ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第7章 特別研修

7月1日

 

鳥島沖

 

あの大規模な演習から1日後

 

Gフォース艦隊と横須賀女子海洋学校の学生艦隊は、相変わらず共に停泊している。

 

特に横須賀女子海洋学校の生徒は特別研修でGフォース艦隊旗艦の空母大鳳の見学に向かう。

 

内火艇

 

留奈「大きい!?」

 

空「流石は武蔵を超えた大型艦!」

 

内火艇から改めて、空母大鳳の大きさを見て驚愕する生徒達。

 

桜良「でも大型艦なのに、何で武装が無いの?」

 

それとは逆に武装が無い事に疑問を抱く。

 

とは言え、内火艇は空母大鳳に着き、古庄を先頭に生徒達はタラップを登る。

 

上った先に艦内に通じる入り口が見え、入ると其処には

 

薫「ようこそ我が艦へ!」

 

薫と次郎が生徒を出迎えるべく、待っていた。

 

明乃「教官!」

 

薫「歓迎します生徒の皆さん!」

 

薫が出迎えた事に生徒達は驚き、薫と次郎は生徒を歓迎する。

 

古庄「出迎えご苦労、山本中佐!」

 

薫「いえ、これも仕事ですから・・・あっ古庄教官!・・・准将が呼んでいたので・・・此処は私達に任せて、教官は直ぐに会議室に行ってください!!」

 

薫は、古庄に龍之介が呼んでいると言って、生徒達の事は自分に任せて、会議室に行くよう告げる。

 

古庄「あら、そう!?・・・じゃ任せるわね。」

 

薫「は~い!」

 

古庄「では、各自山本中佐の指示に従う様に!」

 

そう言って、古庄は、生徒達を薫に託し、龍之介達が居る会議室へと向かう。

 

空母大鳳、艦内

 

薫「それでは皆さん!私に付いて来てください!!」

 

薫の案内の元、生徒達は艦内を見る。

 

幸子「かなり大きいですけど・・・以外と中は普通の艦とは変わりないですね・・・」

 

鈴「でも何か違う。」

 

次郎「当たり前だ!・・・何しろ6隻も建造された国防軍最強の攻撃型空母だぞ!!」

 

芽衣「ろ、6隻!?」

 

ましろ「そんなに有るのか?」

 

同じ艦が6隻も有ると聞いて、生徒達は驚愕する。

 

幸子「でも、こんな大きな艦をよく6隻も作れましたね・・・普通なら予算とかで作れない筈では?」

 

驚く中、幸子は空母大鳳の建造に疑問を抱く。

 

薫「流石納沙さん!其処に目を付けたわね・・・実は、この艦は古い艦の資材を再利用したリサイクル艦なの!」

 

それに対して、薫は、空母大鳳が古い艦の資材を再利用したリサイクル艦だと告げる。

 

『リサイクル艦!?』

 

薫「だから、この艦を見て・・・皆分からない?・・・使われている艦の資材は貴方達が乗っている艦だよ!」

 

薫に言われ、艦内の至る所を見るが

 

理都子「自分が乗っている艦って、言われても・・・」

 

果代子「私達には分からないよ!」

 

見ても分からない。

 

次郎「全然分からないのか!・・・お前らの頭の中にはカエルでも入っているのか?」

 

生徒達の反応に次郎は、頭にカエルでも入っているのかと思い呆れる。

 

薫「まあしょうがないよね・・・普通は分からないのが当たり前・・・良いわ!・・・特別に教えてあげる・・・この艦の建造には武蔵と信濃の資材が使われているのよ!」

 

分からない生徒に薫は、答えを告げる。

 

夏美「む、武蔵!?」

 

亜衣子「こ、これが!?」

 

武蔵の資材を使っていると聞いて、武蔵クラスの生徒達は驚愕する。

 

もえか「ん・・・」

 

そんな中、もえかは、何かを考える。

 

とは言え、艦内を進む。

 

薫「それでは、先ず機関室をお見せします。」

 

先ず機関室に行こうと下に降りる。

 

薫「此処が機関室です!」

 

そう言って、機関室の扉を開き中に入る。

 

空母大鳳、機関室

 

機関室に入ると、其処には巨大な機関とそれを整備する機関士達の姿が有った。

 

留奈「うわぁ凄い!?」

 

麗緒「以外と大きい!?」

 

巨大な機関を見て、機関科の生徒は驚く。

 

薫「あれ?・・・機関長は何所かな?」

 

薫は機関長の夏雄を探す。

 

そんな時

 

