ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第13章 龍之介 VS 邦夫

4月9日

 

10:00

 

東京拘置所

 

晴風が無事に伊号第201潜水艦の脅威から脱した頃、東京拘置所に幽閉されている龍之介は、取り調べの為、両手を手錠で拘束されたまま、特別取調室へと向かっていた。

 

龍之介「・・・・」

 

拘束されてから、3日が過ぎ、龍之介の顔は、少し窶れ、髪と鬚が伸びていた。

 

東京拘置所、特別取調室

 

東京拘置所の特別取調室は、凶悪犯罪者などを取り調べる為に特別に作られた部屋で外を見る為の窓が一切なく、唯あるのは、大きな鏡(マッジクミラー)が有るのと真中に机と椅子が2つあるだけの撒布系の部屋であった。

 

特別取調室に連れて来られた龍之介は、両手を手錠で拘束されたまま、取り調べを受ける。

 

しかし、検察官2人がかりで何度も龍之介を問い詰めても、龍之介は、断固として落ちなかった。

 

検察官A「いい加減にしろ!!」

 

龍之介「・・・」

 

検察官B「いい加減、認めたら如何ですか、山本監督官!・・・もう証拠も有るのだし、此処は、潔く罪を認め、刑に服するべきです・・・そうすれば、いくらかの恩赦を受けられるよう我々が保証してあげましょう。」

 

今度は、潔く罪を認めれば、いくらかの恩赦を受けられるよう取引を持ちかけてきた。

 

龍之介「何で、やってもいない罪を認めなければならないんだ!!・・・それに、その証拠が本物か如何か見せて貰おうじゃないか!!」

 

しかし、龍之介は、挫けず無実を訴え、証拠を見せるよう逆に要求する。

 

検察官B「な、何だと!?」

 

検察官A「貴様!!犯罪者の分際に我々を脅す気か!?」

 

龍之介「脅すなんて別に・・・唯、俺は、有罪に出来る程の証拠を見せろと言ってるだけじゃないか?」

 

検察官A「ふざけるな!」

 

龍之介「ふざけるなは、お前らの方だ!!」

 

数時間も同じ状態が続き、結局、少し休憩する事になった。

 

休憩中、龍之介は、ある事を思う。

 

龍之介(一体、いつまで、こんな事を続ける気だ?・・・いい加減、うんざりしているんだが・・・)

 

いつまで、こんな事を続ける気か、龍之介は、心中で呆れていた。

 

龍之介(今頃、皆如何しているのだろうか?・・・・無事で居るのか?・・・・そう言えば、薫とはやては、大丈夫だろうか?・・・)

 

更に拘束されて、監禁されている部下達や地中海にいる美由紀達、そして、反乱者として追われている薫とはやての安否を心配していた。

 

そんな時

 

龍之介「!?」

 

突然、ドアが開き、中から、さっきの検察官2人ともう1人、知らない男と部下の2人が入って来た。

 

龍之介「また続きか?・・・何度やっても同じ事なんだけどな・・・」

 

また続きかと龍之介は平然と笑う。

 

「い気が良いね、山本監督官!」

 

龍之介「誰だお前?」

 

邦夫「私は、ホワイトドルフィンの野田邦夫だ。」

 

男の正体は、邦夫だった。

 

龍之介「そのホワイトドルフィンが何の様だ?」

 

邦夫「鈍いね・・・私は、野田国交相代行の使い出来ているのだよ!」

 

龍之介「野田国交相代行だと!?深町国交相は、如何したんだ?」

 

一誠の使いだと知って、驚き、深町は、如何したかと聞く。

 

邦夫「深町国交相は、任を解かれ、今は、謹慎中・・・その代理として、私の父、野田一誠が国交大臣代行に就任した。」

 

龍之介「謹慎!?如何いう事だ!!・・・何故、謹慎に?」

 

深町の謹慎を知り、龍之介は、何故だと問う。

 

邦夫「それは貴方が素直に我々に協力しないからですよ山本監督官!・・・・素直に協力すれば、こんな事にならなかったものを・…」

 

龍之介「ふざけるな!!・・・誰がお前らに協力などするか!!・・・協力するぐらいなら、死んだ方がましだ!!」

 

邦夫「ふん!・・・本当、馬鹿な男だ・・・それに・・・何でお前なんだ!!」

 

龍之介「はぁ?」

 

邦夫「何で、あいつは、俺じゃなく、お前を選んだんだ!!」

 

突然、邦夫は、態度を変え、龍之介を問い詰める。

 

龍之介「な、何だよ!?何の事を言ってるんだ?」

 

