ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第35章 合格発表!!

2月2日

 

横須賀女子海洋学校入学試験から2週間後。

 

薫「ほら、ましろちゃん、早く!!早く!!」

 

ましろ「待ってください、薫さん!?」

 

薫は、ましろを連れて、横須賀女子海洋学校に向かっていた。

 

この日、横須賀女子海洋学校の合格発表が行われた。

 

横須賀女子海洋学校、門前

 

合格者の受験番号が掲示されている掲示板の前には、多くの受験生達が集まっていた。

 

掲示板の前では、喜んでいる者、涙を流している者、緊張した面持ちで掲示板を見ている者、様々なリアクションをとる受験生達の姿があった。

 

そんな受験生達の中に明乃の姿があった。

 

明乃は、受験票(番号100313)をギュッと手で握りしめながら緊張した面持ちで掲示板を見る。

 

そして、明乃の受験番号(番号100313)は掲示板に表示されていた。

 

明乃は、自分の受験番号(番号100313)が表記されていた事にほほ笑んだ。

 

明乃が自分の合否を見ている頃

 

薫もましろを連れて、合否結果を見に来ていた。

 

薫「ましろちゃん・・・・番号は?」

 

ましろ「えっと、100426です。」

 

ましろから番号を聞いて、掲示板に表示されている番号を見る。

 

薫「100426・・・・100426・・・・あっ!?」

 

100426の番号が掲示板にあった事を薫は、探し当てる。

 

薫「あった!?・・・有ったよましろちゃん!!・・・・ほっら見て!」

 

ましろは、掲示板を見る。

 

ましろ「あっ!?」

 

掲示板に自分の番号が表示されているのを見て

 

ましろ「!!!!」

 

ましろは、目から涙が出てきた。

 

薫「ましろちゃん・・・・如何したの?」

 

ましろ「・・・何でもありません・・・・何でも・・・・」

 

如何やら、合格した事にましろは、言葉に出なく、涙が止まらないほど嬉しかった。

 

薫(おめでとう!・・・これで、ましろちゃんも晴れて、横女ね!)

 

ちょうどその頃、麻侖と洋美は、横須賀女子海洋学校の合格発表を見に向かっていた。

 

屋台船

 

この時、彼女らは屋台船にて、千葉の実家から横須賀へと向かっていた。

 

屋台船の持ち主は、麻侖の実家の近所で和菓子屋を営んでいる杵崎家の移動販売船で、杵崎家の双子の姉妹、杵崎ほまれ、あかねの2人も横須賀女子海洋学校を受験しており、今日の合格発表を見に行くので、麻侖と洋美、そしてほまれ、あかねの友人である伊良子美甘は、便乗させてもらったのだ。

 

5人は、顔馴染みの仲であったが、船の中の緊張の為か空気は重かった。

 

洋美は平然としているのだが、麻侖は少し落ちつきがないし、美甘はじっと黙って顔を俯かせている。

 

ほまれ(空気が重い。)

 

便乗した4人の様子を見て、少し引くほまれ。

 

洋美「杵崎さん、ありがとね・・・私達まで船に乗せてもらって・・・」

 

洋美はほまれに礼を言う。

 

ほまれ「気にしないで・・・・同じ目的地だし!」

 

美甘「うぅう・・・・緊張するよ・・・・・・受かってなかったら如何しよう・・・」

 

美甘は、甲板に座り込みまるで祈る様なポーズで不安がっている。

 

麻侖「何言ってやがんでぃ、すっとこどっこい!!・・・結果を見る前から落ちたこと考えて如何すんでぃ!」

 

麻侖は、そんな美甘を勇気づける。

 

美甘「マロンちゃん・・・」

 

麻侖「ししししし心配ししししなくてもみんな受か受か受か受か受かっててててててやてやてやてやてやってんでぃでぃでぃ!!」

 

あかね「マロンちゃんが壊れた!?」

 

麻侖にしては、珍しく動揺しまくっていた。

 

