此処で時系列は、遡る
4月13日
9:00
日本上空9000m
地中海を脱出した白鳳は、日本上空の高度9000mをマッハ1で飛行中だった。
白鳳、艦橋
白鳳の操縦主「もう間もなく四国沖に到着します!!」
美由紀の命令で単身、地中海を4日を掛けて脱出(速度20ノットでの潜航航行だった)、其処から飛行モードで日本に戻って来た。
次郎「よ~し・・・速度を落として、海面に降下しろ!」
白鳳の操縦主「了解!」
速度を落とし、白鳳は、海面にゆっくり降下した。
三郎「ようやく此処まで辿り着いた・・・あれから、もう7日・・・准将達の安否も掴めない・・・如何しますか艦長?」
此処に来るまで、次郎達は、無線傍受で晴風が反乱した事や龍之介達が捕まった事を知った。
その為、横須賀には戻らず、日本近海に潜伏する事にした。
次郎「先ずは、如何なっているかの情報が欲しい・・・これ以上は、無線傍受とは言え、逆探知される恐れがある・・・先遣隊を送って、情報収集するしか手が無い。」
これ以上の無線傍受は逆探知される恐れがある為、これ以上の情報は掴めず、やむなく、何処かの港に先遣隊を送って、情報収集するしかなかった。
ちょうど近くにオーシャンモール四国沖店が有るのが分かり、次郎は、其処に先遣隊を送る事にした。
先遣隊には、当然、次郎自身が隊長として行く事になった。
普通なら残るべきだが、本人の希望により、行く事になった。
次郎がいない間、留守は、副長の三郎が務める事になり、白鳳から3人を乗せた高速艇がオーシャンモール四国沖店へと向かう。
次郎達が行った後、白鳳は、通信用ブイだけを上げて、海底へと潜航して行った。
時系列は、晴風に戻る。
一方、晴風では、買い出しに行った薫と明乃達が帰って来るまで、自由時間になり、生徒達は、それぞれ休養を取る。
晴風、甲板
楓「!!!!!!」
楓が甲板でラッパーの練習をする。
光「修理できる?」
美千留「予備砲身も無いし・・・無理かな?」
光と美千留が損壊した第三主砲の修理を話していたが、予備の砲身も無いので、修理は不可能だった。
あかね「持って来たよ・・・」
ほまれ「ありがとう」
杵崎姉妹は甲板で洗濯物を干す。
美海「はい、目線!」
百々「へい!」
美海「きゃ!?マッチ・・・!!」
艦首では、百々がマチコと写真撮影をしているが、2人が抱きついている事に写している美海がヤキモチを焼いている。
理都子「・・・・あんまり使える物ないね・・・」
果代子「トイレットペーパーとか流れて来ないかな・・・」
左舷側では、理都子と果代子が漂流物をフックに引っ掛けて何か目ぼしい物は無いか探していたが、これと言った物は無かった。
麗緒「マロンちゃんは?」
桜良「機関室の方が落ち着くんだって・・・」
留奈「え・・・たまには、太陽を浴びないと・・・」
空「流石機関長殿・・・」
いつも機関室に籠っている機関員四人衆も水着になり甲板で日光浴をする。
だが、折角の休みなのに機関長の麻侖は甲板には出ず、機関室で鼾をかきながら寝ていた。
晴風、艦橋
艦橋では、見張り体制がとられているのだが、周りの空気に影響されてか、何とも緊張感が無い。
鈴「・・・・平和って・・・・良いね・・・」
今のところ何の事態も起きていない、平穏な時間が流れている艦橋で鈴が呟く。
志摩「・・・・良い」
志摩も鈴の意見に賛同し、一言呟く。
鈴「今日の晩御飯何がいいかなぁ・・・・」
志摩「カレーが‥‥良い!」
志摩「今日は、金曜じゃないよ・・・・」
そんなまったりムードが流れている
ましろ「・・・・はぁ!?・・・・」
ましろは、疲れてるのか眠い状況で艦橋に立っていた。
だが、目を覚まし両手でほっぺたを叩いて起きる。