突然、妙な事を言われ、龍之介は、何の事か分からなかった。

 

邦夫「惚けるな!!・・・お前が俺から真霜を取ったせいで、俺がどんな目にあったか!?」

 

龍之介「何の事だ!?・・・大体、お前の事なんか知らないし・・・それに、真霜にとって、お前は何なんだ!?」

 

いきなり、真霜との関係を言われ、何だと問う。

 

すると

 

邦夫「俺は、真霜の許婚だ!!」

 

龍之介「ま、真霜の許婚!!!・・お、お前が?」

 

邦夫が真霜の許婚だと知り、龍之介は驚愕する。

 

邦夫「お前さえ現れなければ、真霜は、俺の物になっていたのに・・・」

 

実は、龍之介がこの世界に来る前から、邦夫と真霜は、許婚の関係だった。

 

だが、真霜は、邦夫が好きでは無かった。

 

何故なら、家柄を良い様に昔から悪さをしていた事や官房長官の息子と言う事で警察にも捕まらず、のほほと善人ずらしている邦夫を真霜は嫌いだったのだ。

 

そう言う邦夫も真霜の事より、宗谷家の家柄と財産しか目になく、真霜に内緒で密かに愛人を作っていた。

 

しかし、その事は真霜も既に知っていた。

 

その為、真霜は、男が嫌いな性格になってしまったのだ。

 

だが、龍之介との出会いで真霜は変わった。

 

自分を本当に好きで守ってくれる人が現れたからだ。

 

そして、真霜は、邦夫との婚約を破棄し、龍之介の元に行ってしまった。

 

真霜との婚約が破棄され、更に愛人との関係がばれ、親から勘当を言い渡され、邦夫は、危機的な状態に落ちいたが、田沼の人脈で親との勘当は免れ、邦夫は、田沼の恩に報いる為、今まで悪事を重ねてきた。

 

いつしか再び真霜を自分の物にし、更に横取りし、自分をこんな目に合わせた龍之介とその部下達に復讐する事を胸に

 

龍之介(そう言えば真霜の奴!・・・許婚の事は言わなかったな・・・こいつと何か遭って、嫌ってるんだろう・・・だから、あいつは、こいつの名を口にしなかった・・・)

 

龍之介は、いつも真霜が邦夫の名や許婚の事を言わなかった事に気づく。

 

邦夫「まあ良い、どうせお前は、もう終わりだ・・・晴風も間もなく、処理される。」

 

龍之介「な、何だって!?・・・おい!・・・晴風を処理とは如何いう事だ?・・・・雅か!?」

 

晴風処理を聞いて、龍之介は、驚く。

 

邦夫「察しの通り!・・・晴風には、既に撃沈命令が下っている・・・それに貴方には、叛逆罪で起訴が決まっている。」

 

晴風撃沈命令と龍之介の起訴を龍之介に告げる。

 

龍之介「お前、何を考えているんだ!!・・・相手は、学生艦何だぞ!!・・・撃沈すれば乗っているうちの隊員や生徒は如何なるか、分かってるのか!?」

 

晴風撃沈命令を聞いて龍之介は、激怒する。

 

邦夫「そんなの知った事か!・・・私には、関係のない事だ・・・」

 

邦夫は、晴風を撃沈しても、何とも思わなかった。

 

龍之介「お前、それでも人間か?・・・俺は、如何なっても良い・・・だから、晴風を助けてくれ、頼む!!」

 

龍之介は、自分の身を省みず、晴風を救う様、邦夫に頭を下げて、嘆願する。

 

それを見た邦夫は

 

邦夫「フフハハハ・・・・!!・・・惨めだね山本監督官!」

 

と龍之介の姿を見て、嘲笑う。

 

邦夫「まあ、助けられないと言う訳でもないが・・・」

 

晴風を助けられると邦夫は言う。

 

龍之介「本当か?」

 

晴風を助けられると聞いて、表情を変える。

 

邦夫「但し条件がある。」

 

龍之介「条件?」

 

晴風を助ける代わりに邦夫は、龍之介にある条件を突き付ける。

 

邦夫「晴風を助ける代わりに大鳳のスーパーコンピューター室へのパスワードを教え、技術を我々に提供する事だ。」

 

何と、晴風を助ける代わりに今まで、隠し守っていた白鳳などの技術を渡せと言って来たのだ。

 

龍之介「ふざけるな!!そんな条件が飲めるか!!」

 

龍之介は、断じて拒否する。

 

邦夫「良いのか・・・断れば晴風は救えんぞ!!」

 

龍之介「ん・・・・」

 

龍之介は、悩む。

 

