4月30日
ニューアイルランド島沖
龍之介が視察した後、晴風が間宮、明石から補修と補給を受けている中
晴風、後部甲板
洋美「ん・・・ん・・・はぁ・・・」
洋美は、甲板上に提灯を紐にぶら下げる作業をしていた。
炎天下の中だったせいか、洋美は、疲れて、肩が凝っていた。
そんな時
「きゃぁ・・・!!」
洋美「ん!?」
何か悲鳴が聞こえたと思ったら破損した第三主砲塔の近くで
光「アハハハ・・・・!!」
順子「それバキュン!!バキュン!!」
美千留「ハハハ・・・・!!」
光「も~お・・・!!」
順子「おりゃ!!おりゃ!!」
水着に着替えた砲術員の光、美千留、順子が楽しそうに水鉄砲遊びをしていた。
更にマチコが前の休息日同様、パラセイリングを楽しんでいる。
そして、もう一つ
洋美と同じ機関科の四人衆は、水着に着替えデッキチェアで日光浴をしていた。
桜良「本日の運勢・・・・さそり座は、10位だって!!」
日光浴中に4人は、前の休息の時と同様に雑誌の占い記事で自分の星座の運勢をそれぞれ確認していた。
麗緒「おうし座は11位‥‥」
麗緒は、又も自分の星座がブービーだった事に嫌な顔をする。
留奈「ビリじゃないから良いんじゃない!」
そんな麗緒に留奈がフォローを入れる。
4人が仲良く日光浴をしている時
洋美「貴方達も手伝ってよ!!」
洋美が赤道祭の準備をさぼって、日光浴をする4人に準備を手伝うよう言うが
留奈「暑いから動きたくな~い!!」
留奈から暑いから動きたくないとあっさり断られた。
洋美「はぁ・・・!」
そんな4人に洋美は、呆れてしまう。
結局、洋美だけで赤道祭の準備をしなきゃならなくなり、作業は、捗らなかった。
そんな中
媛萌「う~ん、中々、大変、大変・・・」
日光浴をしている4人の隣で媛萌が木箱の上に座り、スケッチブックで何かの図面を描いていた。
一方、間宮、明石から補修と補給を受けている晴風の後方の沖合では、大鳳がせたから補給を受けていた。
甲板では、整備班長の文雄の指揮のもと、整備員達がせたから燃料補給用ホースを伸ばして、航空用燃料タンクに補給する作業を行い、更に消耗したミサイルや弾薬を補給をしたり、艦載機の整備をしていた。
それ以外の隊員達は、補給中は、暇なので、甲板でフットボールをしたり、晴風の機関科の4人見たいにデッキチェアで日光浴をしていた。
空母大鳳、作戦室
作戦室では、なのは、フェイトを含むパイロット達が集まり、龍之介のもと、パーシアス作戦に関する打ち合わせを行っていた。
龍之介「宗谷監督官からの情報と哨戒機の報告から武蔵は、フィリピン方面に向かいつつある・・・従がって、パーシアス作戦に基づきブルーマーメイドの主力部隊が武蔵を制圧する・・・我々の配置は、後方の第二陣に配置された。」
真霜からの指示で龍之介達は主力部隊の後方、第二陣に配置された。
何故、龍之介達を後方の第二陣に配置したのか、
それは、真霜が龍之介達を気遣っての事だった。
龍之介「だが、我々は、主力部隊に先立ち先陣を切る!!」
だが、龍之介は、独断で主力部隊に先立ち先陣を切る事をなのは、フェイト達に告げた。
龍之介「よって、我が航空隊は武蔵制圧をより確実にする為、武蔵の主砲、副砲その他の火器を制圧する!!」
ブルーマーメイドの武蔵制圧を助ける為、手持ちの航空隊全機を持って、武蔵の主砲、副砲などの武装を破壊する。
武蔵の18インチ主砲や副砲は、ブルーマーメイドにとっては、最大の脅威である。
其処で、18インチ主砲や副砲では、狙え難い航空機で、それらの兵器を破壊してしまおうと言うのだ。
GF隊員「腕が成るな!!」
GF隊員「私達の腕を見せてやりましょ!!」
それを聞いた途端、パイロット達は、大いに士気が上がった。
だが、なのはとフェイトは、真剣な顔をしたまま聞く。
龍之介「士気が上がるのは、大いに結構だが、くれぐれも武蔵の乗員が学生だと言う事を忘れるな・・・そして、武蔵には、八神中佐が乗っている事も・・・」
龍之介は、士気が上がる隊員達にくれぐれも武蔵の乗員が学生だと言う事や武蔵に乗艦しているはやての事を忘れるなと告げた。
それを聞いた途端、隊員達は、真剣な顔になる。
その後、打ち合わせが終わり、作戦室になのは、フェイトを残して、隊員達は、それぞれ補給の間、自由気ままに過ごす。
フェイト「なのはは、この後如何する?」
なのは「うんん、如何しようかな・・・・?」
2人が補給の間、如何過ごすか、考えていると
龍之介「お前らそんなに暇なら、今晴風で赤道祭があっているらしいから行ってきたら如何だ!!」
艦橋に戻ろうとしていた龍之介が暇そうな2人に晴風で赤道祭が開催される事を告げる。
なのは「えっ!?でも私達?」
フェイト「良いんですか?」
龍之介の発言に驚きながら、2人は、晴風に行って良いのか問う。
龍之介「どうせ作戦開始まで、かなり余裕がある・・・今のうちにえいきを養うのも必要だ!!」
それに対して、龍之介は、作戦開始まで、かなり余裕があるので、今のうちにえいきを養うのも必要だと言って、2人に勧める。
なのは「じゃ、そうします。」
フェイト「ん!」
2人は、龍之介の気遣いをお受けする事にし、晴風に向かう事にした。
龍之介「それと、ついでに暇な奴らも何人か一緒に連れて行け!!・・・これまでの戦闘で隊員達は良く働いてくれている・・・少しでも彼らに楽しみを与えないとな・・・」
龍之介は、ついでに2人に同じ暇そうな隊員達も一緒に連れて行くよう命じた。
これまでの戦闘で隊員達は良く働いてくれているので、龍之介は、褒美として、彼らに楽しみを与える事にしたのだ。
なのは「分かりました。」
フェイト「じゃ何人か連れて行きます。」
2人は、龍之介の命じるままに暇そうにしている隊員達に声を掛ける。
2人の誘いにGF隊員達は、素直に行くと答え、2人の元に集まる。
集まった隊員達の中には、江田島の三羽ガラスの美奈や信吾、実の3人や差し入れの出前を持った主計科長兼料理長の俊秋にミーくんを連れた軍医の吾郎が居た。
其処に
夏雄「なんでぇい、なんでぇい!・・・何を騒いでるんでぇい!?」
炊飯所兼食堂室で丁半博打ちをしていた夏雄が現れた。
なのは「あっ機関長!?」
夏雄「騒がしいから見て見りゃ・・・何騒いでるんでぇい!?」
夏雄は、なのは達が何騒いでいるのか問う。
なのは「私達今から晴風に向かうところなんです。」
夏雄「晴風?・・・・ああ、あの小っこい艦か!・・・それで、その晴風で何が有るんでぇい?」
なのは「実は、赤道祭が開かれるらしいんですよ・・・」
