暗殺教室ー水面に映る月の如くー   作:星音カケル

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前回要望があったのでオリ主のプロフィールを
載せさせていただきます。

如月水面

椚ヶ丘中学校3年A組⇒E組

身長:168cm

体重:65kg

性格:冷静沈着で、周りをよく見ている
正義感が強い
ただし神崎のことになると頭に血が上り何も見えなくなる

趣味:カラオケ

特技:父親直伝の合気道及び護身術

日課:ランニング(1日10km程度)

家族:父はアメリカでボディーガード、母はイタリアでファッションデザイナーをしている


戦型:近接戦闘と偵察が得意
時には磯貝に代わり指揮を執ることも

容姿:磯貝に並ぶほどの爽やか系イケメン
茶髪のセミロング

学業:国語が得意で1学期中間では浅野学秀を抑えて1位をとる。その他は平均的。

スポーツ:筋力は平均的だが、持久力や敏捷性は学校でも群を抜いている

備考:神崎の幼馴染で昔から彼女に好意を寄せているが、彼女の気持ちに自信がなく告白はできていない
とにかく神崎一筋の純情派
とてつもなくモテる
神崎の家の隣に住んでいる

もしかしたら追加設定があるかもしれませんがこんな所です!!


第2話 二人の時間

side如月

 

 ニヤニヤと笑うクラスメートと殺せんせー、顔を赤らめて俯く有希子、悔しそうに歯を食いしばっている杉野、そして正面に座る中村。

 一体どうしてこんな状況になっているのだろう?

 

 

────数時間前────

 「如月、放課後空いてる?話したいことがあるからお茶しない?」

 

 そう言ってきたのは中村だった。意外だ。今まで彼女と接したことはなく、互いに無関心だったと言っても過言ではないと思っていたのだ。

 

 「別に構わないけど?」

 

 今日は3時頃には授業が終わるので多少なら時間がある。

 

 「よし、じゃあ3時半にサイベリアに集合ね」

 

 そうして一旦彼女と別れた。この時に気づいておくべきだった。赤羽が面白そうにこちらを見つめていることに...。

 

 

────サイベリアにて────

 「で、あんたと神崎さん、どういう関係なの?」

 

 「...は?」

 

 唐突にそう聞かれて、その意図を図りかねる。

 

 「どう見ても知り合いでしょうが、隠さないで教えなよ。」

 

 「ただの幼馴染だよ。」

 

 そう答えた瞬間中村がニヤッと笑った気がして冷や汗が流れた。

 

 「ふ〜ん、じゃあ質問を変えるね。なんであんた達、クラス内ではあんなに他人行儀なの?」

 

 「別にクラス内じゃなくてもあんなもんだよ。」

 

 「うっそだ〜、呼び方が全然違うじゃん。確かみっくんと有希子だっけ?」

 

 ニヤッと笑いながら告げる中村が少し怖くなった。

 

 「...どこで知ったんだ?」

 

 「実は見てたんだ〜。如月君の神崎さん救出劇。私が飛び込もうとしたら先にあんたが入ってってね。」

 

 なるほど、そのあとの会話から察知したのか。

 ん?待てよ...ということは....。

 

 「まさか中村、お前あの時の会話聞いてたのか!?」

 

 「ピンポーン。かっこよかったね〜『有希子はオレが守るから』だっけ〜?」

 

 「くっ...」

 

 まさか中村に聞かれていたとは...。すごく恥ずかしい。

 

 「恥ずかしがってるところ悪いけど、そんな仲なのになんで学校では距離を置いてるの?」

 

 「....」

 

 少し躊躇ったが彼女にだけなら話しても構わないだろう。

 

 「昔、小学校の頃な、あいつがクラスメートにオレを紹介して欲しいと頼まれたみたいなんだ。その時の有希子がとても苦しそうだったからさ、中学から学校では互いに距離を置くようになったんだ。」

 

 「なるほど、で?アンタは本当に距離を置きたいの?」

 

 少し戸惑い、黙り込んでしまうと、中村が気を使ったのかこう言ってきた。

 

 「答えたくないなら別にいいんだよ。」

 

