4月6日
日本近海
横須賀女子海洋学校を出港した晴風。
途中、他の教育艦と別れ、集合地点である西之島新島沖に向けて航行中だった。
今のところ艦内に異常も無く、機関も順調に作動している。
後は、生徒達が上手くいっているかだけである。
其処で、薫は、生徒達の不自由がないかと親睦を深める事を含め、晴風の巡回視察をする事にした。
晴風、射撃指揮所
晴風の射撃指揮所は、艦橋の上にあり、そのタイプは、94式方位盤照準装置である。
薫は、先ず晴風の射撃指揮所を訪れていた。
扉を開け中に入ると、中は意外に狭く、照準用の双眼鏡が何ヶ所に置かれていた。
光「あっ教官だ!?」
薫が入って来て、最初に声を上げたのは、砲術員の小笠原 光である。
薫「こんにちは、小笠原さん!」
薫は、光に挨拶をする。
そして、光の後ろに同じ砲術員の武田美千留と日置順子がいた。
薫「え~と、貴方が武田美千留さんね!」
美千留「はい!」
薫「そして、貴方が日置順子さん?」
順子「はい、教官!」
薫「狭い指揮所の生活はどお、窮屈とかない?」
狭い指揮所の生活で不自由がないか問うと
美千留「いえ大丈夫です・・唯・・・」
順子「主砲を早くバキュンと撃ちたい!!」
不自由はない様だが、順子は早く、主砲を撃ちたいと駄々を捏ねていた。
薫「ざ、残念だけど・・・しばらくは、主砲を撃つ事はないわよ!」
順子「ええ、そんな・・・主砲をバキュンと撃ちたかったのに・・・」
しばらく撃つ事がないと言われ、順子は残念がる。
薫「あっ、でも6日後の合同演習では、撃てるかもしれないよ!」
順子「本当ですか教官!?」
6日後にある艦隊合同演習を聞いて順子は、気を取り直す。
美千留「本当ですか?」
光「本当に撃てるんですか?」
それに釣られて、他の2人も反応する。
如何やら、主砲を撃ちたいのは、順子だけでは、無かった様だ。
光と美千留も内心では撃ちたかった様だ。
薫「ほ、本当よ・・・・多分・・・・」
3人の勢いに薫は、指揮所の生活に不自由は無く、むしろ威勢が良い見たいと思った。
晴風、海図室
指揮所を後にした薫は、続いて、海図室を訪れる。
此処は、航海に必要な海図を保管しており、航路の確認や伝達用の穴から艦橋に必要な海図を渡す部屋でもある。
薫「勝田さん居る?」
聡子「ん!?・・教官ぞな!」
薫「勝田さん、今のところ航路に異常ない?」
薫は、航海員の勝田聡子に航路に異常がないか確認する。
聡子「今のところ異常はないぞな!」
如何やら、今のところ航路に異常はない様だ。
薫「そう・・・勝田さん今のところ体調とか大丈夫?」
聡子「大丈夫ぞな!・・・初の海洋実習で、もうウキウキぞな!」
薫「そう・・・元気が有って良いわね!」
晴風、無線室
続いて隣の無線室を訪れる。
此処は、晴風の中で常に状況が分かる部屋である。
薫「八木さん!」
鶫「あっ、教官!?」
薫「学校及び古庄教官から何か連絡は・・・」
薫は、電信員の八木 鶫に学校及び古庄教官から何か連絡が入ってないか確認する。
鶫「いえ、今のところ何も・・・」
薫「そう・・・・ところで八木さんは、確か巫女さんをやっていたわよね?」
連絡がないと聞いた後、薫は、ある事を鶫に聞く。
鶫「はい・・・」
薫「もしかして諏訪神社で巫女さんをやっていなかった。」
鶫「そうですが・・・」
薫「やっぱり!?・・・初詣に行った時、貴方と同じ顔をした巫女さんを見かけたから、もしやと思ったけど・・此処で会うなんて、偶然ね!」
鶫「そうですね・・・」
実は、薫も龍之介と真霜が行った後に次郎達と諏訪神社に初詣をしに訪れた時、巫女姿の鶫を偶然目撃したので、もしやと思ったのだ。
薫は、鶫が諏訪神社で巫女さんをやっていた事を確かめ納得する。
晴風、電探室
そして、電探室を訪れる。
此処は、先の無線室と同じで常に状況が分かる部屋である。
薫「宇田さん!」
慧「ああ、教官!?」
薫「レーダーに近づいてくる艦影はない?」
電測員の宇田 慧に晴風に近づいてくる艦船はないか確認する。
