特別編 前編
横須賀沖
RATt事件から4ヶ月後、此処横須賀では、4年に1度の競闘遊戯会が開催されようとしていた。
競闘遊戯会とは、横須賀女子海洋学校、呉女子海洋学校、舞鶴女子海洋学校、佐世保女子海洋学校の4校の生徒がお互いの技量を競い合うイベント。
今年は、横須賀で開催される事になり
それに向け、横須賀女子海洋学校の艦艇は、全て港外に停泊し、猿島フロート艦も港内に移動した。
来賓出来ているブルーマーメイドなどの艦艇は、全て港内に停泊。
そして、我がGフォースも空母大鳳と戦艦高千穂、大型補給艦2隻だけ学生艦と共に港外に残りは、港内に停泊する。
準備が進む中、水平線上に艦影らしき物が複数現れた。
それは、紛れもなく呉、舞鶴、佐世保の女子海洋学校の艦艇だった。
各女子海洋学校艦艇は、大和型3隻を基準に横須賀に入る。
呉女子海洋学校所属超大型直接教育艦大和、艦橋
十海「・・・・」
進愛「・・・・」
舞鶴女子海洋学校所属超大型直接教育艦信濃、艦橋
亜澄「両舷停止、錨入れ!」
燕「内火艇下ろせ!」
佐世保女子海洋学校所属超大型直接教育艦紀伊、艦橋
沙千帆「・・・・」
啓子「・・・・」
横須賀に入りや、各艦は港外に停泊。
大和型3隻から内火艇が下され、一同、横須賀女子海洋学校を目指す。
横須賀女子海洋学校、会議室
横須賀女子海洋学校の会議室では、真雪と深町、教頭、老松、一誠の5人が集まっていた。
深町「・・・遂にこの日が来たか!」
教頭「いよいよですね。」
真雪「・・・・」
5人は、モニターで行末を見守る。
やがて、3隻の内火艇が港外に設置されている門に差し掛かろうとしていた。
横須賀港、門
その門の裏では、明乃達晴風クラスが左右に分かれ何かの準備で彼女らを待ち受けていた。
明乃「用意!」
3隻の内火艇が門の差し掛かろうとした時、明乃は、用意と言って、手を上げ、下ろした途端、生徒達はロープを一誠に引っ張り、海中に隠していた物を海上へと現せる。
それは、看板らしき物で
『わぁ・・・!?』
「凄い!?」
それを見た各校の女子海洋学校生徒達は、歓喜に沸いた。
其処には
歓迎!呉・舞鶴・佐世保女子海洋学校の皆様
横須賀女子海洋学校一同
と書かれていた。
『ようこそ横須賀へ!!』
そう、これは、明乃達横須賀女子海洋学校から各校の女子海洋学校生徒達に向けての歓迎の挨拶的なサプライズだったのだ。
そうと知った各校の女子海洋学校生徒達は、歓迎してくれる横須賀女子海洋学校に感激する。
そして、もう一つ
「何あれ?」
上空に春乱5機が飛行機雲を出しながら飛んでいた。
春乱、操縦席
なのは「・・・・」
フェイト「・・・・」
5機は、飛行機雲出しながら演技を披露する。
それは、まるでブルーインパルス見たいな演技だった。
こっちは、龍之介達から各校の女子海洋学校生徒達に向けての歓迎の挨拶的なサプライズである。
それを見た各校の女子海洋学校生徒達は、驚きながら横須賀女子海洋学校同様に感激する。
競闘遊戯会、会場
しばらくして、会場に横須賀、呉、佐世保、舞鶴の女子海洋学校生徒達が整列する。
次郎「うわぁ!?」
薫「流石は、女子海洋学校!・・・左から右まで全部女子だね!?」
会場の横に設置されている本部から生徒達を見る龍之介、真霜、薫、次郎、真冬、平賀、福内達。
真霜「この競闘遊戯会では、呉、佐世保、舞鶴、そして、横須賀の海洋学校が一堂に集まって、お互いの親睦を深めながら技量を競い合うのよ!」
真霜は、薫に競闘遊戯会で生徒達が親睦を深めながら技量を競い合う事を説明する。
薫「そして、其処から新たなブルーマーメイド達が誕生して行くんですね・・・」
真霜「そうよ・・・私達にとっては、後輩の様なもの・・・よく見ると良いわ!」
薫「はい!」
真霜からの説明を聞いて、薫は、生徒達を見ながら、いづれブルーマーメイドになって行く事を思うのだった。
龍之介「彼女らにうとれて、任務を忘れるなよ薫!」
其処に龍之介がうとれて、任務を忘れるなっとくぎを刺す。
薫「分かってます!・・・次郎君じゃあるまいし!」
次郎「何で俺に振るうんだよ?」
薫「次郎君の事だから、生徒の魅力に引かれて、手を出すかもしれないし・・・」
次郎「俺は、そんな事しねぇよ!!」
薫「如何だか・・・」
薫は、次郎を睨む。
次郎「ん・・・」
薫に睨まれ、次郎は、言い返せない。
そんな時
真冬「うるせぇな・・・・」
真霜の隣で居眠りをしていた真冬が五月蠅いと怒鳴る。
如何やら真冬は、寝不足で居眠りをしている最中だった様だ。
真霜「起きなさい真冬!生徒の前で見っとも無いわよ!」
居眠りする真冬を真霜が起こすが
真冬「眠いんだよ・・・」
何とも情けない真冬。
真霜「もぉ・・・」
そんな真冬に呆れる真霜。
薫「大丈夫真冬?」
次郎「だらしねぇな、寝不足か?」
真冬「うるせなぁ!昨日忙しかったんだよ!」
薫「忙しかったって、また報告書の作成が遅れたの?・・・何時もちゃんとやってないから徹夜になるのよ!」
真冬「分かってるよ・・・」
薫に説教され、イライラする真冬。
だがそれも束の間
龍之介「おいお前ら、揉め事は其処までにしとけ!宗谷校長が来たぞ!」
龍之介に言われ3人は、もめ事を止めて、生徒に注目する。
真雪が生徒達の前に現れ、開会式が始まる。
真雪『おはようございます!』
真雪は、壇上に立ち生徒達に向けて一礼をする。
各校の生徒『おはようございます!!』
真雪の礼と共に生徒達は、真雪に一礼する。
真雪『・・・遠路はるばる集まってくれた生徒の皆さん、先ずはご苦労様でした・・・皆さんは日頃、学生ごとに分かれて、それぞれの学校で学んでいますが・・・全学年が一堂に会するこの機会にぜひ交流を深めて下さい・・・また、明日の競闘遊戯会では、皆さんの頑張る姿を見せて貰える事を楽しみにしています・・・そして、もうひとつ・・・ブルーマーメイドに導入される予定の超甲巡あづまがドックで再就航に向けて作業中です・・・来賓の皆様はぜひ、この機会にご覧ください』
開会式が続く中、真雪は、ブルーマーメイドのに導入される予定の超甲巡あづまを生徒に紹介する。
『わぁ・・・!?』
次郎「こりゃ強そうだな!?」
会場のモニターに映し出される超甲巡あづまを見て、真霜達は、驚き、次郎は、強そうだと評価する。
龍之介「・・・・」
だが、真霜達が驚く中、龍之介だけがあまり驚かず唖然としていた。
何故なら、この頃の龍之介達Gフォースは、ブルーマーメイドとホワイトドルフィンと共に取締や救難任務にあたっていた。
本来は、ゴジラ対策が主任務なのだが、最近はゴジラの出現が無いので、出撃する機会が無い
それに目を付けた国土保全委員会や海上安全整備局が前と同じ様に海賊の取締や人命救助の任務に着かせた。
それに対して、総司令である深町は反対したが、資金援助やその他の事で結局、航空兵力が整うまで引き受けるしかなかった。
龍之介達は、連日出撃した。
出撃した回数ごとに海賊の摘発数が多くなった。
特に海賊に恐れられたのが、航空機による攻撃であった。
いくら武装した艦でも航空機による攻撃は防げない。
その為、海賊からは、空飛ぶ悪魔と恐れられていた。
龍之介は、超甲巡あづまを見て、まだまだ自分達の取締任務は続くと思った。
真雪『この後は毎年恒例歓迎祭です・・・町中で我が校の生徒が皆さんをおもてなししますので・・・お楽しみください!』
とは言え、今日は歓迎祭と明日は競闘遊戯会
今は任務も無いので、この状況を楽しむしかない。
開会式も終わり、生徒達は、それぞれ歓迎祭へと向かう。
その中には、晴風の機関科4人の一行も居た。
麗緒「ちょっと小耳に挟んだんだけどさ・・・」
向かう中、麗緒は、何かの噂話を耳にしていた。
留奈「なになに、どんな話?」
それを聞いた留奈は、麗緒に注目する。
麗緒「競闘遊戯会に来てるブルマーはスカウト目的らしいよ!」
留奈「活躍したら卒業した時、お声が掛かるって事?」
如何やら麗緒が聞いた噂と言うのは、真霜達がこの競闘遊戯会に来ている目的がスカウト目的だと言うのだ。
空「ありそうな話ね・・・」
それに空も同意する。
まあ、半分は、当たっているのだが
洋美「噂話に夢中になってる暇はないわよ・・・」
3人が夢中になっているところに洋美が釘を刺す。
桜良「そうね、直ぐに歓迎祭が始まるわ!」
麻侖「おうおうおう、とっとと行くぞ・・チャキチャキ走れ!!」
麻侖に押されて、会場へと向かう。
