クレヨンしんちゃん!ちょ〜〜嵐を呼ぶ!!インフィニットストラトス!!! 作:嵐を呼ばない作者だぞ。
「おらがIS学園に?」
話し合いが終わった後、二人と千冬は、しんのすけと摩耶が遊んでいる部屋に移動した。ひまわりはぐっすりと寝ているようだ。
「そうよ、しんちゃん。貴方は幼稚園をやめて、IS学園に行くのよ。」
みさえが説明する。
「幼稚園をやめるの?」
「そうよ。」
「やだやだ!おら、幼稚園に行きたいぞ!」
「だだをこねないで!!貴方のためなの!」
ヒステリックに叫ぶみさえ。
「しんのすけー。IS学園にいくとな、美人のお姉さんにいっぱい会えるぞ。」
様子を見て、ひろしは独自の説得を試みる。
ピタリ……しんのすけは止まった。
「美人のお姉さん?」
「ほら、これがパンフレットだ。」
写真付きのパンフレットを差し出す。
「うひょー!!えへへ〜エヘへ〜」
「そうだろー。どうだ、しんのすけ!ここに行きたくないか?」
「おら、行きたいぞ!!」
説得は完了した。
みさえは怒りを通り越して呆れ果て、摩耶と千冬は変な汗しか出なかった。
「でも……幼稚園のみんなにはさよなら言いたいぞ……」
「そうか、そうだよな。さよなら言わなきゃな!!
織斑さん、山田さん。しんのすけを幼稚園に連れて行ってやっていいですか?」
「もちろんです。ただし、私たち含め数人が護衛として同行します。」
幼稚園へはひろしの愛車ではなく、黒塗りの高級車に乗ってむかった。急な襲撃にも対抗できるようにするためだ。
そして到着後、両親達は幼稚園に説明し、急遽別れの会を開いて貰った。
〜双葉幼稚園ひまわり組〜
「みんなー!今日はしんちゃんから大切なお知らせがあります!」
パンパンと手を叩きみんなの注目を集めた後そう言ったのは吉永みどり。ひまわり組の先生だ。
「よっ!」手を挙げて挨拶するしんのすけ。
それを見た園児はどよめく。テレビでしんのすけを見て以来、一度も幼稚園に来ていなかったからだ。テレビと言うのはニュースのことだが、幼稚園児には理解が出来なかったようだ……一名を除いて。
「おら、IS学園に行くことになったぞ。じゃっ!そういうことでー」
「えーと、しんのすけ君はIS学園という所に引っ越すことになって、だからこの幼稚園をやめる事になったの。今日がしんちゃんに会える最後の日よ。」
「「「えー!!!」」」
園児達はまたもどよめく。そして、一番ショックを受けたのは彼らだろう。
「しんちゃん……居なくなっちゃうの…うわーん!!」泣き出したのはマサオ。
「こら、おにぎり!何泣いてんのよ!!こういう時は笑顔で送り出すのよ!!」と言いつつも、目に涙を浮かべるのはネネ。
「しんちゃん…!お元気で…!これ、お守りにあげる…!」
独特のアクセントで石を差し出したのはボーちゃん。
「おーおー、マサオ君そんなに泣かなくても〜、あ、ボーちゃんこの石綺麗ですな〜」
「だって、だって〜」
「今朝見つけた…!」
そして、”正しく理解”して、彼を送り出す子が一人。
「しんのすけ……仕方ないよな。IS動かしてしまったもんな。安全の為だ。仕方がない。どうか……「お?カザマ君?何言ってるの?おらはIS学園にいって美人のお姉さん達と一緒に暮らすために行くんだぞ?」
空気が壊れた。というより、風間トオルがキレた。
「お前は何も理解してない!!行きたきゃ勝手に行けよ!!そこには美人のお姉さんが居るんだろ!!心配したこっちの方が無駄だったよ!!!」
「もートオルちゃーん。そんなにカリカリしないでーさー」
「ふざけるな!!そして、近寄るな!しんのすけの事なんてもう知るもんか!!」
風間トオルは走って教室から出ていってしまった。
「カザマ君…」
残された彼は、何故カザマ君が怒って出ていったのかわからないまま、ただ呆然と立ち尽くした。
明日、しんのすけは旅立ちます。