ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第8章 婿養子と同居 前編

7月15日

 

合同演習から14日後、学校の期末考査が終わり、生徒達は夏休みを楽しみに待っていた。

 

だが中には

 

麗緒「ああ・・・結局補修になちゃったよ!」

 

留奈「折角の夏休みが!!」

 

桜良「補修じゃ仕方ないよ!」

 

空「今回は、赤点が多かったしね!」

 

中間と期末考査で赤点を取り、夏休みの半分が補習となった為、落ち込む者もいた。

 

一方のGフォースの方は、相変わらずのゴジラの哨戒を続けていた。

 

それ以外では

 

美由紀「ようこそ我が再教育訓練教室へ・・・私は、貴方達の指導教官を行う権藤美由紀大佐です・・・貴方達は、ブルーマーメイド及びホワイトドルフィンから再教育訓練が必要だと言われ、この再教育訓練教室へと送られてきました・・・今日から3週間、私は貴方達をぎっちり教育しますので覚悟しなさい!!」

 

大佐に昇進した美由紀がブルーマーメイドとホワイトドルフィンから戦力外だと見なされた隊員達の再教育訓練を行っていた。

 

再教育訓練を受ける隊員達は、いやいやな表情で受ける。

 

そんな中、ある出来事が起き様としていた。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、真霜の執務室

 

真霜「えっ、龍之介を婿養子に!?」

 

この日、横須賀ブルーマーメイド庁舎に居た真霜の元に真雪からある相談が来た。

 

横須賀女子海洋学校、校長室

 

真雪「そう・・・龍之介さんを家の婿養子に迎えようと思って!」

 

それは、龍之介を宗谷家の婿養子として、迎える話だった。

 

龍之介は、既に真霜とは肌を合わせ、何れは一緒になるだろうと職場などで噂になっている。

 

なら、いっそ宗谷家の婿養子に向かい入れようと真雪は画策する。

 

横須賀ブルーマーメイド庁舎、真霜の執務室

 

真霜「良いわね・・・龍之介の事だから、多分喜んで引き受けると思うわ!」

 

それに真霜も同意する。

 

一方、龍之介本人は

 

横須賀女子海洋学校、Gフォース総司令室

 

龍之介「哨戒任務ですか?」

 

総司令の深町から、ある任務を言い渡されていた。

 

深町「そうだ・・・今回、政府が我々に命じたのは、通常の哨戒任務だ。」

 

龍之介達に言い渡された任務は、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンが行っている通常の哨戒任務だった。

 

龍之介「そんな任務、我々Gフォースのやるべき任務じゃないでしょう!!」

 

それを聞いた龍之介は、我々Gフォースのやるべき任務じゃないと呆れるが

 

深町「確かに通常の哨戒任務など我々がするべき任務ではない事は、分かっている・・・だが、我々に逆らう事は出来ない・・・今の政府には、資金援助をしてくれた恩が有るからな!」

 

我々に逆らう事は出来ないと深町は、龍之介を説得する。

 

新起動したGフォースは、早くも資金問題を抱えていた。

 

部隊の創設や運用などで資金が不足していた。

 

だが、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンと並んで政府に組み込まれる事になり、資金も政府が面倒を見る事で資金問題は解決した。

 

しかし、その一方で、政府の命令には逆らえなくなり、嫌な任務を引き受ける事になる。

 

龍之介「はぁ・・・仕方ありませんな・・・分かりました。」

 

龍之介も結局引き受ける事にした。

 

そして、もう一つ

 

横須賀女子海洋学校、広場

 

次郎「えっ、家を出る!?」

 

薫「ん・・・私、宗谷家を出て、次郎君と一緒に暮らそうと思って!」

 

何と薫が今下宿している宗谷家から次郎の部屋に移ると言い出した。

 

次郎「良いのか、勝手に一緒に暮らしたら准将が怒るんじゃ?」

 

次郎の言う通り、勝手に一緒に暮らしたら龍之介が激怒するんじゃないのかと言うが

 

薫「兄さんの事は、私が説得するから大丈夫!・・・それに私と次郎君は、もう離れられない関係なんだから!」

 

薫は、龍之介を説得すると告げる。

 