洋美「ちょっと気を付けてよ・・・」
そんな麻侖を心配しながら後を追う洋美と桜良。
それを離れた場所で見ていた明乃とましろの2人。
ましろ「大丈夫か?うちのクラスの演し物は・・・」
4人を見て、ましろは、自分達のクラスの演し物が大丈夫なのか心配する。
明乃「何日も準備したし、教官のところの人達も協力してくれたから、きっと大丈夫だよ!」
それに対し、明乃は、何日も前から準備していた事と龍之介達が協力してくれたので、大丈夫だと言う。
実は、この歓迎祭には、龍之介達Gフォースも生徒達と協力して、演し物を出している。
何故参加しているのかと言うと、この機会に各女子海洋学校にGフォースの事をして貰おうと真雪が考えたのだ。
当然、明日の競闘遊戯会にも何かする予定。
とは言え、いくら生徒達と協力しているとは言え、問題は起きる。
其処で薫と次郎が祭りを回りながら見回りをする任務に着く予定になっている。
ましろ「はぁ!骨が折れますが、全て視察して回らないと・・・」
明乃「うん!」
明乃とましろは、見回りの為、歓迎祭の会場へと向かう。
古庄「例の件は、このあと私から話すと言う事でよろしいですか・・校長?」
真雪「ええ、任せるわ!」
2人を遠くから見ていた古庄と真雪は、この後、ある事を2人に告げる。
それが、明乃とましろを運命付けるとは、この時、2人は、知るよしも無かった。
同じ頃
薫「じゃ兄さん!私と次郎君は、見回りに行ってくるね!」
龍之介「ああ、対処は任せる。」
薫と次郎も見回りへと会場に向かう。
真霜「そう言えば、例の件!・・・薫には、もう?」
龍之介「ああ、後は、本人の気持ち次第だ!」
そして、こっちでも2人と同じ様な事が進んでいた。
歓迎祭、会場
歓迎祭の会場には、横須賀女子海洋学校の学生とGF隊員がそれぞれ屋台などを出していた。
各校の学生や横須賀市民などが出店を回る。
三笠ビル商店街
そして此処、三笠ビル商店街では、武蔵のクラスが屋台や砲身やスキッパーの展示を行っていた。
ましろ「武蔵クラスは有意義な展示だな・・・」
明乃「さっすがだね!」
明乃とましろは、武蔵クラスの演し物に驚いていた。
そんな時
明乃「あっ!?」
もえか「あっ!」
見回りをしていたもえかとバッタリ会ってしまった。
明乃「もかちゃん!」
もえか「ミケちゃん!」
2人は、再会を祝い、ましろは、もえかに一礼し、もえかも一礼する。
もえか「ミケちゃんのクラスは、どんな演し物をやってるの?」
明乃「色々、やってるよ!もかちゃんも手が空いたら見に来て!」
もえか「うん、そうする。」
2人がお互いのクラスの演し物について話していると
少女A「うわぁ本物だ!?」
少女B「待って・・・・」
少女達が展示されているスキッパーへと通り過ぎて行く。
明乃「・・・・何か思い出すね。」
もえか「フフッ、私達も小さい頃、浜に置いてあった古いボートに乗って遊んだりしたね。」
明乃「そうそう!」
2人は、昔話をしながら少女らを見て
もえか「あの子達もブルマーを目指す様になるのかなあ?」
明乃「なるよ、きっと・・・」
将来に期待していた。
隣でましろは、にっこりしながら2人を見る。
「知名艦長!」
『ん?』
その時、武蔵クラスを手伝っていた空母大鳳の副長はやてがやって来た。
はやて「ちょっと問題が有って、来てほしいんやけど・・・」
如何やら、武蔵クラスで何か問題が有った様で、その件で態々もえかを呼びに来たのだ。
もえか「はい、分かりました。」
はやて「岬ちゃんも後で来たってな!」
明乃「はい!」
もえか「じゃあミケちゃん、また後で・・・」
明乃「もかちゃんもまた後でね!」
もえかは、はやてと共に現場に向かい、明乃は、ましろの元に戻る。
明乃「海の仲間は家族・・・今日と明日は、すっごい大家族だね。」
ましろ「そうですね」
2人が歩きながら、そんな事を話していると
美海「パン粉、パン粉!!」
いきなり美海がパン粉、パン粉と言いながら、慌てて2人の横を通る。
ましろ「あっ、等松さん?」
明乃「ミミちゃん?」
2人は、驚きながら美海に声を掛けるが、急いでいる美海には、聞こえずそのまま行ってしまった。
明乃「あ・・・」
2人は、行ってしまった美海に呆然としながら、何か有ったと思い後を追う。
とんかつ方丈
此処は、とんかつ方丈と言うとんかつの専門店。
此処には、美甘とほまれ、あかね、美波、俊秋が働いていた。
先程、急いでいた美海は、此処にパン粉を届けていた。
美海「はあ、はあ・・・雅かパン粉が切れるとは・・・こんなにお客が多いなんて予想外よ・・・」
如何やら予想外の客の多さにとんかつに使うパン粉が切れたので美海が態々買い出しに行っていたのだ。
俊秋「態々すまないな、主計長!」
美甘が上げたカツを切りながら、パン粉を買って来てくれた美海にお礼の言葉を言う俊秋。
美海の後を追ってきた明乃とましろも店に入って来た。
美甘「お願い、美波さん!3番テーブルにとん定2上がったよ・・・」
美甘が出来た定食を運ぶ様美波にお願いする。
美波「はいよ!」
美波は、セグウェイミニの兎走烏飛24号で出来上がった定食を3番テーブルへと運ぶ。
あかね「ミミちゃん、お皿お願い!」
美海「了解!」
あかねに言われ、美海は、お皿を持って行くが
ほまれ「ミミちゃん、お皿こっちで・・・」
美海「りょ・・・りょうか・・・」
今度は、ほまれに言われ慌てる美海。
俊秋「其処濡れてるから気をつけろ・・・」
慌てる美海に俊秋が床が濡れているので注意を呼び掛けるが
美海「うっ、わわっ、わ・・・・!」
間に合わず、濡れている床に足を滑らせ、体勢を崩してしまう。
その瞬間、運んでいた皿が宙を舞い下に落ち様とした時
明乃「わあ・・・・はむっ!」
ましろ「うっ、ううっ」
それに気づいた明乃とましろが急いで宙に舞ったお皿を割れる寸前にキャッチする。
2人がキャッチしたお陰で何とか割れずに済んだ。
美海「ありがとう!助かったよ・・・」
2人がお皿をキャッチしてくれた事に感謝する美海。
ましろ「我々も手伝った方がよさそうですね。」
明乃「だね!」
店の現状を見て、2人は、手伝う事にした。
しばらくして、客足が減り
美海「フゥ・・・やっと落ち着いたわね・・・」
客が減った事に美海達は、ようやく落ち着く。
『それでは次のニュースです・・・大型の海水淡水化装置と植物生成プラントを搭載した自給自足可能な自己完結型フロートの運用実験が太平洋上で進められています』
そんな中、店に据え付けられているテレビが現在実験が進められている植物生成プラントの話題を発表していた。
美海「あっ、マッチが出てる映画見に行かないと・・・ちょっと席、外しても良い?」
美海は、テレビを見て、マチコが出る映画が始まるのを思い出し、急ぐ為、後の事を5人にお願いする。
『OK!』
俊秋「行ってらしゃい・・・」
美波「後は任せろ・・・」
5人は、任せろと言って、美海を送り出す。
ましろ「私達も行きましょう。」
明乃「うん」
奥で手伝っていた明乃とましろも店が落ち着いたんで、美海の後を追う。
俊秋「そう言えば・・・艦長殿の映画も、もう直ぐ始まるな!」
三笠公園
三笠公園では、晴風クラスの仁義ある晴風 横須賀頂上戦争と同時上映のGフォース制作の海底軍艦 ムー帝国の逆襲が上映されつつあった。
記念艦三笠、艦内上映室
艦内上映室には、既に映画を見ようと客がわんさか集まっていた。
ましろ「こっちは順調そうですね。」
明乃「そうだね!」
特に問題が起きていない事に明乃とましろは、安心する。
まゆみ「間もなく上映しまーす!」
秀子「ポップコーンいかがですか?」
聡子「飲み物もあるぞな・・・!」
まゆみが間もなく上映しますとアナウンスを流し、秀子と聡子がポップコーンと飲み物を販売する。
受付では、マチコと美奈が映画を見に来たお客が持っている前売り券を確認し
バッシ!
客「ううっ!?ええ・・・」
部分を切って渡す。
信吾と実が映写機の準備をする。
ミーナ「フッフッ・・・いよいよ、ワシの監督デビュー作が・・・」
舞台の横でかっこ付けるミーナ。
幸子「はい、ではリンちゃん!そろそろスクリーンを出して下さい。」
そろそろ上映開始の為、スクリーンを下ろす様、幸子が鈴に命じる。
鈴「うん!・・・とりゃっ」
鈴は、スクリーンを下ろそうとするが
鈴「うっ・・・あれ?・・あれ?・・よいしょ!」
中々下りず、思い切って、下ろすと
バッシ・・・・・・!
