ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

18 / 89
第15章 仮想巡洋艦 前編

6月5日

 

東シナ海、尖閣諸島沖

 

さつま、艦橋

 

重雄「中佐!・・・現在、尖閣諸島沖を順調に航行中です。」

 

さつま艦長の田中重雄中佐が美由紀に現在地を報告する。

 

美由紀「宜しい艦長!・・・このまま、この海域を哨戒する!」

 

さつまは、現在、尖閣諸島を哨戒警備航行中だった。

 

何故、さつまが尖閣諸島を哨戒警備をしているのか

 

時系列は、遡る。

 

6月1日

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、宗谷真霜の執務室

 

龍之介「武装船の摘発!?」

 

真霜「ええ!・・・最近、海賊らしき武装船が南西諸島沖に出没していて、民間船を襲っている!・・・しかも相手は、正体が不明ときたわ!」

 

龍之介「正体不明だと!?」

 

真霜が言うには、海賊らしき武装船が南西諸島沖に出没し、民間船を襲っている。

 

しかも相手は、正体不明の武装船らしい。

 

功「目撃情報は無いんですか?」

 

平賀「勿論有りますが・・・それが幾つも異なった情報何です?」

 

美由紀「異なった情報?」

 

真霜「これは極秘なんだけど!・・・如何やら相手は、民間の商船に偽装している可能性があるわ!・・・また、襲うのが夜間だから・・・」

 

民間の商船に偽装して、しかも夜間に活動する。

 

まるで、第二次世界大戦で活躍した仮想巡洋艦にそっくりである。

 

龍之介「それで、俺達にも協力しろと言う事か、宗谷監督官?」

 

真霜「まあ、そう言う事になるわね!」

 

龍之介「何か嫌な依頼ばかり、こっちに押して蹴られている様な・・・」

 

龍之介は、この頃、真霜が自分達にばかり危険な仕事を押し付けている様な気がした。

 

真霜「気のせいじゃないの?」

 

それに対して、真霜は、気のせいじゃないのと答える。

 

龍之介「ん・・・」

 

真霜の言葉に龍之介は納得できなかった。

 

真霜「兎に角!・・・ブルーマーメイドの傘に入っている以上、武装船の摘発に協力して貰うわよ!!」

 

龍之介「分かっている!!・・・今の俺達は、ブルーマーメイドの傘に入っている以上!・・・お前の命令には、従うしかないからな!」

 

こうして、龍之介達は、正体不明の武装船の摘発に協力する事になった。

 

しかし、摘発には、空母大鳳や白鳳、高千穂の大型艦は使えない。

 

何故なら相手がもしその仮想巡洋艦なら、神出鬼没で動きも速い。

 

戦艦や空母を投入すると、相手が出てこなくなるし、逃げられる可能性がある。

 

それは、ブルーマーメイドも同じである。

 

龍之介「取り合えず巡洋艦と護衛艦の少数で編成した方が良いな・・・」

 

龍之介は、巡洋艦と護衛艦の少数で編成した哨戒部隊で向かう事にする。

 

真霜「此方からも保安即応艦隊から応援を出すわ!!」

 

真霜は、万日に備え保安即応艦隊から応援を出す構え。

 

龍之介「後は、哨戒部隊の指揮官だが・・・当然、俺が行くしかないか・・・」

 

龍之介は、自分が哨戒部隊の指揮官になろうとしたが

 

美由紀「いけません!!」

 

美由紀がそれに反対する。

 

美由紀「准将は、私達にとっては、大事な指揮官ですから、此処に残って下さい!!」

 

龍之介「だが・・・」

 

美由紀「それに准将は、航空隊の出身で、艦の指揮を執った事無いでしょ!」

 

美由紀は、龍之介の欠点を言う。

 

『!?』

 

それを聞いた真霜と平賀は驚く。

 

 

龍之介「そうだった・・・忘れてった!」

 

龍之介は、自分が艦の指揮を取れない事を忘れていた。

 

真霜(へぇ・・・こいつ、パイロットだったんだ!?・・・それでよく艦隊の指揮を執れたものね・・・)

 

龍之介の欠点を聞いて、真霜は興味を持つ。

 

