ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第8章 宗谷家での生活 1

4月1日

 

宗谷家、リビング

 

この日、ましろは学校から帰宅する。

 

ましろ「・・・・」

 

学校から帰宅したましろは家の中を見回すと、家には誰もいない。

 

今日は、母の真雪は仕事で学校に、姉の真霜と真冬も任務に出ていた。

 

当然、龍之介もいないので、家には誰もいなかった。

 

ましろは、直ぐに自分の部屋へと入る。

 

宗谷家、ましろの部屋

 

自分の部屋に入ると、そのまま机に向かい、鞄から今日の横須賀女子海洋学校の模擬試験の結果表を出す。

 

ましろは、もう中学3年で、受験生でもある。

 

ましろは、将来、母の真雪や姉の真霜と真冬を追って、ブルーマーメイドになる為、真雪が校長を務めている横須賀女子海洋学校を受験する事にしていた。

 

その為、学校から帰ったら即受験勉強をしていた。

 

だが、今回受けた模擬試験の点数は

 

宗谷ましろ 点数25点

 

ましろ「な、何故だ!?・・・何故こんな低い結果なんだ!!・・・以前は、9割以上は合っていた筈なのに!?」

 

ましろ本人としては、模擬試験後の自己採点は90点代の筈なのに、如何いう訳か、結果表の点数は20点代と表記されている。

 

その事実にましろは、何かの間違いじゃないかと1人憤慨していた。

 

ましろ「う・・・・ついてない!!」

 

つくづく付いていないましろだった。

 

宗谷家、薫の部屋

 

一方、隣の部屋では薫が休日を利用して、夕食の準備をしようと料理のレシピを読んでいた。

 

実は、薫は料理が得意なので、真雪に宗谷家でお世話になっている代わりに自分が今日の夕飯の準備をすると申し出たのだ。

 

真雪は、それに答え、薫に任せた。

 

薫「う~ん・・・今日は、これに仕様かな・・・」

 

レシピを見ながら今日の夜の夕飯を考えていた。

 

薫「ハンバーグも良いわね・・・」

 

最初はハンバーグ。

 

薫「でも、肉じゃがの方が良いかな・・・」

 

2回目は肉じゃが。

 

薫「ピラフも良いわね・・・」

 

3回目はピラフ。

 

何れにせよ、どれを作るか、薫は迷う。

 

そして

 

薫「決めった!!これに仕様!」

 

夕食のメニューは決まった。

 

薫「さてと!」

 

薫は、夕食の準備をしようと部屋から出る。

 

そんな時

 

薫「ん!?」

 

隣の部屋から、何やら喚き声が聞こえてきた。

 

薫「何だろう?」

 

薫の部屋の隣は、ましろの部屋。

 

薫は、ましろの部屋を覗く。

 

宗谷家、ましろの部屋

 

薫「あっ!?」

 

ましろの部屋を覗くと、其処には何故かましろが机の前で落ち込んでいた。

 

ましろ「ああ・・・・ついてない!・・・ついてない!」

 

落ち込み続けるましろ。

 

薫「如何したの、ましろちゃん?」

 

其処へ薫が、ましろの部屋を尋ねて来た。

 

ましろ「な、何ですか!?」

 

尋ねて来た薫にましろは声を上げる。

 

それはまるで、生理中に機嫌が悪かった様で

 

薫「い、いや・・・その・・・ましろちゃんが部屋の外にも聞こえる程の大声を出していたから、気になって覗いて見たんだけど・・・」

 

ましろ「えっ!?」

 

自分の喚き声が部屋の外まで聞こえていると言われ、ましろは驚愕する。

 

薫「何をそんなに落ち込んでいるの?」

 

薫は、ましろが何を落ち込んでいるのか問う。

 

ましろ「な、何でもありません!!」

 

ましろは、そう言って、慌てて結果表を隠す。

 

薫「何隠してるの?」

 

だが、薫は、ましろが何かを隠そうとするのを見抜く。

 