『・・・・』
何とスクリーンが破れてしまった。
スクリーンが破れてしまった事で映画が上映できなくなったので、観客には、しばらくお待ち下さいと看板を出して待たせる事にした。
鈴「どどど、どどど・・・如何しよう!これじゃあ上映できないよ!!・・・わ・・・私のせいで・・・」
スクリーンが破れてしまった事で映画が上映できなくなったとのを自分の責任だと責める鈴。
美奈「泣かないで、これは半ば事故の様なものだから・・・」
自分を責める鈴に美奈が事故だと言って、鈴を慰める。
秀子「そうだよ、リンちゃんが悪いんじゃないよ!」
聡子「そうぞな!」
秀子と聡子も鈴を慰めるが
実「でも如何するんだ?スクリーンが無ければ、上映ができない・・・」
信吾「折角、准将と権藤中佐に協力して貰って、制作したのに・・・このままじゃ恨まれる!」
後ろの実と信吾が五月蠅かった。
仁義ある晴風 横須賀頂上戦争と同時上映の海底軍艦 ムー帝国の逆襲は、美奈と実、信吾の江田島三羽ガラスが企画した映画で制作に態々、深町総司令や美由紀に協力をお願いして制作したのに、このままでは、3人は、恨まれる。
美奈「五月蠅いから黙ってなさい!!」
あまりの五月蠅さに美奈が切れて、2人に黙れと言う。
『は~い!』
美奈の黙れと言われて、2人は、大人しく黙る。
美海「ああ・・・」
しかし、2人の言う通り、このままじゃ上映できない。
そんな時
明乃「スクリーンの代わりになる物が有れば良いんだよね?」
明乃がスクリーンの代わりになる物が有れば良いんだよねと閃く。
『え?』
明乃の言葉に皆注目する。
明乃「白くて大きい物が有れば…」
信吾「そんなの有るのか?」
信吾がスクリーンの代わりになる物が有るのかと尋ねると
ましろ「あっ!分かりました。」
ましろが何かを思い付き
ましろ「等松さん、辻さん、一緒に来て!」
信吾「何所行く気だ?」
美海「ええっ!?また走るの?・・でも、マッチの為なら!」
美海と信吾を連れて、出て行く。
しばらくして、3人は、模造紙を数枚持って来た。
明乃達と美奈達は、何をするのかと思い、ましろの指示通りにすると
何と模造紙がスクリーンの代わりになったのだ。
スクリーンの代わりが見つかった事で、ようやく上映が出来る様になった。
上映が開始され、最初は、晴風クラスの仁義ある晴風 横須賀頂上戦争から上映された。
幸子『フウ・・・』
あるバーのカウンター席で1人で酒を飲む幸子。
幸子『何なら・・・』
其処へテアが幸子の横に座る。
テア『いや、何もありゃせんよ・・・唯、こんなとこでのんびり飲んでてええんかのう?』
テアがそう言うと
幸子『ま・・・雅か!』
幸子がはっとする。
まゆみ「模造紙って、奇麗に映るんだね・・・」
媛萌『悪う思わんとって、つかあさい』
実「雅かこういう使い方が有るとは・・・」
聡子「上等なスクリーンぞな!」
上映中、模造紙がこんなに役に立つとは、3人は、思わなかった。
百々『あんたにゃ消えてもらうしかないッス』
鈴「宗谷さんと辻さん、ミミちゃんが買いに言ってくれたんだよね」
百々『これも組の為ッス』
明乃「流石シロちゃん!」
明乃は、この窮地を解決したましろを褒める。
ましろ「いや、私はただ艦長のアイデアを・・・」
ましろは、照れる。
まゆみ『やれい!』
美海「きゃ・・・・!マッチ!」
『あっ?』
美海「ワイルド!ワイルドマッチ最高!・・・マッチ劇場の開幕だ・・・」
上映中、マチコが出るシーンに美海がペンライトを振りかざしながら興奮する。
幸子「少し遅れたけど、お陰で無事に上映できました。」
ミーナ「うんうん」
信吾「これで助かった・・・」
トラブルもあったが、何とか無事に上映出来た事に3人は、ホッとする。
ましろ『夜中にコーヒー飲んどるとつくづく船乗りが嫌になってのう・・・足を洗ろうちゃるか思うんじゃ』
明乃『最後じゃけん、言うたるがのう・・・そがな考えじゃ隙ができるぞ』
ましろ『隙が出来るか・・・』
明乃「はっ・・・」
ましろ「・・・・」
明乃「何か自分が出てるところって、恥ずかしいね」
ましろ「ええ」
流石に自分達が出ているシーンは、恥ずかしかった。
美奈「今度は、こっちのだね!」
仁義ある晴風 横須賀頂上戦争も終わり、今度は、Gフォースの海底軍艦 ムー帝国の逆襲が上映された。
功『おい、止めろ!』
道が違う事に気づいた功は、サングラスを掛けた運転手の信吾に止めろと言うが
信吾『・・・・』
信吾は、聞かづに乱暴な運転で何処かへと向かう。
功『如何するつもりだ?』
功は、何所へ向かうのかと言う。
美奈『ねぇ、まだ?』
今度は、水着姿の美奈が現れ
次郎『まだまだって、うるせぇぞ!』
カメラを取る主人公の次郎。
まゆみ「何だか、嫌らしいです。」
上映中、美奈の水着姿を取るシーンにまゆみは、嫌らしいと言う。
信吾「そう言うな、この後、ビックリ見たいな出来事が起きるから・・・」
信吾がこの後、ビックリ見たいな出来事が起きると言うので、皆は、注目する。
美奈『きゃ・・・・!』
美奈が何かにビックリし、次郎の元へ走って行き、埠頭から銀色のダイバースーツを着た男がリング見たいに現れ
鈴「きゃ・・・・!」
銀色のダイバースーツの男を見た鈴は、ビックリして悲鳴を上げて、美奈に抱き付く。
明乃「リンちゃんには、流石に刺激が強すぎた見たい!」
続いて、潜水艦の模型を使用した戦闘シーンが出て
秀子「模型でこんな戦闘シーンが出来るんだ。」
実「今はCGが多いから、昔見たいに模型を使ったこんな戦闘シーンは撮れないだろ。」
模型を使用した戦闘シーンに秀子は、興味を抱く。
しばらくして、今度は、白い海軍服を着た海底軍艦艦長の神宮司大佐役の龍之介が次郎とヒロイン役の薫の前に現れるシーン
ましろ「海軍服だ!?」
龍之介の海軍服にましろは、憧れを抱く。
龍之介『発進用意!』
『発進用意よし!』
龍之介『発進!』
龍之介の号令のもと、海底軍艦は、発進する。
次郎『ムー帝国皇帝です!!』
続いて、今度は、奇麗な衣装を着た皇帝役の美由紀が現れた。
美由紀『神宮司!・・無駄な抵抗は止めよ!・・・ムー帝国に勝てるつもりか?』
龍之介『無駄な抵抗は、貴方の方だ!』
美由紀『ムー帝国は必ず勝つ!・・・世界を征服するのは、ムー帝国じゃ』
信吾「何だか見ていると権藤中佐が以外と美人だな・・・」
美奈「そうだね、とても30歳には見えない!?」
信吾と美奈は、衣装姿の美由紀を見て、とても30歳には見えなかった。
ラストシーンは、次郎と薫がお互いに抱き合うシーン
ミーナ「ロマンチックだな・・・」
明乃「奇麗だね教官・・・」
ましろ「ん・・・」
ラストシーンを見て、明乃とましろは、つい見とれてしまう。
三笠ビル商店街
そして、当の本人達である薫と次郎は、武蔵クラスの隣で構えているGフォースの屋台や展示物を視察していた。
薫「此処は、隣の武蔵クラス同様、順調の様ね!」
薫は、視察して、隣の武蔵クラス同様、順調だと視認する。
屋台は、武蔵クラスと変わらないが、展示物は、特に凄かった。
目玉と言ったら主力の戦闘攻撃機FA-3G春乱と特殊潜航艇さつま、対潜ヘリSH60 Gが展示され、更にダミーの90式短距離空対空ミサイルや93式空対艦ミサイルなどが一緒に展示されており、生徒達などがそれに興味を抱く。
次郎「隣の武蔵クラスと比べるとこっちの展示物の方が凄いな・・・」
次郎が武蔵クラスより此方の展示物が凄いと評価する。
薫「でも向こうだって、こっちに負けずにやっているわよ!」
だが、武蔵クラスも負けない様に頑張っていると評価する。
横須賀中央駅前
一方、明乃とましろは、横須賀中央駅前で楓、鶫、百々の3人が出している本屋晴風を訪れていた。
媛萌「新刊ありますよ!!」
慧「立ち読み、大歓迎です!!」
媛萌と慧が宣伝をしながら、客を集める。
ましろ「此処は問題なさそうだな!」
百々「ええ、絶好調ッス!」
鶫「私は問題ないけど売れていない。」
店としては、順調だが、同人誌が売れていない様子。
明乃は、隣で百々の同人誌を読む。
ましろ「八木さんは、どんな本を作ったんだ?」
ましろは、鶫の本を取る。
本の題名は、電波本と書かれており
楓「わたくしもお手伝いしました。」
楓が指さす、下の欄に特別寄稿 万里小路 楓 音と電波の関係と書かれていたので、製作には、楓も携わっていた。
ましろ「これは・・・人を選ぶ本だな!」
ましろは、店に置いてある本を見て、如何して売れないか大体分かった様だ。
そんな時
百々「副長!」
ましろ「!?」
百々「副長も本、どうぞッス!」
百々がましろに明乃が読んでいるのと同じ同人誌を差し出す。
ましろ「ああ、いくらだ?」
ましろは、差し出した本の値段を聞くと
百々「クラスの子達と山本教官の所の人達には、無料で献本してるッス、ネタにさせて貰ってるんで・・・」
如何やら晴風クラスと空母大鳳の連中だけ無料で献本してる見たいだ。
ましろ「ん?」
ましろは、百々の同人誌を読む。
ましろ「うっ・・・うっ!うううっ!」
読んだ瞬間、ましろの表情は、恥ずかしくなり、更には、口から魂が抜けた状態になる。
如何やら、いやらしいシーンでも記載されてあったんだろう。
明乃「ねぇ、シロちゃん、これって何してるの?」
同じ様に明乃がそのシーンを見て、何をしているのかましろに問う。
ましろ「うわぁ・・・!」
それに対して、ましろは、慌てて
ましろ「ううう・・・次に行きましょう!!」
急いで次の場所へと向かう。
流石にあのシーンは、明乃には説明できなかった。
どぶ板通り
どぶ板通りの駐車場の一角では、芽衣と志摩がコント舞台を構え、漫才を披露していた。
芽衣「お前も強情な奴だなあ?」
取り調べを行う刑事役の芽衣。
志摩「うぃ」
取り調べを受ける犯人役の志摩。
芽衣「お前が盗んだって事は分かってるんだよ!!」
強引に自白させ様とする芽衣。
志摩「うぃ」
それに対して志摩は、うぃとしか答えない。
芽衣「証拠も挙がってるんだ・・・こいつでドアをこじ開けて盗みに入ったんだろ?」
自白しない志摩に芽衣が証拠のバールを出す。
志摩「うぃ」
それでも志摩は、うぃしか言わない。
芽衣「ほーら、よく見ろ・・うぃうぃ言ってりゃいいってもんじゃないぞ!!」
今度は、追い詰め様とするが
志摩「ぷい!」
志摩は、その手に乗らずそっち向けする。
芽衣「あっ!今ぷいって言ったな・・・」
流石に切れる芽衣。
2人の漫才は、面白そうだが、客は、1人もいない。
いるとすれば寝転がりながら見る爺さんと座って見ながらあくびをする少女と五十六のみだった。
近くでは、砲雷科の5人が串焼きなどの屋台を営んでいた。
果代子「此方でーす!」
