2月12日
横須賀ブルーマーメイド庁舎、真霜の執務室
龍之介「派遣要請!?」
美由紀「何ですか、その命令は?」
真霜から派遣要請の任務を聞き、龍之介達は驚愕する。
真霜「聞いての通りよ!・・・最近、地中海で海賊の被害が多発しているの・・・ヨーロッパ方面のブルーマーメイドが出動しているけど、手に負えない状態になっているの・・・それで、政府が私達に依頼して・・・協議した結果・・・貴方達に白羽の矢が立ったと言う訳なの!」
真霜は、今回の経緯を説明する。
功「地中海で海賊退治とは、何とも可笑しな任務ですな!・・・まるで、嫌な任務を押し付けられた様な・・・」
真霜「徳吉監督官の察しの通りよ!」
龍之介「如何いう事だ?」
真霜「実は、この前の任務で貴方達は、国土保全委員会の幹部達から完全に嫌われたわ!・・・言うなれば、これは貴方達への腹いせよ!」
真霜は、国土保全委員会の幹部達が腹いせの為に今回の任務を龍之介達Gフォースに突き付けたと言う。
美由紀「やはり、来ると思っていたけど、雅か、こんな形で来るとは・・・」
国土保全委員会の幹部達の腹いせが来るのは、美由紀は予測していた。
真霜「御免なさい!・・・私の不甲斐無さで貴方達に迷惑を掛けてしまって・・・」
真霜は、龍之介に謝罪する。
しかし、それに対して、龍之介は真霜の前に行き
龍之介「頭を上げろよ!・・・誰もお前の事を責めたりしてない!・・・お前は、よくやってる!!」
と言って、真霜を慰める。
美由紀「何で貴方が謝るの?・・・貴方は何もしていない・・・私達は、貴方を責める権利はないわ!!」
功「まあ、これは元々我々の責任ですから・・・」
龍之介の言う通り、美由紀や功は、真霜を責めなかった。
むしろ、責める権利が無いのだから
とは言うものの、今、派遣要請など受けられない。
何故なら、旗艦である空母大鳳は、横須賀造船所の6号ドックでオーバーホール中、艦載機も降ろされ、横須賀基地の敷地に置かれている。
とても動かせない状態。
白鳳もとても出せない。
後残っている艦艇は
高速戦艦高千穂
巡洋艦すくね、さつま
護衛艦いばらき、せんだい、ながおか、きしゅう
補給艦せた、とよだ
計9隻
戦力としては問題が無いが、空母が無い以上、航空支援を受ける事が出来ない。
航空支援が受けられない以上、何の危険があるか分からない。
果たして
美由紀「此処は・・・私が行きます。」
突然、美由紀が自らこの任務に志願した。
龍之介「いや、俺が・・・」
美由紀「何を言っているのですか!!・・・准将は、大事な指揮官!・・・指揮官は此処に残って下さい!!」
龍之介「しかし、これは元々、俺が言い出した事から始まったんだ!!・・・だから、此処は俺が行くべきだ!!」
美由紀「何度も言いますが・・・派遣任務は私が行きます!!・・・それに貴方には、他にやるべき事が有るのではないのですか?」
龍之介「えっ?」
美由紀に言われ、龍之介は真霜を見る。
真霜「あっ!?」
龍之介「・・・はぁ・・・分かったよ!」
美由紀の言葉に龍之介は理解し、承諾する。
派遣する艦艇も
高速戦艦高千穂
巡洋艦さつま
護衛艦いばらき、ながおか、きしゅう
補給艦とよだ
計6隻
龍之介「あと白鳳も派遣した方が良いな!」
美由紀「でも、白鳳は、派遣するのは、あまりに危険すぎるのでは?」
龍之介「いや、大鳳が使えない以上、航空戦力は必要不可欠・・・なら、水中を航行でき、空を飛べる白鳳は、是非とも派遣すべきだ!!」
白鳳の派遣に美由紀は反対するが、空母大鳳が今使えない以上、権藤艦隊には如何しても航空戦力が必要になる。
ならば、特殊戦闘艦である白鳳も派遣するのが同意であろう。
白鳳なら、空も飛べるし、水中も自由に航行できる。
何よりの支援艦ではないか
横須賀基地
そして、薫や次郎以下のGF隊員に、この事が伝えられた。
薫「派遣任務か?」
次郎「仕方ねえよ・・・この前の任務でしくじったツケあるからな・・・」
薫「そんな事言って、次郎君、本当は嬉しいんでしょ!」