ましろ「こ、これは・・・別に・・・」

 

ましろは、必死に薫から結果表を隠そうとするが

 

薫「見せなさい!!」

 

薫の強硬に負け、ましろは、模擬試験の結果表を見せる。

 

薫「これは、模擬試験の結果表じゃないの!?ましろちゃん、何所かの学校を受けるの?」

 

ましろ「ん・・・横須賀女子海洋学校です。」

 

薫「横須賀女子海洋学校・・・ああ!?・・・真雪さんの学校ね!」

 

薫は、真雪が横須賀海洋学校の校長と言う事は、真霜から聞いていた。

 

それを知って模擬試験の結果表を拝見する。

 

薫「えっ!?・・・何これ!?」

 

薫は、ましろの模擬試験の結果表を見て、驚愕してしまう。

 

薫「何でこんなに低い点数なの?毎日予習はしてるの?」

 

予習をしているかどうか問う。

 

ましろ「はい!・・・毎日尽かさずしてるんですが…」

 

ましろは、毎日尽かさず予習をしていたのに何故、こういう結果になったのか分らなかった。

 

薫「ん・・・・ましろちゃん!・・・今回の模擬試験の問題と解答用紙は有るの?」

 

ましろ「ええ、有りますが・・・」

 

薫「見せて頂戴!」

 

薫は、何故、こういう結果になったか原因を調べる為、ましろに今回受けた模擬試験の問題用紙と解答用紙を見せるよう言う。

 

ましろ「これです。」

 

ましろは、鞄から今回受けた模擬試験の問題用紙と解答用紙を出し、薫に見せる。

 

薫は、問題用紙とましろの解答用紙を見比べる。

 

すると

 

薫「ん・・・・ましろちゃん!」

 

ましろ「は、はい!」

 

薫「これ・・・本来の解答すべき解答欄がズレているけど・・・」

 

薫は、点数が低くなった原因をましろに告げる。

 

ましろ「えっ!?」

 

点数が低くなった原因を薫から告げられ、ましろは、顔を白くする。

 

薫「本来なら9割以上が正解していたのに・・・ましろちゃんが解答欄をズラして、回答したから、今回の結果になったと思うの!」

 

薫は、改めて自己採点した。

 

その結果、薫の推測通り、ましろの合格率の数値は高かった。

 

その事から、ましろの成績には特に問題はなかった。

 

欠点と言えば、ましろが緊張したのか試験の際におっちょこちょいなミスをした事だろう。

 

ましろは、解答用紙は見ずに、今回の模擬試験の結果表を見てショックを受けていたのだ。

 

薫「ましろちゃん、答えを記入する時、ちゃんと解答欄を確かめて記入したの?」

 

ましろ「そ、それは・・・」

 

薫の問いにましろは、顔を赤くして、薫から視線を逸らした。

 

如何やら、ましろは、問題の答えを記入する時、解答欄をよく確かめずに答えを記入した様だ。

 

薫「今度から答えを書く際には、手か定規で未記入の解答欄を隠して記入したら如何かな?」

 

ましろ「そ、そうします。」

 

ましろは羞恥で顔を赤くしながらそう言いつつ、

 

ましろ(良かった!!・・・私は、決してバカじゃないんだ!!)

 

薫「それっと、もし不安だったら、私が勉強を教えて上げようか?」

 

薫は念の為、ましろの勉強を見るとましろに告げる。

 

ましろ「えっ!?・・・薫さんがですか?・・・良いです!!・・・そんな無理な事・・・」

 

薫が教える事にましろは、断るが

 

薫「大丈夫!・・・これでも成績は主席だったんだから!」

 

確かに薫は、難関と言われている国防軍の海士学校を主席入校主席卒業している優等生で、しかも20代でGフォースに編入し艦長に出世している。

 

ましろ「えっ!?そう何ですか?」

 

薫の成績が主席だった事に驚く。

 

薫「だから、大船に乗った形で私に頼りなさい!!・・・ねぇ!」

 

