第1章 異世界へ
この物語は、ゴジラと機龍の戦いから約1年後の事である。
2001年1月
西太平洋沖
この日、Gフォース所属の水上部隊(西部方面艦隊)が哨戒任務を行っていた。
西部方面艦隊とは、Gフォース部隊の1つで関東方面から九州方面を防衛している。
もう一つの東部方面艦隊は、東北方面から北海道方面の防衛を担当している。
その編成は
第一部隊
旗艦、空母大鳳
巡洋艦すくね
護衛艦いばらき、せんだい
補給艦せた
第二部隊
旗艦 高速戦艦高千穂
特殊戦闘艦白鳳(スーパーXⅣ)
巡洋艦さつま
護衛艦ながおか、きしゅう
補給艦とよだ
計11隻で編成されている
空母大鳳、艦橋
これは、とある男の夢の記憶
(怖いよお兄ちゃん!!)
廃墟の街を2人は必死に逃げていた。
(心配するな!俺が付いてる!!)
しかし、2人の後ろから黒く巨大な物体が吠えながら迫ってきた。
(きゃぁぁ・・・!!)
「准将!」
男「・・・・」
「准将!」
男「あっ!?」
男の名は、山本龍之介准将。
彼は、このGフォース西部方面艦隊の指揮官である。
龍之介「参謀?」
功「何だか魘されていましたが・・・如何なさたんですか?」
悪夢に魘される龍之介を心配そうに見るGフォース西部方面艦隊の参謀長の徳吉 功大佐。
龍之介「いや・・・堆昔の事を思い出してしまってな・・・」
功「昔の事?」
龍之介「いや何でもない・・・それより何か報告があったんじゃないのか?」
功「はい!・・・現在西太平洋のFポイントを通過・・・これと言った異常はありません。」
現在、Gフォース西部方面艦隊は、西太平洋のFポイントを通過、異常は何も無かった。
龍之介「そうか・・・・あの戦いから1年・・・遂に我々はゴジラに勝ったんだな!」
功「そうですね・・・雅に我々は勝ったんです。」
薫「2人とも楽しそうですね!」
2人の後ろから空母大鳳艦長の山本 薫中佐が近づいてきた。
龍之介「何だ、艦長か?」
薫「何だは無いでしょ!!」
薫は顔を丸くする。
そんな時
はやて「艦長は、准将の事が心配なんや!」
薫の横から空母大鳳副長の八神はやて中佐がいた。
薫「はやてちゃんたら、それは言わない約束でしょ!!」
冗談を言うはやてに薫がツッコミを入れる。
龍之介「何だ、そ言う事か!」
薫「だって、兄さんは哨戒任務開始前から何か考え事してるんだし・・・妹として私は兄さんの事が心配なんです。」
実は、薫と龍之介は、血の繋がった実の兄弟である。
龍之介とは4歳違いだが、成績は学年首席で頭脳もある。
だが、実戦経験が少ない。
その為、欠点も多い。
因みに龍之介が司令部を置く、この空母大鳳は、排水量102,000tで艦載機90機を搭載した鳳凰型汎用超大型空母の3番艦である。
元は、国防軍が冷戦末期に建造した冷戦の遺物である。
同型艦に鳳凰、赤城、飛龍、翔鶴、瑞鶴の5隻が存在する。
ついでに東部方面艦隊には、4番艦の飛龍が旗艦を務めている。
龍之介「余計なお世話だ!」
薫「でも」
功「落ち着くんだ艦長!・・・ゴジラとの戦いは、もう1年も前に終わっている。」
はやて「そうですよ!」
薫「う、うん・・・」
龍之介「全く、どっちが心配性だか、次郎がいないとこれ何だから」
薫「じ、次郎君は関係ないでしょ!!・・・私はもう子供じゃないんだから、最後の任務ぐらい成し遂げて見せます!!」
と言って、薫は、持ち場へと戻って行った。
龍之介(本当に大丈夫なのか・・・もう直ぐ解散なのに・・・)
龍之介が言う様に、Gフォースは既に解体の時期にあった。