此方の方は、客足は、多いがあまりの多さに列を作っている。
光「ガツンとお客が来ちゃったね?」
美千留「全然、さばききれないし・・・」
あまりの客の多さにさばききれない状態。
順子「アチ・・・!?」
『あっ!』
順子「ズキュンとヤケドしちゃったよ!」
よそ見したせいで順子がやけどを負う。
『ああ・・・』
順子に呆れる2人。
理都子「押さないで下さい!」
果代子「順番に伺います!」
とは言え、このままでは、客が入店できずに他の店に行ってしまう。
ましろ「これは何とかしないと?」
現状を見たましろは、何とかしようと考えるが
明乃「並んでいる間、退屈にならない様にすれば良いんじゃないかな?」
明乃が並んでいる間、客が退屈にならない様にすれば良いんじゃないのかと思い付き
ましろ「ああ、成程・・分かりました。」
ましろも明乃の思い付きを理解し
明乃「うん!」
2人は、ある物を此処に持って来た。
芽衣「いい加減白状したら如何なんだ?・・・盗んだブツは何所に隠した?」
志摩「うぃ」
2人が持って来たものとは、駐車場の一角で漫才をしていた芽衣と志摩のコントだった。
このままでは、客が入店できず、退屈にあきて他の店に行ってしまう。
それなら客が退屈にならない様にしようと調度、客がいなくて寂しそうに漫才をしていた芽衣と志摩に、こっちに舞台を移設して、漫才をして貰う事にしたのだ。
芽衣「仲間か・・・共犯者が持ってるんだな?」
志摩「うぃ」
芽衣「もーっ!ホントうぃしか言わないな、この容疑者は!!」
うぃしか答えない志摩に芽衣は、頭を抱えながら叫ぶ。
志摩「うぃ」
芽衣「良いのか?そんなんで?田舎のお母さんは泣いてるぞ?」
志摩「う・・・」
芽衣の言葉にようやく反応する志摩。
芽衣「お?効いたか?お母さんを思い出してるのか?」
反応に気づく芽衣。
芽衣「ふう・・・ちょっと疲れたよ・・メシにしょう・・カツ丼でも食うか?」
取り調べの半ばで一休みしようと志摩にカツ丼を食うか問うと
志摩「カレー」
志摩はカレーと答え
芽衣「其処は、うぃじゃないのかよ!」
志摩「うぃ」
芽衣「また戻ったよ・・・」
結局ふりだしに戻った。
流石に受けたのか、並んでいた客から笑い声と拍手が返された。
如何やら成功した様だ。
果代子「お待たせしました!!」
理都子「先頭のお客様から屋台の方にお越しください!!」
それに乗じて、店の方も落ち着き、次の客が入って行く。
明乃「この流れなら何とかなるね!」
芽衣「艦長、副長!」
『あ・・・』
芽衣「お陰でお客が増えてやりがい満点だよ!!」
志摩「うぃうぃ」
見てくれる客を増やしてくれて、礼を言う2人。
ヴェルニー公園
ヴェルニー公園でも機関科6人と夏雄、敏郎が野外入浴を営んでいた。
明乃「マロンちゃん、どう?」
明乃は、銭湯のボイラーを手入れする赤の法被を着た麻侖と敏郎に声を掛ける。
麻侖「おう、絶好調でぇい!」
問題はなく順調の様だ。
敏郎「・・・・」
敏郎は、黙って横で作業をする。
ましろ「水没していた晴風のボイラーを此処まで使える様にするとは・・・」
銭湯のボイラーは、元々晴風で使用していたボイラーだった。
「当たり前だ!」
明乃「あっ、ナツオちゃん、クロちゃん!」
隣から洋美と麻侖とお揃いの法被を着た夏雄(今回だけ横女の制服を着ている)がやって来た。
洋美「大変だったわよ・・・一度、全部バラして、洗浄して研磨して・・・でも、マロンや篠原さんが如何してもやるって聞かなくって・・・」
如何やら、晴風のボイラー復活には、相当の苦労が有ったが、2人の機関長と機関科7人のお陰で此処まで元通りに出来たのだ。
麻侖「手入れすりゃ使えるんならやらねえ手はねえよ!」
夏雄「その通り、パーツさえ有れば、何だった出来るんでぇい!」
2人は、かっこ付ける。
やはり似た者同士だ。
敏郎「全く、うるせぇ奴らだ・・・」
でも、敏郎には、うるせぇ奴らだとしか認識されなかった。
麻侖「それより艦長、副長!折角だし入ってくんねぇ!」
話は変わり、麻侖は、折角来た明乃とましろに風呂に入って行く様誘う。
2人は、お言葉に甘え風呂に入る。
女湯
『ふぅ・・・・』
2人は、寛ぎながら風呂を上がって、体を洗う。
しかも同時に一緒の場所を洗う。
君江「何なんですかねえ、あの動きの一致率は?」
それを後ろで目撃していた航洋直接教育艦時津風副長の長澤君江。
つむぎ「よっぽど息が合ってるのかしら?」
2人が意気投合しているのだと思う航洋直接教育艦時津風艦長の榊原つむぎ。
隣では、機関科4人が入っている。
君江「艦長、私達もアレやったら、うちの子達にウケますよ!」
君江は、2人を見て、自分達も同じ様にしたら自分とこのクラスの生徒に受けると言うが
つむぎ「何でクラスメートから笑いを取らなきゃいけないの?」
つむぎ本人は、やりたくなかった。
『ふぅ・・・』
そんな事を言いながら、2人は寛ぐ。
ましろ「そもそも、何でうちのクラスだけ無駄に演し物が多いのか・・・」
体を洗いながらましろは、何で自分達のクラスがこんなに演し物が多いのか思う。
明乃「やりたい事が沢山有るんだよ・・・でも、シロちゃんのお陰で何とかなったよね?」
それに対して、明乃は、皆やりたい事が有るんだと思い、それを助けてくれたましろに感謝する。
ましろ「私は別に・・・艦長の思い付きには驚かされますけど、それを実行するのが副長の務めですから・・・」
明乃「やだなあ、シロちゃん!今日はお祭り何だから、艦長呼びは無しだよ!」
ましろ「え・・・じゃあ・・岬さ・・・あ・・・いや、やっぱり艦長で!」
明乃の名前を言おうとしたが、恥ずかしくて、元の艦長を言う。
明乃「フフフ」
そんなましろに明乃は笑う。
とんかつ方丈
その頃、とんかつ方丈では、午前の仕事も終わり、午後の準備をしていた。
美甘「はぁ・・・洗い物完了!」
ほまれ「こっちもとんかつの仕込み終わったよ!」
美甘「ありがとうほっちゃん!!」
俊秋「午後の仕込みは、これで終わりだな・・・」
美甘「これで夕方にお客さんがどっと来ても大丈夫だね!」
ほまれ「美波さんは、さっき休憩に出たところなんだけど、ミミちゃんまだ戻ってこないね?」
あかね「マッチが出ている映画に夢中なんじゃないかな?」
ほまれ「あはは・・・」
美甘「私達も今のうちに休んでって・・・」
午後の仕込みも終わり、4人は、休憩に行こうとした時
美甘「あっちゃん何してるの?」
俊秋「ん?」
あかねが何かを作っていた。
あかね「新しいメニューの試作だよ!」
如何やら新しいメニューの試作を作っていた様だ。
ほまれ「また・・・今度は、大丈夫なの?」
あかね「艦内で皆が、持ち場を離れられない時でもそっと食べられて、なおかつ栄養満点言う革命的メニューになる予定だよ!」
今度試作されるのは、携帯食料の一種見たいだ。
ほまれ「ホントかな・・・」
ほまれは、あかねの革命に疑惑を抱く。
俊秋「凄いな・・・完成したら、俺にも作り方教えてくれ?」
だが、俊秋は、これに飛び付き、あかねに完成したら作り方を教えてくれと要求する。
あかね「良いですけど、艦内の皆に振舞うんですか?」
あかねは、自分の艦で振舞うのかと思ったが
俊秋「搭乗員の弁当にする。」
『弁当?』
如何やら、パイロット達の弁当にする様だ。
俊秋「搭乗員は、長時間飛んでいる時に食べる弁当が保存食ばかりだからさ、新しく入れようと思って…」
俊秋の言う通り、なのは達パイロット達は、飛んでいる時に食べているのは、殆んどが携帯用の保存食で、味は無いが栄養はある。
しかし、毎回同じ物だとパイロット達も飽き飽きしていた。
あかね「成程!」
美甘「良い考えかも・・・」
俊秋「だろう・・・これなら飽き飽きしている保存食から解放されるぞ!!」
俊秋は、あかねの革新的なメニューで、飽き飽きしている保存食から解放されると確信する。
そんな時
『いらっしゃいませ!!』
客が来て、出迎えると
美甘「あっ、まゆちゃんとしゅうちゃん!」
店に来店したのは、三笠艦内で映画を上映していたまゆみと秀子だった。
まゆみ「お疲れ様!」
ほまれ「お疲れ様!」
秀子「今って、注文しても大丈夫かな?お腹空いちゃって・・・」
2人は、休憩で来た様だ。
ほまれ「勿論よ!ゆっくり食べて行って!」
まゆみ「じゃお言葉に甘えて・・・」
2人は、席に付き注文しようとすると
『ん?』
また誰かが来店して来た。
『山本教官!?』
薫「こんにちは、杵崎さんに伊良子さん!それに山下さん、内田さん!」
次郎「よう!」
それは、見回りしていた薫と次郎だった。
俊秋「これは、艦長殿!見回りだったんじゃ?」
次郎「ちょっと腹減っちまったんで・・・すまんがトンカツ定食を二つお願い!」
此方もさっきの2人同様休憩しに来た見たいだ。
2人は、とんかつ定食を注文し
美甘「分かりました・・・まゆちゃんとしゅうちゃんは?」
まゆみ「じゃ同じとんかつ定食ください。」
秀子「私は、メンチカツ定食で・・・」
まゆみは、2人と同じトンカツ定食、秀子は、メンチカツ定食を注文する。
美甘「了解!」
ほまれ「映画の方は、どんな感じなの?」
料理を作る間、ほまれは、ほまれと秀子に映画の上映状況を問う。
(ぎく!?)
それを聞いた薫と次郎は、緊張する。
それもその筈、上映されている映画のうちの一つは、2人が主役なのだから
秀子「これが何と多いり何だよ!」
薫(えっ本当!?)
まゆみ「くちこみでお客さん増えている見たいで、最初の回より、さっきの回の方が込んでたんだよね!」
次郎(そんなに増えているのか?)
自分達の映画がそんなに売れていた事に驚く薫と次郎。
秀子「でも分からないな・・・教官達の内容もだけど、あの内容が其処まで受けるなんて・・・」
秀子は、自分達の映画の内容が、何故受けるのか分らなかった。
薫(何だ・・・私達のじゃないんだ・・・)
売れてたのは、自分達の映画じゃないと聞いて、薫は、ガッカリする。
まゆみ「私も分からないけど、何て言うか言葉で説明できない勢いだけは、あると思うよ、私達の映画!」
秀子には、分からなかったが、まゆみには、大体理解している様だ。
薫(確か岬ちゃんのところの映画って、納沙さんとミーナさんが考えたんだよね!)
美甘「一体どんな映画何だろう?」
美甘は、上映されている自分達の映画がどんなのか気になる。
薫(多分、あの2人の考える事だから仁義物じゃないの・・・)
薫は、仁義物だと察する。
ほまれ「そう言えば、教官達の映画は、どんな感じ?」
今度は、薫達の映画の上映状況を聞いて来た。
(ん・・・)
それを聞いた2人は、注目する。
秀子「こっちもばっか受けで・・・確か、特撮の映画だけど・・・」
(嘘!?)
