楽園の子   作:青葉らいの

26 / 94
3章 怒涛
25『アーケディア法王庁 大聖堂の一室』


                         1

 

 

 幼い頃、私は両親というものが分からなかった。

 児童養護施設は、様々な理由で親と暮らせない理由のある子たちが来る場所だ。けれど、両親の記憶や繋がりが全くないという子は私以外は一人もいなかった。だから私は、本に、映像に誰かの中に家族と言うものを求めた。――そうして知った。

 どうやら私は生まれた時から、その枠からはみ出しているらしい。

 施設の先生たちは親じゃない。

 施設の子供たちはきょうだいじゃない。

 赤の他人が寄り集まって、集団生活をしているだけの容れもの。

 ゆくゆくは社会に放流するために、一定の年齢になるまで育てられる。稚魚みたいに。

 そうして、生きていくうちにやがて思い至った。

 あぁ、私――誰とも繋がれてない。

 血縁と言う意味でも、社会的な立場としても、私の周りにある縁というのは時間が来たら切れてしまい、やがて忘れ去られてしまうような薄弱なものでしかない。

 施設から出たらその職員の人たちは私を気にかける時間はなくなる。

 学生だとしても、卒業したらそれまでだ。

 会社なんて遠い未来過ぎてわからないけれど、きっとあまり変わらないだろう。

 中には、繋がりなんていらない。親や親戚との縁なんて切れてよかった、と言う人もいるだろうけど、それはその繋がりを持った人だからこそ言えることだと思う。

 

 

 ある日、娯楽室でテレビを見ていた時のこと。

 ボールを追いかけて車道に飛び出した女の子を主人公の男の人が命懸けで突き飛ばすという、よくあるドラマのワンシーンを見ていた。話の3割も分からない年だったはずなのに、その時呟いた言葉だけはなぜか今でも忘れることは無かった。

 

『いいなぁ』

 

 その時周りには誰もいなかったので追及されることは無かったが、もし聞かれてたらカウンセリング待ったなしだったように思える。だって、私は命を懸けて救って貰った女の子ではなく、体を張って女の子の命を救った男の人を羨んでいたのだから。

 そのドラマの中で主人公は死にかけ、たくさんの人が意識不明で入院している主人公にはたくさんの人が集まった。彼の親や友人はもちろん、助けた女の子の両親も涙ながらに主人公に感謝し回復を祈っていた。

 その主人公が結果的に生きていたのか死んだのかは覚えていないが、あの時を思い返すたびに私があの男の人のようになったら、と考えて、そして悟った。

 私にはあんなふうに心配してくれる人なんていない。

 

 『――人間は、個としては刹那であって集団として文化として記憶は受け継がれ進化していく』

 『――だが、ブレイドは刹那』

 

 古代兵器の甲板で戦った時の、シンの言葉が甦る。

 彼の言葉からすれば、私の存在はブレイドに近い。私は誰も語り継ぐことのない刹那の人間。

 だからこそ、もしも死に方を選べるとしたら、私は誰かを助けて死にたい。

 誰とも繋がっていない私みたいなのが生きるより、誰かと繋がっている人が生きている方がきっといい。そのたくさんの繋がりの末端にでも、私を置いてくれれば、それで。

 

 

 ――――――――――。

 ――――――――。

 ――――――。

 ―――。

 

 

「ん……」

「――よぉ。アサヒ、起きたかよ」

「コタ……?」

 

 動くたびに高級そうな掛布団のシャリシャリと擦れる音と滑らかな肌触りに、私が今どこにいるかを思い出した。ふかふかのお布団。トラの言っていたそれがあるのは、アーケディア法王庁の大聖堂だ。

 頭に血が巡るようにゆっくりと、昨日のことが思い出される。

 インヴィディアとスペルビアの政情緩衝域で、スペルビアが研究していた古代兵器がインヴィディア軍を襲って。そこの調査をしにいったら、イーラのトップであるシンが、その攻撃の首謀者で……。