夏雄「赤道祭だって!?」
赤道祭と聞いて、夏雄はそれに飛びつく。
フェイト「機関長も如何ですか?・・・お祭り好きでしょう。」
フェイトが夏雄を誘う。
それに対して、夏雄は
夏雄「行くに決まってんだろ!!・・・祭りと聞いたら、生粋江戸っ子の血が騒ぐんでぇい!!」
と言って、行く気満々だった。
実は、この篠原夏雄は、体格や性格は、あの晴風の機関長柳原麻侖と瓜二つである。
出身も麻侖と同じ千葉で、しかも小さい頃から実家の銭湯のボイラーを弄くっていた経緯から機関には兆詳しく、機関の整備の腕は、雅に麻侖と同じぐらいである。
夏雄「祭りでぇい!!祭りでぇい!!」
夏雄が騒いでいると
歳郎「おい夏雄!!・・・さっきから五月蠅いぞ!!」
突然、後ろから五月蠅いと言われ、夏雄は、厳しい目で振り向く。
夏雄「なんでぇい!トチローかぁ!」
歳郎「たく五月蠅いから来て見れば、何子供みたいに騒いでるんだ夏雄!?」
歳郎は、何を騒いでいるのか夏雄に問う。
夏雄「お前には、関係ねえだろう!!・・・さっさと自室に戻って、マスでも数えてろ!!」
夏雄は、関係ないと言って、歳郎を追い払うが
歳郎「お前こそ早く家に帰って、ママのオッパイでも吸ってろ!!」
逆に歳郎に追い払われる。
ギィィィ・・・・
2人は喧嘩寸前である。
なのは「ああ、2人とも喧嘩しないで下さい!!」
フェイト「機関長もトチローさんも落ち着いて下さい!!」
2人の喧嘩をなのはとフェイトが止める。
『うう・・・ふん!!』
なのはとフェイトに言われ2人は、喧嘩を止める。
なのは「・・・トチローさんも一緒に如何ですか?・・・私達今から晴風に行くところなんです。」
なのはは、歳郎を誘う。
歳郎「晴風?・・・・ああ、あの小っけい艦か・・・・何が有るんだ?」
なのは「赤道祭です。」
歳郎「赤道祭か・・・・当然酒は、出るんだよな?」
歳郎は、赤道祭と聞いて、当然酒が出るのかと思ったが
なのは「酒って、学生艦だから当然出ませんよ・・・」
当然学生の艦だから酒が出る訳がない。
歳郎「つまんねな・・・・まあ軍医長も行くかなら俺も行くぜ!!」
酒が出ないと聞いて、嫌がったが結局行く事にした。
ついでに酒を2本ぐらい持って行く事にした。
画して、なのは達は、内火艇2隻で晴風へと向かう。
晴風、炊飯所兼食堂室
その頃、晴風の炊飯所兼食堂室では、麻侖が美甘と杵崎姉妹と共に赤道祭で何を出すか話し合いをしていた。
麻侖「やっぱり屋台は欲しいよな・・・」
麻侖は、赤道祭に屋台を出そうと言う。
美甘「焼きそばとか、たこ焼きとか?」
それに対し、美甘は、焼きそばとか、たこ焼きとかの祭りで定番になっているのを答える。
麻侖「定番も良いけど・・・スカっぽい感じも欲しいよな・・・」
だが麻侖は、定番も良いが、それよりもスカっぽい感じも欲しいと3人に要望を出す。
ほまれ「スカ?」
スカの文字にほまれが何かとくい付く。
あかね「横須賀の事じゃない?」
それに対して、あかねが横須賀の事じゃないか思った。
美甘「分かった、色々考えてみる。」
麻侖の要望に美甘が少し困った笑みで色々と出店を考えると言った。
そんな時
媛萌「ねぇねぇ、主計科で要らない木箱とかな~い?」
後部甲板に居た媛萌が炊飯所兼食堂室にやって来て、美甘に要らない木箱とかな無いか聞く。
美甘「有るよ・・・!」
美甘は、有ると答える。
麻侖「お!出し物で使うのか!?」
媛萌が何かを作ろうと思っていたので、麻侖は、出し物に使うのかと思ったが
媛萌「ううん、ちょっと個人的に作りたい物があるんだ。」
如何やら出し物ではなく、個人的に作りたい物の材料らしい。
麻侖「うむ・・何だよ個人的って!?」
麻侖は、媛萌に個人的に作りたい物とは何かと問うが
媛萌「な・い・しょ!」
媛萌は、口に人差し指を当てて自分が作りたい物を秘密にした。
麻侖「むぅ・・・」
媛萌の行為に納得がいかなく、麻侖は、不機嫌そうな様子で炊飯所兼食堂室を後にし、赤道祭の準備確認しようと甲板に向かう。
晴風、艦首
麻侖「なんでぇい、なんでぇい!内緒ってのはきにいらねぇ・・・」
さっきの媛萌の行為で不機嫌そうな様子で前甲板を歩いていると
「ちょ右かな・・・そこそこ・・・」
「ぴったり!ぴったり!」
「がんばれ・・・」
麻侖「あっ?」
艦首から何やら楽しい声が聞こえて来て、見て見ると其処には、鶫、慧とスイカを前に木棒を持った楓が居た。
麻侖「何やってんでぇい?」
麻侖は、何をやているのか3人に問う。
鶫「スイカ割り・・・」
慧「万里小路さん凄いの!絶対外さないの!」
如何やら、スイカ割りをしている様だ。
しかも割る本人が楓だから絶対に外さない。
麻侖「赤道祭は如何した?出し物何やるか決めたのか?」
だが麻侖は、スイカ割りと聞いて、逆に赤道祭の方は如何なっているのか問うが
鶫「まだ・・・」
鶫は、まだだと答える。
それを聞いた途端、麻侖は、
麻侖「だったらスイカ割りしてねぇで・・・」
怒ろうとした時
楓「参る!!・・はああぁぁ・・・・!!」
楓が木棒を力いっぱい振り下ろし、見事にスイカは、真っ二つに割れた。
『わあぁぁ・・!!』
鶫「真っ二つだ!!」
慧「万里小路さんて色々、達人だね!」
2人は、真っ二つに割れたスイカーを見て驚き、楓の達人差を評価した。
だが麻侖は、唖然と見ていた。
慧「機関長も食べる?」
慧は、麻侖にスイカを一緒に食べないか誘うが
麻侖「いらねぇ!いらねぇ!んなもん!」
麻侖は、スイカなんて要らないと言い、その場を後にした。
晴風、第三主砲塔付近
麻侖「たっく・・・時間がねぇってのに・・・何のんびりしてんでぇい・・・
さっきの3人を見て、遊んでいるばかりで祭りの準備をしていない事に愚痴っていると
麻侖「ぶるる・・!?」
横から水鉄砲遊びをしていた砲術員の流れ弾が麻侖に直撃した。
光「あっ!?御免機関長!」
光は、直ぐ麻侖に謝罪したが
麻侖「遊んでいる暇があったら祭りの準備しろってんでぇい!!」
麻侖は、遊んでいる暇があったら祭りの準備しろと3人を叱るが
光「え・・・」
光は、めんどくさいと嫌がり
美千留「全方位盛り上がってないんですけど‥‥」
更に美千留から生徒全員が赤道祭に盛り上がっていないと告げた。
麻侖「も・・盛り上がってない・・・!?」
それを聞いた途端、麻侖は、ガーンとなる。
順子「水鉄砲大会の方が面白くない?」
しかも順子から赤道祭より水鉄砲大会の方が面白くないと言われ更にガーンが広がる。
更に決定的打撃を与えたのが言うまでもない。
晴風、後部甲板
麗緒「ふーふふーふふ・・・・!」
