ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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新起動編
第1章 新生Gフォース起動!


5月5日

 

事件を解決し、無事に横須賀に戻った龍之介達と晴風の生徒達は、晴風の沈没を見守った後、事件の事情聴衆は、後日と言う事で、皆それぞれ帰途に着いた。

 

宗谷家

 

龍之介は、久々に宗谷家に帰宅する。

 

真霜とましろも一緒に帰宅。

 

唯、真雪は、後処理が有ると言って、横須賀女子海洋学校に戻り、薫の方は、次郎と一緒に寮へと帰った。

 

帰宅した後、ましろは、多聞丸を連れ、自分の部屋に入り、そのまま眠ってしまった。

 

多聞丸については、本来宗谷家では、猫を飼ってはいけない事になっているのだが、薫の説得でましろが面倒を見る事で飼う事を許された。

 

ましろが寝しづまった後、龍之介と真霜は

 

龍之介「ましろは、寝たのか?」

 

真霜「うん!ぐっすりとね!・・・結構疲れていたのね!」

 

龍之介「そりゃそうだろう・・・出てから1ヶ月!・・・気が抜ける事がなかたんだろう・・・疲れるのも当たり前だ!」

 

真霜「そうね!」

 

真霜は、そう言って、龍之介に近寄る。

 

龍之介「な、何だよ?」

 

龍之介は、何だろうと思うと

 

真霜「ねぇ龍之介!・・・今日は、久しぶりに・・・やらない!」

 

真霜は、龍之介に快楽を要求して来たのだ。

 

龍之介「今事件が終わって、帰って来たのにか?」

 

確かに今事件が終わって、帰って来たのに快楽するなんて気が乗らなかったが

 

真霜「当たり前でしょ!・・・寂しかったんだから・・・」

 

真霜は、寂しくて仕方が無かったのだ。

 

龍之介「ん・・・・はぁ・・・分かったよ・・・」

 

真霜の我儘に龍之介は折れ、自分の部屋で真霜と快楽をする。

 

龍之介は、真霜の乳房を責め、真霜は、龍之介の肉棒を責める。

 

久々とは言え、2人の快楽は、神秘的だった。

 

真霜「ねぇ龍之介?」

 

快楽後、真霜は、龍之介にある事を問う。

 

龍之介「何だ?」

 

真霜「事件は、終わったけど・・・・ゴジラとの戦いは、これから始まるんだよね?」

 

それは、今回事件の中でゴジラが出現した事で、龍之介達の戦いが始まるのではないかであった。

 

龍之介「これからって!?・・・そんなに直ぐには、来ないぞ!」

 

それに対して、龍之介は、直ぐには、ゴジラ戦は無いと告げる。

 

真霜「そうなの?」

 

龍之介「負荷でを追っているからな・・・半年か、それとも数年か・・・奴の活動が活発になるのは、いつになるか・・・分からないんだ。」

 

龍之介の言う通り、ゴジラの生態は、謎に満ちていて、活動が活発になるのは、いつになるのか分らなかった。

 

唯分かっているのは、生命が不滅と帰巣本能、磁性体がある事しか分かっていない。

 

真霜「そう・・・なら良かった・・・しばらくは、無いんだ・・・」

 

しばらくは、無い事に真霜は、安心するが

 

龍之介「何安心しているんだ!・・・ゴジラが出た以上、何かしらの対策を講じなければならない!!」

 

真霜「分かっているわよ!」

 

龍之介「本当に分かっているのか?」

 

真霜「むぅ・・・・」

 

真霜は、顔を丸くする。

 

龍之介「兎に角だ!・・・ゴジラ戦の時は、俺に協力しろよ!」

 

真霜「・・・いつから私に命令する身分になったの?」

 

龍之介「ゴジラ戦の時は、俺の方が上だからな!」

 

真霜「・・・まあ良いわ!・・・私は、信じているから・・・」

 

龍之介「ありがとう」

 

何だかんだと言って、2人は、眠りに着く。

 

ブルーマーメイドの寮、次郎の部屋

 

その頃、次郎と薫も快楽をした後、お互いに温もりを感じていた。

 

薫「ねぇ次郎君!」

 

次郎「何だ薫?」

 

薫「晴風の生徒に私達の事・・・全部話そうと思うの!・・・私達の事全てを・・・」

 

薫は、前にましろに聞かれた事に答える為、晴風の生徒に自分達の事を全部話す気の様だ。

 

次郎「何!俺達の事を全部あいつらに話す気か?」

 

薫の言葉に次郎は、驚愕し、本気なのか問う。

 

薫「うん!」

 

薫は、本気で話す気だ。

 