 そして、ファンさんが……。そこから先は口に出したくなくて、私は無理やり意識を変える。

 

「えっと、アーケディアの巨神獣が迎えに来てくれたんだっけ……」

「よく考えたらとんでもねえ話だぜ。ついでとは言え、国が迎えに来たなんて経験なんざ中々できねえぞ」

「そうだね……」

 

 まず私の世界では国は移動しない。という大前提は置いといて、コタローに一言声をかけてベッドから抜け出る。あれだけのことがあったのに、ちゃんと眠れてた。昨日ヘロヘロになりながらもベッドに潜り込んだ時には全然眠れる気がしなかったのに。

 

「変な夢も、見たような気がするし……」

「んあ? なんか言ったか?」

「う、ううん、何も。――えっと、とりあえず起きて身支度したら中庭に集合でよかったんだよね。昨日のジークさんの話だと、たぶん今日あたりにインヴィディアとスペルビアの偉い人が来て、会議するって言ってたような?」

「各国緊急首脳会談だな。メインは戦争の停戦協定になるだろうよ」

「ジークさんとメレフさんが、イーラが仕組んだことだって証言してくれるんだっけ?」

「あと、ヒカリだな」

「……停戦してくれるといいね」

「させなきゃだめだ。戦争なんざ、誰も望んじゃいねえ」

「うん」

 

 蚊帳の外の人間が何を言っても、話すのは国家首相とかそういう人の役目だから任せるしかないんだけど。

 祈るくらいなら許されるよね。誰だって、戦争は怖いはずだから。

 

「よっし、準備終わり! おいで、コタ」

「おう!」

 

 ぴょんと私の胸に飛び込んできた豆しばを抱き留めて、ちょっとだけ頬ずりをした。

 柔らかい毛の感触が今日見た夢でささくれ立っていた心を癒してくれる。

 

 

                         2

 

 

 中庭には既にメレフ達さんとジークさん達が集まって、立ち話をしていた。これから重要な会議だし、その打ち合わせ中だったのかもしれない。二階のサンルームでその様子を見た私は下に降りるかちょっと迷う。でも、サイカさんがこちらに向かっていい笑顔で手を振ってくれたのでみんなにばれてしまった。

 悪いとは思いつつジークさんたちと合流して、ほどなくレックス達が集まった。トラとハナちゃんとビャッコさん以外には、目の下に隈ができている。

 

「皆の衆、おはようさん。よう眠れたか?」

「いや、全然だよ」

「せやろな」

 

 みんなが眠れなくて当たり前の状況で、普通に寝れていたことが胸に刺さる。

 各々にスッキリしない顔を抱えている私たちを見て、ジークさんは「首脳会談の会場まで気晴らしに散歩をしよう」と提案をしてきた。それ、本当に気晴らしになるのかな……。と思っていると、メレフさんを送り届けるというタスクも追加されて、不服そうなメレフさん達を連れて会場へ。

 

「そういえば、インヴィディアは王女様らしいですけど、スペルビアはどんな人が来るんで……来るの?」

 

 道中、たまたま隣を歩いていたのがメレフさんだったので私はふと思い立って聞いてみた。その最中に、敬語禁止と言われたことを思い出して慌ててタメ口に戻した。咄嗟だったり、戦闘中に敬語が抜けきっていないのはちょっと見逃してほしいと思っていると、その様子が伝わったのかクスリとメレフさんが笑った。

 その下がった眦は男の人の姿をしてるのが、もったいないほどの美人だ。

 

「スペルビアは代々男士継承の国だ。現皇帝陛下はネフェル・エル・スペルビアという」

「あ、男の人なんだ」

「……アサヒ、君は皇帝という名前にどんなイメージを持つ?」

「う、うーんと、がっしりしてて、いかついおじさん系……? いや、おじ様かな?」

 

