ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第31章 ラストバトルでピンチ! (後編)

5月5日

 

13:00

 

伊豆半島東方沖

 

フィリピンに居る筈の武蔵が突如、日本近海に出現。

 

災厄な事にブルーマーメイドの主力の殆んどがフィリピンに展開していたので、直ぐに向かえるのは、九州沖に展開中だった平賀部隊とフィリピンから日本近海に向かっていた白鳳、そして、小笠原沖を航行中だった晴風のみだった。

 

両艦は、伊豆半島東方沖で遭遇、戦闘へと突入した。

 

戦況は、平賀部隊と白鳳に有利な状況だったが、RATによるEMPの影響で、電子機器が使用不能に追い込まれてしまう。

 

戦況は、不利に陥り、白鳳は撤退、平賀部隊は全滅、武蔵の浦賀水道侵入まであと20分を残すのみになった。

 

戦況不利を知った横須賀女子海洋学校の真雪は、学校艦を使って武蔵を止める作戦に出る。

 

しかし、残っていた晴風が単独で武蔵を足止め作戦を実行。

 

だが、武蔵の圧倒的な火力に絶体絶命に陥る。

 

その時、横須賀女子海洋学校所属の増援部隊が救援に駆けつけて来た。

 

更に龍之介も駆け付けて来て、絶体絶命から有利に代わるも、武蔵との戦闘は、熾烈さを増し、乗り込む事が出来ない。

 

其処で晴風は、噴進弾による目暗まし戦術を図る。

 

結果は、大成功、晴風は、無事に武蔵に接舷、艦橋に立て籠もっていた艦長のもえか以下数人とウィルスに感染した教員のはやてと生徒達の救出する。

 

画して、戦いは、終わりを見せたが

 

ヒュ・・・・ン

 

『あっ!?』

 

ドーン!、ドーン!、ドーン!

 

突如、何所からか砲弾が降って来て、付近に水柱が舞う。

 

戦いは、まだ終わっては、いなかったのだ。

 

武蔵、甲板

 

薫「な、何!?」

 

次郎「な、何だ!?」

 

龍之介「・・・・」

 

『・・・・』

 

いきなりの砲撃に龍之介達と生徒達は、驚愕する。

 

てんじん、艦橋

 

功「な、何が如何なっているんだ?」

 

古庄「砲撃は何所から?」

 

副官「分かりません!」

 

てんじんでも何所から砲撃して来たのか分らなかったが

 

てんじんのレーダー主「レーダーに感あり!・・・右舷方向に複数の艦影!!」

 

てんじんのレーダーが右舷前方に複数の艦影を捉えた。

 

それを聞いた古庄達、武蔵の甲板に居た龍之介達は、右舷方向を見る。

 

すると海上に艦艇らしきものが多数出現した。

 

出現した艦のマストには、旗が上がっていた。

 

アドミラル・グラフ・シュペー、艦橋

 

ミーナ「雅か、あれは・・・」

 

テア「あっ・・・」

 

ミーナが双眼鏡でその旗を見た瞬間、驚く。

 

その旗は、白と赤の線と50個の星マークが描かれていた。

 

それは、正しくアメリカの国旗

 

つまり、出現した艦艇は、アメリカの艦艇だった。

 

新たに出現したのは、ハワイから出撃したウィリアム・ボガート中将が率いる米太平洋艦隊だった。

 

米太平洋艦隊

 

旗艦原子力巡洋艦ロングビーチ

 

原子力巡洋艦ベインブリッジ

 

巡洋艦ベルナップ、ジョセファス・ダニエルズ、ウェインライト、ジョーエット

 

駆逐艦バリー、ジョン・ポール・ジョーンズ、カーティス・ウィルバー、スタウト、ジョン・S・マケイン、ミッチャー、ラブーン、ラッセル、ポール・ハミルトン、ラメージ、フィッツジェラルド

 

強襲揚陸艦ワスプ、ボクサー

 

補給艦サプライ

 

その数20隻以上、救出した武蔵と増援部隊を包囲する状態で陣形を組む。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

真霜「な、何故米軍が?」

 

突如出現した米艦隊に真霜達も驚愕し、何故現れたのか分らなかった。

 

横須賀女子海洋学校、艦橋

 

真雪「!!!!」

 

真雪も米艦隊出現に困惑していた。

 

てんじん、艦橋

 

てんじんの通信主「米艦から通信が入っています!!」

 

やがて、てんじんに米艦から通信が入る。

 

古庄「スピーカーに流して・・・」

 

ボガート『・・・此方は、アメリカ太平洋艦隊司令のウィリアム・ボガート中将だ!・・・ブルーマーメイド並びに横須賀女子海洋学校所属艦に告げる・・・貴官らは苦難の中、武蔵を止めた・・・我々からもおめでとうを言わせて貰おう・・・ついては、武蔵及びその乗員とRATを此方に引き渡してもらいたい・・・』

 

何と米軍からの要求は、救出した武蔵とその生徒の引き渡し、更に捕獲したRATも引き渡しを要求して来た。

 

功「な、何だと!?」

 

副官「そんな、勝手に!?」

 

武蔵とその生徒の引き渡し、更に捕獲したRATも引き渡しに功と副官は、反発し

 

古庄「横須賀女子海洋学校の指導教官の古庄です・・・武蔵は、既に我が校が救出しています・・・また、捕獲したRATについては、既にブルーマーメイドに引き渡して処理する事が決まっています・・・引き渡す必要はありません」

 

古庄もボガートに対して、その必要はないと拒否するが

 

ボガート『そんな事は問題ではない!!・・・直ちに引き渡せ!!』

 