次郎「何が嬉しいんだよ?」
薫「派遣先が地中海で・・・地中海と言えば、マルタや南フランスの観光地があるでしょ・・・」
次郎「有るけど、それが如何した?」
薫「鈍いな・・・そう言う場所があるなら、次郎君の狙いは、当然ギャル狙いでしょ?」
薫は、次郎が任務と偽って、外人のギャル美人に興味を抱いているのだと言う。
次郎「ああ、それもあるな・・・」
それに対して、次郎は、つい馬鹿な事を考えてしまい。
薫「け!?」
そんな次郎に薫が蹴りが炸裂する。
次郎「イテ!?」
薫の蹴りが次郎の急所に命中する。
薫「次郎君のスケベ、変態!!」
薫は怒って、その場を去る。
次郎「あちゃ・・・怒らせちまたよ・・・」
薫を怒らせた事に次郎は反省する。
海外に派遣する人員や艦艇の編成表は、真霜から海上安全整備局に提出され、国土保全委員会に達した。
編成表を見た国土保全委員会の幹部達は、白鳳を派遣するな、と言う反対の意見が来たが、深町は、人員や艦艇の編成は、龍之介に一任されていると言って、結局、却下された。
如何やら、国土保全委員会の幹部達は、白鳳が海外に派遣されるのが不味いらしい。
深町や真霜の知らない所で何かの思惑が進んでいる様だ。
2月15日
横須賀基地
派遣される艦艇は、それぞれ出撃準備を終え、明日の出撃に備え、殆んどのGF隊員が最後の束の間の安らぎを過ごしていた。
次郎「明日は、出撃か・・・はぁ・・・」
いよいよ出撃が明日だと言うのに次郎は浮かない顔をしていた。
それは薫と喧嘩して以来、今日まで会っていない。
しばらく会えなくなるのに、このまま喧嘩したままで良いのか、しかし、薫に会って、何て言えば良いか分からなかった。
そんな次郎は、寮へと帰える。
ブルーマーメイドの寮、次郎の部屋
寮に帰った次郎は、自分の部屋に入ろうとした時
次郎「あれ!?・・・カギが開いている?」
部屋に入ろうとした時、カギを掛けた筈のドアにカギが掛かっていなかった。
何故だと思い、恐る恐る中に入る。
女性の声「お帰り!!」
中に入ろうとしたら、部屋の奥から女性の声が聞こえてきた。
次郎「だ、誰だ!?」
次郎は、誰だと思ったが
しばらくして、その女性が両手で鍋を持って、次郎の元に来た。
次郎「か、薫!?」
何と、両手で鍋を持っていた女性は薫だった。
次郎「な、何で俺の部屋に居るんだ?」
自分の部屋に薫が居る事に驚愕する。
薫「ああ、それね・・・寮母さんにカギ開けて貰ったの!」
次郎「そ、そうか・・・」
次郎は驚愕していた。
薫「何を驚いているの?・・・自分の部屋だから、早く上がったら?」
次郎「え・・・ああ、そうだな・・・」
次郎は、気を取り直して、部屋に上がる。
そして、薫の夕飯を御馳走になる。
次郎は、上手そうに食べる。
次郎「そう言えば、薫、如何して?」
食べながら、次郎は理由を聞く。
薫「実は・・・この前の事、私も少し言い過ぎたから仲直りしようと・・・・」
薫は、この前喧嘩した事に少し反省していた。
それで、仲直りしようと、態々、部屋で夕食を作りに来たのだ。
次郎「なら、そう言えば良かったじゃないか?・・・言える時は十分にあったのに・・・」
確かに態々、部屋に来なくても任務以外、ちょくちょく顔を合わせる事があったのに、何故だろう。
薫「だって、恥ずかしくて言えなかったんだもん・・・だから、私なりに仲直りしようと態々こうやって、泊まりがけで夕食を作りに来たの!」
如何やら、恥ずかしくて、人前では言えなかった様だ。
次郎「そうか、泊まりがけで夕食を作りに・・・・っておい!?・・・お前此処に泊まるのか?」
泊まると言う言葉に次郎は驚愕する。
薫「そうだよ!」
次郎「待てよ!・・・勝手に此処に泊まったら不味いんじゃないのか?・・・第一、准将には・・・」
確かに勝手に男の部屋に泊まったら、龍之介に怒られるだろうと思ったが
薫「ああ、それなら大丈夫!・・・兄さんがしばらく会えなくなるから、今日は、次郎君のところに泊れって・・・」
次郎(兄きの癖に良いのかよ?)