夏雄「よく来たなひよっこ共!!」

 

『!?』

 

生徒達の後ろから夏雄が現れる。

 

明乃「あっ、なっちゃん!」

 

明乃は、つい夏雄をニックネームで呼ぶ。

 

夏雄「誰がなっちゃんだ!?篠原機関長と呼べ!!」

 

だが、夏雄は、明乃のニックネームを気に入らず、普通に篠原機関長と呼べと明乃を怒る。

 

明乃「うぇ!!!」

 

夏雄に怒られ、明乃はビビる。

 

麻侖「夏雄!!」

 

夏雄「おう、麻侖!久しぶりだな!」

 

だけど、同じ機関長の麻侖だけは、再会を喜ぶ。

 

やはり似た者同士だからだろう。

 

薫「機関長!何所行ってたんですか?」

 

突然現れた夏雄に薫は、何所行ってたんですかと問う。

 

夏雄「ちょっとボイラーの様子を見に・・・」

 

如何やらボイラーの様子を見に行っていた様だ。

 

薫「雅か、また何処かのパイプに亀裂が?」

 

それを聞いた薫は、また去年の様に調整パイプなどに亀裂が生じたのかと思ったが

 

夏雄「いや、お湯の循環パイプの調子が悪いって言うから修理に行っていただけでぇい。」

 

如何やらお湯の循環装置が故障しただけだった様だ。

 

薫「何だ、そうだったんですか・・・良かった・・・」

 

それを聞いた薫は安心する。

 

夏雄「それよりも見て見ろてんでぇい・・・この機関を!」

 

改めて夏雄は、生徒達に機関を見るよう言う。

 

洋美「改めて見たけど・・・殆んどの機器は私達が使っているのと変わりないわね!」

 

桜良「そう言えば、この制御盤も・・・」

 

改めて生徒達は、機関や制御盤を間近で見て、自分達の艦の機関と同じ事に気づく。

 

夏雄「よく気づいたな!・・・この蒸気タービンは、大きさだけで、お前らが使っている機関と何ら変わりない・・・既に骨董品だがな・・・」

 

夏雄は、この機関が既に骨董品だと主張。

 

麗緒「でも最新鋭じゃ?」

 

それを聞いて、麗緒は、この艦が最新鋭艦と思っていたが

 

次郎「いや、30年も経っている老朽艦だ!」

 

それに対し、次郎が30年も経っている老朽艦だと告げる。

 

空母大鳳は、建造から既に30年は経過している。

 

鳳凰型の建造は、8年ごとに行われ、冷戦時には、4隻が就役した。

 

冷戦後には、更にレーザー核融合炉を搭載した最新鋭2隻が建造中だった。

 

留奈「3,30年!?」

 

空「結構、年数経ってるね!」

 

それを聞いて、機関科4人衆は驚く。

 

洋美「だっとすると艦の整備も大変でしょうね・・・なんせ30年になると・・・」

 

洋美は、年数を聞いて、艦の整備が大変だと気づく。

 

歳郎「その通りだ!」

 

『ん!?』

 

今度は、機関助手の歳郎が酒瓶を持って現れた。

 

歳郎「あっちこっちガタが来てるから、いつも修理に駆り出される・・・こっちは酒飲む暇もねえ・・ん・・・ん・・・ぱはぁ!」

 

そう言って、生徒の前で堂々と酒を一気飲みする。

 

百々「ああ、私達と同じッスねぇ!」

 

媛萌「何時も大変だし!」

 

歳郎の話を聞いて、自分らも同じだと思う。

 

薫「もう、生徒の前で酒を飲むのは止めて下さい大山機関助手!!」

 

堂々と酒を一気飲みする歳郎を薫は叱るが

 

歳郎「良いじゃねえか!人の楽しみを邪魔するな・・ん・・・ん・・・ぱはぁ!」

 

全く聞かず、酒を一気飲みする歳郎。

 

次郎「流石にみともねえぞ・・・」

 

それに次郎は呆れ

 

芽衣「何か・・・教官が下見たいになっている・・・」

 

志摩「うぃ・・・」

 

生徒達は、薫の立場が下だと思った。

 

夏雄「まあ、馬鹿はほっといて、それより麻侖!・・・暇なら手伝ってくれ!・・・色々話してえからよ!」

 

夏雄は、機関の整備に麻侖を誘う。

 

麻侖「おう任しとけ!いくぞお前ら!!」

 

それに麻侖は応じ、他の5人も誘う。

 

麗緒「マジかー!?」

 