確かに薫と次郎は、既に肌を合わせる中までの関係になっている。

 

龍之介も薫の事は、次郎に任せているのだから大丈夫だろう。

 

次郎「そ、そうか・・・そうだよな・・・じゃ、俺・・・待ってるよ・・・お前が来るのを・・・」

 

次郎は、薫の言葉を信じ、待っていると告げる。

 

薫「あっ、そうだ!」

 

薫は、ある事に気づき、下に有った物を取る。

 

次郎「ん?」

 

次郎は、何かと思ったが

 

薫「一緒に住むなら、この子も一緒に!」

 

五十六「ぬう!」

 

それは、五十六だった。

 

薫は、同居するなら野放しされている五十六も連れて行きたいと次郎に頼む。

 

次郎「そ、その猫も?・・・で、でも寮では、ペットを飼っちゃ駄目じゃないのか?」

 

次郎の言う通り、寮ではペットは禁止であり、特に五十六は、猫だから駄目であった。

 

薫「取り合えず寮母さんと相談するわ・・・如何なるか分らないけど・・・」

 

画して、龍之介の婿養子と薫が次郎との同居の2つの件が進行する。

 

宗谷家、龍之介の部屋

 

その夜、薫は、龍之介に次郎との同居の件を話した。

 

龍之介「何!?次郎と一緒に暮らす?」

 

次郎との同居の件を聞いて、驚愕する。

 

薫「そう・・駄目かな?」

 

薫は駄目かと思ったが

 

龍之介「駄目じゃないけど・・・急に言われたらビックリするだろ!」

 

薫「じゃ?」

 

龍之介「ああ、次郎なら別にお前達を一緒に住まわしても大丈夫だろ。」

 

龍之介は、あっさり許した。

 

薫「ありがとう兄さん!!」

 

龍之介の言葉に薫は、大いに喜んだ。

 

そんな時

 

トン!トン!

 

突然、誰かが訪ねてきた。

 

『ん?』

 

真霜「龍之介居る?」

 

それは真霜だった。

 

龍之介「真霜か、如何した?」

 

龍之介は、何かと思った。

 

真霜「大事な話が有るからリビングまで来て頂戴!」

 

如何やら何か大事な相談事の様だ。

 

龍之介「今行く!!」

 

龍之介は、今行くと言って、部屋を出る。

 

薫「ああ、私も行く!!」

 

薫も着いて行く。

 

宗谷家、リビング

 

真霜に呼ばれて、リビングまで来た。

 

リビングに着くと、何故か真霜の他に母の真雪や妹の真冬やましろまで居た。

 

龍之介「皆揃って、如何したんだ?」

 

一家全員が揃うとは、何が有ったのか、2人は反対側に座る。

 

真雪「実は貴方に、おり言って話が有るの」

 

龍之介「何ですか?」

 

真雪「龍之介さん!貴方を・・・うちの婿養子に向かい入れたいの!」

 

真雪は、2人に婿養子の件を話す。

 

『えっ!?』

 

それを聞いた龍之介と薫、そして、婿養子の件を知らなかった真冬やましろも驚愕する。

 

龍之介「む、婿養子!?如何いう事だよ真雪さん?」

 

真冬「そ、そうだよ!?如何いう事だよ母さん?」

 

如何言う事なのか理由を問う。

 

真雪「だって貴方、真霜と付き合っているんでしょ・・・でも、それだと貴方には、それなりの家柄が必要になるわ・・・其処で真霜と相談して、龍之介さんには、正式に我が家の婿養子になってもらう事にしたの・・・今後続ける為にも!」

 

真雪は、4人に理由を告げる。

 

ましろ「つまり龍之介さんが、うちの当主になるって事?」

 

真霜「そうよましろ!・・・因みに龍之介は、貴方の義理のお兄さんで、薫は、貴方のお姉さんになるのよ!」

 

ましろ「あっ・・・」

 

真霜の言葉を聞いて、ましろは薫を見る。

 

自分を見るましろに薫は笑顔を返す。

 

真冬「そう言う事なら、あたしも大賛成だ!!龍之介なら真霜姉の嫁にピッタリだしな!」

 