ゴジラが機龍と共に海底深くに没した後、最早、人類は、ゴジラの恐怖から解放された。
その為、G対策センター及び所属部隊であるGフォースは解散が言い渡され、薫や龍之介達も元の軍に戻される事になった。
龍之介(・・・これで最後だ・・・もうゴジラと出くわす事はないだろう・・・)
龍之介は、もうゴジラと出くわす事はないだろうと思い、前方を見る。
艦隊は、ウララ島沖に差し掛かろうとしていた。
功「准将!・・・Gポイントを通過、間もなくウララ島沖を通過します。」
龍之介「よし!進路このまま・・・」
美奈「ヨーソロー!!」
空母大鳳航海長の四葉美奈大尉がウララ島沖を通過する針路を取る。
龍之介「通信主!現在の位置及び異常なしをG対に報告しろ!」
実「了解!」
空母大鳳通信主の滝川 実大尉が現在の艦隊の位置及び異常なしをG対策センターに報告する。
その頃、艦隊の上空を特殊戦闘艦白鳳が尾翼を広げて飛んでいた。
特殊戦闘艦白鳳、艦橋
次郎「ああ、この任務で最後か・・・」
白鳳艦長の小沢次郎中佐が暇そうに言う。
三郎「そうですね・・・」
側から白鳳副長の林 三郎少佐が言う。
次郎「この任務が終われば・・・この艦ともお別れか・・・」
三郎「就役して、早々2年で廃棄処分とは早過ぎます!」
次郎「仕方がない・・・それが決まりだからな!・・・でも一度で良いから、この艦でゴジラと戦って見たかったよ!」
次郎と薫は、国防軍江田島の海軍士官学校からの同期である。
そして、今彼が乗艦している特殊戦闘艦白鳳は、対ゴジラ兵器として開発された最新鋭艦である。
だが最早無用の長物となり、Gフォース解散に伴い廃棄処分が決定されていた。
三郎「そう言われても・・・」
次郎「副長!・・・俺は、こう見えても・・・あの機龍のオペレーターを目指してたんだぜ!」
三郎「知ってますよ・・・それであっけなく落ちたんでしょ・・・もう耳たぼです!」
次郎「そうそう・・・あの時落ちていなかったら・・・今頃俺はオペレーターだったかもしれなかった・・・ああ、つくづくついてない!」
慶介「そう落ち込まないで下さい小沢中佐殿!」
と声を掛けてきたのは、この白鳳の設計者であるGフォース兵器開発主任の矢野慶介である。
次郎「矢野主任!?」
慶介「この白鳳だって、機龍と同じ対ゴジラ兵器ですよ!・・・まあ、機龍とは違って、万能護衛艦ですが・・・攻撃力と防御力は機龍並みです!」
慶介の言う通り、この白鳳は、対ゴジラ兵器として、ありとあらゆる兵器を搭載している。
中でも強力なのが艦首に搭載されている5式ハイパーメ―サー砲である。
元は、機龍に搭載された3連式ハイパーメ―サー砲を艦船用に改良したもので、より強力になっている。
他にもハイパーレーザ砲2門やフルメタルミサイル20発、50mmバルカン砲2門、魚雷発射管4門を搭載している。
そして、装甲は超耐熱合金NT-1S、コーティングとして、人工ダイヤモンドに覆われていた。
この強力な艦も少しばかり登場が遅すぎた。
そう遅すぎたのだ。
次郎「そうですね・・・こいつだって、強い艦だったのに・・・少しばかり登場が遅すぎた・・・せめて最後の任務だけは成功させたい。」
三郎「そう言えば矢野主任は、何故、この任務に志願したんですか?・・・やはり自分の設計した艦の最後の姿を見に来たんですか?」
三郎は、慶介が何故、この任務に志願したのか問う。
慶介「まあ、そんな所です・・・私は10年間、対ゴジラ兵器を設計してきた人間として、この艦の最期の任務は如何しても立ち会いたいたかったのです。」