留奈「何で私達まで・・・」

 

だが、洋美以外の4人は、麻侖の誘いに乗り気じゃなかったが、結局麻侖に強制され、機関の手伝いをする。

 

小百合「ジェニーもやるヨー!」

 

他にも天津風機関長の加藤小百合が加勢し

 

薫「じゃあとで食堂に合流と言う事でお願いしますね機関長!」

 

薫は、麻侖達を夏雄に預け、先へと向かう。

 

空母大鳳、医務室

 

薫「此処は医務室です。」

 

機関室を後にし、今度は医務室に入る。

 

美波「おお!・・・設備が整っている。」

 

美波は医務室の診察台や治療用の道具を見て、治療に必要な道具が揃っている事に感心する。

 

そんな時

 

ミーくん「ニャ~ン!」

 

薫「あら、ミーくん!?」

 

やってきた生徒達をミーくんが出迎える。

 

明乃「ああ、この前の猫!?」

 

明乃は、ミーくんを見て、この前の猫だと気づくが

 

ミーくんは、生徒達を無視し、何故か百々に目を向ける。

 

だが、ミーくんが目を向けてるのは、百々ではなく、百々が抱いている五十六だった。

 

ミーくん「ニャン!」

 

五十六「ぬう!」

 

五十六もミーくんに気づき

 

百々「あっ?」

 

百々の腕から離れ、ミーくんの前に降り立ち

 

多聞丸「ニャン!」

 

ましろ「多聞丸!?」

 

ましろが抱いていた多聞丸もミーくんの元に降り

 

ミーくん「ニャ~ン!」

 

五十六「ぬ~う」

 

多聞丸「ニャ~ン!」

 

3匹は、じゃれ合いながら再会を祝う。

 

薫「相変わらず仲良しね・・・この3匹!」

 

3匹のじゃれ合いを見ていると

 

吾郎「いらっしゃい!」

 

薫「宗方軍医!」

 

部屋の奥から吾郎が現れ

 

吾郎「よく来たね生徒の諸群!・・・歓迎するよ!・・・俺は軍医の宗方吾郎だ・・・見ての通り・・・この医務室では乗員の体調診断や治療を行っている・・・まあ、平たく言えば・・・何所か体調が悪ければ此処で見ると言うところかな・・・患者がいない時は暇なだけだがな・・・」

 

生徒に此処での医療の現状を説明する。

 

光「へ・・・」

 

順子「そうなんだ。」

 

それを聞いた生徒はあまり驚かなかったが

 

吾郎「とは言え、お前らの中で指を切断したら俺を呼べ!・・・いつでもくっ付けてやるからな・・・ははは!」

 

『うう・・・』

 

吾郎の指の手術の話を聞いて、怖くなる。

 

薫「ははは・・・次行こう。」

 

薫は、次へと行く。

 

空母大鳳、炊飯所兼食堂室

 

薫「此処が食堂室です。」

 

今度は、我が艦の台所でもある炊飯所兼食堂室を訪れる。

 

美甘「わぁ~大きい!?」

 

ほまれ「こんなに広い食堂は初めて見た!?」

 

あかね「やりがいが有りそう!」

 

広い炊飯所兼食堂室を見て、美甘や杵崎姉妹は驚愕し

 

美甘「あっ!?売店まであるよミミちゃん!!」

 

厨房の隣には、売店まで有る事にも驚く。

 

俊秋「よく来たな3人共!」

 

『桐野さん!?』

 

驚く3人に主計科長兼料理長の俊秋が迎える。

 

俊秋「来いよ!こっちに入って!」

 

俊秋は、美甘と杵崎姉妹を厨房へと案内する。

 

ほまれ「此処が桐野さんの仕事場ですか?」

 

あかね「広~い!?」

 

俊秋「ああ!・・・此処でしょっちゅう5000人の隊員の飯を作っているよ!」

 

あかね「5,5000人も!?」

 

俊秋「だが、何故か皆、俺の飯にケチを付けるんだよな・・・」

 

ほまれ「何で?」

 

次郎「そりゃ料理長が、何時も作るのが中華料理ばっかりだから、飽き飽きしてるんだよ皆!」

 

ほまれ「ああ!」

 

あかね「成程!」

 

薫「それで、何時も私達が手伝いに駆り出されるんだけど・・・今日は皆忙しくて、貴方達の歓迎会までは・・・」

 

今日は、見学に来た生徒達の為に歓迎会をする予定だったが、隊員達は忙しく、とてもそっちには手が回らない。

 

そんな時

 