邦夫「如何する?」

 

考えた、結果

 

龍之介「悪いがそんな条件は呑めない!!」

 

拒否を選んだ。

 

邦夫「晴風が如何なっても良いのか?」

 

龍之介「確かに晴風は心配だが、俺の部下は、タフだ!・・・こんなの切り抜けられるさ!!」

 

龍之介は、薫が晴風の生徒を守りながら学校に戻れる事を信じていた。

 

邦夫「ふん!・・そんなに部下を信じるなら、面白い物を見せてやろう・・・おい!」

 

邦夫は、部下の2人にある物を此処に持ってくるよう命じる。

 

数分後

 

暫くして、邦夫の部下2人が龍之介の前にある人物を突き出す。

 

功「う・・・う・・・」

 

龍之介「さ、参謀!?」

 

何と、龍之介の前に突き出された人物は、龍之介と一緒に拘束された参謀長の徳吉 功だった。

 

龍之介「参謀!・・・大丈夫か?」

 

龍之介は、功に問うが、功は、様子が変で、廃人見たいな状態になっていた。

 

龍之介「おい参謀!!俺が分かるか?・・・しっかりしてくれ功!!・・・・」

 

龍之介は、必死に功に問うが、功は、廃人の様に答えない。

 

龍之介「お前!・・・功に何をした!?」

 

功に何をしたかと邦夫を問い詰める。

 

邦夫「な~に・・・我々に協力しなかったので、ちょっと薬をね・・・」

 

龍之介「薬!?・・・雅か!?・・・お前、功に麻薬を飲ませたのか?」

 

邦夫「その通り・・・こいつに注射したのは、真実の血清と言われるドイツの強力な自白用の麻薬だ!!」

 

何と功に注入されたのは、真実の血清と言われるドイツの強力な自白用の麻薬で、かつて、龍之介の世界でナチス・ドイツが使用していた薬で注入されれば、洗いざらいはいてしまうし、副作用として、廃人になる。

 

最悪の場合、死に至る。

 

邦夫「さて、そろそろしゃべてくれませんかね?・・・でないと、更に注射する事になるんだが・・・」

 

邦夫の部下は、真実の血清が入った注射器を龍之介に見せつける。

 

龍之介「や、止めてくれ!!これ以上、注入されれば死んでしまう!!」

 

龍之介の言う通り、最早、功は、廃人状態になっており、これ以上注射すれば死んでしまう。

 

邦夫「なら、さっさと吐け!!・・そうすれば、命は、助けてやる。」

 

龍之介「ん・・・・」

 

功の命か、それとも技術を守るか、龍之介は迷う。

 

邦夫「如何した、早くしないか!!」

 

邦夫に迫られ、龍之介の答えは

 

龍之介「分かった・・・言う・・・だから、助けてくれ!!」

 

龍之介は、功の命を選んだ。

 

渡しては、いけない技術より部下の命を選んだのだ。

 

それは渡しては、いけない技術より部下の命が大事だからだ。

 

邦夫「よろしい!では、早速、答えて貰おう。」

 

邦夫は、喜び、注射器を仕舞う。

 

邦夫「パスワードは?」

 

龍之介「聞いても無駄だ!!」

 

邦夫「何?」

 

龍之介「スパコンのデータは、修理の時に他に移設した・・・中には、何にも残っていない!!」

 

龍之介は、空母大鳳の改修の時、予めコンピューターのデータを他に移していたのだ。

 

邦夫「データは、何所にある?」

 

邦夫は、データの在りかを問い詰める。

 

龍之介「そ、それは・・・」

 

邦夫「何所~だ~!!」

 

龍之介「データは・・・・薫が持っている。」

 

何と、データを持っているのは、現在、反乱艦として追われている晴風に乗っている山本薫が持っていると言った。

 

邦夫「薫?・・・誰だ?」

 

龍之介「俺の妹だ!!」

 

邦夫「何所にいる?」

 

居場所を問い詰める。

 

龍之介「居場所は・・・・お前が撃沈しようとしている航洋艦晴風だ!!」

 

薫が晴風に乗っていると言う。

 

邦夫「何!?」

 

龍之介「残念だったな・・・撃沈されればデータは、永久に失われるな・・・」

 

邦夫「き、貴様!!・・・こ、殺してやる!!」

 

薫の居場所が晴風と知り、邦夫は、激怒し、龍之介を殺そうとするが

 

龍之介「良いのか・・・俺達2人を殺せば、薫の事だ・・・データのメモリーをその場で壊すだろう。」

 

もし、龍之介と功をこの場で今殺したら、薫は、激怒して、持っているデータのメモリーをその場で壊す筈。

 

