クレヨンしんちゃん!ちょ〜〜嵐を呼ぶ!!インフィニットストラトス!!! 作:嵐を呼ばない作者だぞ。
「カザマ君……もう一度さよなら言った方がいいよ……」
場所は公園。お別れ会も程々に、荷物や入学の準備があるからと野原家は帰ってしまった。
そして、しんのすけを除いたいつもの面々はあの場で出ていったカザマ君を探しまわった。そして見つけた。
公園の遊具、プレイドームの中で一人泣いていた。
「知らない!しんのすけの事なんて知るもんか!!あいつは何もわかっていない!!」
風間トオル。一言で言えば秀才。
幼稚園児にして、中学生並みの知能を持っている彼は、しんのすけの運命を幼いながら悟り、しんのすけのためISについて調べた。
そして……過激派の団体がしんのすけの命を狙っていることも知ってしまった。
「あいつは、自分の身の危険を何もわかっていない!!綺麗なお姉さんに会いに行く?
そんなんじゃ、ハニートラップにかかりまくりだよ!!最悪、殺される!
あいつは、それなのにあいつは……うぅ……」
「そんな……しんちゃん、殺されちゃうのー!!うわーん!!」
「ボ、ボォ〜」
泣き出す男たち。しかし、そんな中でも泣かない一人の女の子がいた!
パチ-ン!
パチ-ン!
パチ-ン!
「バカいってんじゃないわよ!しんちゃんがキケン?なら、どうして教えないの!?
いい?これから先一番大変なのはしんちゃんなのよ!
この先一生、春日部には居られなくなるかもしれないんでしょう!?
だったら、今会わなくてどうするの!?
明日、しんちゃんは出発するって言ってたわ。
幼稚園抜け出して、見送りに行くわよ。いいわね!?」
「「は、はい!(ボー!)」」
「でも、僕はしんのすけにあんな事言ってしまったし……ドスンドスン「あ?」…是非行かせていただきます。」
うさぎのぬいぐるみを持ったネネの説得(脅迫)により、カザマも折れ、明日、幼稚園を脱走することが決まった。
よ、く、じ、つ
「「織斑さん、山田さん。愚息のこと、よろしくお願い致します」」
「ワン!(たいあい!!)」
野原家宅の前、ひろしとみさえ、そして長女のひまわりと愛犬シロ
彼らはまさに今、野原家の長男、しんのすけを見送る所であった。
彼らはあまり大事にはしたくないと、見送りの場に誰も呼ばなかった。
「「はい、野原さん。しんのすけ君は責任を持って預からせて頂きます。」」
いつにも増して丁寧な千冬と麻耶。彼女らはISの日本代表であった時代からの付き合いで、この辺の息はぴったりだ。
「しんのすけ……頑張るのよ。」
子が巣立つのは当然のこと。
しかし、あまりにも早い巣立ち。
耐えきれず、みさえはしんのすけを強く抱きしめた。
「母ちゃん……痛いぞ……」
「ごめんね……もう少しだけ、こうさせて……」
「もぉー仕方ないなぁ。みさえはワガママなんだから。」
「そうね……私はワガママね。」
「そうだぞ……」
出来ることなら、ずっとこうしていたい。愛する息子を、息子の成長をずっと直接見守ってあげたい。
双葉幼稚園を卒園させてあげたい。
小学校に入学させてあげたい。
友達を100人作らせてあげたい。
テストで良い点をとったら褒めてあげたい。
悪い点をとったら叱ってあげたい。
何より、もっと一緒に笑っていたい。
気づけば、泣いていた。
みさえの、母としての感情、思い、全てが当然なものだ。
しかし、現実は残酷。時は既に迫っていた。
「みさえ……そろそろ時間だ。」
「ええ、そうね。わかっているわ。けれど……離れられない!離したくない!!」
愛する息子を、危険な場所に何も思わずに送ることの出来る母はいない。より強く抱きしめる。
ひろしは、心配そうに見守る二人を一瞥し、
「俺だってそうさ。けれど、2人で決めたろ?息子を送り出すって。大丈夫だ。何たって俺の息子でみさえの息子だ。もし、やばい危機が迫ってもしんのすけなら大丈夫。自慢の息子さ。」
ひろしも息子を送り出したくはない。
けれど、送り出さねばならない。
山田・織斑の両氏は最大限のことをしてくれた。時には憎まれ役も買って出た。これ以上彼女らに買わせるわけにはいかない。
だから、
みさえに対し憎まれ役を買って出た。
「そうよ…そうよ…自慢の息子よ!」
「「「「しんちゃーーん(のすけーー)!!!!(ぼーーーーー!!!)」」」」
途端、大きな声が聞こえた。
「「この声は……」」
二人はすぐにわかる。息子の一番の親友達。
春日部の苦難を共に乗り越えた仲間。
そして、この声に一番に反応したのはもちろん……
「よっ」
「「「「しんちゃん(のすけ)!!!!」」」」
みさえの抱擁をサッと抜け出し、しんのすけは彼らの目の前に立った。
4人が息も絶え絶えながら、しんのすけ達は最後の会話を始めた。
「カザマくん……ごめんなさいだぞ。あのまま仲直りせずに行ったらきっと後悔したぞ。来てくれてありがとうだぞ。」
「謝るのはこっちだ!!だから謝るな!!僕の方こそごめんなさい!
しんのすけ……元気でな!」
出会いは最悪だったかもしれない。けれど、二度も無いような二人の友情。
「マサオ君。また泣いてるぞ。泣き虫なのはいけないことだぞ!」
「だって、だってーー!!」
目から滝のように水を出すマサオ。
少し引っ込み思案な所のある彼と、自由奔放なしんのすけとは意外と馬があっていたのかもしれない。
「ネネちゃん。また、今度リアルおままごとしようね。」
「当然よ!!あんたの為にとっておきのシナリオを書いてきてあげるわ!!」
日頃、あんなに嫌だったリアルおままごと。けれど、ここでこの遊びが出たということは、意外としんのすけ自身そこそこに気に入ってたのかもしれない。5人の友情にこの遊びは不可欠だったのであろうか。
「ボーちゃん……
………」グッ!
「ボー……
………」グッ!
言葉に出来ない。そんな友情。
「じゃあ、そろそろ時間だぞ。」
「とーちゃん、かーちゃん、ひま、シロ、マサオ君、ネネちゃん、ボーちゃん、カザマ君……おら、野原しんのすけ5歳は今からIS学園に行ってきます!!じゃ、そういうことで〜〜」
「う〜〜〜ファイヤー!」
しんのすけは車に乗り、去って行ってしまった。
「嵐のような息子だな……」
ひろしが、一言そう呟いた。
「そう言えば、貴方達。幼稚園はどうしたのかな?」ニコ
カザマ君達は後ほどきっちり怒られましたとさ。
エタッてて、でもしんちゃんの声優が変わるんだなぁと思った時に書きかけてたのを思い出しました。
まぁ、自己満の作品で、文章力皆無だけど、
のんびり続けられるよう頑張ります。
もしも、読んでいただけると読者の皆様がいるのなら、お付き合いください。
目標は緑色の評価バー&臨海合宿位までは行く事。
しかし、読み直してみたけど、なんやねん唐突の春日部市事件って、春先の私ってよっぽど頭湧いてたんやなぁ……