慧「いえ、今のところ接近する艦影はありません。」
薫「そう・・・ところで宇田さんは、八木さんとは、友達だったわよね?」
慧「はい、幼馴染です。」
薫「じゃ宇田さんも巫女さん?」
薫は、慧が鶫と友達と知り、もしや同じ巫女さんだと思ったが
慧「いえ、私は、巫女さんではなく、唯の幼馴染で・・・」
薫「な・・ん・・だ、八木さんと知り合いだから、てっきり巫女さんだと思った。」
慧が鶫と同じ巫女さんではない事を聞いて残念がる。
慧「はぁ・・はぁ・・ところで教官!」
改めて、慧は、薫にある事を聞く
薫「何、宇田さん?」
慧「教官って・・・・胸が大きいですね!」
薫「えっ?」
慧に自分の胸の大きさを聞かれて動揺する。
薫「そ、それは、極秘です!?・・・貴方には言えません!!」
詳しい事は極秘と言って、自分の胸を手で隠す。
如何やら、慧は、はやてと同じ女性の胸に興味を懐いている様だ。
晴風、見張り台
薫「よっと」
続いて、晴風の見張り台に行く為、薫は、晴風のマストを登っていた。
晴風の見張り台は、マストの上方にあり、薫は、巧みにマストを登る。
薫「野間さん!」
マストの上方の見張り台に到着し、ドアを開けて、中の見張員である野間マチコに声を掛ける。
マチコ「ああ、教官!」
薫「見張りは、大丈夫?」
マチコ「今のところは、何も・・・」
薫「そう・・・御免ね野間さん!・・・1人での見張り仕事大変でしょ・・・後で航海科の誰かを代わりに呼びましょうか?」
薫は、マチコが見張り台を1人で切り盛りしているから大変だと思い、航海科の誰かを代わり回そうと思ったが。
マチコ「いえ大丈夫です!・・・私は、こういう仕事は慣れてますので・・・」
如何やらマチコは、不自由なく見張りの仕事にやりがいを覚えた様だ。
薫「なら、良いけど・・・何か有ったら遠慮なく申しでてね!」
マチコ「すいません教官、何から何まで・・・」
薫「何言ってるの・・・生徒の安全を守る事が私の役目なんだから・・・」
晴風、工作室
マストを降り、艦首部分にある晴風の工作室を訪れる。
此処は、主に損傷を負った時に応急員が作業する場所でもある。
薫「和住さん!青木さん!」
媛萌「ああ!?」
百々「教官ッス!?」
工作室には、応急員でジャッジ姿の和住媛萌と漫画家の帽子を被った青木百々がいた。
薫「今のところ以上はない・・・・あれ!?」
薫は、工作室の周りを見ていると台の上に何故か漫画の原稿とボトルシップ用のボトルが有った。
薫「成程!」
如何やら航行中何もする事が無いので、趣味で遊んでいた様だ。
それを見て、媛萌と百々が
媛萌「あの・・実は・・・」
百々「教官・・」
薫「趣味も良いけど、ホドホドにね!」
2人は、薫に怒られると思ったが、薫は、怒るどころか、見て見ぬ振りをして、工作室を後にした。
百々「助かったッス!」
媛萌「教官、心が広くって良かった。」
2人は、薫に怒られなくて、ホッとする。
晴風、主計室
続いて、主計室を訪れる。
此処は、艦内の庶務、経理をする部屋である。
薫「等松さん居る?」
美海「あっ教官!?」
中に入ると主計長の等松美海が荷物の山の整理をしていた。
薫「こんな荷物の山、如何したの?」
美海「いえ、調度購買に出す物品の整理をしていたところです。」
如何やら、購買に出す物品の整理をしていた様だ。
晴風には、乗員の為に売店が設けられている。
それを販売や管理しているのが主計長の美海であり、その準備をしていたのだ。
薫「こんな山を整理するなんて大変でしょ・・・手伝おうか?」
美海「いえ、大丈夫です。」
薫「無理言わないの手伝ってあげるわ!」
美海「ありがとうございます教官!」
薫は、美海の物品の整理を手伝う事にした。
30分後
物品の整理が大部分が終わり
美海「ありがとうございます教官!」
美海は、薫に感謝をする。
薫は、にっこりと笑うが、購買の壁に何か貼ってあるのに気づき見ると
マッチの写真買い取ります
と書いてあった。
薫(こんなのを貼ってるなんて、等松さんは、野間さんに興味を抱いてるのかな?)