そんな時、羅針盤の上に置いてある明乃の艦長帽に目を向ける。
ましろは、誰も見てないのを確認し、羅針盤の艦長帽を取る。
ましろ「ちょっとトイレ行ってくる・・・・」
艦長帽を取ったましろは、隠しながら艦橋を出る。
艦橋を出って、マストあたりで、誰も見てないのを確認したら隠していた艦長帽を被った。
艦長帽を被ったましろは、喜びながらはしゃぐ。
しかし、はしゃいでいると横から洋美が現れ、ましろは、慌てて、艦長帽を隠す。
洋美「・・・・宗谷さん、凄く似合ってた。」
ましろが艦長帽を被っていたのを見て、洋美は褒める。
ましろ「えっ!?・・・・」
洋美「私ね・・・・・・宗谷さんに艦長に成って欲しかったな・・・・」
ましろ「・・・・あっ・・・・えーで、何か?」
何の要か問う。
洋美「ミーナさんが艦内案内してほしいんだって」
如何やら、洋美は、ミーナに晴風の艦内を案内しようとましろを呼びにきた様だ。
ましろ「わ、分かった。」
ましろは洋美と共にミーナに艦内を案内する。
ましろがいなくなった艦橋に芽衣が戻って来た。
芽衣「あれ!?」
戻って来た芽衣は、ましろが居ない事に気づく。
芽衣「副長何所行ったの?」
鈴「さっきトイレ行くって出て行ったけど・・・そう言えば遅いね?」
幸子(あれ多分、嘘ですけどね・・・・こっそり艦長の帽子持って行ったし・・・恐らくは…)
幸子は、ましろの艦長姿を想像しながら
幸子「はっ!?雅か・・・っ!!」
ある事に気づく。
そして
幸子「『宗谷さん、その帽子凄く似合ってます!』『そ・・・そうかな』『やっぱり艦長は、宗谷さんが務めるべきです!』『そうだ・・・やはり私が艦長を務めるべきなんだ!!・・・やろう!・・艦長が居ない今こそ反旗を翻す時・・・下克上だー!!』『素敵っ、宗谷さんっ!一生ついて行きます!!』『落ち着いて下さい副長!!・・反乱は・・・反乱はいけませんっ!!』」
一人芝居を始めた。
芽衣「ま~た、始まったよ!」
鈴「大変な事になってるね・・・」
またも一人芝居を始める幸子に2人は、呆れる。
幸子「しりとりでもしますか・・・?」
すると、一人芝居を止め、今度は、しりとりに切り替えた。
芽衣「切り替わり早っ!・・何か怖いよ・・・」
幸子の切り替えの速さに芽衣は、恐怖を感じた。
とは言え、3人は、しりとりを始めた。
芽衣「えっと・・・・じゃあ『魚雷』」
鈴「い・・・インク」
それぞれ議論が出る中
幸子「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤ―・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット!」
幸子は、意味不明な言葉を言う。
芽衣「何て!?」
幸子「つぎ『と』です!」
芽衣「ドヤ顔やめい!!・・・何それ呪詛!?呪詛か?・・・とうとう呪いに手を染めたか?」
幸子の言葉が呪詛見たいだと言う芽衣。
幸子「えー知らないんですかー?バンコクの正式名称ですよ・・・」
芽衣「知るか!!」
如何やら国の正式名称だった様だ。
そんな時
鈴「ココちゃんって、外国好きなの?さっきもジンバブエのお金もってたし・・・」
鈴は、先、幸子が外国紙幣を持っていた事を思い出す。
幸子「うっ」
芽衣「ああさっき盛大にスベってたやつね!」
芽衣も思い出す。
幸子「んも~う、スベったとか言わないで下さい!!・・・いつかネタに使えるかとずっとお財布に忍ばせていたのに万里小路さんの小切手のインパクトにくわれちゃったんです!!」
如何やら、持っていた外国紙幣は、一人芝居用の道具だった様で、いつか使う筈が、万里小路さんの小切手で堆出した様だ。
鈴と芽衣に言われ、鈴に抱きつく幸子。
鈴「ぴゃあ!?」
