4月15日
20:00
横須賀基地
空母大鳳、会議室
その頃、龍之介は、次郎やなのは達幕僚と共にドックを出た空母大鳳の会議室で武蔵に対する作戦を協議していた。
なお艦長の薫と副長のはやて、参謀長の功が不在の為・・・代理として、艦長に航海長の美奈が航海長兼艦長として就任、続いて、砲雷長の信吾が砲雷長兼副長に就任、更に通信主の実が通信主兼参謀長に就任した。
実「以上がブルーマーメイドから齎された情報です。」
会議室のボードには、ブルーマーメイドから得た情報と行方不明の学生艦の消息を絶った地点が記載された地図が貼られていた。
実「情報によると武蔵は、東舞校艦16隻と戦闘後、晴風の追跡を振り切り・・・・現在、消息不明・・・・」
実は、ブルーマーメイドから得た情報を次郎やなのは達幕僚に告げた。
龍之介「権藤中佐の部隊は?」
実「通信によれば!・・・釈放されて、現在、帰投中!・・・ですが到着には、かなり掛かるそうです。」
地中海に居た美由紀達も釈放されて、直ぐに横須賀に向けて急いで帰投中。
だが、到着には、かなりの日数が掛かる。
『・・・・』
実から現状を聞いた次郎達以外の幕僚達は、動揺する。
美奈「それで・・・私達は、如何するんですか准将?」
美奈は、自分達が今後如何するか問う。
すると隣に座っている次郎が
次郎「決まっている!!・・・薫を助けに行く!!・・・それ以外如何するかもないだろう!!」
真っ先にそう言って、薫達晴風を助ける為に動くのだと主張するが
信吾「そう言うが小沢中佐!・・・今の我々に何が出来るんだ!!・・・我々の殆んどの戦力は、地中海に回したから、現在、残っているのは、空母1隻に巡洋艦1隻、護衛艦1隻、補給艦1隻しかない!!・・・しかもこの大鳳は、まだ修理中で戦力にもならない!!・・・これでは、あの武蔵には、到底太刀打ちできない!!」
信吾は、今の戦力では、武蔵に太刀打ちできないと反対する。
信吾の言う通り、殆んどの戦力は、地中海に回したので、残っている戦力は、空母1隻に巡洋艦1隻、護衛艦1隻、補給艦1隻の僅かで、しかも主力空母の大鳳は、まだ修理中で機関は、動いてもレーダーや防御装置などが今だ整備中で艦載機も発進できるか分からない状態だった。
後は、白鳳だけだが
次郎「俺の艦なら」
美奈「白鳳では、武蔵に太刀打ちできないよ!」
白鳳では、太刀打ちできないと主張する。
次郎「何故だ!!・・・武蔵よりも攻撃力は、上だ!!」
美奈「攻撃力が上でも防御力は、違うんじゃない?」
次郎「あっ!?」
白鳳の弱点を美奈に指摘され、次郎は、あっと、それに気づく。
確かに美奈の言う通り、白鳳の装甲は、対ゴジラ用の超耐熱合金NT-1Sで表面が人工ダイヤモンドでコーティングされている。
これによりレーザーやビーム光線は、跳ね返され、ゴジラの熱線にも十分に耐えられる。
だが、砲撃などの攻撃には、脆いと言う弱点が有った。
信吾「艦長ともあろう方が弱点を忘れるとは、情けないぞ!!」
次郎「ん・・・・」
美奈と信吾に言われ、次郎は、何も言えなくなる。
フェイト「次郎君、完全に負けてるね!」
なのは「いくら強くても相手が後輩じゃ・・・勝ち目ないね!」
2人が言うように流石の次郎も後輩達には、勝てなかった。
実「私も今の戦力で行くのは、反対です。」
実も2人と同意見で薫達晴風を助けに行くのに反対だった。
なのは「じゃ、はやてちゃんは、如何なるの?」
フェイト「見捨てるんですか?」
反対する3人に対して、はやてを見捨てるのかと問う。
実「見捨てるとは、言っていない、唯状況を見て、此処は、ブルーマーメイドに任せるべきだと言っているのだ。」
実は、あくまでブルーマーメイドに任せるべきだと言うが
龍之介「・・・残念だがブルーマーメイドは、現在、武蔵以外の学生艦を捜索中で手が足りない状況だ。」
美奈「そんな・・・」
龍之介「我々は、行かなくればならない!!・・・しかも他の学生艦も捜索しながらな・・・例え微弱な戦力でもな・・・薫や八神の事が心配だ!!・・・故障箇所は、行きながら修理する・・・各員は、直ちに配置に戻ってくれ!!」
『はっ!』