この先の人生の大きな分岐点となる今回の受験。

 

その結果が、この先に待っている。

 

その緊張の為か、麻侖は今までにないくらい動揺していた。

 

あかね「はい、お茶。」

 

そんな動揺している麻侖にあかねは、お茶を差し出す。

 

麻侖「すまねぇなぁ。」

 

麻侖は差し出されたお茶をゆっくり啜る。

 

あかね「緊張するなって方が無理だよね・・・・」

 

ほまれ「今日で進路・・・もとい、未来が決まるかもなんだし。」

 

何だか人事の様に言うほまれとあかね。

 

ほまれ「そうだ、新作スイーツがあるんだけど食べてみない?・・・甘いモノを食べれば落ち着くかも・・・」

 

ほまれが麻侖に新作スイーツを薦める。

 

麻侖「おっ、そんならお言葉に甘えるとすっか。」

 

麻侖はほまれに薦められるまま、その新作スイーツを注文する。

 

あかね「はーいっ、新作スイーツはいりま・・・・す。」

 

あかねは、オーダーの確認を取ると厨房へと向かう。

 

ほまれ「あ、因みにサービスじゃないからね?」

 

ほまれが注文した後でちゃんとお金は取ると言う。

 

麻侖「しっかりしていやがんなぁ?」

 

洋美「商魂たくましい・・・」

 

ほまれとあかねの商人としてのたくましさにちょっと引きつつも、麻侖は、杵﨑屋の新作メニューを食べ、少しは、気分を落ち着ける事が出来た。

 

横須賀女子海洋学校、門前

 

杵崎家の移動販売船が横須賀を目指している頃

 

麻侖達と同じく機関科の試験を受験した麗緒、桜良、留奈、空の四人組も他の受験生同様、合格発表を見に来ていた。

 

結果は

 

『あった!』

 

桜良「受かってたぁ・・・・」

 

桜良は自分の受験番号が掲示板にあった事に胸を撫で下ろす。

 

『イエーイ!!』

 

その後ろでは、麗緒と空が互いにハイタッチしており、この3人が合格したのは、3人のリアクションを見れば、一目瞭然だった。

 

留奈「皆、良かったね・・・・」

 

そんな3人を留奈は祝福する。

 

空「ルナは、如何だった?」

 

留奈「今探しているとこ・・・」

 

残っている留奈はまだ自分の結果を知らない。

 

其処で、皆で留奈の受験番号を探す事にした。

 

空「番号は?」

 

留奈「これ」

 

留奈は3人に自分の受験番号が書かれた受験票を見せる。

 

彼女の受験番号は、100005で、100000番代を探すと、掲示板に表記されていたのは100000 100001 100003 100008 だった。

 

留奈「!?」

 

この結果を見た留奈は真っ白になった。

 

留奈が合否の結果を見て真っ白になっている時、麻侖達も横須賀女子海洋学校に着いて合否を確認した。

 

麻侖達の番号はあっさりと見つかり、麻侖、洋美、美甘、ほまれ、あかねの5人は全員合格していた。

 

ほまれ「皆合格してて良かったね・・・」

 

ほまれがホッとした様子で言う。

 

麻侖「と・・・ぜんの結果でぃ!」

 

移動販売船であれ程動揺していた麻侖は完全にいつものモチベーションに戻っていた。

 

合否を確認し、実家にいい報告が出来ると、皆は笑顔で家に帰ろうとしていると

 

留奈「うわ・・・・ん!!」

 

留奈が麻侖達の列の横を走り抜けていく。

 

留奈「人間なんて辞めてやるぅ・・・・!!!」

 

麗緒「待って、ルナ・・・・っ!!」

 

桜良「ルナ、人間辞めるってよ。」

 

空「意味ワカラン?」

 

走り抜いていった留奈を追って麗緒、桜良、空の三人が後を追いかけていく。

 

麻侖「なっ、なんだぁ・・・?」

 

突然の出来事に麻侖は首を傾げる。

 

麻侖達が唖然としている間も留奈は桟橋の方へと走っていく。

 

留奈「私は、今日からお魚さんとして生きる。」

 

空「何言ってんの肺呼吸のくせに」

 

麗緒「お魚さん舐めんな・・・・!」

 

後を追いかける3人も何かズレている事を言う。

 

留奈「母なる海よ・・・・!!」

 

そう言って留奈は桟橋から海へと飛び込んだ。

 

どぼ・・・・ん!!