いきなり抱きつかれ、ビックリする鈴。
芽衣「あんま・・・関係ないと思うけどね・・・万里小路さんは・・・」
この話に楓は、関係ないと芽衣は思った。
幸子「古今東西ゲームでもしますか・・・」
そしたら、いきなり、しりとりを止めて、今度は、古今東西ゲームに切り替わった。
芽衣「だから立ち直り早いって!!」
鈴「めげないところがココちゃんの良いところだよね!」
余りの切り替えの速さに芽衣は呆れ、鈴は褒める。
鈴「平和って・・・良いなぁ・・・」
雅に平和に過ごす艦橋組だった。
オーシャンモール四国沖店
一方、買い出しに行った薫と明乃達は、ショッピングモールのフードコートでお昼を食べていた。
美甘「卵と生クリームと苺を買ってきます・・文句はないねヒメちゃん?」
媛萌「はい・・・」
美甘の買い物に空しく承諾する媛萌。
薫「まあまあ、当人も反省してる様だから許してあげたらミカンちゃん!」
明乃「すっかり頭が上がらなくなってるね!」
美波「仕方がなかろう余計な事をする時間はないと言いながら・・・当人がホームセンターコーナーで一時間も費やしたのだから・・・」
如何やら、媛萌は、余計な事をする時間はないと言いながら、本人は、ホームセンターコーナーで一時間も暇を弄んだ為、結局、言われた美甘に完全に逆らえなくなった。
明乃「好きなもの見てると時間忘れちゃうよね!」
薫「でもミカンちゃん、卵と生クリームと・・・それ買って如何するの?」
何故、卵と生クリームを買うのか問う。
美甘「あっえっとね・・・ケーキを作ろうかと思って、ほらドイツ艦の・・・ウィンナー・・・ブラウンシュガー・・・インゲンマメさん・・・」
薫「ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクでしょ」
美甘「そうそう!・・・色々あって突然違う艦に来ちゃって不安もあると思うの・・・私たちが何をしてあげられるかはわからないけど・・・炊事委員としてせめて美味しいものを食べてもらいたいなって思って・・・」
美甘は、ミーナに美味しい物を食べさせてやりたいと思い、其処でケーキを作る事にしたのだ。
媛萌「それを先に言えば別に反対なんてしなかったのに・・・」
美甘「ホントかなぁ?」
理由を言えば賛成すると媛萌は、言うが、本当かなと美甘は、怪しそうな顔をする。
明乃「そう言う事なら、ミーちゃんの歓迎会を開くって如何かな?」
明乃は、ミーナの歓迎会を開こうと提案する。
美甘「歓迎会?」
明乃「うん!・・と言っても、そう言う形式をとってケーキ食べるだけだけど・・・」
媛萌「良いんじゃない?そう言うのは、形が大事だからね!」
薫「そうね、人との触れ合いは、大事にしないとね!」
と言う事でミーナの歓迎会を開く事に5人は、賛成する。
媛萌「そうと決まれば早いとこ買い出し行きますか・・・」
媛萌は、直ぐ立ち直り、材料の買い出しに行こうと乗り気になる。
明乃「そうだね!」
美甘「あっ!・・・サプライズ何だから、この事ミーナさんには内緒だからね!・・・特にヒメちゃん!」
美甘は、ミーナに歓迎会の事は、内緒にするよう言う。
特に媛萌は、厳重を言い渡される。
媛萌「何で私なんだよ・・・!!」
美甘に厳重を言い渡され不服を言う。
美甘「何となくだけど・・・」
余り信用が薄い様だ。
フードコートでの食事を終えた後、5人は、材料とトイレットペーパーを買う為、食料品コーナー及び日用雑貨コーナーに向かう。
薫「ミナミちゃんは、何か見たいものとかある?」
他の2人は、良いとして、美波の方は、何か見たい物とか場所が無いか問う。
美波「・・・良く分からない・・・今まで研究ばかりで、皆で買い物とかあんまり経験が無かったからな・・・」
