ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第5章 雅かの合同演習でピンチ!中編

6月30日

 

横須賀女子海洋学校をを出港したGフォース艦隊であったが、途中、低気圧に阻まれ、止む無く迂回コースを取らざる負えなくなった。

 

その為、到着が1日遅れる事になった。

 

空母大鳳、艦橋

 

空母大鳳の艦橋には、薫と次郎が当直に着いていた。

 

次郎「くそ・・・低気圧とはついていないな・・・」

 

低気圧のせいで、次郎は、ムカムカしていた。

 

薫「大丈夫だよ・・・もう直ぐ抜けそうだから・・・」

 

薫は、大丈夫だと次郎を安心させる。

 

薫の言う通り、既に低気圧は峠を越え、過ぎ去ろうとしていた。

 

薫「低気圧が過ぎ次第、元のコースに戻るわよ!!」

 

美奈「了~解!」

 

低気圧が過ぎ次第、艦隊は、元のコースに戻る。

 

その頃、Gフォース艦隊とは別に横須賀女子海洋学校の艦艇は、低気圧に会わず、予定通り航行していた。

 

晴風、艦橋

 

晴風の艦橋にも明乃とましろが当直に着いていた。

 

ましろ「明日は、いよいよ鳥島沖ですね艦長!」

 

舵を握るましろ。

 

明乃「そうだねシロちゃん!・・・明日は、もかちゃんと一緒に・・・」

 

双眼鏡で辺りを見る明乃。

 

明乃「そう言えば!?・・・今頃山本教官達は如何しているかな?」

 

明乃は、急に薫達の事を考える。

 

ましろ「確か演習で出ている筈ですから・・・多分、気楽にやっているんじゃないですか?」

 

ましろは、薫達が演習に出ている事は知っていた。

 

明乃「ああ・・・また、山本教官と一緒に海洋実習したかったね!」

 

明乃は、薫と再び海洋実習したいと思ってたが

 

ましろ「そりゃ無理でしょ!・・・いくらなんでも向こうは、ブルーマーメイドじゃありませんから・・・」

 

ましろの言う通り、龍之介達は、既にブルーマーメイドから独立している。

 

その為、海洋実習には参加できない。

 

明乃「あっ、そうだね・・・忘れてた。」

 

明乃は、その事を忘れていた。

 

ましろ「しっかりして下さい!唯でさえ私が困るんですから!」

 

明乃「御免ねシロちゃん!!」

 

RATt事件以降、明乃に対するましろの苦労は、相変わらずだ。

 

一方、他の3艦では

 

武蔵、艦橋

 

親子「明日は、いよいよ鳥島沖ですね!」

 

もえか「うん!」

 

明日の実習を楽しみにしているもえか達

 

天津風、艦橋

 

あゆみ「艦長!・・・このまま行けば明日は、いよいよ他のクラスと合流です。」

 

タブレットで明日の合流時刻を確認する天津風副長山辺あゆみ。

 

千華「ああもう・・・本当は、チームでの合流じゃなかったら、私が一番乗りしたかったのに・・・」

 

本当は、合流地点に一番乗りしたい千華だが

 

あゆみ「無理ですよ!・・・あの事件以来、単艦での合流は、危険だと判断されてますし・・・」

 

RATt事件以降、単艦での合流は、危険だと判断されていると注意するあゆみ。

 

千華「わ、分かってるわよ、そんな事!!」

 

そんな事は、分かってると答える千華。

 

だが、本当は、分かっていない。

 

それに振り回されるあゆみ。

 

時津風、艦橋

 

 

君江「明日は合流ですね艦長!」

 

明日の合流にウキウキする時津風副長長澤君江。

 

つむぎ「そうだね・・・ふぅ!」

 

だが、それとは正反対にやる気がないつむぎ。

 

君江「いや~相変わらず、やる気がないですね艦長!」

 

つむぎ「そう言うきみちゃんは、相変わらずウキウキだね!」

 

君江「だって面白いじゃないですか!」

 

つむぎ「ああ・・・何事も起きなければ良いけど・・・ふぅ!」

 

何事も起きなければ良いと思うつむぎであった。

 

とは言え、4艦は、順調に合流地点である鳥島沖を目指す。

 

6月31日

 

明けて、両部隊は、合流地点である鳥島沖に到着した。

 

到着した鳥島沖は、霧が発生していた。

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「こう霧が濃くては、味方艦が何所に居るか分らないな?」

 

余りの霧の濃くさに、味方艦の所在が分からなくなっていた。

 

その為、その場で停止していた。

 

薫「位置ビーコンと発光信号で位置を確認します。」

 

所在を確認する為、位置ビーコンと発光信号で位置を確認する事にした。

 

旗艦からの発光信号を見て、各艦は発光信号で応答する。

 

だが、その中に味方艦じゃない艦もあった。

 

横須賀女子海洋学校の教育艦である。

 

霧が濃くて分からなかったが、既に他のGF 艦の中に紛れ込んでいた。

 

晴風、艦橋

 

幸子「こう霧が濃くては、他の艦が何所にいるか分りませんね!」

 