次郎「待て薫!・・・あいつらに全部話したところで、俺達の事など分かる訳無いだろう!・・・それに准将から俺達の事は、極秘になっているから勝手に破ったら厳罰だぞ!!」

 

次郎の言う通り、晴風の生徒に自分達の事を話しても分かる訳がない。

 

それどころか、勝手に機密情報を生徒に全て話せば、厳罰を受ける事になる。

 

薫「でもましろちゃんと約束したの!・・・それに向こうも既に薄薄気づいているかもしれないし・・・」

 

晴風の生徒達は、既に龍之介達の正体に薄薄気づいている見たいだ。

 

まあ、確かに戦闘機や空母に空飛ぶ艦を見たら、誰だって思うだろう。

 

薫「だから、私!・・・皆には、はっきりと言おうと思うの・・・向こうの世界の事や私達の目的を・・・」

 

次郎「薫・・・お前其処まで・・・・・・分かったよ!」

 

薫の其処までの覚悟に次郎は、折れ

 

次郎「但し1度准将に相談してからだ・・・いいな!」

 

薫「うん!」

 

こうして、晴風の生徒に全て話す事は、龍之介と相談してからにした。

 

5月6日

 

事件解決から翌日、横須賀女子海洋学校では、事件に関わった生徒達の事情聴衆が行われた。

 

航海日誌や海図などの機密書類は、全て証拠の為、真雪に提出され、徹底的な調査が行われた。

 

横須賀基地、指揮官室

 

その頃、薫は、次郎と一緒に昨日の事について、龍之介に相談する為、指揮官室を訪れていた。

 

龍之介「そうか・・・やはり気づいていたのか・・・ましろの奴は!」

 

薫「!?」

 

次郎「准将・・・もしかして・・・知ってたんですか?」

 

龍之介「この前、晴風に乗った時、薄薄だが・・・」

 

次郎から事情を聞いて、龍之介もましろが此方の事について、薄薄気づいてる事に龍之介も気づいていた。

 

龍之介「で、如何するんだ?」

 

薫「私は、皆に話そうと思います・・・私達の事全てを・・・」

 

薫は、龍之介に対し、晴風の生徒に全て話す事を告げる。

 

龍之介「・・・それは、厳罰覚悟で言ってるのか?」

 

薫「はい!・・・私は、もうこれ以上、あの子達に隠し事はできません!!・・・それに今回の事件は、私が臨時の教員を引き受けた事から始まったんです・・・私が引き受けなければ・・・」

 

薫は、今回の事件は、自分の責任だと言い張るが

 

次郎「それは、違うぞ薫!・・・お前が引き受けようがなくても事件は、起きた!!・・・お前の責任じゃない!!」

 

それに対して、次郎は、お前の責任じゃないと言い

 

龍之介「次郎の言う通りだ!・・・今回の事件は、お前が居ても居なくても起きた事だ・・・そう自分を責めるな・・・それに俺も話そうと思うんだよ!」

 

龍之介も同じように言って、自分の考えを伝えた。

 

『えっ!?』

 

龍之介の考えを聞いて、2人は、驚愕する。

 

龍之介「今回の事件で我々の事は、全て明るみに出てしまった・・・まあ、いづれはばれる事だからな・・・この際、一部には、情報を公開し様と思う。」

 

今回の事件で龍之介達Gフォースの事は、一部には、明るみに出始めている。

 

ならこの際、事件に関わった生徒達には、情報を公開する事を考えていた。

 

薫「兄さん・・・其処まで・・・」

 

龍之介が其処まで考えている事に薫は、もう何も言えなくなった。

 

龍之介「だが、まだこの件は、権藤中佐が戻ってから決める・・・薫は、それまで次郎の所に入ろ!」

 

だが、生徒に情報を公開するかは、地中海から帰還中の美由紀が帰投してから決める事になり、薫は、それまで宗谷家に帰る事を禁じられ、しばらく次郎の部屋に居候しろと命じられる。

 

次郎「えっ、俺の所!?・・・良いんですか?」

 

それを聞いた次郎は、困惑する。

 

龍之介「このまま宗谷家に帰ったら薫は、間違いなく、ましろに話すだろ!!・・・かと言って、外にほっぽり出す訳にもいかんし・・・なら、お前の所に置いとけば大丈夫だろう・・・それにお前には、薫の事を任せているしな・・・」

 

このまま薫を外に置いて置く訳にも行かない、ならいっそ次郎の所に置いとけば龍之介も安心するし、薫の事は、次郎に任せている。

 

次郎「准将・・・・分かりました・・・薫の事は、お任せ下さい!!」

 

龍之介「頼むぞ!」

 

