4月7日
12:00
晴風が反乱艦として追われてる頃、武蔵では
武蔵、艦橋
親子「教官、艦長!」
もえか「吉田さん!」
はやて「3人共、無事やった?」
状況の把握に行っていたはやてともえかが艦橋に戻ってきた。
親子「はい!・・・何度か危ない目に遭いましたが、一応、必要な物は調達できました。」
親子達は、エレベーターで下に降り、生徒達の目を搔い潜りながら、倉庫から水と食料を調達した。
亜衣子「まずまずかな・・・教官、艦長!・・・常食と水は確保しました。」
亜衣子は、調達した缶詰の一つを開いて、試食する。
親子「それで、状況は?」
親子は、はやてともえかに各部がどんな状況かを聞く。
はやて「2人で見回ってきたけど・・・・」
はやてともえかは、3人に状況を説明する。
はやてともえかが言うには、艦橋以外の航海艦橋、工作室、無線室などが占拠され、更に生徒は、艦橋に居る4人以外の殆んどは、最初遭遇した通り、無口無表情でゾンビ見たいにあっちこち放浪うしている状態。
夏美「此方も見回って来ましたけど、射撃官制、機関操舵、全て占拠されています!!」
親子「まともに会話ができない何て、皆まるで、何かに操られてる様な・・・」
親子も同期の生徒の状態に疑問を抱いていた。
はやて「とは言え、この状況では、艦の奪還は不可能やな!」
はやては、5人での武蔵奪還は、不可能と判断する。
はやて「せめて、無線さえ使えれば、救援を呼べるんやけど・・・」
もえか「無線室は、占拠されています。」
はやて「非常用無線機は?」
もえか「有りますけど・・・吉田さん、何所にあったけ?」
親子「確か、無線室の机の下に・・・」
夏美「奪還不可能、おまけに救援も呼べないなんて、私達如何すればいいの・・う・・うぁぁ・・・・!!」
救援も呼べない事に夏美は、思わず泣く。
もえか「角田さん!」
はやて「だ、大丈夫やで!・・・今頃、宗谷校長が武蔵の異常に気づいとるはず・・・救助部隊は、必ず来る!・・・せやから、安心して角田さん!!」
はやては、何とか安心させる。
夏美「はい・・・」
夏美は、泣くのを止める。
亜衣子「問わ言うものの、これから如何するんですか教官?」
亜衣子は、はやてにこれから如何するかを問う。
はやて「そやね・・・・取り合えず・・・皆少し休もうか?」
『えっ!?』
はやて「いきなり色々あって、皆全然休んでないやろう・・・この先、何が有るか分からへんから今のうちに皆休んどこう。」
昨日の夜から今日の昼まで、5人は、休む暇なく行動していたので、殆んど疲れていた。
もえか「そうだね、教官の言う通り、取り合えず皆休もう!」
はやての決断にもえかも賛同する。
はやて「じゃ、私が起きとるから、皆は、先に休んで・・・」
親子「はい、分かりました。」
はやて「4時間後に知名さんと交代や・・・」
もえか「はい!」
はやてが見張りに付き、4人は、お互いに寄り添って寝る。
4人が寝ている間、はやては、ある事を考えていた。
はやて(4人には、ああ言うたけど・・・結局のところ分からへん・・・ほんまに武蔵の捜索は行っとるのかな・・・もしかして、気づいておらんのかな・・・せめて、無線さえ使えれば、助けを呼べるんやけど・・・・何とかしぃひんと・・・)
はやては、何とかして、助けを呼べる様、策を考えていた。
首相官邸
一方、首相官邸では
田沼「良くやった!」
側近A「いえ」
田沼「これで、奴らの技術は、我々の物だ!!・・・キング大統領にも良い土産ができた!・・・フフフ・・・ハハハ・・・・!!」
龍之介達を拘束し、更に彼らが隠していた技術の情報も手にいれ、田沼は、嘲笑っていた。
しかし
側近B「そ、それが・・・」
田沼「何だ!?」
側近B「実は、空母大鳳を占拠したのには成功しましたが、その際、コンピューター室を抑えようと侵入した時、厳重なセキュリティーシステムのせいで、抑えるのに失敗しました。」
田沼「それで、データは?」
側近B「ざ、残念ながら、彼らの機密情報を得るまでは至っておりません。」
田沼「くぅ・・・この・・・役立たずが・・・!!」
機密情報の奪取に失敗した事を聞き、田沼は、怒り狂い、机に置いてあった、ブロンズ像を側近Bに投げ付けた。
側近B「も、申し訳ありません!!」
側近Bは、怯えながら謝罪する。