ましろ「如何しますか艦長?・・・このまま航行すると衝突の恐れが・・・」

 

明乃「だね!衝突しない様に此処で駐留しておこう。」

 

明乃達も衝突を避ける為、その場で停止し

 

鶫『教員艦から連絡!・・・各艦、位置ビーコンと発光信号で位置を確認せよ!』

 

明乃「了解!サトちゃん探照灯をお願い!」

 

此方も位置ビーコンと発光信号で位置を確認する。

 

これによって、GF艦と教育艦の見分けがつかなくなる。

 

霧が濃く中

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「しばらく霧が晴れるまで小休止だ・・・当直は今のうちに休んでおけ!」

 

霧が晴れるまで小休止する事にし、当直だった薫達に休むよう命令する。

 

薫「じゃ、はやてちゃん、後よろしく!」

 

はやて「うん!おやすみや!」

 

薫は、はやてに指揮を任せ、次郎と共に艦橋を後にする。

 

艦橋を後にした薫と次郎は、部屋へと向かう。

 

薫の部屋は、艦長室だが、実は、次郎と相部屋になっていた。

 

本当は、別々の部屋にするべきだが、空いている部屋が無く。

 

仕方なく龍之介が自分の部屋を使えと言ったが、薫自身が自分の部屋を使ってと駄々を言うので、仕方なく薫の部屋と相部屋になった。

 

まあ2人は、もう肌を合わせる中まで行ってるから大丈夫である。

 

本当は微妙だが

 

空母大鳳、艦長室

 

次郎「ああ・・・疲れた疲れた・・・寝ようと!」

 

部屋に戻った次郎は、制服のまま素早くベットに行き眠りに着く。

 

薫「もう次郎君たら寝るの速いんだから・・・でも私も・・・もう駄目・・・」

 

そう言う薫も結局、制服のまま眠りに着く。

 

2人は、一つのベットで仲良く眠りに着いた。

 

そして、晴風でも

 

晴風、艦橋

 

明乃「じゃ、ココちゃん、後よろしくね!」

 

明乃も小休止し様と、ましろと共に部屋に戻る。

 

それから1時間後

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「霧が晴れてきたな・・・」

 

てんじん、艦橋

 

古庄「霧が晴れて来たわ!」

 

やがて濃くなっていた霧が晴れて来た。

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「えっ!?」

 

てんじん、艦橋

 

古庄「えっ!?」

 

晴れた途端、両部隊ともお互いを視界に捉え

 

龍之介「な、何で此処に!?」

 

何故此処に居るのか、ビックリする。

 

そして

 

空母大鳳、艦長室

 

ブブ・・・!ブブ・・・!

 

ベッド横の内線電話が鳴り

 

薫「ん!?」

 

内線電話の着信音で薫は、目を覚ます。

 

起きた薫は、直ぐに受話器を取り

 

薫「もしもし・・・」

 

応答する。

 

すると

 

はやて『艦長!!直ぐに艦橋に来たってや!!』

 

突然、はやてから直ぐに艦橋に来るよう言われる。

 

薫「如何したのはやてちゃん、何か有ったの?」

 

いきなりの呼び出しに何が有ったの問う。

 

はやて『ええから来たってや!!』

 

理由は後と言う事で兎に角、艦橋に急いで来るよう言われる。

 

薫「分かった直ぐ行くね!」

 

薫は、そう言って電話を切り

 

薫「次郎君起きて!!」

 

隣で寝ていた次郎を起こす。

 

次郎「な、何だ・・・もう時間か?」

 

突然起こされた次郎は、演習の開始時間かと思ったが

 

薫「そうじゃないの・・・艦橋から急いで来るようにと連絡が有ったわ!!」

 

次郎「何事だ?」

 

薫「それが分からないの!兎に角、艦橋に行こう!!」

 

薫も訳が分からず、兎に角、艦橋に向かう。

 

次郎「ふぁ・・・そうだな・・・」

 

次郎もあくびをしながら艦橋に向かう。

 

晴風でも

 

晴風、艦長室

 

ブブ・・・!ブブ・・・!

 

ベッド横の内線電話が鳴り

 

明乃「あっ!?」

 

内線電話の着信音で明乃は、目を覚ます。

 

幸子『艦長!・・・直ぐに艦橋に来て下さい!!・・・艦長!!・・艦長!!』

 

艦橋にいる幸子からの至急呼び出しに明乃は、直ぐに艦橋へと向かう。

 

空母大鳳、艦橋

 

薫と次郎が艦橋に来ると

 

龍之介以下、艦橋に居る者は、何故か驚いた顔をしていた。

 

薫「如何したの皆?」

 

何故驚いているのか問う。

 

はやて「あれを見たってや艦長!!」

 

『・・・・』

 

薫と次郎は、艦橋から外を見る。

 

晴風、艦橋

 

明乃もましろと共に艦橋に来ると

 

幸子以下、艦橋に居る者は、何故か驚いた顔をしていた。

 

明乃「如何したのココちゃん?」

 

何故驚いているのか問う。

 

幸子「艦長、あれを!」

 