如何やら薫達の映画も同様に売れていた見たい。
まゆみ「内容が凄くって・・・最後、教官と小沢さんが・・・」
薫「止めて!その先言わないで!!」
まゆみがラストシーンの事を言おうとした時、薫が驚愕してしまう。
次郎「落ち着け薫!・・・はい水!」
次郎は、薫を落ち着かせようと水を差し出す。
薫「ん・・・・はぁ・・・」
水を一気飲みした薫は、落ち着く。
ほまれ「そんなにお客さん来ているのに抜けて来て平気なの?」
ほまれは、秀子に上映中なのに向けて大丈夫なのか問う
秀子「映写機ずっと回してたら熱をもちゃって、しばらく上映休止って事になったんだよ・・・」
如何やら映写機を使い過ぎたんで、しばらく休業らしい。
まゆみ「今のうちにご飯食べて休憩して、またポップコーンとコーラをどんどん売るよ!・・・この調子で行けば、かなりの売り上げになりそう!」
秀子「まゆちゃんらしいやる気のだしかただね!」
俊秋「はい、お待ち・・トンカツ定食2つ!」
ほまれ「お待たせしました!・・・トンカツ定食とメンチカツ定食でーす!」
話す間に料理がやって来た。
『いただきます!!』
4人は、仲良く飯を食う。
そんな時
ほまれ「ん?」
またまたお客が来て
美甘「いらっしゃいませ!!」
美甘が出迎える。
十海「6人ですけど・・・入れますか?」
入って来たのは、呉女子海洋学校所属の超大型直接教育艦大和艦長の宮里十海と副長の能村進愛、舞鶴女子海洋学校所属の超大型直接教育艦信濃艦長の阿部亜澄と副長の河野 燕、佐世保女子海洋学校所属の超大型直接教育艦紀伊艦長の千葉沙千帆と副長の野際啓子の6人だった。
あかね「う!・・何か、凄い迫力・・・」
6人を見て、あかねは、殺気を感じる。
美甘「ど、どうぞ!此方の大きいテーブルで・・・」
6人は、大きいテーブルに座る。
ほまれ「ご注文はお決まりですか?」
ほまれが怯えながら注文を聞く。
十海「トンカツ定食を!」
亜澄「同じで!」
燕「私も!」
啓子「合わせます。」
4人は、トンカツ定食を頼み
沙千帆「私は、トンカツ定食のトンカツダブルで!」
沙千帆は、トンカツ定食のトンカツダブルの大盛りを頼んだ。
ほまれ「ご注文ありがとうございます・・・其方のお客様は?」
ほまれは、残っている進愛に注文を聞く。
進愛「味噌カツはあらへんの?」
進愛は、味噌カツは無いのか問う。
ほまれ「すみません・・今日は、ちょっと味噌カツはできなくて・・・」
今日は、トンカツとメンチカツだけで、味噌カツは、無かった。
進愛「わやちゃんね・・ほんじゃ、普通のトンカツ定食にするわ!」
仕方が無く進愛は、4人と同じトンカツ定食にする。
ほまれ「あ、ありがとうございます。」
まゆみ「ねぇ、隣のテーブルの人達って、先輩だよね?」
秀子「うん、あの制服間違いないね!」
料理が出来る中、秀子とまゆみは、十海達をジロジロ見る。
次郎「流石に上級生は、雰囲気が違うな・・・」
薫「そうかな・・・私的には、同じだと思うよ・・・奇麗だし!」
次郎は、彼女らを見て、雰囲気が違うと察する。
逆に薫は、同じだと言って、十海を見る。
秀子「あの!」
そんな中、ジロジロ見ていた秀子は、十海達に声を掛ける。
秀子「皆さんは、海洋学校の先輩ですよね?」
まゆみ「ええ!?話しかけちゃうの?」
まゆみは、ビビってしまう。
秀子「何となく、大型艦の艦長さんと副長さん見たいな雰囲気ですけど…」
十海「その通りですけど、貴方は?」
秀子「横須賀女子海洋学校航洋艦晴風クラスの航海員で山下秀子と言います・・・こっちは、同じ航海員の内田まゆみちゃんです。」
まゆみ「よ、よろしくお願いします。」
秀子「あっちに居るのは、同じクラスの給養員で・・・」
美甘「伊良子美甘です!」
ほまれ「杵崎ほまれです・・ほら、あっちゃん!新メニューの試作に夢中になってないでご挨拶して・・・」
あかね「と・・杵崎あかねです。」
沙千帆「へ・・・これが噂の晴風クラスか?」
十海「私は、呉女子海洋学校2年大和艦長宮里十海。」
進愛「大和副長の能村進愛だわ!」
亜澄「舞鶴女子海洋学校3年信濃艦長阿部亜澄ね。」
燕「副長の河野 燕です!」
沙千帆「佐世保の紀伊で艦長をやっている千葉沙千帆、3年だ!よろしく頼む!」
啓子「野際啓子、紀伊の副長を務めてます。」
何となくお互いに自己紹介をする。
秀子「ほぉ・・・何だか、挨拶しているだけなのに、かっこいいですね先輩達!」
秀子は、礼儀正しく挨拶する十海達をかっこいいと褒める。
まゆみ「しゅうちゃん、それ失礼か失礼じゃないかで言うとぎりぎりアウトじゃない大丈夫?」
まゆみは、流石に上級生に対して、失礼だと思ったが
秀子「大丈夫だと思うけど・・・」
沙千帆「君、中々度胸が据わっているな!・・・ブルーマーメイドになった暁には、一緒に仕事をしたいタイプだ!」
如何やら大丈夫の様で、しかも逆に褒められていた。
秀子「そうですか、やった!!」
逆に褒められて、ウキウキする。
啓子「フフ・・うちの千葉さんは、人を褒めるのが上手ですからね・・・」
秀子「えっ、お世辞だったんですか?」
さっきのは、お世辞だったのか。
啓子「そうは、言ってませんよ・・・むしろ・・・」
沙千帆「私は、お世辞やらはらげやら、回りくどい事が苦手なんだハハハ!」
お世辞ではなく、本気で褒めていた。
啓子「とまあ嘘がつけないタイプなの!」
如何やら、沙千帆は、めんどくさいなタイプだ
薫「何だか、真冬を見てるみたい!」
薫は、沙千帆を見て、真冬を見てる感じだと察する。
まゆみ「と言う事は、しゅうちゃんがマジで褒められてる!?」
秀子「へへ・・・照れるね!」
褒められた事で秀子は、照れる。
十海「まあ兎に角、他の皆もそんなに固くなる事はないわ!・・・私達も先輩方も、何も1年生をとって食う訳じゃないし!」
進愛「そうじゃんね!私らは、前日祭を楽しんどるだけだに・・先輩、後輩の杵なく気楽にいこまい!」
十海は、先輩とか後輩に関係なく接する。
薫「意外と良い事を言うのね大和の艦長さん。」
十海を密かに褒める薫。
次郎「あれは、少女漫画で言うお姉様って感じだな!」
十海を見て、少女漫画で言うお姉様だと認識する。
薫「次郎君少女漫画読むの?」
次郎「いや、晴風クラスが出している同人誌を呼んだんだ。」
次郎は、本屋晴風で売られていた百々の同人誌を読んでいた。
薫「ああ青木さん達の・・・」
同人誌と聞いて、本屋晴風だと察する。
美甘「迫力あるけど優しい人達だね!」
台所から見ていた美甘も十海達が優しい人達と安心し
ほまれ「ふぅ・・・良かった・・・あっ!お料理出来てるよ!」
ほまれも安心して、美甘に出来た料理を渡す。
美甘「オッケ!」
美甘は、十海達の元に料理を持って行く。
美甘「お待たせしましたトンカツ定食です!」
十海「ありがとう」
燕「美味しそう、いただきます!」
6人は、仲良く飯を食う。
秀子「そう言えば先輩達は、どんな演し物見て回ったんですか?」
秀子は、十海達に各クラスが出している演し物を見て回ったのか聞く。
十海「私とのむさんは、和菓子の露店で買い物したわ」
進愛「確か間宮クラスじゃんね・・・シベリアって言う、カステラの間にようかんを挟んだ奴じゃに、どえらい甘いけどペロッと食べれるんだわ!」
十海と進愛は、優衣達の間宮クラスを回った。
特に進愛が優衣が試作していたシベリアを好む。
まゆみ「美味しそう!でも、カロリー高そう?」
話を聞いて、流石にカロリー高いと思った。
沙千帆「な~に、食べた分、体を動かせばどって事は無い・・・何なら一緒にやるか?」
それに対して、沙千帆は、体を動かせば解決できると言う。
まゆみ「ダイエットに効く運動とか教えていただけるんですか?」
啓子「うちの千葉さんは、スポーツと言えば格闘技何ですよ!・・空手とかキックボクシングとかフフフ!」
沙千帆「ダイエットとか知らんが、空手は良いぞ!心身を鍛えられる・・・ごぉ・・・・ふっ!・・・ふっ!・・・ひ!」
沙千帆は、秀子とまゆみの前で空手を見せる。
次郎「おっ空手だな!」
薫「じ、次郎君!?」
それに次郎が食い付き、沙千帆の元へ行き
沙千帆「ん?」
次郎「お前、空手するんだな!・・・俺も格闘技が好きでな・・・はっ!・・・はっ!・・・おりゃ!」
沙千帆の前で自分の格闘技を披露する。
沙千帆「中中筋が良いね・・・ホワイトドルフィンの方ですか?」
沙千帆は、次郎を見て、ホワイトドルフィンの人と思ったが
次郎「いや、俺は、Gフォースだ!」
『Gフォース?』
Gフォースと聞いた途端、十海達は、頭を?する。
進愛「Gフォースと言うと最近創設された部隊やね・・・確か巨大生物に対処するとか・・・」
次郎「でもそれ以外では、ブルーマーメイドやホワイトドルフィンと保々変わらない!・・・そうだよな薫!」
次郎は、十海達に今の新生Gフォースの役割を説明し、そうだよなと薫にふる。
薫「まあね・・・」
十海「其方の方もGフォースですか?」
薫「初めまして、Gフォース大鳳艦長の山本薫です。」
次郎「同じく白鳳艦長の山本次郎だ・・・と言っても今は修理中でフリーだがな!」
2人は、十海達に自己紹介する。
『・・・・』
2人を見て、十海達は、偉大差を痛感する。
薫「そんなに固くならなくても、今は、守る者同士なんだから、気楽に行きましょう!」
自分達を見て、固くなる十海達を見て、薫は、十海が言った言葉と同じ事を言って、十海達に接する。
十海「では・・・よろしくお願いします。」
薫「此方こそ!」
秀子「話は戻りますが、阿部先輩と河野先輩は、何か買いました?」
話を戻して、次は、亜澄と燕にどんなクラスの演し物を見て回ったのか聞く。
亜澄「買っては無いけど・・・面白い物見たよ!りんご飴の屋台!」
亜澄は、店を見て回ってる途中、あるりんご飴の屋台を目撃した。
秀子「りんご飴って・・・あのお祭りとかでよく売られてる奴ですよね?」
亜澄「そうそうりんご飴自体は、何の変哲も無いんだけど、全自動りんご飴製造機って言う機械で作ってたんだよ!」
如何やら、りんご飴を作る機械を見た様だ。
秀子「え!?」
亜澄「りんごを入れると自動的に水洗いされて、串が刺されて、溶けた飴に浸かって、機械から出て来た時には、ちゃんと飴が固まってるの!!」
燕「明石クラスの出し物でしたね!・・・やっぱりああ言う艦に乗っている子達って、機械弄りに強いんでしょうね・・・」
2人は、全自動りんご飴製造機を見て、明石クラスの生徒に興味を抱く。
秀子「へ・・・・」
薫(まあ、うちの山崎整備長や篠原機関長達には、遠く及ばないけど・・・)
だが、それを聞いた薫は、自分の所の整備員や機関員には、遠く及ばないと思う。
まあ、薫の所では、航空機を扱っているから、普通とは違うだろう。
亜澄「うちにも欲しいな・・・あの人材は、何かこう労働の効率をアップする様な物を作ってもらいたい。」
亜澄は、労働の効率をアップする機会を欲しいとねだる。
秀子「良いですねそれ!皆の仕事が減って、楽になりますし・・・」
それを聞いた、秀子は、楽になって良いと思ったが
亜澄「何言ってるの?・・・仮に効率が2倍になったとして、労働時間も2倍にすれば4倍の成果が上がる訳よ!」
如何やら亜澄は、楽にするんじゃなく、仕事を倍に増やそうと思った様だ。
『え・・・!?』
薫(何それ?)
