ジークさんトコの賄いごはん   作:ヤトラ

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ゴルドルフ所長がマスターの二次小説描きたいと思って書いた。後悔はしている。


「イノシシ肉ベーコンのBLTサンド」

 眠りにつくと、時々あの時(・・・)の夢を見る。

 

―――そのホムンクルスを早く運び出せ!

 

 朧げに映るは鎧の大男の背と、怒鳴る太った男。太った男の表情は見えないが、声色からして焦燥と怒りを感じさせる。

 忘れるはずもない。これは、(ホムンクルス)(ジーク)として生まれた日の記憶。俺と、俺を救った者の運命(Fate)が決まる大事な日。

 

―――サーヴァント風情がマスターに逆らうのか!?いいから寄越せ!

 

 相手は、俺を守ろうとした鎧の大男こと黒のセイバー(ジークフリート)を召喚せしマスター。

 生まれたての時から俺を助けてくれた黒のライダー(アストルフォ)が、隣でジークフリードに情で訴えている。名も無かった俺を助けて欲しいと。

 忠誠心にも正義感にも溢れいたジークフリートの心は、この時大きく揺れていただろう。今の俺なら、彼の気持ちがよく解る。

 

―――ええい、そこをどけ!

 

 ジークフリートのマスターが此方に歩を進める。

 

 

 

 その一歩が、俺とジークフリートの運命を――――

 

 

 

 

「———りょう――—ちょ———理長……料理長ッ!」

 

「———ッ!?」

 

 怒鳴るような若い声に意識を取り戻し、横たえた体を飛び起こす。

 

「よかったぁ~起きてくれましたか~。仮眠時間は既に終わってますよ、早く厨房に戻ってください」

 

 このホムンクルスの女性給仕が俺を起こしたようだ。先ほどの声とは一転して安堵し、厨房へと向かって俺が起きた事を皆に報せる。

 どうやら俺は予想以上に深く眠っていたらしい。多忙な時間帯にも関わらず、仮眠時間30分を大幅に越えてしまった。成程、道理で厨房が慌ただしいわけだ。

 

(……懐かしい夢を見たな)

 

 横に掛けてあったエプロンとコック帽を身に付けながら、俺は先の夢で懐古に浸る。

 

 忌まわしくも、あの過去があってこそ今の(ジーク)が、そしてこのホテルユグドミレニアを小さく変えた。そう自認しているからか、今は嫌悪感はない。

 だからこそ、今を精一杯生き抜こうと思える。気を引き締めるべく、しっかりとエプロンを結んで戦場(ちゅうぼう)に赴く。

 

 

 まずは難敵を……何故か森に居座ってる赤のアーチャー(とある狩人)が分けてくれたイノシシ肉に挑む。

 厨房のホムンクルスでは手古摺る硬い(それ)を前に、二本の解体用ナイフを逆手に持って構えた。

 

 

「解体するぞ(シャキーン」

 

 

 

▼▲▼―――▲▼▲

 

 どん、とテーブルに置かれるは肉の塊。

 

 無論、唯の肉ではない。それは錬金術といっても過言ではない手順で加工されしイノシシ肉。

 長き時を掛けて水気を抜き、塩水で浸し、更に水で塩気を抜き、そこから乾燥させ、じわじわと煙で燻す。

 

 長い、あまりにも長い時を掛けて生まれたその肉の名は―――

 

「でっかいベーコン!」

 

 目を輝かせ口から涎を垂らす黒のライダーことアストルフォ。

 

 そう……ベーコン、またの名を猪肉の燻製。そのまま食べても焼いて食べても美味しい高カロリーな加工肉。隣には大きな食パン(ブレッド)まである。

 その美味しそうな見た目と匂いに、我慢できない早くしてとばかりにソワソワと身を揺らしている。犬か。

 

「大きいですね……これが私達の分の賄いなのですか?」

 

 彼の隣の席にはルーラーことジャンヌ=ダルクが給仕姿のまま座っており、香ばしい匂いに喜びを滲ませつつジークに問いかける。

 反対側には黒のバーサーカーことフランケンシュタインが座っており、そっとフォークでベーコンを獲ろうとするアストルフォの手を叩き落とす。

 

