介は降り様とスリングをつかもうとした時

 

真霜「待って!」

 

龍之介「ん?」

 

突然真霜が待ったを掛け

 

真霜「私も降りるわ!!」

 

龍之介「な、何!?」

 

福内「む、宗谷監督官!?」

 

何と、真霜も降りて救助作業をすると言い出したのだ

 

おそらく、救助に行こうとする龍之介を見て、自分も負けてられないと思ったんだろう。

 

龍之介「駄目だ!!お前見たいな奴は、足手纏いになるだけだ!!」

 

だが、龍之介は駄目だと言って、真霜見たいな女性は、足手纏いだと告げる。

 

真霜「私だって、救助の訓練ぐらいは受けているわ!!貴方の足手纏いにはならないわ!!」

 

しかし、真霜は諦めず、龍之介に食い付く。

 

龍之介「・・・はぁ・・・分かったよ!・・・だが俺の指示には従え!・・・良いな!」

 

真霜「誰にものを言ってるのよ!」

 

龍之介「生意気な奴だな・・・」

 

真霜の強気に負け、龍之介は仕方なく、真霜と一緒に降りる事にした。

 

龍之介「準備は良いか!!」

 

次郎「いつでも!!」

 

龍之介と真霜は、降りる準備をし

 

龍之介「念の為、こいつを被っておけ!・・・お前を守ってくれる・・・」

 

龍之介は、真霜にライフジャケットを着せ、更に自分が被っていたヘルメットを被らせる。

 

真霜「あっ、ありがとう・・・」

 

龍之介「礼は良い・・・行くぞ!!」

 

真霜「ん!」

 

龍之介がスリングを持って転覆した漁船へと降下し、その次に真霜も降下した。

 

此処で龍之介と真霜の本領と覇気が試される事になった。

 

龍之介「おい、お前ら!大丈夫か?」

 

真霜「ブルーマーメイドです!!貴方々を救助に来ました。」

 

龍之介と真霜は、大声で漁船の乗組員達に声を掛ける。

 

漁船の乗組員「ブルーマーメイド?」

 

漁船の乗組員「良かった!!助けに来てくれたんだ!?」

 

龍之介と真霜は、乗員達にスリングを着せ、遭難者の体格に合わせてサイズ調整環を調整し、UH-1Gから吊り下げられたケーブルのフックに乗員の身体をかけ、それを次郎達がクレーンで引き揚げる。

 

やがて、殆んどの乗員を救出する。

 

龍之介「よ~し!引き上げるぞ!!」

 

救助が保々終わり、龍之介は引き上げを命じ、スリングを掴もうとした。

 

その時

 

真霜「あっ!?」

 

突然、漁船が沈み初めって、真霜が海に引きずり困れ様とした。

 

『宗谷監督官!?』

 

龍之介「手を伸ばせ!!」

 

龍之介は咄嗟に手を出し、真霜に捕まる様告げる。

 

真霜「ん!」

 

真霜は、必死に龍之介の手を掴む。

 

龍之介「離すなよ・・・」

 

真霜「ん・・・」

 

龍之介は、真霜の手をしっかり掴み、手を放さなかった。

 

2人は、ゆっくり引き上げられ、無事に収容された。

 

無事に収容された直後、漁船は完全に沈没した。

 

もしブルーマーメイド艦を待っていたら、乗員達は今頃死んでいただろう。

 

乗員達を救助したUH-1Gは、現場海域に到着したブルーマーメイド艦へと着艦する。

 

ブルーマーメイド艦に着艦したUH-1Gに乗っていた乗員達は、甲板で待っていた医療スタッフの手で医務室へと運ばれた。

 

幸い大きな怪我も無く、1日の検査入院程度だと告げられる。

 

龍之介「俺達の仕事は終わった!・・・帰るぞ!!」

 

救助した乗員達をブルーマーメイド艦に引き渡した後、龍之介達は空母大鳳に帰還する。

 

そんな中

 

真霜「ねぇ!」

 

龍之介「如何した?」

 

真霜「さっきは・・・ありがとう!」

 

真霜がさっき助けてくれた事に礼を言うが

 

龍之介「当然の事をしたまでだ・・・礼は要らねよ!」

 

龍之介は、当然の事をしたまでだと言って、礼拝要らないと告げる。

 

真霜「ん・・・・」

 

そんな龍之介に真霜は唖然と見る。

 

その後、UH-1Gは空母大鳳に帰投した。

 

帰還後、真霜は、今回の事を報告書に纏め、国土保全委員会に提出した。

 

真霜は、報告書を提出と共にミサイルなどの兵器(光学兵器は除外した。)や航空機の開発と生産やそれを運用する空母の建造について、国土保全委員会の幹部達と協議をした。

 

協議の中、真霜は、ミサイルなどの兵器や航空機の開発と生産やそれを運用する空母の建造を主張した。

 

幹部達は、真霜の主張を受け入れミサイルなどの兵器の開発と生産は了承したが、肝心の航空機については、性能に懐疑的で関心を持たなかったので開発と生産は先送りされ、また、空母の建造については、あんな大きい艦を造る予算は無いと言って却下した。

 

真霜は、今回の協議の結果について、苦虫を噛み潰したよう顔で聞いていた。

 

とは言え、航空機の開発と生産は先送りが決定された。

 

真霜は、独自で開発する事にし、慶介に協力を申し出る。

 

慶介は、航空機の開発に喜んで協力する。

 

後、空母については、あの時龍之介が言ってた事を思い出し

 

現在、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンで運用されている飛行船母艦を航空機の開発が成功した暁には改造を行う事にした。

 

 

 

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