亜澄の言葉に薫は、馬鹿げていると思った。
燕「亜澄社長!・・・そう言うブラック発言を後輩達の前でやるのは止めて下さい!」
ブラック発言する亜澄を止める燕。
亜澄「良いじゃない!・・・私だってクラスの皆の2倍働いているし、あれなとこから摘発されないぎりぎりのラインを見極めて、皆の仕事量を管理している燕専務がいるから大丈夫!」
燕「フォローになって無いですよ!後、私を持ち上げても何も出ませんから・・・」
次郎(全然大丈夫じゃないな・・・)
薫(ある意味、副長が大変そう見たい?)
2人を見て、薫は、燕の大変さを察する。
秀子「あの・・・今、社長とか専務とか聴こえたんですけど?」
燕「ああ、うちのクラス達がね、艦長のあまりの人使いの悪さに、まるでノルマのキツイ会社だよ・・・艦長が社長で、私らは、社員だよ・・・で、言い始めて、それが定着しちゃたの!・・・で、副長の私もついでに専務呼ばわりされるようになって・・・」
次郎(艦と言うより海運会社だな!)
次郎は、2人が指揮する信濃が海運会社だと想像する。
亜澄「ノルマ達成できなくても、ペナルティは無いんだけどな・・・むしろ月間で一番頑張った子には、社長賞だしてるくらいなのに、くどい様だけどペナルティは無いんだけどな・・・」
燕「逆に怪しく聞こえますから、其処強調しない方が良いですよ社長!」
亜澄「君・・・山下と言ったけ?」
秀子「はい!」
亜澄「聞き上手だね君は、君に聞かれているとつい喋り過ぎてしまう・・ズバリ言うと営業向きの人材ね!」
秀子「営業って、艦乗りにそう言う仕事あるんですか?」
薫(いや、多分営業じゃなくて、広報の仕事じゃない?)
亜澄「兎に角、私が君の才能を引き出せる様、上手く使ってあげるから、さっさと飛び級して信濃に編入するんだよ!」
亜澄は、またしても無茶的な発言をする。
燕「無茶を言っては、駄目ですよ!私達卒業まであと半年しかないのに・・・」
亜澄「じゃブルーマーメイドになってから私の艦に来ると言い、待ってるからね!」
と言って、秀子をスカウトするが
秀子「ひぃ・・・・・・!?」
秀子は、流石に嫌がる。
薫「ハハハ・・・あまりのらない方が良いわね!」
余りのらない方が良いと忠告する。
まゆみ「あ、あの・・・千葉先輩と野際先輩は、どの辺を回られたんですか?」
今度は、まゆみが沙千帆と啓子にどんなクラスの演し物を見て回ったのか聞く。
沙千帆「ああ、先ずは金魚すくいだな!」
先ずは、金魚すくいが出て
まゆみ「金魚すくいですか!?平和な感じですね!」
まゆみは、平和的だと表現する。
沙千帆「ところが其処は中々面白くてな、店主と対戦するんだよ!・・・たくさんすくった方が勝ち!・・・と言う事でね。」
だが、沙千帆的には、面白い店で特に店主と対戦した事を話題にする。
まゆみ「ええ!?」
まゆみは、驚愕し
薫(雅かその店主って、もしかして、高橋さん?)
薫は、店主と対戦と聞いて、店主が航洋直接教育艦天津風艦長の高橋千華だと察する。
沙千帆「確か天津風クラスだったな!・・・其処の艦長がそりゃもう向きになって金魚をすくうんだ、思わずこっちも本気になったよ!・・・ハハハ!」
結局、沙千帆が勝ったみたいで、思わずこっちも本気になったと笑う。
薫(やっぱり!)
薫の推理が見事に当たった。
まゆみ「全然平和じゃない!」
さっきの表現から一変し、まゆみは、全然平和じゃないと断言する。
沙千帆「後は片抜きをやったな・・・これも何故か店主が接客もそこそこに黙々と片抜きをやっていた・・・あれは・・・時津風クラスだったかな?」
次は、時津風クラスの片抜き屋台の事を言う。
薫(流石は、榊原さん!・・・相変わらずの静寂ね。)
片抜き屋台の事を聞いて、つむぎらしいと思った。
まゆみ「二つとも変わった屋台ですね・・・野際先輩も一緒にやったんですか?」
まゆみは、啓子も沙千帆と一緒にやったのか問う。
啓子「私は、うちの千葉さんが金魚をすくったり、片抜きをしてる様子を少し離れた所から見てました・・・フフフ!」
啓子は、沙千帆の様にはせず、遠くから見守っていた様だ。
沙千帆「啓子さんが見てくれてると、これがまた燃えるんだよ・・・ワハハハ!」
啓子が見てくれているお陰で沙千帆は、やる気が出ると言って、笑う。
まゆみ「はぁ、そうですか・・・」
まゆみは、何となく納得する。
秀子「まゆちゃん、そろそろ戻らないと!」
まゆみ「あっ!?もうこんな時間!!」
時計を見て、そろそろ戻る時間になっていた。
秀子「教官達も後で私達の映画、見に来てください!!」
薫「ん、後でね!」
秀子「それと先輩の皆さんもありがとうございました!!・・・いろいろお話できて勉強になりました。」
まゆみ「お先に失礼します。」
十海「私達も楽しかったわ・・・ではまた!」
美甘「急いでるならお会計、夜でも良いからね!」
秀子「御免ね、ありがとう!」
秀子達は、薫達や十海達に別れを告げて、店を出て行った。
薫「じゃ、私達も!」
次郎「ああ」
十海「さって、我々もそろそろ出ますか?」
秀子達が行った後、薫達や十海達も店を出ようとした時
『ちょっと待ってください!!』
あかねと俊秋が待ったを掛けてきた。
『ん?』
8人は、何なのかと思い振り返る。
薫「如何したのあかねさん、それに料理長まで?」
進愛「今まで黙って奥に引っ込んどった子が、どえらい勢い出来たじゃんね?」
あかね「これを食べて見て下さい!!」
あかねは、8人にある物を差し出す。
次郎「何だこれは?」
進愛「コロッケか?」
あかね「コロッケじゃありません・・・革命的新メニュー・・・肉巻きミルフィーユかつおにぎりの試作品です!」
如何やらさっき作っていた試作の携帯食料見たいだ。
美甘「わわわあっちゃんに桐野さん!?試作品を教官達と先輩達に持っていちゃったよ!」
ほまれ「教官達は兎も角、先輩さん達には、流石にあっちゃんの試作品は・・・」
美甘「不味くは無い、ていうか味は良いんだけど、何時も奇抜すぎるのよ!」
調理場にいた美甘とほまれは、あかねと俊秋を心配しながら様子を伺う。
進愛「どれどれ、一つ食べて見よう?」
十海達は、あかねの試作の携帯食料を試食する。
俊秋「艦長達もどうぞ!搭乗員の革命的な弁当になりますよ!」
次郎「ほんとかよ?」
薫「じゃ、おひとつ」
俊秋に勧められ薫達も試食する。
『はむ・・・・・・ん!』
8人が恐る恐る試食すると
美甘「ああ・・・食べちゃった!?」
ほまれ「念のためお茶を用意しとこ・・・」
2人は、念の為の対策を講じる。
ところが
進愛「・・・・美味しい!!」
薫「美味しい!!」
次郎「美味!?」
進愛や薫と次郎から出た言葉は、あかねの試作の携帯食料が美味しかったという評価だった。
あかね「よし!」
俊秋「やった!」
3人から美味しかったという評価を受け、あかねは、ガッツポーズをする。
『ええ・・・・!?』
沙千帆「ん、こりゃ美味い!」
啓子「美味しそうに食べてますね千葉さんフフフ!」
他からも同じ評価を受ける。
燕「凄く美味しいんだけどこれ如何いう作りになっているの?ご飯が入っているわね!」
あかね「カレー味のご飯を薄切りの豚肉をグルグル巻いて、衣を付けてフライにして見たんです・・・これなら立ったままで、片手で食べられますから、忙しくて手が離せない時でも食事が出来ます。」
進愛「よく考えられ取るじゃん、しかも味は良いし、腹もちもかなり良さそうだに・・・」
亜澄「うちの艦に最適じゃないか!毎食これにすれば食事休憩の時間をゼロに出来る。」
亜澄は、評価しながらまたもブラック発言をする。
燕「止めて下さい!!」
それを燕が止める。
あかね「やった・・・遂にやったよ・・・革命的な艦内食を発明したよ!」
遂にあかねは、革命的な携帯食を発明した。
俊秋「如何ですか艦長?・・・これなら飛んでいる搭乗員には、うってつけの弁当になるでしょ!」
薫「うん、これならいつも保存食ばかり食べているなのはちゃんやフェイトちゃん達が喜ぶわ!!」
あかねの発明した携帯食料に薫も大喜び。
次郎「やったな料理長!遂に中華料理以外のものが作れましたね!」
次郎は、遂に俊秋が中華料理以外のものが作れましたと笑うが
俊秋「お前は、一言多いんだよ・・・」
次郎「イテテ・・・!?」
一言多いとほっぺたを引っ張られる。
十海「フフフ・・・晴風と言う艦は、ユニークな人材の宝庫見たいですね。」
沙千帆「ああ、明日の競闘遊戯会が楽しみだな!ごぉ・・・!」
彼らを見て、十海達は、明日の競闘遊戯会が楽しみだと思うのだった。
ヴェルニー公園
一方、明乃とましろは、ひっと風呂浴びた後、公園内のボードウォークを歩いていた。
ましろ「そろそろ帰りましょうか?」
明乃「そうだね!」
時間もう3時30分になり、そろそろ帰ろうかと思った時だった。
ましろ「うわっ!?」
明乃「わっ、ああっ!?」
いきなり少女が2人の前を横切り
『ああ・・・?』
2人は、何かと思い見ると
その少女は、さっき芽衣と志摩の漫才を見ていた少女で、至る所で目撃されており、今度は隣で店を構えているたこ焼き屋の方に居た。
謎の少女「わあ・・・」
たこやきに目が行きながら涎を垂らす少女。
明乃「うう・・・」
ましろ「うん?」
一体何をする気なのかしばらく見ていると
謎の少女「フッ!・・・・クッ!・・・フッ!」
少女は、たこ焼きを買おうと肩から下げていたカエルの財布を出し、お金を出すが
行先巡りでいろんな物を買ったせいか、既に懐には、僅か30円しか残っていなかった。
謎の少女「フッ・・・フッ・・・フッ・・・」
少女は、まだ入っているかもしれないと思い財布を振るうが、結局30円しかない
謎の少女「うう・・・・」