薫は、美海がマチコに興味を抱いてるのだっと思った。
晴風、水測室
荷物整理を終え、続いて艦底にある水測室を訪れる。
此処は、艦底に設置されているソナーを使って、潜水艦の探査を行う部屋である。
薫「万里小路さん!」
楓「あら教官ごきげんよう。」
薫の挨拶に社交的な挨拶を返すのは、水測員の万里小路 楓。
薫「万里小路さん、何か水中に異常とかない?」
楓「いいえ、今のところ何もございませんわ」
薫「そう・・・ところで万里小路さんって、ひょっとして何処かのお金持ちのお嬢様?」
楓「あら、よく分かりましたわね。」
薫「いや、会話の中に社交的な言葉が出ていたから、もしやと思って・・・」
楓「お気づきの通り、わたくし万里小路 楓は、万里小路重工のご令嬢です。」
薫「万里小路重工って、あの財閥の万里小路重工!?」
楓「はい」
薫は、楓が万里小路重工の令嬢だと知り驚く。
薫「そんな財閥のお嬢様が何故、海洋学校に?」
何故、万里小路重工の令嬢の楓が海洋学校に入学したのか理由を問う。
楓「実は、わたくし・・・強いて言うなら・・・音楽家は、旅をするものなのです。」
薫「?」
楓の言葉に薫の頭は? してしまう。
薫「つまり万里小路さんは、音楽家として旅をしたかったから海洋学校に入学したって事?」
そして、何とか理解する。
楓「はい、ご想像の通りですわ」
薫「なら、別に海洋学校に入らなくても普通に音楽学校に入れば良かったんじゃない?」
確かに音楽家として旅をしたいなら普通に音楽学校に入れば、何所の国のコンクールに呼ばれるのに
楓「確かにそうですけど、わたくしは、海を渡りながら音楽を学びたかったので・・・」
如何やら、海を渡りながら音楽を学びたいかった様だ。
薫「それで、海洋学校に入学したんだ。」
楓「はい」
薫「聞くけど、音楽は、どのくらい才能あるの?」
薫は、楓がどの位、音楽の才能が有るか聞く。
楓「ある程度の楽器は、幼い頃に習っておりまして、多少、腕に自信もあるんですが・・・管楽器だけはどうにも不得手なようで・・・」
薫「成程!・・・つまりラッパや笛が上手く吹けないのね!」
楓「はい、その通りです。」
ピアノやヴァイオリン、お琴に三味線など、ある程度は、才能が有るが、管楽器、つまり笛類が苦手の様だ。
薫「道理で出港の時、気が抜けるラッパが聞こえたけど、あれ万里小路さんが吹いてたんだよね!」
薫は、楓が出港の時、気が抜けるラッパを吹いていた事を思い出す。
楓「気が抜けますでしょうか・・・」
薫の言葉を聞いて、楓は、暗くなる。
薫「ああ、御免ね万里小路さん、別に気が抜けてないから、大丈夫よ・・・唯、少し練習が必要だけど・・・」
楓「やはりお口の修業が足りませんわね・・・」
薫「大丈夫!・・・練習すれば吹けるわよ・・・万里小路さんなら・・・」
晴風、炊飯所兼食堂室
水測室を後にし、続いて艦橋の下に有る炊飯所兼食堂室を訪れる。
此処は、乗員の食事を養う事と晴風乗員の憩いの場でもある。
薫「こんにちは!!」
美甘「あっ教官!?」
薫が入ると給養員及び砲水雷運用員の伊良子美甘と同じ給養員及び水雷運用員の杵崎ほまれとその妹のあかねが食事の仕度をしていた。
薫「調子はどお、伊良子さん!・・・何か困ってる事ない?」
薫は、美甘に食事の支度で何か困っていないか問うが