田沼「まあよい・・・どうせ拘束している山本監督官から解除方法を吐かせれば済む事だ。」
側近B「それと・・・」
田沼「何だ、まだ有るのか?」
側近B「それに関して、深町国交相から事情を聞きたいと、何度も電話が来ていますが・・・」
実は、龍之介達の拘束に関して、深町から何度も電話が鳴り響いていた。
田沼「深町から・・・今は、忙しんだ後にしろ!!」
しかし、深町からの電話を田沼は、後回しにしてしまう。
その為、深町は、待ち惚けを食らう事になる。
東京拘置所、特別牢
その頃、拘束されている龍之介と功は、東京拘置所の特別牢の中にいた。
龍之介「・・・・」
2人は、拘束されてから、拘置所の取調室で取り調べを受けていた。
役人が今回の晴風反乱に付いて、あれこれ聞かれても2人は、知らん存ぜずと無実を言い張る。
その為、取り調べは、厳しくなり、既に疲れ果てていた。
龍之介(全く、いつまで、此処に閉じ込めて置くきだ?・・・薫は、大丈夫だろうか?・・・アイツの事だ・・・大丈夫だろうが生徒と一緒だから、上手く動けないだろうな・・・)
監禁されている中で薫の身を案じていると
特別牢の扉が開き、中から
龍之介「参謀!?」
功が取り調べ終えて、特別牢に戻ってきた。
功「准将・・・」
だが、その表情は、龍之介と同じ厳しい取り調べを受け、既にヘトヘトな状態だった。
龍之介「大丈夫か参謀!?」
ヘトヘトな状態の功を龍之介は、介護する。
功「だ、大丈夫です!准将の方は?」
龍之介「俺は、この通り・・大丈夫だ!」
2人とも厳しい取り調べを受け、ヘトヘトな状態だったが、何とか無事だった。
10分後
功「それにしても・・・何でこんな事になったんでしょう?」
功は、何でこんな事になったか、疑問を抱いていた。
龍之介「分からん・・・唯言える事は、無実の罪で牢に入れられていると言う事だけだ。」
功「雅か、宗谷監督官が我々を裏切るとは・・・」
功は、真霜を疑うが
龍之介「違うな!」
功「えっ?」
龍之介は、違うと答える。
龍之介「あいつがこんな事をする筈がない!・・・少なくても・・・アイツは、こんな事は絶対にしない!!」
龍之介は、真霜を信じていた。
何故なら、真霜は、信頼できる人間であり、何より龍之介とは、恋人で肌を合わせた中でもある。
そんな真霜が龍之介達を騙して、裏切る事は絶対しないと言う事は、龍之介も分かっていた。
功「じゃ、誰が?」
龍之介「こんな真似が出来るのは、俺が知ってる中で、あの男だけだ!!」
功「深町国交相?」
龍之介「いや、田沼総理だ!」
功「田沼総理が、何故?・・・雅か、我々の技術を得る為に・・・」
龍之介「恐らくな・・・あの男は、利益の為に俺達の先端技術が欲しかったからな・・・機会を狙ってたんだろう・・・それが今、実行されたんだ。」
功「何て事だ・・・その為にこんな事まで・・・」
田沼の利益の為に拘束された事を聞き、功は、悔しがる。
龍之介「まあ、大丈夫だろう・・・白鳳も今は、地中海に居るし、それに少なくても、あの厳重なセキュリティは破れないだろう・・・後は、俺達2人が口を割らなければダガな・・・」
この時、龍之介は、もしかしたら、次で2人の内のどちらかに自白剤を投与される恐れが有る。
と思った。
そんな時
功「そう言えば、地中海に派遣されている権藤中佐の部隊は、大丈夫でしょうか?」
功が地中海に居る美由紀達の心配をしていた。
龍之介「多分大丈夫だろう・・・今は、まだ向こうも手出しは出来ない筈・・・それに此方からの定時連絡が途絶えたら、権藤中佐達も危険を察知するだろう。」
そう言って、龍之介は、功を安心させる。
龍之介「後は、薫だな・・・」
功「反乱と言っていましたが、本当に反乱したんですか?」
功は、薫が反乱したのか疑問を抱く。
龍之介「あの馬鹿が、そんな事出来るわけ無いだろう・・・ましてや真雪さんの大事な生徒を巻き込んでまで・・・」
それについて、龍之介は、断固否定する。
功「じゃなぜ、反乱と言う事に?」
龍之介「分からん・・・だが、確か、晴風反乱を報告したのは、さるしまの艦長の古庄教官らしいと聞いたが・・・」
功「う、嘘でしょう!?」
晴風反乱を報告したのが、古庄と聞いて、功は、驚愕する。
龍之介「嘘じゃない、本当だ!」
功「そんな馬鹿な!?古庄さんがそんな事をする訳がない!!」