こうして、情報公開については、美由紀達が帰投してから決める事になり、薫は、しばらく次郎の部屋に居候する事になった。

 

 

数日後、今度は、事件を引き起こした裏取引や研究に関わっていた者達は、責任を取って、辞表を提出。

 

それ以外は、逮捕され、取り調べを受けている。

 

その中には、ホワイトドルフィンの安全監督室室長で真霜の元許婚でもあった野田邦夫の名前もあった。

 

そして、この事件を引き起こした張本人である内閣総理大臣である田沼忠義にも及んだ。

 

特にアメリカ政府との裏取引で行われたRATの研究について、野党からかなり反発を受け、総辞職しろとまで意見が出ている有様。

 

それに対して、田沼は、何も弁解できず、唯、申し訳ありませんと謝罪するしかなかった。

 

5月9日

 

横須賀基地

 

幹部などが次々と粛清される中、地中海に派遣されていた美由紀達が横須賀に帰投した。

 

美由紀「帰還が遅れて申し訳ありません・・・権藤中佐以下地中海派遣部隊・・・ただいま帰還いたしました。」

 

美由紀は、帰還が遅れた事を謝罪しながら、龍之介に帰還した事を報告する。

 

龍之介「ご苦労!・・・無事で何よりだ!」

 

薫「権藤中佐!」

 

美由紀「山本中佐!・・・貴方が無事で良かったわ!・・・八神中佐は?」

 

薫「まだ検査で入院中ですが・・・もう直ぐ退院だそうです。」

 

はやては、まだ検査で入院中だが、もう直ぐ退院の予定。

 

美由紀「そう・・・」

 

美由紀は、2人が無事だった事に安心する。

 

龍之介「まあ、それは兎も角・・・指揮官室へ行こう!」

 

龍之介は、情報公開の事を決める為、指揮官室に向かう。

 

横須賀基地、指揮官室

 

指揮官室で龍之介は、美由紀に情報公開の事を伝える。

 

龍之介「と言う訳だ。」

 

美由紀「そうですか・・・山本中佐が其処まで考えているとは・・・」

 

情報公開の事を聞いた美由紀は、薫が其処まで考えている事に納得する。

 

薫「すみません権藤中佐!・・・私は、もうこれ以上、生徒達に隠す事はできません・・・どんな厳罰でも受けるつもりです。」

 

薫は、美由紀に生徒の情報公開をするなら、どんな厳罰でも受けるつもりだと言う。

 

美由紀「そう・・・准将は、如何思っているのですか?」

 

龍之介「俺も薫の意見に賛成だ・・・このまま隠してもいづれは、ばれる事だ・・・ならこの事件に関わった生徒には、情報を公開し様と思う。」

 

美由紀「参謀も」

 

功「私も賛成だ・・・合意的だ。」

 

龍之介「後は、中佐の意見だけだが・・・」

 

殆んどの幹部が賛成していて、後は、美由紀だけとなり、美由紀の判断は

 

美由紀「・・・はぁ・・・貴方が其処まで覚悟しているなら・・・私は、もう何も反対はしません。」

 

美由紀も賛成した。

 

薫「権藤中佐!?」

 

美由紀の賛成に驚く薫。

 

普通なら反対するのに如何してなのか

 

美由紀「一時的とは言え、貴方が教えた生徒達ですもの・・・直ぐには、納得できなくても、いづれは、理解するでしょう・・・」

 

実は、美由紀も既に隠せない事は、分かっていた。

 

なら事件に関わった生徒だけでも、情報公開すべきだと賛成した。

 

それに一時的とは言え、薫やはやてが教えた生徒達だから、いづれは、理解するだろうと察したのだ。

 

薫「ありがとうございます権藤中佐!」

 

薫は、美由紀に感謝した。

 

美由紀「話は、変わりますが・・・肝心のゴジラの方は?」

 

話は、変わり、美由紀は、ゴジラの方は、如何なっているのか問う。

 

龍之介「行方は、不明だが・・・あの負荷ででは、しばらくは、出てこないだろう・・・事件の事後処理が終わり次第、RATの対策と共に取られるだろう。」

 

ゴジラの行方は、不明で対策などは、事件の事後処理が終わり次第、RATの対策と共に取られる予定。

 

美由紀「事件の事後処理は?」

 

龍之介「今関係者から事情聴衆が行われているし、それに関わった役人達が粛清されている最中だ・・・」

 

美由紀「米国からは、何か言ってきましたか?」

 

龍之介「まだ何も言ってこないが・・・いづれ何か言ってくるだろう・・・あれだけの被害を受けているからな・・・」

 

太平洋艦隊の大敗後、アメリカ政府からは、何も発表が無い。

 