ボガートは、そんな事は問題ではないと言って、引き渡せを強行する。

 

古庄「抗議します!!・・・本作戦の指揮は、私に委ねられております・・・よって、武蔵の生徒及びRATの引き渡す必要はありません!!」

 

それに対して、古庄は、再度引き渡しはしないと抗議する。

 

ボガート『・・・引き渡しを拒否するならば・・・此方も実力を持って、強行する・・・抵抗するなら、貴官らを撃沈する・・・』

 

ボガートは、引き渡しを拒否するならば実力を持って、強行すると言って、更に抵抗するなら、貴官らを撃沈するとまで警告して来た。

 

武蔵、甲板

 

次郎「撃沈!?・・・米軍の奴ら・・・本気なのか!?」

 

薫「相手は学生艦なのに!?」

 

龍之介「・・・・」

 

国土交通省、国土保全委員会

 

委員会幹部A「これは、如何いう事ですか深町国交相!?」

 

米軍の要求と警告に委員会の幹部は、驚愕しながら深町を問い詰めるが

 

深町「私にも分からない・・・だが、米軍は、本気だ・・・・キング大統領にホットラインを・・・」

 

深町にも分からず、如何いう事なのか分らず、キングとの電話会談を開く。

 

武蔵、甲板

 

龍之介「・・・それが奴らのそもそもの目的なのかもな・・・」

 

薫「如何いう事兄さん?」

 

龍之介「真霜から聞いたんだが、そもそも事件の原因になったRATは、アメリカが作った生物兵器から生み出されたものらしい・・・」

 

龍之介は、真霜からの情報を薫と明乃、もえかに言う。

 

薫「えっ!?じゃ!」

 

龍之介「おそらく奴らに引き渡しせば・・・生徒達は、保護と言う形で捕獲したRATと一緒に処分されるだろう・・・運悪ければ実験台にされるかもな・・・」

 

そして、米軍の魂胆も見抜いていた。

 

もえか「そんな・・・そんな事が許される訳が・・・」

 

米軍の企みにもえかは、そんな事が許される訳がないと言い張るが

 

龍之介「それがアメリカだ!・・・何をやっても大国だから許される・・・・」

 

龍之介は、もえかにそれがアメリカのやり方だと言って、悔しがる。

 

ホワイトハウス、会議室

 

一方、ホワイトハウスの会議室では、キングと深町が電話会談を行っていた。

 

キング「ハローミスター深町!・・・貴方から直接電話を頂けるとは、驚きですな・・・」

 

深町『大統領閣下・・・直ぐに艦隊への引き上げ命令を出してください!!』

 

深町は、キングに直ぐに艦隊の引き上げ命令を出すよう要求するが

 

キング「それは、できない相談ですな・・・ミスター深町!」

 

キングは、拒否する。

 

深町『大統領閣下!・・・相手は、学生なんですよ!!・・・それに民間人を殺せば貴国の国際問題になりますよ!!』

 

深町は、学生艦を撃沈するば、国際問題になると訴えるが

 

キング「その事ならご心配なく・・・既に世界には、横須賀女子海洋学校の生徒は、日本政府が極秘に制作した新種のウィルスに侵されている・・・よって我国は、全世界の感染を抑える為、横須賀女子海洋学校の艦艇及び生徒を一時的に保護するとね・・・」

 

それに対して、キングは、既に横須賀女子海洋学校の生徒は、新種のウィルスに感染している事、そして、それを日本政府が極秘に開発したと偽の情報を世界に流し、手を打っていたのだ。

 

深町『あ、貴方と言う人は・・・』

 

キング「では、これで・・・せいぜい他の国との対応に頑張る事ですな・・・」

 

そう言って、キングは、電話を切る。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

委員会幹部B「深町国交相・・・」

 

深町「・・・最早・・・」

 

委員会幹部C「えっ!?」

 

深町「最早・・・総理は不要と言う訳か・・・あれだけ利用するだけ利用しやがって・・・この・・・この人間のクズ野郎が!!」

 

あれだけ田沼を利用するだけ利用して、あっさりと切り落とし、更に汚名まで着せて悪者にした。

 

そんなキングのやり方に深町は、怒りを露にする。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎

 

真霜「如何すれば良いの・・・」

 

この状況では、ブルーマーメイドの主力部隊は、まだフィリピンに展開中で更に付近にいる平賀部隊は、壊滅状態。

 

とても米太平洋艦隊とは、戦えない状態だ。

 

更に空母大鳳もまだ九州沖を北上中で例え艦載機を発進しても間に合わない。

 

如何すれば良いのか真霜は、迷う。

 

てんじん、艦橋

 

副官「攻撃しましょう!!・・・このまま生徒を渡す訳には・・・」

 

てんじんでも副官が米艦隊を攻撃をしようと言うが

 

功「冷静に馴れ・・・学生に米軍と戦えと言うのか・・・無謀だ!・・・しかも此方は、旧式で、あちらは、最新式!・・・とても勝ち目はない・・・」

 

功は、米軍相手に勝ち目はないと言って、副官を止める。

 

古庄「ん・・・・」

 

古庄も如何すれば良いか迷っていた。

 

原子力ミサイル巡洋艦ロングビーチ、艦橋

 

一方、米太平洋艦隊旗艦の原子力ミサイル巡洋艦ロングビーチの艦橋では、ボガートがてんじんからの応答を待っていた。

 

ボガート「大統領からの指示は?」

 

副官「ありません・・・判断は、我々に委ねられています!」

 

キングからの指示がない以上、判断は、指揮官であるボガートに委ねられていた。

 