慶介は、10年間、対ゴジラ兵器をひたすら開発してきた。
だが、ゴジラとの戦いが終わると
これらの開発した兵器は全て廃棄処分になったので、せめて最後に開発した白鳳だけでも正常に動いているか自分の目で見て置きたかったのだ。
次郎「技術者としての意地ですか?」
慶介「いえ、メカへの思いやりです。」
次郎「思いやり?」
慶介「そうです・・・私は4年前・・・機龍の開発を担当していました。」
次郎「そう言えばそうでしたね・・・確か、1年前の戦闘の時・・・機龍の応急修理をしたのも?」
慶介「そう私です!・・・あの時、内部に閉じ込められて、絶対絶命の時、機龍が私を助けてくれた・・・だから、私は機龍のお陰で今此処にいられるのです。」
慶介は、最終決戦の時に損傷した機龍を態々現場で修復するが、その逆に機龍内部に閉じ込められてしまい、最後には絶対絶命へと追い込まれた。
その時、機龍が何故か意思を持った様に慶介を助け、慶介にさよならと言って、ゴジラと共に海中へと没した。
次郎「機龍の意思か・・・」
慶介「メカにも心が有るという事です。」
次郎「成程!メカにも心が有るんですね!」
メカにも心が有るという事に次郎は感心する。
三郎「艦長も勉強になったでしょう?」
次郎「余計な御世話だ!」
『ハハハ・・・!!』
空母大鳳、作戦室
一方、空母大鳳の作戦室では、飛行服を着た2人の女性がいた。
なのは「これで最後だね、フェイトちゃん!」
1人は、第343空母航空団スターズ隊隊長の高町なのは大尉。
フェイト「そうだね、なのは!」
もう1人は、第343空母航空団ライトニング隊隊長のフェイト・テスタロッサ大尉である。
なのは「まあ、私やはやてちゃん、薫先輩や准将達は、解散後に元の国防軍に戻るけど・・・フェイトちゃんは、アメリカに帰るんだよね?」
フェイト「うん!一度戻ってから日本に移住しようと思って!」
なのは「なら、その時に皆で何処かに遊びに行こうね!」
フェイト「うん!薫先輩とはやての4人で遊びに行きたいね!」
2人は、作戦室で任務が終わった後の事を話し合いながら任務に挑む。
薫とはやて、なのは、フェイト・・・3人は、小学校からの友人で、特にはやては、龍之介と薫の従妹である。
空母大鳳、艦橋
龍之介「このままウララ島を通過して、日本に帰還する。」
龍之介は、予定通りウララ島を通過して、日本に帰還するコースを指示する。
空母大鳳の後方を高速戦艦高千穂が航行する。
高速戦艦高千穂、艦橋
文夫「艦長!・・・旗艦からの入電!・・・このままウララ島を通過して、日本に帰還するコースを取れとの事です。」
空母大鳳からの打電を受け取る高千穂副長の岸田文夫少佐。
美由紀「よろしい副長!各艦にも伝達しなさい!!」
彼女は、権藤美由紀中佐、高速戦艦高千穂艦長及び第2部隊指揮官。
5年前に戦死した権藤吾朗大佐の妹である。
そして、薫と次郎の学生時代の教官でもある。
因みに彼女が指揮する高速戦艦高千穂は、第二次世界大戦に建造された空母直掩高速戦艦。
巨砲とも呼ばれた46㎝4連装砲を3基搭載。
更に20mmCIWSやハープーン対艦ミサイル。
そして、最大の兵器とも言われるトマホーク対艦巡航ミサイル32発が搭載している。
文夫「分かりました。」
艦隊は、予定通りウララ島を通過しようとしていた。
しかし、彼らは気づかなかった。
ウララ島の地下に天然ウランがあり、それが今、熱水に反応して核分裂を起こそうとしていた。
そして
ピッカ・・・・・・!!
龍之介「何だ!?」
ズドーン・・・・・・!!