お金が無いからたこ焼きが買えない事に落ち込み
謎の少女「う・・・」
店主の前で泣きそおな顔をして、憐みを乞おとするが
店主「え・・・」
謎の少女「ううっ・・・」
店主「ええ?」
少女の憐れみに店主も困り果てるが、流石に駄目である。
少女「う・・・」
少女は、更に落ち込むが
明乃「すみません、たこ焼き1皿下さい。」
少女「あ・・・」
店主「はいよ!」
少女の落ち込む姿を見ていた明乃とましろは、少女の代わりにたこ焼きを買い
明乃「食べる?」
少女に差し出す。
少女「あ・・・わああ・・・ありがと!・・・ありがと!・・・あ~ん・・・」
明乃の行為に少女は、大喜びし、たこ焼きを食べる。
明乃「見事な食べっぷりだね!」
少女の食べっぷりに明乃は、感心する。
ましろ「名前は何て言うんだ?」
ましろは、たこ焼きを食べる少女に名前を問う。
すると少女は、食べるのを止め、姿勢を直してから
謎の少女「私・・スー」
スーと名乗る。
これがスーザン・レジェスとの出会いだった。
明乃「スーちゃんね!」
明乃は、直ぐに仲良くなり
ましろ「何所から来たんだ?お家の人は一緒じゃないのか?」
ましろは、何所から来たのと親は一緒じゃないのかスーに問う。
スー「スーだけ、遠くから来た・・日本、初めて」
如何やらスーは、1人で来たらしく、しかも外国から来た様で日本は初めてだった。
ましろ「1人で来たのか?」
1人で来た事にましろは驚き
明乃「じゃあ大冒険だね!」
スー「うん!」
明乃は、大冒険だねと褒める。
明乃「私は岬 明乃・・・ミケって呼んで!」
スー「ミケ!」
明乃「フッ、こっちはシロちゃんね!」
スー「シロ!」
ましろ「え・・・おう」
2人は、スーに自己紹介をする。
明乃「スーちゃん、日本語うまいね?」
明乃は、外国から来たばかりなのに何で日本語が上手なのかスーに問う。
スー「パパに教わった・・パパは日本で働いてる。」
如何やら日本語は、父親から教わったらしく、しかもスーの父親は、日本で働いていると言う。
そう言って、スーはたこ焼きをあっという間に平らげると今度は、隣の焼きそばに目が行く。
スー「う・・・」
今度は、焼きそばを食おうとしたが
スー「うっ?」
もうたこ焼きも奢ったのに、流石に焼きそばまでは無理かと思ったが、やはり食いたいらしく、2人を見る。
ましろ「うっ、うう・・・」
ましろも流石に焼きそばまで奢るのかと迷うが
明乃「買って上げようよ!」
明乃は、焼きそばも買って上げる事にした。
ましろ「えっ!?」
焼きそばも買うのかと驚愕する。
明乃「お給料も出たし」
学校からの義援金も有るので問題なかったので
ましろ「ああっ・・・仕方ありませんね。」
結局買う事にした。
3人は、焼きそばを買い、近くのベンチで食べる。
スーが焼きそばを1人で食い
明乃「はい」
ましろ「ん」
明乃「美味しいね?」
明乃とましろが一つの焼きそばを代わり番こで食べる。
スー「ミケとシロは仲良しね!」
それを見たスーは、2人が仲良しだと言い
明乃「うん、そうだよ!」
明乃は、そうだと答え
ましろ「う・・・」
それを聞いていたましろは、恥ずかしくなる。
スー「此処、良いとこ・・・美味しい物沢山有るし、ミケとシロがいるし、海が近い。」
明乃「スーちゃん、海が好き何だね?」
スー「うん!」
明乃「遠くから来たって言ってたけど泊まる所は有るの?」
スー「大丈夫!」
ましろ「本当に大丈夫なのか?」
2人がスーと話していると
ブブブ・・・!
2人の携帯が鳴り
『あっ・・・!?』
誰からだと思い見て見ると
ましろ「古庄教官から?」
明乃「私も!」
それは、指導教官の古庄からの呼び出しだった。
しかも明乃も同じで
スー「ん?」
隣で聞いていたスーは、何かと思ったが
2人は、急用が出来たので、スーに別れを言ってその場を去る。
一方、明乃とましろと入れ替えって、見回りを終えた薫と次郎が公園内のボードウォークを歩いていた。
次郎「何処も問題が無くて良かったな!」
取り合えず生徒と隊員達の間に問題が無かった事に次郎は、ホッとしていた。
薫「そうだね・・・」
しかし、薫は、何だか難しい顔をしていた。
次郎「如何したんだ薫?・・・さっきから難しい顔をして・・・」
それに気づいた次郎は、何故難しい顔をしているのか問う。
すると薫は
薫「次郎君!・・・貴方に言わなければならない事が有るの!」
次郎に何かを伝える。
次郎「な、何だよ?」
次郎は、何なのかと思い、取り合えず聞く。
薫「私ね・・・呼ばれているんだ・・・ブルーマーメイドから!」
何と薫は、ブルーマーメイドからスカウトのお声が掛けられていた。
次郎「如何いう事だ?」
それを聞いた次郎は、如何いう事なのか理由を聞く。
薫「実はね・・・」
それは、競闘遊戯会の前日の事であった。
昨日
横須賀女子海洋学校、艦隊指揮官室
この日、競闘遊戯会の打ち合わせを終えた薫は、突然、龍之介から呼び出しを受ける。
薫「えっ!?・・・私がブルーマーメイドに?」
龍之介「そうだ・・・真霜からお声が掛かっていてな・・・お前を自分の部署に置きたいと・・・」
呼び出された理由は、薫がブルーマーメイドへの転属の話だった。
薫「何でそんな事に?」
いきなりのブルーマーメイドへの転属の話に何でそんな事になったのか理由を問う。
龍之介「実は、この前の事件でお前が窮地の中で晴風の生徒を守り抜いた事が真霜の部署の人達の耳に入ってな・・・それで是非ともお前を欲しいと真霜からお声が来ているんだ。」
この前のRATt事件で薫が晴風の生徒を守りながら事件を解決した事が真霜の部署の耳に入り、それで是非とも自分の部署である安全監督室に置きたいと転属の話が龍之介の元に来ていたのだ。
薫「そうですか・・・」
龍之介から転属の話を聞いて、薫は喜ぶかと思ったが、逆に嬉しくない顔をする。
龍之介「何だ薫、嬉しくないのか?・・・お前の憧れているブルーマーメイドからお声が来ているんだぞ!」
薫「そりゃ嬉しいわよ・・・でも私が居なくなったら艦長は、誰がするの?」
薫は、自分が居なくなったら誰が艦長になるのか問う。
龍之介「それは、はやてに任せ様と思うんだ・・・そろそろあいつも艦長を任せる時だろうし・・・」
既に後任は、はやてに決まっていた。
薫「権藤中佐は、何と?」
上官であり、教官だった美由紀の意見を聞く。
龍之介「中佐からは、あの子が決める事だからと・・・」
美由紀からは、薫の意思を尊重するとの事で、反対はしなかった。
薫「兄さんは、如何思っているんですか?」
そして、今度は、龍之介が如何思っているのか問う。
龍之介「行けとは言えない、行くなとも言えない・・・自分で決めるんだな!」
自分には、行かせる権利や止める権利も無い、如何するかは、自分で決めろと薫に言う。
薫「ん・・・」
結局、この日は、返事を出さず、保留になった。
ヴェルニー公園
時系列は、再びヴェルニー公園に戻る。
次郎「そんな話が・・・」
話を聞いた次郎は、難しい顔をする。
薫「それでね・・・私・・・」
薫は、次郎に自分の気持ちを言おうとしたが
次郎「悪い!要辞を思い出したから先に帰る・・じゃあな!」
それを聞かず次郎は、何処かへ行ってしまう。
薫「・・・次郎君・・・」
自分の気持ちを伝えられなかった事に薫は、落ち込んでしまう。
一方、薫の前から逃げだした次郎は
次郎「くそ!・・・俺は・・・」
自分が何をやっているんだと喰いながら水平線を見る。
横須賀女子海洋学校、校長室
同じ頃、古庄に呼び出されていた明乃とましろは、横須賀女子海洋学校の校長室で古庄に会っていた。
古庄「御免なさいね、歓迎祭の最中に呼び出して・・・」
明乃「いえ」
ましろ「あの・・・如何いったお話で・・・」
2人は、何故呼ばれたのか古庄に問う。
古庄「宗谷ましろさん・・・貴方・・・艦長やる気はある?」
何と呼び出された理由は、ましろに艦長への昇格の話だった。
ましろ「え!?」
明乃「はっ!?」
それを聞いた2人は、驚愕する。
古庄「比叡の艦長が病気療養で休学する事になったの!」
ましろの艦長昇格の理由は、比叡の前任の艦長が病気療養で休学する事になったからだ。
ましろ「あの・・・それで何故私が艦長に?」
何故自分が艦長に推薦されたのか理由を問う。
古庄「比叡の艦長、副長含め、複数の生徒から嘆願が出てるの・・・是非、貴方を艦長にと・・・」
艦長への推薦が有ったのは、前任の艦長と副長を含め、複数の生徒が嘆願を出していた。
ましろ「えっ・・・でも私は・・・」
古庄「貴方、入学試験では、実力を発揮できなかったみたいだけど、定期考査は学内トップレベルの成績よ・・・おまけにあの状況で1ヵ月、晴風の副長をやりきった実績もある・・・急な話で申し訳ないけど・・・なるべく早めに返事を貰えると助かります。」
ましろは、入学試験の成績は不合格だったのだが、真雪の計らいで晴風クラスに編入すると言う条件で特別合格した。
そして、それを洗い流すかの様に晴風の副長をやりきっている。
その実績は、この時乗艦していた薫がはっきり見ていた。
古庄は、直ぐに返事は聞かず、成るべく考える時間を与えた。
明乃「シロちゃんが他の艦で艦長さんに・・・」
ましろの艦長昇格を聞いて、明乃は、喜び処か逆に気を落としていた。
ましろ「・・・・」
それに対して、ましろも自分の艦長昇格に喜ばず、何故か難しい顔をする。
薫の転属の話と同時にましろにも艦長昇格の話が来ている。
だが、2人は、あんなに憧れていた場所に行けるのに何故か嬉しくない。
何故だろうか
ヴェルニー公園
とは言え、古庄との会合を終えた明乃とましろは、ヴェルニー公園のボードウォークを考えながら歩いていた。