ボガート「ん・・・10分後に学生艦1隻を撃沈する!!」

 

ボガートは、見せしめとして、10分後に学生艦1隻を撃沈を命じる。

 

武蔵、艦橋

 

薫「このまま何もしないで生徒を渡すの・・・」

 

このまま何もせず生徒を渡すのか

 

『・・・・』

 

隣で明乃ともえかが心配しそうな顔をする。

 

龍之介「誰がそんな事するか!」

 

薫「えっ?」

 

龍之介「これ以上、奴らの思い通りになって堪るか!!」

 

だが、龍之介は、余りにも好き勝手な米軍に腹が立ち、これ以上、思い通りになって堪るかと宣言する。

 

薫「如何するの?」

 

龍之介「次郎!・・・白鳳は、まだ使えるか?」

 

次郎「大丈夫だ!まだ行ける!!」

 

薫「兄さん雅か!?」

 

龍之介「白鳳のハイパーメ―サー砲で敵に打撃を与え、その隙に学生艦を逃がす!!」

 

龍之介は、白鳳のハイパーメ―サー砲で米太平洋艦隊に打撃を与えて、混乱している隙に学生達を逃がそうと言うのだ。

 

薫「そんな事をしたら、米軍に多数の死者が・・・」

 

龍之介「今そんな事を考えている暇はない!!・・・やるしかないんだ!!・・・薫は、八神とこいつらを連れて避難しろ!!」

 

薫「分かった・・・岬ちゃん、知名さん、手伝って!!」

 

『はい!』

 

薫は、ワクチンで眠っているはやてをおんぶして、明乃ともえか達と一緒に晴風に避難する。

 

龍之介「いくぞ!!」

 

次郎「ああ!」

 

龍之介と次郎が白鳳へと戻ろうとしていた。

 

その時

 

ドォォ・・・・・・!!

 

突然、地震の様な振動が発生し、周囲が揺れる。

 

次郎「な、何だ!!」

 

龍之介「地震か?」

 

突然の地震に龍之介と次郎は、何事かと分からなかった。

 

ピ・・・ピ・・・ピ・・・ピ・・・!!

 

揺れと同時に次郎が持っていた無線機から通信が入る。

 

次郎「如何した?」

 

三郎『艦長!・・・レーダーが浮上してくる物体を確認!!』

 

白鳳のレーダーが浮上してくる物体を探知する。

 

次郎「物体!?・・・敵の潜水艦か?」

 

次郎は、浮上してくる物体が米軍の潜水艦かと察したが

 

三郎『違います!!・・・こ、こんな巨大な物体は・・・艦船などではありません!!』

 

浮上してくる物体は、潜水艦ではなく、より巨大な様だ。

 

てんじん、艦橋

 

古庄「な、何!?」

 

やがて、横須賀女子海洋学校の増援部隊と米太平洋艦隊の間の海面が膨らみ

 

其処から生物の背びれと尻尾の様なものが出現する。

 

武蔵、艦橋

 

龍之介「雅か・・・・奴か!?」

 

その背びれと尻尾を見た瞬間、龍之介は、奴だと確信する。

 

そして、龍之介達の前に、その巨大生物は、姿を現した。

 

その姿は、まるで恐竜で、全身が黒く、青白く光る背びれ、大きさが100m程の巨体な生物。

 

次郎「ご、ゴジラ!?」

 

その巨大生物は、正しく龍之介達が探していたゴジラだった。

 

てんじん、艦橋

 

功「ば、馬鹿な!?・・・何故ゴジラが此処に?」

 

ロングビーチ、艦橋

 

副官「何だあれは!?」

 

みくら、艦橋

 

平賀「何なの、あれ?」

 

ゴジラ出現に各所が驚愕する。

 

晴風、艦橋

 

芽衣「何あれ!?」

 

志摩「うぃ・・・」

 

ましろ「生き物なのか・・・・」

 

晴風でもましろ達がゴジラを見て、驚愕していた。

 

武蔵、甲板

 

もえか「生き物なの?」

 

明乃「もかちゃん!」

 

そして、晴風に避難し様としていたもえかと明乃もゴジラを見て、唖然とし

 

薫「あれは・・・・ゴジラ!?」

 

薫もゴジラを見た途端、恐怖に怯える。

 

出現したゴジラは、吠えながら、周りを見る。

 

その目は、まるで獲物を探しているかの様な目だ。

 

龍之介「次郎、無線機を貸せ!」

 

次郎「は、はい!」

 

龍之介は、次郎から無線機を借り

 

龍之介「・・・此方はブルーマーメイド艦隊指揮官の山本龍之介だ・・・てんじん以下の横須賀海洋学校艦艇及び米艦艇に告ぐ!・・・現在出現した巨大生物に対しての攻撃は、控えろ!・・・繰り返す!・・・攻撃は、するな!!・・・」

 

横須賀海洋学校艦艇及び敵である米太平洋艦隊に対して、ゴジラへの攻撃を控えろと命じる。

 

龍之介は、ゴジラが攻撃した相手に必ず攻撃してくる事を知っていた。

 

だから、予め現場にいる艦艇にゴジラへの攻撃を控えろと命じたのだ。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

真霜「龍之介・・・・あれが・・・貴方が言っていた・・・ゴジラなのね!」

 

真霜は、龍之介からの警告を聞いて、出現した生物がゴジラだと認識する。

 

てんじん、艦橋

 

古庄「全艦に通達!・・・先程出現した巨大生物には、攻撃を控える様に!」

 

副官「分かりました。」

 