 

『ルナ・・・・ッ!!』

 

留奈「あばばばばばばっ冷たいし寒いよ・・・・!!助けて・・・・!!母まで私を拒絶するのか・・・・!!」

 

まだ、2月の冬で海も当然、冷たいのに何の躊躇も無く、海へと飛び込んだ留奈は、溺れ、助けを求める。

 

聡子「・・・何ぞ?」

 

ちょうど帰りにその光景をスキッパーに乗って、見ていた勝田聡子がいた。

 

自分から海へ飛び込んだのに、助けを求める留奈に若干引いた。

 

すると、桟橋の方から桜良が

 

桜良「あ、すみませ・・・・ん!!それちょっと助けてもらえます・・・?」

 

と、聡子に救助を頼んできた。

 

留奈は、辛うじて、聡子に救助された。

 

『ど・・も、お騒がせしました』

 

麗緒と空は海に飛び込んだ友人の留奈を助けた勝子に頭を下げて礼を言う。

 

救助を終えた聡子は、そのまま帰路に着く。

 

留奈「寒い・・・・・・」

 

冷たい海に飛び込んだ為、留奈は寒さで身体をガタガタと震わせる。

 

桜良「も・・・ずぶ濡れじゃない。」

 

桜良がハンカチで留奈の身体を拭くが焼け石に水である。

 

空「何所かで乾かさないと・・・」

 

空が心配そうに言う。

 

其処へ

 

麻侖「何でぇ、誰かと思えば実技試験で隣にいた四人組じゃねぇか?」

 

麻侖達、5人が現れた。

 

麗緒「あっ、小っちゃい凄い人!」

 

麻侖の声に気づいた四人が振り返る。

 

麻侖「小っちゃいは余計でぃ!」

 

小っちゃいと言われ麻侖は、切れる。

 

ほまれ「あの・・・・良かったら、うちの船で休んでいきます?・・・そのままだと風邪をひいちゃうし・・・・・・」

 

ほまれが自分の家の船に留奈達を誘う。

 

屋台船

 

そして、案内された杵﨑家の船にて

 

麻侖「取り合えず、着てるもん脱げ、全部な!」

 

麻侖は留奈に来ている服を全部脱げと言う。

 

すると

 

『変態だ・・・・・・!!』

 

4人は、声を揃えて麻侖に変態だと叫ぶ。

 

麻侖「バッキャロ―!!・・・濡れた服なんか脱いだ方がマシだってんでぃ!!」

 

麻侖は、自分は変態では無いと言う事を含めて服を脱げと言った訳を話す。

 

杵﨑家の船の中に有るストーブの上には濡れた留奈の服が干され、留奈は桜良から借りたコートを羽織る。

 

ほまれ「は・・・い、和菓子屋杵﨑特製蜂蜜生姜ゆず湯・・・・」

 

あかね「取り合えず温めないとね。」

 

留奈「ありがと・・・・・・」

 

ほまれは留奈に体の温まる飲み物を出す。

 

麻侖「しっかし、1人試験に落ちて、そのショックで魚になろうと海にまで落ちるたぁ・・・すっとこどっこいかお前ェは?」

 

麻侖は留奈が海に飛び込んだ理由を聞き呆れる。

 

しかし、そんな麻侖に洋美は

 

洋美「マロンも、もし駄目だったら似た様な事をしそうね。」

 

流石に麻侖と付き合いの長い洋美も、もし、麻侖が試験に落ちていたら留奈と同じ事をしたと言う。

 

洋美の発言を聞き

 

『何となくそんな気がするわ。』

 