龍之介は、例え微弱な戦力でも行かなければならない事や危機に瀕している薫とはやての救援する事を3人に分からせてから配置に戻るよう命令を出す。
会議を終了し、各員は、直ちに配置に戻ろうとする。
しかし会議室を出る途中
真霜「龍之介!?」
突然、作戦本部に居る筈の真霜がやってきた。
龍之介「真霜!?・・・作戦本部に居たんじゃ?」
深町「それは、私のせいでね!」
龍之介「深町国交相!?・・・こんな所まで、態々何しに?」
一誠「・・・・」
何と真霜の他に深町もやってきた。
深町「実は直接、君に伝えたい事が有ってね!」
龍之介「伺いましょう。」
『・・・・』
深町「今回の件で国土保全委員会は、武蔵討伐とその他の艦艇の捜索を山本監督官きかの部隊にお願いする事に決定された。」
深町は、龍之介に国土保全委員会で決定された事を告げる。
『・・・・』
深町からの国土保全委員会の決定事項を聞いた次郎やなのは達幕僚は、驚愕する。
雅か、自分達を嫌っている筈の国土保全委員会の幹部達が自分達に助けを求めてくるなんて、信じられなかったからだ。
それに対して、龍之介も
龍之介「・・・・驚いたな、雅か我々を嫌っている貴方達から、助けを求められるとは・・一体、如何ゆう風の引き回しで?」
と、決定に驚きながら、何故そんな事になったか、理由を聞く。
龍之介「ふん、俺達見たいなよそ者に助けをこうとは、世も末だな・・・だが、そんなのは、無用だ!!・・・我々は行く!・・・行かなければならない!!」
龍之介は、世も末だと言って、笑い、後からそれは、無用と言って、自分が決断した事を告げた。
真霜「・・・・」
深町「ほぉ・・・拒むかと思ったが、君が其処まで決めているとは、全くの驚きだな!?」
真霜と深町は、龍之介が今回の事で国土保全委員会の依頼を拒むかと思ったが、既に行くと決めている事に驚いていた。
龍之介「付いては、我々が出撃するにあたって、条件が有ります。」
更に龍之介は、出撃するにあたって、条件を付き付けた。
深町「何かね?」
龍之介「我々が出撃している時、後方の安全をお願いしたい!!・・・我々が出撃している間に田沼総理が何か企むかもしれない?・・・後方を気にしては、安心して、戦えませんので・・・」
条件とは、自分達が出撃している間に田沼総理がまた、要らぬちょっかいを出さない様にして欲しいと言う条件だった。
深町「それは、此方も全力で阻止するから、安心したまえ!!」
深町は、全力で阻止すると約束した。
龍之介「あと一つ」
深町「まだ有るのか?」
龍之介「この件での総指揮ですが」
龍之介は、この事件の総指揮は、誰が執るのか問う。
一応、この事件の総指揮は、国土保全委員会の幹部達と真霜が仕切っているのだが、指揮系統が二つあると混乱する場合が有る。
その為、予め指揮系統を一つにしとかなければならない。
だが、それには、誰が良いのか。
深町「無論、総指揮は、君が取る事になっているが・・・」
深町は、その総指揮を龍之介に任せようとしたが
龍之介「それは、駄目でしょ!・・・俺には、監禁されていたので、状況も知らないし、第一、幹部達から信用されていない・・・そんな奴が総指揮を執れますか?」
龍之介は、あっさり断る。
深町「では誰が・・・」
龍之介「そうですね・・・私は、宗谷一等監督官が適任だっと思います・・・宗谷一等監督官は、我々を助けてくれたし、晴風反乱の時も独自で保護と捜査をした経緯もありますから、この件での総指揮を執る権利がありますが・・・」
龍之介は、総指揮に、これまでの功績が有る真霜を推薦した。
真霜「私が!?」
自分が推薦されるのに驚く真霜。
深町「・・・・確かに君の言う通りだ!!・・・晴風反乱の時に我々は、唯、田沼総理の言う通りにしかできなかった・・・それに比べたら、宗谷一等監督官は、それに反して、独自で君達や晴風の無実を証明した!!・・・そのお陰で我々は、危うく重大な過ちを犯すところだった!!・・・宗谷一等監督官には、その権利がある。」
深町も真霜の功績を認め、総指揮を執る権利が有ると告げる。
深町「宗谷一等監督官!!・・・君は、どう思う?」