真冬も龍之介の婿養子に賛成する。

 

真雪「後は、貴方の答え次第だけど・・・どお?」

 

後は、龍之介の答え次第。

 

2人は、当然賛同すると思った。

 

だが

 

龍之介「ん・・・有りがたい申し出ですが・・・お断りします。」

 

龍之介は、家柄を継げないと断る。

 

真霜「えっ!?如何して?」

 

龍之介の判断に驚き、断る理由を問う。

 

龍之介「俺は、任務とは言え、薫やましろ達を危険な目に遭わせた・・・そんな俺に宗谷の名は継げられません。」

 

龍之介は、この前のRATa事件で薫やましろ達を危険な目に遭わせた。

 

その事を根に持っているせいか、婿養子の件を受ける事が出来なかった。

 

真霜「あれは、貴方だけのせいじゃない!!・・・私や母だって、あの時頼んで、事件に巻き込んだ責任が有るわ!」

 

薫「そうだよ兄さん!・・・それに私やましろちゃんも無事だったし、それで良かったじゃないの!」

 

だが、その事に対して、真霜は、自分や真雪にも責任が有ると言い、薫も気にしていなかった

 

龍之介「だが、俺的には、また同じ事をするかも知れない・・・そんな自分を許せないでいる・・・残念だが、とても受ける気にはならない。」

 

しかし、それでも龍之介は、受ける気にならない。

 

そんな龍之介を見て

 

真霜「じゃ、私との関係も終わりなのね?・・・折角、好きに馴れて、一緒になったのに!」

 

真霜は、自分との恋人関係は終わりなのねと問う。

 

龍之介「いや、それは・・・」

 

それに対して、龍之介は弁解できず

 

真霜「弁解もできないなんて、結局貴方も遊びで付き合っていただけだったのね!」

 

弁解が出来ない龍之介に真霜は、今まで付き合っていたのは遊びだったと誤認する。

 

龍之介「それは違う!お前との関係は、決して遊び何かじゃ!」

 

それに対して、龍之介は違うと言うが

 

真霜「もう良いわ!貴方何か嫌いよ!!・・・もう顔も見たくないわ!!」

 

龍之介「ま、待てくれ真霜!!」

 

真雪「真霜!?」

 

真霜は、龍之介の言葉を聞かずに行ってしまった。

 

龍之介「ん・・・」

 

真霜に弁解出来なかったせいか、龍之介は顔を暗くする。

 

更に

 

真冬「真霜姉を泣かせやがって・・・見そこなったぞ龍之介!!」

 

真冬からも見そこなったと言われ

 

薫「如何するの兄さん!・・・真霜姉さんを泣かせて・・・これで終わりにするの?」

 

薫からもこれで終わりにするのかと問われる。

 

真雪「2人とも止めなさい!・・・私が悪いの・・・私が龍之介さんの気持ちも知らずに婿養子の事を進めたからいけなかったの・・・御免なさい龍之介さん!」

 

龍之介を叱る2人に対し、真雪が自分が悪いと言って、龍之介に謝罪する。

 

龍之介「いや、2人の言う通りだよ・・・俺が悪かたんだ・・・俺が言えなかたから・・・しばらく考えさせて下さい。」

 

謝罪する真雪に龍之介は、2人の言う通り、自分が弁解できなかった事を悔やみ、しばらく考えさせて下さいと言って、自分の部屋へと戻って行った。

 

宗谷家、真霜の部屋

 

この夜、真霜の部屋から、真霜の鳴き声が響いていた。

 

真霜「うぅ・・・うぅ・・・龍之介の馬鹿!!・・・龍之介の馬鹿!!・・・うぅ・・・」

 

さっきの事で相当ショックを受けた真霜は、朝まで泣き続けた。

 

しかし、その泣き声を部屋のドアの前で聞く者が居た。

 

龍之介「・・・・」

 

それは、龍之介であった。

 

さっきの事を真霜に謝りに来たが、真霜の部屋に来た途端、真霜の鳴き声が聞こえて来て、つい何も言えなくなり、唯立ったまま真霜の鳴き声を聞くしかなかった。

 

画して、龍之介と真霜の関係は崩れてしまうのか

 

 

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