楽園の子   作:青葉らいの

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キズナトーク『トオノの呼び方』

キズナトーク 「トオノの呼び方」

指定キャラクター:カイ、トオノ、アサヒ

場所:イヤサキ村 ミセット岬

 

 

 

 

 

カイ「……トオノ嬢、いや、トオノ女史? うーん、なんかしっくりこないんだよなぁ」

 

トオノ「なんでござんすか、人の名前をぶつぶつと。――気色の悪い」

 

カイ「おっと、ご本人登場か。いや、あんたの呼び方を考えててな。アサヒ嬢やニア嬢みたいにすると子ども扱いしてるみたいだし、だからって言ってカグツチ女史みたいに呼ぶのも……なぁ?」

 

トオノ「はぁ。同意を求められても……。おまさんのお好きにすればいいので」

 

アサヒ「も、もうちょっと興味持ってあげようよ……」

 

 

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アサヒ「何か聞いてみようかな?」

 

→「トオノは、こう呼んで欲しいとかは無いの?」

 

→「そう言えば、なんでカグツチさんだけ女史って呼ぶんですか?」

 

 

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アサヒ「トオノは、こう呼んで欲しいとかは無いの?」

 

トオノ「ありんせん。わっちは主様(ぬしさま)に呼んでいただければ、それで十分でござんす」

 

カイ「おぉ……。なんか、滅茶苦茶慕われてんな、アサヒ嬢」

 

アサヒ「特別、何かをしたとかじゃないんですけどね……」

 

カイ「まあ、ドライバーとブレイドの関係が良好なのは悪いことじゃないさ。それよりも今は、呼び方だ」

 

 

 

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アサヒ「そう言えば、なんでカグツチさんだけ女史って呼ぶんですか?」

 

カイ「あぁ、ただの雰囲気だよ。嬢って感じじゃないだろ?」

 

トオノ「ほぅ? では、わっちもカグツチと同じ枠組みだとでも?」

 

カイ「あっ――」

 

アサヒ「あっ――」

 

トオノ「……まぁ、わっちは禿(かむろ)扱いされる見た目ではありんせん故、気遣いは無用でござんす」

 

カイ「ほっ……」

 

トオノ「わっちは心が広くありんす。故に、今のは水に流しんしょう」

 

カイ「あ、待って。これ、もしかしなくても物理的に流されるやつか!?」

 

アサヒ「………………」

 

カイ「そして無言で巻き込まれない位置に移動しないで、アサヒ嬢!」

 

トオノ「――まぁ、それは冗談として」

 

カイ「本当に流したな!」

 

 

 

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トオノ「なれば、今後わっちを呼ぶ時には『太夫(だゆう)』と。そう付けなんし」

 

カイ「太夫? どういう意味だ?」

 

アサヒ「あ、それ知ってる。確か、花魁の人の呼び方だよね」

 

カイ「いや、まず、そのオイランってのがよく分からん……。とりあえず、トオノ太夫、でいいのか?」

 

トオノ「……あぁ、ようござんすなぁ。とても気分がよぅござんす」

 

アサヒ「気に入ったみたいだね」

 

カイ「まぁ、気に入ったんなら何よりだ。これからよろしくな、トオノ太夫」

 

 

 

 

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