美波は、あんまり外出しなかったせいか、こいうところに来たのは、本人も初めての様だ。
明乃「そうなんだ・・・ねぇねぇ研究ってどんな事するの?」
明乃は、美波がどんな研究をしているのか、尋ねると・・・
美波「・・・聞きたいか?」
それに対して、美波は、恐怖な顔で答える。
明乃「や、やっぱり遠慮しておこうかな・・・」
余りの恐怖に明乃は、聞くのを止める。
そんな時
美波「ところで艦長!」
明乃「何?」
美波「何故、手を繋いでいるんだ?」
美波は、明乃が手を繋ぐのに気になっていたのだ。
明乃「あっ!?・・・あはは御免!御免!」
明乃は、慌てて、手を放す。
明乃「こういう所歩いてるとはぐれないようにって、つい昔のクセで・・・」
美波「自分がはぐれるのか…」
相当の方向音痴だった様だ。
とは言え、5人は、各コーナーを回り、最後に食料品コーナーで卵と生クリームを買う。
美甘「お待たせ・・・!!御免ね・・・!!」
材料買いを終えた美甘が4人と合流する。
薫「材料買えた?」
美甘「うん!・・・それでね・・・」
美甘は、ある物をポケットから出す。
美甘「じゃ~ん!・・・1枚だけだけど抽選券貰っちゃった!!」
材料を買った序に抽選券を貰った。
美甘「これ一回福引できるんだって」
美波「何が当たるんだ?」
何が当たるのか美波は、分からなかった。
美甘「それは分からないけど・・・商品券とか当たったらもう豪華なケーキになるね!」
美甘も何が当たるのか、分からなかったが、もし当たるとすれば、商品券でケーキなどを買いたいと願うが・・・
媛萌「いや其処は、トイレットペーパーに使うでしょ・・・」
確かに其処は、トイレットペーパーを買うのが当たり前なんだが
媛萌「福引きの賞品と言えば豪華旅行券!」
当の本人は、豪華旅行券が当たれば良いと思っていた。
美波「そんなの当てて如何するんだ?」
美波の言う通り、今、そんな物当てても、何の意味もない。
媛萌「金券ショップに売ればお金にできる。」
如何やら、売って、お金にする事を考えていた。
美甘「うわー夢がない!」
美波「捕らぬ狸皮算用」
手に入るか如何か分からない物を当てにして計画を立てる事、雅にその通りだ。
美波「如何します?」
美波は、如何するか薫に聞く。
薫「取り合えずやってみましょう・・・もし、それでトイレットペーパーか何か当たるなら・・・私があげた2万円・・・返してね!」
薫は、もし商品券か、それに類する物が当たるなら、自分が空しく寄付した2万円を返して欲しいと願う。
媛萌「・・・・教官、其処は、お穏便にあげるのがそうじゃないんですか?」
普通寄付したお金は、あげるべきじゃないかと言うと
薫「何言ってるの!・・・大体その2万円は、元々、私のヘソクリなのよ!」
薫は怒って、2万円が自分のヘソクリだと暴露する。
『ええ!?』
媛萌「ヘソクリだったんですか!?」
2万円がヘソクリだったのを知り、驚く。
薫「当たり前でしょう!・・・本当は、衣装を買いたかったのに・・・!!」
薫は、涙ながら、ヘソクリの使い道を言う。
明乃「アハハハ・・・・・・そうだ・・・薫お姉ちゃん・・・荷物になるからトイレットペーパーは最後の方が良いと思いますが?」
薫「・・・そうね!」
薫は、立ち直る。
美甘「それじゃ早速いってみよーっ」
『おーっ!』
気を取り直して、5人は、露店のくじ引きに向かう。
しかし
次郎「如何だ、そっちは?」
古野間「駄目ですね・・・これと言った情報は有りません。」
次郎「そっちもか?」
GF隊員「はい」
次郎「くそ!?・・・薫!・・・お前は、今何所にいるんだ!!」
直ぐ近くで次郎達が情報収集していたのに、薫は、彼らに気づかなかった。
晴風、甲板