龍之介の警告を聞き、てんじん以下の横須賀海洋学校艦艇やアドミラル・グラフ・シュペーは、攻撃を控える。

 

だが、それを無視する部隊が有った。

 

米太平洋艦隊である。

 

ロングビーチ、艦橋

 

副官「いかがいたしましょうか?」

 

ボガート「たかが巨大なトカゲに何を怯える・・・攻撃だ!!・・・我々の邪魔をする者は、容赦なく排除する!」

 

ボガートは、龍之介の警告を無視し、更にゴジラを侮って、攻撃を命じる。

 

副官「はっ!・・・総員戦闘配置に着け!!」

 

ボガートの命令のもと、米太平洋艦隊は、包囲を解き、攻撃の照準をゴジラに向ける。

 

そうとも知らずにゴジラは、唯、その場を動かない。

 

そして

 

ロングビーチ、艦橋

 

ボガート「Volley!!」

 

米太平洋艦隊は、一誠に砲撃を開始!

 

砲弾が次々とゴジラの頭部に命中する。

 

てんじん、艦橋

 

てんじんのレーダー主「米艦が発砲!」

 

功「馬鹿たれが!!・・・警告を無視しおって!!」

 

武蔵、甲板

 

龍之介「警告を無視しやがって・・・」

 

次郎「馬鹿たれが!!」

 

警告を無視した米太平洋艦隊に龍之介は、腹をかく。

 

とは言え、米太平洋艦隊の砲撃は、次々と命中、更に最新式の対艦ミサイルが次々と発射されゴジラの頭部に命中する。

 

だが、想像通り、そんな攻撃は、ゴジラには、全く通用しなかった。

 

米太平洋艦隊の圧倒的な火力にゴジラは、ビクともせず、逆に今度は、ゴジラが米太平洋艦隊に向かってきた。

 

ロングビーチ、艦橋

 

ロングビーチのレーダー主「巨大生物が此方に向かってきます!!」

 

副官「なんて奴だ!?・・・あれだけの攻撃をくらっても死なないとは・・・ば、化け物だ!!」

 

圧倒的な火力にビクともしないゴジラを見て、艦橋にいる者は、驚愕していた。

 

ボガート「怯むな!攻撃を続行しろ!!」

 

それでもボガートは、攻撃を続行しろと命じる。

 

無駄な足掻きだ。

 

それを知っているかの様にゴジラの目が攻撃してくる米太平洋艦隊を睨む。

 

そして、ゴジラの背びれが青く発光し

 

武蔵、甲板

 

龍之介「やばい!?伏せろ!!」

 

ゴジラの背びれが青く発光した瞬間、龍之介は、熱線が来ると予測し、薫ともえか、明乃に伏せるよう命じる。

 

薫は、急いで2人を伏せさせる。

 

次の瞬間

 

背びれ発光の1秒後にゴジラの口から熱線が米太平洋艦隊に向けて放射され

 

『うわぁ・・・・!!』

 

熱線によって、艦隊の半数が一瞬で全滅し、辺りが火の海へと一変する。

 

武蔵、甲板

 

もえか「酷い!?」

 

明乃「・・・・」

 

薫「ん・・・」

 

余りの惨酷さに3人は、恐怖に怯える。

 

てんじん、艦橋

 

古庄「・・・・」

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

真霜「な、何て破壊力なの!?」

 

ゴジラの熱線の破壊力に各所は、驚愕する。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

委員会幹部C「す、凄い!?」

 

委員会幹部A「あの米軍が一瞬に!?」

 

委員会幹部B「深町国交相!・・・これが彼らが言っていたゴジラなのですか?」

 

委員会の幹部達もゴジラの脅威に驚愕し

 

深町「そうだ・・・我々は、出会ってしまった・・・最大の恐怖に・・・」

 

深町は、最大の恐怖だと言って、困惑する。

 

とは言え、ゴジラの熱線で米太平洋艦隊は、半数が全滅し、辺りは、火の海になっていた。

 

ロングビーチ、艦橋

 

ロングビーチの通信主「巡洋艦ベルナップ、ジョセファス、ウェインライト消滅!・・・駆逐艦バリー、ジョン・ポール・ジョーンズ、カーティス・ウィルバー、スタウト、ジョン・S・マケイン消滅!・・・強襲揚陸艦ワスプ及び巡洋艦ベインブリッジ炎上中!!・・・生き残った艦艇は、各艦の生存者を救助中!!」

 

米太平洋艦隊の被害は、甚大で、生き残った艦艇は、各艦の生存者の救助に当たるあり様だった。

 

ホワイトハウス、会議室

 

ホワイトハウスでも米太平洋艦隊の被害が報告されていた。

 

大統領補佐官「大統領閣下・・・完敗です!」

 

キング「ば、馬鹿な!!」

 

米太平洋艦隊の壊滅にキングは、驚愕する。

 

米太平洋艦隊を壊滅に追いやったゴジラは、壊滅した米太平洋艦隊を残し、北東へと向かう。

 

武蔵、甲板

 

次郎「何所へ向かうきだ?」

 

龍之介「このままの進路だと・・・・・・不味い!?」

 

進むゴジラの方向を見て、龍之介は、ある予測をする。

 

龍之介「このまま行けば、奴は、東京へ向かう!!」

 

『えっ!?』

 

龍之介の予測は、当たっていた。

 

ゴジラは、確実に東京へと向かっていた。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

BPF隊員「巨大生物!・・・進路を北東へ・・・・東京へ向かう模様!」

 

真霜「何ですって!?」

 

作戦本部でもゴジラが東京へ向かっている事を察知していた。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