美甘「じゃ私達が手伝っても良いですか?」

 

薫「えっ?」

 

何と美甘達が歓迎会の準備を手伝うと声を上げる。

 

美甘「どうせ私達の歓迎会をする予定なら、私達が作っても問題ないと思います・・・ねぇ、ほっちゃん!あっちゃん!」

 

ほまれ「そうだね!」

 

あかね「皆でやれば歓迎会がう~んと盛り上がるよ!」

 

確かに自分達の歓迎会を自分達でやるなら問題も無い。

 

それにあかねやほまれも賛同しているし

 

俊秋「おお、お前達が手伝ってくれるなら、百人力だ!!」

 

3人の加勢に俊秋も喜んでいる。

 

優衣「私も手伝うわ!3人だけ手伝わせる訳にも行かないわ!」

 

セリカ「わ、私も!イタリア料理なら得意です!!」

 

更に間宮艦長の藤田優衣や時津風給養員の鈴木セリカも加勢する。

 

薫「じゃあまた戻ってくるから、楽しみにしているわよ!」

 

薫は、主計科達を俊秋に預け、先へと向かう。

 

空母大鳳、作戦室

 

薫「此処が作戦室です。」

 

作戦室に入ると、部屋では航空服を着た搭乗員達が定期の哨戒任務の打ち合わせをしていた。

 

薫「見ての通り・・・出撃するパイロット達が此処で作戦に関する最後の打ち合わせをしています。」

 

薫が生徒達に説明していると

 

『!?』

 

搭乗員達が生徒に気づくが、薫と次郎に敬礼をし、打ち合わせを続ける。

 

楓「あの人達を見て、始めてじゃないんですけど・・・先見た人達とは、雰囲気が違う様な気がしますわ・・・」

 

打ち合わせをする搭乗員を見て、楓が今まで艦内で見て来たGF隊員達とは雰囲気が違う事に気づく。

 

薫「万里小路さんの言う通り・・・彼らパイロット達は、私達普通のGフォース隊員とは違い、戦闘機の搭乗員になる為の過酷な訓練を受けているの・・・だから、いくらエリートでも・・・パイロットに成れるのは、希望者の大半の内の僅か数人しかいない・・・そして、更に体の異常などで資格を剥奪される事も有るわ!」

 

薫の言う通り、搭乗員になるには、普通の訓練よりも更に過酷な訓練を受けなければならない。

 

その為、パイロットに成れるのは僅か数人のみ。

 

更に体の異常などで資格を得られなくなったり、剥奪される事も有る。

 

龍之介もそれに類する。

 

聡子「結構厳しいぞな!?」

 

薫の話を聞いて、聡子が厳しいと言う。

 

薫「そうならない様に・・・私達艦長は、常に艦の乗員だけじゃなく・・・以外にも目を向けとかなければならないの!・・・事故を起こさない様に。」

 

薫は、彼らが事故を起こさない様に自分達艦長が常に目を向けなければならないと明乃以下の艦長達に告げる。

 

ましろ「薫姉さんの言ってる事・・・何だか分かる様な気がします・・・艦長は常に乗員だけじゃなく・・・状況などを把握し・・・それに対して、決断をしなければならない・・・どんな時でも!」

 

それを聞いて、ましろは薫の言う事が分かると言って、艦長に成る為の大事な事を言う。

 

薫「ふぅ~ん!」

 

ましろ「な、何ですか?」

 

薫「ましろちゃんにしては、成長しているわね・・・偉い!・・偉い!」

 

薫は、ましろが前より成長していると喜び、頭を撫でる。

 

ましろ「や、止めて下さい!!!!」

 

ましろは恥ずかしくなり、頭を撫でるのを止めるよう言う。

 

そんな時

 

『薫先輩!!』

 

薫「あら、なのはちゃん!フェイトちゃん!」

 

なのはとフェイトが現れ、生徒達に手を振る。

 

次郎「2人とも今から哨戒任務だろ?」

 

フェイト「はい、これから行くところです。」

 

如何やら、2人は、今から哨戒任務に出るみたいだ。

 

薫「2人とも気を付けてね・・・くれぐれも事故犯さず慎重に・・・」

 

薫は、出る2人にくれぐれも事故犯さず慎重にと注意を告げる。

 

なのは「分かってますって!」

 

フェイト「大丈夫です。」

 

その事は、2人は、重々承知で

 

なのは「じゃ行ってきます!!」

 

出て行く。

 

薫「それが心配なんだけどね・・・」

 

だが、それでも薫は心配性だった。

 