突然、ウララ島が巨大な核爆発を起こした。
『うわぁ・・・・!?』
一瞬で艦隊が核爆発に巻き込まれて全滅した。
しかし彼らは、その時、別の世界に艦隊ごと転生した。
2015年、3月15日
空母大鳳、艦橋
爆発の衝撃で艦橋にいた者は、殆んど床に倒れていた。
龍之介「・・・ん・・・ん・・・・はっ!?」
気を失っていた龍之介は意識を取り戻す。
龍之介「あれ?・・・・如何なているんだ?・・・俺は・・・死んだんじゃないのか?」
さっきの核爆発で死んだと思った龍之介は自分の体を見る。
腕も足も付いていた。
龍之介「これは・・・夢か?」
龍之介は、つい夢かと思い、ホッペをひっぱて見た。
龍之介「イタ!?・・・違う・・・夢じゃない!」
痛いのを感じ、夢ではなく現実だと分かり、急いで艦橋内を見回す。
艦橋内には、立っている者は居らず、殆んど床に気を失っていた。
龍之介「参謀!・・・艦長!・・・副長!・・・皆起きろ!!」
龍之介は、急いで床に気を失っていた薫や功達を起こす。
功「ん・・・あれ?・・・可笑しい?・・・我々は先の核爆発で死んだんじゃ?」
薫「い、一体何が?」
気が付いた功と薫は、自分達に何が起きたのか、全く分からないでいた。
龍之介「分からないが・・・不思議にも今この通り生きている・・・各部状況報告!!」
龍之介は、各部の状況を聞く。
美奈「舵正常!」
美奈が舵を左右に動かし、異常が無い事を確認。
信吾「武器管制は異常なし!・・・対空、対艦レーダー、共に異常なし!」
空母大鳳砲雷長の辻 信吾大尉がレーダーや武器管制システムの異常はないと報告する。
空母大鳳、艦載機格納庫
文雄「此方格納庫!・・・山崎文雄以下整備班、全員異常なし!・・・艦載機に異常は見当たらず・・・」
格納庫で艦載機の整備をしていた空母大鳳整備班長山崎文雄以下全員無事で、艦載機も全機無事だった。
空母大鳳、機関室
夏雄「此方機関室!・・・篠原夏雄以下、全員無事でぇい!・・・機関も最大速力発揮可能!!」
機関室も空母大鳳機関長の篠原夏雄以下全員無事で機関も最大速力発揮可能。
空母大鳳、艦橋
龍之介「急ぎ、各艦の状況を知らせろ。」
実「了解!」
龍之介は、急いで各艦の状況を伝えるよう命じる。
功「准将!・・・一体全体如何なっているのか?・・・死人が蘇る訳ないのに如何して我々は生きているんですか?」
功は、何故自分らが生きているのか、龍之介に問う。
龍之介「恐らく核爆発の瞬間の時に何かが起きたんだろう。」
それに対して、龍之介は核爆発の瞬間に何かが起きたんだと察する。
一方、艦隊の上空を飛んでいた白鳳は、いつの間にか、空母大鳳の側に着水していた。
白鳳、艦橋
次郎「如何なっているんだ副長!?」
三郎「分かりません・・・何が何だか・・・」
次郎達も何が起こったのか、また、如何やって着水したのかも全く分からないでいた。
慶介「艦長、副長!」
次郎「矢野主任!」
機関などの点検に行った慶介が艦橋に戻ってきた。
慶介「機関には異常が見当たらないが、衛星通信が駄目になっている。」
機関には異常はなかったが、衛星回線が使用不能になっていた。
三郎「故障ですか?」
慶介「原因は分かりませんが、故障ではない様です・・・他の艦艇も同じ状況じゃないでしょうか?」
慶介の言う通り、空母大鳳や他の艦艇の衛星通信機器は完璧に動くが、何故か使用不能になっていた。
そして、後方を航行中だった高千穂でも
高千穂、艦橋
美由紀「如何なっているのこれは?」
文夫「集団幻覚でしょうか?」
美由紀「何寝ぼけているの副長!今は現実なのよ!」
美由紀達も何が起こったか分からなかった。
空母大鳳、艦橋
はやて「如何なっているの?・・・確か私達は西太平洋沖を哨戒中だった筈なのに・・・」
龍之介達は、未だに何が起こっているのか、全く分からないでいた。
そんな時
『艦長!』
薫「あっ、なのはちゃんにフェイトちゃん!」
作戦室にいたなのはとフェイトが艦橋に上がってきて
なのは「先の衝撃は何ですか?」
フェイト「一体何が?」
薫に何が起きたのか問う。