国交職員『宗谷監督官からの報告でゴジラが此方に向かってるとの事です!!』

 

そして、国土保全委員会でも真霜からの報告が齎されていた。

 

委員会幹部A「避難状況は、如何なっている?」

 

国交職員「現在、避難を続行しています・・・」

 

武蔵侵入以来、警報は、出したままで、市民の避難は、続けていた。

 

委員会幹部B「何とかならないんですか深町国交相!・・・奴を止めるとか?」

 

深町「止める!?・・・如何やって奴を止めるんだ?・・・先のを見ただろう!・・・我々の技術では、奴に太刀打ち出来る訳がない!!・・・ましてや、戦力も無い、この状況でどう戦うんだ?・・・それより今は、1人でも多くの市民を避難させる事が先決じゃないのか!!」

 

深町の言う通り、今の技術でゴジラと戦うなど自殺行為だ。

 

ましてや、先の武蔵との戦闘で傷ついているのに、戦う事などできない。

 

ならば、それより今できる事は、1人でも多くの市民を避難させる事が先決だと委員会の幹部を説得する。

 

委員会幹部B「分かりました・・・急がせます!!」

 

委員会幹部も納得し、市民を避難を急がせる。

 

そんな時

 

国交職員『横須賀女子学校からホットラインです!!』

 

またしても、真雪からの電話連絡が入って来た。

 

深町「ん?」

 

真雪『校長の宗谷真雪です・・・深町国交相・・・私は・・・横須賀海洋学校を使って・・・ゴジラの侵入を阻止します!!』

 

真雪は、再び横須賀女子海洋学校のフロート艦を使って、ゴジラの侵入を阻止するつもりだ。

 

深町「無駄だ宗谷校長!!・・・そのような作戦では、ゴジラは、止められない!!」

 

真雪の作戦に深町は、反対する。

 

真雪『しかし、他に方法が・・・・』

 

だが他にゴジラを止める方法は無い。

 

その時

 

龍之介『1つだけ方法が有る!!』

 

『え?』

 

突然、龍之介からの通信が入って来た。

 

武蔵、甲板

 

龍之介「白鳳と烈風でゴジラを迎撃する!」

 

何と龍之介は、白鳳と烈風でゴジラを迎撃しようと言うのだ。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

真霜「無茶よ!!・・・1艦と1機じゃ、あの怪物には、勝てないわ!!」

 

龍之介の提案に真霜は、反対する。

 

龍之介『だが他に方法はない・・・それに俺達は、Gフォースだ!・・・Gフォースは、ゴジラと戦うのが使命!・・・今がその時なんだ!!』

 

龍之介は、Gフォースの使命だと言って、断固やると言い張る。

 

真霜「龍之介・・・・行かないで!」

 

それに対して、真霜は、行かないでと言う。

 

龍之介『真霜?』

 

真霜「行かないで龍之介!・・・行けば龍之介は、死んでしまいそうな気がするの・・・だから行かないで龍之介!!」

 

このまま龍之介がゴジラと戦えば確実に死ぬ事を真霜には、分かっていたのだ。

 

龍之介『ん・・・・すまないが・・・その命令は、聞けない!』

 

だが、龍之介は、その命令を拒否した。

 

真霜「如何して!?」

 

龍之介『今やらなければ、誰が奴を止めるんだ?・・・俺達しかいないだろう!!・・・それに・・・俺には、守らなければいけないものが有る!』

 

そして、龍之介は、真霜に自分には、守るものが有ると言う。

 

真霜「えっ!?」

 

龍之介『それは、お前だ真霜!!・・・お前を守る事こそ俺がやるべき事何だ!!・・・だから死なない!・・・絶対に生きて帰って来る!!』

 

龍之介の守るべきもの

 

それは、真霜だっと、打ち明け、更に絶対に生きて帰って来ると言って、通信を切る。

 

真霜「龍之介・・・・」

 

それを聞いた途端、真霜は、そのまま画面を見て

 

真霜「・・・必ず・・・必ず生きって帰ってきて!!」

 

そう言って、龍之介の無事を祈った。

 

武蔵、甲板

 

龍之介「行くぞ!!」

 

次郎「何処までも付いて行きますぜ准将!!」

 

次郎は、白鳳へ、そして、龍之介は、烈風へと向かう。

 

薫「2人とも無事で帰って来てね!!」

 

薫も龍之介と次郎の無事を祈りながら見送る。

 

龍之介は、烈風に乗り込み、ゴジラへと向かう。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「準備は、いいか野郎ども?」

 

三郎「いつでも行けますよ!!」

 

次郎「発進!!」

 

白鳳も武蔵との接岸を切り、ゴジラへと全速で向かう。

 

一方、ゴジラは、進路変わらず東京へと目指していた。

 

烈風、操縦席

 

龍之介「俺が奴の注意を曳き付ける・・・その間に白鳳は、ハイパーメ―サー砲で奴の足を止めろ!!」

 

白鳳、艦橋

 

次郎「了解!・・・ハイパーメ―サー砲発射準備!!」

 

白鳳の艦首部分が開き、ハイパーメ―サー砲の発射準備をする。

 

烈風は、全速でゴジラに接近

 

30mm機関砲でゴジラの頭部を攻撃する。

 

30mm機関砲の射撃に気づき、ゴジラは、動きを止め、此方を向く。

 

烈風、操縦席

 

龍之介「気づいたか!・・・よ~し!」

 

此方に気づいたゴジラに対し、龍之介は、更に頭部を攻撃し攪乱する。

 

攪乱する烈風に対し、ゴジラは、熱線で反撃する。

 