ましろ「じゃ・・・お願いします。」

 

薫「任せと言って!!じゃ、先ず何処から始めましょうか?」

 

薫は、自分の部屋から椅子を持って来て、ましろの机の横に座る。

 

こうして、ましろは、薫と一緒に勉強を始めった。

 

ましろは、薫の指示通りに回答する。

 

すると、夢みたいに難しい問題は、すむずに解けて行く。

 

まるで魔法を掛けた見たいなものだった。

 

数時間後

 

試験勉強を数時間やっていたら、もう辺りは夕方になっていた。

 

薫「もうこの辺でお開きにしましょう!」

 

薫は、もうお開きにする事にした。

 

ましろ「ありがとうございます。」

 

薫「礼は良いわ!・・・その代わり・・・代償を払って欲しいんだけど!」

 

薫は、ましろに勉強を教えた代償を要求していた。

 

ましろ「えっ!?タダじゃないんですか?」

 

ましろは、てっきりタダかと思った。

 

ましろ「い・・いくらですか?」

 

ましろは、鞄から財布を出す。

 

薫「お金じゃないわ!・・・今日の夕飯の準備を手伝ってほしいの!」

 

ましろの代償は、今日の夕飯の準備を手伝ってほしい事だった。

 

ましろ「でも、私は料理をした事が無いんですけど・・・」

 

しかし、ましろは料理をした事がない。

 

薫「其処は、私が教えるから大丈夫!」

 

薫は、ましろに簡単な事をさせる事にした。

 

薫とましろは、台所に行き夕飯の準備をする。

 

今日の夕飯は、肉じゃが定食で、薫は、包丁で人参と玉ねぎを切る。

 

ましろの方は、皮むきでじゃがいもの皮をむく。

 

流石に初心者には、包丁を持たせるのは危険だと思い最初は、簡単な物からさせる事にした。

 

大体切り込みも終わり、鍋に入れてしばらく煮込む。

 

その間にキャベツを斬って、サラダを作る。

 

しばらくして

 

『ただいま!』

 

真霜と真冬が帰宅した。

 

薫「お帰りなさい!」

 

ましろ「お帰り!」

 

帰宅した真霜と真冬を薫とましろが出迎えた。

 

真冬「おい、ましろ!!・・・如何したんだ、その格好!?」

 

2人が妹のましろのエプロン姿を見て、くすくす笑う。

 

ましろ「み、見ないでください!!」

 

ましろは、恥ずかしくて薫の後ろに隠れる。

 

薫「あっ!・・・実はね、勉強を教えた代わりに夕飯準備を手伝って貰ったの!」

 

薫は、2人にましろが何故こんな格好をしているのか理由を話す。

 

真霜「あら、そうだったの!・・・御免なさいね!・・・堆笑ってしまって・・・」

 

真冬「ところで今日の夕飯は何だ薫!?」

 

真冬は、早速薫に今日の夕飯は、何を作ったのか問う。

 

薫「今日は肉じゃがだよ!!」

 

真冬「おお!!肉じゃがか!!」

 

肉じゃがと聞き真冬は、すごく喜ぶ。

 

その後、龍之介や母の真雪が帰宅した。

 

宗谷家、リビング

 

全員が帰宅したあと薫とましろが夕飯をふるう。

 

今日の夕飯は、肉じゃがとサラダである。

 

真雪「美味しい!!」

 

ましろ「美味しいです!!」

 

真霜「美味しいわ!!」

 

真冬「うめっぜ薫!!」

 

薫の料理を真雪達は高く評価する。

 

龍之介「・・・・」

 

龍之介の方は、あまり評価をしていなく、黙って食べていた。

 

真雪「薫さんは、料理が上手ね・・・誰から教わったの?」

 

薫「ああ、小さい頃にうちのはやてちゃんから・・・」

 

真霜「そうなの!・・・お母さんからじゃないの?」

 

薫「いや、その・・・それは・・・」

 

薫は少し暗い表情をする。

 