 アニメなどで見る皇帝陛下なんて肩書を持つ人は、自分から戦場に出て戦果を揚げてくるようなおじさんのイメージがある。ちょっとしゃがれた声で、豪快に笑う。――って、これただのヴァンダムさんだ。

 そんな風に皇帝という名前で思いつく印象を上げ連ねていくと、隣を歩いていたメレフさんが「ふっ」と楽し気に噴き出した。

 

「えっ? あ、違う?」

「いや……。そうだな、そのイメージだと皇帝陛下にお会いした時に驚くかもしれないとだけは言っておこう」

「ど、どっちの意味で?」

 

 待って、帽子のつばで顔を隠さないでメレフさん! 助けを求めてカグツチさんに目で助けを求めると、眉を八の字にした糸目のお姉さんは困ったように閉口した。他に視線をさ迷わせても、みんな微妙な顔でいるか、ジークさんとサイカさんに至ってはにやにやと笑っている。からかわれていると分かった時には謁見室にたどり着いてしまったため、実際にスペルビア皇帝陛下がどんな人なのか、真実は闇の中だ。

 

 

 

 

 当たり前だけど、会談の入口までジークさん達と来たらそこから先は大人の世界だ。

 同行を遠慮されたメンバーは宿で待機するようにヒカリさんに言われ、どこかに寄るという発想も出ずに来た道を引き返す。その短い道すがらに、白い封筒に包まれた手紙を二通、レックスが私に手渡した。

 

「渡すのが遅くなってごめん。これヴァンダムさんからの返事、封蝋のしてるのは法王様に出すものだってさ」

「私、封蝋って初めて見た……」

 

 封蝋っていうのは本の中でしか見たことが無いけど、なんとなくわかる。あっちで言う親展みたいなものだと認識してればよかったはず。……はず。

 赤い蝋燭を垂らして固めたそれには、何かの紋章が押されていた。誰のかは分からないけど、偉い人からのものらしい。

 

「各国の緊急首脳会談ですので、ヒカリ様達のお戻りは遅くなるでしょうね」

「みんなはこの後どーすんのさ?」

「トラはハナのメンテナンスをするも!!」

「よろしくお願いしますも、ご主人!」

「俺はどうしよっかなー。トラに倣ってサルベージの道具でも磨いてるよ」

「そうじゃな、道具は大切にしないと、いつか手痛いしっぺ返しが来るのが相場じゃ」

「うーん、じゃあ私はヴァンダムさんにお礼のお手紙書こうかな。コタ、手伝ってくれる?」

「あぁ、ニアも時間があったら手伝ってくれよ。俺一人じゃ限度があるしな」

「いいよ。ビャッコの毛繕いと一緒でいいなら」

「恐縮です、お嬢様」

 

 いつどんな理由で呼び出されるか分からないので、あてがわれてる部屋の中で一番広いレックスとホムラさんの部屋へみんなと一緒に向かう。

辿り着いたその部屋は日当たりが良く、中庭から午前中の柔らかな光が差し込んでくる。二つあるベッドの窓際に男子が、扉側に女子が各々固まって宣言通りに行動した。私はコタローを膝に乗せて封蝋のされてないほうの手紙を広げる。

 

「えっと、親愛なるアサヒ、へ……。ヴァンダムさん、コタローに読ませる前提で書いてるから、分からない単語ばっかりで全然読めないよ……」

「でもちょっとは読めるようになってるじゃねえか。感心感心」

「だって、出だしの言葉全部一緒なんだもん」

「よし、じゃあこの単語はわかるか?」

「……元気、で次に来るのが良いって単語で後ろについてる文字が過去形だから、元気でよかった――かな」

「正解だ」

 

 こちらの世界は使われている文字こそ未知のものだけれど、文法は日本語に近いらしい。

 単語さえ覚えられれば読むこと自体は難しくない。子供の読み聞かせをするようにコタローを膝に置いてうるさくない程度に音読していると、ビャッコさんのブラッシングを終えたニアちゃんが横に腰かけた。