いくら薫でもやりかねない。

 

邦夫「くぅ・・・・そうだな・・・今、お前を此処で殺すのは、止めておこう・・・」

 

龍之介の言葉を聞いて、流石の邦夫も今、データを失っては、折角の技術を田沼に手渡す事が出来なくなるので、殺すのを止める。

 

邦夫「おい!・・・取り合えず牢にぶち込んでおけ・・・」

 

全てを聞き出した野田は、龍之介と功を再び特別牢へと戻した。

 

その後

 

部下A「如何しますか?」

 

邦夫「今さら、晴風撃沈命令など撤回は出来ない!!」

 

データが晴風にあると知って、今さら晴風撃沈命令など撤回はできなかった。

 

部下B「しかし、このままでは・・・・総理には、何と・・・」

 

すると

 

邦夫「ええい!!!・・・探せ!!・・・晴風を探すんだ!!」

 

気が狂った様に、晴風を探せと部下に命じる。

 

『は、はい!!』

 

画して、邦夫は、データを奪う為、晴風の捜索を密かに開始した。

 

だが、広い太平洋をどう探すのか

 

其処で、真霜を密かにつける事にした。

 

そうすれば、いづれ晴風にいきり渡るだろう。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

一方、その真霜の方では、監禁されている龍之介と功を救い出すべく、真雪と協力して、邦夫より先に晴風の保護をすべく、動いていた。

 

真霜「その後、晴風の情報は?」

 

真霜は、現在の晴風の情報が無いか、情報を集めていた。

 

BPF隊員「先程、入ってきた情報によりますと・・・昨夜、晴風は、和歌山沖で東舞校所属の教育艦イ201と戦闘・・・イ201を航行不能にし、その後、逃走したとの事です。」

 

BPF隊員は、昨夜にあった晴風と伊号第201潜水艦との戦闘を真霜に報告する。

 

真霜「被害は?」

 

BPF隊員「艦は、航行不能になりましたが、生徒全員は、無事に救助されたそうです。」

 

真霜「そう~良かった!!・・・でも、何故、晴風は、イ201を攻撃したの?」

 

伊号第201潜水艦の生徒全員が無事であった事に真霜は、ホッとする。

 

しかし、何故、晴風は、伊号第201潜水艦を攻撃したのか、不明だった。

 

その時

 

BPF隊員「その事ですが・・・報告には、まだ続きが・・・」

 

BPF隊員から、もう一つの報告を聞く。

 

真霜「何?」

 

BPF隊員「救助された生徒の話によりますと、イ201が先に晴風を攻撃したと主張しているんです。」

 

何と、救助された伊号第201潜水艦の生徒の話によれば、伊号第201潜水艦が先に晴風を攻撃したと主張していると報告する。

 

真霜「何ですって!?・・・何故、イ201は、先に晴風を攻撃したの?」

 

何故、伊号第201潜水艦が先に晴風を攻撃したのか、理由を聞く。

 

BPF隊員「それは分かりません!!・・・救助された生徒も何故、先に攻撃したのか、全く覚えていないそうで・・・現在、イ201のブラックボックスを解析中との事です。」

 

教員も生徒から事情を聴いていた。

 

だが、何故、攻撃したか、理由は不明。

 

その為、伊号第201潜水艦からブラックボックスを回収、現在、解析中。

 

真霜(如何いう事?・・・救助された生徒が全く覚えていないなんて!?・・・さるしまの事とと言い・・・一体、何が起きているの?・・・)

 

一体、何が起きているのか、真霜は全く分からなかった。

 

真霜「・・・・引き続き、晴風の情報収集及び捜索を続行して!!」

 

BPF隊員「はっ!」

 

何が起きているのか掴むべく、真霜は、引き続き、晴風の情報収集及び捜索を続行するよう命じた。

 

真霜(・・・待っていて、龍之介!・・・絶対に貴方の無実を証明してあげるわ!!)