日光浴をしながら麗緒は、雑誌を見ていたが
麗緒「ん!?」
突然、隣に人影が現れ、麗緒は、隣の方を見る。
すると、其処には、機嫌が悪いかの様な麻侖が日光浴したいた機関科の四人衆を見降ろしていた。
麗緒「うえっ!?・・み、皆何やってるのよ・・・!!」
それを見た途端、麗緒は、驚愕しながら隣で日光浴をしている3人を起こす。
『うぅん?』
突然起こされた3人は、直ぐ隣を見て
『げえっ!?うぇ・・!!』
機嫌が悪いかの様な麻侖が睨んでいた事に驚愕し
留奈「きゅ、休憩終わり・・・!!」
空「準備!準備!」
桜良「え、えーと・・・これ何処に付けるんだっけ・・・・?」
麗緒「祭りだー!祭りだーい!」
4人は、直ぐにサボるのを止め、洋美を手伝う。
更に麗緒よさこいの様な踊りをして、麻侖の機嫌を直そうとしたが
麻侖「ワザとらしい事しなくて良いんだよ・・・」
『えっ!?』
当然、麻侖もそんな事はお見通しだった。
麻侖「よーく分かったよ・・・皆、赤道祭なんか如何でも良いんだな!!」
機関科の四人衆のサボりを見て、遂に溜まっていた不満が爆発した。
洋美「麻侖・・・そ、そんな事ないってば!・・晴風の皆も楽しみにしてるから赤道祭・・・」
桜良「めちゃ楽しみ・・・・!」
留奈「わい!わーい!」
皆は、必死に麻侖の機嫌を直そうとしたが、それは、焼け石に水、火に油を注ぐ行為だった。
麻侖「むぅ・・・無理すんな・・・おめぇらに慰められたくねぇや・・・!!」
『あっ!?』
洋美「マロン!!」
麻侖は完全にブチ切れ何処かに走り去って行った。
晴風、艦橋
その頃、艦橋では、幸子が出し物で演劇をする事にしたので、その演劇のあらすじを考えていた
幸子「シロちゃん!この続きは如何したら良いと思います?」
幸子がましろに演劇でのあらすじを如何したら良いか聞く。
ましろ「如何でも良いと思う・・・」
それに対して、ましろは、嫌な顔しながら如何でも良いと言う。
幸子「ええー!投げやりだな・・・」
ましろの言葉に幸子は、投げやりだなと言い返す。
明乃「相変わらずだねココちゃん・・・」
薫「・・・・」
明乃と薫は、その光景に苦笑いをしていると
鶫『艦長!!』
『あっ!?』
鶫『校長から連絡です。』
突然、伝声管から真雪からの連絡が入ったと言う知らせを聞く。
明乃「鶫ちゃん読んで・・・」
明乃は、内容を聞く。
鶫『修理が終わり次第ブルーマーメイドが行うパーシアス作戦に協力せよ・・・後方第二陣に着くように・・・だそうです。』
真雪からパーシアス作戦の概要が齎され、晴風は、後方第二陣、つまり龍之介達と同じ配置だった。
明乃「分かった。」
薫「後方第二陣‥‥つまり予備兵力って訳ね‥‥学生艦だから当然だね!」
薫は、晴風が後方第二陣に配置されたのは、恐らく晴風が学生艦だからなのだと理解した。
真霜も流石に武蔵相手に学生を危険に晒す事は避けたいが、艦の数が足りない為、避ける訳にはいかない。
だからあえて、学生艦を安全な後方第二陣に配置したのだ。
鈴「本格的にウィルス退治が始まるんだね!」
芽衣「ほぉー後どんだけ覚醒させるんだ?」
芽衣があとどれくらいの艦がウィルスに感染しているのかを尋ねる。
幸子「5艦ですね!・・・4艦は所在が判明していますが武蔵は不明です。」
幸子が現在、ウィルス感染している艦数を芽衣に教える。
明乃「はっ‥‥」
武蔵と聞いて、明乃は、俯く。
ましろ「あっ・・・・」
薫「ん・・・・」
明乃の俯きに2人は、気にしてしまう。
そんな時
洋美「教官!!艦長!!」
突然、洋美が艦橋に飛び込んできた。
薫「黒木さん?」
明乃「クロちゃん何?」
突然、艦橋に飛び込んできた洋美に何かと問う。
洋美「あっ!いえ・・・機関長が…」
薫「柳原さんが!?」
明乃「マロンちゃんが如何かした!?」
2人は、麻侖に何か遭ったのかと洋美に問うが
洋美「・・・・拗ねました!!」
洋美は、拗ねたと答えた。
『えっ?』
洋美の言葉に唖然とする。
取り合えず、薫と明乃、ましろ、洋美の4人は、艦橋を後にし、後部甲板に向かう。
薫「拗ねたって・・・何でそんな事に…?」
後部甲板に向かいながら薫は、何故麻侖が拗ねたのか理由を聞く。
洋美「それが・・・・」
それに対して、洋美は、拗ねた理由を説明する。
晴風、通路
その頃、晴風のとある通路では、媛萌が何かを作っていた。
すると其処に
光「何作ってんの?」
お手洗いから戻った光が見つけ、何を作っているのか聞くと
媛萌「できてからのお楽しみお楽しみ・・・」
そう言って媛萌は、木材に釘を打ち込んでいった。
晴風、後部甲板
一方、洋美から麻侖が拗ねたと聞いて、薫と明乃、ましろは、拗ねた理由を聞きながら後部甲板にやって来た。
ましろ「成程!・・・自分の思う様に盛り上がらなくて拗ねたのか‥‥」
洋美「いつもは威勢がいいんですが、一旦ヘソを曲げるとテコでも動かなくて…」
明乃「そっか、クロちゃん、マロンちゃんと幼馴染だったね!・・・お祭り任せっぱなしにしていた私も悪かったよ・・・」
明乃は、赤道祭の準備全てを麻侖と洋美に任せっぱなしだった事に関し謝罪する。
薫「でも一番悪いのは、つまんなくてサボっていた私達全員よ!」
それに対して、薫が一番悪いのは、自分とつまんなくてサボっていた生徒全員に責任があると言った。
薫が見たところ、さっきサボって日光浴をしていた機関科四人衆も先程の麻侖の様子を見てか、赤道祭の準備を進めている。
その近くの甲板では、まゆみ、秀子、聡子の3人がトランプで遊んでいる。
だが残念な事に当日には、間に合わない。
遊んでいる生徒を招集させるしかない。
そんな時
明乃「あっ!?」
明乃は、何かに気づきお水平方向を見る。
薫「ん・・・あっ!?」
何かに気づいた明乃に薫も水平方向を見ると晴風に向かって内火艇2隻が接近してきた。
なのは「薫先輩!!」
しかもなのはとフェイトが内火艇から手を振っていた。
やがて内火艇2隻が晴風に接舷しなのはとフェイトと非番のGF隊員達が晴風へと上がって来た。
薫「皆如何したの?」
薫は、なのはとフェイト達が何故晴風にまた来たのか聞く。
なのは「准将の計らいで・・・赤道祭を見に来ました!」
なのはから龍之介からの計らいだと答えた。
薫「ああそうなんだ・・・・でも残念!・・・赤道祭ができないかも知れないの・・・」
それに対して、薫は納得したが、なのは達に赤道祭が出来ないかも知れないと伝えた。
『ええ・・・!?』
それを聞いたなのは達は、ショックを受ける。
ついでにもう1人
夏雄「な、何・・・!?」