古庄がそんな事をしないと功は、言い張る。
龍之介「俺もそう思うよ・・・しかし、今は、それを確かめるすべはない!」
功「何故ですか?」
龍之介「古庄教官は、現在晴風との戦闘で意識不明らしい。」
功「意識不明!?・・大丈夫なんですか?」
古庄の安否を聞いて驚愕する。
龍之介「それは分からない・・・だが、宗谷監督官が居るから大丈夫だろう・・・取り合えず、俺達がする事は・・・」
功「何ですか?」
龍之介「先ずは・・・休む事だ!」
功「えっ!?」
龍之介「この先まだ、取り調べが続くかも知れない・・・今のうちに休んどいた方が良い・・・」
龍之介は、一応、取り調べが続くと察知し、今のうちに休む事にした。
龍之介と功の監禁は続く。
宗谷家、リビング
一方、真霜と真雪は、晴風反乱の対応に追われていた。
真雪は、急ぎ学校内に対策室を設け、今回の事件を協議した結果、哨戒と捜索の為、小型巡洋直接教育艦長良と航洋艦谷風、萩風、浦風を向かわせる事にし、更に海洋実習後に合流予定だった工作支援教育艦明石と給糧支援教育艦間宮と航洋艦舞風、浜風も捜索に加えさせた。
真霜も晴風捜索に対して、平賀達を向かわせる事にした。
対応やら対策室の設立やらで帰宅時間が夜遅くとなった。
『・・・・』
しかし、2人とも家に帰っても空気が重かった。
何故なら、今回の晴風の反乱で真雪は、晴風に乗艦しているましろや、薫とその他の生徒の安否を心配していた。
そして、真霜は、拘束されている龍之介を心配していた。
真霜「ねえ、お母さん!」
真雪「何、真霜?」
真霜「私は、如何したら良いの?」
真雪「えっ!?」
真霜「晴風が反乱になって・・・龍之介がそれに関わっていると言われ・・・彼を助ける事も出来ない・・・私は、如何すればいいの?」
真霜は、今頃になって、弱気になっていた。
それもその筈、無実の罪で追われている晴風を捕まえなければならないし、しかも、愛している龍之介も捕まった状態、そんな不安が一杯で、真霜は、弱気になっていた。
真雪「真霜!・・・しっかりしなさい!!」
真霜「えっ!?」
真雪「貴方が弱気になって、如何するの!」
真霜「お母さん・・・」
真雪「ましろと薫さんや晴風の無実を証明できるのは・・・真霜!・・・貴方だけが頼りなの・・・それに龍之介さんは、多分、貴方を信じって、待っているわ!・・・だから、決して諦めないで!!」
真雪は、真霜を元気付けさせる。
確かに真雪の言う通り、今、晴風と龍之介達の無実を証明できるのは、ブルーマーメイドの最高指揮官の真霜しかいない。
その真霜が弱気になっていては、助ける者も助けられない。
真霜「お母さん・・・・ありがとう!」
真霜は、弱気になるのを止め、改めて、晴風と龍之介達の無実を証明する為、動くのだった。
地中海
マルタ島、バレッタ港
その頃、次郎と美由紀達は、地中海のブルーマーメイドの部隊と共に海賊退治をしていた。
リンゴル「今回は、本当にありがとうございます・・・お陰で此方も海賊退治が保々固ず来ました。」
権藤に礼を言う、地中海のブルーマーメイドの代表のリンゴル。
美由紀「礼を言われる程の事じゃないわ・・・大部分は、其方の手柄じゃないリンゴルさん!」
地中海に巣くっていた海賊も権藤部隊の戦艦高千穂や白鳳に叶うわけがなく次々と摘発された。
リンゴル「それは、そうですが・・・しかし貴方達との連携が無かったら、こうは行かなかったでしょう。」
リンゴルは、今回の手柄は、美由紀達にあると言うが
美由紀「私達は、唯のブルーマーメイドの派遣部隊・・・今回の任務は、貴方達の支援が目的で手柄は、目的じゃないわ!・・・だから、この手柄は、貴方達の物よ!」
美由紀達は、あくまで支援が目的で派遣された部隊であり、手柄は、目的じゃないと言う。
リンゴル「それにしても・・・」
美由紀「何ですか、リンゴルさん?」
リンゴル「気になってたけど、貴方達Gフォースは、一体何者なんですか?・・・一応、日本のブルーマーメイドの部隊なのは、分かりますが・・・」
リンゴルは、気になっていた。
何故なら、普通のブルーマーメイドの部隊と違って、女性は少なく、男性が多いのと美由紀達が乗る艦艇がブルーマーメイドで普通に使用されている艦艇と違い特殊な艦艇ばかり、本当にブルーマーメイドの部隊なのか、気になって、しょうがなかった。