恐らく突然のゴジラ出現によって、計画が頓挫してしまったせいで、如何するのか協議中なのだろう。

 

龍之介「まあ我々もしばらくは、動けないからな・・・」

 

そして、龍之介達Gフォースも事件の事後処理中で、更に現在、空母大鳳は、再び修理に入り、白鳳は、修理と改装(ハイパーメ―サー砲から慶介が以前設計していた反射を利用し、増幅して撃ち返すプラズマグレネードに換装中)が行われている。

 

5月11日

 

それから2日後の事、田沼は、深町を自宅に呼び寄せた。

 

田沼邸

 

深町「失礼します!」

 

深町は、田沼の自宅に入ると自宅内は、人がいないせいか、静かであった。

 

そのまま書斎へ行き

 

田沼「ん!?・・・おお深町君!・・・よく来てくれた!」

 

書斎に田沼が1人居て、その姿は、まるで何もかも失った状態みたいだった。

 

深町「総理!」

 

田沼「そんな顔しないでくれ・・・こうなる事は、分かっていた・・・野党に攻められ・・・信じていたキング大統領には、裏切られ・・・政治生命を失った・・・そして、妻にまで逃げられた・・・私は、何処で間違えたのか・・・恐らく・・・あの取引を持ちかけられた時からだろうな・・・」

 

田沼は、自分が犯した罪に悔いていた。

 

野党に攻められ、信じていたキング大統領には、裏切られ、更に今まで共にしていた妻にまで逃げられるあり様、既に何もかも失ってしまった。

 

そんな田沼に深町は

 

深町「いいえ総理!・・・貴方は、唯、日本を立て直そうが為に取引に同意した・・・例えそれが欲の為だろうと言われても、私は、貴方が必死に立て直そうとしていた事を評価します・・・ですから・・・もう一度・・・ゼロからやり直しましょう・・・2人で一緒に・・・」

 

例え人から否定されても自分だけは、田沼の味方だと言って、もう一度ゼロからやり直しましょうと田沼に誘いを掛ける。

 

田沼「深町君!・・・ありがとう・・・君のその行為に・・・私は、感謝してるよ!」

 

それを聞いた田沼は、深町の行為に感謝した。

 

深町「総理!」

 

田沼「すまないが・・・1人で考えたい・・・また明日来てくれ・・・」

 

それを聞いて、深町は、また明日返事を聞きに来る事にして、田沼の自宅を後にする。

 

だが、これが田沼との最後の会話になるとは、予想もできなかっただろう。

 

翌日の事だった。

 

田沼が服毒自殺を遂げたと言う知らせが、深町の所に入って来たのは

 

それを聞いた深町は、田沼の自宅に急行した。

 

田沼邸

 

田沼の自宅に赴き、書斎に入ると、田沼は、まるで眠る様な姿(近衛文麿の様な死に様)で死んでいた。

 

深町「総理・・・」

 

遺体の隣には、田沼の弟である田沼康弘が兄の死に泣き崩れていた。

 

康弘「ふ、深町さん!・・・兄が・・・兄が・・・」

 

康弘は、泣き崩れながら兄の死んだ事を深町に言う。

 

それを聞いた深町は、唖然となりながら、田沼の遺体に近寄る。

 

田沼の遺体の上には、遺書と自殺に使用した青酸カリのビンが置かれていた。

 

深町は、遺書を取り開いて見ると、其処には

 

『 拝啓深町君

 

君がこれを読んでいると言う事は、私は、もうこの世にいないであろう。

 

あの時、君が私に救いの手を差し伸べた事は、本当に嬉しかった。

 

だが、私は、その行為を受ける資格はない。

 

私は、己の欲が為にキング大統領の裏取引に応じてしまった。

 

取り返しがつかない事を

 

しかし、日本を立て直すには、仕方が無かった

 

それだけは、信じて欲しい

 

事件に関しては、深町君に全てを託す

 

深町君

 

最後に君に出会えて、良かった。

 

友人として忠告しておく

 

キング大統領は、決して、君達を諦めてはいない

 

用心して置く様、肝に銘じてほしい

 

最後に自分の政治生命に汚点を残してしまった事を心より恥じると共に深くお詫びを申し上げます

 

田沼 忠義 』

 

と書かれ、自分の罪を嘆きながら、味方をしてくれた深町に感謝していた。

 

更にキング大統領には、用心して置く様、忠告まで書かれていた。

 

深町「総理!・・・・何故ですか?・・・何故死んだんですか・・・・!!」

 

深町は、遺書を握り締めて、田沼の遺体に泣き崩れた。

 

画して、第97代内閣総理大臣田沼忠義は、無念の服毒自殺を遂げた。

 