 

「アンタってさ、こーゆうの好きなの?」

「こーゆうの?」

「勉強」

「んー……。必要に迫られてるから、かな。勉強自体はあんまり好きじゃないよ」

「アサヒ様くらいのお年の方でしたら、勉強が好きという方は少ないでしょうね」

「それもそっか」

「ニアちゃんは勉強好き?」

「アサヒはアタシが勉強好きなように見えるのか?」

「………………」

「うぉい! 黙るなよ!!」

「いや、だって、今の聞き方絶対否定する流れだったでしょ!?」

 

 いったん反論はする者の、私は両手を小さく降参のポーズでニアちゃんが詰め寄ってくるのを阻止した。猫耳をピコピコさせるその子は少し不満げに鼻を鳴らして乗り出すようにしていた身を引いてくれた。

 これでようやく、手紙を読める。少し訳しては休んでと繰り返しながら、ぼんやり考えたことを私は口に出した。

 

「今度、本買おうかな。子供向けの簡単な単語が多い奴」

「いいんじゃない? 小難しい手紙から入るより興味のある物から入っていった方が覚えられるよ」

「うん。欲を言えばお手紙も、もう少しほのぼのしたやり取りがしたいなぁって思ってるんだけど……。こればっかりは相手がいるからね」

「ヴァンダムは忙しいだろうしな。それに、ここじゃ文章の代読や代筆なんかは珍しくもねえ。普通に読めて普通に書ける奴自体が珍しいだろうよ」

「あー、俺も仕事で使う単語以外はからっきしだよ」

 

 コタローの言葉に反応したのは、今まで自分の道具を磨いていたレックスだった。その横でトラも「トラは設計書は読めるけども、コムズカシー内容はさっぱりも」と宣言してハナちゃんに呆れられている。

 この世界で文通相手を探すのはなかなか難しそうだな、と考えてからふと疑問がよぎった。

 

「やっぱり、ニアちゃんって勉強できるよね?」

「へっ!? な、なんでだよ、勉強は嫌いだって言っただろ?」

「嫌いでも、勉強ができる環境はあったんじゃないのかな。この前の代筆についてヴァンダムさんが手紙でほめてたよ。能ある鷹は爪を隠すって書いてあったし」

「え、と――。それは……」

 

 ニアちゃんは眉を八の字にして項垂れてしまった。先ほどまで元気だった耳もぺたんと頭に伏せてしまって、ようやく聞いちゃいけないことだったんだと思い至った。ニアちゃんが答えなくていいように、何とかしてあげたくて顔を上げると残念ながらトラとハナちゃんコンビは興味津々と言った様子でニアちゃんが話し出すのを待っているようだった。

 だったら――と、この場の唯一の良心であるレックスに顔を向ける。すると、彼の顔には『どうにかしてあげたいのは山々だけど、どうすればいいのか分からない』と堂々と顔に書いてあった。

 あちゃあ、と私も内心項垂れた。仕方ない、ここは多少不自然でも……!

 

「トラ、今何時ごろ?」

「今は午後5時57分32秒ですも」

「そっか。もう6時か……。ヒカリが出て行ってからかなり経つけど……」

 

 レックスは中庭の見れる窓の外を覗き込んだ。お世辞にもいい天気と言えない雲の多い空に、不吉にも会談の進行が重なっているように見える。朝の早いうちから会談は始まって、いまだヒカリさん達が出てくる気配がないとすると、そういうことなのだろう。

 

「ヒカリ達に任せときなよ。大国のトップ同士の会談だよ? アタシ達が出て行って、どうなるもんでもないさ」

 

 ちょっとだけ調子を取り戻したニアちゃんが、不安そうに窓を見るレックスに現実を突きつける。まぁ、確かにどうにもできないことではあるので、何も間違っては無いんだけど……歯に衣着せなさすぎだと思うのは私だけかな……。

 