明乃「・・・・」

 

明乃とましろは、艦橋から外を見る。

 

すると

 

薫「えっ!?」

 

明乃「えっ!?」

 

2人がお互いを見て

 

薫「岬ちゃん!?」

 

明乃「教官!?」

 

お互いに認識する。

 

空母大鳳、艦橋

 

薫「な、何で晴風が此処に?」

 

薫は、何故晴風が此処に居るのか分らなかったが

 

龍之介「晴風だけじゃない・・・周りを見ろ!」

 

薫「ん・・・」

 

龍之介に言われ、周りを見る。

 

周りには、晴風だけじゃなく、武蔵や他の教育艦が高千穂や他のGF艦と混じって、存在していた。

 

次郎「な、なんじゃこりゃ!?」

 

ましろ「何でこんな事に!?」

 

何でこんな事になっているのか、驚く次郎とましろ。

 

とは言え

 

てんじん、艦橋

 

古庄「至急、大鳳との通信回線を繋いで!」

 

副官「了解!」

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「直ぐに教員艦との通信回線を繋げろ!」

 

実「了解!」

 

状況を知ろうとお互いに通信回線を繋ぐ。

 

『此方古庄です!』

 

龍之介「此方山本!・・・一体如何なっているんだ・・・此処は我々の演習海域だぞ!!」

 

古庄『それは此方のセリフです・・・我々は、海洋実習で此処に来ているのです!』

 

龍之介「何だと、如何いう事だ!?」

 

こっちは演習、向こうは海洋実習と言い、如何いう事なのか、龍之介には分からず。

 

龍之介「司令部に連絡!」

 

司令部に如何いう事なのか問い合わせる。

 

横須賀女子海洋学校、会議室

 

その頃、Gフォースの司令部が置かれている横須賀女子海洋学校では、校長の真雪と総司令の深町が会議室に詰めていた。

 

真雪「そろそろ向こうも着いている頃ですね・・・」

 

深町「ん・・・そろそろ連絡が来る頃だろう。」

 

深町と真雪は、何かを待っていた。

 

そして

 

GF隊員「総司令!・・・山本准将から連絡です。」

 

深町「お、噂をすればだな・・・繋いでくれ!」

 

龍之介からの通信が来て、深町は、直ぐに通信回線を繋ぐ。

 

龍之介『此方山本より深町総司令!』

 

会議室の画面に龍之介の顔が映し出され

 

深町「此方深町・・・如何した?」

 

龍之介『これは何の冗談ですか?・・・演習海域に学生艦が居るとは聞いていませんよ!!』

 

直ぐに、この事態を問い詰める。

 

深町「それもそうだ・・・そもそも知らせていなかった事だからな!」

 

演習場所に教育艦が居る事は、深町は存じていた。

 

龍之介「如何いう事ですか?」

 

深町「実はな・・・宗谷校長たってのお願いで、君の部隊と宗谷校長の学生とで合同演習を企画していたのだよ!」

 

如何やら2人は、龍之介に内緒で横須賀女子海洋学校の学生達とGF隊員達との合同演習を企画していたのだ。

 

空母大鳳、艦橋

 

『ご、合同演習!?』

 

それを聞いた龍之介達は驚愕する。

 

てんじん、艦橋

 

古庄「合同演習なんて、私は、何も聞いていません!?」

 

古庄達も合同演習については、知らなかった様だ。

 

真雪『知っていたら、貴方反対したでしょ?』

 

それに対して、真雪が古庄に内緒にした訳を説明する。

 

古庄「それは・・・」

 

如何やら図星の様だ。

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「冗談じゃない!!・・・これは演習で有って、遊びじゃないんですよ!!」

 

合同演習と聞いた龍之介は激怒し、断固反対する。

 

龍之介の言う通り、演習は、来るべきゴジラ戦に備えての大事な訓練であって、遊びじゃない。

 

しかも学生達は、まだ高校生になったばかりの新米で、龍之介達見たいなエリートには付いていけない。

 

更に武装も違う。

 

これでは、合同演習など不可能である。

 

横須賀女子海洋学校、会議室

 

だが、深町は

 

深町「確かに君の言う通り、演習は遊びじゃない・・・だが、学生達も演習が遊びじゃない事は分かっている筈だ・・・それに学生達は、この前のRATt事件でかなりの経験を積んでいる・・・そうじゃないのかね・・・山本准将?」

 

この前のRATt事件で、学生達は、僅か1ヶ月で、かなりの実戦を経験している。

 

だから、龍之介達の演習にも必ず付いていけるのだと確信していた。

 

空母大鳳、艦橋

 

龍之介「そ・・・そんな無茶苦茶な・・・」

 

余りの無茶苦茶に龍之介は、頭が痛くなる。

 

功「如何しますか?」

 

如何するのか功が訪ねるが

 

龍之介「ん・・・」

 

如何すれば良いか龍之介は迷う。

 

そんな時

 

薫「取り合えず古庄教官と相談したら如何ですか兄さん?」

 

薫は、古庄と相談したら如何だと言う。

 