 「いや、昔みたいに仲良く接したいよ」

 

 「ふ〜ん。ならそうすればいいじゃん。」

 

 「でもそれで有希子に傷ついて欲しくないんだ。」

 

 「その心配は無用だと、思うけどな。後ろ、みてみ?」

 

 嫌な予感がしたので急いで振り向くとそこにはうつむいた有希子にニヤニヤと笑うクラスメート、変装した殺せんせーがいた。

 

 「一体いつからいた!?」

 

 多分オレの顔は今羞恥心で真っ赤になってるだろう。

 

 「ごめんね、如月君。ほとんど最初から聞いちゃってた...。」と申し訳なさそうに潮田が答える。

 

 「ほら、これで君の懸念も解決したでしょ?」

 

 「中村.....、ここまで計算してたのか?」

 

 「いや、正直みんなが来るとは思ってなかったんだけど...。まぁ誰のせいかは大方想像がつくよね〜」

 

 みんなの視線が赤羽に集まる。

 

 「いや〜、そりゃ転入生が中村とお茶するって聞いちゃ興味もわくでしょ?」

 

 悪びれもなくそういう赤羽には呆れざるを得ない。

 

 「それに、1つくらい秘密を共有してた方が仲間として馴染めるだろ?」

 

 磯貝にそう言われたら反論はできない。できないのだが...

 

 「ただ...、ここに有希子を連れてくる必要はなかったよな?」

 

 顔を赤らめて俯いている有希子を横目で見ながらそういった。

 

 「別に誘ったわけじゃないんだけどね、クラスのチャットに書いたら来るって聞かなくてね。いや〜、愛されてるね〜、如月君。」

 

 「くっ...」

 

 今度はこっちが赤面する番だった...。

 

 そして杉野がナイフで切りかかってきそうな形相でこっちを睨んできたのが少し怖かった。

 

 ────帰り道────

 

 「なぁ有希子、今日、家に来ないか?夕飯、作ってやるからさ」

 

 思い切ってそう提案してみた。彼女は最初、ポカンとしていたがすぐに笑顔でうなづいた。その笑顔がとても愛らしい。

 

 「あ、でもおじさんが心配しちゃうかな」

 

 有希子の父は昔からとても厳しい。しかしその心配はいらないようだった。

 

 「お父さん最近忙しくて帰ってこれてないんだ。お母さんだけなら許してくれるよ。」

 

 「なら良かった。」

 

 「しかし久しぶりだなぁ。みっくんの家。おじさんおばさんはいるの?」

 

 「いや、父さんはアメリカ、母さんはイタリアだよ。まったく、1年に2、3回しか会わないのにラブラブな夫婦だからすごいよ、うちの両親は」

 

 両親が仕事柄海外出張が多いのは有希子も知ってる。

 

 「おじさん、まだボディーガードやってたんだ。」

 

 「あぁ。帰ってくるなり『水面、稽古だ!!どれどけ強くなったか試してやる。』って庭に連れ出されるんだ。勘弁して欲しいよ。ま、そのおかげで烏間先生の授業もそこまでハードに感じないんだけどさ。」

 

 「.....。ありがとね、みっくん」

 

 有希子が立ち止まってそういった。

 

 「どうした?突然礼なんて」

 

 「この前のお礼、ちゃんと行ってなかったから。」

 

 「そっか。どういたしまして、お嬢様。」

 

 「もう!!茶化さないでよ。」

 

 何はともあれこうしてまた2人で笑い合えるのはとても嬉しいことだった。

 

 

 

 

 

 

────如月宅────

 

 「ん、美味しい♪。みっくんのチャーハン。」

 

 そう言ってチャーハンを頬張る有希子はとても微笑ましい。

 

 「そう言って貰えて良かった。作ったかいがあるってもんだ。」

 

 そう言ってからチラッとダイニングから窓を見やる。それを不思議に思ったようで有希子が聞いてきた。

 

 「窓になにかいるの?」

 

 「予想が正しければ、な」

 

 それだけ言うと 窓を開けに行き外に向かって言い放った。

 

 「いるんだろ?殺せんせー」

 