空母大鳳、格納庫

 

作戦室を後にした薫達と生徒達は、航空機が格納されている格納庫へと入る。

 

薫「此処が艦載機格納庫・・・出撃したり、帰還した艦載機を、此処で整備します。」

 

『!?』

 

格納庫に入ると春乱やE-2Gなどが数十機置かれており、それを整備員達が整備している。

 

ミーナ「おお!昨日見た航空機が沢山置いて有るぞ!?」

 

整備中の春乱を見て、昨日の演習で見た航空機だとミーナは思い出す。

 

文雄「いらっしゃい生徒諸群!」

 

薫「山崎整備班長!?」

 

機体を見る生徒達を整備班長の文雄が出迎える。

 

文雄「私は整備班長の山崎文雄技術少佐だ・・・此処では出撃したり、帰還した艦載機を交代で24時間整備を行っている。」

 

『2,24時間!?』

 

24時間と聞いて、生徒達は驚愕する。

 

珊瑚「ほお・・・24時間とは、結構長いね!」

 

だが、珊瑚が、それに食い付く。

 

次郎「まあ・・・整備員は休みが無いからな・・・」

 

次郎が整備員は休みが無いからなと嫌味を言うが

 

薫「でも、そのお陰でなのはちゃんやフェイトちゃんは、無事に飛行できるんだよ!・・・感謝しないと!」

 

薫は、逆に機体が無事に飛行できる事に感謝する。

 

珊瑚「質問しても良いですか?」

 

そんな中、珊瑚が文雄に質問をする。

 

文雄「何だね?」

 

珊瑚「この航空機の他に違うものも有るんですか?」

 

珊瑚は、整備している春乱の他にも航空機が有るのかと問う。

 

文雄「勿論だ!・・・ほら、あそこに有る双発機や向こうの回転翼機がそうだ!!」

 

それに対して、文雄はYESと答え、隣に置いてあるE-2GやUH-1Gを指す。

 

珊瑚「見ても良いですか?」

 

珊瑚は、それらの中を見ようと文雄に許可を申し出る。

 

文雄「ああ良いとも!・・・君達も自由に見ても良いぞ!」

 

文雄は許可し、他の生徒達にも自由に機体を見るのを許可する。

 

珊瑚は、UH-1Gの中に入り、機体の機器などを見る。

 

他の生徒達も機体を見て回ったり、整備員の話を聞く。

 

機体の機器などを見て、珊瑚は

 

珊瑚「機器とか見たけど・・・凄いね、これ!・・・ブルーマーメイドが使っている飛行船とは全然違う。」

 

直ぐにブルーマーメイドの飛行船とは違う事に気づく。

 

文雄「よく気づいたな!・・・その通りだ!・・・この機体は、君達が知っている飛行船とは、性能も全然違う・・・飛行船は、速度などでは、こいつには、到底及ばない・・・更に救助作業でも十分に性能を発揮できる。」

 

文雄は、珊瑚にUH-1Gの性能を説明する。

 

珊瑚「成程!・・・確かに、これならあり得るね!」

 

珊瑚は、納得する。

 

文雄「君は確か、明石の艦長だったね?」

 

珊瑚「そうですが・・・」

 

文雄「あの艦は、工作艦としては良い艦だ・・・工作用の機械や補給用の部品が全て揃っている・・・あれ程の艦は、うちの艦以外は見た事がない!」

 

珊瑚「お褒めの言葉ありがとうございます・・・」

 

2人は、気が会う様だ。

 

薫「はい、皆さん!そろそろ行きますよ!!」

 

ある程度、見せたところで、薫は、生徒達を集合させる。

 

そして、艦載機用エレベーターで上に上がる。

 

上がる時、偶々整備された春乱1機も共に上がる。

 

空母大鳳、飛行甲板

 

飛行甲板に上がると、甲板では、発進する艦載機に弾薬や燃料を搭載する作業が行われていた。

 

光「うわぁ~!?」

 

美千留「あれ噴進弾かな?・・・3人で持ち上げてるし・・・」

 

順子「あっちは機関砲だよ!」

 

彼らの作業を見て、興味を抱く3人。

 

薫「さあ、皆さん!・・・此処から艦橋まで行きますので、私に付いて来てください!!」

 

生徒達は、艦載機を避けながら艦橋を目指し、階段を上がり

 

空母大鳳、艦橋

 

薫「此処が我が艦の司令塔となる艦橋になります。」

 

艦橋へと着く。

 

艦橋では、龍之介以外の乗員が通常の勤務をしていた。

 