龍之介「!?」

 

龍之介は、巧みに熱線を避けながら、頭部を攻撃続ける。

 

龍之介「良いぞ・・・」

 

ゴジラは、完全に烈風に釘付けの状態

 

その内に白鳳がゴジラの正面へと移動

 

白鳳、艦橋

 

白鳳の射撃主「ハイパーメ―サー砲発射準備完了!!」

 

三郎「遂に・・・この白鳳が・・・我々の艦の力を発揮する時が来たか!!」

 

白鳳の射撃主「目標ロックオン!!」

 

次郎「発射!!」

 

白鳳からハイパーメ―サー砲がゴジラ目掛けて発射。

 

ゴジラの胸部に命中する。

 

ハイパーメ―サー砲を受けゴジラは、転倒する。

 

次郎「やった!!」

 

『はっ!?』

 

ゴジラの転倒に付近で見ていた者達は、驚愕する。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

BPF隊員「やったわ!」

 

横須賀のブルーマーメイド庁舎でも、ゴジラが白鳳の攻撃で転倒したのを見て、BPF隊員の1人が歓喜を上げるが

 

真霜「・・・・」

 

真霜は、歓喜を上げず、黙示する。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

『おお・・・!?』

 

現状を映像で見ていた委員会の幹部達は、白鳳の強さに驚くが

 

深町「・・・・」

 

驚く幹部達の中で深町は驚かず、まだ終わっていないと現状を見る。

 

雅にその通りだ。

 

強力な一撃を食らったとは言え、ゴジラは、まだ生きっていた。

 

転倒から体勢を立て直し、烈風から強力な一撃を食らわせた白鳳の方を向く。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「奴がこっちを向いている!・・・再発射用意!!」

 

ゴジラがこっちを向いた事に次郎も気づき、ハイパーメ―サー砲の再発射用意を命じる。

 

そして

 

次郎「発射!!」

 

白鳳から続けてハイパーメ―サー砲が発射、それに乗じて、ゴジラも熱線で撃ち返してきた。

 

双方の攻撃が交差し、強い光を発し、左右へと移動する。

 

『!?』

 

やがて、凄まじい爆発を起こり、ゴジラは、再び転倒し

 

白鳳、艦橋

 

GF隊員「うわぁ!?」

 

GF隊員「武器管制及びシステム破損!・・・ダウンします!」

 

次郎「何!?」

 

その影響で白鳳の機器の殆んどが火花を出し、ダウンする。

 

次郎「ど、如何した!?」

 

更に艦が傾き

 

GF隊員「艦長!・・・機関室が火災!!機関停止します!!」

 

さっきの影響で機関室が火災を起こし、レーザー核融合炉が緊急停止した。

 

白鳳の操舵主「艦長!・・・高度が落ちています!!」

 

機関のレーザー核融合炉の停止でエンジンが止まり、白鳳は、右に傾きながら、降下して行く。

 

武蔵、甲板

 

薫「次郎君!?」

 

その光景を見て、薫は、困惑する。

 

三郎「艦首を上げるんだ!!」

 

白鳳の操舵主「はっ!」

 

何とか着水しようと艦首を上げるが

 

白鳳の操舵主「墜落します!!」

 

次郎「総員!衝撃に備え!!」

 

白鳳は、海上に墜落、着水した。

 

烈風、操縦席

 

龍之介「はっ!?」

 

その光景を見た龍之介は、直ぐに無線で状況を確かめる。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「うう・・・全員無事か?」

 

三郎「いてぇ・・・」

 

GF隊員「大丈夫です・・・」

 

着水の衝撃で殆んどの連中は、頭を打っていたが、無事であった。

 

龍之介『次郎!・・・次郎!・・・無事か!?』

 

そんな中で、龍之介からの通信が来て

 

次郎「は~何とか・・・・各部被害状況を報告!」

 

次郎は、それに応答し、各部の被害状況を問う。

 

GF隊員「武器管制システム破損!・・・ハイパーメ―サー砲及び各兵装使用不能!」

 

GF隊員「機関室火災!機関停止!!・・・現在消火作業中!!」

 

白鳳の操舵主「操舵もナビシステムも使用不能!!」

 

武器管制システムは、さっきの影響で破損しており、ハイパーメ―サー砲及びその他の兵装は、使用不能。

 

更に機関も操舵も使用不能。

 

被害は、甚大だった。

 

その間にゴジラは、再び態勢を立て直し、ゆっくりと白鳳へと向かてくる。

 

烈風、操縦席

 

龍之介「不味い!?・・・次郎!・・急いで態勢を立て直すんだ!!」

 

龍之介は、急いで次郎に体勢を立て直すよう言うが

 

次郎『駄目です!!・・・さっきの攻撃の影響で殆んどのシステムが破損!・・・態勢を立て直せません!!』

 

白鳳の被害が甚大で体勢を立て直せないと龍之介に伝える。

 

龍之介「何だって!?・・・くそ!」

 

それを聞いた龍之介は、何とか白鳳を助け様と30mm機関砲を撃ちながらゴジラに突進して行く。

 

30mm機関砲の攻撃を浴びながら、ゴジラは、熱線で反撃し、烈風は、避けるが、右翼を破損

 

龍之介「・・・ゴジラ・・・」

 

煙を出しながらも猛スピードでゴジラへと突進して行き

 

龍之介「うわぁ・・・・・・!!」

 

ゴジラの右目に体当たりした。

 

体当たりで機体は、木っ端微塵になり、積んでいた93式空対艦ミサイル2発と300ガロン増槽2基も誘爆した。

 