龍之介「じゃ、誰が行くんだ?」

 

龍之介は、誰が良いか美由紀に問う。

 

美由紀「私が行きます!!」

 

何と美由紀が自ら指揮官に成ると名乗り出た。

 

『えっ!?』

 

美由紀が名乗り出た事に4人は驚愕する。

 

美由紀「何かご不満ですか?」

 

龍之介「い、いや別に・・・珍しく中佐がこの任務に志願する何て・・・何時もブルーマーメイドの任務の時には、反対ばかりしているのに・・・」

 

何時もブルーマーメイドの任務参加に反対している美由紀が自ら志願した事に驚愕していた。

 

美由紀「私もGフォースの隊員です!・・・嫌な任務でも志願するのは、当たり前です!!」

 

真霜「それでは権藤中佐!・・・お願いします!」

 

美由紀「分かりました。」

 

画して、美由紀が哨戒部隊の指揮を取る事になった。

 

龍之介達は、基地に戻り哨戒部隊の編成に取り掛かる。

 

決まった編成は

 

旗艦巡洋艦さつま

 

護衛艦ながおか

 

補給艦とよだ

 

そして、ブルマーメイドの保安即応艦隊から真冬の弁天、浪速が参加し、計5隻で編成された。

 

時系列は、戻る。

 

南西諸島に着いた5隻は、各艦とも単艦で索敵を開始した。

 

八重山列島沖には、弁天、宮古列島沖には、浪速、沖縄諸島には、ながおか、とよだ。

 

そして、尖閣諸島には、旗艦のさつまが

 

6月10日

 

東シナ海、尖閣諸島沖

 

この日、尖閣諸島は霧に覆われ、周りは、全く見えない状況だった。

 

さつまは、霧の為やむ追えず、低速で航行、探照灯を灯射、磁力電波を出し、他の船舶との衝突を避けた。

 

さつま、艦橋

 

美由紀「・・・」

 

守「霧とは厄介ですね!・・・神出鬼没の武装船には有利ですが・・・」

 

さつま副長の梅田 守少佐は、そう言いながら、双眼鏡で辺りを見る。

 

美由紀「怖じ気づいたの副長?」

 

守「いえ、中佐!」

 

美由紀「冗談よ、副長!」

 

美由紀は、守を辛かい、レーダの画面を見る。

 

美由紀「どお、反応は?」

 

さつまのレーダ主「ありません・・・この数時間、ずっと同じです。」

 

美由紀「通信主、各艦から発見の知らせは?」

 

さつまの通信主「いえ、まだ何も・・・」

 

レーダも反応もなく、各方面沖で活動している艦からの武装船発見の報告もない。

 

美由紀「ん・・・」

 

此処に来て5日

 

もう出てきても良い筈なのに、此処までしても出てこないとは、流石の美由紀も苛立ちが目立っていた。

 

重雄「如何しますか中佐?」

 

美由紀「ん・・・このまま哨戒を続行する!」

 

重雄「了解!」

 

しかし、その苛立ちをあえて押さえ、哨戒を続ける。

 

例え苛立ちが目立っても、部下にそれを見せる訳には行かない。

 

彼女もGF隊員としての意地がある。

 

美由紀「ん・・・艦長!・・・私は、部屋にいるから・・・何かあったら、報告をお願い!」

 

重雄「りょ、了解!」

 

美由紀は、艦橋を後にする。

 

彼女的には、少し落ち着く必要があった。

 

さつま、美由紀の部屋

 

艦橋を後にした美由紀は部屋に戻り、ベッドの上で考え事をする。

 

美由紀(・・・私は何を考えているの!・・・まだ迷っているのか・・・この世界に干渉する事を・・・)

 

美由紀にも他に、苛立ちがあった。

 

それは、自分達がこれ以上干渉する事に迷いを始めていたのだ。

 

美由紀は、GF隊員としては、龍之介より5歳年上で国防軍の時代からゴジラ戦の経験がある。

 

そんな時、美由紀は、部屋の机の上にある写真立てを取る。

 

美由紀「兄さん・・・貴方が生きていれば・・・私がどれだけ楽になるか・・・」

 

