オレの嫁ポケたちが可愛いすぎて困る! 作:Jimmy0617
第一話 氷のツンデレちゃん
一人の少年が今日もポケモンマスターを目指しているかどうかは知らないが頑張っていた。
「さあ!でておいで、マイプリンセス!」
chuっとモンスターボールの開閉部分に口つけてから投げるとキラキラと雪の結晶を舞わせながらマイプリンセスことグレイシアたんが現れる。
「全く。なぜ!そんなことをする必要があるのですか!?」
グレイシアたんは顔をほんのりと紅くして咎める様な眼でボクを睨む。まあ、ご褒美以外の何物でもないけどね!
「いや~。久しぶりにマイプリンセスと会えると思うと嬉しくて」
「そうですか。私の会うのは嬉しいですか。いえ、そうじゃなくて!昨日会ったばっかりでしょう!あとマイプリンセスってみんなに言ってるでしょう!」
んん?最後のはヤキモチかなあ?
「昨日とはまた違う可愛さがあるじゃないか」
「~~っ!よくそんな恥ずかしいことが言えますね!」
「ホントのことだし」
「ホントの・・・こと・・・そうですか」
(でも、その、急に呼び出されると、格好を整えることができなくて。寝癖とか)
しばらくなにやらブツブツと言っていたがちょっと和らいだ視線でまたボクの方を見てくる。身長差で必ず上目遣いのグレイシアたんやべえ。
「で、何の用ですか?」
「ん?用がないとダメ?デート」
「ななななにを!?デートとか・・・ダメに決まってるでしょう!」
「そっかあ。ダメかあ。はあ・・・」
「いえ・・・その・・・あなたがどうしてもと言うなら・・・」
「いや、次のジム戦はグレイシアたんに出てもらおうと思ってね」
怒ってプルプルと震えながらボクを睨みつけるグレイシアたん!ダメだよお!防御下がるどころかエボフブーストするまである。
「で、あの技出せる?」
「出せますよ、当然です」
フフーンと胸をはるグレイシアたん。まあ胸ちっちゃいけどね。そこが良いんだけどね。
「じゃあ広場に行こうか」
「はい!」
鼻唄を鳴らしながら向かうグレイシアたん可愛いよ、ハアハア。
・・・それにしても。広場そこそこ遠いな。
前を歩くグレイシアたんの尻尾しか目に入らないや。引っ張ったら怒っちゃうかな?試さずに諦めるのは良くないよね!
「えい」
グイッ
「ふにゃあああ!な、何をするんですか!?」
すごおく真っ赤になって涙目で(もちろん上目遣いで)抗議する、グレイシアたん。
尻尾から伝わる冷たさが少し緩んだ気がする。
「ん?」
クイックイッ
「ふああ!もう、尻尾に、触ら、ないで」
途切れ途切れに言うグレイシアたん。ヤバい欲情してしまう。
尻尾から手を離してしばらくすると落ち着いてきたみたいだ。
「まったく。もう触らないでくださいよ、こんなところで」
「ん?テント帰ったらいいの?」
「それは・・・。まあ、ちょっとなら・・・や、やっぱりダメです!」
おっと。顔が緩んでグヘヘとか声が漏れていたか。失敗失敗。せっかく合意の上で触れるチャンスだったのに。
「さあ!でておいで、マイプリンセス!」
「・・・まあ、前よりマシにな
さて、一通りの訓練を終えた。訓練の内容は行間を読め。まあこの娘可愛いだけじゃなくて有能だからね。ボクがカッコイイだけじゃなくて万能なのと一緒だね。ポケモンはトレーナーに似ると言うし。
「・・・自分のことそんな風に思っているんですか」
ヤバい。声に出てたみたいだ。
(まったく。自分で言わなければ。確かに、その、ちょっとだけ、カッコイイとか・・・。はっ!な、なにを!?)
「ん?何ブツブツ言ってんの?」
「にゃ、にゃんでもありません!」
「そっか。それにしてもグレイシアたん偉いね。もうあんなに出来るようになって」
「いえいえ。まだまだですよ」
口では謙遜しながらも自慢げに胸をはってるグレイシアたん。うん、やっぱり小さいね。
「よしよし。いい子いい子」
「へっ!?や、やめてください」
最初は嫌がってたけど、撫で続けてると目がトロンとなって来る。まあ無垢なイーブイの頃からこういうふうに調教・・・じゃなかった、育成をおこなったからね。あの頃も今もずっと可愛いとかマジ天使。
ク~と寝息が聞こえ始める。肌の冷たさがズボンに伝わって来て心臓の鼓動が速くなる。あとなんか良い匂いするな、無添加でこの匂いは反則だと思います。
むう。いけませんな。思春期男子と寝ている女のコ(注:ポケモンです)。
だが!ボクは変態紳士。
超えてはいけない一線は超えない!
というか!寝顔を見てるだけで三日三晩いけるね!
「はっ!」
すっかり日が暮れてから目覚めるグレイシアたん。
「わ、わたし、寝てました?」
「うん、寝てたね。ボクの膝の上で」
羞恥プレイとはわざわざ言葉にして再認識させることに意味があるよね。
真っ赤になって俯くグレイシアたん。うーん、睨まれるのもいいけど、これもいいね!
「な、何かお礼を!」
あ~、そうくるか。変に真面目だもんね、この娘。姉のリーフィアちゃんなら絶対言わねえわ。
「何でもいいの?」
「はい!何でも!・・・はっ!?」
しまった!という顔になるグレイシアたん。この娘の将来がホントに心配になってきた。まあボクの嫁は確定なんだけど。簡単に騙されそうだなあ。
じゃあお言葉に甘えて。好きに挿せてもらおう、おっと誤変換、させてもらおう。
「これからも、ずっと一緒にいてね」
こんなことを言ってもこの娘には分からないかもしれないけど。
「もちろんです!」
そう即答出来るのがやっぱりこの娘は素敵だと思った。