当然、付近に龍之介の姿は、見当たらない。

 

爆発に巻き込まれた様だ。

 

その爆発でゴジラは、右目を負傷する。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

真霜「いやぁ・・・・!?」

 

それを見ていた真霜は、あまりのショックに悲鳴を上げて、泣き崩れる。

 

武蔵、甲板

 

薫「そ、そんな・・・・」

 

そして、薫もショックを受けて、言葉が出なくなった。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「准将!?・・・くそ・・・・!!」

 

龍之介の死に次郎も悔し涙を出していたが

 

三郎「艦長!・・・ゴジラが接近してきます!!」

 

次郎「くぅ!」

 

龍之介の必死の体当たり攻撃で右目を負傷したとは言え、ゴジラは、まだ健在で、白鳳に向かってきた。

 

次郎「野郎!・・・次は、俺達ってか?」

 

龍之介をやったので、次は、自分達だと悟る次郎。

 

やがて、ゴジラは、白鳳に向けて熱線を吐こうとする。

 

武蔵、甲板

 

薫「止めて!!・・・もうこれ以上、私の大事な人を奪わないで・・・!!」

 

それを見た薫は、もうこれ以上、私の大事な人を奪わないでとゴジラに向かって叫ぶ。

 

そして、ゴジラが熱線を吐こうとしたその時だった。

 

ヒュ・・・・ン・・・・ドーン!!、ドーン!!、ドーン!!、ドーン!!

 

何所からか、ミサイルが四方向からゴジラの頭部に命中した。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「何だ!?」

 

武蔵、甲板

 

薫「今のは、何所から?」

 

行き成りのミサイル攻撃に何が起きたのか分らなかったが、後から四方向から春乱4機が低空から上昇して来た。

 

しばらくすると、横須賀女子海洋学校所属の増援部隊の後方から航空機の大編隊が現れた。

 

薫「あれは!?」

 

それは、紛れもなく、空母大鳳から発進した攻撃隊だった。

 

春乱、操縦席

 

なのは「皆、行くよ!」

 

『はい!』

 

現れた攻撃隊70機は、ゴジラに対して、ミサイルや爆弾を浴びせた。

 

春乱の攻撃にゴジラも反撃するも、大量のミサイルや爆弾の命中で身動きが取れず、遂に東京を目指すのを諦めたのか、太平洋へと逃げ始めた。

 

GF隊員「逃がすか!」

 

逃げるゴジラに対し、攻撃隊は、追撃する。

 

数分後、攻撃を受けながら、ゴジラは、海中へと姿を消した。

 

春乱、操縦席

 

なのは「攻撃止め!・・・これより帰還する!」

 

ゴジラが去ったのに乗じて、攻撃隊は、攻撃を止めて、帰還する。

 

武蔵、甲板

 

薫「終わったのね・・・・」

 

薫は、ようやく戦いが終わった事を理解する。

 

そんな時

 

はやて「う・・・う・・・ん!?」

 

ワクチンで眠っていたはやてが目を覚ました。

 

薫「はっ!?」

 

はやて「此処は・・・」

 

薫「はやてちゃん!・・気が付いたのね?」

 

はやて「薫先輩!?・・・何や?」

 

はやては、何が何だか、分らなかった。

 

国土交通省、国土保全委員会

 

ゴジラ撃退の映像を見て、委員会の幹部達は、歓喜の声を上げていた。

 

しかし、その中で深町は、龍之介を犠牲にした事に歓喜を上げられなかった。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、作戦本部

 

そして、此処にもBPF隊員達が歓喜を上げている中、真霜は、1人泣き崩れていた。

 

真霜「・・・・」

 

それもその筈、自分が愛していた龍之介が死んだ。

 

しかもゴジラに体当たりして、仲間を守った。

 

普通なら名誉なのだが、真霜にとっては、悲しみしかなかった。

 

真霜「何よ!・・・生きて帰るって、言ったのに・・・死ぬなんて・・・」

 

BPF隊員「宗谷監督官・・・」

 

真霜「この・・・馬鹿・・・・!!」

 

真霜は、泣きながら馬鹿と叫ぶ。

 

だが数分後の事だった。

 

『・・・馬鹿とは、何だ!!』

 

突然、誰からかの通信が飛び込んできた。

 

真霜「えっ!?」

 

真霜は、何かと思い顔を上げて聞くと

 

龍之介『言ったろう!・・・必ず生きって帰るて・・・』

 

真霜「龍之介!?」

 

それは、紛れもなく死んだ筈の龍之介からの通信だった。

 

真霜「本当に龍之介なの?」

 

本当に龍之介なのか確認すると

 

龍之介『他に誰が居るんだよ!』

 

まさしく本人からだった。

 

実は、体当たり寸前で脱出していたのだ。

 

真霜「もう・・・」

 

龍之介の無事に真霜は、喜んでいるのか、安心していた。

 

白鳳、艦橋

 

次郎「何だよ・・・准将もタフだよ・・・」

 

龍之介の通信を聞いた次郎は、安心する。

 

武蔵、甲板

 

薫「良かった・・・・」

 

薫も後から来た教員達から無線を借りて、聞いて、安堵する。

 

やがて、後方から空母大鳳が現れ、艦載機を収容しながら、横須賀女子海洋学校所属の増援部隊に合流する。

 

合流後、SH60 G 3機とUH-1G3機が発艦し、残った武蔵の生徒の救出及び戦闘不能になった白鳳と平賀部隊への救援を行った。

 

米艦隊へも救援の要請を出したが、此方でやるとあっさり、拒否された。

 