麗緒と空も洋美の意見に同調した。

 

麻侖「するか!」

 

麻侖は必死に否定する。

 

麗緒「まぁでも正直意外だったよね・・・・」

 

空「まさか3人も受かるとは・・・」

 

麗緒と空は自分達が合格出来た事を奇跡の様に言う。

 

ほまれ「えっ、そっち!?」

 

ほまれは留奈が落ちた事に驚いたと思っていたのに、その逆でまさか、受かる事に意外性を感じていた2人に思わずツッコム。

 

麗緒「私たちって大体同じ学力なのよね・・・」

 

空「受かるなら皆受かるし、落ちるなら皆落ちると思ってたからね・・・・もちろん全員受かる気で勉強はしていたけど・・・」

 

麗緒と空は自分達の学力について語る。

 

桜良「多分私たちもギリギリ通過だったんだと思うよ。」

 

桜良が自分達だけが受かった事についての予見を言う。

 

麻侖「紙一重だったってぇことか・・・残念だったなぁ、約一名は」

 

麻侖はチラッと落ちてしまった留奈を見る。

 

留奈「いくら積めば裏口入学できるかな?」

 

留奈は重いため息と共にとんでもない事を口走る。

 

『人生詰む気か?』

 

麻侖「金を積むより徳を詰め徳を」

 

大体、横須賀女子海洋学校の裏口入学など、あの真雪が許す筈が無い、だとすると、裏口入学など到底無理である。

 

もう打つ手はないのかと思っていると

 

美甘「あの・・・・」

 

其処へ美甘が声を掛ける。

 

美甘「さっき言ってた学力が大体同じって話が本当なら、ルナちゃんも補欠合格枠くらいには入ってるんじゃないかな?」

 

空「補欠・・・」

 

麗緒「合格・・・・?」

 

4人は、美甘の言う補欠合格にポカンとする。

 

洋美「見てないの?」

 

洋美がてっきり補欠合格枠を見ても番号が無かったから、此処まで落ち込んでいるのだと思っていたのだが、如何やら、4人は補欠合格枠を見ていなかった様だ。

 

ほまれ「補欠合格者は通常の合格者とは別に貼り出してあると思うけど・・・」

 

ほまれが補欠合格者の掲示板の位置を伝える。

 

留奈「うっそ、見てない!!」

 

やはり、4人は補欠合格枠を見ていなかった。

 

麻侖「なにぃ!!全員立てぇ!!今すぐ見に行くぞォ!」

 

それを聞いて麻侖は4人に補欠合格枠を見に行くぞと奮い立たせる。

 

『イエッサー!!!』

 

ほまれ「随分息が合ってきたわね・・・・」

 

麻侖と4人の様子を見て、ほまれはポツリと呟いた。

 

9人は、補欠合格者の掲示板を見に行った。

 

留奈「あった!」

 

そして、補欠合格枠には留奈の受験番号100005が表示されていた。

 

留奈「ほんとうにあった・・・・!」

 

桜良「良かったね・・・!」

 

補欠とは言え、合格して居た事に留奈は、桜良に抱き付いて喜んだ。

 

麗緒「てか補欠合格って何?」

 

麗緒が補欠合格の意味を尋ねる。

 

洋美「簡単に言えば、現合格者から辞退する人が出た時の穴埋めね!」

 

美甘「繰り上がりで合格になれば改めて連絡が行くと思うよ。」

 

洋美と美甘が補欠合格の意味を教える。

 

留奈「私にもまだ希望が・・・!」

 

まだ、自分にも横須賀女子海洋学校の合格枠に入れるチャンスがあると言う事で先程までの重い空気から一転した。

 

洋美「まぁそうそう辞退者なんて出ないと思うけど・・・」

 

洋美は折角受かった横須賀女子海洋学校の合格枠を捨てる者がいるとは思えないと言うが

 

麻侖「まぁまぁクロちゃん、無粋な事は、言いっこなしなしでい!」

 