龍之介「ん・・・そうするか・・・」

 

結局、古庄と話し合う事になり、古庄達が空母大鳳にやって来た。

 

晴風、艦橋

 

ましろ「如何なりますかね艦長?」

 

明乃「ん・・・私的には、また教官と実習したいな・・・」

 

武蔵、艦橋

 

夏美「如何なりますかね・・・」

 

もえか「・・・・」

 

学生らが進境を窺う中

 

空母大鳳、会議室

 

龍之介「と言う訳で、いきなりの合同演習について、諸群らと話し合う事になった。」

 

両者は、本艦の会議室で、この合同演習をするかどうか話し合う。

 

美由紀「私は、反対です!・・・これは、来るべきゴジラ戦の演習で有って、学生相手の遊びではありません!!」

 

最初に美由紀が反対し

 

副官「私も反対です。」

 

古庄の副官も反対する。

 

古庄「確かに権藤中佐の意見も一理あるわ・・・だけど、私的には、生徒達にこのまま演習をさせてあげたいわ・・・勿論、貴方達もだけど・・・」

 

それに対して、古庄は、何とか学生達に、このまま演習をさせたいと考えていた。

 

勿論龍之介達もだ。

 

龍之介「確かに!・・・古庄教官の言う通り、俺達も演習はしたい・・・例え学生艦と組んでも・・・だが、この演習は、ブルーマーメイドがいつもしている演習とは訳が違う・・・第一、そっちには、空母や航空機が無い!・・・これじゃ五分五分の演習が出来ない」

 

古庄の言葉に龍之介も同じ気持ちだった。

 

だが、龍之介達の演習は、ブルーマーメイドが、いつもしている演習とは訳が違う。

 

更に学生艦の中には、空母も航空機も無い。

 

これでは、五分と五分の演習が出来ない。

 

薫「なら准将!・・・空母は、後方で演習を見守りながら両方に航空機で支援すると言うのは如何ですか?」

 

それに対して、薫が空母大鳳は、後方で両方を航空機で支援する案を出す。

 

龍之介「ん・・・それなら両方とも五分五分だな!」

 

その案に龍之介は、賛同する。

 

古庄「艦隊編成については、此方の艦と其方の艦を混ぜて、編成しましょう。」

 

艦隊編成は、GF艦と学生艦を混ぜて編成する事にした。

 

薫「後は、艦隊を指揮するものだけですね!」

 

後は、艦隊を指揮する者の選別である。

 

龍之介「それならとっておきの奴が居るぞ!!」

 

選別にとっておきの奴が居ると龍之介が言う。

 

薫「誰です?」

 

薫は、誰なのか問う。

 

龍之介「学生艦に詳しく、生徒にひたしい関係の奴・・・つまりお前だ!」

 

薫「えっ!?私ですか?」

 

それは薫だった。

 

薫「む、無理です!!・・・私が指揮官なんて・・・」

 

いきなり指揮官に抜擢された事に薫は無理だと言うが

 

龍之介「お前、この前のRATt事件を解決したんだから・・・それぐらい出来るだろう?」

 

龍之介は、この前のRATt事件での功績を出し、薫に指揮官をさせようとする。

 

薫「あれは晴風の艦長がやった事で、私は何もしていません!!」

 

それに対して、薫は、晴風の生徒の功績だと言って、断固出来ないと言う。

 

その時

 

美由紀「あら貴方!・・・あんなに無茶な事をして、それを人のせいにするの?」

 

薫の言葉に美由紀は、ワザと馬鹿な事を言って、薫を挑発し始めた。

 

薫「如何言う意味ですか?」

 

美由紀「言葉通りよ!・・・例の事件で、あれだけの無茶をしたのに・・・結局貴方は、学生のせいにして、逃げるんだ。」

 

薫「わ、私は、生徒のせいにしていませんし、逃げてなんていません!!」

 

美由紀の挑発に反論する薫。

 

美由紀「なら証明して見なさいよ!」

 

反論する薫に美由紀は、ある提案を出す。

 

薫「証明?」

 

美由紀「この演習で、私に勝たら・・・その時は、貴方の言葉が本当だと言う事を認めてあげるわ!」

 

それは、薫が美由紀に勝ったら、薫の言う事を認めてやると勝負を申し出て来たのだ。

 

次郎「な、何だって!?」

 

突然の勝負の申し出に次郎は驚愕する。

 

古庄「権藤中佐!・・・そんな勝手な事を言っては困ります!!・・・第一、これは実習の一環で有って・・・」

 

美由紀の勝手な勝負に聞いていた古庄は、止めるよう言うが

 

龍之介「古庄教官!・・・すまないが中佐の言う通りにさせてくれないか?」

 

それに龍之介が美由紀の言う通りにさせて欲しいと頼む。

 

古庄「し、しかし!」

 

龍之介「頼む。」

 

古庄「ん・・・」

 

龍之介の頼みに流石の古庄も黙認する。

 

美由紀「さ、如何するの?」

 

薫「ん・・・」

 

美由紀の勝負を受けるか、薫は迷う。

 

美由紀「それとも逃げるの?」

 