その頃、晴風、甲板で日光浴をしていた機関員四人衆は、数時間経過した後、余りに暇を弄んでいた。
『・・・・・』
空「暇だ・・・・ルナ何か面白い話して?」
空は、留奈に何か暇つぶしに面白い話をするよう言う。
留奈「何その無茶ぶり!?」
行き成り、面白い話をしろと言われ、驚愕するも何考える。
留奈「そうだな・・・・じゃあ落語を一つ」
考えた結果、思わず落語を話す。
空「落語!?」
麗緒「ルナが落語を?」
桜良「テレビで見たのかしら・・・」
留奈が落語を話すのが珍しいのか、3人は、驚く。
留奈「えっとね・・・・・・」
とは言え、留奈は、話を続ける。
留奈「高いお皿で餌をあげてると猫が二両で売れる話なんだけど・・・」
空「オチから言うな!」
留奈「だって、其処以外忘れちゃったんだもん・・・ていうか皆知ってる話だったの・・・?」
空「忘れたのに話そうとしたのね!」
桜良「まぁ、それなりに有名な話だからねぇ・・・」
如何やら、留奈が言う話は、3人ともしている話だったので止める。
留奈「そーだ!!この前スーパーに行った時の話なんだけど・・・」
話を切り替え、この前、留奈が買い物でスーパーに行った事を話す。
留奈「お魚売ってるコーナーに塩鮭があったのね?・・・でもその中に何と・・・甘口が有ったんだよ!!・・・プロでも有るんだね~塩と砂糖間違える事って・・・っていう面白い話・・・」
麗緒「いや甘口って、そう言う意味じゃないから」
空「アハハハ・・・面白いわーこの子!!」
留奈の面白い話に麗緒は、呆れ、空は、面白がって笑う。
そんな時
ほまれ「何の話してるの?」
桜良「ほっちゃん!!あっちゃん!!」
洗濯物を干していた杵﨑姉妹が訪ねてきた。
麗緒「まぁ、何でもない話だよ」
空「そうそうルナが可愛いねって話」
留奈「そーだったのー?」
桜良「でも甘口の間違いはちゃんと教えた方が良いと思う・・この子の将来の為に・・・」
麗緒「育児に悩む母か?」
空「じゃあ代表して、ほっちゃん、あっちゃんに伝えてもらいましょ・・・」
ほまれ「えっ!?何が?」
あかね「何を?」
何の話なのか、2人の頭に?になる。
その後、2人に先の話の事を説明する。
留奈「甘口は甘い訳ではない・・・よし覚えた!!」
留奈の知識力が上がった。
麗緒「ルナ理解力は結構高いんだよね~~」
桜良「やればできる子・・・・・・」
『偉い!!偉い!!』
留奈の知識力が上がったのを4人は、褒める。
空「取り合えずこれでカレーに砂糖入れて甘口カレー何て未来は起こらなくなったわね!」
それに比べて、空は、皮肉を言う。
留奈「大丈夫、大丈夫!私そんなに料理しないし!」
空「おーっと、根底から覆す解決策!」
何とも無責任の解決策だ。
ほまれ「そうだ!?」
ほまれは、ある事を思い出す。
ほまれ「そろそろおやつにしようと思ってたんだけど、一緒にどう?」
如何やら、杵﨑姉妹は、おやつを一緒に食べようと、機関員四人衆を誘いに来たのだ。
麗緒「おお・・・良いね・・・」
留奈「わ~い!!」
おやつを一緒に食べるのに4人は、大喜びで賛同する。
麗緒「機関長も呼ぶ?・・機関室で寝てると思うけど・・・」
麗緒は、機関室で鼾をかきながら寝ている麻侖も誘おうとしたが
ほまれ「あー寝てるなら起こさない方が良いかな・・・・・・」
ほまれがそれを止める。
空「何で?」
何故、麻侖を起こしては、イケないのか理由を聞く。
あかね「マロンちゃん寝起きあんまり良くないから・・・」
空「機嫌悪いの?」
ほまれ「う~ん・・・そうじゃなくて・・・起こした人巻き込んで2度寝しちゃうんだよ・・・」
あかね「前にお泊り会した時にね・・・」
如何やら、2人の説明によると麻侖は、相当、寝起きが悪い様だ。