赤道祭が出来ないと聞いた夏雄は怒って、薫の前に出る。
夏雄「何で祭りができねえんでぇい!!」
夏雄は、何故赤道祭が出来ないのか、薫を問い質す。
薫「し、篠原機関長!?」
GF隊員達の中に夏雄が居た事に驚愕する。
そして
留奈「えっ機関長!?」
麗緒「機関長が2人!?」
突然現れた夏雄を見て、機関四人衆は驚愕する。
それもその筈、夏雄が麻侖とそっくりだったからだ。
服装(上は、Tシャツで下は、長ズボン)は、違うが顔や体格は、雅に麻侖に瓜二つだ。
洋美「あっ・・・!?」
洋美も夏雄を見て、驚愕していた。
明乃「マロンちゃん!?・・・じゃない!」
明乃も夏雄を見て、つい麻侖と思ったが
夏雄「麻侖って、誰でぇい!!・・・私は、篠原夏雄だ!!」
それに対して、自分は、麻侖じゃなく、夏雄だと言い張る。
明乃「あ・・・!」
ましろ「如何やら機関長じゃない様だ・・・」
ましろは、夏雄が麻侖ではない事に理解する。
薫「じ、実は、篠原機関長・・・」
薫は、なのは達に何故赤道祭が出来ないのか説明する。
フェイト「そうだったんですか・・・晴風の機関長が拗ねたんですか?」
薫から説明を聞いて、なのは達は納得する。
夏雄「しっかしだかっだかそんな事で拗ねるなんて、その機関長は、すっとこどっこいな奴だな!」
拗ねた麻侖を夏雄が呆れる。
その時
歳郎「そう言うお前も同じ様にするんじゃないのか?」
と後ろから両手に酒ビンを持った歳郎が現れ、夏雄に言う。
薫「大山機関助手!?」
歳郎も居た事に薫は、驚愕する。
歳郎「よう艦長殿!!・・・久しぶりだな・・ん・・・・ぷはぁ・・・!」
歳郎は、薫に久しぶりだなと言って、持っていたお酒を飲む。
薫「は、はぁ・・・」
お酒を飲む歳郎を見て、薫は、呆れてものも言えない、
麗緒「あれが機関助手!?」
留奈「クロちゃんみたいな人かと思った・・・」
歳郎を見た機関科四人衆は、ガッカリした。
4人は、麻侖のそっくりさんが居るならば、当然洋美のそっくりさんも居るだろうと思ったが、残念な事に実際出たのが洋美に似た人じゃなく中年の爺さんだった事に4人は、ガッカリしたのだ。
夏雄「するかーそんな事!!」
歳郎の言葉に夏雄は、反論する。
フェイト「まあまあ2人とも・・・先ずは、この状況を如何すべきか考えるのでは?」
側に居たフェイトが2人に、この状況をどう解決するか考えさせる。
薫「ん・・・・・・そうだわ!?」
薫は、なのは達を見て、ある事を思い付く。
薫「大鳳乗員!!・・・・皆、整列!!」
薫は、なのは達を整列させる。
薫に命令されGF隊員達は、なのはとフェイトを先頭に2列に整列する。
薫「皆遊びに来たところ悪いけど・・・今問題が起きて赤道祭の準備が進んでないの・・・そこで私達が赤道祭の準備を手伝う事にしました!!」
薫は、遊びに来たなのは達に赤道祭の準備を手伝う事にしたのだ。
それを聞いたなのはとフェイト達は、反論せず薫の話を聞く。
薫「では、皆!・・作業に取り掛かって下さい!!」
『はっ!』
薫の号令のもと、なのはとフェイト達は、作業に取り掛かる。
明乃「!?」
ましろ「す・・凄い!!」
薫の艦長差に驚愕する。
薫「後は、機関長ね!」
赤道祭の準備は、なのはとフェイト達が来てくれた事で解決した。
後は、麻侖の事だけである。
洋美「それですけど・・・一晩寝ればすっかり気分も変わるんですが如何やって、機嫌を直したものか・・・」
麻侖の機嫌を如何やって直すか頭を抱える洋美。
そんな時
媛萌「あのさ!!・・・私が個人的に作った物で気分が盛り上がるんじゃないかと‥‥」
媛萌がさっきから作っていた物で麻侖の機嫌を直そうと提案する。
明乃「ヒメちゃんが作った物?」
明乃は、媛萌が何を作ったのか?
取り合えず見て見ると
明乃「これって・・・!?」
夏雄「おお・・・・!?」
媛萌が作った物を見た瞬間、明乃と夏雄は、ビックリする。
果たしてそれは
晴風、機関室
一方、拗ねた麻侖は、機関室で椅子を並べて、その上で横になっていた。
其処に
洋美「やっぱり此処に居た。」
洋美が機関室にやって来た。
麻侖「よく分かったな・・・」
麻侖は、洋美が自分が此処に居る事が良く分かったなと問う。
洋美「麻侖いつも拗ねると船の下に潜り込んでいたじゃない!」
麻侖「そうだったかな・・・」
如何やら麻侖が考えている事は、洋美には、お見通しだった。
洋美「ちょっと来て、麻侖が喜ぶ物があるから・・・」
麻侖「焼肉?」
洋美「食べ物じゃない!」
麻侖「パイナップル缶・・・?」
洋美「それも食べ物じゃない!」
麻侖「何だよ!?」
洋美「来れば分かるから・・・」
麻侖「むぅ・・・?」
洋美に促され麻侖ふてくしていると
夏雄「晴風機関長にカツを入れに来て見れば・・・な~にふてくしてんでぇい!!」
夏雄が機関室にやって来た。
麻侖「えっ!?・・・・お・・・お前は、誰でぇい!?」
夏雄を見て、麻侖は、驚愕する。
麻侖と夏雄、2人は、雅に瓜二つだった。
夏雄「あたしは、大鳳機関長篠原夏雄だ!!・・・・お前が晴風機関長だな!」
『ん・・・・』
麻侖と夏雄は、お互いに睨んで見る。
麻侖「・・・・キャラ被ってねぇか・・・?」
夏雄「それは、あたしも同じだ!!」
見た結果、お互いにキャラ被ってねぇかと思う
夏雄「そんな事より・・・お前!!・・・こんな所で油売ってねぇで、一緒に祭りで盛り上がろうじゃねぇか!!」
夏雄は、拗ねている麻侖に赤道祭でお互い盛り上がろうじゃないかと誘うが
麻侖「ふん・・・どうせ盛り上がってねぇよ・・・」
麻侖は、まださっきの事を気にしている様で、夏雄の誘いに乗らなかった。
夏雄「くっ!?」
それを聞いた途端、夏雄は切れ、麻侖の制服の襟首を掴む。
夏雄「良いかよく聞け!!・・・・全員が盛り上がってねぇなんて、関係ねぇ!!・・・よは、どう盛り上がらせれば良いだけの事じゃねぇのか!?」
夏雄は、赤道祭で全員が盛り上がってないのは関係なく、自分から盛り上がらせれば良いだけの事じゃないのかと麻侖を叱る。
麻侖「それは・・・・」
それに対して、麻侖は、夏雄に反論できない。
夏雄「それをお前に見せてやる!!・・・こい!!」
麻侖「あっ!?」
夏雄は、麻侖の手を掴み、甲板へと強制的に連れて行く。
洋美「ま、麻侖!?」
夏雄に強制的に連れていかれる麻侖を見て、驚愕しながら2人の後を追う。
晴風、甲板
麻侖「放せ・・・!!何処へ連れて行くんでぇい!?」
夏雄「良いから来い!!」
夏雄に連れられ麻侖は、甲板へとやって来た。
夏雄「あれを見ろ!!」
麻侖「!?」
そこで麻侖が見た物は?