それは、今から5年前の第3次ゴジラ戦での事だった。

 

1994年

 

大阪市

 

三原山から出現したゴジラは、東京に向かって浦賀水道で国防軍の機動艦隊やスーパーX2の猛攻によりゴジラの東京上陸を阻止に成功する。

 

小田原から上陸後に芦ノ湖でビオランテと戦闘。

 

その後、ゴジラは、エネルギー補給の為、若狭湾の原発群へと向かう。

 

これを察知した国防軍の特殊戦略作戦室室長の黒木准将は、短経路の名古屋を通るとして伊勢湾に戦力を集結させる。

 

だが、予想に反してゴジラは、紀伊水道に現れる。

 

裏を掛かれた国防軍は、スーパーX2のみを大阪市に向かわせ、残りの戦力を若狭湾へ終結させゴジラを迎え撃つ作戦へ変更する。

 

刻一刻とゴジラの上陸が迫る中、美由紀の兄、権藤吾郎大佐以下が抗核エネルギーバクテリア (ANEB)をゴジラに撃ち込む準備へと入った。

 

そしてゴジラは、遂に大阪市に上陸する。

 

国防軍総司令部地下オペレーションルーム

 

国防軍の通信主「権藤大佐が抗核バクテリアをロケット弾に搭載して出発しました。」

 

黒木「よし!・・・スーパーX2!」

 

龍之介「大阪ビジネスパークに待機中!」

 

まだ、国防軍の中佐だった龍之介も黒木の補佐として、此処に居た。

 

伊勢湾に展開していたスーパーX2は大阪へと急行、今、ゴジラの目の前に立ちはだかる。

 

国防軍総司令部、地下オペレーションルーム

 

黒木「正面から攻撃して、ゴジラを進行方向右の高層ビルに誘い込む!・・・出来るか、ファイヤーミラー無しで?」

 

スーパーX2オペレーター「ありったけのミサイルとバルカン砲で何とか・・・」

 

スーパーX2からスーパーミサイルが掃射、続いて40ミリバルカン砲でゴジラを大阪ビジネスパークに誘い込む。

 

攻撃を受け、怒り狂うゴジラは、囮となったスーパーX2に向かってきた。

 

龍之介「良いぞ!」

 

黒木「よし!そのまま追い込め!!」

 

大阪ビジネスパークに誘い込むのに成功しつつあった。

 

しかし、そう長くは続かなかった。

 

スーパーX2オペレーター「もうミサイルがありません!!」

 

スーパーX2のミサイル及びバルカン砲の残弾は、もう0で、これ以上の攻撃は、不可能だった。

 

国防軍の通信主「権藤大佐他3名、特殊部隊配置完了!」

 

その時、吾郎以下3名の特殊部隊は、既に4か所の高層ビルでゴジラを待ち構えていた。

 

黒木「あと少しだ・・・」

 

あともう少しだというのに黒木准将は、最早最後の手段を使うしかなかった。

 

黒木「ファイヤーミラー、セットオン!」

 

スーパーX2オペレーター「いや、しかし?」

 

龍之介「准将!・・・ファイヤーミラーは、破損部分からいつ溶け出すか!?」

 

黒木「ゴジラを釘付けにするには、それしかない!!」

 

前回のゴジラ戦でファイヤーミラーは、破損し修復が不可能だった。

 

それを知って、あえて黒木は、ファイヤーミラーを展開。

 

最早、残弾がないスーパーX2には、ファイヤーミラーしか武器がなかった。

 

そして、展開したファイヤーミラーをゴジラの熱線が直撃。

 

中央ミラーが爆発を起こしスーパーX2は大爆発した。

 

大阪ビジネスパーク、高層ビル25階の部屋

 

吾郎「討て!」

 

ボーン!!

 

ボーン!!ボーン!!ボーン!!