2人のテンションは低くて、何も言えない。
だが、このまま黙っているのも駄目だ。
思い切って、自分の気持ちを言おうとした時
明乃「シロちゃ・・・」
ましろ「艦長!」
『あ・・・』
言おうとした事が同時だったせいか、固まってしまう。
ましろ「どうぞ」
明乃「ううん」
改めてお互いの気持ちを言おうとしたが、2人は言葉が出ない。
そんな時
明乃「あ・・・」
ましろ「うん?」
近くから何か焦げ臭い匂いがしてきて
ましろ「魚?」
ましろは、直ぐに魚の焼ける匂いだと気づき
『あ・・・』
2人は、前方を見る。
するとスーが公園内で焚火をしながら魚を焼いているではないか
スー「シロ、ミケ、一緒にこれ食べ・・・」
魚を焼いている中、スーは、明乃とましろに気づき、一緒に魚を食べ様と声を掛けるが、2人は、それを聞くどころか、急いで焚火を消す。
スー「あ・・・?」
それにスーは、唖然と分からなかったが
ましろ「此処は、焚火、禁止だ!!」
ましろは、スーに対して、此処は焚火禁止だと看板を指して、怒る。
ましろに怒られ、スーは、泣いてしまう。
明乃「スーちゃん、日本語読めなかったんだね。」
スー「漢字、無理!!」
本人は、漢字が読めなかった。
まあ当然だな
ましろ「大体、何をしているんだ・・こんな所で?」
改めて、焚火をして、此処で何をするつもりだったのかスーに問う。
スー「スーは、此処でご飯食べて寝る。」
如何やらスーは、この公園にキャンプするつもりだった見たいだ。
ましろ「ホテルは取ってないのか?」
それを聞いたましろは、ホテルの予約をしていないのか問う。
スー「ない」
全くしていない。
明乃「だったら、私達の寮に泊まっていけば良いよ!」
それに対して、明乃が自分達の寮に泊まるよう薦めるが
スー「NO 此処が良い・・・海が良く見えるから!」
本人は、此処に泊まるの一点張りで
ましろ「しかし、此処で1人で泊まると言うのは、流石に・・・」
それにましろが1人では危ないと反対する。
明乃「じゃあ、私も此処で寝るよ!」
だが明乃が、それなら自分が止まるとましろに告げる。
ましろ「えっ!?」
それを聞いたましろは、驚き
スー「ホント?嬉しい!!」
それを聞いたスーは喜ぶ。
しかし、流石に2人だけ泊まらせる訳にはいかない
ましろ「だとすると寝具が心もとないな・・・」
ましろは、自分も一緒に泊まる事にした。
明乃「あ・・・」
ましろ「明け方は冷え込むし、寝袋3人分持ってくる・・・後は上掛けと・・・」
公園に泊まるに対して、寝具だけでは不足と思い、必要な物を持ってくる事にした。
明乃「シロちゃん!」
ましろの心遣いに明乃は感謝していた。
数分後
しばらくして、さっきの場所にテントが設置され、側で焼いていた魚を五十六と多聞丸が食べていた。
3人は、仲良く寝袋で横になる。
明乃「お父さんやお母さんと一緒に来れば良かったのに・・・」
寝る間に明乃が両親と一緒に来ればよかったのにと言うが
スー「ママ病気・・ずっと病院に居る・・・パパ、この国の何所に居るのか分らない。」
『え?』
如何やら、両親については訳ありの様だ。
スー「パパと連絡付かない・・スーはパパの事捜してる。」
スーが日本に来た目的の一つが行方不明の父親を捜す事だった。
ましろ「そうだったのか・・・」
それを聞いたましろは、納得し
明乃「私にできる事が有ったら言って、何でも手伝うよ!」
明乃は、自分にできる事が有るなら手伝うとスーに言う。
スー「ありがとう!」
明乃の行為に感謝する。
ましろ「じゃあ、スーは、ずっと1人で暮らしてるのか?」
両親の事を聞いて、ましろは、スーがずっと1人で暮らしてるのかと思ったが
スー「NO 兄弟、沢山居る・・皆仲よし!」
本人には、兄弟が沢山居ると言う。
ましろ「そうか・・・」
スーが1人じゃない事にましろは、安心する。
スー「ミケとシロも仲よし、だけど・・・」
ましろ「えっ」
スー「昼はもっと仲よしだった・・・今はちょっと違う。」
如何やら今の明乃とましろの状況はスーには、おみとうしの様だ。
ましろ「そんな事は・・・」
それに対して、ましろは否定するが
スー「すぅ・・・すぅ・・・」
あっという間にスーは、眠ってしまった。
明乃「寝入っちゃったねスーちゃん!」
ましろ「ええ!」
スーが寝入っちゃった後、明乃とましろは、何も言えず唯黙っている。
そんな中、ましろはある事を思い出す。
それは、まだましろが小さい時の事
ましろ「今日は3人で寝るもん!」
ある夜、ましろが突然、2人の姉と一緒に寝ると言い出した。
真冬「ハハ・・困った奴だな、シロは・・・」
我ままを言うましろに真冬は、嘲笑っていたが
真霜「貴方がホラー映画なんて見せるから・・・」
如何やら、こうなった原因は、真冬がましろにホラー映画を見せた事がそもそもの発端だった。
真冬「見せてねえよ・・・シロがいきなり部屋に入ってくるから」
本人は、見せて無くて、事故だと言うが
ましろ「うう・・・ついてないよ」
自分がつくづくついていない事を嘆くましろ。
真冬「おいおい、あんなもんにビビってたらブルーマーメイドには、ましてや艦長には、なれねえぞ!」
そんなましろに真冬があんなもんにビビってたらブルーマーメイドには、ましてや艦長には、なれねえぞと馬鹿にするが
ましろ「なるもん!」
それでもましろは艦長になると言い張り
真霜「フフ・・・ましろは、頑張り屋さんだから、きっと、良い艦長になれるわ!」
そんなましろを真霜は、褒める。
ましろ「やったあ!」
真霜に褒められ、ましろは、嬉しく思った。
ましろ「ふぅ・・・」
昔の事をつい思い出してしまい、ましろは貯めい息をする。
すると
スー「ん・・・ん・・・」
ましろ「あ・・・」
寝ているスーがましろの腕を握り
スー「・・・・ママ」
ママと一言言う。
ましろ「へっ!?」
それを聞いたましろは、驚愕する。
明乃「フフ・・夢を見てるのかも?」
ましろ「そ・・・そうなのか?」
明乃「きっとママの事を思い出してるんだよ・・・シロちゃん、頼りになるから・・・」
明乃は、スーがましろの腕を握りながら、母親の事を思い出していると思い、それにましろが頼りになると言う。
ましろ「私は、そんな・・・」
それに対してましろは、否定するが
明乃「シロちゃん、本当に頼りになるから、でも・・・」
本当に頼りになると確信していた。
ましろ「あ・・・」
明乃「私達!・・・シロちゃんが居なくても、しっかりやらなきゃね!」
ましろ「あ・・・」
明乃「ホントはね、私・・・」
明乃は、ましろに何を言ったのかは、分からないが
ましろ「え?」
それを聞いたましろは、驚愕していた。
明乃「おやすみ・・・」
その後、明乃は、眠りに付き、結局、2人は、何も言えずに眠りに着くのであった。
ブルーマーメイド寮、次郎と薫の部屋
その頃、薫と次郎も任務を終え、寮に帰っていた。
薫「・・・・」
次郎「・・・・」
此方も明乃、ましろと同様に帰ってから夕食まで、2人のテンションは、低かった。
2人は、そのまま一緒のベットで寝るが
薫「・・・・」
次郎「・・・・」
2人は、それぞれ反対側を向きながら何も言わない。
これでは、駄目だと思い
『あの!?』
思い切って言おうとしたが
『あ・・・』
言おうとした事が同時だったせいか、固まってしまう。
次郎「お前から言えよ!」
薫「次郎君こそ・・・」
2人は、自分の気持ちを言おうとするが言葉が出ない。
しかし
薫「ねぇ次郎君!」
結局、薫から喋り
次郎「な、何だ?」
薫「もし私がいなくなったら、如何する?」
次郎「え・・・きゅ、急に何を言い出すんだよ!?」
いきなり薫が急にいなくなったら如何するのと言われ困惑する次郎。
薫「例えばの事よ!・・・私がブルーマーメイドに行ったら、次郎君寂しくない?」
改めて、薫がブルーマーメイドに行ったら、寂しくないのか問う。
次郎「そ、そりゃ寂しいよ・・・でもブルーマーメイドは、お前にとって憧れの対象だろ。」
それに対して、次郎は、寂しいと思ったが、薫にとって憧れのブルーマーメイドに行くなと言えない。
薫「それもそうだけど・・・」
次郎「それに、ブルーマーメイドに入れば、そのうちあいつらとも一緒に働けるんだぞ!!」
次郎の言う通り、ブルーマーメイドに入れば、いづれ明乃やましろ達と仕事が出来る。
次郎「お前にとっては良い事じゃないか?」
薫にとって、この上ない良い事だ。
薫「次郎君は、それで良いの?」
だが、薫は納得せず、それで良いのかと問う。
次郎「お、俺は・・・」
それに対して、次郎は、答えられない。
薫「私は・・・」
この時、薫は、次郎に対して何を言ったか分らない。
次郎「え?」
それを聞いた次郎は、驚く。
薫「おやすみ・・・」
その後、薫は、眠りに付き、結局、明乃、ましろと同様に2人は、何も言えずに眠りに着くのであった。
薫とましろ
2人の行く末は、如何なるのか
ワシントンD.C、ホワイトハウス、大統領執務室
横須賀で競闘遊戯会が開催されている中、此処ホワイトハウスでは
キング「例の作戦は、予定通り進んでいるか補佐官?」
補佐官「勿論です!・・・既に例の物も届いている頃です・・・後は、予定通りに事をなせば・・・」
キング大統領の指示で何かの思惑が進行中だった。
キング「ふふふ・・・これで再び日本を我々に従える事が出来る。」
予定通りに進んでいる事にキングは、大変満足していた。
またしてもアメリカの陰謀が迫りつつあった。
そして、これが再び日本を揺るがすテロ事件になろうとは、この時、龍之介と真雪、深町は、知るよしも無かった。
続く
ようやく劇場版を元にした特別編が完成しました。
全部で3部作あります。