『ワッショイ!!ワッショイ!!』
ましろ、マチコ、百々、美海の4人が神輿を担いでいた。
更に神輿の前で楓が笛を吹き、理都子が太鼓を叩き、横でなのはとフェイトがワッショイ!!ワッショイ!!と声を上げていた。
麻侖「何でぇい、何でぇい!如何したんでぇい?」
媛萌「副長、もっと威勢よく!」
ましろ「う・・・」
麻侖「神輿なんて何処にあったんでぇい?」
麻侖は、何故神輿が有るのか、媛萌に問う。
媛萌「私が作ったんだ。」
麻侖「個人的に作っていた物ってのはこれだったのか‥‥」
神輿は、媛萌が個人的に作った物だった。
如何やら媛萌が個人的に作っていたのは、神輿だった様だ。
媛萌「私両親が神田の生まれで、祭りって聞くとつい血が騒いじゃうんだ。」
麻侖「生粋の江戸っ子!」
麻侖がキラキラした尊敬の目で媛萌を見つめた。
明乃「はっはっ・・・・・・!いやーめでたい!めでたい!」
すると、魚雷発射管の上で鼻眼鏡を付けた明乃が踊りを披露していた。
麻侖「かーんちょう!何やってんでい!?」
普段の明乃からは信じられない光景を見て麻侖は、驚いていた。
洋美「浮かれてんのよ、お祭りだから・・・」
夏雄「如何でぇい!・・・まだこれでも言うか?」
麻侖「・・・・」
光「何か面白そーだね!」
順子「水鉄砲大会より良いかも!」
この光景を見た晴風の生徒達は、赤道祭に興味と関心を持ち始めた。
薫「ありがとうね機関長・・・」
薫は、密かに後ろから夏雄にお礼を言う。
夏雄「一件落着でぇい・・・」
夏雄は、一件落着でぇいとかっこ付ける。
歳郎「たく、かっこ付けやがって・・・」
夏雄のかっこ付けるのを見て、歳郎は、第二主砲塔の側で吾郎と酒を飲む。
ミーくん「ニャ~ン」
五十六「ぬう」
多聞丸「ニャン」
隣では、3匹の猫が顔を合わせ合う。
明乃「折角のお祭りだから、目一杯楽しんでいこう!!」
麻侖「艦長‥‥よーし!盛り上がっていくか・・・!!」
『オオォ・・・!!』
こうして意外な展開を見せつつも麻侖の機嫌は治り生徒達も赤道祭に興味を示しだして、赤道祭の準備もなのはとフェイト達のお陰で何とか間に合い無事に赤道祭を開く事が出来た。
赤道祭の開始は板で作った赤い扉の前に美海が海の神ポセイドンを意識したコスプレをして隣に鍵を持った桜良となのは、フェイトの3人が女神を意識したコスプレをし、赤道を渡るための鍵を艦長の明乃に渡す寸劇から始まった。
美海「これが、赤道を渡る鍵であるぞ・・・!」
美海が明乃に鍵を渡す。
美海「うむ!」
明乃はありがたく受けとる。
『拍手〜!!』
『うあぁ・・・・!!』
麻侖と夏雄が言うと生徒やGF隊員達が拍手する。
麻侖「じゃ、お次は航海の無事を祈るんでぇい!」
晴風、通路
次は艦内神社があるところで巫女姿になった鈴と鶫が居り、2人の手伝いをする為に楓と慧も同じく巫女の衣装を着て鈴と鶫の少し後ろに控えていた。
そして鈴と鶫は明乃に航海の安全を祈願するお祓いをしていた。
楓「おふたりのご実家は、神社だったんですね・・・」
鶫「そうなの。お諏訪さま!」
ましろ「あの・・・」
『ん?』
明乃のお祓いが終わった時にましろが2人に声を掛ける。
鶫「副長?」
ましろ「何しろ運が悪いもので、いっぱい祓って貰えるだろうか・・・?」
鶫「ああ・・・」
鈴「は、はい・・・」
ましろは、誰よりも運が悪い自分をいっぱい祓ってくれと2人に頼む。
その後、ましろは2人によっていっぱい祓って貰った。
ましろのお祓いが終わった後
美奈「うあぁ!!巫女さんだわ!!」
美奈が2人の巫女姿を見て、感激する。
鈴「あの・・・」
感激する美奈に鈴が声を掛ける。
美奈「あっ御免なさい!・・・巫女姿につい見とれてしまって・・・私は大鳳の航海長の四葉美奈!・・・航海長同士、仲良くしましょ!!」
と言って、美奈は、鈴と仲良くする。
鈴「は、はい!!」
鈴は、怯える。
美奈「そんな怯えなくて良いわよ・・・」
美奈は、鈴の手を握る。
その時
信吾「あっ!?ムカデ!!」
『きゃあ・・・!!』
信吾がつい冗談でムカデと言った途端、2人は、抱き付きながら怯える。
実「何脅えているんだよ美奈!」
美奈「だってムカデが・・・」
実「ムカデなんていないよ・・・ほら・・・」
美奈「・・・・あっ・・・ほんとだ・・・もう信ちゃん酷いよ・・・」
相変わらずの江田島の三羽ガラスだった。
晴風、甲板
『ワッショイ!!ワッショイ!!』
一方、甲板では麻侖と夏雄を先頭に神輿を担いで晴風を一周していた。
『ん!?』
そんな時、見張り台の柱でマチコが綱一本で何かをしようとしていた。
マチコ「はぁ・・!!」
すると見事なバランス芸を披露した。
『うあぁ・・・・!!』
GF隊員「おお・・・中々やるじゃん!」
百々「マッチ凄ーい!」
美海「先輩マジかっこいい!!」
マチコのバランス芸を見て、晴風の生徒達やGF隊員達は、驚愕する。
麻侖「ええい!!こっちも負けてらんねぇぜ!!行くぞ夏雄!」
夏雄「おーう麻侖!!」
『それわっしょい!わっしょい!』
マチコのバランス芸に負けていられず2人は、大きな団扇を思いっきり振りかざす。
『きゃぁ・・・!』
その影響で強風が舞い、神輿を担いでいた生徒達は片手でスカートを押さえた。
しばらくして、時刻は夕暮れ時、甲板では各々が出した屋台から良い匂いが立ち始める。
多聞丸「・・・・」
歳郎「うん・・・・ぷはぁ・・・!!」
麗緒「さぁー、らっしゃい!らっしゃい!美味しいたこ焼きだよ・・・!」
美甘と麗緒がたこ焼き屋の屋台を開き、横で多聞丸とミーくんがたこ焼きを頬張し、隣で歳郎と吾郎が一緒に酒を飲んでいた。
聡子「お祭りの匂いぞな・・・!!」
まゆみ「何食べよ・・・?」
GF隊員「たこ焼きだわ!!」
GF隊員「金魚すくいもあるぞ!!」
晴風の生徒達やGF隊員達は、各々が出した屋台を回る。
そんな時、桜良がフランクフルトの屋台を開いたのだが
桜良「ん?・・あー!?ちょっと五十六!!」
其処に五十六がやってきてフランクフルトを一本口に咥えてそのまま走り去って行った。
アドミラル・グラフ・シュペーで食べたソーセージが余程美味しかったのかソーセージが大好きになった五十六だった。
