おばあとキジムナーだったが、その前にやっておきたいことが・・・
「なあ、太郎」
「なに、おばあ」
「ちょっと思ったことがあってのぅ」
「どうしたの?案件リストなんか問題あった?」
「いや、太郎のリストはいつも完璧じゃよ。助かるよ」
「他になにか?」
「うん、啓蒙をせないかんと思ってな」
「啓蒙・・・?誰を?」
「誰というか、そこからはじまらんと、人間堕落の
一途をたどるのではないかと思ったんじゃ」
「あー、たしかに。学校の教育だけじゃ足りないかも。
倫理というか常識というか・・・」
「太郎、若いのに良いところに気づいたのぉ。
そうなんじゃ。おまえのように、自分で気が付く子は
自分で勉強したり、学ぶ力が備わっているんじゃが
そうでない子は、もともとということもあろうが、環境が
悪いと思うんじゃ」
「あー、それは言えるかもしれないね。僕もマコちゃんも
良い環境にあったと思うよ。自然の中でいっぱい遊んで
いろんな発見があったし、周りの大人に守られながら
のびのび育ったから、心がしっかり育ったと思う。
必ずしも親じゃなくて、いいんだよね?心から愛してくれて
守ってくれる大人がいると、安心できて、自分に自信ができて
強くなれると思うんだ」
「太郎・・・おまえは、ほんとうにすばらしいのぉ。
おまえやマコのような子達が増えてくれれば、浄化作業など
不要になるんじゃがな・・・・
だから、啓蒙をしていって、愛が如何に大切か
子供を育てる上で、見守り励ますことが大事じゃと、
小さいうちから教え、またその親たちにも教えていかねばと
思うんじゃ」
「ぼく、思ったんだけどさ、もともとの性格もあるけど
やっぱり、環境って大事だよね。
兄弟が何人かいて、みんな性格は違うけど、同じ親で育つと
常識っていうのかな?基本概念がさ、ちゃんと植え付けられてるんだよね
だから、出方は違うけど、根本的なところでは、正しい倫理観を
持てるんじゃないかなって思う。それに他人に対する思いやりも育ってる。
また、親も人間だってことがわかって、反面教師にしてる人も。
人間だから完璧じゃないからね。親の欠点から学ぶって姿勢も
大事なんだよね」
「そうなんじゃ。だから、浄化作業と同時に啓蒙作業も
行ったらどうかと、上様に申し出ようかと思っておる。
わしが骨子をパワーポイントで作っておくから、効果を太郎にお願いしたいんじゃ」
「いいよ!あれだね。グラフ化したり、アニメーション効果入れたり
動画いれたりして、わかりやすくすればいいんだよね。画像なんかの
データはまかせて!」
「ありがとよーーーー。そうなんじゃ。補足資料を集めるのが
時間かかるからさ、太郎仕事早いから、やってもらうと助かるよ」
「朝飯前さ!浄化プランリストと同時進行するから!」
「浄化行脚もエネルギー使うからのぉ。同時に啓蒙作業をしていけば
浄化リストも減っていくと思うんじゃ。というか、そうじゃなきゃ困る。
世の中デジタル化すすみすぎて、心の教育がおざなりになってるからね」
「うん。愛の啓蒙運動をしよう!!」
「太郎、よろしくな。あんまり無理せず、たまにマコとも遊びに
いっていいからな。煮物と和菓子作っておくから」
「うぉーーーい!!!ありがとーーーーやる気100倍!!!
がんばろうねっ、おばあ!」
「(サムズアップ)」
さすが長~いこと生きてるおばあは気づきが違いますね。
心を育て、心身共に強く清く正しい人間を増やしていかなくちゃ
いけませんね。
おばあ、キジムナーファイティン!