如何やら、龍之介も承諾して要る様だ。
それもその筈、薫の事に関しては、次郎に一任してあるのだから
宗谷家、リビング
一方、その龍之介は
ましろ「薫さんは、今日は帰らないんですか?」
龍之介「今日は、知り合いの所に泊まるだそうだ。」
ましろ「そうですか・・・」
薫が居ない事にましろは、何だか寂しそうな顔をする。
龍之介「何だ寂しのか、ましろ?」
ましろ「い、いえ、別にそ言うのじゃないんです。」
龍之介「お前、もう直ぐ高校生なのに、薫が居ないと何もできないのか?」
そんなましろを龍之介は、馬鹿にする。
ましろ「出来ます!!馬鹿にしないで下さい!!」
龍之介に馬鹿にされて、顔を丸くするましろ
真霜「駄目よ、ましろをからかっちゃ!」
龍之介「別にからかっていないよ・・・俺は、唯事実を言ったまでだ。」
真霜「それでも、ほら!ましろは、困ってるじゃないの?」
真霜に言われ、龍之介は、ましろを見る。
そんなましろを真霜は庇う。
だが、龍之介は、そんな真霜に
龍之介「何だ、やきもち焼いているのか?」
今度は、真霜を馬鹿にする。
真霜「べ、別にやきもちなんて・・・」
龍之介「嘘付け、顔に出てるぞ!」
真霜「もう意地悪!」
龍之介に馬鹿にされて、真霜も顔を丸くする。
真雪「龍之介さん、あまりうちの子で遊ばないで・・・」
龍之介「いや、別に遊んでるんじゃない・・・唯、薫が居なくて、しけてるから、少しからかって場を明るくしようと思っただけです・・・だが、少しやり過ぎたな、すまん。」
龍之介は、唯遊んでいた訳じゃない、余りにもましろがしけているから、少しからかって、場を盛り上がらせようとしただけだった。
しかし、少しやり過ぎた事に龍之介は反省する。
反省する龍之介を見て、真霜やましろは許す。
真冬「良いな、龍之介は・・・真霜姉とあんな事をしたり・・・」
龍之介と真霜があんな事をしているのを見て、真冬は羨ましくなる。
龍之介「そう言うなら真冬!・・・お前も早く、好きな男見付けろ!!・・・・このままじゃ、真霜や薫に先を抜かれるぞ!!」
龍之介の言う通り、真霜は、龍之介を薫は、次郎を取った。
宗谷家で男が居ないのは、高校生のましろ以外で次女の真冬だけである。
真冬「お前に言われなくても分かってるよ!!・・・唯、あたしを見ると何故か逃げるんだよな・・・」
真冬も分かっていて、何とか好きな男を探しているが、何故か断られる。
その理由は、極めて単純である。
龍之介「そりゃ、お前がいつも人の尻ばかり揉むからだろ!!」
そう、理由は、人のお尻を揉む癖である。
だから、真冬と関係を持とうとする男性は尽く逃げるのだ。
『うん、うん』
龍之介が言う理由に3人も認める。
ブルーマーメイドの寮、次郎の部屋
その頃、次郎と薫は
次郎「ああ、食った食った・・・相変わらず薫の飯は上手いな!!」
美味しい夕飯を御馳走に成り、満足する次郎。
薫「ありがとう。」
薫は、後片付けをする。
その間に次郎は風呂を沸かし、布団の準備をする。
次郎「そろそろ風呂が沸くから、薫先に入れよ!」
そろそろ風呂が沸くから、先に入るよう勧めた。
薫「うん、じゃお言葉に甘えて・・・」
後片付けを終えた薫は、お風呂に入ろうとするが
薫「な、何だよ」
突然、次郎の腕を掴む。
薫「何って、一緒に入るの!」
薫は、一緒に入ろうと言う
次郎「そうか、一緒に入るのか・・・・って、何!?」
一緒に入る事に次郎は驚愕する。
次郎「じょ、冗談だろ!?」
流石に冗談だと思ったが
薫「いいえ、本気よ!」
如何やら、本気の様だ。
次郎「ちょっと待ってくれ!!・・・何も一緒に入らなくても・・・」
薫「ええい、口答え無用!・・・兎に角入る!・・・良いわね!!」
次郎「は、はい!」
薫の強引差に次郎は、空しく承諾する。
先に次郎が入り、薫が来るのを待つ。
次郎(何で、こんな事に・・・)
次郎が考えていると
次郎「!?」
突然、電気が消え、真っ暗になり、ドアが開き、裸姿の薫が入ってきった。
薫「む、向こう向いてよ!」
次郎「ご、御免!」
1度快楽をしているとはいえ、流石に恥ずかしくて向こうを向く。
そして、薫も反対側を向いて入る。
お互いに後ろ向きで風呂に入る。
薫「だ、黙ってないで、何か喋ったら?」
一緒に風呂に入っても黙っている為、何か話したらどうと薫は言うが