迷う薫に美由紀はまたも挑発する。

 

薫「分かりました・・・その勝負受けます!!」

 

美由紀の挑発に薫は勝負を受ける事にした。

 

次郎「か、薫、そんな無茶な!?」

 

美由紀の勝負に薫が受けると言って、次郎は、無理だと言うが

 

美由紀「決まりね!・・・では、准将!もう1人の指揮官は私がやります・・・それで良いですね!」

 

龍之介「ああ!」

 

結局、薫と美由紀が指揮官に決まった。

 

話が終わると

 

古庄が

 

古庄「何故、あんな勝負を許したんですか?・・・下手して、迷惑するのは、私の生徒何ですよ!」

 

何故あんな勝負を許したんだと龍之介を叱る。

 

龍之介「そうしないと駄目なんだよ、あいつは!」

 

古庄「え?」

 

それに対して、龍之介は理由を説明する。

 

龍之介「この頃、薫は、俺より先に解決策を考える様になった・・・これは指揮官の素養を十分備えている証拠だ・・・それなのに、あいつは、何故か指揮官をやるのを嫌がる・・・ならいっそ勝負をして、指揮官の素質が有る事を分からせるしかない・・・おそらくそうし様としているんだよ権藤中佐は・・・」

 

薫は、指揮官の素質が有るのに何故か無理だと拒む。

 

それを見た美由紀は、単に勝負を挑んでいる訳でわなく。

 

薫の指揮官の素質を無理やり出そうとしているのだと龍之介は、見抜いていた。

 

古庄「しかし、それでは生徒が!」

 

だが、古庄は、それに巻き込まれる生徒を心配する。

 

龍之介「これぐらいの勝負でばてるなら、実戦では使え物にならない・・・他のブルーマーメイドに舐められるぞ!!」

 

龍之介の言う通り、生徒がこれぐらいの勝負でばてるなら、将来ブルーマーメイドに入れても実戦では、役に立たないと言われ、他のBPF隊員から舐められる結果になる。

 

古庄「ん!!!」

 

それでも古庄は納得できなかったが

 

龍之介「生徒を心配するあんたの気持は分かる・・・だが、これは試練だと思ってくれ!」

 

龍之介は、古庄の肩に手を置き、そう告げる。

 

古庄「・・・・」

 

その言葉を聞いて、古庄は、龍之介の気持ちが分かったような気がし、何も言えずに黙認する。

 

と言う訳で、話はまとまり、その旨をGF隊員達や生徒達に伝える。

 

晴風、艦橋

 

ましろ「結局、合同演習になってしまいましたね艦長!」

 

幸子「山本教官が指揮官となっていますが・・・私達は何所に配置されますかね?」

 

明乃「ん・・・」

 

武蔵、艦橋

 

夏美「如何なりますかね?」

 

親子「山本教官は兎も角・・・あの権藤中佐と言う人は、どんな人なんでしょう?」

 

もえか「ん・・・私が見た程度では、そんなに怖い人には見えないけど・・・」

 

天津風、艦橋

 

千華「どんなのが来ようが、私達が一番になってやるわよ!!」

 

時津風、艦橋

 

君江「いや、面白い事になりましたね艦長!」

 

つむぎ「はぁ・・・面倒な事が起きなければ良いけど・・・ふぅ!」

 

アドミラル・グラフ・シュペー、艦橋

 

ミーナ「如何なりますかね艦長?」

 

テア「・・・・」

 

話を聞いた生徒達は、どんな編成になるか、そしてそれを指揮する2人に不安を持つ。

 

そして、編成は、西と東に別れて

 

西部隊

 

指揮官山本薫中佐

 

超大型直接教育艦武蔵

 

大型直接教育艦比叡

 

巡洋艦すくね

 

小型直接教育艦アドミラル・グラフ・シュペー

 

大型巡洋直接教育艦摩耶

 

小型巡洋直接教育艦五十鈴

 

航洋直接教育艦晴風、天津風、時津風、浦風、谷風

 

護衛艦せんだい

 

航空部隊、スターズ隊

 

 

東部隊

 

指揮官権藤美由紀中佐

 

高速戦艦高千穂

 

大型直接教育艦ビスマルク

 

巡洋艦さつま

 

大型巡洋直接教育艦鳥海

 

航洋直接教育艦涼風、磯風、浜風、舞風、萩風

 

護衛艦いばらき

 

航空部隊、ライトニング隊

 

演習監視部隊

 

演習総旗艦空母大鳳

 

教員艦てんじん

 

補給部隊

 

補給艦せた、とよだ

 

給糧支援教育艦間宮

 

工作支援教育艦明石

 

で編成された。

 

更に使用される砲弾などは、演習用の模擬弾を使用する事になった。

 

演習開始前に各指揮官は、それぞれの艦の艦長と会合する。

 

西部隊

 

武蔵、甲板

 

武蔵の前部甲板に向かう中

 

次郎「おい薫!」

 

薫「何?」

 

次郎「あの権藤中佐に勝てる見込みは有るのか?」

 