それに対して、真霜は
真霜「ん・・・龍之介!・・・本当に私で良いの?」
龍之介「他に誰がいるんだ・・・お前は、あの時、国土保全委員会の命令に反して、俺達を救った!!・・・そんな奴を誰が嫌がるんだ!!・・・お前じゃないと俺は、駄目なんだ!!」
真霜「はぁ~、全く、貴方には何時も苦労を掛けられるんだから・・・・良いわ!!・・・その任、謹んでお受けします。」
真霜は、謹んでお受けした。
深町「ん・・それでこそ、真雪さんの娘だ!!・・・しっかりやってくれ!!」
こうして、龍之介は、真霜の指揮下で晴風救援と武蔵捜索に乗り出す事になった。
だが、龍之介は、本心では、浮かない顔をしていた。
暫くして、深町は戻り、次郎やなのは達幕僚もそれぞれの配置に戻っていき、龍之介は、1人、指揮官室へと戻っていた。
空母大鳳、指揮官室
指揮官室に戻った龍之介は、1人、テーブルでコーラを飲んでいた。
本当は、お酒を飲みたいのだが、龍之介は、下戸の甘党なので、酒が飲めず、代わりにコーラを飲んでいた。
龍之介「ん・・・ん・・・はぁ~!!」
飲んでいる間、龍之介は、ある事を考えていた。
龍之介(口では、ああ言ったが、ホントのところは、この少ない戦力で出撃など無謀だとは、分かっているが・・・薫とはやての安否が心配だ!!・・・こんな事になるなら、2人を行かせなければ良かった!!・・・つくづく俺には、運が無い様だ・・・)
今回の出撃、龍之介自身、無謀だと分かっているが、薫とはやてを海洋実習に出した責任が有る。
その為、2人の救援には、必ず行かなければならない。
全く龍之介には、幸運がなく、悪運だけが強い様だ。
そんな時
トン、トン
龍之介「ん!?」
突然、指揮官室に誰か尋ねてきた。
龍之介(こんな時間に誰だ?)
誰かと思いドアの側に行く。
龍之介「誰だ?」
龍之介は、恐る恐る声を掛ける。
すると
「私よ!」
龍之介「ま、真霜!?」
何と訪ねて来たのは、横須賀のブルーマーメイド庁舎に戻った筈の真霜だった。
急いで龍之介は、ドアを開ける。
ドアを開けると、其処には、真霜が堂々と立っていた。
龍之介「真霜!?・・お前、戻ったんじゃ?」
真霜「ちょっと龍之介の事が心配で戻ったの・・・あの後、龍之介、浮かない顔をしてたから・・・」
真霜は、龍之介が浮かない顔をしていたのに気づいていた。
だから、心配したので戻らないで此処に来たのだ。
龍之介「・・・はぁ~、お前には、お見通しか・・・入れよ!」
何時までも真霜を立たせる訳にもいかず、取り合え部屋に入れる。
龍之介「待ててくれ、今椅子持ってくるから・・・」
真霜「ん・・・龍之介・・・もしかして、焼き酒してたの?」
テーブルに置いてあったコーラとグラスを見て、真霜は、龍之介が焼き酒してたのだと思った。
龍之介「ちょっと違うが・・・まあ、似た様なものだな・・・お前も飲むか?」
真霜「ええ・・頂くは・・・」
2人は、コーラを飲む。
真霜「ねえ、龍之介!・・何を考えていたの?」
龍之介「・・・実は、この任務に関しての事だ。」
真霜「やっぱり、龍之介も無謀だと分かっているのね!」
龍之介「ああ、だが、部下の前では、言えない・・・不安にさせるし、次郎も納得しないだろう・・・・こんな事になるなら薫と八神を行かせなければ良かった。」
真霜「それは、私も同じよ!・・・こんな事になるなら、2人に教員の事を頼まなければ良かった・・・そうすれば、貴方をあんな目に合わせなくて済んだのに・・・」
龍之介「まあ、今さらくいても仕方がない・・・今俺達が出来る事は、これ以上被害を増やさない事だ!!」
真霜「そうね・・・私もましろの事が心配・・・だから、早くこの事件を解決しないと・・・」
2人は、お互いに理解する。
龍之介「そう来なきゃな・・・だが、焦るなよ真霜!!・・・焦りは、禁物だ!!」
真霜「そんな事、分かってるわよ!!」
真霜は、顔を丸くする。
龍之介「そう丸くなるなよ・・奇麗な顔には、似合わないぞ!!」
顔を丸くする真霜に龍之介は、優しく頭を撫でる。
真霜「・・・・」
そして、2人は、お互いに口づけをする。
『んっ‥‥ちゅっ‥‥んむっ‥‥ちゅっ‥‥んんっ‥‥んむっ‥‥』