その為、あえて起こさない様、止めたのだ。
《可愛い・・・》
麻侖の寝起きの悪さを聞いて、空と麗緒は、想像しただけでも可愛いと思った。
と言う事で機関員四人衆は、杵﨑姉妹に誘われ、おやつにする事にした。
序に甲板で暇そうにしている連中も呼ぶ事にした。
数十分後
杵﨑姉妹に御呼ばれされ、機関員四人衆は、女子会の様に集まり、更に艦首でマチコと写真を取っていた百々と美海も集まる。
ほまれ「杏仁豆腐作ったから食べて・・・」
あかね「どうぞ・・・」
杵﨑姉妹が作って来た杏仁豆腐が振舞われ、皆は、おやつを食べながら
麗緒「そう言えば、山本教官って・・臨時の教員何だよね?」
突然、薫の話題になる。
桜良「古庄教官が言ってたから、そうじゃないの・・・」
何故、薫が臨時教員なのか、麗緒は、気になっていたが、桜良は、別に気にしなかった。
空「まあ・・別に関係ない事だけど・・・山本教官と言ったら、あの胸の大きさ見た・・・サクラちゃんの胸よりおっきいよね・・・」
話を切り替え、薫の胸と桜良の胸を競い始めた。
桜良「別に関係ないでしょ、そんな事・・・」
だが桜良本人は、あまり競う気は無かった。
留奈「それより」
また、話を切り替え、今度は、留奈がある事を言う。
『ん?』
留奈「学校に帰ったら私達、怒られるのかな・・・?」
留奈は、今度の事で帰投したら、真雪に扱かれると思い溜息をする。
空「雅か、停学とか退学にならないよね・・・?」
空の方は、今度の事で晴風の生徒全員が停学とか退学の処罰が下されるかと思う。
桜良「ブルマーになれないとか?」
空の言葉を聞いて、桜良は、ブルマーメイドになれないかと略語で問う。
留奈「ブルマー?」
いきなり略語で言った為、留奈には、ブルマーメイドの言葉を略したのが分からなかった。
桜良「ブルーマーメイド」
其処で桜良は、留奈に名称で言う。
麗緒「無い無い・・・だって宗谷さん、校長の娘さん何だって!」
麗緒は、ましろが真雪の娘だから、ましろがいる限り、処罰が下される事はないと思った。
空「えっ本当・・・!」
桜良「あ、校長も宗谷だ!・・宗谷真雪!!・・・宗谷さん、ましろだよね!」
ましろが真雪の娘だと知って、2人は、驚く。
そんな時
『うん?』
ミーナに艦内を案内していたましろと洋美が偶然、其処に居合わせて、堆、彼女達の会話を聞いてしまう。
留奈「真雪とましろかぁ・・・雪は白いもんね・・・」
麗緒「えーでも校長の娘なのに、うちのクラス?・・武蔵とかじゃないんだ?」
麗緒は、ましろが真雪の娘なのに何故、成績優秀の武蔵じゃなく、成績不良の晴風に配属されたのか、気になる。
ましろ「!!」
麗緒の言葉を聞いて、ましろは、落ち込む。
だが、そんなましろを見て、洋美が
洋美「余計なお喋りは止めなさい!!」
と余りに余計なお喋りをする4人に止める様激怒する。
『!?』
更にミーナも
ミーナ「この、噂好きのドグサレ野郎共!修理する箇所がいくらでもあるだろ!・・・取り掛かれ!!」
と7人に渇を入れた。
『は、はい!!』
ミーナの一喝を受け、持ち場へと慌てて戻って行った。
洋美「気にしないでね、宗谷さん・・・・」
7人が去った後、落ち込むましろに洋美は、慰めようとする。
ましろ「‥‥」
だが、さっきの7人のお喋りを聞いて、ましろは、かなり落ち込んでいた。
ましろ自身、本当は、晴風じゃなく、武蔵に乗りたかったのに、入学試験での初歩的なミスで結局、晴風に乗る事になってしまった。
自分の運がついてない事に落ち込むましろ
その時
理都子「あ、アビスの箱だ・・・!」
漂流物を拾っていた理都子と果代子が通販会社のロゴが書かれた箱を見つけ、2人は、その箱を引き揚げる。
理都子「フッ・・・」
