ハイスクール・フリート Gフォース   作:首都防衛戦闘機

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第10章 新婚と日常

7月28日

 

龍之介と真霜及び次郎、薫の結婚式から数日後

 

横須賀女子海洋学校、軍港エリア

 

巡洋艦さつまを旗艦とする巡洋艦2隻と護衛艦2隻が通常及びゴジラの哨戒任務へと出撃して行く。

 

他の艦は、待機態勢のままで居残りする。

 

はやて「居残りか・・・」

 

薫「まあ、いつもの事だけど・・・」

 

最早通常任務も薫達には当たり前になっていた。

 

はやて「そう言えば・・・きょうびの新婚生活どう・・・あんじょう行っとんの?」

 

薫「ん、まあまあね!・・・でも次郎君たら全然起きないから困るのよね・・・まあ何とか五十六のお陰で助かってるけど・・・」

 

薫と次郎の新婚生活は、まあまあ続いている。

 

だが、結婚しても次郎の寝坊は直らず、起こす薫が大変で、いつも五十六の猫パンチか爪でひっかくかで起こされる。

 

当の本人は・・・

 

横須賀女子海洋学校、公園

 

次郎「このクソ猫野郎!よくも俺の顔をこんなにしやがって!!!」

 

公園の敷地で五十六と睨み合いをしていた。

 

顔は五十六にめためたにされたせいか、ひっかき傷だらけである。

 

五十六「ぬう・・・」

 

だが、五十六は全く相手にしていない。

 

次郎「キィ・・・可愛くねぇ!!」

 

猫に舐められて、頭に来る次郎だった。

 

横須賀女子海洋学校、軍港エリア

 

薫「それはそうと部屋に寄ってく?・・・御馳走するわよ!」

 

はやて「ほんまでっか?それじゃお言葉に甘えって・・・」

 

はやては薫に誘われ、薫の新居へと向かう。

 

薫の新居は学生寮にある。

 

実は、ブルーマーメイドの寮では、五十六が飼えなかった。

 

困り果てたところに横須賀女子海洋学校の学生寮の寮母さんが、寮に2人が住める部屋を提供すると言って来た。

 

2人は喜んでそれを受け入れ、2人で新居へと引っ越す。

 

提供された部屋は二部屋とキッチン、シャワー、トイレが有あり、生活に不自由は無かった。

 

ブルーマーメイド、設備研究課、兵器開発工場

 

その頃、龍之介は真霜と共にブルーマーメイドの設備研究課の兵器開発工場を訪れていた。

 

龍之介「すまんな真霜!・・・忙しいところ付き合って貰って・・・」

 

龍之介は、忙しい真霜を態々呼び出した事を謝罪するが

 

真霜「うんうん・・・他ならぬ貴方の要なら断れないわ!」

 

本人は、全く気にしていない。

 

むしろ一緒に居るだけでも嬉しかった。

 

真霜「それにしても・・・態々こんな所に呼び出して、何の要なの?」

 

話は変わり、真霜は自分を呼び出した理由を問う。

 

龍之介「来れば分かる。」

 

それに対して、来れば分かると言って、先へと向かう。

 

そして、工場の中に入ると

 

真霜「こ、これは?」

 

其処には、まだ制作中だが巨大な航空機らしき物が置かれていた。

 

龍之介「試作大型飛行艇・・深山!」

 

それは烈風に続いて、試作中の大型飛行艇深山だった。

 

真霜「飛行艇?」

 

飛行艇と聞いて、真霜は?する。

 

龍之介「以前試作した烈風とは違って、こいつは水の上から飛ぶ航空機だ・・・空中戦はできないが対艦、対潜戦闘は出来る・・・勿論救難活動もだ。」

 

飛行艇が分からない真霜に龍之介は説明をする。

 

真霜「と言う事は、そのまま海の上にも着水できるの?」

 

龍之介「その通りだ!」

 

真霜「なら、救難活動もやりやすくなるわね!」

 

説明を聞いた真霜は、深山が完成すれば、今後の救難活動もやりやすくなると確信するが

 

「それは結果を見ないと分かりません!」

 

それに異議を出す者が居た。

 

真霜「!?」

 

真霜は、その人の方を向くと

 

真霜「浦賀主任!」

 

それは、ブルーマーメイド設備研究課、主任研究員の浦賀鈴留だった。

 

浦賀「矢野主任からの連絡で、宗谷准将が視察に来るとは聞いていましたが・・・雅か宗谷監督官まで起こしになるとは・・・」

 

浦賀は、龍之介が視察に来る事は、慶介から連絡を受けていたが、真霜まで来る事は知らなかった。

 

龍之介「こいつを見せようと思って、俺が呼んだんだ。」

 

浦賀「そうですか。」

 

龍之介「ところで制作は順調か?」

 

龍之介は、製作状況を問う。

 

浦賀「遅れてはいますが、制作は順調です。」

 

深山の制作は遅れていたが、順調に進んでいた。

 

龍之介「そうか」

 