だが、世間には、自殺とは、公表できないので、病死(心不全)と発表された。

 

横須賀基地

 

田沼の死を知った龍之介は、余り喜ぶ気は、無かった。

 

龍之介「総理が死んだ事で事件の真相は、闇の中か・・・」

 

龍之介の言う通り、田沼の死によって、キング大統領への裏取引については、追及されず、田沼総理とその他の幹部達の独断犯行として、処理された。

 

結局、事件の真相は、闇の中へと消え去った。

 

この事件の真相を知っているのは、龍之介と真霜、真雪、深町のごく僅かで、他は、全て極秘扱いになった。

 

5月14日

 

国土交通省

 

田沼の死から数日後、深町に呼ばれ、龍之介は、功と美由紀を連れ、国土交通省を訪れる。

 

国土交通省、大臣室

 

龍之介「失礼します!」

 

大臣室に入ると、部屋は、既に片付けされ、深町は、机の上の物をケースに詰めていた。

 

深町「おお山本監督官!・・・よく来てくれた!!」

 

龍之介「これは・・・・一体?」

 

深町「見ての通り、荷造りをしているんだよ!・・・・私は、本日付で大臣を辞任した。」

 

『えっ!?』

 

何と深町は、本日付で国土交通大臣を辞任したと言うのだ。

 

龍之介「何故辞任を?」

 

龍之介は、深町の大臣辞任に驚きながら、辞任の理由を問う。

 

深町「今回の事件は、私の不手際で起きた様なものだ・・・幹部の自分も責任を取るのは、当たり前だろう。」

 

深町は、今回の事件は、自分の不手際が起こした様なもので、他の幹部同様、自分も責任を取るつもりの様だ。

 

美由紀「あれは、総理が元々仕組んだ事、貴方には、責任は、ありません。」

 

それに対して、美由紀が貴方のせいではなく、田沼の責任だと言い張るが

 

深町「権藤監督官!・・・総理の事をそう言わんでくれ・・・総理は、唯利用されただけ何だ・・・しかし、私は、総理を死なせてしまった・・・最早、総理が死んだ以上・・・私の務めは、終わった・・・後の事は、次の総理に任せ様と思う。」

 

深町は、田沼は、唯利用されたと言って、田沼を死なせた事に嘆き、そして、田沼が居ない以上、自分の務めは、終わったと言って、次の総理に全てを任せ様とする。

 

功「待ってください!!・・・貴方が居なくなったら・・・私達は、今後如何すれば良いんですか?」

 

しかし、深町が居なくなったら、この先、自分達は、如何すればいいのか問う。

 

深町「それについては、心配はいらない・・・君達の事は、宗谷監督官に任せてある・・・今まで通り、任務を続けたまえ・・・」

 

龍之介達Gフォースについては、既に真霜に任せてあったので今後は、心配いらなかった。

 

深町「では、諸群!・・・さらばだ!」

 

深町は、ケースに詰めた後、龍之介達に別れを告げ、大臣室を出ようとした。

 

その時

 

龍之介「待ってください深町国交相!・・・いや・・・権藤吾郎大佐!!」

 

龍之介は、去ろうとする深町に対し、美由紀の兄の名前を告げる。

 

『えっ!?』

 

深町「!?」

 

その名前を聞いた途端、2人は、驚愕し、深町は、足を止める。

 

龍之介「そうお呼びした方がよろしいでしょうか?」

 

何と龍之介は、深町が美由紀の兄、権藤吾郎だと言うのだ。

 

深町「・・・突然何を言い出すんだね山本監督官!」

 

それに対して、深町は、惚ける。

 

功「いきなり何を言うんですか准将?」

 

美由紀「そうですよ!・・・深町国交相が私の兄の訳が有りません!!・・・だって・・・だって、あの時、私の兄は、死んだ筈です!!」

 

功と美由紀も深町が悟郎な訳がないと否定する。

 

龍之介「確かに2人が言う様に権藤大佐は、6年前のゴジラ戦で死んでいる・・・だが、もし死んでいなかったら・・・」

 

功「如何いう事ですか?」

 

龍之介「我々と同じ様に・・・この世界に飛ばされていたら・・・筋が通るだろう・・・」

 

深町が自分と同じ、この世界に飛ばされた人間だとしたら、筋が通る。

 

功「成程!・・・ですが、権藤大佐と言う証は、有るんですか?」

 

それに功も納得するが、深町が吾郎と言う証は、有るのか問う。

 

龍之介「ない!・・・だが、俺の感は、彼が権藤大佐と言っている・・・それに出会った時から俺達の事や内情を最初から知っていた・・・初めてなのに、何故だ!・・・可笑しいだろう・・・そんな事を知っているのは、俺達と同じ世界の出身しかいない!」