次郎は、薫に美由紀に勝てる見込みは有るのか問う。

 

薫「ん・・・はっきり言って、本当は無いよ!」

 

それに対して、薫は、無いと告げる。

 

実は、薫は、図上演習で美由紀に勝った事が無い。

 

何回もしたが、結局、負けている。

 

次郎「じゃ!?」

 

薫の言葉を聞いて、次郎は、じゃ結局、負けるんじゃないかと思うが

 

薫「でも、負けたくない!!・・・負けたら、あの事件での晴風の皆の働きが全部嘘だと言われるから・・・だから勝って、嘘じゃない事を証明してみせる!!」

 

薫は、負けたくないと言い張り、勝つ気でいた。

 

勝って、あの事件での晴風の皆の功績を証明させると決めたのだ。

 

次郎「薫・・・」

 

それを聞いた次郎は、何とか薫を勝たせたいと思いながら、西側の艦長達が居る前部甲板に向かう。

 

武蔵、前部甲板

 

武蔵の前部甲板には、既に西側の艦長や副長達が集まっていた。

 

その中には、明乃やましろ、もえか、テア、ミーナ達の姿があった。

 

薫と次郎がやって来ると

 

与力「全員整列!」

 

与力が整列を命じる。

 

整列と聞いて、五月達は、整列する。

 

五月達の整列を見て、明乃達も急いで整列する。

 

薫が壇上に上がり

 

薫「皆さん!・・・私がこの部隊の指揮官になりました山本薫です・・・皆さんにとっては、急な合同演習になりましたが・・・これも何かの縁なので、如何かよろしくお願いします。」

 

皆に自己紹介をする。

 

五十鈴の艦長「大丈夫なのかな、あんな人で・・・」

 

摩耶の艦長「何かね・・・」

 

薫を見た生徒達は、何故か不安になるが

 

五月「中佐!・・・相手は権藤中佐だけど・・・何か作戦でもあるの?」

 

そんな不安になる生徒を無視して、五月は、美由紀に勝てる作戦が有るのか、薫に問う。

 

薫「正直言って有りません・・・ですが!・・・例え有ったとしても、権藤中佐に全て見抜かれていますので、無駄だと思います。」

 

美由紀に勝てる作戦など無い。

 

例え有ったとしても、美由紀には、薫の考えている事は、お見通しである。

 

比叡の艦長「それじゃ、勝てる見込みなんてないじゃないですか?」

 

それを聞いた比叡の艦長が勝てる見込みなんてないじゃないですかと告げる。

 

その言葉を聞いた途端、生徒達は困惑する。

 

与力「何だ、何だ!もう怖じ気づいたのか?・・・俺は、中佐殿に着いて行くぞ!!・・・どうせなら出たとこ勝負だ!!」

 

困惑する生徒達に与力がもう怖じ気づいたのかと問いながら、自分は、薫に従うと言い出す。

 

五月「私も!・・・一度で良いから中佐と勝負して見たいわ!」

 

与力の乗り出しに五月も賛同する。

 

五月「貴方達は如何なの?」

 

五月は、困惑する生徒達の意見を問う。

 

比叡の艦長「わ、私達は・・・」

 

それに対して、生徒達は、如何すれば良いか迷う。

 

五月「雅か、本当に怖じ気づいたの?・・・これぐらいの演習で怖気付くなんて、貴方達本当にブルーマーメイドの候補生なの?」

 

そんな生徒達に対し、五月は、キツイ言葉を言う。

 

その言葉を聞いた途端

 

明乃「いえ、怖気づいてはいません!」

 

明乃が怖気づいてはいませんと言って

 

明乃「私達は、皆ブルーマーメイドになる為に此処に居ます・・・皆もそう思わない?」

 

困惑する生徒達を勇気づける。

 

それに乗じて

 

もえか「そうだね!・・・ミケちゃんが言うんだから、そうしようよ!」

 

千華「そうよ!・・・相手がちょっと手強いだからと言って、このまま引き下がる気はないわ!!」

 

君江「何だか面白そう見たいですし、私達もやりましょう艦長?」

 

つむぎ「何で、私達まで・・・はぁ~」

 

もえかや千華、つむぎ達が名乗り出た。

 

更に

 

テア「支援砲撃が欲しいなら、我々も手を貸すぞ!」

 

ミーナ「『此処で逃げたら、下のもんに示しがつかんからの!』」

 

テアやミーナも名乗り出た。

 

比叡の艦長「そうだ!・・・私達だって、横須賀女子海洋学校の生徒何だから、やってやろうじゃないの!!」

 

五十鈴の艦長「私も!」

 

谷風の艦長「私も!」

 

それを見た他の生徒達も賛同し始める。

 

薫「皆・・・」

 

やる気を見せる生徒達を見て、薫は、感謝し

 

五月「ふん!・・・今の言葉は、取り消すわ・・・まあ、精々足を引っ張らない様にして頂戴!」

 

流石の五月も感心した。

 

明乃「で、教官!何か作戦は?」

 

感心も束の間、明乃は、薫に作戦をこう。

 