救助中、生徒達は、空母大鳳や飛んでいるSH60 GやUH-1Gに驚愕していた。

 

まあ彼らにとっては、この世界では、あり得ない物を見ているのだから

 

漂流中の龍之介も無事に救助される。

 

数時間後、武蔵の生徒全員は、てんじん及び空母大鳳に収容され、武蔵は、比叡とアドミラル・グラフ・シュペーに牽引、晴風は、てんじんで牽引、白鳳は、空母大鳳に牽引されて、横須賀へと帰還のとに着く。

 

5月5日

 

17:00

 

横須賀港

 

全艦が横須賀に到着した時は、もう既に空は、夕暮れになっていた。

 

港には、既に真雪や真霜達が出迎えに来ていて、搬送の為の救急隊も待機していた。

 

全艦が桟橋に接岸し、はやて達、負傷者を降ろす中、てんじんに牽引された晴風もタグボート2隻に押され、桟橋に接岸される。

 

桟橋に接岸され、晴風の生徒達が次々と下艦し始める。

 

皆が続々と下艦する中、明乃は、ふっとある事に気づき、後ろを向くと五十六が1人で降りていた。

 

明乃は、おいでおいでと言うが、五十六は、助けは、要らないと言っているのか、明乃の上を飛び乗って行った。

 

明乃達が下艦する中、龍之介は、薫と次郎に担がれて、一緒に下艦する。

 

真霜「!?」

 

2人に担がれて、下艦して来る龍之介を見つけ、向かう。

 

ましろ「帰って来た!」

 

多聞丸を抱きながら、ましろは、ようやく帰って来たと理解する。

 

明乃「陸だぁ・・・!!」

 

明乃も陸に降りて、ようやく帰って来たと涙ながら理解した。

 

鈴「帰ってこれた・・・!!」

 

幸子「何かまだ信じられません・・・」

 

芽衣「夢じゃない・・・!」

 

志摩「うぃ・・・」

 

雅にあの出港から32日間ぶりに母港である横須賀へと帰ってこれたのである。

 

夢じゃないと芽衣と志摩は、喜びながら地面を叩く。

 

それを見た明乃、ましろ、鈴は、ニッコリとする。

 

龍之介達も陸に降り

 

龍之介「もう良いよ!」

 

と言って、1人で歩く。

 

すると

 

龍之介「真霜!?」

 

駆け付けてきた真霜に気づき

 

真霜「ん・・・」

 

帰って来た龍之介に真霜は、何も言わない。

 

龍之介「その・・・・ただいま・・・」

 

それに対して、龍之介は、ただいまと言って、笑うが

 

バシッ!

 

それを聞いた真霜は、龍之介をビンターする。

 

『あっ!?』

 

それを見ていた者は、驚愕する。

 

龍之介「!?」

 

行き成りビンターされた龍之介は、何故かと思い真霜を見ると、真霜は、涙を流していた。

 

龍之介「真霜!?」

 

真霜「馬鹿!・・・どんだけ心配したか・・・」

 

真霜は、心配していた。

 

なんせ龍之介は、死にかけたのに、平気でいる。

 

ちっとも人が心配していた事を考えていなかった見たいだったので、龍之介を殴って、分からせようとしたのだ。

 

龍之介「御免!・・御免!」

 

真霜の心配する気持ちを分かった龍之介は、謝りながら真霜を抱く。

 

真霜「もう二度っとしないでね!」

 

龍之介「ああ!」

 

龍之介は、もう二度っと無茶な事は、しないと約束する。

 

次郎「良いな准将は・・・」

 

2人の抱き合いを見て、嫉妬する次郎。

 

薫「何言ってるの!・・・私が居るじゃない!」

 

それに対して薫が自分が居るじゃないと次郎に言う。

 

次郎「そうだな!」

 

薫の言葉に次郎もそうだなと答え、2人は、お互いに顔を合わせる。

 

そんな時

 

真雪「薫さん!」

 

薫「真雪さん!?」

 

真雪が薫の元に来て

 

真雪「よく無事で戻ってきてくれたわね!」

 

と言って、無事に帰って来た事を褒める。

 

薫「山本薫二等監督官!・・・ただいま晴風の生徒と共に横須賀に帰還いたしました!!」

 

それに対して、薫は、ただいま晴風の生徒と共に横須賀に帰還いたしましたと敬礼しながら真雪に報告する。

 

その時、晴風に異変が生じる。

 

ゴゴォ・・・・・・!!

 

『はっ!?』

 

突然の呻き音に明乃と薫は、後ろを向くと

 

呻き音を出しながら晴風が沈み始めているではないか

 

龍之介「此処まで俺達を送り届け様と損傷に耐えていたんだな・・・」

 

数々の戦闘を切り抜け、損傷に耐えながら、自分達を此処まで無事に送り届け、役目を終えたかの様に沈みゆく。

 

美甘「晴風が・・・」

 

ほまれ「誰か、止めて・・・」

 

麻侖「沈むなよぉ・・・!!」

 

沈みゆく晴風を見て、生徒達は、沈まないでと叫ぶ。

 

そんな中、明乃は、沈みゆく晴風に向けて、敬礼する。

 

それを見た、皆は、叫ぶのを止め、晴風に向けて、気を付けをする。

 

龍之介も真霜、薫達も晴風に向けて、敬礼をする。

 

皆に見守られ、晴風は、沈んだ。

 

 

こうして、1ヶ月に及んだRATt事件は、終わりを告げた。

 

 




ようやく本編が終わり、今度は、その後とOVA二つの作成です。

何とか劇場版の発売前には、終わらせたいです。
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