美甘「いえ何も・・・」
如何やら何も不足はない様だ。
薫「そう・・ん?」
薫は、炊飯所のキッチン台の上に作りかけの料理が置いて有るのに気づく。
薫「美味しそうね!何作ってるの?」
美甘「ああそれ、実は、初航海の記念として、皆に振舞おうとお菓子を作っていたんです。」
薫「お菓子?」
ほまれ「杵崎屋特性!!」
あかね「落花生だんご!!」
如何やら、3人は、初航海の記念として、晴風乗員達の為に杵崎屋特性落花生だんごを作っていた様だ。
薫「だんごか・・・どっちかって言うと私、どら焼きが食べたいな・・・」
薫は、だんごよりどら焼きが食べったかった。
それを言うと
美甘「じゃ教官だけ杵崎屋特性どら焼きを作ろう。」
美甘が突然、薫の為に杵崎屋特性どら焼きを作ると言いだした。
『作ろう!』
それに釣られて、ほまれ、あかねも言い出す。
薫「い、良いわよ!・・・私の為に其処までしなくても・・・」
ほまれ「そうですか・・・残念!」
いらないと言われ3人は、残念がる。
薫「あっ、でも時々で良いから、その時に作ってくれると嬉しいな・・・」
あかね「じゃ、その時に作って良いですか?」
薫「ええ」
『やった!!』
3人は、やったと嬉しがる。
晴風、一番魚雷発射管及び二番魚雷発射管
続いて、晴風の魚雷発射管へと向かう。
晴風の最大の武器、魚雷発射管は、中央に2基置かれている。
薫が来ると2基の発射管の間で水雷員の松永理都子と姫路果代子がお互いに話していた。
薫「松永さん!姫路さん!」
理都子「あっ教官だ!?」
果代子「教官・・・」
薫「発射管に異常はない?」
理都子「発射管は異常な~し!」
果代子「まあ魚雷が一本しか無いのが寂しいけど・・・」
発射管は両方とも異常はなく、一番魚雷発射管に訓練用の魚雷が一本装備されてるのみ
薫「まあ、確かに魚雷が一本しか無いのは仕方がないわ姫路さん・・・でも集合地点に着いたら補給できるから・・・」
理都子「本当ですか?」
薫「本当よ!」
理都子「やった!!・・・かよちゃん聞いた?」
果代子「うん、聞いたよりっちゃん!」
補給できると聞いて、2人は、嬉しがる。
晴風、機関室
続いて、晴風の心臓部とも言える機関室を訪れる。
薫「こんにちは!!」
麗緒「あっ教官だ!?」
声を上げたのは、機関員四人衆の1人、若狭麗緒。
その後ろに伊勢桜良、駿河留奈、広田 空の3人もいた。
そして
麻侖「おっ教官、何か用でぇい?」
機関長の柳原麻侖とその助手の黒木洋美もいた。
薫「ちょっと艦内視察を・・・柳原さん、機関に異常はない?」
麻侖「機関は順調、何所も故障はねでぇい!!」
薫「そうお・・・ところで皆、体調はどお・・・狭い艦内での生活に何か不自由ない?」
洋美「いいえ、不自由は、別に・・・唯・・・」
薫「唯?」
『熱い!!』
薫「えっ!?」
空「熱い!」
留奈「熱いよ!!」
麗緒「汗かいた!!」
桜良「あっつ・・・い・・・」
如何やら、機関から発する熱で機関室は、蒸し暑さに成っていた。
その為、4人は、体中が汗だらけに成り、駄々をこねていた。
麻侖「何でぇ・・・何でぇ・・・」
麗緒「何だはないよ機関長!」
空「機関長、熱くないんですか?」
麻侖「これぐらいの暑さで江戸っ子は、勤まらねえでぇい!!」