はやて「薫先輩!!」

 

薫「はやてちゃん!異常ない?」

 

はやて「今のところおまへん・・・もう直ぐなのはちゃんとフェイトちゃんが哨戒任務に出発します!!」

 

今のところ以上はなく、間もなく、なのはとフェイトが哨戒任務に出発すると薫に報告し

 

薫「そう」

 

はやて「ようこそ皆さん!・・・久しぶり知名さん!」

 

艦橋に来た生徒達を歓迎し

 

もえか「お久しぶりです八神教官!」

 

もえかと再会する。

 

美奈「やっほ!知床さん!!」

 

鈴「よ、四葉さん!?」

 

鈴も航海長の美奈と再会し

 

美奈「舵持って見る?」

 

鈴「うぇ・・・!?」

 

いきなり操舵を握らせようとし、鈴は困惑する。

 

美奈「冗談よ!」

 

今のは冗談だった。

 

流石に生徒に本艦の操舵は任せきれない。

 

生徒達は、それぞれ艦橋を見学する。

 

鈴達航海科は、最新式の操舵装置を見る。

 

鶫と慧は、通信機とレーダー機器を見る。

 

明乃「教官は、何時も此処で指揮を取るんですか?」

 

薫「そうだよ・・・私は此処で艦長として、艦の指揮を取っているの・・・勿論、それだけじゃないわよ!・・・他にもいろんな事を此処で行っているの!」

 

ましろ「そんなに!?・・・私が想像していた艦長とは全然違う?」

 

薫から話を聞いて、ましろは、自分が想像していた艦長とは全然違うと思った。

 

薫「あんま代わらないよ・・・ましろちゃんは、あんまり考え過ぎだよ!」

 

それに対して、薫は、変わらないと言って、ましろに考え過ぎだと主張する。

 

ましろ「私を馬鹿にしてるんですか?・・・私は、真面目に艦長について、勉強しているんです!!」

 

だが、それを聞いたましろは、自分が馬鹿にされていると思い、逆切れする。

 

薫「うう・・・・あっ!?・・・窓の外を見て、もう直ぐ発進するわよ!」

 

逆切れするましろをかわそうと、もう直ぐ発進する哨戒隊に目を向けさせる。

 

ましろと明乃は、窓から発進するなのは機とフェイト機を見る。

 

そして、もえかも見る。

 

機体は、カタパルトに据え付けられ、アフタバーナーが火を吐き

 

薫「哨戒隊発進!」

 

薫の号令のもと、2機は発艦する。

 

ましろ「おお・・・!?」

 

明乃「す、凄い!?」

 

発艦した春乱を見て、明乃とましろは、雅に一番凄い場面を見たと思うが

 

もえか「ん・・・」

 

もえかは、またしても難しい顔をしていた。

 

龍之介「生徒諸群!・・・特別研修は順調に進んでいるかな?」

 

そんな時、龍之介と功、美由紀、古庄の4人が艦橋にやってきた。

 

薫「あっ兄さん、じゃなかった准将!」

 

薫と次郎達は、直ぐに敬礼するが

 

龍之介「そのままで良い・・・で、どうだ・・・始めて我が艦に乗った感想は?」

 

龍之介は、そのままで良いと言って、生徒達に艦に乗った感想を聞く。

 

ましろ「凄いです!!」

 

明乃「流石は、Gフォースが誇る旗艦ですね!・・・ブルマとは違うけど・・・活気が有って良いですね!」

 

ミーナ「すご~いな、この艦の装備している航空機!・・・こんな装備我が国にはないぞ!!」

 

始めて空母大鳳に乗艦して、初めて航空機を見て、生徒達は驚愕していた。

 

龍之介「当然だな・・・飛行技術が発達していない世界では当たり前・・・だが、これらが配備されれば、ブルーマーメイドが画期的に代わるだろう。」

 

驚愕する生徒に対して、龍之介は、航空機が配備されればブルーマーメイドが画期的に代わるだろうと主張する。

 

龍之介「君は、どう思う?」

 

そんな中、龍之介はもえかにも感想を聞く。

 

もえか「ん・・・山本准将!一つ質問しても良いですか?」

 

それに対して、もえかは、龍之介に質問をする。

 

龍之介「何だ?」

 

もえか「さっき見た航空機がブルーマーメイドに配備されれば、具体的には何が変わりますか?」

 

もえかは、航空機がブルーマーメイドに配備されれば、何が変わるのか問う。

 

龍之介「そうだな・・・変わると言うと・・・ブルーマーメイドから戦艦や飛行船が無くなり、最も早い航空機が主力となるだろう。」

 