次郎「そ、そんな事言ったて・・・何話せば良いんだ?」
次郎は、流石に恥ずかしくて、話せなかった。
しばらくして
薫「こ、この前は御免ね!」
次郎「え?」
薫「だから、この前の事だよ・・・私も少し言い過ぎた・・・本当御免!」
この前の事を謝罪する薫。
次郎「その事なら俺も悪い!・・・御免な薫!」
それに対して、次郎も謝罪する。
薫「ねぇ、次郎君!」
次郎「何だ?」
薫「明日は、いよいよ出撃!・・・しばらく会えなくなるね?」
次郎「そうだな、薫ともしばしのお別れになるな!」
明日は、地中海に向けて出撃。
そうなれば、次郎ともしばし離れ離れになる。
それを聞いた薫は
次郎「か、薫!?」
突然、次郎に抱き付く。
薫「お願い・・・・少しこのままでいさせて・・・・」
次郎「薫・・・」
薫「しばらく会えなくなる・・・だから責めて、次郎君を感じていたいの・・・」
次郎「薫!」
薫「お願い・・・して・・・」
次郎「ん・・・」
次郎は何も言わず、唯、薫の要求どおりに快楽をする。
風呂の中で薫の乳房を責め、薫は、感じていたが我慢し、その後、風呂から上がる。
今度は、壁に両手を付けて、薫を背後から責める。
背後から責められた薫は我慢するが、遂に絶頂してしまう。
しばらくして、2人は、その場で荒い息を吐きながら腰を降ろしていた。
薫「流石にお風呂での快楽は、ちょっとキツイわね。」
次郎「そうだな。」
薫「でも、感じるわ!・・・次郎君の温もりが・・・」
薫は、責められた襞を愛優しく撫でる。
それを見た次郎は、よそ見をする。
そして、薫は、そんなよそ見する次郎の唇を奪う。
『んっ‥‥ちゅっ‥‥んむっ‥‥ちゅっ‥‥んんっ‥‥』
『ちゅっ‥‥んんっ‥‥ちゅっ‥‥んっ‥‥んむっ‥‥』
風呂から上がったばかりか、お互いに濡れていたが、その光景は、天女が好きな男に口付けした光景だった。
深く熱い口付けをした後、2人は、風呂から上がり、タオルで体を拭いて、下着と服を着る。
それから、ベットで次郎は薫の乳房に顔を埋めて、薫は、そんな次郎を抱いて眠る。
雅に次郎にとっては最高の安らぎであった。
2月16日
横須賀基地
美由紀「総員整列!!」
派遣される権藤艦隊の面々が出港前に整列をする。
反対側には、薫達居残り組の面々が整列していた。
龍之介と功が前に出て来て、
龍之介『お前達は、今から地中海に派遣される・・・厳しい任務だ!・・・辛い事もある・・・だが、俺が言いたい事は、一つだ!!・・・どんな事が有っても生きて帰って来い!!・・・以上だ!!』
と言って、権藤艦隊のGF隊員達を激励する。
美由紀「総員解散!!直ちに出港準備!!」
GF隊員達は解散し、各面々で別れの挨拶をする。
龍之介の方は
龍之介「地中海の海賊退治は、難易だ!!くれぐれも気を付けて・・・」
美由紀「准将も宗谷監督官をくれぐれも困らせない様に・・・」
龍之介「な、何を言ってるんだ!?」
そして、次郎の方でも
はやて「次郎君、体に気ぃ付けるんやで・・・」
次郎「分かってるよ!」
なのは「本当に分かってるのかな、次郎君って、大事な所がいつもねけているからね!」
フェイト「うん、そうだね!」
次郎「2人揃って何だよ・・・先が思いやられるよ。」
『フフフ』
3人は笑う。
次郎「薫!」
3人のお別れが終わり、後は、薫だけとなった。
薫「次郎君!」
薫は、次郎に抱き付く。
次郎「か、薫!?」
薫「続き・・・帰ってきたら、また続きしようね・・・」
次郎「ああ・・・帰ってきたら、絶対に!」
薫と次郎は約束をする。
GF隊員達の面々がお別れを済ますと
美由紀「出港用意!!錨上げ!!」
号令の元、錨が上げられ、旗艦高千穂を先頭に次々と出港した。
そして、白鳳も
白鳳、艦橋
次郎「出港する!!微速前進!!」
林「了解、微速前進!!補助ロケット点火!!」
補助ロケットが点火し、出港していく
高千穂、艦橋
美由紀「目標は地中海!」
横須賀を出港した権藤艦隊は、地中海を目指し出撃していった。
横須賀基地
岸壁で薫は、最後まで見送った。
龍之介「如何した薫?」
薫「ん、何でもない!!」
画して、権藤美由紀率いる艦隊、計7隻は、海賊が出没する地中海へと出港していった。
そして、龍之介達居残り組は、今後如何なるか
まだ先は分からない。