 

スーパーX2の犠牲にして遂にゴジラに抗核バクテリアが撃ち込まれった。

 

国防軍総司令部、地下オペレーションルーム

 

黒木「やった!」

 

龍之介「成功だ!!」

 

4発の内、2発がゴジラに命中した。

 

大阪ビジネスパーク、高層ビル25階の部屋

 

吾郎「よし、戻れ!!」

 

ゴジラへの抗核バクテリアの撃ち込みに成功し、吾郎達は、安全圏へと退避をする。

 

だが、吾郎に気づいたのか、ゴジラは、吾郎が居る高層ビルへと向かってきた。

 

黒木『権藤大佐!!・・・権藤大佐!!・・・ゴジラが其方に!・・・危険です!・・・早く逃げて下さい!!・・・権藤大佐!!・・・権藤大佐!!』

 

黒木は、急いで吾郎に退避を命じるが

 

時既に遅く、吾郎が後ろを振り向くとゴジラの顔が目の前にあった。

 

吾郎「く!」

 

ボーン!!

 

吾郎は、咄嗟に再装填していた抗核バクテリアをゴジラの口に打ち込んだ。

 

吾郎「薬は注射より飲むのに限るぜ!・・・ゴジラさん!!」

 

怒り狂ったゴジラは、吾郎ごと高層ビルを破壊した。

 

国防軍総司令部、地下オペレーションルーム

 

龍之介「駄目だ・・・・!!」

 

吾郎は、ビルの倒壊に巻き込まれ死んだ。

 

黒木「権藤大佐!」

 

龍之介「大佐!・・・大佐!・・・・」

 

吾郎の死に黒木は、唖然とし、龍之介は、その場に泣き倒れる。

 

だが、吾郎の死は無駄ではなかった。

 

それから、1日後のサンダ―コントロールシステムを使用したサンダービーム作戦で抗核バクテリアの効果が発揮し、ゴジラの活動を抑える事に成功した。

 

しかし、

 

兄の死で美由紀の心は、悲しみに溺れ、葬儀の時は、誰もいないところで泣き叫んだ。

 

その後、ゴジラ戦の担当が国防軍からGフォースに移行し、美由紀もGフォースに志願し、ゴジラと戦い続ける事を決意した。

 

それから5年後、ゴジラとの戦いが終わり、Gフォースも解体が決まり、隊員達も元の軍に戻される事になったが、美由紀は軍を辞めるつもりでいた。

 

ゴジラとの戦いが終わった以上、彼女には、もう戦う気力は無く、このまま死んだ兄をともらいながら、静かに暮す事を望んでいた。

 

だが、龍之介と共に、この世界に飛ばされてからは、辞める考えを変え、あえて、龍之介達と行動を共にし、この世界に干渉しない様にしていたが、もう大部分は干渉していた。

 

さつま、美由紀の部屋

 

美由紀「兄・・・さん・・・」

 

美由紀は急激な睡魔に襲われ、目を閉じた。

 

それから、どのくらい時間が経っただろうか?

 

暫くして、ベッド横の内線電話が鳴り、その着信音で美由紀は目を覚ました。

 

美由紀「ん・・・如何したの?」

 

守『申し訳ありません・・・もう夜になるので・・・そろそろ、武装船が活動する時間です。』

 

美由紀「そう・・・すぐ行くわ!」

 

美由紀は部屋を出て、急いで艦橋に向かう。

 

さつま、艦橋

 

艦橋に着くと外は、もう霧は晴れ、既に夜になっていた。

 

美由紀「艦長!」

 

重雄「あっ中佐!?」

 

美由紀「状況は?」

 

重雄「異常はありません・・・唯・・・」

 

美由紀「唯、何?」

 

重雄「中国の漁船が・・・」

 

重雄は、美由紀に睡眠している間の状況を報告する。

 

報告によると、霧が晴れてから、夜までの間、変わった事は何も無く。

 

唯、2~3隻の中国漁船が国境すれすれで漁業をしているぐらい。

 

一応、すれすれでも国境を越えていないから違法漁業でない為、取り締まる事が出来ない。

 

数時間後、中国漁船は、中国方面へと姿を消した。

 

美由紀「全く迷惑な漁船団ね!」

 

数時間後

 

今度は、国籍不明の商船がさつまの目視できる範囲に入ってきた。

 

美由紀「こんな夜中に単独航行?・・・怪しいわね!」

 

一応、正体不明の武装船の情報は、民間の企業にも連絡している為、単独航行を控えさせているが

 