 

真霜は、龍之介の無実を証明すべく、再び晴風の捜索を続行する。

 

齎された情報は、全て、晴風の捜索を行っている平賀と福内に送った。

 

送られた情報を元に平賀と福内は、二っ手に分かれて捜索する。

 

しかし、平賀と福内は気づいていなかった。

 

2人の動向は、逐一、邦夫達に筒抜けだった。

 

その為、邦夫は、2人のうち、どちらかが晴風を見つけたら、直ぐに先に確保するよう命じていた。

 

その事も知らず、平賀と福内は、晴風捜索を続行する。

 

横須賀女子海洋学校、校長室

 

真雪「そうですか・・・」

 

その頃、横須賀女子海洋学校では、真雪が校長室で今回、攻撃した側の東舞鶴男子海洋学校校長の嶋田太郎と電話会談をしていた。

 

嶋田『申し訳ありません宗谷校長!・・・我が校の生徒の艦が貴校の生徒の艦を攻撃した事・・・我が校としては、誠に申し訳ない!!』

 

嶋田は、伊号第201潜水艦が勝手に無抵抗の晴風を攻撃した事を真雪に謝罪する。

 

真雪「今回の事は、半ば事故ですので、決して、貴校を責めるつもりはありません!!」

 

真雪も今回の事は、事故として、取り扱うつもりで、嶋田を責めるつもりは、無かった

 

嶋田『・・・それにしても今回の事と言い、貴校の教育艦が撃沈された事と言い・・・一体何が起きているのでしょうか?』

 

嶋田は、今回の事などで、今何が起きているのか、真雪に問う。

 

真雪「それは、私にも分かりません・・・ですが、これだけは言えます!!・・・我が校の艦は、決して、反乱など起こしてはいません!!・・・海上安全整備局の命令は、デタラメです!!」

 

真雪にも何が起きているかは分からなかったが、晴風は、決して反乱していない事を信じ、海上安全整備局から出された撃沈命令に背く。

 

嶋田『そうですか・・・まあ来島の巴御前と呼ばれた貴方が言うのだから・・・私も晴風の反乱が無実である事を信じましょう・・・つきましては、我が校もできる限り貴校に協力しましょう・・・』

 

嶋田は、真雪の言葉を信じ、晴風の捜索に協力する事を真雪に伝える。

 

真雪「それは、ありがたい申し出ですが、貴校にもご迷惑がかかります。」

 

嶋田『何をおしゃるのですか!!・・・貴校が危機的な状態なのに我が校だけが、遊ばせてる訳には、いきません!!』

 

嶋田は、積極的に協力を申し出る。

 

実は、彼は、ホワイトドルフィン時代に危機的な状態に遭ったところを真雪に助けられた履歴が有り、その為、今回は、真雪に恩がいしをするつもりで協力を要請したのだ。

 

真雪「では、改めて、貴校の協力申し出に感謝します・・・・はい・・はい・・では・・・・」

 

会談が終わり、真雪は、電話を切る。

 

教頭「嶋田校長は、何と?」

 

真雪「晴風捜索に協力を申し出てるわ!!」

 

教頭に電話会談の内容を話す。

 

教頭「それは、此方にもありがたい事です。」

 

真雪「艦の現状は?」

 

教頭「現在、全艦寄港命令で帰投中です・・・間宮、明石、舞風、浜風は、晴風の捜索中・・・」

 

現在、海洋実習に出ている艦艇は、全て、真雪からの全艦寄港命令に従い帰投中。

 

間宮、明石、舞風、浜風は、晴風の捜索の為、別行動を取っていた。

 

真雪「そう・・引き続きブルーマーメイドと協力して、晴風捜索を続行して・・・」

 

教頭「はっ!」

 

こうして、真雪は、東舞鶴男子海洋学校の協力を経て、晴風捜索を続ける。

 

しかし、真雪は知らなかった。

 

武蔵以下、海洋実習に出ていた艦艇が密かに次々と通信が途絶え始めていると言う事を

 

東京拘置所、特別牢

 

一方、特別牢に戻された龍之介と功は

 

龍之介「しっかりしろ!!」

 

功「う・・う・・・」

 

真実の血清の自白剤を注射され、中毒状態の功をひたすら看病する龍之介。

 

龍之介「しばらく薬の副作用が続く・・・我慢してくれ!!」

 

功「う・・う・・・」

 

薬の副作用に苦しむ功

 

功「す、すみません准将!!・・・・私のせいで・・・・」

 

苦しみながら、龍之介に謝罪する功。

 

龍之介「気にするな!・・・薬を漏られたんだ・・・仕方がない!!」

 

龍之介は、仕方がないと言って、功を宥める。

 

功「し、しかし・・・」

 

龍之介「薫の事なら大丈夫だ!!・・・・あいつなら絶対に切り抜けられる・・・それより、今は、自分の体だけを心配しろ!!」

 

龍之介は、功を安心させ、ひたすら看病を続ける。

 

龍之介(すまない薫・・・お前を窮地に立たせた事を許してくれ!!)

 

龍之介は、心中で薫に謝罪する。

 

画して、晴風を保護する者、狙う者が晴風を捜索する。

 

果たして、晴風を見つけるのは、どちらか?

 

 

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