空「意味分からない・・・」
桜良「暑くて、もう汗だらけ・・・・」
留奈「も・・お、駄目・・・」
薫「・・・・分かったわよ!!・・・そんなに駄目なら水着に着替えて、作業しなさい!!」
駄々をこねる4人に薫は、水着での作業を許可した。
『やった!!』
水着での作業を許され、4人は、早速、学校指定の水着に着替える。
洋美「すいません教官・・・我ままを聞いて頂いて・・・」
薫「良いのよ!・・・機関仕事だから熱いのは仕方ないわ!」
麻侖「たくどいつもこいつもすっとこどっこいだな・・・」
薫「そう言う柳原さんは、水着に着替えないの?」
麻侖「ふん、こんな暑さ、へっちゃらでぇい・・・」
薫「無理しちゃ駄目だよ柳原さん!・・・無理だったら水着に着替えなさいよ!」
洋美「マロン!・・・教官がああ言ってるんだから、そおしたらどお?」
麻侖「クロちゃんが言うなら・・・」
麻侖も最後まで頑固だったが、洋美に言われ結局、水着に着替える。
薫は、静かにその場を去る。
洋美「教官!!」
ドアを出て、機関室を後にした時、洋美が待ったを掛けてきた。
薫「何、黒木さん?」
洋美「一つお聞きしたいんですけど・・・」
薫「ん?」
洋美「何故、宗谷さんが艦長じゃないんですか?」
薫「あっ!?」
洋美「成績も優秀なのに何故、艦長じゃ・・・」
洋美は、何故ましろが艦長じゃないのか、薫に確かめる。
それに対して
薫「それは、貴方が考える事じゃないわ!」
洋美「でも」
薫「大丈夫よ黒木さん!・・・あの子なら、自分が副長になった理由も分かる筈よ!」
薫は、ましろ自身、副長になった理由も分かる日が来ると信じていた。
洋美「・・・・」
それに対して、洋美は、何も言えなかった。
晴風、医務室
機関室を後にし、最後の視察場所、医務室を訪れる。
薫「鏑木さん居る?」
美波「・・教官」
薫が医務室に入ると医務室の机に座る衛生長の鏑木美波が居た。
薫「鏑木さん!・・・誰か怪我人とか居ない?」
美波「今のとこ誰もいない。」
薫「そうお・・・ところで鏑木さんは、何か困った事とかない?」
美波「・・・ない」
薫「何かあるなら、遠慮なく言ってね!」
美波「感謝する。」
晴風、艦橋
全ての視察を終え、薫は、艦橋へと戻る。
艦橋に戻ると艦橋後部の左右に航海管制員の山下秀子と内田まゆみが見張りに付いていた。
そして、艦橋中枢に艦長の岬 明乃、副長の宗谷ましろ、書記の納沙幸子、水雷長の西崎芽依、砲術長の立石志摩、航海長の知床 鈴が居る。
薫「状況は、艦長!」
明乃「あっ教官!?」
各部署に異常はなく。
晴風は、予定通りに進んでいる。
その筈だったが
ド・・・ン・・・・!!
ましろ「な、何だ?」
薫「何事?」
突然のドーンと言う音に機関が停止してしまった。
明乃「機関室!!・・・マロンちゃん、如何したの?」
麻侖『艦長、機関故障でぇ!!』
薫「故障!?・・・先まで異常は無かったんじゃないの?」
明乃「修理にどのくらい掛かるの?」
麻侖『詳しく調べねぇと分かんねぇ・・・』
幸子「万事休すですね!」
鈴「感心してる場合じゃないよココちゃん!!・・・機関が動かなければ航行できないよ・・・・!!」
薫「仕方がない・・・機関の修理まで、此処で足止めね!」
機関の故障の為、晴風は止む無く停止せざるおえなくなった。