「これは昨日燻した奴の余りだ。赤のアーチャーが仕留めたイノシシが大きくてな、半分以上は客の胃袋に消えたが、それでもベーコンにした分が多く余ったんだ」

 

 厨房の奥から、水滴が表面に付く程に新鮮なトマトとレタスを持ってジークが姿を現す。

 

「驚いたよねー、赤のアーチャーが仕留めた獲物おすそ分けするなんてさ」

 

 赤の陣営の斥候として、恐れ多くも黒の陣営(ユグドミレニア)管轄内の森に猟師と偽り居座っているという赤のアーチャー(アタランテ)

 そのアーチャーが不愛想に「やる」と言って猪まるまる一頭を譲る……これだけでも驚くだろうが、今回で2度目といえば更に驚くだろう。

 実はこの赤のアーチャーの奇行にはある切欠があり、それを思い出したのかアストルフォが感慨深そうに頷いている。この件については別の日にお話するとしよう。

 

「まぁ赤のアーチャーも赤のバーサーカー(スパルタクス)も大人しくしており、大きな被害も出ていないというのなら良いではありませんか。彼女に感謝しませんと」

 

「見張りのゴーレムは兎も角、野生の熊に叛逆しているのは大人しくしていると言うのだろうか?」

 

 攻撃されないと反撃しない圧制許さないマン(スパルタクス)は、この世界では割と大人しいのです。

 

「そんなことよりも、早くベーコンベーコンベーコンんんん!」

 

 くーわーせーろー!と五体全てを用いて猛烈アピールするアストルフォ。はしたないぞ、とフランケンシュタインが諫めるも聞く訳もなく。

 

「任せてくれ。BLTサンドは手早く食べるのが一番美味いからな」

 

 そう言うとジークは厨房の鉄板に火を入れ、テーブルのベーコンとブレッドを野菜類と共に脇に置く。

 

「びーえるてぃーさんど、ですか?」

 

Bacon(ベーコン)Lettuce(レタス)Tomato(トマト)のサンドイッチ。略してBLTサンドと言う」

 

 要するにサンドイッチなのだが。

 

 まずベーコンを適度な厚さに切り分け、鉄板で焼く。油を引かずともジュワっと良い音が響き、良い香りが瞬時に広がる。

 その間にブレッドをサンドイッチ用に計12枚――うち4枚はとある人物(・・・・・)の分だ――切り分ける。パンの耳は残すのがジーク流だ。

 それらをオーブンに入れて軽く焼く。その間にベーコンの焼き具合を確認しつつ裏返し、トマトを薄く切りレタスを適度な大きさに千切る。

 暖かくサクっと焼けたブレッドと焦げ目が美しいベーコンが出来上がり。ブレッドに、マヨネーズに牛乳・オリーブオイル・擦りおろしたニンニクを少量混ぜたBLTサンド用ソースを適量塗りつける。

 

 最後にベーコン・レタス・トマトの順にパンで挟む。レタスがトマトの水分を防ぐのだ。

 飲み物は黒い炭酸水。たまにはこういうジャンクな組み合わせも悪くないだろうというジークなりの贅沢だ。

 

「BLTサンドの出来上がりだ。出来立てが美味しいから、早い目に食べる事を「いただきまーすっ!」オススメ……しなくても食べるな、ライダーは」

 

 解り切っていたことだ、と悟りの表情を浮かべるジーク。出会ってから短いが、元よりアストルフォは解り易い奴のだ。

 

 んあ、と大きく口を開け、モシャリと半分以上を食らう。ソースとパンくずで口元が汚れ頬が栗鼠のように膨らむ。

 下品だが大層美味しそうな食べ方だ。実際、アストルフォはベーコンの強い塩気と肉っ気、それを包み込む野菜類の水気と暖かなパンのハーモニーに浸っている。

 パンの耳は堅いが、噛み応えを底上げし、よく噛むことでより長く味わうことができるのも利点だ。

 

「んぐ……これもまた美味しいですね。ベーコンの味が強くなければ出せない味です」

 

「んぅ、うっ!」

 