真霜「浦賀主任・・・何故貴方が此処に?」

 

真霜は、何故浦賀が此処に居るのか問う。

 

浦賀「此処は、私の管轄ですし、私は此処で制作の監督をしています。」

 

浦賀は、元々設備研究課の主任研究員でもあるから、此処は自分の管轄でもある。

 

その為、深山の制作監督をしている。

 

真霜「監督って、確か貴方は艦の無人化計画の方を監督していたんじゃ?」

 

真霜は、浦賀が監督しているのがおかしいと思った。

 

本来、浦賀はブルーマーメイド艦の無人化計画を監督している筈なのに、何故こっちも監督しているのか

 

浦賀「勿論、其方も監督しています・・・共同で・・・」

 

真霜「共同?」

 

浦賀「此方の制作を手伝う代わりに、其方の主任が我々の計画を手伝って貰っています。」

 

浦賀は、慶介と共同で深山の制作を行っていた。

 

深山の開発を手伝う代わりに、慶介が計画に必要な技術を提供している。

 

浦賀「ですが、私的にはこんな物は不要と思っています。」

 

だが、浦賀本人は深山の開発に不服だった。

 

『・・・・』

 

浦賀「こんな物より・・・私が推進する計画の方が将来的にブルーマーメイドには最も必要性が有ると思いますが・・・」

 

浦賀は、航空機より自分が推進する艦無人化計画の方が必要性が有ると告げる。

 

真霜「ん・・・」

 

真霜は黙っていたが

 

龍之介「俺はそうとは思わないな!」

 

龍之介がそれに異議を唱える。

 

龍之介「これだって将来的には必要なものだよ・・・はなから必要ないと決めつけるのは、研究員として如何かと思うが・・・」

 

確かにはなから必要性がないと決めつけるのは研究員として如何かと思う。

 

浦賀「確かにそうですね・・・ですが私の意見は変わりません。」

 

それに対して、浦賀は素直に認めるが、本人の意見は変わらなかった。

 

その後、2人は工場を後にし、戻る中

 

真霜「御免ね・・・あの人もあんなに悪い人じゃないんだけど・・・」

 

真霜は、浦賀の長所を言う。

 

龍之介「分かってるよ・・・本人だって、自分の研究が邪魔されたら誰だって言うだろう。」

 

龍之介も、その事は分かっていた。

 

そんな時、真霜はふっと足を止める。

 

真霜「本当はね・・・艦の無人化計画にあまり乗る気じゃないの!」

 

真霜は、龍之介に自分が浦賀の計画にあまり乗る気じゃない事を告げる。

 

龍之介「・・・・」

 

真霜「確かに無人化計画が推進すれば人員の削減にもなるし、運用にも効率が良いけど・・・私的には、ブルーマーメイドを目指す子達の将来を潰すような気がするの・・・」

 

確かにブルーマーメイドの艦を無人化すれば効率も良いし、不要な人員も削減できる。

 

だが、それは明乃達や将来ブルーマーメイドを目指す子達にブルーマーメイドに成るのを諦めろと言う事じゃないのかと真霜は思っていた。

 

龍之介「確かに俺もそう思うよ・・・でも結局それを決めるのは我々人間だ・・・機械は決断できないからな!」

 

龍之介も同じ思いだったが、でも結局それを決めるのは我々人間で機械は決断できないと主張する。

 

真霜「それは分かってるんだけど・・・如何したら良いのか・・・」

 

真霜もそれは分かっているが、如何にも出来ない。

 

龍之介「なら証明させれば良いじゃないか!」

 

それに対して、龍之介は証明させれば良いじゃないかと真霜に言う。

 

真霜「証明!?」

 

龍之介「お前のいつもの手でな!」

 

真霜「ん・・・そうね・・・考えてみるわ!」

 

真霜は、龍之介に言われ、無人化計画に対して、何かを考えていた。

 

何れそれは現実になるが、まだ先の事である。

 

横須賀女子海洋学校、食堂

 

一方、横須賀女子海洋学校の食堂では、ちょっとした女子会が有っていた。

 

志津真「では、これより夏休みの合コンについて話し合いと思います。」

 

題目は、夏休みに行う彼女達の合コンについてだった。

 

『・・・・』

 

那月「全く何かと思ったら、唯の合コンか・・・バカバカしい!」

 

と言って扇子を扇ぐ那月。

 

志津真「ふん・・・どうせモテナイ人はほっといって・・・」

 

乗らない那月に対して、志津真は冷たくする。

 

那月「くっ!?誰がモテナイって!!」

 

それを聞いて、那月はキレる。

 

天音「まあまあ、艦長落ち着いて下さい・・・背が低いとはいえモテナイって事は無いですから・・・」

 

キレる那月を慰めようとするきしゅう副長の天音。

 

那月「お前まで言うな!」

 

天音「いた!?」

 

だが、背が低い事が帰って、仰いでしまった。

 

みちる「まあ・・・見た目じゃねぇ・・・」

 

美冬「そうそう」

 