 すると「にゅやっ!?」という声とともに庭の木から黄色い生物、殺せんせーが落下してきた。

 

 「如月君、気づいてたんですか?」

 

 「そりゃあ超高速で黄色いものが行ったり来たりしてたら分かるだろ。」

 

 半ば呆れながら言った。

 

 「で?何しに来たんだ?殺せんせー」

 

 「ヌルフフフフ。生徒達の健全な付き合いを見守るのは教師の役目ですから。」

 

 「んな役目あるか!!」

 

 真面目に受けとって損した。腹いせにナイフで切りかかるも当たるはずはなく、

 「ヌルフフフフ。甘いですねぇ」などと言われながらエプロンのほつれを直される始末だ。

 

 「それにね、如月君。今夜先生が来たのは何もそれだけが理由じゃないんですよ。」

 

 「他にも何かあるんですか?」と、楽しそうに有希子がきく。

 

 「実は先生今月金欠でして、もし良かったらチャーハン頂けませんか?」

 

 もう怒りを通り越して呆れが出てくる。

 

 「はァ...ほらよ」

 

 山盛りにチャーハンを盛って出してやる。

 

 「ありがたくいただきます!!ところで如月君、嫌がらせに1粒だけ対先生弾を混ぜるのはやめましょう」

 

 バレてたか。まぁそんなんで死ぬとも思ってはいないけどさ。

 

 「ん〜。最高です。これは神崎さんが胃袋を掴まれるのも無理はな、にゅやっ」

 

 「余計なことは言わなくていいんだよ」

 

 有希子に射撃を任せてナイフで切りかかるが、まぁそれでも躱される。

 

 「ヌルフフフフ。いいコンビネーションですがまだまだ詰めが甘いですよ。では、先生は今日はこの位でお暇します」

 

 「なんだ。もう帰っちゃうの?」

 

 「これ以上お二人の邪魔をするわけには行きませんからね」

 

 チラッと有希子の方を見ると赤面して俯いている。なんか腹がたってきたから最後にラッシュをかけながら怒鳴った。

 

「なら、最初っから覗くなっての!!」と。

 

 一通り攻防を終えてからオレと有希子は殺せんせーの見送りをした。

 

 「じゃあ、私もこの辺で帰るね。」

 

 「あぁ。殺せんせーに邪魔されてあんまり話せなかったけどな。とりあえず家まで送るよ。」

 

 「隣なんだから1分もかからないじゃない。」

 

 「ま、まあな。」

 

 「ね、みっくん。」

 

 「どうした?」

 

 「明日は、私がみっくんの家にご飯作りに行っちゃダメ?」

 

 完全に予想外の提案に少し戸惑った。

 すると有希子は再度「ダメ?」と今度は少し悲しそうな顔で言ってきた。そんな有希子を見て、唐突に抱きしめたくなる衝動に駆られた。

 

 「いや、むしろ大歓迎だよ。毎日来てくれたって構わないくらいだ。」

 

 なんとかこらえながらそう答えると満開の花のような笑顔で有希子が言った。

 

 「良かった。明日から楽しみだね!!じゃあ、今日はここで。おやすみ、みっくん。」

 

 「おやすみ、有希子。」

 

 

 

 

 有希子が家に入っていくのを確認すると詰めていた息を吐き出しながら

 「有希子は、オレが守るから、だから...」と呟いた。その先はとてもじゃないが今は言えない。

 

 「いつか、きちんと伝えられる日が来るのかな...。そんな日が来ればいいな。」

 心の底からそう思った。




読んでいただき、ありがとうございます!!
天音カケルです。

前回に続き2回目の投稿ということで、今回もオリ主の水面君と神崎さんの関係、及び水面君の紹介という話で、オリジナルにストーリーを作って見ました。(グダグダで申し訳ない(><))
次回から修学旅行に入れたらなぁー、なんて思いながら試行錯誤しております。

前回、たくさんの誤字脱字の指摘をTwitterやリア友からいただき、今回こそは大丈夫と思ってはいるんですが、もし見つけたら容赦なくビシッと指摘していただければ幸いです。
また、疑問点などございましたら遠慮なく感想欄にお願いします。
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