 アストルフォとは違って控えめに、しかしその美味しさに目を光らせるジャンヌ。フランケンシュタインはもひもひと食べながら喜んでいた。

 

「ん……ベーコンは保証できる美味しさだからな」

 

 ぺろり、と口元のソースを舐めとるジーク。彼は全体を薄めに切って少量にした為に早めに食べ終え、今は黒い炭酸水を飲んで口直し。

 

「んぐ、ん……んぷぁ。ねぇジーク、それも食べていいの?」

 

 喉に詰まりかけたのをコーヒーで無理やり押し込み、ほっと一息ついたアストルフォはジークに尋ねる。

 彼の横にはラップに包んだBLTサンドが2つ残っている。それでも欲しいと言わんばかりに目を光らせるが、ジークは申し訳なさそうに首を振る。

 

「すまない、これは彼ら(・・)の夜食の分だ。だから譲れない」

 

 彼ら……そう聞いてアストルフォは残念そうな素振りも見せず「そっか」と言って微笑む。

 男二人はその事情を知っており、知らぬ女二人は首を傾げた。

 

 

 

▼▲▼―――▲▼▲

 

 ここで一つ二つ、外側(・・)からご覧の皆様にお伝えしておこう。

 

 前者は、本来ならこの聖杯大戦において、ホテル・ユグドミレミアなどという施設及び役割など存在しない。

 この世界は並行世界の更に並行世界……八枚舌のダーニックが人間を盾にするという奇策に走り、より穏やかで平和な亜種聖杯戦争として成り立っている。

 

 後者は、それによる大きな運命の変更点。ホムンクルスのジークが料理長となったり、ルーラーが黒の陣で給仕として働くなど出鱈目にも程がある。

 元より出鱈目には違いないが、先にも上げた赤のアーチャー(アタランテ)の差し入れや赤のバーサーカー(スパルタクス)の生存など、本筋とは違った新しい展開もある。

 

 だが後者においては、もっと大きな違いが一つある。これが一番の変更点でもあった。

 

 

 

 この世界において、ムジーク家は数年早く誕生している。

 

 

 

 故に、黒のセイバーのマスターは、本来ならゴルドである所を――――。

 

 

 

▼▲▼―――▲▼▲

 

 コンコン、と扉をノックする。

 

「黒のセイバー、()()()()()()()。失礼する」

 

 そう一声掛けてから、夜食を乗せた盆を片手にジークが扉を開く。

 

「待ちたまえセイバー、いや待て! マスター命令だ!」

 

「すまないマスター、確か待ったは3度まで、と事前にマスターが言ったはずだが」

 

「ええい融通の利かぬサーヴァントめ! 少しはマスターへの気遣いというものをだね!」

 

「チェスの勝ち負けの為にマスターとして命ずるのは如何な物かと……そもそも暇潰しに英霊をチェスに誘う時点で随分と……すまない、これ以上言うのは野暮というものだな」

 

「それ以上何を言うつもりだったの!? ねぇ変な気づかいは逆に辛いんだけどチミィ!」

 

 夜遅くに黒のセイバー……高名とされる竜殺しとチェスをして負けかけ、焦っているマスターの図。

 

 そんな珍妙な光景と彼らの人なりを理解し慣れているからか、ジークはクスっと笑ってしまう。

 

「……むむっ!? おいジーク貴様なにを笑っとるのかね!? さ、サーヴァントというものは強大な存在だ。遊戯盤においてもそれが反映されるのも然りというもの……いやぁ流石は竜殺し、強敵だ」

 

 自慢の髭を摩りながら風雅に振舞おうとする彼に対し、英霊とホムンクルスは頭を下げた。

 

「すまない、竜殺しとチェスは全く関係ない。潔いぐらいに英霊とですら関係ない」

 

「すまない、俺も聞いてて思った」

 

「君達、辛辣すぎない!? お茶目なジョークだと思って流したまえよ!」

 

 風雅な振舞い、たったの5秒で崩れる。

 

 やたらと小物臭く、それでいて人の良さを物語るこの男こそ、ジークフリートを召喚せしマスターだ。名をゴルドルフ=ムジーク=ユグドミレミアという。

 父ゴルド=ムジーク=ユグドミレミアより聖杯大戦へ参戦するよう命じられ、令呪を授かってルーマニアへと向かえば、こんな珍妙な日々を送る羽目となった。

 

 

 そんな男だが、彼の存在はジークフリートとジークの運命を大きく変えた。

 

 

―――ええい、そこをどけ! そいつの命が掛かっているんだぞ!