薫「それが私達にも分からないの!!」
龍之介「高町隊長、フェイト隊長!・・・搭乗員達の方は大丈夫か?」
龍之介は、搭乗員達が無事か問う。
フェイト「記憶がぼんやりしている以外は、全員大丈夫です。」
龍之介「そうか・・・」
搭乗員達が全員無事だった事にホッとする。
実「准将!・・・各艦とも異常ないとの事です。」
各艦とも異常はなかった。
龍之介「如何やら各艦、無事の様だな・・・・通信主!・・・状況及び無事な事をG対に報告しろ!!」
実「了解!」
龍之介は、直ちに核爆発の発生と艦隊が奇跡的に健在である事をG対策センターに報告した。
その時
薫「准将、大変です!!」
突然、薫が何かに気づく。
龍之介「今度は何だ!?」
薫「島が・・・・消えてる・・・」
『何!?』
薫の言葉に驚き、窓の外を見る。
窓の外を見ると薫が言う様に左舷側にあったウララ島が影も形も無かった。
はやて「そないなアホな!?・・・先まであった筈なのに如何して?」
島が消えた事にはやては驚愕する。
龍之介「恐らく先の核爆発で消滅したんだろう。」
龍之介は、ウララ島が先の核爆発で消滅したと推測した。
実「くそ!・・・准将!」
龍之介「如何した通信主!G対に報告したのか?」
実「それが・・・以前通信が繋がりません!!」
何故か、G対策センターとの通信が繋がらなかった。
龍之介「そんな馬鹿な!ちゃんと確かめたのか?」
実「通信機に異常は無いんですけど・・・向こうが出ないんです。」
龍之介「呼び続けろ!!」
実は、ひたすら呼び続ける。
薫「航海長!・・・現在の位置は?」
美奈「それが・・・先の核爆発の影響か何かで羅針盤とその他の計器が狂って、此処が何処なのかが見当もつきません。」
核爆発の影響で羅針盤やその他の計器が狂って、現在位置が不明だった。
薫「ええ!?」
龍之介「舞ったな羅針盤や計器類が使えないと此処が何処なのか見当もつかん」
功「哨戒機を飛ばして、位置を確認して見たら如何ですか?」
龍之介「そうだな・・・哨戒隊を発進させろ!!」
薫「了解!ペガサス隊発艦用意!」
現在地を把握する為、哨戒隊のペガサス隊の発艦用意の号令が出され、甲板では、早期警戒機E2G1機と偵察装備の戦闘攻撃機FX-3春乱1機が発艦準備をする。
はやて「ペガサス隊発進準備よし!」
薫「ペガサス隊発艦せよ!」
空母大鳳からペガサス隊のE2G 1機と春乱1機が発艦した。
数時間後
実「ペガサス隊から報告!・・・現在位置が分かったそうです。」
発艦したペガサス隊から報告が入る。
龍之介「何所だ?」
実「位置は・・・・嘘だろ!?・・・硫黄島付近・・・日本近海です!!」
龍之介「な、何!?」
何と龍之介達が居たのは西太平洋沖ではなく、日本近海の硫黄島付近であった。
硫黄島付近だと聞いて、龍之介は驚愕する。
薫「そんな筈は・・・今まで西太平洋沖に居た筈!・・・何かの間違いじゃ?」
薫も間違いじゃないのかと思ったが
実「いえ、ペガサス隊の報告に間違いありません。」
ペガサス隊の報告に間違いはなかった。
ペガサス隊の報告と三角測定で日本近海の硫黄島付近だと確実になったからだ。
功「如何します准将?」
功は、如何するのか問う。
龍之介「G対への連絡は?」
実「以前、通信不能。」
以前、G対策センターとの通信は繋がらない。
薫「准将・・・」
龍之介「ん・・・」
如何するのか、龍之介は迷う。
功「取り合えず母校の横須賀に帰投しましょう・・・後の事はそれから・・・」
このまま此処に居てもしょうがない。
通信が繋がらない以上、最大の案は母港である横須賀に帰投する事だった。
龍之介「ん、そうだな・・・それが一番の案だろう・・・全艦に通達!・・・これより横須賀に帰投する!!」
龍之介もそれに賛同し、横須賀に帰投を命じる。
その時
実「ペガサス隊より緊急電!国籍不明の艦隊が此方に接近中!!」
龍之介「何!?」
哨戒中のペガサス隊が謎の国籍不明の艦隊を捕捉。
此方に向かっていた。
これが龍之介達Gフォースと真霜達ブルーマーメイドとの初遭遇となった。