口づけを終えた後、今日は、遅いと言う事で真霜は、泊まる事にした。
2人は、服を脱ぎ、ベッドでお互いに責め始める。
まず龍之介が真霜の乳房を片手で責め、もう一方の手が襞を責めた。
2つを責められ、真霜は、とてつもない快感を感じながら、つい愛液が漏れ。
今度は、真霜が龍之介の肉棒を自分の乳房に包んで責める。
真霜の乳房に肉棒を責められ、龍之介もとてつもない快感を感じながら、つい漏らし、真霜の顔が精液で汚れる。
龍之介は、毛布で精液で汚れた真霜の顔を拭く。
顔を拭いた後、真霜は、龍之介の肉棒を自分の襞に挿入させる。
挿入後、真霜は、腰を揺らす。
腰に揺らされ龍之介は、極限まで責められ
やがて、
龍之介「う・・・」
真霜「はっ!?」
龍之介は、真霜の中で盛大に果てた。
長い精射後、2人は、そのまま眠りにつく。
首相官邸
その頃、田沼は、野田からの報告を聞いていた。
邦夫「以上が深町国交相が下した決定事項です。」
田沼「んん・・・不味いな・・・これでは、迂闊に手が出せない!!」
邦夫「迂闊に動けば深町国交相に知られる恐れが・・・」
深町によって、武蔵捜索に龍之介達Gフォースが出動する事になり、更に深町によって、監視が厳しくなり、邦夫も迂闊に手が出せない。
手を全て塞がれた状態になった田沼は
田沼「・・・・こうなったら・・・・キング大統領に余力を要請するしかない」
何とアメリカに余力を要請しようとする。
『はっ!?』
それを聞いた邦夫や側近の2人は、驚愕し
側近A「お待ち下さい!!・・・今、この状況でアメリカに余力を要請すれば、国際問題になります!!」
側近B「それだけでは、ありません・・・反って、アメリカに付け入る隙を与える結果になります!!・・・此処は、あくまで控える必要が・・・・」
側近の2人は、アメリカの介入を阻止しようと田沼を止めようとする。
野田「私も反対です・・・今、幹部達は、動揺しています・・・そんな時に総理が勝手にアメリカに余力を要請すれば、反って、幹部達の信用を失う結果に・・・」
そして、邦夫もアメリカの介入によって、今まで田沼に従っていた国土保全委員会の幹部達が田沼の信用を失う可能性が有るとして、田沼を説得する。
3人に説得され、田沼は、思い留まる。
田沼「ん・・・・では、如何する?」
邦夫「此処は、しばらく様子を見てから、しかるのち奴らを一網打尽にするのです。」
邦夫は、しばらく様子を見てから、龍之介達を一網打尽にすると言うが、本当のところは、全く策が無い。
だが、何とか田沼を止めようとあえて嘘を言ったのだ。
田沼「くうう・・・」
田沼は、悔しながらそうせざるおえなかった。
だが、田沼の動きは、CIAによって、筒抜けだった。
ワシントンDC
ホワイトハウス、大統領執務室
大統領補佐官「以上が情報部から齎された報告です。」
キング「道理で、ミスター田沼からの報告が無いと思ったら、そんな事になっているとは・・・・」
田沼からの定時報告がない事に疑問を抱き、田沼の懐にスパイを送り、状況を探っていた。
大統領補佐官「いかがいたしましょう?」
補佐官は、今後の事を如何すれば良いか問う。
キング「如何すれば良いと思うかね?」
同じ事を補佐官に問う。
大統領補佐官「今は、我々も動かない方が良いでしょう・・・時を経て、動くのが道理と言えるでしょう。」
補佐官も今は、動かず、時期を見る方が良いと言う。
キング「うむ、君の言う通りだ!!・・・しばらく監視の目を光らせておけ・・・一応、ハワイの太平洋艦隊のボガート中将に出動準備をさせておけ・・・」
大統領補佐官「はっ!」
キングは、田沼や深町の監視を強化し、更にハワイの太平洋艦隊司令長官のウィリアム・ボガート中将に出動待機をするよう命じる。
画して、田沼とキング、双方の思惑は、何れ龍之介や晴風に迫ってくるだろう。
だが、彼らは、気づいていない。
事件を引き起こした例のマウスが、実は、彼らが実験で作った生物兵器だと言う事に・・・
そして、それを見つけた晴風の衛生長の鏑木美波も、その事実を知らない。
いづれは、知る事になるが、まだ先の事である。