それに対して、龍之介は、戦艦や飛行船が無くなり、最も早い航空機が主力となるだろうと主張する。

 

ましろ「戦艦が無くなる。」

 

夏美「じゃ、私達の武蔵や比叡も無くなるんですか?」

 

龍之介「その通りだ。」

 

親子「そんな・・・」

 

戦艦が無くなると聞いて、武蔵や比叡クラスの生徒達は、自分の艦が無くなると聞いて困惑する。

 

龍之介「そんなにガッカリするな!・・・いづれは、そう成ってしまうんだ・・・だけど、航空機が発達すれば、今まで時間が掛かる場所まで、あっという間に行ける様になる・・・決して、ガッカリする事じゃない!」

 

困惑する生徒達に龍之介は、戦艦の廃棄は、いづれ来る事だと言って、航空機が発達すれば、今まで時間が掛かる場所まで、あっという間に行けるのだと言う。

 

親子「でも、武蔵が無くなるのは納得できません・・・武蔵は、私達の憧れであり、大事な艦です・・・そう簡単に失う事はできません!!」

 

だが、生徒達は戦艦の廃棄に納得できなかった。

 

特に武蔵クラスの生徒達は、自分達の艦が無くなる事に反感を持っていた。

 

まあ、武蔵が無くなる事は、武蔵への憧れが消えるのと同じ事、そう簡単には捨てる事が出来ないんだろう。

 

そんな生徒達に薫が

 

薫「確かに武蔵や比叡を失う事はとても辛い事だけど・・・でも、貴方達は、何時までも同じ場所に入られない・・・貴方達はいづれ卒業すれば武蔵から出なければいけなくなる・・・その事は分かっているでしょう。」

 

自分達が何時までも武蔵に乗っている訳でもない、貴方達はいづれ卒業すれば武蔵から出なければいけなくなると現実を付き付ける。

 

『ん・・・』

 

でも、それでもまだ不満を持っていた。

 

薫「それに今無くなる訳でも無いんだし、まだ先の事なんだから・・・卒業までに自分の艦を可愛がれば良い事じゃない!!・・・まあ、私は、そう考えているけど・・・」

 

だが、薫は、そんな生徒に今無くなる訳でも無いんだし、まだ先の事なんだから、卒業までに艦を可愛がれば良い事じゃないと自分の考えを主張する。

 

もえか「・・・そうですね・・・山本中佐の言う通りだよ!」

 

薫の考えにもえかが賛同する。

 

夏美「艦長?」

 

もえか「私達だって、卒業すれば武蔵を出なければならない・・・皆とだって、進路が違うからバラバラになる・・・それは仕方がない・・・だから、私達は、卒業までの3年間を大事に過ごすべきだよ!」

 

もえかも卒業すれば武蔵を出なければならない事は分かっていた。

 

卒業までの3年間を大事に過ごすべきだと告げる。

 

親子「そうですね・・・私達も卒業すればブルマーに成りますし、一緒に居る訳でもありません・・・艦長の言う通り、卒業までの3年間を大事に過ごすべきですね。」

 

もえかの言葉に親子や武蔵クラスの生徒は納得し、卒業までの3年間を大事に過ごす事にした。

 

美由紀「ん・・・」

 

生徒を納得させたもえかの行動を見て、美由紀はある事を考えていた。

 

美由紀(知名もえか・・・不満を持つ生徒達をあっという間に鎮めるとは・・・昨日の演習と言い、彼女の能力には驚かされるわ・・・いづれブルーマーメイドになれば我々の脅威に成るかも知れないわね!)

 

美由紀は、もえかの能力に驚かされ、いづれ自分達の脅威に成ると考えていた。

 

そんな時

 

美甘『みなさ~ん、歓迎会の準備が出来ました・・・』

 

炊飯所兼食堂室に居た美甘から歓迎会の用意が出来たと連絡が入る。

 

薫「さて、皆さん!・・・食堂に戻りましょう!!」

 

薫は、生徒達と共に食堂へと戻る。

 

龍之介達や古庄も一緒に行く。

 

空母大鳳、炊飯所兼食堂室

 

麻侖「おう待ってたでぇい!!」

 

炊飯所兼食堂室に戻ると、既に機関室に居た麻侖や夏雄達が来ていた。

 

生徒達と隊員達は、それぞれテーブルに着き、グラスを持ち

 

薫「では皆さん!・・・乾杯!」

 

『乾杯!!』

 

