おばあの水晶玉   作:coltysolty

21 / 24
ちっちゃいとかげ
かなへびさんが舞い込んできた。


かなへび

「ねえ、おばあ!

これ、ちーちゃんからもらった!」

 

初夏の早朝、キジムナーが息を切らしながら室内に入ってきた。

 

「なんじゃ?お!かなへびじゃないか」

 

おばあは、ちいさいかなへびを掌にのせると

ちゃいろの背中を愛でた。

 

「おう。。。かわいいのう。なに、これ、ちーちゃんが

つかまえたの?」

 

「そうみたいだよ。にこにこしながら、僕にくれるからさ。

いいの?って、いったら、おにーちゃんにあげる!って」

 

「ちーちゃん、もう人間でいえば、小学校ぐらい?」

 

「そうだね。1年生ぐらいになるんじゃない?」

 

「大きくなったものよのお~」

 

「ねえ、このかなへびどうする?飼う?

水がいるし、虫とかつかまえてこないと、飼育できないけど?」

 

「う~ん。飼いたいなあ~。かわいいからな~。

おばあ、だめ?」

 

「だめって・・・いいけど。自分んで飼育するなら・・

ただ、留守中どうするの?餌とか水とか」

 

「んー、まこちゃんにお願いするとか・・・」

 

「まこは、は虫類苦手じゃなかった?」

 

「いや、大丈夫みたいだよ。節足動物はちょっと

苦手みたいだけど・・・・」

 

「それじゃ、餌のクモとか、だめじゃん?」

 

「んーーーー。おいらが捕まえて、まとめて

おいとくとか・・・」

 

「まとめちゃいかんだろー」

 

「んーーーーーーーーーー。結構留守がちだからなぁ・・・」

 

「かわいそうじゃから、今回は逃がしておやり」

 

「んにゃ~・・・・・・仕方ない・・・・そうするか・・・」

 

「かなへびだって、恋のひとつぐらいしたいやろ?」

 

「うぐっ・・・そっか・・・愛しいひとと離れちゃったかも

しれないもんね・・・・」

 

「そうそう。なんでも、つかまえてこっちの勝手にするのは

かわいそうなんじゃ。

 

ところで、太郎や。泥かけばばあから梅もらったんだけど

おまえ、梅酒作れる?」

 

「梅酒?カリン酒なら作ったことあるけど・・・・」

 

「同じ要領じゃね?」

 

「そうかなあ?ちょっとぐぐってみる?」

 

「そうしてくれ。たくさんあるから、もったいないんでね。

すぐにとりかかってくれたらうれしいよ。

 

作業のあとの梅酒はおいしいぞ~。梅干しはじかんかかるから

梅酒がいいかと思うたんじゃ」

 

「そうだね。おいらも梅酒なら飲めるからね」

 

「ん?おまえR-15じゃないの?」

 

「妖怪にR-15とかあるの?」

 

「しらん・・・でも、アルコールは摂取したら

なんか、よくなくね?」

 

「焼酎なら大丈夫でしょ。泡盛でもつくれるけど

度数が高いからな・・・・ま、ちょびちょび飲むなら

大丈夫だとおもいまーす!」

 

「わしら治外法権じゃからな・・・健康面だけ

管理すればいいてことか・・・・」

 

「そうそう、そういうこと!じゃ、そろそろ

案件の整理でもしようかな・・・涼しいうちに

やっとこーっと。依頼中の案件もなかなかだからな・・・・

体力温存だ!」

 

 

 




なんでも、トカゲって神の使いらしいですよ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。