おばあの水晶玉   作:coltysolty

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さて。大物の一件を片づけたおばあとキジムナーであったが、今度は事務処理に追われ・・・


お忘れなく

尾長鶏が庭で葉っぱをついばんでいる。おばあは窓から鳥たちが戯れるのを見ていた。

 

「おばあ、確定申告の書類つくらせちゃって悪かったね。本当はボクがやらなくちゃいけないのに・・・ボクの分は専従者給与で非課税だから面倒くないけど、おばあは申告書類つくらなくちゃいけないから大変だったのに・・・しかも青色だし。」

 

「なあに、最近はe-taxで電子化なってるから楽になったもんよ。うちはソフト入ってるしね。印刷するだけだもん。昔はさ、わざわざ妖怪税務申告所まで出向いて行ったから、大変だったわ~」

 

「それにしても、おばあの休暇返上させちゃったから、申し訳ないよ。ボクがケガしちゃったからさ」

 

「大丈夫大丈夫。おまえも働きすぎだから、ちょっとは休みなさいってことだよ」

 

「ははは。それじゃあ、そういうことにして、のんびりさせてもらいますよ~。ところで、今日、まこちゃんが妖術大学校の受験日だっつって、血相変えてたけど大丈夫だったのかな・・・」

 

「あの難関の学校かい?閻魔の娘はあそこを受けたのか・・・」

 

「そうなんだよ。どうしてもお父さんを手伝いたい!っていって、猛勉強してたみたいなんだ。だから、それが終わったら、気晴らしにピクニック行こうよって誘われてたんだ」

 

「そうだったのか・・・それなら、是非行っておいで。結果はどうであれ、がんばったんだから、ねぎらってあげないとね。なにか差し入れ作ってあげるから、持っていくといいよ」

 

「あ!おばあの豚ロースのゴボウ巻きと、ふわっと卵焼きが大好評だから、それ是非お願い!前に蝦夷鹿のリンゼにあげたら、めっちゃ喜んでたよ!」

 

「山ウドがあったらもってきておくれ。あったら、でいいからね。天ぷらにするとおいしいから」

 

「うん!みつけたら持ってくるよ。結果は一週間後だから、それまでまこちゃんも落ち着かないと思うから、しばらくそっとしておいて、終わったらぱーっと遊んでくるよ」

 

「気を付けて行っておいで」

 

(そうか・・・あの子もがんばりやなんだな・・・あんな倍率の高い学校を受けようとするなんて・・・結果がわかるまで、わしの方がドキドキじゃ・・・)

 

また新たな心配事がおばあを悩ませる。えん・まこが妖術学校に入ったとして活躍すれば危険が伴う。それこそおばあは生きた心地がしないだろう。

 

しかしえん・まこの成長も同時に嬉しかった。父を思ってのことだと聞いて、心が熱くなったおばあであった。

 

次の案件に入る前に、おばあときじむなーは今度こそゆっくり休みをとる予定なのである。

 

次の案件データもあがっていたが、みてしまうと気になってしまうので、しばらく放置しようとしていたおばあとキジムナーであった。

 




春はいろいろ忙しい季節ですね。税金の申告やら仕事の移動やら受験やら・・・

日本中、落ち着かない人が多い時期でしょう。作者は花粉症なのでどうも体調が落ちつきません。せっかくのお天気でも杉が茶色になっているうちは要注意・・・(‥、)

毎年悪戦苦闘しています。
杉花粉症にはならないと言われている北海道か沖縄に移住しようかな・・・
外国は中国以外なら大丈夫らしいので、花粉の季節は海外か沖縄に滞在するっていうのもいいかも?<大いなる野望・・・・

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