龍之介「よせ!そんな事を聞くもんじゃない!!」

 

龍之介は、真霜に、これ以上聞くなと告げる。

 

真霜「御免なさい薫さん!!変な事を聞いちゃって・・・」

 

真霜は、龍之介の言葉に違和感を感じ、これ以上聞かない事にした。

薫「いいえ、別に気にしてませんから・・・」

 

こうして夕飯の仕度は、時々に薫がやる事になった。

 

宗谷家、薫の部屋

 

それから少し経って、薫は、自分の部屋で小説を読んでいると

 

コンコン

 

と、部屋のドアをノックする者がいた。

 

薫「どうぞ!!」

 

真霜「ちょっと良い薫さん?」

 

それは、真霜で

 

薫「宗谷監督官!?如何したんですか?」

 

真霜「ちょっと薫さんとお話をしたくて‥‥」

 

如何やら話に来た様だ。

 

薫「はぁ・・!?どうぞ!」

 

薫は何かと思い、真霜を部屋に入れる。

 

薫「話って、何ですか?」

 

真霜「先の事、御免なさい!・・・気にしてない?」

 

真霜は、さっきの両親の事で薫が気にしてないか問う。

 

薫「えっ!?・・・ああ、別に大丈夫ですよ!・・・そんなに気にしていませんから・・・」

 

薫は、別に気にしていなかった。

 

真霜「そう・・・」

 

薫「・・・宗谷監督官!」

 

真霜「何?」

 

薫「監督官は・・・本当に幸せな人ですね!」

 

真霜「えっ?」

 

薫「だって、お母さんや2人の妹さんがいるんですもん!」

 

真霜「そうね!・・・まあ真冬の方には、何時も面倒な事を押し付けられてるけど・・・」

 

薫「でも家族は、家族です!!・・・私見たいに両親がいないのとは、全然違いますから・・・」

 

真霜「薫さんのご両親は?」

 

薫「・・・亡くなりました・・・」

 

真霜「えっ!?」

 

薫「15年前・・・私と兄さんがまだ小学生の時に起きた第2次ゴジラ戦で・・・」

 

薫は、真霜に15年前に向こうの世界で起きた第2次ゴジラ戦の悲劇やその時に両親が死んだ事を打ち明けった。

 

真霜「そんな事が・・・大変だったわね・・・」

 

真霜は、薫がどれだけ大変な目に遭った事が分かった様だ。

 

薫「でもそのお陰で、私は、今此処にいるし!・・・何よりも仲間達がいる!・・・それが私の今の幸せですから!!」

 

真霜「薫さんらしいわね、その言葉!」

 

薫「そうですか・・・」

 

真霜「そうよ!」

 

『フフフ・・・!!』

 

2人は笑い。

 

薫は、もう暗い表情から吹っ切れていた。

真霜「そうだわ!」

 

薫「ん?」

 

真霜「これから貴方の事は、薫って呼んで良い?」

 

真霜は、薫の事を呼び捨てする事にした。

 

薫「それは良いですけど・・・」

 

真霜「それから私の事は、真霜って呼んで良いわよ!」

 

そして、真霜も自分の事を呼び捨てして良いと薫に告げる。

 

薫「だ、駄目です!・・・そんな、私より年上なのに呼び捨て何て!」

 

薫は、年上の真霜を呼び捨てなんてできないと言うが

 

真霜「良いのよ別に、もう家族同然なんだから!」

 

真霜は、別に気にせず呼んで良いと言うが

 

薫「じゃ・・・真霜姉さんって呼んで良いですか?」

 

結局、薫は、真霜の事を真霜姉さんと呼ぶ事にした。

 

真霜「まあ、妹が増えた見たいな感じだけど良いわ!」

 

真霜は、4人目の妹が出来た見たいだと思い喜ぶ。

 

それから、色々な事を話をした。

 

龍之介「・・・家族か・・・」

 

龍之介は、2人の会話をこっそり聞いていた。

 

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