 

証は無いが、龍之介は、薄薄気づいていた。

 

更に初めて出会った時から龍之介達の事をかなり知っていた。

 

こんな事を知っているのは、龍之介達と同じ世界の出身の者でしかあり得ない事だ。

 

功「確かに・・・・普通なら知らない情報の筈!?・・・その確率は、大いに有ります!!」

 

龍之介「これでもまだ否定しますか・・・権藤大佐!」

 

全てが分かった事で、最早否定はできない。

 

 

果たして

 

 

深町「ふ・・・ふはは・・・・見事だ山本監督官!」

 

龍之介「やっぱり!?・・・大佐だったんですね!」

 

深町「いかにも・・・私は、権藤吾郎だ!」

 

遂に深町は、自分の正体を明かした。

 

美由紀「し、信じられません!!・・・私の兄は、あの時、死んだ筈!?」

 

深町が自分の兄とは、まだ信じられない美由紀。

 

深町「美由紀が言う様に・・・私は、あの時、ゴジラの攻撃で死んだ・・・しかし、気が付くと・・・何故か、自分が居たのは、海の上だった・・・後から通り掛かった真雪に救助された・・・最初は、何が何だか分からなかったが、直ぐに此処が異世界だと気付いた・・・それからは、ホワイトドルフィンとして、任務に着き、その後は、政治家として、今の地位に着いたんだ・・・山本監督官の言う通り・・・私は、権藤吾郎だ!」

 

深町は、自分が此処に来た経緯を話し、自分が兄だと認めた。

 

美由紀「本当に・・・・兄さんなんですか?」

 

深町「ああ!」

 

それを聞いた美由紀は、深町に近づき

 

バシ!

 

深町を殴った。

 

『!?』

 

兄弟の再会と思ったら、いきなり殴るとは

 

美由紀「この馬鹿!!・・・勝手に死んで・・・今さらのこのこ生き返って・・・私がどれだけ悲しんだか・・・貴方に分かるの?」

 

美由紀は、再会を祝うばかりか、本当は、怒っていた。

 

自分の前から勝手に居なくなり、そして数年経って、今さら自分の前に現れた。

 

その間に自分は、どれだけ兄が死んだ事に悲しんだか、美由紀は、深町に思い知らせたのだ。

 

深町「心配させて済まなかった美由紀・・・私もお前の事が心配だった・・・この20年・・・お前の事を忘れた日はない!!」

 

向こうの世界では、6年だったが此方の世界では、20年が経過していた。

 

既に60歳になっても深町は、美由紀の事を忘れてはいなかった。

 

美由紀「兄さん!・・・会いたかった・・・!!」

 

深町の真意を知った美由紀は、深町に抱き付き、再会を祝う。

 

龍之介「で・・・正体が分かった以上・・・これから如何しますか大佐殿?」

 

龍之介は、これから如何するのか深町に問う。

 

深町「如何するって・・・私は、もう引退するんだが・・・」

 

それに対して、深町は、このまま引退すると言うが

 

龍之介「まだ引退って、早いでしょう!」

 

深町「何!?」

 

龍之介「貴方には、これからもまだ働いてもらいます・・・我々と一緒に!」

 

龍之介は、深町にこのまま引退させる気はなく、自分らと一緒に働いてもらうと告げる。

 

深町「何をさせる気だ?」

 

龍之介「貴方には、我々の上に立って、我々の為に働いて貰います・・・今後のゴジラとの戦いを有利にする為に・・・」

 

深町「私が君達の司令官になれと言うのか?」

 

龍之介「そうです・・・そして、ブルーマーメイドから独立して、新しい組織を創設するんです!!」

 

龍之介は、深町をGフォースの司令官に据え置き、ブルーマーメイドから独立を考えていた。

 

深町「新しい組織と言うが・・・本気なのか?」

 

龍之介「このままブルーマーメイドの下に居ても、真霜に迷惑を掛けるだけだ・・・それに新しく上に立つ大臣も信用できないかもしれない・・・ならあんたを司令官にして、新しい組織を創設すれば良い事だ。」

 

このままブルーマーメイドの下に居ても、いずれ新しく就任する国交大臣に所有している兵器が悪用されてしまうし、真霜に迷惑を掛ける。

 

ならいっそ深町をGフォースの司令官に置き、ブルーマーメイドから独立して、新しい組織を創設し様と言うのだ。

 

深町「君が其処まで考えているなら・・・私に拒否権は、無い様だな!」

 

龍之介「貴方は、我々を利用した・・・なら今度は、我々が貴方を利用する番だ!!」

 