 

 

―――ホムンクルスの治療には詳しい! 無論、治療班も呼ぶが緊急処置が必要だ、早く診せなさい!

 

 

―――駄目だ魔力も血も足りん……セイバー、貴様の血を寄越せ! 腐っても邪竜の血だ、ないよりはマシだろう!

 

 

―――そうだとも、黒のキャスター(アヴィケブロン)との契約により、お前は引き渡される予定だ! 彼の宝具は黒の陣営に必要な物であり、その為の生贄がお前だ!

 

 

―――だがなぁ! 名高き英霊が二人も救おうとし! 生きたいと必死に願う若者を!

 

 

―――見て見ぬ振りするような男にはなりたくないのだよ!

 

 

 必死に弁解しているゴルドルフの滑稽な様を見ていると、あの時の勇ましさが嘘のように思える。だがそれが逆に、彼の人間らしさを感じさせた。

 あの時の緊急処置が無ければ、今頃どうなっていたのだろうかとジークは思う。ジークフリートの邪竜の血がなければ、このような健康体ではいられなかっただろう。

 後になって聞いたが、ジークフリートは己の心臓を抜き出し捧げるつもりだったという。それは万が一でも止めて欲しいと切に願った。

 

 結果としてジークフリートの血を媒体に錬金術で治療を施したジークは、異物が混ざり込んだ事で適合不可と断定されアヴィケブロンとそのマスターを大いに落胆させる結果となった。

 ダーニックも大層怒っていたが、黒のランサーはゴルドルフの人の好さを知って若干ながらも擁護、更に黒のセイバーと黒のライダー・フォルヴェッジ姉弟の援護もあって厳罰から逃れる。

 代わりとして、黒のセイバーことジークフリートの真名判明、令呪一画をロシュに譲渡、宝具用のホムンクルスを急ピッチで生成する約束を取り入れることで事を収める。

 

 ここまでしてくれたゴルドルフには感謝しかない。よって彼を助ける事にする。 

 

「それはそうと、夜食を持ってきた。是非とも召し上がって欲しい」

 

 話を遮るようにして、テーブル上のチェス盤をどかし、代わりにBLTサンドと添え付けのポテトサラダを乗せた皿を置く。

 

「む、むぅ……ちょうど小腹が空いていた所だ。気が利くではないか」

 

「俺の分まであるのか。すまないな」

 

「いいんだ。それほど手間がかかっているわけではないから」

 

 淹れたての紅茶をカップに二人分注ぎ、ミルクと砂糖のセットも添える。ゴルドルフは何も言わず角砂糖とミルクを注いでそれを飲む。

 ミルクティーで喉を潤したら、お待ちかねのBLTサンドだ。少し水気を吸っているが、ゴルドルフは構わず齧り付く。その大口はアストルフォ並に大きい。

 厚めに切ったベーコンの旨味と塩気が、水気を吸って柔らかくなったパンと、しんなり柔らかくなったレタスとトマトが包み込む。パンの耳の噛み応えが心地よい。

 

「うむ、美味い。流石は私のベーコンだ、BLTサンドで食べるとなお美味い!」

 

「ああ、ゴルドルフさんのベーコンは大人気だった。客の中にはレシピを求める者も居たぐらいだ」

 

「ふふん、そうだろうとも」

 

 自慢げに鼻を鳴らすのも当然。人間どころかサーヴァントですら満点を貰ったあのベーコンは、なんと彼が自ら加工したのだ。

 ジークフリートを侍らせユグドミレニア城の庭で燻製肉を作るマスター……とても大戦中だと思えぬ滑稽な光景だが、彼なりにジークフリートを信頼してのことだった。

 

「驚いたな。ベーコンだけでも美味いというのに、更に美味くなるとは」

 