薫「そうね・・・先ずは、初めに航空攻撃が来るから、それを凌ぐのが先決・・・後は、其処から水上戦闘になるけど・・・」

 

演習の最初として、航空機による攻撃が両部隊に降り注ぎ、更に其処からお馴染みの水上戦闘に発展すると薫は、察し、作戦を考える。

 

次郎「なら対空戦闘は、お馴染みの輪形陣で交わすとして、水上戦闘は、武蔵などの大型艦を支援に回して、航洋艦などは、単縦陣で敵に突っ込むってのは如何だ?」

 

それに対して、次郎が対空戦闘は、お馴染みの輪形陣で交わして、水上戦闘は、武蔵などの大型艦を支援に回し、航洋艦などを単縦陣で敵に突っ込ませる作戦を提案する。

 

与力「何か、当たり前の作戦だな・・・」

 

五月「そんな素人見たいな作戦!・・・向こうはお見通しよ!」

 

それを聞いた2人は、次郎の作戦を却下する。

 

次郎「じゃ、何か他に案が有るのかよ?」

 

案が却下された次郎は、他に案が有るのか問う。

 

すると

 

もえか「なら!」

 

『ん!?』

 

もえか「こう言うのは如何でしょう?」

 

もえかがある提案をする。

 

4人は、もえかの案の詳細を記載したタブレットを見る。

 

薫「ん・・・これなら多分、上手く行くかも!」

 

もえかの案を見て、薫は、これなら多分、上手く行くかもと告げ、もえかの案を採用する。

 

薫「後は、旗艦だけど・・・」

 

作戦は決まり、後は旗艦だけとなった。

 

皆は、旗艦が当然武蔵だと思っていたが

 

薫「じゃ、旗艦は・・・・晴風!」

 

明乃「えっ!?」

 

何と薫は、武蔵ではなく、晴風を旗艦にした。

 

『ええ・・・・!?』

 

次郎達や他の生徒達は、驚愕する。

 

それもその筈、たいてい旗艦は、武蔵の様な強力な攻撃力と頑丈な防御力を持つ艦が務めるのだが、晴風の様な強力な攻撃力を持たず、貧弱な防御力しか持たない駆逐艦を旗艦にするなどあり得ない。

 

しかも駆逐艦は、攻撃力も防御力も弱いので、敵に太刀打ちできるどころか、一撃でやられてしまう。

 

それなのに薫は、何故旗艦を晴風にするのか

 

薫「晴風なら武蔵と違って、狙われにくいし、何より幸運な艦だから!」

 

晴風なら武蔵と違って、狙われにくいし、何より晴風は、幸運な艦だ。

 

次郎「でも薫!・・・武蔵なら兎も角・・・晴風を旗艦にするなんて・・・第一、前例も無い事だ!」

 

薫「だから良いの・・・向こうは多分、こっちが武蔵を旗艦にすると察している筈・・・ならこっちは、その逆をついて・・・小さくて小回りが利く晴風を旗艦にするべきよ!」

 

薫は、こっちが旗艦を武蔵にする事は、美由紀も察している筈だと思い、あえてその逆をついたのだ。

 

次郎「成程!・・・向こうの逆を突くって事か!?」

 

薫「そう!」

 

次郎「分かったぜ薫!」

 

薫の考えを聞いた次郎は、納得する。

 

五月「まあ、此方の指揮官は、貴方何だから、此方は従うわ!」

 

与力「異議なしだ!」

 

五月、与力も納得する。

 

薫「では、各自!準備をお願いします・・・解散!」

 

協議は終わり、各自各艦に戻る。

 

戻る中

 

薫「知名さん!」

 

もえか「!?」

 

薫「さっきは、ありがとう・・・お陰で何と勝ってそう!」

 

薫は、もえかに感謝する。

 

もえか「いえ、でも驚きました・・・旗艦を晴風にするなんて・・・」

 

それに対して、もえかは、薫が雅か、旗艦を晴風にするとは思っても見なかった。

 

薫「ん・・・本当は、武蔵にしたかったけど・・・私的には、使い慣れている艦が良いと思って・・・御免なさい!」

 

薫は、もえかに旗艦を武蔵にしなかった事を謝罪する。

 

もえか「いえ、私的にも晴風を旗艦にするのが合意的だと思います・・・教官の予想通り・・・多分、向こうは、此方が旗艦を武蔵にすると思って、狙って来る筈ですから!」

 

それに対して、もえかも薫と同じ考えだった。

 

薫「流石知名さん!私の考えを呼んでるわね!」

 

もえかが自分の考えを呼んでいる事に薫は感心する。

 

そんな時

 

明乃「教官!」

 

薫「あら岬ちゃんにましろちゃん!?」

 

明乃とましろがやって来て

 

ましろ「本当に私達が旗艦で良いんですか?」

 

自分達の艦が旗艦で良いのか問う。

 

薫「勿論!・・・晴風なら、この勝負を勝利に導く事を信じているから!」

 

それに対して、薫は、2人に晴風なら、この勝負を勝利に導く事を信じていると告げる。

 

ましろ「教官・・・」

 