美由紀「それは、貴方々が知る必要はないことよ、リンゴルさん!・・・でもこれだけは言えるわ・・・平和を守る任務は、私達も貴方達と同じよ!」
例え目的が違っても、平和を守る事は、Gフォースもブルーマーメイドも同じだと言う事を美由紀は、そうリンゴルに言う。
次郎「権藤中佐も中々の役者だな・・・」
リンゴル「権藤さん・・・貴方は、まるで私の憧れてる人に似ています。」
美由紀「私が?」
リンゴル「はい、その人は、まるで聖母みたいな人でした。」
リンゴルは、美由紀がティアの母マリア・クロイツェル見たいな聖母だっと言った。
しかし
美由紀「残念だけど、私は、貴方が思ってる憧れの人じゃないわ!・・・私は、人類を脅かす悪魔と戦ってきた人間なのだから・・・」
リンゴル「悪魔と戦ってきた?」
リンゴルは、権藤が何を言ってるのか分らなかった。
美由紀「あっ、今の言葉は、忘れて、リンゴルさん。」
その時
文夫「艦長!」
美由紀「如何かしたの副長?」
突然、文夫がやってきた。
文夫「緊急電です!!」
美由紀「緊急電!?・・・リンゴルさんちょっと失礼します。」
緊急電と聞き、美由紀は、直ぐに次郎以下主だった幹部を直ぐに集めた。
高千穂、艦橋
美由紀「電文の内容は?」
文夫「それが・・・直ぐに現地から撤収して、日本に帰還せよとの事です。」
緊急電の内容は、”直ぐに現地から撤収して、日本に帰還せよ”との内容。
次郎「何だ、引き上げの命令か・・・でも、これでようやく、俺達も日本に帰れるぜ!!」
日本に帰還せよという内容を聞いて、次郎達は喜ぶ。
しかし
美由紀「可笑しいわね・・・」
次郎「えっ!?」
電文の内容に美由紀は、不振に思う。
美由紀「予定では、引き上げは、まだ1ヶ月後なのに・・・」
文夫「何か不測の事態でも起きたんじゃないでしょうか?」
美由紀「それなら、直接、准将から連絡が入る筈・・・それなのに何故、こんな電文を・・・」
確かに普通なら龍之介から直接、連絡が来る筈だが
美由紀「発信元は、Gフォースから?」
美由紀は、発信元を確認する。
文夫「いえ、海上安全整備局からです。」
電文の発信元の名は、Gフォースではなく、海上安全整備局からだった。
美由紀「海上安全整備局?・・・普通なら、発信元は、Gフォースなのに、ますます怪しいわね!」
発信元まで可笑しいと美由紀は、気づく。
そして、
次郎「雅か!?何か遭ったんじゃ!?」
美由紀の反応に次郎は、龍之介達に何が遭ったのかと思うい驚愕する。
美由紀「まだ、そうだと決まった訳じゃないわ!」
次郎「しかし!」
美由紀「落ち着きなさい小沢中佐!・・・今、私達が動いては、かえって怪しまれるわ!」
確かに今、下手に動いては、リンゴル達に怪しまれてしまう。
次郎「じゃ如何するんです?」
美由紀「取り合えず、此処は、大人しく引き上げ命令に従いましょう。」
次郎「何だって!?あんた正気なのか?」
美由紀「話は、最後まで聞きなさい!!・・・私達は、大人しく引き上げ命令に従っている内に小沢中佐!・・・貴方達は、密かに此処を離脱して、直ぐに日本に向かってちょうだい!!」
美由紀は、あえて、命令に従い、その裏で次郎達の白鳳を逃がす懇談だ。
白鳳なら直ぐに龍之介の元に向かう事が出来る。
次郎「しかし、中佐達は、如何するんだ?」
美由紀「私達は、貴方達が無事逃げられる様に、何とか時間を稼ぐわ!!」
次郎「そんな!?・・・中佐達を置き去りにはできません!!」
美由紀「良いから、此処は、言う通りにしなさい!!これは、命令よ!」
次郎「分かりました。」
美由紀「小沢中佐・・・直ぐに向かえる貴方達だけが頼りなの・・・何か遭っても決して、無茶はしない様に・・・」
次郎「権藤中佐も如何か、ご無事で・・・」
美由紀の命令に次郎は、虚しく従う。
その夜、美由紀達は、リンゴル達を送別会に招き寄せて、白鳳に気づかせない様にしこたまお酒を飲ませた。
警戒が緩んでる好きに次郎達の白鳳は、密かに潜航して、マルタ島湾外に脱出する。
その速さは、雅に普通の潜水艦では、あり得ない速さで湾外に出た。
地中海に出た白鳳は、ある程度のところで浮上し、其処から飛行モードで日本に向かった。
次郎「薫、無事でいてくれ・・・」
次郎達が向かっている頃、薫達に更なる脅威が迫ろうとしていた。