慧「えっ!?これ梅干し?」
あかね「横須賀名物チェリーチーズケーキなの・・・レモン絞って食べても美味しいよ・・・」
杵﨑姉妹の屋台では、梅干しを利用した試作のチェリーチーズケーキが振る舞われていた。
秀子「美味しい!」
GF隊員「美味いなこれ!」
あかねが慧にケーキの説明をし、その横で秀子とGF隊員が美味しそうに食べる。
杵﨑姉妹の屋台の隣では、俊秋が珍しそうに焼きそばの屋台を出していた。
GF隊員「料理長が焼きそばなんて、珍しいですね!?」
俊秋「何時も中華料理だとあきるだろお前ら・・・」
俊秋は、この前の愛奈さんに負けて以来、中華料理だけ作るのを止め、他に美味しい料理を試作した。
実は、差し入れとして持ってきた料理も俊秋が試作したもので、晴風に来た時、杵崎姉妹に試食させた。
試食した結果、杵崎姉妹からあまり美味しくないと言われ、更なるメニューを共同試作しようと杵崎姉妹と同盟を結んだ。
一方、砲術員の美千留と順子が射的の屋台を開いたのだが、
芽衣「よっしゃー!!」
志摩「う・・・」
芽衣と志摩がその景品を根こそぎ持っていってしまった。
順子「ガツンと当てすぎ!!」
美千留「砲雷科は、禁止だね」
その為、砲雷科は出禁となった。
楓、理都子、鶫の3人が笛と太鼓で演奏をして、マチコ、薫が踊りを披露する。
それを見た晴風の生徒やGF隊員達が活気に沸く。
そして周りの屋台も盛り上がって気分が最高潮になった時、
麻侖「皆の衆!七時からは教室で出し物をやるぜぃ!」
媛萌「盛りやがっいくからな!」
夏雄「気合いを見せろ!!」
『オオォォ・・・!!』
晴風、教室
時刻は、午後7時になり晴風の生徒達とGF隊員達は、教室に集まる。
出し物をする為、教室の中を広くしようと机や棚などは外されて、後ろにどかされた状態だった。
空「本日の司会を務めさせていただきます機関課の広田空と‥‥」
麗緒「若狭麗緒でーす!!」
麗緒と空が出し物の司会を務める事になった。
空「まずは晴風の砲雷科と大鳳の兵器要員さんによるモノマネです。」
最初は、晴風と大鳳の兵器要員達によるモノマネであった。
光「それでは小笠原やります!・・・ズゴオォーン!」
光がある砲音の様なモノマネを披露した。
鈴「何のものまね?」
鈴も一体何のモノマネなのか全く理解出来ず、
幸子「あーコアラの鳴き声じゃないですかね・・・」
幸子は全然興味が湧いていない様子で雑なコメントをする。
光「今のは、イージス艦5インチ砲のマネでした。」
光がイージス艦5インチ砲のモノマネをしたのを説明すると
芽衣「おー、似ている!」
志摩「うま!!」
芽衣と志摩には理解出来た様子。
『えっ!?』
鈴、幸子は、光のモノマネを理解した2人を見て驚く。
美千留「武田やります・・・ドォン!」
次は、美千留が光と同じ様に砲音の様なモノマネを披露した。
芽衣「長10cm砲!!長10cm砲!!」
志摩「うぃ!」
美千留のモノマネも芽衣と志摩には直ぐに分かった。。
順子「日置やります!ドォーン!!」
順子のモノマネも砲音の様なモノマネだった。
聡子「今のは52口径11インチ砲ぞな!!」
順子のモノマネに今度は、聡子が分かった。
GF隊員「では今度は、我々大鳳兵器要員によるモノマネです。」
晴風の砲雷科が終わり、続けて大鳳兵器要員達によるモノマネが始まった。
GF隊員「行きます!・・・・ブブブブ・・・・」
芽衣「何?」
志摩「うぃ?」
兵器要員達によるモノマネに今まで理解していた芽衣と志摩が何かと思った。
GF隊員「M61 20mmバルカン(機関砲)砲だ!!」
だが、他のGF隊員達には、直ぐに20mm機関砲の音だと分かった。
芽衣「バルカン砲?」
志摩「うぃ?」
芽衣と志摩には、今の音が20mm機関砲だとは、理解できなかった。
GF隊員「続けて行きます・・・・バシュ―ン!!」
続けて今度は、聞きなれたモノマネを披露した。
芽衣「魚雷!!魚雷!!」
芽衣も今度のモノマネが魚雷の発射音だと分かったが
GF隊員「残念!・・・今のはAIM-7 スパローミサイルの発射音でした!!」
残念ながら魚雷ではなく、中射程空対空ミサイルのAIM-7 スパローミサイルの発射音だった。
芽衣「何それ!?魚雷じゃないの?」
魚雷の発射音ではなく、空対空ミサイルだった事に芽衣は驚愕する。
薫(全く・・・この子達にそんなのが分かる訳無いでしょう。)
隣で聞いていた薫は、兵器要員達によるモノマネに呆れる。
美海「ハハハ・・・!!な~にそれ全然分かんねぇぞ!!・・・へぃ!」
後ろの方で美海が酔った感じで何かを言う。
媛萌「御免御免、美海マッチ酔いで・・・」
媛萌が言うには、マチコの魅力に見惚れて酔ってしまった様だ。
晴風と大鳳の兵器要員達のモノマネは、これで終了したが、マニアック過ぎてちょっと滑った感があった。
麗緒「そ、それでは次に参りましょう。」
空「航海科です!」
次は晴風と大鳳の航海科の番となった。
秀子「航海科! 航海ラップをやります!」
秀子、聡子、まゆみ、鶫、慧、美奈、実、信吾の8人がリズムに乗ってラップを歌い始めた。
『私、航海、後悔、公開中!貴方の後悔何ですか!?』
まず歌っている5人がまゆみを指さす。
まゆみ「私の後悔知ってるかい?ついついしちゃった日焼けだよ!」
まゆみが後悔した事を暴露する。
『そりゃするね!後悔するね!しちゃうよね!』
航海科の 航海ラップを見て、晴風の生徒達とGF隊員達は、盛り上がる。
『私、航海!後悔!公開中! 貴方の後悔何ですか!?』
美甘「えっ!え…私!?」
次は、美甘が指名された。
美甘「えーと、えーと・・・見たいドラマの録画をね・・・忘れてきちゃったことかしら・・・」
『貴方の後悔何ですか!?』
続いてあかねが指名され
あかね「えっと・・・航海中に425g体重が増えた事!!あぁ、言っちゃった・・・/////」
あかねは、航海中に体重が増えた事を暴露する。
『おっと後悔2倍だね!』
幸子「流石主計科、細かいですね!」
あかねの細かい事に幸子が褒めたたえる。
『貴方の後悔何ですか!?』