薫の言葉に2人は、やる気が出て来る。

 

だが、最もやる気を見せる者がいた。

 

千華「ふん!自分の艦が旗艦に選ばれて、良い気になってるんじゃないわよ!!」

 

『!?』

 

それは、千華率いる天津風クラスだった。

 

薫「えっと、貴方は?」

 

千華「天津風艦長高橋千華よ!・・・見てなさい、この勝負を勝利に導くは私達なんだからね!!」

 

薫「い、以外とやる気が有るわね・・・感心したわ!」

 

千華のやる気に薫は、感心する。

 

だが

 

つむぎ「あの・・・」

 

薫「はい?」

 

つむぎ「この勝負・・・・勝たなきゃならないんですか・・・ふぅ!」

 

千華とは別に、つむぎは、勝たなきゃならないんですかとやる気ない様な事を言う。

 

薫「えっ!?」

 

千華「何言ってるのよ!勝たなきゃ意味ないでしょう!!」

 

それに対して、千華が勝たなきゃ意味ないでしょうと言い張る。

 

つむぎ「別に如何でも良いんだけど・・・ふぅ!」

 

だが、つむぎは、相変わらずやる気が無い様な素振りをする。

 

薫「まあ、別に勝っとうと思わなくて良いから・・・兎に角、自分のスペースで、この勝負に挑みましょう!」

 

バラバラの2人に薫は、兎に角、自分のスペースで、この勝負に挑みましょうと何とかまとめる。

 

『はい!』

 

それに明乃ともえかは、納得する。

 

千華「ふん!優勝は私達何だから!」

 

つむぎ「ああ・・・」

 

それに対して、千華とつむぎは、やはりバラバラだった。

 

薫(この2人は、大丈夫だろうか・・・何も起きなければ良いんだけど・・・)

 

この2人のバラバラに薫は、何も起きなければ良いと願う。

 

そんな時

 

テア「大変だな、指揮官と言うのは・・・」

 

薫「あっ、テアちゃん!」

 

テアとミーナがやって来て、指揮官は、大変だなと確信する。

 

ミーナ「こら、うちの艦長をテアちゃんと呼ぶな!」

 

薫「御免、御免!でも、嬉しいよ!・・・貴方達と一緒にまた戦える事を・・・」

 

薫は、改めて、明乃達を見て、また戦える事に嬉しさを抱く。

 

薫「じゃ、行こうっか!」

 

『はい!』

 

とは言え、晴風を旗艦とした西側部隊は、もえかの作戦を主張に準備を進める。

 

一方、美由紀が指揮する東側部隊では

 

高千穂、前部甲板

 

高千穂の前部甲板に集められている東側の艦長と副長に対し

 

美由紀「私は、権藤美由紀・・・この勝負に対して、私からは、何も言う事はない・・・唯言える事は・・・如何なる事が有ろうとも自分の務めを遂行する様に・・・以上!」

 

何とも明けない言葉を告げて、終わる。

 

美由紀「さて、向こうが如何出るか・・・見せてもらうわ!」

 

美由紀は、薫が如何出るかを楽しみにしながら艦橋へと向かう。

 

空母大鳳、艦橋

 

古庄『それでは、これより合同演習を開始します!!・・・全艦、指定位置に配置に着け!』

 

合同演習の開始に伴い、全艦指定位置に移動する。

 

龍之介「攻撃隊の発進準備は、完了しているか?」

 

はやて「準備万端や!」

 

既に空母大鳳の飛行甲板では、スターズ隊とライトニング隊が発進準備をしていた。

 

機体は、格納庫から艦載機用エレベータで飛行甲板に上げられ、爆装(訓練用の模擬爆弾)と燃料が装備される。

 

実「各艦は位置に着きました。」

 

各艦は位置に着き

 

龍之介「よし、ペガサス隊発進用意!」

 

演習の状況を中継する為、ペガサス隊のE2G1機の発艦準備をする。

 

はやて「ペガサス隊発艦準備完了!」

 

龍之介「発進!」

 

E2G1機が発艦する。

 

古庄「あれは?」

 

古庄が発艦するE2Gに興味を持つ。

 

功「あれはE2Gと言って、周辺の哨戒や航空機や艦船に指示をする・・・言わば、空飛ぶレーダサイトです。」

 

興味を抱く古庄に功は丁寧に説明する。

 

古庄「あれが・・・我々が使っているバルーンとは、比較にならないわね・・・」

 

古庄は、E2Gを見て、ブルーマーメイドで採用されている飛行船とは、比較にならないと察する。

 

龍之介「古庄教官、そろそろ演習の号令をお願いしたいんだが・・・」

 

龍之介は、古庄に演習の号令をお願いする。

 

古庄「ああ、すいません。」

 

古庄は、龍之介からマイクを受け取り

 

古庄『では、各艦は位置に着いたところで・・・演習・・・開始!』

 

古庄の号令の元、演習が開始され

 

龍之介「攻撃隊発艦!」

 

空母大鳳からスターズ隊とライトニング隊が発艦する。

 

こうして、薫と美由紀の勝負が切って落とされた。

 

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