深町「・・・はぁ・・・分かった・・・君の言う通りにしよう。」

 

深町は、龍之介の計画を呑む。

 

龍之介「ありがとうございます深町国交相・・・いや深町総司令!」

 

美由紀「これからもよろしくお願いしますね深町総司令!」

 

深町「こら!・・・おだてるんじゃない!!」

 

『ハハハ・・・!!』

 

こうして、此処に深町を総司令とした新生Gフォースが誕生した。

 

ブルーマーメイドやホワイトドルフィンに並び、ゴジラ戦の先方を任せられ、それ以外では、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンと同様、治安維持や救助作業を行う事になる。

 

組織としては、小さいがいづれは、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンと同等の組織になるだろう。

 

そして、拠点は、横須賀基地から真雪が校長を務めている横須賀女子海洋学校へと移された。

 

最初は、教頭などの職員が反対したが、深町が総司令として、就任すると聞いて、真雪は、素直に受け入れた。

 

横須賀女子海洋学校

 

Gフォースの本部が置かれると同時に艦船も移動する事になり、学生艦と並んでGフォースの艦艇も停泊する。

 

当然兵員(但し寮は、今までの通りブルーマーメイドの寮を使っている)も学校へと移動して来たのだ。

 

そんな中、真雪は、生徒達を中庭へと集めた。

        

ましろ「急に招集が掛かる何て、何でしょう艦長?」

 

明乃「分からないけど・・・校長先生からの急な呼び出しだから・・・多分、学校に拠点を置く部隊の説明じゃないのかな?」

 

明乃とましろは、何故真雪が生徒達を招集したのか分らなかった。

 

そんな時

 

鈴「ねぇ!・・・反対側にいる人達って・・・Gフォースていう部隊の人達だよね!」

 

鈴は、反対側に整列しているGF隊員を見て、ある事に気づく。

 

幸子「そうですけど・・・鈴ちゃん何が言いたいんですか?」

 

鈴「ううん、そうじゃないけど・・・あの人達、この前の赤道祭で晴風に遊びに来た人達じゃないかな?」

 

鈴は、GF隊員を見て、この前の赤道祭で遊びに来た連中だと気づく。

 

『えっ!?』

 

それを聞いた明乃達は、驚き、改めてGF隊員達を見ると

 

芽衣「あっほんとだ!?・・・あの人達!・・・教官の所の人達だ!!」

 

志摩「うぃ!うぃ!」

 

薫の仲間達だと気づく。

 

ましろ「てこっとは・・・薫姉さんも?」

 

ましろは、周りを見ながら、薫を探そうとする。

 

事件後から今日まで、薫とは、全く会っていなかったので、会いたい、会って色々聞きたいのに

 

芽衣「いないな・・・・教官何処だろ・・・」

 

志摩「うぃ・・・」

 

皆がいくら探しても、薫の姿は、見つからず、校長と教頭達、そして、深町が来たので、探すのを止めて、整列する。

 

皆が整列する中、真雪は、台に立ち

 

真雪『皆さん!・・・事件解決から今日まで、ご苦労様です!・・・そんな、皆さんにお伝えしたい事が有ります・・・実は、我が横須賀女子海洋学校にGフォースの本部が置かれる事になりました・・・Gフォースとは・・・この前の事件で出現した巨大生物、ゴジラに対抗する為に・・・ブルーマーメイド、ホワイトドルフィン並び、組織された部隊です・・・では、深町総司令!』

 

真雪は、深町の代わり

 

深町『横須賀女子海洋学校の生徒諸群!・・・私は、Gフォース総司令の深町吾郎だ!・・・さっき宗谷校長が言われた通り・・・我がGフォースは、ゴジラに対抗する為に組織された部隊である・・・此処に本部が置かれるに辺り、君達には、迷惑を掛けるが、決して君達の教育の邪魔をしない事を約束する・・・ついでに言って置くが・・・この前の事件で君達を救助したのは、他ならぬ彼らだ!・・・だから彼らには、敬意を表する様に・・・以上だ!』

 

深町は、生徒達に対して、決して教育の邪魔をしないと約束し、この前の事件で彼らが救助した事を告げる。

 

それを聞いた生徒達は、ざわめくが

 

教頭「静かに!」

 

教頭が静かにと言って、生徒達は、ざわめくのを止める。

 

真雪「それでは、皆さん!・・・おのの教室に戻り、教育に励んでください・・・解散!」

 

真雪は、解散を言い渡し、生徒達は、教室に戻る。

 

生徒達が教室に戻る中

 

古庄「あっ!晴風クラスと武蔵クラス、それとシュペークラスは、残る様に・・・」

 