とよだのみちると美冬が釣られて、那月の頭を撫でる。

 

那月「うう・・・」

 

子供扱いされる事に腹をかく那月。

 

五月「こらこら・・・あんまり子供を虐めないの!」

 

更には、五月からまでも子供扱いされるじまい。

 

志津真「さて、話は戻ります・・・知っての通り、准将と妹さんが結婚しました・・・我々は完全に出遅れています・・・それを挽回する為、今度の夏休みで合コンをしたいと思います!!」

 

話は戻り、志津真は夏休みの合コンを計画する。

 

美冬「何処でするの?」

 

志津真「そりゃ、海に決まってるじゃないの!・・・狙いはイケメン!!」

 

合コン場所は海。

 

つまり海水浴場で合コンする気の様だ。

 

天音「海か・・・」

 

みちる「そう言えばこの前、新しい水着買ったばかりだし!」

 

五月「ふん、どんな男もあたしの魅力で・・・」

 

『ないない』

 

海と聞いて、4人はやる気満々。

 

志津真「兎に角、早くしないとうちら全員本当に出遅れる事になるわよ!・・・必ず男を見つ出すわよ!!」

 

『おお・・・!!』

 

4人は、合コンの計画を進める。

 

空母大鳳、格納庫

 

そして、空母大鳳の格納庫でも

 

GF整備員A「今度の夏休み・・・私海行くの!」

 

GF整備員B「子供かよ!」

 

GF整備員A「何よ!そう言うあんたは如何するの?」

 

GF整備員B「そりゃサバゲだろ!」

 

GF整備員A「バカじゃないの!・・・あんたの方がよっぽど子供だわ!」

 

GF整備員B「五月蠅いな!・・・好き何だから!」

 

文雄「何をやっている!!・・・サボってないで作業をしろ!!」

 

『す、すみません!?』

 

GF隊員達の中で夏休みの話題が上がって行く。

 

やがて夜に成り

横須賀女子海洋学校、学生寮、次郎と薫の部屋

 

次郎と薫が部屋に帰宅する。

 

次郎「さあ早く飯にしようぜ!」

 

薫「慌てないで、今作るから・・・」

 

次郎が飯と言いながら、薫が飯の準備をする。

 

次郎「ほれほれ・・・」

 

五十六「ぬぅぬう・・・」

 

その間に次郎は五十六と遊びながら待つ。

 

薫「お待たせ!」

 

飯ができ、次郎と五十六は飯を食う。

 

次郎「相変わらず薫の料理は美味いな!・・・お前も幸せ者だな!」

 

五十六「ぬう!」

 

薫の美味しい料理を食べて、次郎と五十六は満足する。

 

満足そうな姿を見て、薫は喜びの顔を露にする。

 

雅に念願の新婚生活。

 

宗谷家、リビング

 

だが、その一方で龍之介の方では

 

真冬「お~い飯はまだか!!」

 

だらしないかっこで飯はまだかと言う真冬。

 

龍之介「もう少しでできるから待ってろ!」

 

急いで飯を作る龍之介。

 

今日は真雪の帰りが遅いので、龍之介が代わりに夕飯を作っている。

 

真冬「早くしてくれ・・・腹減ったよ!」

 

真霜「貴方も手伝いなさいよね真冬!」

 

念願の新婚生活とは裏腹に真冬にこき使われる龍之介。

 

それを手伝う真霜。

 

ましろ「姉さんだらしないよ!きちんとして!」

 

だらしない真冬をましろが注意する。

 

真冬「良いじゃねぇかよ!家に居るぐらい!」

 

だが、真冬は聞こうとしない。

 

龍之介「ほら、飯だ!」

 

やがて、飯ができ、飯を食おうとするが

 

真冬「遅いぞ!・・・薫だったら、もちょっと早く出来ているのに・・・」

 

飯を作るのが遅いと真冬が文句を言う。

 

龍之介「文句を言うな!・・・薫はもう嫁に行ったんだ・・・そんなに言うならお前も早く嫁に行くんだな!」

 

それに対して、龍之介は早く嫁に行くんだなと真冬に言い返す。

 

真霜「そうそう!」

 

真霜も同じ考え

 

真冬「くぅ・・・」

 

2人に言われ、真冬は悔しがる。

 

龍之介「お前もだぞましろ!」

 

今度はましろにも言う。

 

ましろ「わ、私は先ず艦長に!!」

 

ましろは艦長になるのが先だと言う。

 

新婚に成っての食卓は相変わらず

 

宗谷家、龍之介と真霜の部屋

 

だが、食卓が終われば後は自由。

 

龍之介「今日は色々あって、疲れたな!」

 

真霜「そうね・・・骨が折れるわ!」

 

そう言った2人がベットに座り

 

真霜「ん!?」

 

何時もの快楽を始めた。

 

新婚の中で一番の安らぎであった。

 

画して、新婚と仕事が続いていた。

 

そして、間もなく交代の一週間の夏休みが訪れようとしていた。

 

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