果代子「通販の箱なんだから雑誌とか入ってないかな・・・・・・あれ?」
何が入っているのか、蓋を開けると、其処には蓋が開いた飼育箱があり、中から
『!?』
ハムスターの様なマウスが飛び出して、甲板を走り去っていった。
ちょうどその頃、機銃座で昼寝をしていた五十六が、甲板を走るマウスの姿を見つける
それを見た瞬間、まるで本能に目覚めたかの様に、そのマウスを追いかけて行った。
『うん!?』
マウスは、偶々その場にいた、ましろ、洋美、ミーナの足元を通過した。
ミーナ「鼠??」
ミーナが足元を見て、ましろが左を向くと、マウスを追いかけていた五十六が突進してきた。
ましろ「わぁ!?・・ひぃ・・ひぃ・・・ぐぼっ!!」
驚きの余り、尻もちをつくましろ、更に其処に五十六が腹に乗り飛び越えていった。
洋美「宗谷さん、大丈夫?」
洋美がましろに心配して声を掛ける。
ましろ「全く、猫なんか乗せるから・・・」
ましろは、つくづく自分の運の無さに悔やむのだった。
そんな晴風の生徒が休養を取っている頃
首相官邸、総理執務室
田沼「それは本当か!?」
邦夫『はい、拘束している山本監督官が全てを自供しました!!』
田沼は、邦夫から龍之介がデータの在りかを自供した事を聞く。
田沼「しかし、如何するんだ?・・・晴風は、現在行方が分からないし、更に撃沈命令を下しているではないか・・・・」
現在、晴風は、行方が分からず、更に撃沈命令を出している状況。
こんな状況で如何するのか、邦夫に問う。
邦夫『その辺は、ご心配なく!・・・こんな事もあろうかと部下に宗谷監督官の監視を命じております・・・彼らは、何れ晴風と接触するでしょ・・・其処を狙って、彼らより先に捕まえデータを奪うのです!!』
邦夫は、予め真霜の行動を部下に監視させ、晴風と接触するところを狙って、真霜より先に捕まえる。
後から来た真霜達など、自らの人脈さえ、あればいくらでも追い払える。
後は、データを回収し田沼に手渡すだけという作戦だ。
田沼「国交相代行には、この事は?」
邦夫「もちろん伏せています・・・余計な事を詮索されたくないので…」
邦夫は、予め、一誠には、この事は報告していない。
その為、一誠は、何も知らない。
田沼「大丈夫なんだな?」
田沼は、邦夫に作戦の支障がないか確認する。
邦夫『私のメンツにかけて、失敗は、ありえません!!・・唯、少々手荒なマネをしてしまいますが・・・』
作戦自体に支障はないが、唯、データを奪う為、少々手荒なマネをするので田沼に許可を頂こうと申し出る。
田沼「・・・良かろう!・・・やって見たまえ!!・・・但し失敗は、許さんぞ!!」
田沼は、邦夫の提案を許可した。
邦夫『お任せ下さい!!』
田沼は、電話を切る。
田沼「・・・フフフ・・・もう直ぐだ!・・・もう直ぐ、我らの物に・・・フフフハハハ・・・・!!」
もう直ぐ龍之介達が隠していた技術が自分の物になると知り、嘲笑う。
画して、買い出しに出かけている薫達に田沼達の脅威が迫ろうとしていた。
そして
横須賀病院、集中治療室
古庄「・・・う・・・・・・う・・・・・・う!?」
集中治療室で意識不明のまま昏睡状態が続いていた古庄が意識を回復した。
古庄(こ・・・此処は・・・・何所?・・・・私は、一体?)
意識を回復した古庄は、自分が如何して、此処に居るのか全く分からなかった。
そんな時
看護士が見回りに古庄がいる集中治療室に入って来た。
看護士「はっ!?」
入って来た看護士が意識を取り戻した古庄に気づく。
そして、急いでナースコールのボタンを押して、先生を呼んだ。
こうして、古庄の意識は回復した。
これで、何が遭ったのか解明出来る。
更に薫と龍之介達、そして、晴風の生徒達の無実も証明できる。