次は、ほまれを指名する。
ほまれ「えやだぁ・・その・・・実習に来る前幼馴染に告られたんだけど返事せずに逃げちゃった事・・・」
『ええ・・・・・・!?』
ほまれの後悔の告白は衝撃的だった。
美甘「聞いてない!聞いてない!」
あかね「誰!?誰!?」
美甘とあかねがほまれに、誰に告白されたのかと詰め寄る。
なのは「相手は、イケメン!!」
フェイト「ちょっとなのは!」
恋に関して興味あるのか他の生徒やGF隊員達もほまれに如何いった状況だったのかを尋ねる。
美千留「ちょっと今しなよ!」
麻侖「そうでぇい!そうでぇい!」
『してみな、してみな、やってみな!』
ほまれは、言われた通り携帯で告白された幼馴染みに告白の返事をメールで送る。
ほまれ「・・・と言う事でメールをしたら返事が来ました。」
暫くして、返事のメールが来た。
『返事は?返事は?何なのよ!?』
ほまれ「御免…他に好きな子ができたって…」
返事は、NOで既に他に好きな人が出来ていた。
彼女の目には薄っすら涙が見える。
『ええ・・・・・・!!』
ほまれの返答にまたもや衝撃が走る。
まゆみ「うわぁ‥‥ご、御免!」
鶫「私達が後悔しているよ・・・」
『私達、航海、後悔、公開中・・・・・・』
歌いながらほまれに謝る航海科だった。
麗緒「え~・・・次は、大鳳乗員によるライブです!」
次は、なのはとフェイトによるライブ演奏。
なのは「行くよフェイトちゃん!」
フェイト「うん、なのは!」
なのはとフェイトが舞台に上がる。
なのは「ちょっと借りるね!」
麗緒「えっ!?」
司会の麗緒と空からマイクを拝借し
なのは「皆・・・!!此処からは・・・!!」
フェイト「私達2人がお相手します!!」
2人は、晴風の生徒やGF隊員達の前で踊りながら歌を披露した。
『おお・・・・・・!!』
2人のライブを見て、生徒や隊員達は、盛り上がる。
GF隊員「なのは隊長最高!!」
GF隊員「フェイト隊長素敵です!!」
GF隊員達の中から2人のファンが最高や素敵だと大声を上げる。
やがて最後に2人がポーズをとると
『うおぉ・・・・・・!!』
晴風の生徒やGF隊員達は、大声を上げながら拍手する。
なのはとフェイトによるライブ演奏は、終了した。
麗緒「次は砲術長・水雷長による漫才です。」
空「どうぞ!」
舞台袖から芽衣と志摩が黒いドレスに頭に奇抜な被りものと胸に何かしらの詰め物をして舞台の上に出てきた。
薫(言われないと誰だかわからない格好ね)
薫は2人の衣装の感想を心の中で述べる。
芽衣「初めましてメイタマでーすっ!」
志摩「す・・・」
美海「待ってましたメイタマでぇい・・・!!」
媛萌「美海ってば!」
百々「酔いざましに水でもぶっかけるすかね!」
2人のかっこに美海は、相変わらず酔っていたので、百々が酔いざましに水でもぶっかけようと思った。
とは言え、2人の漫才が始また。
『51音マンボウ!・・・はぁ!・・・ちゃちゃちゃか、あかさたな、はまらわや・・・う!』
芽衣と志摩は、自分達で考えたのか、51音マンボウを歌う。
芽衣「ビックリのア行~」
先ずビックリの漫才から
志摩「あっ!こんな所にケーキが食べちゃお。ムシャムシャ‥‥ごっくん」
芽衣「それ腐ってるよ!」
志摩「え!」
芽衣「お腹壊すよ!」
志摩「う!」
芽衣「トイレ一杯だったよ!」
志摩「え!」
芽衣「間に合わないかもね!」
志摩「お・・・」
『ハハハ・・・・・・!!』
光「バズーンと来たね・・・!!」
美千留「私達の砲術長が人前であんなに・・・!!」
順子「バキュンと感動した・・・!!」
2人の漫才に生徒や隊員達は爆笑し、特に砲術員の光、美千留、順子の3人には、かなり受けた様だ。
芽衣「あかさたな、はまらわや・・・」
志摩「う!」
芽衣「ヒステリック家業・・・!」
続いてヒステリックな家業の漫才。
志摩「貴方お帰りな・・・」
芽衣「ただいま」
志摩「か・・・!?肩に女の髪の毛が・・・!?」
芽衣「でじゃれ付いたんだよ・・・」
志摩「キィィ・・・!!女の口紅が・・・!?」
芽衣「でじゃれ付いたんだよ・・・」
志摩「くぅ・・・!!パンツが裏がっえてる・・・!?」
芽衣「でじゃれ裏返ったんだよ・・・」
志摩「もう結構!」
『ハハハ・・・・・・!!』
更に2人の漫才を見て、晴風の生徒やGF隊員達は、爆笑から大爆笑に盛り上がる。
薫と明乃は、大爆笑する晴風の生徒やGF隊員達を見て、皆が赤道祭を楽しんでいる事に安心した顔をする。
そんな時
幸子「艦長!?」
明乃「あっ!?」
突然、幸子に呼ばれ向くと
幸子「いよいよ次、自分達の番ですね!!」
明乃「あっ!?・・・ん!」
如何やら、次は、明乃達艦橋組の番の様だ。
麗緒「それでは、次は艦橋メンバーによる劇!!」
空「仁義ある晴風です!」
艦橋組の出し物は、幸子の自信作、仁義映画を元にした劇だった。
薫(やっぱり仁義だ!!)
薫は、幸子が考えた出し物が仁義だと分かっていた。
とは言え、舞台は一気に暗転し舞台にスポットライトが照らされると其処には
鈴「くっくっくっ、これで晴風もワシらのシマだ!」
羽織を着た組の頭の役をした鈴がその頭になりながらセリフを言う。
明乃「うまくいきましたね親分!」
鈴の隣で膝を付きながら鈴の部下役をしてる明乃が居た。
其処に
幸子「待てや!」
ましろ「待てや・・・」
今度は、同じく羽織を着た組の頭の役をした幸子と幸子の部下役をしたましろが姿を見せる。
鈴「おぉ・・!!何だ・・・晴風のイモか?」
薫(知床さんって、結構この役にあってるみたい!?)
薫は、鈴がこういった劇に関して恥ずかしいと感じるかと思ったが意外とノリが良く、感心する。
幸子「晴風乗員はイモかもしれんがのう・・・相手の風下に立った事は一度もないんじゃあ!」
幸子は、劇画見たいな顔をして、一度もないんじゃあと叫ぶ。
ましろ「ないんじゃあ!」
ましろは、緊張しながら叫ぶ。
鈴「ほぉ~来るならこいや・・・!」
明乃「こいや・・・!」
鈴「根性注入しちゃる!」
鈴が腰に差していた小道具の刀で幸子に斬りかかろうとした。
ましろ「頭!!」
バサー!!