『ヨーソロ―!!』

 

薫の号令のもと、乾杯する。

 

乾杯後は、それぞれで会話をしたりする。

 

龍之介「それにしても、貴方の生徒はとても優秀だな古庄教官!」

 

生徒達を見て、龍之介は優秀だと告げる。

 

古庄「ありがとうございます・・・貴方の部下も優秀ですね・・・特に貴方の妹さんは!」

 

それに対して、古庄も同じ言葉を返し、特に薫の事を褒めていた。

 

美由紀「当然よ!・・・私の元生徒何だから!!」

 

薫の褒めに美由紀が元生徒何だからと言って自慢をし、薫と明乃、ましろ、もえかを見る。

 

特別研修後の次の日には、GF艦に搭載されているハープーンやシースパローなどの兵器のテストを開始した。

 

高千穂、艦橋

 

美由紀「ハープーン発射用意!」

 

高千穂、CIC

 

GF隊員「目標捕捉!発射用意よし!」

 

高千穂、艦橋

 

美由紀「ハープーン発射始め!!」

 

高千穂、CIC

 

春美「よーい・・・って!!」

 

高千穂よりハープーンが発射された。

 

高千穂のレーダー主「ハープーン発射成功!・・・ミサイルは順調に飛行中!」

 

やがて、数分後

 

高千穂のレーダー主「目標に命中!!」

 

標的である岩礁に命中した。

 

続いて、シースパローの発射テスト。

 

せんだいから無人標的機が発進。

 

すくね、CIC

 

すくねのレーダー主「無人標的機を確認!」

 

すくね、艦橋

 

五月「シースパロー発射用意!」

 

すくね、CIC

 

GF隊員「目標捕捉!発射用意よし!」

 

すくね、艦橋

 

五月「シースパロー発射始め!!」

 

すくね、CIC

 

GF隊員「よーい・・・って!!」

 

すくねから無人標的機に向かって、シースパローが発射された。

 

すくねのレーダー主「シースパロー発射確認・・・目標迎撃まで4分」

 

数分後

 

すくねのレーダー主「目標を撃墜!!」

 

シースパローは無人標的機に命中した。

 

それから数回の兵器テストを繰り返し

 

全て成功した。

 

空母大鳳、艦橋

 

実「各兵器、テスト終了」

 

薫「全て成功です・・・性能的には申し分も有りません。」

 

この世界で製造された兵器の性能は、雅に申し分も無いと言う結果が出た。

 

こうして、演習もテストも終了し、両艦隊は帰路に着く。

 

横須賀に帰投した後、深町に兵器テストの報告書を提出する。

 

その後、兵器の生産が政府から認められた。

 

 

その頃、とある演習海域では

 

 

舞鶴女子海洋学校所属、超大型直接教育艦信濃

 

燕「そう言えばあず社長、聞きましたか?」

 

亜澄「何が?」

 

燕「ブルーマーメイドやホワイトドルフィンに並んで新たな部隊が新設されたそうですよ。」

 

亜澄「ほう・・・新部隊とは珍しいね!」

 

燕「何でも、元々はブルーマーメイドだったのが、独立したらしいですから・・・」

 

亜澄「独立!?・・・てっことは、余程の実力が有る部隊何だろうね・・・一度勝負して見たいわね!」

 

燕「あず社長!そんな事よりも今年の競闘遊戯会の事が有るでしょう!!」

 

亜澄「競闘遊戯会と言えば・・・武蔵は出てくるかな?」

 

燕「多分、出ると思いますよ・・・横須賀で開催される予定みたいですから・・・」

 

亜澄「なら、武蔵の艦長や宗谷家の三女とも会えるんだな・・・よーし!そうと決まれば明日からは不眠不休の猛特訓ね!・・・武蔵の子達に恥ずかしいところは見せていられないもの!」

 

燕「あず社長!無茶は止めて下さい!!」

 

佐世保女子海洋学校所属、超大型直接教育艦紀伊

 

沙千帆「新部隊か・・・ワクワクするな啓子さん!」

 

啓子「私は千葉さんが競闘遊戯会で活躍するのを見たいです。」

 

呉女子海洋学校所属、超大型直接教育艦大和

 

十海「競闘遊戯会・・・武蔵の艦長にも会えるわね!」

 

進愛「そやねみやさん・・・あの宗谷家の三女も会えるかも知れませんし・・・噂の航洋艦の生徒にも会えるかもやねん!」

 

横須賀以外の3校の生徒達は、9月の競闘遊戯会を楽しみに訓練を続けていた。

 

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