麻侖が洋美に折角喜んでいるのだから水を差すなと言う。

 

洋美が4人の様子をチラッと見ると、互いに抱き合っている4人を見て

 

洋美「・・・・そうね。」

 

と、ポツリとそう呟いた。

 

それから数日後

 

麻侖「クロちゃん!!あいつらからメールだ!!」

 

麻侖が洋美に自分の携帯を見せながら走り寄って来た。

 

洋美「あいつら・・・?」

 

洋美は麻侖の言う『あいつら?』の言葉に首を傾げる。

 

洋美「・・・ああ。」

 

そして、麻侖が携帯の画面を見せると、彼女の言う『あいつら』の意味が分かった。

 

麻侖の携帯の画面には『無事合格』と言うメッセージと嬉し涙を流している例の4人の画像が添付されていた。

 

如何やら、留奈は補欠合格枠で合格できた様だ。

 

携帯の写真からはその嬉しさが伝わってくる。

 

洋美「・・・同じクラスになれたら良いわね。」

 

洋美は、合格したなら、自分と同じクラスになれる様願うが

 

麻侖「それとこれとは、話が別でい!」

 

それとこれとは、話が別だと言う麻侖。

 

画して、晴風乗員は、横須賀女子海洋学校に晴れて全員が合格した。

 

明乃、そして、ましろも合格し、薫は、大いに喜んだが、ましろの合格に関しては、実は、有る裏があった事に薫は、知らなかった。

 

国会議事堂

 

その頃、国会のある一室では、内閣の会議が行われていた。

 

田沼総理をはじめ、官房長官や産業大臣、外務大臣、そして、国土交通大臣の深町などの議員が集まり、今年の課題や野党の対策が協議された。

 

議論は、難航したが、殆んどの協議が終了した時

 

外務大臣「総理!・・・ヨーロッパ方面から我が国に派遣要請が出ています。」

 

田沼「外務大臣説明を・・・」

 

外務大臣は、説明をする。

 

外務大臣が言うには、地中海で海賊による被害が多発していて、ヨーロッパ方面のブルーマーメイドが手を焼いている。

 

このままでは、地中海航路が安全に航行できない。

 

そればかりか輸出も制限されてしまう。

 

その為、日本から支援として、派遣部隊を送るよう要請があった。

 

最初は、防衛省で協議される様だったが、治安目的の為に軍を派遣すると忽ち問題が起きる。

 

其処で極東方面のブルーマーメイドかホワイトドルフィンの増援を送る事になり、国土保全委員会で協議される事になった。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

協議中、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンの強制執行課、保安即応艦隊を派遣すればと言う意見があったが

 

委員会幹部B「此処は、Gフォースの連中にやらせたら如何でしょう?」

 

一部の委員会の幹部から、龍之介達Gフォースにやらせれば良いと言う意見が出てきた。

 

委員会幹部A「良い考えだ!・・・この前の捜索で要らん金を出させた彼らにやらせるべきだ!!」

 

他の委員会の幹部からも同じ意見が出てきた。

 

深町「待ちたまえ!!・・・そんな理由で、彼らに、この任務を押し付けるのは如何かと思う・・・此処は、ブルーマーメイドかホワイトドルフィンの保安即応艦隊を派遣すべきじゃないのか!」

 

それに対して、深町は、反対し、あくまでブルーマーメイドかホワイトドルフィンの保安即応艦隊を派遣すべきだと主張する。

 

しかし

 

委員会幹部B「甘いですよ深町国交相!・・・それでは、彼らは、また勝手な行動を許す結果となってしまいます!!・・・此処は、彼らに懲罰を与えるべきです!!」

 

委員会幹部A「その通りだ!!」

 

委員会幹部C「そうだ!!そうだ!!」

 

この前のゴジラ捜索以来、龍之介達Gフォースは、国土保全委員会の幹部達から完全に嫌われ者になっていた。

 

画して、龍之介達Gフォースに地中海への派遣要請が決定され、真霜に通達される。

 

 


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