ましろ「わぁ!!」
幸子を庇ってましろが斬られる。
幸子「しろの!?しっかりせんかい!」
ましろ「頭…頼むけん…仇討ってくっせぇ…」
ましろは幸子の腕の中で息を引き取る。
こうして、やはり仁義のない感じの劇になり、この劇は幕を閉じた。
麗緒「それでは、最後に教官による新体操演技です!」
空「どうぞ!」
最後の出し物として、薫による新体操の演技が披露された。
舞台の上にレオタード(水色の上衣と白のスカート付き)姿で手には、青色いリボンを付けたスティックと2本の青色のクラブ、青色のボールを持った薫が現れた。
ましろ「教官・・・」
明乃「はぁ・・・!」
化粧しているせいか、薫の姿にましろや明乃は、見とれてしまう。
そして、クラブとボールを下に置き、リボンだけを持って皆の前で一礼をし、演技が始まった。
最初の演技は、リボン演技。
薫は、スティックに付けたリボンを巧みに操りながら、演技を披露する。
『ああ・・・・』
薫の演技は、雅に神技で踊っているのにリボンは、怯まず動かしている。
更に片足を手で押さえ、もう一つの片足で立ったままリボンをグルグル回す。
晴風の生徒やGF隊員達は、薫の演技の美しさに見とれてしまう。
リボン演技が終了し、続いてクラブ演技。
リボンからクラブに換える。
左右のクラブを振りながら、演技をする。
そして、左右のクラブを上に投げ、クラブが降りて来るまでに演技を披露し、グルグル回りながら降りてきたクラブを見事にキャッチする。
芽衣「凄い!凄い!」
志摩「うぃ!」
グルグル回りながら降りてきたクラブを見事にキャッチした事に2人は驚く。
最後は、ボール演技
ボールを足で上に投げ、一回転した後手でキャッチ。
更にボールを片手で持ったまま片足を上げて回る。
その後、ボールを手や足で投げ、踊りを披露した。
全ての演技が終わり、晴風の生徒やGF隊員達は拍手する。
そんな中
麻侖「クロちゃん!」
洋美「何?」
麻侖「さっきさ・・・クロちゃんが探しに来てくれて嬉しかったよ!」
自分が拗ねた時に洋美が探しに来た事を麻侖は、嬉しかった。
洋美「ん・・・」
麻侖「晴風に乗ってから・・ずっとクロちゃんは、宗谷さん、宗谷さんだったからな・・・」
洋美「麻侖!」
麻侖「だからさ、今のクロちゃんの気持ちよく分かる。」
洋美「あっ・・・」
麻侖「其処でだ!・・・クロちゃんがスカッとする様な事考えたでぇい!!」
麻侖は、洋美の不満を解消する様な事を思い付く。
洋美「えっ?」
果たして、麻侖が思いついた事とは
晴風、後部甲板
麻侖「最後は、相撲大会で決めるんでぇい!」
麻侖が思いついた事とは、晴風生徒達による相撲大会をする事だった。
甲板には、マットで作られた土俵が設置され
麻侖「東~まりこうまる~」
右に冬用体操服とジャッジを着てまわしを付けた楓が立ち。
麻侖「西・・・くろのふじ・・・」
左には、夏用体操服を着た洋美が立つ。
理都子「これは、まりこうの勝ちだよね・・・」
留奈「いやいや・・」
殆んどは、楓が勝つと思った。
麻侖「はっきよーい!!・・・のこった!!」
麻侖の号令のもと2人は、お互いにが綱を取り合ったが、洋美が咄嗟に楓のまわしを掴み投げ飛ばした。
麻侖「くろのふじの勝ち・・・!!」
勝負の結果、洋美が勝った。
果代子「おおさかてん!?凄い技使うな・・・」
洋美が披露した技に驚愕する。
理都子「詳しいねかよちゃん!」
果代子「おじいちゃんが相撲好きで」
留奈「クロちゃん地元の女相撲大会で優勝してんだって・・・」
留奈が言うには、洋美は、相撲では相当強いみたいだ。
GF隊員「凄っげ!!あんな譲ちゃんがあんな技を使うとは、驚きだぜ!!」
GF隊員「雅に見た目だけでは、侮れませんね。」
GF隊員達も洋美の凄さに驚愕していた。
その後、洋美は連勝し続け、遂に決勝までたどり着く。
空「さあ~いよいよ決勝戦です!・・・類い真似な技のオンパレードで順調に勝ち抜いた機関科黒木洋美とラッキーラッキーで決勝戦に進んだ艦長!岬明乃!」
決勝の相手は、ラッキー続きで勝ち進んだ明乃だった。
GF隊員「あの艦長・・・小さい割には、以外と運が良いんだな・・・」
GF隊員達の中には、明乃の幸運に関心を持っていた。
麻侖(ふん・・・艦長の相手は、弱そうな相手が来るよう組んだんでぇい!)
如何やら、洋美と明乃を戦わせる為に麻侖が最初から図った事だった様だ。
麻侖「さ~あ~いくぜ!!」
とは言え相方は、構える。
麻侖「はっきよ・・・・い!!・・・のこった!!」
麻侖の号令のもと勝負は、一瞬で決まった。
理都子が言う10年に1度の大技「外無双」で明乃は、投げ飛ばされ土俵に叩き付けられた。
麻侖「優勝!くろのふじ・・・!!」
10年に1度の大技で洋美が優勝した。
投げ飛ばされた明乃は、土俵の上で目を回していたが
明乃「ん!?」
側に洋美が近づいてきて明乃に手を差し伸べる。
明乃「はっ!?・・・・ん」
差し伸べた洋美の手を明乃は、喜びながら握り起き上がる。
明乃「ありがとう!」
洋美「ん!」
2人は、お互いに感謝し握手する。
薫(良かった!・・・これで黒木さんは、岬ちゃんの事を認めた見たいね!)
薫は、2人を見て、ようやくお互いに認めた様だと喜ぶ。
麻侖「ふむ・・・よーし! じゃあこれで終了!!」
麻侖が赤道祭の終わりを告げると
生徒達の中から美波が手を挙げた。
麻侖「ん?・・・ 如何しんでぇい美波さん?」
麻侖は、手を挙げた美波に問う。
美波「私だけまだ、何もやってない・・・」
美波は、まだ自分は何もしていないと言う。
確かに美波は、赤道祭でまだ何もしていない。
『えっ!?』
美波がその事を言うと皆が少し引いた。
空「えーと・・・美波さん何かする気?」
麗緒「ちゅ、注射とか・・・?」
美波は物静かな人ではあるが、マッドサイエンティストな部分がある為、皆は警戒する。
美波「最後に皆で歌いたい・・・我は海の子」
美波の出し物は、皆と一緒に我は海の子を歌いたいと言う事だった。
麻侖「何でぇい随分可愛い歌を歌うじゃねぇか!」
空「民謡とか演歌じゃないんだ。」
麗緒「もしかして、自分の子供に聞かせてた?」
美波の出し物に皆は、年上なのに随分子供みたいな歌を歌うんだなと馬鹿にするが
美波「私はまだ12歳だ。」
『え・・・?ええぇ・・・!?』
空「12歳・・・?」
麗緒「マジ!?」
芽衣「嘘だ!」
志摩「嘘・・・!」
ましろ「てっきり年上かと・・・」
生徒達は、美波の年齢を聞いて驚愕する。
それもその筈、美波は、大学生を出ていたので皆は、てっきり年上かと思っていたのだ。
薫「あれ?・・・皆、分からなかったの?」
薫は、皆が美波を見て、てっきり年下だと分かっていたかに見えた。
ましろ「教官は、知ってたんですか?」
薫「うん、だって私・・・生徒の資料を持っているから・・・ほら!」
薫は、資料を記載したタブレットを皆に見せる。
麗緒「ホントだ!?」
空「でも如何して?」
美波「飛び級して大学に入ったからな・・・兎に角歌うぞ!・・・みなさんのもご唱和ください!!」
そう言うと美波が我は海の子を歌い出す。
それに続いて生徒達も歌いす。
フェイト「私達も・・・」
なのは「そうだね!」
GF隊員達も薫や晴風の生徒達を見て、一緒に歌い出す。
暫く我は海の子を歌い続けた後、赤道祭は終了した。
画して、赤道祭は幕を閉じ、いよいよ最終決戦の時が近づいていた。
そして、奴も
太平洋のとある海域
ゴォォォォ・・・・・!!!
例の巨大生物も何かに引き寄せられるかの如く何処かへと向かっている。
果たして、何所へ向かっているのか?