比企谷八幡は兄弟を大切に思っている 作:三叉路でまた会おう!
感想とても励みになります!評価に1が付いてしまったのは悲しいですが、書き方下手ですかね?出来れば直した方が良いと思うところがあれば指摘してくださると助かります。
現在八幡は、放送で呼ばれた為生徒指導室に来ていた。生徒指導室にいるのは八幡と国語担任でもある平塚先生。机の上には八幡が授業中に書いた作文が置かれている。
「呼び出した理由は分かるか?」
平塚先生の問いについて考える。現状の状況から言えば明白だろう。目の前の作文の内容だ。だが作文のテーマである『高校生活を振り返って』はクリアーしているはずだ。自分でも中々の出来だと思っているし納得している。
「さあ分かりません」
「なあ比企谷。今日私が出した作文のテーマは何だったか覚えているか?」
「はい。確か『高校生を振り返って』ですよね?」
「それで何故君はこんな舐めた作文を書き上げているんだね、なんだこれは、どうしてこうなった」
「どうしても何も俺はしっかりとテーマに沿って書いたと思いますよ?それとも先生は小学生のような書き方の作文の方が良かったですか?」
実際あれ以上の作文とか書けるやつはこの学校にはいないと自負している。自分で言うのもなんだが八幡の国語の成績は学年トップだ。総武高校には、頭が取り分け良く偏差値が高いクラスがある。それはJ組。そのクラスを含めても八幡の国語の成績はトップだった。八幡がトップでいられたのは、金剛姉さんに何か一つでも勝ちたいと思い本気で勉強したからだがそれは良いだろう。
「小僧屁理屈を言うな」
「小僧って...いや確かに平塚先生の年を考えれば俺はこz」
八幡の頬を掠めるように平塚先生の拳が横切った。
「女性に年齢の話をするなと教わらなかったのか?」
うちの家庭で年を気にしている奴はいないと言いそうになったがなんとか堪えた。
「すいませんでした。書き直すつもりはないので帰ります」
「待て待て。普通そこは書き直すだろ?」
「え?だってちゃんとテーマには沿ってますし。高校生レベルの作文を書き上げたと思っています。むしろ俺より上手く作文を書いたやつなんかいますか?」
「君の書き方は確かに認めよう。だがな比企谷今回の作文は、何れお前達が就活や大学受験の際に絶対に必要になる。まあ言ってしまえば、個人のスキルだよ。経験しているのとしていないのとでは差が出てしまう」
「確かにそうですね。まあ大学受験は兎も角、就活は俺には関係ないですね」
「どういう意味かね」
「俺は将来姉と妹達の専業主夫やるって決めてるので」
この年から貰い手が見付かってるとかまじ勝ち組。
「....比企谷。そういうことなら本人に聞いてみようか」
「ん?本人?」
平塚先生は、生徒指導室にある校内放送用のマイクのスイッチを入れた。
「あー1年B組比企谷六花。比企谷六花。直ぐに生徒指導室に来てください。繰り返します。比企谷六花、直ぐに生徒指導室に来てください」
「これで分かるだろ」
「は?いや、え?」
「お前は妹に養って貰うのだろ?なら本人の許可も貰っているのだろう?」
堂々と言ってのける目の前の先生に唖然とするなか来ないでくれと願っても来てしまうもので。
「し、失礼します...」
見たことが無いほど緊張した六花が生徒指導室に入ってきた。中二病を除けば...いや後は頭が少し悪いことを除けば真面目な妹は放送で呼び出された事も無かったのだろう。八幡の良心が久し振り痛む。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だ。お前を呼んだのは、兄についてだ」
「おにいちゃ....ふふふ私が教会に呼び出されたのはお兄ちゃんがプリエステスによって拘束させられていたからだったのか。お兄ちゃん大丈夫!私が来たからにはもう安心」
「いや何が安心なんだ?むしろ平塚先生停止しちゃったからな?」
「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!Vanishment This World!!」
眼帯を外しながら叫ぶ妹にちょっとカッコいいと思ってしまうのは、八幡もまだ中二病を少しこじらせているからだろう。
気のせいだろうが六花の周りの空気が変わる。
気のせいだろうが生徒指導室が何故か教会になる。
気のせいだろうが六花が常に持ち歩いている傘を相手に向けているが傘が大きな武器に見えてしまう。
「シュバルツゼクス・プロトタイプ・マークII!!」
「はっ!そうだった。なあ比企谷六花」
「なに?」
「先程お前の兄は、お前と姉と妹に将来貢がせると言っていたが」
「いえ先生。流石にそんなことは」
「言ってただろ?それで本当なのか?」
平塚先生の有無を言わせぬ眼力...怖っ。だから結婚出来ないんじゃ?
「わ、私はお兄ちゃんとは契約している」
「契約?」
「そう。邪王真眼契約」
なんだそれは?という平塚先生の尤もな疑問を軽くスルーしていると平塚先生はメールをし始めた。
「あの先生。携帯弄るなら帰って良いですか?」
「良いわけないだろう。さて比企谷」
「はい」「なに?」
「そうだったな。兄のほうだ」
「はあ...何でしょうか?」
とてつもなく嫌な予感しかしない。何故かは分からないが八幡のシックスセンスが警鈴を鳴らしている。
「今から言うところに向かいたまえ。勿論異論反論抗議質問等、しても構わないが受け付けない」
「それって強制ってことじゃ?」
「まあそうなるな。特別棟の一番奥に空き教室があるからそこに行きなさい」
「何故ですか?」
「まあ罰とでも思ってくれれば構わないよ。それから作文は書き直しだ。君なら簡単に書き直せるだろ?嘘でも偽りでもいいからもう少し見た目よく書いてくれ」
ああやっぱり再提出なんですね。
「ああそれと、比企谷六花はここに残りなさい」
「それは、何故?」
「その目のカラーコンタクトと先生に対する口の聞き方を指導する必要があるようだからな」
にっこりと笑う平塚先生。ただの八つ当たりではないだろうか?
「お、お兄ちゃん...」
妹の掠れるようなすがってくる声を聞いたが八幡から見ても直した方が良いと思う場所なので合掌して特別等の一番奥に向かうことにした。
「う、裏切りものぉぉお!!」
うっ良心が...。
特別棟の一番奥まで来ると立て札も何もない空き教室があった。平塚先生が言っていたのはこの教室のことだろう。
扉を開けるとそこには美少女が一人椅子に座って本を読んでいた。