おばあの水晶玉   作:coltysolty

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さて、今回のおばあとキジムナーはどんな活動をするのかな?


メンテナ中

「はーっ、ごしごし・・・・うむ。結構きれいになったな」

 

おばあは商売道具の水晶玉を磨いている。

この水晶には浄化後の魂の行方が映像化される。

 

次にどこに生まれ変わってどんな人生を送っているか

キジムナーが受信するデータは文字化され

動画はこの水晶玉に映し出される。

 

浄化した魂を持った人間が、新しい人生をしっかり

正しく生きているのをみると、この仕事しててよかった!

 

と、長生きのメリットをしみじみ感じている

おばあ。本名を「紫・ばばあ」(ほんとか?)

 

これまで浄化した魂は数知れず。

しかしながら、どうしてこうも、汚れまくった魂ばかり

世に溢れているのだろう・・・

 

人間は生きて修行をして徳を積んで

天国の門をくぐり抜けられるはずなのに

 

その資格すら手にできない輩が

多いこと多いこと・・・

 

「啓蒙プランの承認はまだおりんのかのぉ」

 

懺悔するような大失態を招く前に

まず根本の生き方を変えねば、と

上様に啓蒙プランをパワーポイントでキジムナーと

作って提出したおばあだったが、まだ返事はこない。

 

「上様もお忙しいのはわかるが、とっとと

お返事をくださらんかのお・・・」

 

ピン!

 

「お!メールじゃないかな?多分上様からじゃ」

 

キジムナーは健康診断中で留守だった。

 

「どれどれ、太郎の代わりにわしがチェックしておこうっと」

 

メールの送信元は、上様ではなく

どうやら管理局からのようだった。

 

「え????なに????太郎の健康診断結果?

血糖値が高いから、再検査が必要???

 

なんでじゃ???血糖値高いって、あの若さで

糖尿病かいっ!!!!いかん・・・・

 

はっ!この間、桜餅を持たせてしまったじゃないか・・・・

啓蒙プランの前に、太郎の健康キープしなけりゃ

いかん!」

 

おばあは早速血糖値に効く薬を調達しに

銀閣大王の所に出かけた。

 

「ただいまーーーー、おばあ。あれ?おばあ?」

 

おばあと入れ違いにキジムナーが帰ってきた。

 

「なんだよ。留守?てか、なんの伝言もなしに

出かけて行っちゃったよ・・・なんか急用だったのかな?」

 

おばあは超高速8倍速モードで、銀閣に事の次第を話し

魔王家秘伝の薬草を分けて貰っていた。

 

「銀閣さん、ありがと!」

 

お礼もそこそこに、おばあは杜の事務所に戻ってきた。

 

「あ、おばあ。なにしてたの?伝言もしないで留守って

物騒だなあ」

 

「あ、太郎。健康診断の結果がきてたよ」

 

「え?診断?異常なしでしょ?」

 

「それがさ、血糖値が高いって。だから、銀閣んとこいって

薬草もらってきた。これ煎じて飲めば、血糖値さがるから」

 

「え?おばあ、わざわざ銀閣さんのところに、薬草取りに

行ってくれたの?」

 

「うん。だって、太郎になにかあったら困るもの。」

 

「お、おばあ・・・・(感激中)」

 

(太郎が動けなくなったら、わしひとりで仕事せねば

なんないもん。やだそんなめんどいの。)

 

「太郎。体は大事にせねばな・・・・(いい人演じ中)」

 

「おばあ、ありがとう!・・てか、いま、テヘペロってしなかった?」

 

「へっ?してないよ。するわけないじゃん!」

 

「んーーー、どうも怪しいな。ま、でもいいや。僕だって

体調崩れるのやだからね。おばあが煎じた薬草、ありがたく頂くよ」

 

「ああ。それよりおまえ隠れて甘いモノとか食べてたか?」

 

「隠れて・・・じゃないけど、おばあが隠してた

あめりきゃーのぺろぺろキャンディー全部いただいたよ?」

 

「へ????なんで????なんで食べちゃったの?

あたし、楽しみにしてたのにっ!!!!」

 

「おばあ。恐ろしいほどの蟻が群がってたんだよ・・・

僕は蟻を食べても大丈夫だから、一緒にいただいたの。

じゃないと、蟻地獄ワールドができあがりそうだったからさ」

 

「うぇーーーーーー・・・・・・仕方ない・・・

わしは虫は食べんからな・・・・は虫類は食べるけど。

しゃーないなっ」

 

「あんな糖分の固まりみたいなの1ダースも食べたから

一時的に血糖値が上がったんだとおもうよ。

たぶん、これからは酢や牛乳、タマネギスープとか多めにして

あとはヘルシー食にしてたら大丈夫だと思うよ。

 

いつものおばあの料理で!」

 

「そ、そうじゃな・・・・(あの飴ひとりでたべたんかいっ!)」

 

「再検査はいつ?」

 

「え?あ・・・いつでもいいらしいよ。事前に連絡すれば

いつでも受診できるって」

 

「そっか。それなら1週間後に行ってくるよ。それまで

糖分は一切とらないから」

 

「お、おう・・・それがいいな。食事も砂糖入れない食事にするから」

 

「おばあ!ありがとう!あ、あとね。啓蒙プラン

OK出てたよ」

 

「え???なんだ、そうだったんかい」

 

「ごめんごめん。健康診断前に受信してすぐに

重要フォルダに移動しちゃった。帰ってからおばあに話そうと

思ってたからさ。あとで、会議しようね」

 

「うっす・・・お茶菓子は酢昆布とかそういうのにするね」

 

「うん。おばあは気にしないで甘いモノ食べていいからね!

でないと、発作おきるでしょ?」

 

「いやぁ・・・わしもちょっと禁甘するよ・・・」

 

「じゃ、2人でヘルシー三昧楽しもうね。あとで山菜取ってくるよ」

 

おばあとキジムナーのヘルシー生活がスタートした。

 

 




健康キープでお仕事がんばれ~
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