「会談って、大変そうなイメージなんだけど……。ビャッコさんはどう思い……思う?」

「はぁ、確かに国のトップの集まる会談ですので、和やかにとは言えないでしょうね」

「うーん、じゃあさ、ヒカリさん達が疲れて帰ってきたときにすぐ休めたりできるように、準備しておくのはどうかな。軽くつまめる物作ったり、飲み物用意しておいたりしてさ」

「あ、いいね。それ賛成!」

 

 こういう提案をした時に真っ先に乗ってくれるレックスの性格が本当に助かる。

 一人が賛成したら、あとは芋蔓式に同意を得られて、私たちはいそいそと準備をし始めた。なぜか、軽食だけは絶対に外で買ってくるようにと言われて、私とコタローが買い出しに出かけ、後のみんなは軽く部屋を掃除したり飲み物の準備をしてくれるらしい。

 あいにくの空模様でも、雨が降ってくる前に大聖堂内に戻れた私たちは、ヒカリさん達ように休憩する場所を一通り用意して、ベッドに転がった。セミダブルぐらいの大きさのベッドは私とニアちゃんが二人で転がってもまだ余裕がある。

 そこでちょっと休憩のつもりで目を瞑ったのがいけなかった。いつの間にか私たちは、そのままベッドに横になって眠ってしまっていた……。

 

 

 

                         3

 

 

 

「遅くなってしもたな。ボンたちの奴、待たされ過ぎて拗ねてるんとちゃうか?」

「レックスに限ってそんなことしないわよ。それよりも私は早くお風呂入りたいわ」

「ウチも~……。いろんな空気が混ざり過ぎて、気持ち悪いわ……」

 

 白亜の聖堂内にぼやく声が小さく響く。

 つい先ほど会談が終わり、もろもろの書類の締結やサインなどの後処理を含めて終わらせたのは。日付が変わろうとする時間だった。ほとんどの人間が寝静まってる中で、同伴者たちを置いてきてしまった会談参加組の大人たちは足早に廊下を行く。そうして見えてきた居住区域の扉をヒカリが遠慮なしに開けると、その部屋の状況を見て彼女は足に急ブレーキをかけた。

 

「ジーク、サイカ!」

 

 時間も考慮して小さな声で二人を呼ぶと、自室に荷物を置いていたジークたちがなんだなんだと顔を出した。

 ちょいちょい、と手招きをしてアルスト最凶を呼びつける天の聖杯。

 そして彼らが並んでヒカリとレックスにあてがわれた部屋を覗くと、彼女がなぜ入口で止まってるのかの理由が判明した。

 

「こりゃあ……」

「ふふっ、ウチら愛されとるねえ~」

「もう、私の寝る場所がないじゃない」

「とか何とかいうて、内心は嬉しいくせに~!」

「そ、そんなんじゃないわよ! 変なこと言わないでよ、サイカ!」

 

 真っ暗な部屋から差し込む月の光で、ぼんやりと浮かび上がるその部屋には冷めても飲める飲み物と、パンなどを詰めたバスケットがどこかから調達した机に乗せられていた。また別の机にはヒカリやサイカのお風呂好きを考慮されたのか、ふかふかなタオルと、いい香りのする石鹸にアロマ。この辺りは女子の入れ知恵だろう。

 そして、その部屋のベッドを占領するのはこれを用意した彼ら――。

 

「この子らに免じて、今日はウチらの部屋で寝ればええよ。王子は別の所使ってなー」

「せやなぁ、まぁ折角用意してもろたもんを使わんのも悪いし、ちょっと遅めの飯にするか」

「先にお風呂よ!」

 

 そんな不毛なやりとりが繰り広げられていることをレックスたちは知る由もなく、笑って眠っていた。夢の中で、同じように喜んでいるヒカリ達の夢でも見ているのかもしれない。

 

 




遅くなり申し訳ございません。
長い、そして進展がない……。
次話『展望地 ミラ・マー』順調にいけば

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。