それでも、単独航行をしている商船は、事前にブルーマーメイドに連絡している。

 

守「旗から見て、ノルウェーの貨物船見たいですね・・・」

 

貨物船のマストには、ノルウェーの旗が掲げられていた。

 

美由紀「通信主!・・・相手の艦名と目的を聞き出して見て!」

 

さつまの通信主「了解!」

 

ノルウェーの貨物船とはいえ、何故、単独航行をしていたか、理由を聞き出す。

 

一方、ノルウェーの貨物船では

 

ノルウェーの貨物船、船橋

 

謎の集団「おい、やべえぜ!!・・・ブルーマーメイドの巡洋艦だ!?」

 

さつまと接触した事で、何故か乗員達が慌て始める。

 

謎の集団「慌てるな!・・・向こうは、まだ俺達の正体に気づいていない・・・捕まえた乗員を船底に移せ!!」

 

如何やら、唯の乗員ではない様だ。

 

見た目は、唯の乗員見たいだが、普通に禁じられている拳銃やソ連製のAKM自動小銃を隠し持っていた。

 

貨物船も見た目は、唯の貨物船だが、内部には、15cm単装砲6門や12,7㎜機関砲、更に魚雷発射管も搭載されていた。

 

雅にこれは、美由紀達が探していた正体不明の武装艦だった。

 

さつま、艦橋

 

さつまの通信主「中佐!・・・向こうから通信です。」

 

美由紀「読んでみて・・・」

 

さつまの通信主「はっ・・・・ワレ・・・ノルウェー貨物船ナルヴィク・・・モクテキハ・・・佐世保ヘ物資ノ輸送・・・だそうです。」

 

正体不明の武装艦から佐世保へと物資を輸送中だと偽の通信が入る。

 

美由紀「輸送ね!・・・・ブルーマーメイドの方には、連絡が入っているの?」

 

美由紀は、一応、ブルーマーメイドの方には、連絡が入っているのかを確認する。

 

さつまの通信主「はい!・・・2日前にノルウェーの企業から連絡は入っていますと宗谷一等監督官からも確認は取れています。」

 

美由紀「そう・・・」

 

相手の船がブルーマーメイドの方にも連絡されているなら、別に怪しくないが

 

何故か美由紀には、相手の船が唯の貨物船じゃないと勘が訴えていた。

 

美由紀「ん・・・念の為、臨検を行いましょう、艦長!」

 

美由紀は、念の為、正体不明の武装艦への臨検を行う様、重雄に進言する。

 

重雄「臨検ですか!?」

 

守「ですが中佐!・・・確認が取れている以上!・・・別に臨検しなくても良いのでは?」

 

美由紀「確かに確認が取れている以上、臨検しなくても良いかもしれない・・・だけど、私には、あれが唯の貨物船とは思えないの!」

 

守「その根拠は?」

 

守は、美由紀がそれを思う根拠は何なのか問う。

 

美由紀「根拠はないわ!・・・だけど、何故か私の勘が訴えている!」

 

守「そんな不可解な根拠で臨検など出来ません!!」

 

根拠なしで正体不明の武装艦への臨検を行う事に守は反対する。

 

美由紀「副長!・・・もしあれが我々が探している武装艦だったら・・・貨物船に偽装しているかもしれないわ!・・・もし、此処で取り逃したりしたら・・・」

 

守「ん・・・」

 

重雄「良いでしょう中佐!・・・臨検を行いましょう!・・・しかし、念の為、古野少尉の特殊部隊も同行させますよ!」

 

重雄は、特殊部隊を同行させるという条件で臨検を行う事にした。

 

美由紀「ありがとうございます艦長!」

 

こうして、正体不明の武装艦への臨検を行う事になった。

 

一方、ノルウェーに偽装している正体不明の武装艦では

 

正体不明の武装艦、艦橋

 

謎の集団「おい、向こうから臨検しに来るそうだ!?」

 

さつまからの臨検を行うという通信で乗員は、動揺をし始めた。

 

謎の集団「くそ・・・よ~し、隙を見て強襲するぞ!!」

 

正体不明の武装艦は、さつまから一定の距離を保ったまま、隙を窺っていた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。