「レタスとトマトが新鮮でなければここまでの味は出せんよ。良いチョイスだジークよ」

 

 あまりの美味さに竜殺しが目を見開かせる。それを見て満足そうにゴルドルフは頷き、よくやったと言わんばかりにジークを見る。

 その後も紅茶を挟みながらもBLTサンドを味わう二人を、ジークはじっと見つめている。

 

 

(そういえば、この二人が共に食事をとるようになったのも、ゴルドルフさんが切欠だったな)

 

 

 以前、赤のランサー(カルナ)黒のセイバー(ジークフリート)の戦いを目の当たりにしたゴルドルフが命がけで帰還し、緊張して腹が減ったからと特製のハンバーグを自ら焼いて食べようとして。

 当たり前のようにジークフリートとジークの前にハンバーグとライスのセットを置いた時は、二人とも目を丸くしたものだ。

 

―――あ、いや別にサーヴァントが食事が不要であることを忘れたわけではないぞ!? こ、これは赤のランサー相手に戦った褒美だと思え! マスターとサーヴァントのコミュニケーションをとる目的もある! うむ、何も間違ってはおらんな!

 

―――すまない、ではこのホムンクルスの分はどういった理由か教えて貰えぬか?

 

―――ええいついでだ、ついで! お前さん治り掛けだろ、食べれば大抵のことはなんとかなるから、食べなさい!

 

 本当に良い人だ。気まぐれとはいえベーコンの作り方を教えて貰ったり、サンドイッチを作ってもらったり。

 気づけばホテルユグドミレニアの料理長として任命される程の食通となり、ルーラーや黒のライダーといった仲間の喜んで食べる顔を見る事を楽しみにしている。

 いつしか自分の名を、ジークフリートとムジークから文字って「ジーク」と名乗るようになったのも、当然だろう。

 

「……ゴルドルフさん、今度クロワッサンの焼き方を教えてもらえるだろうか?」

 

「んぐ……む? なんだねいきなり。まぁ教えてやらんこともないが」

 

「トゥールⅣ型が、ゴルドルフさんの作るクロワッサンに遠く及ばない、とホテルのクロワッサンに文句を言っていたのを思い出したんだ」

 

「むむ!? あやつがそんなことを言っていただと? そ、そうか、あやつがなぁ……よぉし特別に教えてやろう!」

 

「マスターのクロワッサンか……そんなに美味いのか?」

 

「解らないが、そうとう美味しいらしい。給仕のホムンクルスも気になっている」

 

「はっはっは、このゴルドルフ=ムジーク=ユグドミレニアにかかれば、ふわっふわのサックサクに仕上がるぞう!」

 

 

 

 俺の大事な名前。俺の忙しくも楽しい日々。

 

 

 

 多くの英霊と一人のマスターによって得られた、大事な運命だ。

 

 

 




私は思ったんだ。一から書くより、この「ジークさんトコの賄いごはん」に登場させた方が早いって。

そんなわけで久しぶりの更新です。思い付きって大事ですね(コラ
むしろゴルドルフ所長こそ「ジークさんトコの賄いごはん」の世界観構築に貢献してくれそうだなーと(ぉ

〇登場予定マスター

・ゴルドルフ
 食べるものは高カロリーな食べ物。この世界におけるジークの料理の師匠。
 ホテルユグドミレニアの運営に大きく貢献しているが、同時にホムンクルスの改善を!と訴えてダーニックの不評を買う。

・フィオレ
 食べるものはスイーツ関連。ゴルドルフの計らいで足の治療に貢献してそう。

・カウレス
 食べるものは野菜類。ケイローンにお勉強受けてそう。

・セレニケ
 食べるものは激辛系。つまりは愉悦部所属。ゴルドルフの妨害でホムンクルスをリョナれない。

・ロシェ
 食べるものはおかし……の材料で作られたミニゴーレム。ネタ担当。チョコゴーレムとかクッキーゴーレムとか。

・ダーニック
 食べるものはB級グルメ。八枚舌に違わぬグルメっぷりだが、きっとB級グルメとかにハマると思うんだ(ぉ

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