明乃「えっ!?」

 

行き成り古庄から残る様に言われた晴風と武蔵、アドミラル・グラフ・シュペーの生徒達は、その場に残る。

 

そして、GF隊員の一部も彼らの前に残る。

 

ましろ「何でしょう?」

 

明乃「ん・・・」

 

もえか「ミケちゃん!」

 

明乃「もかちゃん!?」

 

4人は、自分達が何故残る様に言われたのか、考えていると

 

龍之介「諸群!・・・久しぶりだな・・・」

 

GF隊員の中から龍之介と次郎が現れた。

 

ましろ「あっ!?・・・龍之介兄さん!」

 

ましろは、龍之介を見て驚愕し

 

次郎「よう晴風の諸群!!」

 

ミーナ「お主は、この前の・・・・」

 

ミーナも次郎を見て思い出し

 

次郎「何だ!金髪も居たのか?」

 

次郎もミーナの事を思い出し、金髪だと馬鹿にする。

 

ミーナ「誰が金髪だ!!・・・ワシには、ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクと言う名前が有るんじゃい!!」

 

金髪だと馬鹿にされ、怒るミーナは、自分には、ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクと言う名前が有るんじゃいと言い張るが

 

次郎「名前が長いんだよ!・・・ミーナで良いだろう!」

 

名前が長い事にイライラし、明乃が呼んでる様にミーナと呼ぶ。

 

ミーナ「何かお主に言われると嫌な気がするが・・・お主に面して許してやろう!」

 

ミーナは、次郎に二ックネームで言われるのは、嫌だったが、結局許した。

 

龍之介「話を変えて・・・お前達にある人物を紹介しよう・・・出て来い!」

 

龍之介は、話を変え、、ある人物を明乃達に紹介する。

 

するとGF隊員の中から2人の人物が現れた。

 

『あっ!?』

 

明乃達の前に現れたのは

 

薫「久しぶりだね!・・・岬ちゃん!」

 

明乃「薫お姉ちゃん!?」

 

何とそれは、薫と

 

はやて「お久しぶりやね!・・・知名さん!」

 

もえか「八神教官!?」

 

退院したばかりのはやてだった。

 

薫とはやてだと分かった途端、2人は、明乃達に囲まれ

 

芽衣「本当に教官だ!?」

 

志摩「うぃ!」

 

鈴「教官!今まで何所に?」

 

幸子「あの後いなくなってから心配してたんですよ!」

 

今まで何所で何をしていたか問い詰められる。

 

薫「心配かけて御免ね!・・・あの後、黙ってずっと皆の前から隠れていたの!」

 

幸子「如何してですか?」

 

薫「それは・・・」

 

ましろ「薫姉さん・・・」

 

薫「ましろちゃん!?」

 

龍之介「ましろ!・・・お前が知りたかった事を薫に聞いてみろ!・・・薫!・・・皆に説明を!」

 

薫「ん!・・・皆!・・・今から言う事は、全て本当の事だからね・・・実は・・・」

 

薫は、明乃達に自分達が別の世界から来た事や向こうの世界でゴジラと戦っていた事を告げる。

 

薫「以上が、貴方達が知りたかった事よ!」

 

ましろ「つまり薫姉さん達は、異世界の人間と言う事なんですね!?」

 

薫「そう!・・・黙っていて御免ね!・・・こんな事を話しても貴方達には、信じられない事だと思ったから・・・」

 

薫は、やはりこんな事を話しても明乃達には、信じられないと思ったが

 

明乃「ん・・・確かに・・・信じられない話だけど・・・私は、教官の話を信じます・・・だって、教官は、私達を助けてくれたんだから!!」

 

明乃は、薫の話を信じる。

 

薫「岬ちゃん!?」

 

ましろ「・・・私も薫姉さんの話を信じます・・・薫姉さんは、私に副長の何なのかを教えてくれましたから・・・」

 

ましろも薫の話を信じる。

 

薫「ましろちゃん!?」

 

芽衣「私も信じるよ!!」

 

鈴「わ、私も!」

 

志摩「うぃ!」

 

幸子「まあ何か、面白そうですし!」

 

そして、全員が薫の話を信じた。

 

薫「皆・・・・ありがとう!!」

 

皆が自分の話を信じてくれた事に薫は、涙を流す。

 

次郎「良かったな薫!」

 

 

その後、2人は、皆から質問攻めにあったのは、言うまでもない。

 

こうして、新生Gフォースは、無事に起動したのだ。

 

此処から先、何が有るか分らないが

 

それでも彼らは、ゴジラと戦うであろう。

 

 

 




遂に龍之介達は、ブルーマーメイドから独立した。

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